これだけは絶対に止めて欲しい!
毎週月・木曜日にUPすることにしていた“お弁当”。9月30日を以って職場を去るに当たり、今後は一体何を目的にサイトを運営して行こうかと、暗中模索状態ですが、職場へ辞表を提出し、たまたま実家がある地区の配達日でもあったこともあり、母のお弁当は私が言付かることに。 お弁当を食べ始めた母の横でそのお弁当を見て驚いた。メインの献立は豚肉の味噌炒め。そのかたわらに添える様に置かれていた貝柱のフライ。フライ物なのに、アルミカップへ入れることなく、そのまま置かれていたことに驚きを隠せなかった。元々『配食サービス』を立ち上げたときに携わっていらっしゃった管理栄養士さんなら、まずこんなことは考えられない。 私自身は、利用者さんが蓋を開けたときの笑顔を想像しながら盛り付けにも随分拘って工夫を重ねてきたつもり。それも、管理栄養士さんに徹底的に仕込まれたお陰だと思う。 確かに、お腹に入れば皆同じかも知れない。次々に口に運べば味も混ざり合ってしまうだろう。でも、味噌炒めの上にそのまま貝柱のフライを置くというのは、一体。。。? 高齢者だからこそ、見た目の工夫で少しでも食欲をそそらせる必要があるし、食べ易い切り方の工夫だって必要になる。 以前、私が特別養護老人ホームで研修中だったとき、元県病勤務だったという看護師さんが「年寄りはわけわかれへんねんから、何してもいっしょ」みたいに仰って、本当に驚いたことがある。確かに、味覚も視覚も衰えている人には、調理する側の工夫も何もかもは無駄になるかも知れない。でも、だからといって、味噌炒めもフライも一緒に。なんてことが許されるわけはない。それぞれの味つけを楽しんで欲しいからこそ献立に工夫が凝らされるわけだから。 と、盛り付けにも拘っていたのはもしかしたら私だけだったのかなぁ。余りにも酷いと思ったから、現栄養士さんに急いで携帯メールを送ったけど、ナシのつぶて。まぁ、散々迷惑をかけて職場を去る身の私の言うことなんかにいちいち耳を傾ける暇は無いのかもしれないけど。。。 正午までに利用者さんの手元にお届けしなければならないということで、調理、盛り付け作業に始まって、片付け、配達やら何やらでかなり大変なことになるけど、私の代わりはいくらでも見つかるだろうし、「直ぐに来てくださる。」と聞いて辞表の日付を9月30日とすることに。