野田琺瑯ドリップケトルIIを買い増しする
家内が琺瑯容器を好きだったこともあって、湯缶や鍋が残されています。特に、野田琺瑯ドリップケトルII は注ぎ口が細く、珈琲を入れるのに最適ですので、今でも毎日使っています。家内が亡くなって10年、火に掛けたことを失念して、空焚きしてしまったことは複数回あって、琺瑯が欠落してしまった事故と言うか認知症行動がありました。琺瑯が欠けていない部品を合わせて、何とか使っていますが何となく侘しく、買い増しすることにして、聖蹟桜ヶ丘の京王アートマンに行ってみましたが、商品棚に陳列されていないのです。複数回此処で購入したのですが、人気が無く撤去されてしまっていた様です。仕方なく、ネット通販で検索してみますと、4,500円(税抜き)製品が3400円(税込み)、尚且つ送料無料となっていましたので、購入することにしました。左にあるホワイトの蓋とキャメル色のケトルは未だ使えそうですので、無駄な買い物だった様な気もしますが・・豊富なカラーバリエーションを揃えました、強いけれど錆びやすい鉄と、美しいけれど壊れやすいガラス。その2つを融合させた「琺瑯(ほうろう)」は、酸や塩分に強く、食材の味を損ねることなく保存ができ、さらにそのまま直火やオーブンにかけることができます。調理器具から保存容器、さらにはそのまま食卓に出す器まで、1つで何役もこなすことができる万能な道具なのです。栃木県に工場を構える「野田琺瑯」は、今年(2016年)で創業82年。琺瑯づくりの全工程を自社で行うことができる国内唯一のメーカーです。戦争や琺瑯業界の長い不況などを乗り越え、廃れるばかりと思われていた琺瑯を現代の台所の定番にまで押し上げた原動力は、「琺瑯が好き」と言うシンプルな想いでした。