本日付地元紙『正平調』から。。。
『海は闊(ひろ)くして魚の踊るに従い、天は空しく鳥の飛ぶに任す。広大な海では魚が自由にはね、空では鳥が気ままに飛ぶ。「天空海闊」は物事にこだわらない度量の大きさをいう四字熟語だ◆日中の国交が正常化して今年で40年になる。両国の共同声明が発表され国同士の扉が開かれた。その節目を祝う式典が北京で予定されていたが、中国側が中止を伝えてきた。「今はそんな気分になれない」ということか◆この時期、他にも行事が軒並み中止されている。人気アニメの展示会や童謡コンサート…。多くが当局の指導による決定だという。政治と文化を区別するのが外交の不文律のはずだ。政治が対立をあおれば、相手への反感はますます燃えさかる◆書店から日本関連の本を撤去する動きも出始めたと聞く。先日、本紙で日本専門誌の「知日」が中国で好評と伝えた。主筆を務める神戸国際大学の毛丹青教授に聞くと「ごく一部の動きで、全く影響はありません」。その言葉に胸をなで下ろす◆2千年以上前、秦の始皇帝の命を受けた徐福という人物が不老不死の薬を求めて中国を船出したという。東シナ海を越えてたどり着いたのが日本だと、この島国では「徐福伝説」が各地に伝わる◆領土問題は小事ではない。ただ、火に油を注ぐより、古代からのお互いに連綿と続く行き来を大切にするのが国家の英知だろう。「天空海闊」は中国の故事成語の言葉だ。』『』部分引用です。 『火に油を注ぐ』。。。全くその通りな気がして、引用させていただきました。何を言っても同じ。ではなく、聴く耳を持たない人には、やはり待つ。繰り返し言ってみる。が良いような気がします。 その時期はいつになるのかわかりませんが、日中国交正常化40年にふさわしい年にしよう。という動きは高まると信じています。