NHK日曜美術館-あなただけのオルセー美術館
昨日拝見した番組は再放送だった様で、9月16日の番組紹介で次の様なキャプションが綴られていました。NHKとオルセー美術館の国際共同制作により8K撮影した名画を、スタジオモニターで鑑賞。小林聡美さんと細田守さんが大原美術館館長の高階秀爾さんと一緒にマネ「草上の昼食」、ゴッホ「星降る夜」などおなじみの作品を高精細ならではのアップでじっくり見る。と、今まで気づいたことのない細部や質感がどんどん現れる!オルセー美術館には1992年、1998年の2回、訪れましたが、1992年は湾岸戦争の影響もあったのか半分は休館となっていましたので、実質は1回となります。オルセー美術館は、日本人になじみ深い印象派の絵画を中心とするフランスの新しい国立美術館で、廃線となった鉄道駅を改修して1986年オープン。そのコレクションは、フランス2月革命の起った1848年から第1次世界大戦の1914年までを一応の目安として、絵画をはじめ、彫刻、装飾工芸品、写真、版画、建築、都市計画など、あらゆる視覚芸術が含まれている。ゴーギャン畢生の大作「我々はどこから来たのか,我々は何者か,我々はどこへ行くのか (D'ou venons-nous? Que Sommes-nous? Ou allons-nous?)」はボストン美術館に所蔵され、スーラの点描画の傑作「グランド・ジャット島の日曜日の午後」はシカゴ美術館に所蔵されています。シカゴ美術館には日本の国宝「源氏物語絵巻」もあった様ですが、人類の財産として大切に所蔵・保管されているのであれば、何処にあっても所有権云々で返還で物議を醸す必要は無いのだと思っています。