俺は全てを【パリィ】する (C)鍋敷
今日は久々に読書の感想を書いてみたい。私は今までライトノベルを結構読んでおりダンジョンシーカーやオーバーロードなどダークファンタジーものを好んで読む傾向があるようだ。ゴブリンスレイヤーはマンガだけしか読んでいないが結構ハマった。ライトノベルは感想をあまりアウトプットせずで済ませてしまっている。たまにアウトプットする時も自分の感想用ノートに書きだすだけなのでもっとアウトプットしていきたいと考えている。オーバーロードは読んだのが結構前なので再読して感想をアウトプットしてみたいとは考えているが、ライトノベル以外で未読の本が積んでいる状態なので中々動けない。積んでいる本の消化をぼちぼちやっていきたい。それでは全てをパリィする、の感想を書いていこう。主人公ノールが両親を亡くしたあと冒険者になるために山を下りて街へ行くところからスタートする。ノールは【剣士】【戦士】【狩人】【盗賊】【魔術師】【僧侶】の養成所で訓練したが全てで「適正なし」と言われてしまう。スキルはどのクラスでも最下級のものしか覚えなかったので才能がないということでどの職業にもなれなかった。ノールはあきらめて山に戻って【パリィ】をひたすら繰り返す修業をする。10年後、諦めきれなかったノールはまた冒険者になろうと街へ行き、そこでたまたま王女様のリーンがピンチになっていたところを助ける。リーンがピンチを救われたのでお礼をしたいということで城に招かれ、城にいる王様から黒い剣をもらったところで物語が動き出していく。主人公のノールは両親とともに山で暮らしており、両親を亡くした後に街へ行ったこともあるが結局山に戻って10年過ごしていたので世間一般の強さと比較できる機会がなかった。そのせいかどうかわからないがノールは自分自身の強さがわかっていないところがありゴブリン種で最上級のゴブリンエンペラーを普通のゴブリンと勘違いしたりしてしまう。実際、ノールは一定レベル以上のスキルを覚えていないのだが普通の戦士より圧倒的に強くドラゴンを手なずけたりしてしまう。例えていうなら一般の戦士が戦闘力100ならノールは戦闘力10000かそれ以上というくらい身体能力が強い。昔のマンガ「ダイの大冒険」で大魔王バーンが魔力のこもったメラを放つとき「これはメラゾーマではない、メラだ」と言ったが、それを例えに出してもいいくらい身体能力の差でスキルの弱さを埋めている。主人公ノールは自分を謙遜して強くない強くないと言っているが、周囲はノールの強さに驚愕してノールに一目置く。ノール自身が感じている強さと周囲が認識している強さに差がありすぎて話が微妙にかみ合わないというやりとりに味がある。基本的にノールが無双する話だがヒロインの立ち位置であるリーン、サブキャラのイネスやロロも結構強い。個々が人並み外れた強さのつよつよパーティーなので、最終的には魔王を倒すとか魔神を倒す展開を考えているのかもしれない。そういえば感想を書くんだった。感想かあ・・・ラノベなので当たり前だが話が難しすぎず読みやすい。他国との戦争について触れるときも物語中のキャラが理路整然と解説してくれるので頭に入ってくる。戦闘シーンの描写もゴチャゴチャして「?」となることがないので読み手にわかりやすくすることを重点に置いてくれる感じがするので印象がいい。あくまで私自身の願望だがミスラ教国編が終わったら魔王か魔神を倒す話にしてエンディングを迎えてきっちり話を終わらせてほしいなあ。人気があっても展開がだらだら間延びしてしまう小説が時々あるのにはうんざりしている。