読書メモ
夏休みになって、ようやく教科書以外を読む余裕ができたので、色々読んでみました。新・学力への挑戦数学で、理科ではありませんが、「教科の本質を実験を通じて伝える」という点で学ぶことの多い本です。また、微分・積分は物理の基本でもありますので、微積分のアプローチや確率の教材は非常に参考になりました。教育方法学教育の神様と呼ばれている佐藤学先生のご本です。まだ読了していませんが、まさに「方法」を模索しているのでとても参考になります。内容は教育原理+教育心理学+佐藤先生の実践という感じです。習熟度別指導の何が問題か「学び」から逃走する子どもたち学力を問い直すが佐藤学先生のブックレット3部作かな。これは一冊だけ読んでも佐藤先生の真意は分かりません。三冊読んで、初めて「教育を考えるときに個人の実感をもとに方針を決めると間違いが多い」とか「公教育と私教育では目指すところが違う」とか、目からうろこが落ちる主張を色々拝見できます。精神論的には本気の教育でなければ子どもは変わらないなかなか遅刻をする生徒さんの家に泊まりこむまではできませんが、徹底して生徒さんの利益になるように、目標を数段階に分けて明確にするように、という方針はとても参考になります。そして、 原田隆史 先生のやり方はつまみ食いしてもダメでしょう。それこそ本気でないと。うーん。そこまではできないなあ。頑張るけど。若い教師の成功術もとても参考になりました。強制は嫌だったんですが、適切な統率をしなければかえって生徒さんは迷い、不利益をこうむるということが分かりました。私は好かれるのは仕事ではなく、化学の学力を上げるのが仕事なので、嫌われてもいいことにします。そして、方針は早期に決定し、徹底する。シリーズ明日の教室(第1巻)も授業運営にとても参考になる本です。上司のための戦略的ほめ方・叱り方は生徒さんを叱らないといけない場面の対応に参考になります。とてもいい生徒さんたちなので、叱る必要がある場面は滅多にないのですが、それでも「叱り方」を落とし込んでおくことは参考になります。その場で、すぐに、短く、叱る。そして、行動を叱り、人格はほめる。人格をけなすなんて、いやですよ。それはしなければいいんですね。大勢の前で叱ってもよいか、一人だけ叱るか、といえば、私は一人だけ呼んで叱るのが好きです。人前で叱られると余計なダメージが大きいでしょう。あとは会社のルール実は私はままごとが苦手だったので、男のルールも女のルールも両方分かりません。アメリカの本なので、じかに日本に当てはめるのは無理がありますが、仕事を進める上ではとても参考になりました。上司には絶対服従。自分の意見は"Yes,and・・・"で、きっぱり言う。まあ、非常勤なので、前半分は実行できても自分の意見など言ってはいけませんな。出世する気はないけど、次の仕事がある程度に上の人には好かれないといけないなあ。明確に、明快に、職務に忠実に。よし、明日も頑張ろう。