ニュージーランド南島でマグニチュード7.8の地震
2011年2月22日にニュージーランド南島の地震で、大きな被害を受けた都市クライストチャーチに又地震が発生してから5年経ちました。今回は都市直下型の地震ではありませんが、地震の大きさはマグニチュード7.8だそうですから、前回のマグニチュード6.1に較べて、10^(1.5*(7.8-6.1))=355倍も大きな地震です。前回は、直下型で建物の崩壊が酷く、語学留学生の日本人も多く亡くなりましたし、ランドマークとされた大聖堂も崩れ、耐震不安から再建が断念されたのでした。今回は、カイコウラの海岸では津波も観測され、土砂崩れで道路寸断被害も報じられていまして、被害拡大が心配されています。ニュージーランドの南島で11月14日午前0時2分(日本時間13日午後8時2分)頃、マグニチュード7.8地震が発生、震源深さは23kmとアメリカ地質調査所が発表した。BBCによると、震源はクライストチャーチからおよそ95kmの地点。AP通信によると、震源からおよそ200km離れた首都ウェリントンでも強い揺れを感じ、現地では強い余震が続いており、一部地域では地割れや停電などが報告されている。ニュージーランド南島の北東部沿岸では津波の第1波が観測された。防災当局は津波に警戒する必要があるとして、海岸沿いの住民に避難を呼びかけている。また、震源付近では場所によって3m~5mの津波も予測されるとして、高台に避難するよう呼びかけていて、太平洋津波警報センターによると、震源近くの街カイコウラの海岸で最大およそ1m50cmの津波を観測した。