米国航空宇宙学会AIAAから発表論文募集メール来状
今朝、メールを開いてみますと、米国航空宇宙学会(AIAA)から論文募集のメールが届けられていました。1990年代には、通産省(当時)や科学技術庁(当時)は、航空宇宙領域を日本重工業の将来の柱とすべきと風潮が強かったのです。その頃は、官庁の縦割り意識が強く、宇宙領域では総務省の宇宙開発事業団(NASDA)、科技庁の航空技術研究所(NAL)、文科省の東大宇宙航空研究所(ISAS)とばらばらで、将来に向けて国力を統一すると言う姿からは程遠い状態でした。その頃、社内転籍で、新しく航空宇宙試験設備を整備する部署担当となりましたので、国内海外に、広く技術成果を発表しようと、社内研究所を巻き込んで叱咤激励したものでした。CVL Application for Supersonic Wind Tunnel of Blow-Down TypeAIAA 94-3257 July, 1994Development of Erosin Testing Facility of High Enthalpy TypeHigh-Temp. Material '92 Dec., 1993Development 0f Ultra-Hypersonic Shock Tunnel for Aerodynamic TestIHI Engineering Review Apr., 1993Development of Hypersonic Shock TunnelIHI Engineering Review Sep., 1992High Enthalpy Wind Tunnel for Erosion Testing of Advanced MaterialsAIAA 92-3888 July, 1992Principal AuthorになったりAssociate Authorなったりして、川崎重工や三菱重工、富士重工連れ立って、米国航空宇宙学会(AIAA)に出掛けたものでした。2000年に退職してからは、AIAAにも行くことはなかったのですが、2001年にはSenior Memberの証書が郵送されて来たのでした。今では隠遁の高等遊民生活、論文構築も遠き思い出となりました!