この世の謎が一つ解けたたような、その時、そういう感動でした。
写真提供:侘助470さん http://plaza.rakuten.co.jp/wabisuke470/あけましておめでとうございます! 今年も宜しくお願いします。暦では、一月の小寒、大寒が過ぎると2月は、立春。 季節は春に向かって流れています。 ここの桜の葉が散るのは遅く、12月半ばまで葉がついていましたが、 落ち葉を拾って枝を見ると、春を待つ新芽がもう出ていました。 " こうして自然は、春の準備を済ませてから冬に備えるのだなぁ " 生命の継承というのか、自然の命の用意周到さに驚き、感動しました。 このように一年を巡る四季は、昔から暦に書かれた通りです。 でも、巡る年に配置された十二支・干支は、四季の暦ほどに実感されていないでしょう? ただ、なんとなく寅年、辰年と言うくらいですね。 今日は、私の不思議な体験を記事にします。 この体験が直接的には、私が東洋学へ興味を持ち、自分の生まれた国、民族の昔からの考え方の価値に目覚める切っ掛けになりました。 時は、進学塾を始めて数年が経った頃です。 20代から始めて、運良く生徒数は伸び、仕事に忙殺されていた頃です。 教育に携わった方でしたらお解かりになるでしょうが、 集中してやっているといろんな事が分かってきます。 生徒を見れば親の顔が分かる、と言います。何年か生徒に揉まれますと、その生徒の後ろにいらっしゃる両親の顔が解かって来るものです。 親の親の顔まで分かるようになって来ます。 あ、この子の母親はこんな人? 父親はこんな方だろう、、、、と。 この生徒の母親は、こういう育てられ方をされたのだろう、、、等、さまざまの生徒が私の前を往来し、ある時、ある事に気がつきました。 一つの学年の子供たちは、大きく二つに大別されるかたまりがある。 それは多数派と少数派の2種類です。 どの学年もその多数派と少数派を見分けられるようになりました。 それから2,3年、学年によって違うんだなぁ~という印象を長く持っていました。 その後、ある年の中学一年生のクラスで、 その際立ちが、よりはっきり区別がつくようになりました。 これはどういう《 ククリ 》 の違い? 何の違いなんだろう? その生徒達は幼児からの付き合いで生育歴も私の胸の中にありました。この違いは血液型? 家庭の父系?母系? 仕事を離れても頭の中に、、、えと? 干支(エト)の区別?そういえば、少数派は1~3月生まれ! 早速、入塾カードに記入してある生徒の生年月日にあたってみます。 鳥肌が立つ思いでした。 あってる! 合ってる、、、 学年の多数派が寅年で、早生まれの翌年の卯年が少数派! もちろん! すぐに他の学年も自分の感覚で分けて調べてみました! ほぼ、見分けていた通りでした、、、 よく言霊といいますが、昔からある言葉は、意味もなく昔人が作ったわけではなくて、字形そのものや、音そのもの、言葉そのものが、ある事の実態を表しているのだという事に気がついたのです。 何ひとつ取っても、いい加減な言葉はないのですね。 この世の謎が一つ解けたたような、その時、そういう感動でした。 当時は、干支なんて、漠然と " 今年は○年 " と言う程度で、何か意味があるなど考えたこともなかったのです。 以後、初めての人に会った時、○年生まれですか?と聞くとほぼその人の干支を当てられるように、、、、、 塾の生徒のおかげですね! 同じ生徒が何年間も彼らの裸の感受性で私を毎日こすってくれて、眠っていた感覚が呼び起こされたのかも知れません。 その当時の私は西洋カブレの戦後教育にどっぷり染まり、西洋に憧れ、 まさに西洋ルツボの中の私に、干支を気づかせてくれて! なぜ? 今でもNAZOです。 それを境に東洋にUターンしました。 干支には、ひとつひとつの意味がありますが今回はそれは省きます。 昔からある言葉はおろそかには出来ません。 現代人の私たちの感受性のある部分が退化してしまっていて、自分の意識に取り込まれ難い事も、この世界には多々ありそうに思います。自然は、素直に臨めば、かならずそれにふさわしい答えの扉を開けてくれる、そう教えられた体験でした。 今年一年が、皆様にとって、かけがえのないものに満たされる、 そういう幸福な一年になりますように、、、、、 アバターを作ってみました!!少しづつ進化させようと思います。 お楽しみになさってください。