ビロキシ(Biloxi)-ミシシッピー州の海岸リゾート
ビロキシ(Biloxi)はメキシコ湾岸の海岸リゾートとして知られていますので、遠い昔家族で出掛けたルイジアナ州ニューオルリーンズ訪問後、足を延ばしてミシシッピー州まで行ってみることにしたのです。アメリカの雨季は11月から3月迄、1月初旬、到着した夜には冷たい雨が降っていました。翌朝には上がっていたのですが、時期は冬、不幸にもアークティック・フロントがメキシコ湾に下って来ていて、海岸は寒くて散歩出来ませんでした。アパラチア山系に防護されるフロリダ州と違って、テキサス、ルイジアナ、ミシシッピー、アラバマには北極からの寒冷前線がメキシコ湾まで下がって来るのです。1983年1月、誰もいない海岸で防寒服を着ていても寒かったのです。22年経過した現在息子達は家を出ましたので、懐かしい写真となりました。ビロキシ(Biloxi)はインディアン語で「最初の人達」と言う意味で、1719年から1723年迄、フランス領ルイジアナ地区の首都だった様です。その後首都はニューオルリーンズに移され、ビロキシの所領はヨーロッパ各国の争奪の地となり、フランス、イギリス、スペインの統治下に入り、西フロリダ共和国から最終的に米国連邦政府所属となりました。そんな歴史から、各国の文化が混在しているとされています。ルイジアナ・ミシシッピーの両州は賭博ビジネスが許される州ですので(テキサス州は禁止で賭博場、競馬場等はありませんので、ギャンブル好きな人は州境を越えて行って楽しみます)、現在はカジノも設けられ海岸リゾートとして益々発展している様です。しかし、今でも漁港として海老、牡蛎の荷揚げが多いそうです。インターネットで見つけ、スキャンした写真です。冬以外はやはり快適だと思います。砂州の突端に見えるビル群がカジノホテル群、22年前は無かったと思います。