アメリカでの調査旅行1982年春ミネソタ州
ミネソタ州は「数多い湖の地(Land of 10,000 Lakes)」と呼ばれ、氷河湖が散在していることで知られています。ベミジ市(City of Bemidji)はそんな雰囲気に溢れた街で、近郊のイタスカ湖(Lake Itasca)はアメリカ最長のミシシッピ川は源流地ともされる、豊かな自然に囲まれています。此処を訪れた発端は1972年初春、米国GE社の紹介で、Great Lakes Transmissionと言う天然ガスパイプライン会社のブースタステーション(Clear Water Station)を、単独で調査見学する為でした。その後、1977年初春に同僚と再調査、1982年初夏にも圧縮機設計者を引率して見学することになりました。この写真は、1977年初春に巨人ポール・バニヤン(Paul Bunyan)と青い大牛(Babe)の記念像の前で撮ったものです。ポール・バニヤンはアメリカ入植者たちの民間伝承に登場する巨人、ベイブという巨大な大きい青いウシを連れている。アメリカにある沢山の湖や山、川などは彼が造ったとされる。五大湖を水で満たそうとして水を運んでいたとき、ベイブが桶をひっくり返したので、慌てて川をつくり、水害を食い止めたのが現在のミシシッピ川なのだという。ベミジ市にはポール・バニヤンとベイブの像が飾られている。