理科的な内容に興味をもつ
テスト作りました。実施しました。採点しました。色々反省することはありますが、私はやや癖が強いテストの作り方をします。大学などが欲しいという学生像は「興味をもったことに自主的に取り組む学生」「実験などの手先が器用な学生」「基礎学力に不安がない学生」逆にコイツはいらねえという学生像は「基礎学力が足りない学生」「基礎学力が暗記にとどまり、応用力がない学生」←頭でっかちという。「興味・関心から引き出さないと動かない学生」じゃないかなあ・・・と思っています。で、興味・関心が強ければ、教科書・論文ぐらいは勝手に読むようになるので、興味・関心・行動力>基礎学力 の順に重視されるのかな?と思っています。実際、上位校ほど単純な知識よりは運用力を聞いてきますし。えこひいきと見られずに興味・関心を測る方法として、☆実験レポートが充実しているか☆テストに出題した時事問題に答えられるかを毎度やっています。ええ、今回の時事問題はもちろん「ノーベル化学賞」です。目下の悩み。それは、私特有の癖がある時事問題に対して、進学クラスの学生は非常に質の高い答えを出してくる(生徒さんが結構多い)のですが、特別進学クラスの生徒の傾向が二極化することです。基礎学力は十分あるが、「興味・関心から引き出さないと動かない学生」とみなされそうで、困ったなあ。時事問題に関しては定期テストに出題する以上、全クラス平等に情報を流しているつもりなのですが。環境問題、新エネルギー、ノーベル賞。次は鉱山での安全管理とか。生物多様性条約は生物か。「はやぶさ」くんの中身の分析方法も非常に興味がある。じゃあスプリング8か。それとも、そんなことを高校の理科のテストで聞くことが間違っているのか。教員の意見もぱっくり割れます。「いいじゃん、聞いちゃえ。ノーベル化学賞受賞に興味がないなら理系じゃないよ」という先生と組んでいるので、今は聞くことができます。あ、もちろん、90%は教科書の内容を順当に聞くだけのテストです。そこまで末端の人間が逸脱することはできません。基本に忠実に、個性は小出しに、というのもありがたいアドバイスです。