今日の地元紙の『正平調』というコラムには。。。
農家の主婦としては目を離せない内容のことが。そのまま引用させて頂きます。 『農作業の時期は地域で異なるが今は田植えがほぼ終わりつつあるころだろう。しかし、東京の中心で早くも穂が出始めている稲があった◆金融関係のビルが林立する大手町。その地下二階に、人口の光を受けて田んぼが広がっていた。人材派遣業のパソナが銀行の金庫だった場所に設けた「パソナオーツー」。温暖な環境をつくり、年3回の収穫が可能という。ほかにトマト、サラダ菜、ハーブなども栽培されている◆神戸出身の南部靖之代表が「オフィスに通うのと同じ感覚で体験できて、農業への理解と興味を深めてもらう場を」との考えで設けた。同社は農業分野への人材派遣を計画し、ここは「ショールーム」という◆日本の農業は高齢化、輸入農作物増加などの課題を抱える。1960年に比べると農家戸数は半減し、就業者数は4分の1になった。一方、今年3月、政府がまとめた農政新基本計画は、ばらまき型補助金を見直し、意欲と能力のある農家を重点的に支援する政策への転換を柱とした。新しい担い手の育成・確保も盛り込まれた◆農業は変わりつつあり、ビル地下の農園もそうした変化に呼応しているのだろう。発光ダイオードなどの光は明るく、とても清潔な印象だ。深夜でも昼間のように明るいコンビニの店内が思い浮かんでくる◆オープンから3ヵ月。地下農園には見学者が相次ぎ、農業のイメージを新たにした人も多いようだ。ただ、土や汗のにおいがほとんどしない空間を見ていると、農業はどこへ向かうのだろうとも思う。』 私自身は農家へ嫁して15年目。嫁した当時は印刷会社へ勤務していたので、そのまま勤務を続けることに。農繁期の日曜日だけお手伝いのような形で田圃へ入る程度だった。現在は午後からの仕事にはなったけど、自身に子供がいないことで、跡継ぎは夫には姪になる夫婦に。ということでいつの間にか田圃の作業も任せることにしたらしい。 大変な玉葱の収穫作業などは、夫婦の友達が手伝ってくださって、和気藹々とやっている。非農家の彼らには汗を流して働くことは全く苦にならないらしい。若いって本当に羨ましいこと。 6年前に卵巣を一つ(4月)、3年前(7月)に子宮全滴術を受けたもので力仕事は殆ど出来なくなってしまったこともあって、玉葱そのものは触っても、玉葱を詰め込んだコンテナなどとても抱えきれない私だから、玉葱の収穫作業のお手伝いも殆ど出来ない。植えるのも機械、抜くのも機械の現在、私の出番は無くなってしまったも同然。稲はというと、育苗センターで作ったのを運んで機械で植える。軽トラックは姪が運転して苗を運んでくれる。で、夫が機械で植えることに。段々と姪の旦那様も機械の使い方や、トラクターの動かし方などを覚えて担い手としては頼もしい限り。若い人は物覚えも早いし機械を扱うのはお手の物といった感じ。 というわけで、農家の主婦ながら、全く田圃とは縁が無い生活を。圃場整備が終わって初めての稲の作付けとなる実家は。。。何もかもを業者に任せてしまうのだとか。兄は洲本市住まいだし、母一人ではどうなるものでもないから、益々私の出番は。。。皆無に近い状態に。 でも、発光ダイオードを使った野菜栽培。電気代とか経費の問題はどうなんだろう。現実に問題点が無いとは思えないけど。。。