陽の現象として生まれたのが資本主義です。
すっかり秋の気配が・・・、 夏のお疲れはでていませんか? ご訪問ありがとうございます。 爽やかに、モーツァルトをどうぞ!★ ピアノコンチェルト No. 21, アンダンテ (8分8秒) 明日は、総選挙の投票日です。 期日前投票ですか、もう投票は済ませて来ました。 (笑い) 投票日当日、鑑定の仕事が飛び込んでくるかもしれないので、、、 たぶん、政権交代でも、更なる大きな失望の渦が続くでしょう。 もちろん、いろんなものが渦巻いているからですが、 それはまず、国内の政治の問題の渦。 次は、政党だけの問題ではなく、自由主義経済の行き詰まり、リスクを管理できるというのがウソだった金融工学の限界などに見える現在の資本主義の混乱の渦です。 このままでは地球が滅びる方向へ行くかもしれない、 今の資本主義では、地球が救えないという認識からくる失望です。 資本主義は人間の英知 『 陽 』 が結実したものですが、そこから派生した枝が分れ分かれて、あの " 分らなくなったぁ~" ですよ。 (笑い) 『 陽 』 である英知の行詰まりです。『 陽 』 は、「偽」という意味があります。 ウソということです。 時間がたてば変化して、内容がなくなる、英知の結晶である思想自体が時代に合わなくなる。力が消失してしまう、人間をかえって不幸にするということです。金属疲労に似せて、思想疲労とでもいいますか・・・これからは、次なる新たな 『 陽 』 の英知を結集して、 資本主義に変わる次なる生産交換システムはあるのか? 資本主義を超える別の選択肢は可能なのか? 地球全体を一つの命と捉える新しい資本主義の模索へ収斂していくものと思います。 ステージはこれから中庸へと向かうべきです。 そのためには、『 陽 』 の行き過ぎを謙虚に反省し、無駄な枝と、古い枯れた花実(過去の成果)を捨てる時です。 私達の生活のサイズを小さくして、 無駄を止めて、命を中心の考え方へ、 『 中庸 』 へ。 選挙のお話から、なにか長い前置きになってしまって、、、 (笑い) 陰陽学の「 女性の生き方 」編、今日で最後です。易経は、変化の書という意味でしょうか、 学問的には、The book of changes と翻訳されます。 たしかに、易経は時空に亘る変化を哲学するものです。 『 易 』 は、宇宙の運行を時間軸に移り変わる変化を追求し、 ある時の空間の多方面からの見方の変化を追求します。易の三義の第一の意味は「 変わる 」 ということです。 その変転してやまないそのものを(化)といい、自然も人生も絶えず変化する。これを大いなる化と言います。 『 大化の改新 』です。 しかし 「 変わる 」 ということは、その根本に変わらないものがあって初めて変わるのですから易の第二の意味は 「 不変 」 です。 自然は原則に基づいて変わっています。その自然の変化を洞察し自覚する。その変わっていくことに自分から積極的、意識的に参加し、共に変化していく。これを 「 化成 」 と言い、易の第三の意味です。 ところで、現代科学のなかで変化を扱う学問は数学ですが、 自然科学の数学は、私たち人間社会のことを、変化するものとしてほとんど扱っていませんよね。変化する自然と人間が二元論=バラバラですから扱えない?関数にならないのですね~ 残念なこと・・・ 易のすばらしさは、この現実をあくまでも対象にしていることです。 この現実、そう、変化するのは、宇宙や自然だけではないのですよ。 地球温暖化だけではありません。全く、人間も変化しています。 男と女の役割をひっくり返したような生き方は、避けなければ。 そうでないと、自分の人生と家族を不幸にするだけ・・・・・ 陰の創造性の弱体化は、さまざまの現象を引き出します。 たとえばその内の一つ、男性的な活動性の高い女の子が生まれ、逆に、やる気の乏しい男児が産まれて来ます。 このことを肝に銘じてほしいのです。 女性はやさしく、かしこく、かわいらしく、 貴女がたくましい 「 根 」 になることを祈っています。 青字の部分は、安岡正篤 著の『 易と人生哲学 』のなかから引用、参考にさせていただきました。