多摩川大丸堰は濁流被害が顕著
雨が上がって、少し薄日も見えましたので、多摩丘陵を下りて、多摩川関戸橋付近に行ってみました。下流の川崎市や東京都大田区では、堤防決壊は無かったものの、堤防を越える洪水被害が、中流域ではどうだったのかと心配したのです。関戸橋から大丸堰までは、河川敷が広く、其処に広い遊技場や散歩道が整備されて、家族の憩いの場となっていたのですから・・草地の多かった河川敷は、濁流の砂・泥で茶色に変色していて驚きました。中流域とは言え、水源地奥多摩湖の小河内ダムの緊急放水の所為で、水位が上がって関戸橋でも、橋桁ぎりぎり迄濁流が暴れていたらしいのです。其処から少し下流の大丸堰は、草地でピクニックをして、水遊びする家族連れが多くテントを張って楽しんでいる場所でしたが、茶色に変色していました。流木やごみも、クルミ林の根元に高く堆積していて、家族連れも見えませんでした。それでも、79名の死者を出し、河川決壊で多くの被害を出した被災地に比べれば、被害程度は軽微なものだと思われました。