宇美志免歩行ー4-
細い路地が宇美八幡宮の裏道であることは朱色のものが目にはいってきたとき気づいた宇美八幡宮長男と二男がうまれたときは石ころに名前を書いてこの神社にもってきた30年前のことだ今でこそ宇美八幡宮の由来についてはそこそこに詳しいが30年前の僕はなんで石ころに名前を書いてここに持ってくるのか疑問でならなかった全部妻の指示通りに動いたに過ぎない宇美八幡宮にはなんども来ているが表の駐車場に止めてからしかここに来たことはない裏道を歩くなんて発想すらなかったでもなんの因果か僕は宇美八幡宮の裏道を歩いていた 余談であるがこの時点でオリンパスSZ-14を落としてズームがスムーズにいかなくなったというか壊れかけていたのでリセットしたら日付けが消えてしまったのだ ここを「こいみち」と名づけてあったがたしかに綺麗な道だったま僕にぴったりというか美女と歩いたら恋愛小説が書けるような道だった 「子安通り」はなんとなく理解できるが「こいみち」はよからぬ恋を連想してしまたこんなに自由に道に名前がつけられるのならば「うわきみち」「ふりんみち」もあっていいと思った