漢字能力検定協会のお話 英検・数検との費用比較
大阪府の小中学生に対して漢字検定の無料化を検討しているそうですが、それよりは準2級以下の検定料を下げるほうがいいと思います。漢字能力検定1級 準1級 2級 準2、3級~7級 8~10級 5,000円 4,500円 4,000円 2,000円 1,500円 STEP 英検検定料(本会場の場合)1級 準1級 2級 準2級 3級 4級 7,500円 6,000円 4,100円 3,600円 2,500円 1,500円 5級1,400円数検1級 5,500円 準1級 5,000円 2級 4,500円 準2級 4,000円 3級 3,500円 4級 3,000円 5級 3,000円 6級 2,500円 7級 2,500円 8級 2,500円 英検の場合は4級と5級はマークシートだけだけど、3級からは面接試験があるから、試験コストが高いと思うんです。確かに漢字検定はマークシートにできないけれど、簡単な級なら採点者も割りと安く集められるはず。公共のもの、という観点で考えるなら、高校入試の加点対象になる準2級までの試験料を下げるのがいいと思います。受験するのは義務教育の子供が多いから。数検の検定料が他のものに比べて高いのは受験者数の問題ですね。数検 2007年度 328000人英検 2007年度 2397087人漢検 2007年度 2716711人 でもこうしてみると案外漢字検定って安いんですね。確かにテストも他の検定に比べるとコストがかからなさそうだし、受験者が多くてスケールメリットも出るから、割安とは言えそうです。中二までにそれぞれ3級を受けるとして、英検 2500円、漢検 2000円、数検 3500円だから漢検の費用対効果は高いなあ。うちのクールボーイは昨日数検の準2級に申し込み、私も付き合いで準1級に申し込みました。実は隠れたコストなんですが、数検は参考書が非常に安いのです。確かに問題集は「漢字学習ステップ」も「受かる!数検準2級」も1050円ですが、ステップは毎年のように改訂するので、古書が使えず、毎年新しいものを買わないといけません。数検はその点、内容が比較的オーソドックスなので、古くても使えますし、教科書を使うこともできるので、割安です。英検はご存知のように問題集+リスニング用CD+単語帳とテキスト類だけで3000円を軽く超えます。教科書だけでは対応できませんし、コストだけを考えると割高と言えます。そりゃあ、漢字検定を受ける人が増えるわけですね・・・。準2級漢字学習ステップ改訂版受かる!数検準2級英検準2級全問題集(2008年度版)