小津安二郎「晩春」「麦秋」「淑女は何を忘れたか」
↓ランキング参加してます。クリックしてくださいかつて銀座にも名画座があった。並木通りにあった並木座。日本映画を中心に上映していた。ラインナップは豊富にあったとはいえない。黒澤、小津、成瀬なんかが繰り返し上映されていたような気がする。97年、その並木座がなくなると聞いて、あわてて足を運んだ。あまり大きな映画館ではなかった。後ろの席の前には妙な柱があった。でも、なんか味のある映画館だった。「晩春」★★★晩春 ◆20%OFF!定価 3,990円 (税込) 販売価格 3,040円 (税込 3,192 円) ファザコンの独身女性(原節子)の父親(笠智衆)離れの話。結構、この親子関係はべったりしているようで、ドライ。娘は父大好きだが、父はそこを切り捨て、自立させることのみに努力する。そんな笠さんの姿はかなり格好いい。最後に嫁を出した笠がしんみりしているショットが印象的だ。(97/2/17、@並木座)「麦秋」★★★1/2麦秋 ◆20%OFF!定価 3,990円 (税込) 販売価格 3,040円 (税込 3,192 円) 28歳で独身の娘(原節子)が嫁ぐまでの話。当時の北鎌倉、銀座の様子、電車からの風景を興味深く見た。笠智衆が原節子の兄を演じている。その前後では父親を演じているんだから、すごい。カメラは小津カットと言われる固定のローアングル。移動撮影(ドリー撮影)は5か所ほどだった。しかも、全部、登場人物を背中から撮るか、建物をなめて撮るだけ。正面からは、決して撮らない。普通では考えられないショットだ。「映画には文法はない。優れた映画が出てくれば、それが文法になるのだ」と言葉があるが、こうして小津カットは生まれた。「淑女は何を忘れたか」★★★★★DVD大バーゲン!★小津安二郎 DVD-BOX 第三集当店通常価格 24,675円 (税込) 価格 17,191円 (税込 18,050 円) あまりのモダンさに衝撃を受けた。 舞台の中心は大学教授の東京の家。2人は子供はなく、典型的なかかあ天下の夫婦。そこに、大阪から゛飛んでる姪"がやってきて、小心者のおじに女の扱いを手ほどき。叔父叔母の夫婦関係に異変が現れるという話。昭和11年の作品だが、姪っ子はいかにも現代っ子っていう感じ。小津調のカメラワーク、独特の編集のリズムが心地よい。小津調というと、畳の雰囲気、純和風というイメージが強かったが、感覚が日本人離れしている。「東京物語」「麦秋」「晩春」もいいが、この作品も一見の価値あり。ちなみに昭和12年度キネマ旬報ベストテン8位。(97/2/3)小津安二郎 DVD-BOX 第一集 ◆20%OFF!定価 24,675円 (税込) 販売価格 18,800円 (税込 19,740 円) 送料別 世界に誇る名匠・小津安二郎監督の作品集松竹 小津安二郎 DVD-BOX 第二集当店通常価格 23,500円 (税込) 価格 19,740円 (税込) 送料込 去年の日記は?2005/5/9 アドレス管理はiPAQでプラズマテレビ/ジョギング/ダイエット/モールスキン/ロディア/吉田かばん/楽天ブックスTOPへ--------------------------------------------------------モールスキン、モレスキン激安モールスキンを紹介--------------------------------------------------------