日産の代表取締役会長カルロス・ゴーンの犯罪
日産自動車の奇跡的な業績回復を成し遂げたカルロス・ゴーン氏は、どうも飽くなき金権主義者で、会社資金・資産の私的流用にも余念がなかった様です。企業再生の救世主が犯罪者の烙印を押され、将にグレアム・グリーンの描く「落ちた偶像」となりました。50億円還流や会社資産の私的流用の協力者とされる腹心の部下が司法取引で、事件の核心を暴くとされていますので、早晩その詳細が明らかとなるのでしょうが、何故コンプライアンスが働かなかったのか何とも情けない事案です。欲深き 人の心と降る雪は 積もるにつれて 道を忘るる経済界にしろ、政界にしろ、永年に亘る独裁体制は腐敗を生むのは真実の様で、安倍氏の自民党総裁3選は許せるにせよ、中国の習近平国家主席が10年任期を撤廃して永久独裁体制を固め、反対派粛清を進めているのは許せないことだと考えています。日産自動車の代表取締役会長カルロス・ゴーン容疑者が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで逮捕された事件で、共に逮捕された側近で代表取締役のグレゴリー・ケリー容疑者が、法務担当の外国人執行役員ら複数の部下に虚偽記載を指示していたとみられることが関係者への取材で分かった。この執行役員が、ゴーン容疑者が無償で利用していたとされる海外の住宅の購入に関与していたことも判明。東京地検特捜部は執行役員らとの間で司法取引に合意しており、事情聴取するなどして虚偽記載の経緯を詳しく調べる。