頭ヶ島から日島へ
台風による欠航で1日遅れの7月20日に、来島してくれた友人が新上五島町の最南端から最北端に行ってみたいと言うことでしたので、7月21日は南端の奈良尾郷から北端の津和崎郷まで案内致しました。レンタカーはその日限りで返さなければいけなかったのですが、電話確認した処、カーナビ装備のない車でしたら、車を交換して更に1日貸して貰えることになりました。7月22日は、東端から西端まで行くことにしました。前日には運転者も友人を追加しましたので、適宜交代しても良く、殆ど友人が運転し、私は助手席でナビゲーションすることと致しました。頭ヶ島にあった上五島空港は2006年3月に閉港となりましたので、もう5年も経過したことになります。私と家内も2006年2月が最後で、それ以来来ていませんので、やはり5年ぶりです。空港から赤い頭ヶ島大橋が見える景色は、やはり見応えのあるものでした。近頃観光客の多くなった頭ヶ島教会を見て貰い、有川を通過して浦桑商店街で昼食を取るべく戻る途中、頭ヶ島大橋の下の潮流はまるで川の流れの様に急流となっていました。五島うどんを昼食で楽しんだ後、国道384号線を青方から白魚分岐点まで使い、白魚線で若松大橋を渡って若松島に入ります。此処は昨年5月に家内の遺骨を散骨させて貰った処でもあります。写真撮影の一休みをし、若松港には向かわず、日島(ひのしま)に向かいます。途中は人家も少なくなり、海の青さと山の緑が一際綺麗に見えました。有福島、日島共に、若松島から独立した小島なのですが、コンクリート突堤で繋がっていますので、車で行くことが出来ます。4名で来ましたのは10年も前のこととなりました。鎌倉時代から自然石板碑で構成された曲個墓群、墓地としては海岸に打ち捨てられる様に見える奇妙な感じがしますが、リアス式海岸では平地が少ないことから、この様な古墓が造られたのだろうと思われます。