我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

[故郷の味（第２、第３の故郷を含む）] カテゴリの記事

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• 十兵衛、武蔵、千葉真一

  あぁ、今日も食った飲んだ。せっかくの休みなのに今日も早朝から目が覚める。朝食は、御飯、黒胡麻ふりかけ、ウィンナー、ヤクルト、プーアル茶。ZAZIEの散歩に出たら暑い。Ｔシャツに半袖の薄いシャツを引っ掛けただけなのに、汗ばんでくる。今年の夏も暑くなるのだろうか。昼は妻がなにか食べに行こうというので、恵比寿の中華屋に出かけてみた。目的の店の手前で、一滴八銭屋を発見。西新宿で働いていた頃のお気に入りのうどん屋だ。もう３年半以上食べていないが、時々ここの元気玉や黒肉、白肉うどんを食べたい衝動に駆られる。ただ、ここでうどんを食べてしまったら恵比寿まで来た甲斐がない。目的地は胡同四合坊という名の店。路地の長屋というような意味だろうか。薄暗くて無造作な内装にスローなジャズが流れているお洒落な店。ジャズなんかじゃなくてステレオタイプな中国の音楽を流してくれた方が気分が出るのに。今日は北京ダックが食べたい気分だったのだ。ちょうど上手い具合に北京ダックのランチコースがある。駅から数分歩いただけなのに暑くて仕方ない。よって、まずは青島ビール。ちょっとぬるい。前菜は、そら豆とたらの芽、蒸し鶏、筍。次に酸辣湯。そして北京ダック。まぁ、お手頃な価格のランチコースで出すものだから味を追求するのは野暮というものだが、それでも久々の北京ダックに舌鼓。噛んだらジュワーっと、えもいわれぬ香ばしい油が口中に広がるような北京ダックを食べるなら、やはり最低でも３倍ぐらいのお金を払わなければならない。青島ビールをもう１本。私は素揚げした鱸の葱ソース、妻は茄子の炒め物をチョイス。鱸は随分とボリュームがある。茄子は少し醤油の味が濃い。かめだし紹興酒。ハマグリの麺。昼なのでそろそろお酒はやめて、鉄観音。デザートに雑穀のぜんざい。様々な穀類がすこし微妙な歯触りでいい具合だ。腹が膨れた。帰宅して昼寝。目覚めてそれほどお腹も空いていなかったが、娘は空腹なようなので食べることにした。焼き穴子、筍、焼きイカ、枝豆、雑炊。穴子と筍は妻の実家から今日届いたもの。瀬戸内の穴子はやはり美味しい。酒はベルギービール、シメイのプルミエール。食後に、柳生十兵衛七番勝負を見る。ＮＨＫの時代劇ではおなじみの村上弘明が十兵衛を演じている。村上弘明じゃスマート過ぎて野性味が出ないのではと思っていたが、なかなか堂に入ったもの。と、思っていたら今日の回には宮本武蔵役で千葉真一が出演。柳生十兵衛といったらやはり千葉真一である。魔界転生で、エロエロなんたらと呪文を唱えるジュリーを、千葉真一演じる十兵衛の刃が迎え撃つ。あれからもう２０年は過ぎたと思うが、未だに我が国の俳優で剣豪といえば千葉真一の右に出るものはいないだろう。村上弘明と打ち合うシーンでも、千葉真一の動きそして切っ先の鋭さが際立っている。そのうち七番勝負のＤＶＤが出たら買おう。満腹、満腹

  2005年04月29日

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• 丸の内倶楽部・ジンギスカン倶楽部

  あぁ、今日も食った飲んだ。朝食は、ガーリックバターパン、ミルクティ。今日は昼も夜も予定が入っているため、なんだかそわそわして、仕事が捗らない。１１時過ぎには会社を抜け出し、丸の内オアゾに向かう。オアゾは外観は何度か見ているが、入るのは初めて。レストラン＆ショッピング・ゾーンはビルとビルを繋げた広場風の空間になっていて、ちょっと面白い。今日は、東京駅周辺に勤務する大学院時代の仲間の昼食会。元々は丸の内勤務の３人で始めたようだが、今回は私ともうひとり日本橋からも参加。残念ながら丸の内トリオのひとりは出張のため欠席し、今日は４人。店は、今日の幹事である韓国人の弁護士が秘書に予約させたというThe Orchidという中華料理屋。一番安い１２００円のランチセットは限定３０食。その上、やや寂しい内容。アラカルトのメニューを見ると、これまたお話にならない。お粥に鰻丼並の値がついている。結局、１８００円ほどのセットにした。前菜にクラゲ。次は豆腐と海老の蒸し物。コンソメのジュレのようなものを載せて蒸したのだろうか。少しトロミの残ったスープが美味い。イカとキノコの塩炒め、鶏唐揚のトマト甘酢和え、御飯、スープ。そして最後に焼きそば。デザートに杏仁豆腐。パンチに欠けるがどれも上品な味。コストパフォーマンスは非常に良い。飲み物はお茶。皆真面目だ。誰もランチビールと言い出さない。支払いの段になって、幹事が「今日は私が支払います」と言う。３人で食事会をしていたときに順番に払うことになったらしく、今回は彼の番。しかし、人数も増えたし、今回のように単価の高い店になると、サラリーマンには負担が重そう。割り勘を提案したが、譲らない。ひとりが「韓国人は、一度、今日は自分に払わせてくれと言いだしたら、絶対に譲らないから、ご馳走になろう」というので、言われるままに、「ごっつあんです」。午後もあれこれしているうちにあっという間に過ぎ、夕方、終業のチャイムが鳴り、ノー残業デーを告げるアナウンスと共にパソコンをオフ。同じ事業部の数名で連れ立って池袋に向かう。会社が銀座にあるので、飲むのも殆んど銀座。せいぜい新橋である。わざわざ銀座を脱出して池袋まで行くなんて実に珍しい。今日は、同じ事業部の北海道出身者が集まった第１回道産子会である。会場は当然ジンギスカン屋。調べてみると、都内にジンギスカン屋が随分とある。その中からなぜか池袋の店がチョイスされた。幹事曰く「安くて、焼酎が充実していて、予約がきく店って少ないんだよ」。焼酎というのは幹事の好みの問題だ。総勢８名。同じ事業部といっても９０人ほどいるし、まったく違う仕事をしているグループも少なくないので、顔は見たことがあっても名前も知らない、口を利くのも初めてという人が半分。残りの半分も一緒に飲むことはあまりない。それでも、ジンギスカンの焼き方でまずは盛り上がり（北はタレ付き肉を焼くし、南は焼いてからタレにつけて食べる）、北海道弁で盛り上がり、大騒ぎ。一口に北海道と言っても広い。出身地は皆ばらばらで、お互いの故郷のことなど、地名は知っていてもどんな街かちっとも分からない。それなのにジンギスカンを囲んだらこの連帯感。郷土の味というのはやはり良いものだ。それにしても、食べ過ぎ、飲み過ぎだ。満腹、満腹

  2005年04月22日

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• 初物到来

  あぁ、今日も食った飲んだ。まだ、鼻が詰まり気味だが、風邪はだいぶ快方に向かっている。朝食は、トースト、ピーナツクリーム、ミルクティ。４月になって、人事異動や組織替えがあちこちの会社であり、最近は挨拶にやってくる人がちらほら。今日の午前中も１件、来客があった。訪問者の格に合わせてこちらもお偉いさんを引っ張り出したものの…どうにも話が弾まない。中身空っぽの当たり障りのない話題が途切れ途切れに交わされる。「いやぁー、お陰さまで順調ですなぁ。御社のお陰です。弊社も頑張りますので、どうかこれからもよろしくお願いします」「いえいえ、お互いがそれぞれの良いところを出し合って、これからも仲良くやりましょう。改めてよろしくお願いします」言葉を変えながらも最後まで同じような会話に終始した。挨拶とはいえ、せっかく来てくれたのだから、もっと中身のある話や、相手から情報を引き出すようなトークができないものだろうか。なんて思いながら、翻って自分にそれができているだろうかと反省。昼食は、中華が食べたい気分で、鹿鳴春まで足を伸ばしてみた。今日の日替りランチの酢豚をチョイス。味は悪くないけど、肉と野菜の量のバランスが悪い。こう書くと普通なら肉が少ないと思うだろうけれど違うのだ。肉８に野菜２といったところだ。もう少し野菜を多くして欲しい。小皿でついてきた麻婆豆腐は本格的な味を出していたが、やや冷えていた。これだけの量を注文ごとに作る訳にはいかないから、作り置きで冷えるのもやむをえないとは思うが、それでもやっぱり興醒め。その代わり、コーンスープは熱々。なかなか美味しい。ザーサイはやや薄味。デザートの黒ごまプリンは･･･オマケって感じ。しかし、食べ終わって気付いたのだが、今の私の中華食べたい欲求を満たすのは、天厨菜館しかない。いうなれば、中華が食べたいのじゃなく、天厨菜館の料理を食べたい気分なのだった。というわけで、ちょっと欲求不満が残る。今日も築地本願寺でしばしヒーリングタイム。午後は殆んど仕事をせずにぼんやりと過ごしたことを、ここで告白しよう。ところで、今日は携帯を忘れて家を出たのだが、まるでファントムペインのように、いつも携帯を入れてあるズボンのポケットの辺りでジーっという着信時のバイブレーションを感じることがあった。他の電波にシンクロして、反射的にその辺りの神経がありもしない振動を感じ取ったのだろうか？夕食は、ノレソレ、豆腐のふわふわ揚げ（と書いてあった）、カリフラワー酢漬け、ローストビーフ少々、御飯。そして、今年初物の筍！義母が昨日の朝近所で採れたものをすぐに下茹でして、一部は味もつけて、送ってくれたのだ。また今年も大好きな筍を食べ続けるうれしい日々がやってきた。それでも、妻の田舎でも高齢化が進み、筍を掘ることができる人が減ってきているらしい。あと何年妻の故郷の筍を楽しむことができるのだろう。満腹、満腹

  2005年04月15日

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• やけど注意

  あぁ、今日も食った飲んだ。朝食は、パン、マーマレード、ミルクティで簡単に済ませた。仕事はかなり落ち着いてきたが、まだまだ細かな確認点が残っている。何よりもこの数週間、いくつもの争点が同時並行で、しかも複数の関係者がメールを乱射しまくったり、かと思えば電話で１対１の話し合いがあったりで、どの話が決着し、どの資料が最終版なのかちっとも分からなくなっているのが一番の問題だ。その上、関係者の疲れもピークなのだろう。時々何が言いたいのかさっぱり分からないメールも飛んでくる。こちらも気が立っているから、「貴信受領しましたが意味不明」なんて平気で返す。すると、売り言葉に買い言葉ですぐに苛立った声で電話が来る。疲れた。昼食は再度つばめグリルにトライしてみたが、今日も待ち人多し。そこでコアの下のライオンにしてみた。会社の行き帰りに前を通っていながら、入るのは初めて。七丁目店には遠く及ばないものの、この五丁目店もいかにもビヤホールといった内装で悪くない。ところが、店員に落ち着きがない。余裕がなく慌ただしさを感じる。活気があるというのとは別物だ。大声を出したり、せかせか歩き回れば活気が出ると勘違いしている。ひとりふたり、そういう店員がいるのではなく、店全体がそうだから、店員教育が間違っているということだ。サービスランチのビーフステーキすき焼き仕立て＠千円を注文。隣席では初老の男性がひとり、ポテトフライとサツマ揚げを肴に熱燗をやっていた。羨ましい。こちらはサービスの不味いコーヒーを啜りながら料理を待つ。が、ちっとも出てこない。隣のじいさんの徳利も空いてしまった。じれてきた頃にようやく出てきた。「鉄板が大変熱くなっているので、ご注意ください」と店員続く-----以上、電車の中で携帯で打ったのだが、疲れることこの上ない。上の文章を打つだけで半蔵門辺りからあざみ野までかかった。それに、携帯だと文章の全体像が分かりにくくて、どうも上手く組み立てられない。やはり、１０本の指を駆使して少しは大きな画面を見ながら打つ方が効率よく進む。-----閑話休題。店員が「鉄板が大変熱くなっているので、ご注意ください」と言ったものの、どうも怪しい。ライスからは湯気が上がっている。料理が運ばれる前にお替りしたコーヒーからも湯気。それなのに鉄板の上には湯気もなければ、ジュージューという音も聞こえない。それに、すき焼き仕立てということで鉄板に載せられた春菊が活き活きとしている。熱けりゃしんなりしている筈だ。恐る恐る指先で鉄板に触れてみた。熱くない。指の腹をギュッと押し付けたら、少しは熱が伝わってきた。どこが「大変熱い」のだ。これじゃ低温やけどしそうだ。やれやれ。いや、千円のステーキに期待した私がバカだった。午後は忙しくはないけど、相談に乗って欲しいとか、意見を聞かせて欲しいとか、報告しておきたいことがあるなんて話があって、結構時間を取られた。お陰で今日も稽古に遅刻。今日は体調は悪くないように思っていたのだが、動いてみると思うように身体が動かない。身体が動かないというよりも気持ちがついてこないと言った方が正確かもしれない。少し疲れが溜まってきているようだ。帰宅すると、家中賑やかだ。今日から義母と義妹と甥っ子が来ている。夕食は、義母が広島から持ってきてくれたうえのの穴子弁当、広島菜漬け、玉子スープ。ビールにホワイトホース。食後に川通り餅。明日は早い。満腹、満腹

  2005年03月23日

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• Love Letter from 仙台

  今は「はやて」の車中。仙台からの帰り道。帰ってから書く（たぶん）ちょっと酔っぱらっている。仙台はいいなぁ。いつかは仙台に戻りたい。－－－－－あぁ、今日も食った飲んだ。ようやく我が家に帰り着いた。ただいま２３：５０。朝食は、ロールパン、ピーナツクリーム、ヨーグルト、ハチミツ。一旦、出社。今日も某社から電話攻勢。社内説明用の想定Ｑ＆Ａの答えを社外の私に求めないで欲しい。これ以上会社にいたら面倒そうなので、早めに会社を出た。東京駅で駅弁を選ぶ。いつも、まい泉のカツサンドが気になりながらなぜかふん切れない。結局はつまらない焼肉弁当。あぁ、なぜにカツサンドに手が出ないのやら…食べ終わった頃に会社から電話。今日一緒に仙台に行く某社の方が至急電話して欲しいとのこと。携帯に電話すると、「今日は何時のアポでしたっけ？」。「３時ですよ。今どこにいらっしゃるのですか？」と聞くと、「１時と勘違いしてもう着いてます」という答え。そんなことを言われても、まだこちらは宇都宮辺りを通過中。５時まで某社にて打ち合わせ。現地で連れと別れて、友人に電話。「何時に出れる？」、「５時半でＯＫ」、「８時２０分過ぎの新幹線に乗るから、仙台駅で待ち合わせよう。何時に来れる？」、「５時４０分」。地方勤務はいいなぁ。仙台駅構内の店へ。油鶏淋、漬物盛り合わせ、枝豆、イカ焼き、馬刺しなどなど。酒はビール、穂刈（＋２１度という超辛口）、一ノ蔵、日高見。もうひとり友人が登場。この連中ともいつの間にか２０年来の付き合い。たまにしか会わなくても、会えば昔のまま。そういえば、仙台の酒といえば、天賞、勝山、竹に雀などがあったはずだが…。「ありゃ、だめだべ」とＳ君。今回初めて聞いたが、彼の親父さんは茨城の下館（明野町だったかな？）の造り酒屋の営業マンだったという。そこの酒（銘柄は忘れた）が品書きに載っていたのだが、注文すると一杯分しかなかった。その一杯はＳ君に譲ったが、一口飲ませてもらったら、悪くない。あれっ？飲み代はどうしたのだっただろうか？払ったような、払ってないような？今回も飲んで新幹線に乗ったら、ちょっと気持ちが悪い。満腹、満腹

  2005年03月15日

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• 食べ足りない１日

  あぁ、今日も食った飲んだ。水曜日は、居合が終わるのが９時。まっすぐ帰ったとして早くて１０時。それから晩飯を食べて、入浴して、日記を書き出すと１１時近くなる。しかも、まだ慣れないから筋肉痛。今も、右手首からひじの下まで早くも筋肉痛が始まっている結構つらいかも。なんてぼやきながらも今日の一日を振り返ってみよう。早朝、地震で目覚める。しかし、子どもの頃から地震慣れしているので、「震度３かな？４あるかな？今日のは長いなぁ」とだけ思って、すぐにまた寝入った。家々が倒壊するような大地震に襲われたら、間違いなく瓦礫の下にいるだろう。地震に慣れてしまって良いことはない。いつもどおりに再び起床。朝食は、チーズパン、ミルクティ。ちょっと食べ足りないが、ここでもう一口食べてしまうと腹回りに肉が付く。我慢。居合の道具一式を持参の上、今日は雨。やれやれ。毎週水曜日は晴れてくれるよう願う。出社すると昨日休んでいたうちの１人は出てきていたが、まだげっそりとしている。もう１人は今日も午前中休みだ。無理に午後に出てこなくても良いものを。午前中に２つ打ち合わせ。午後１時に社外でアポがあるため、やむなく社食。天婦羅そば、稲荷寿司。隣に座り合わせた同じ事業部の人とはしばらく前に同じ北海道出身であることが判明し、道産子の会を開催しようといったままになっていた。「そろそろやりましょうよ」というところまではアグリーなのだが、彼は社内でカニを焼いたりジンギスカンをやったりしようと企んでいるらしい。そんなことをやったら匂いで苦情が出るか、逆に「俺も混ぜてくれ」と人が溢れるかどちらかだろう。最近はジンギスカンの店もあちこちにできていることだし、１回目は外でやろうということで落ち着いた。しかし、実現までにはまだ超えなければならないハードルがある。まずは、味付き肉を焼くのか焼いてからジンギスカンのタレにつけるのかの流派争いを解決しなければならないようだ。午後、丸の内の高層ビルの一角で打ち合わせ。宮城を見下ろす会議室に通され、先方が登場するまでの間、緑青色の御所の屋根を見ているうちに軽いめまいを感じた。やはり、やんごとなきお方のお住まいを見下ろしたから罰が当たったようだ。今日も早々と退社して居合の稽古。家で練習して帯の巻き方にも慣れたつもりでいたのだが、どうにも帯がピシッと決まらないし、締め方もどうも違う。もたもたしているうちに稽古が始まりそう、と思ったところでなんとか形になった（いまひとつ締りがないが）。先週に引き続き基本の型を繰り返す。上手くはいかないなりに、自分のどこが悪いかは分かってきた気がする。分かっちゃいるけど身体はついてこない。いやまぁ、はじめて３回目で満足行く出来に達するわけがない。回を追うごとに段々と抜く回数も増えてきて、稽古の最中から筋肉痛が始まった。終わって着替えるときも、ついには座り込んでしまった。帰宅すると、妻も娘もいない。食べた後はあるし、私の夕食も準備されている。ZAZIEは拗ねた表情でサークルの中から私を見上げた。電話してみると、同じマンションの娘の同級生の家にいるようだ。何時だと思っているのやら。１人で夕食。サーモンムニエル、春菊のマヨネーズ和え、具沢山の味噌汁、ご飯。やっぱり、ちょっと食べたりない気もするが、もう１０時だし、この時間に満腹になるほど食べたら明日の朝、胃もたれすることは必至。足りないカロリーは酒で補うことにしよう。ビールに星羅。あぁ、筋肉痛。満腹、満腹

  2005年02月16日

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• うにうにがうにうににくるうにうにのこえ

  あぁ、今日も食った飲んだ。朝食は…随分と食べた。ロールパン、ピーナツクリーム、ベーコン、コーンクリームスープ、トマトジュース、牛乳、昨晩残した鶏のレバー、ポテトサラダ。昨夜、同じような夢を２度見た。それはガスコンロに鍋やフライパンを乗せたまま忘れて、危うく火事になる夢。過熱してガスコンロ自体からももうもうと煙が上がっていたし、フライパンの取っ手も燃え出す寸前。なぜそんな夢を２度も見たのか。予知夢？しばらく火の元には注意しておこう。そういえば、先日、娘が自慢気に「この前、理科の実験でアルコールランプにマッチで火を点けたんだよ」なんて言っていたけど、私が子どもの頃は小学校に入るか入らないかの頃から庭で焚き火をしたり、火遊びをしたりしたものだ。火を点けることが自慢になるなんて考えたこともなかった。娘には可哀相だが、我が家はマンションだから庭はない。戸建だって東京周辺じゃ焚き火ができるような庭を持つのは難しい。それに今やダイオキシン問題もあって、迂闊に野外で物を燃やすことはできない。そうやって、子どもたちはどんどんと火から遠ざかっているようだ。さらには、オール電化住宅が普及していくと、火を見たことがないなんて子どもも出てくるのかもしれない。火を使うことから始まった人類の文明は、ついに火を使わない時代に突入しようとしている。文明も終焉が近いということだろうか。昼食は、まだお腹が空いていなかったが、妻と娘が「お腹空いたぁ」と言うので仕方ない。お好み焼き。特段変わったことはない。粉、卵、チリメンジャコ、鰹節、キャベツ、青葱、切イカ、とろろ芋、牛乳、豚ばら肉。焼き上がって、「さてソース」と思ったら、おたふくソースがない。珍しいことである。妻の実家から荷物が届くたびに、１本や２本は入っているので、我が家でおたふくソースが切れることはここ何年もなかった。とはいうものの、妻の実家の近所のお好み焼き屋で使っているのは、おたふくではなく、カープソースだ。おたふくとカープ、どっちがどうと言われても、生涯お好み焼き消費量が足りていない私にはよく分からない。午後は娘の部屋の片付けの手伝い。手伝いというのは補助的な役割の筈だが、結局は娘の指示で私が動くばかりで、娘がどれだけ働いているかというと…甘やかし過ぎだとは分かっちゃいるけど。夕食は、娘が「最近、漬け丼食べてない」というので、マグロの漬け丼。どこかに漬け汁の割合が書いてあった筈。あった、あった。醤油３：酒１：味醂０．５。これを煮立ててアルコールを飛ばして冷ましたら出来上がり。私としてはこれにワサビを溶かし込みたいところなのだが、それでは娘が食べられない。漬け丼だけじゃ物足りないので、ワカサギの素揚げ。塩も胡椒も振らずに粉だけまぶして、揚げ過ぎないように注意しながら、つきっきりで揚げる。何もつけなくても十分に美味しい。実は柔らかく、口に入れるととろけるよう。さらに、野菜不足を懸念してＲＦ１で買ってきた、紅心大根のサラダ、ポテトのシャキシャキサラダ。酒は、サントリーダイエット生を１本と黒糖焼酎・氣。そのまま、氣で晩酌に突入。肴には、年末に伯母が故郷の市場から送ってきた海産物セットの中にあった、瓶詰めのウニ。今日初めて封を切ったのだが、瓶詰めと思えないほど絶品。普通、瓶詰めウニといったら腐敗防止のためアルコールたっぷりで、形も溶け崩れている。ところが、今晩のウニは生ウニに近い風味が十分に残っているし、箸でつまみ上げても原型を保っている。味も瓶詰めとは思えない見事な出来だ。加工など一切せずに生を瓶に詰めて急速冷凍しただけかも。これは焼酎じゃなくて日本酒が欲しいところだが、そうなると止まらなくなりそうなので、我慢。それにしても、伯母はいくらのセットを送ってくれたのだろう？１万円や２万円じゃ収まりそうにない。贈り物の金額を詮索するのははしたないことだが、小ぶりとはいえタラバが３杯、鮭が半身、ウニ、いくら醤油漬け、スモークサーモンと超豪華詰め合わせ。我が家からはほんの気持ちだけの品しか送っていないのに、年金生活者からこんなにもらっちゃいけないだろう。満腹、満腹追伸昨日の日記で、高松にはうどんしかないと書いたが、間違いだった。あの街には他にない名物料理があった。それは雑煮。あの街の雑煮は白味噌仕立てに餡入り餅が入っているのだ。最初聞いたときは、なんと悪趣味なと驚いた。しかし、地元の人間以外でも食べたことのある人の証言を聞くと、「あんこを少しずつ汁に溶かして食べていくと、味噌の味とあんこの甘さがほどよく調和して癖になる味」という意見が多数を占める。私自身はまだお目にかかったことがないが、一度食べてみたいものである。

  2005年01月15日

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• メガネスーパー

  あぁ、今日も食った飲んだ。朝食は、ヨーグルト、トマトジュース、ミルクティ。ちょっと食べたりないが他に食べるものがなかった。電車に乗ると、今朝も昨日の朝の遅れを詫びるアナウンス。しかも、相変わらず「東横線の…」。繰り返しになるが、東急の社員にとっては東横線で事故が起これば田園都市線が遅れるのは当たり前のことなのかもしれないが、一般乗客にとっては理解不能。他人に理解可能な言葉で話すことを心掛けるのは、仕事の上でも私生活の上でも大切なことだ。日本語をしゃべっていれば相手に通じるとは限らない。そして、今日も電車は遅れた（昨日ほどじゃないけど）。昼食の前に、会社の近所のメガネスーパーに出かけた。最近、メガネがずり落ちるのだ。今のメガネは家の近所のメガネスーパーで買ったのだが、少し調子が悪いようなときには会社の近くの店に出かける。家の近所の店も会社の近所の店も、実に対応が良い。ねじが緩んだとか、レンズがはずれてしまったといった修理は無料。一円のお金にならない仕事なのに、にこやかに気持ちよく受けてくれるし、丁寧に洗浄してもくれる。質問にも誠心誠意答えてくれるし、帰りには店の出口まで見送って深々と頭を下げる。いつ行っても気持ちよく自然と、「ありがとう」と言って店を出てくることができる。必要なくても、ついついメガネ拭きの１枚でも買っていこうという気になるものだ。客商売に関わる人は是非とも見習ってもらいたいものである。昼食は、中華が食べたい気分だったが、メガネスーパーの近くの銀座アスターはちょっと気分じゃない。天厨菜館が良かったが、昨日の日記に新規開拓と書いたばかりなので、今日はパス。新規開拓といったものの、最近あまり当てもなくブラブラしていなかったのが祟って、どちらへ足を向けて良いやら。そんなに惹かれもしなかったが鶏料理のべにはなという店に入ってみた。確か銀座周辺に他にも何軒か支店があったはずだ。今日の日替りを尋ねたら、「唐揚と親子丼ですが、ちょうどついさっき終わってしまったんですよ」。それじゃあと唐揚の油淋鶏ソース膳。たっぷりのレタスの上に唐揚が５，６個。その上に白葱が乗ってさらに油淋鶏ソースが掛かっている。これにオニオンスライスのマヨネーズ和え、漬物、ご飯、味噌汁。味噌汁には豆腐と共に揚げ玉が入っていた。味は悪くない。隣の人が食べていたチキン味噌カツには温泉卵が添えられていた。油淋鶏にも添えて欲しかった。その後、銀座の裏通りをあちこち歩き回り、２，３の店に目星を付けた。午後はずーっと打ち合わせ。今週はそれぞれ関係のない３つの案件が同時並行で動いているので、ちょっと忙しい。帰宅。今夜の夕食は、鮭塩焼き、ベーコンとポテトとタマネギのマヨネーズ炒め、納豆、松前漬け、ご飯。鮭は北海道から送られてきたものだから、妻が塩辛いのではと警戒して水洗いしてから焼いてみたという。そのせいで、ちょっと味がぼやけてしまっている。ベーコンポテトは量が少なかった。私と娘の好物なのだからあと３倍ぐらいの量を作って欲しかったが、ジャガイモもタマネギもあまりなかったというので仕方ない。飲み物はエビスの黒。明日は朝が早いので、今夜は風呂に入ってウィスキーをグイッと引っ掛けたら、さっさと寝ることにしよう。それにしても、トリビアもそろそろネタ切れだ。どれもこれも知っている話ばかり。私から見ればちっとも物を知らない妻でさえ、「有名な話じゃない」というネタが続く。晩酌は、少しもったいないがシーバスをハイボールで。満腹、満腹

  2005年01月12日

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• ハズレな１日

  あぁ、今日も食った飲んだ。まだ正月気分が抜けなくて、いつまでも布団でグズグズ。今日も朝食は、ロールパン、チチヤスヨーグルト、インスタントコーヒー。今朝の電車にはさすがに人が戻ってきたようだ。いつものように地下鉄を降りて、銀座４丁目の交差点で地上に出、会社に向かって歩いていたら、どこからともなくプーンとラーメンスープの香りが漂ってきた。美味しいよと あなたが誘ってくれたから 今日は私のラーメン記念日昔こんな歌があったなぁ（ちょっと、いや、かなり違う気もするが）。というわけで昼食はラーメン屋へ。人気のラーメン店には詳しくないので、銀座にどんなラーメン屋があるのか良く知らない。博多ラーメンの一風堂はあったなぁ、そうそう、その並びには確か尾道ラーメンもあった筈だと思い出し、昭和通りの尾道ラーメンの店に行ってみた。前から気にはなっていたが、入るのは初めて。尾道には何度か行っているが、現地でラーメンを食べたことはない。時々妻の実家や義妹が阿藻珍の尾道ラーメンを送ってくれるのでそれを食べたことがあるだけだ。阿藻珍のラーメンは、地元の小魚からとったという出汁が独特の風味を出していて美味しい。それを期待したのだが…店の前に飾られた「今日の日替りサービス」は、ラーメンとミニサラダとあんかけご飯のセット。これにしてみた。まずは、スープを一口。？？？ 醤油ラーメンのスープだ。魚出汁はどこへ？もう一口。魚臭さが確かにあった。阿藻珍は魚出汁の良さを上手に引き出していたが、この店は魚出汁を使ったばかりに失敗している気がする。しかも、それは魚出汁を意識したからであって、気付かなければただの醤油味のスープだ。麺も特色なし。ミニサラダにはキムチの汁のような辛味ダレがドレッシング代わりに掛かっていたが、これも大失敗。辛いものには割りと平気な私ですら辛い。これを先に食べてしまったら、ラーメンの味などまるで分からなくなってしまう。まさか、それが狙いとは思いたくはないが。そして、あんかけご飯…途中で残そうかと思ったほど。腹は膨れたが、満足感は何もない。この店を再び訪れることはなさそうだ。食後に散歩がてらブラブラと有楽町方面へと歩き始めたら、梟という名のラーメン屋に行列ができていた。もうちょっと足を伸ばしてみたら、美味しいラーメンにありつけたかもしれないのに。残念。正月だからだろうか、銀座は随分と人も車も多い。新しく出来たシャネルのビルを外側から覘いてみたら、ここだけは人がまばら。まぁ、人がごった返しているシャネルのビルなんて想像するだけでダサい。それにしても今日は寒い。日なたにいるうちはまだ我慢できるが、日陰に入るとブルブル震えが来る。かといって、昼飯を食べるためにコートを着て出かけるのも大げさだ。今夜はまっすぐに帰宅。夕食は、鮭のチャンチャン焼き、板わさ、ご飯。チャンチャン焼きは、旅＆グルメ番組で北海道の郷土料理として紹介されているのを見たことがあるが、現物を目の当たりにするのは初めてである。味噌と野菜と鮭がパック詰めされて冷凍されたものをもらったのだ。これをフライパンで温めたのだが…はっきり言って味噌の味がほとんどで、塩っ辛い。美味い鮭ならこんな風に味噌で味を殺したりはしないだろう。猫跨ぎ（産卵の終わった鮭のこと。あまりに不味くて猫すら跨いで通るということからこう呼ばれる）を何とか食べるために考え出された料理じゃなかろうか。こんなものが郷土料理だなんて言ったら、北海道人は味音痴だと笑われる。困ったものだ。今日は昼も夜もハズレだったが、取敢えず、満腹、満腹

  2005年01月05日

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• 赤い靴のかかとをトントントン

  あぁ、今日も食った飲んだ。故郷で迎える朝は今日が最後。鉛色の空。荒れているわけでもないし雨でもない。重たい雲が空を覆っていて薄暗い。でも、これが我が故郷の冬の典型的空の色。他の地方出身の人はロンドンに転勤や留学でいって、随分と天候に滅入っていたようだが、私ならたぶん馴染んでいたに違いない。社会に出て早１８年、いくらでも転勤の機会がありながら、一度も転勤を経験したことのないままここまでくると、今さら海外どころか国内でも転勤する気はないけれど。朝食は、雑煮、蒲鉾、数の子。もう雑煮には飽き飽きしていたが、父に今日も雑煮かと聞くと、３が日は雑煮と決まっているのだそうだ。子どもの頃もそうだったかな？食後はひたすら片付け。娘が昨晩食べ残した冷蔵庫の中のケーキのスポンジだけをお腹に納める。昨日の日記には書かなかったかもしれないが、昨晩は父のリクエストでケーキを買ってきて食べたのだった。丸井の地下。あまり良いケーキ屋がない。五島軒は見た目がなんとも古臭くて美味しいようには見えない。ユーハイムはモンブランがなかった。結局は新宿高野。なんでここまで来て新宿高野かとも思うが仕方ない。飛行機の便は１時半過ぎだが、早めの昼食。昨日のポトフの残り。五島軒のカレー(缶詰）。空港について娘が「ガラナ飲もうよ」というので、コアップガラナ。やっぱ故郷に帰ったらガラナを飲まなくては。と、思うのは私だけではないようだ。レジに並んだら、前も後ろもガラナを手にしていた。なんでガラナって全国的に普及しないのだろう？ホントに不思議だ。飛行機も遅れ、湾岸線もやや混んでいて、家に帰り着いたのは５時頃。なんだか既にお腹が空いていて、近くの権八に食べに出た。ウーン、１品１品は美味しいのだけど、メニューの組み立てに困るのだ、この店は。焼き鳥ばかりじゃ飽きるし、サイドメニューが貧弱。会社帰り、最寄の駅に辿り着いて家に帰る前にに、ささっと何串かつまんでビールかお酒を１、２杯飲むというシチュエーションには悪くないのだろうけれど、家族で腰を据えて食事に来るという店ではないようだ。私の場合、帰宅前に１杯やって行くというにはあまりに近過ぎるのが難点である。あ、そうそう、我が故郷で焼き鳥というと豚肉が串に刺さって焼いたものが出てくる。これは、どうも故郷と室蘭だけらしい。しかも、室蘭はネギがタマネギで芥子が添えられるという点で我が街とは異なるのだ。タマネギでも長ネギでも良いから豚串が食べたくなってきた。帰宅して、おにぎりを１個と缶チューハイ。満腹、満腹

  2005年01月03日

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• 謹賀新年

  新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお付き合い願います。あぁ、今日も食った飲んだ。目覚めると快晴。晴れやかな元旦となった。めでたい。朝食は、雑煮、おせち料理。おせちは父がデパートに頼んであったもの。どれもこれも甘く味付けしてある。我が家の雑煮はシンプル。餅のほかにはナルトと三つ葉、焼き豆腐。昔は焼き豆腐なんて入ってたかな？高野豆腐だった気がするが父にそういったら、両方入れるんだという答え。妻は餅が角餅なのが気に入らない様子。丸かろうが四角だろうが餅は餅、味に変わりがあるじゃなし。妻の実家の雑煮は賑やかだ。ブリ、穴子、牡蠣、京人参…両家に共通するのは澄まし汁だというぐらいだろうか。昼になると続々と親戚登場。気付いたら、１０数人にもなっていた。祖父母が健在だった頃なら２０～３０人にもなったのだから、それに比べたら寂しいものだけど。ただ、今年は他の兄弟が帰省していないので、もてなし役は我が妻１人でてんてこ舞い。手伝おうとしたら、「あなたが座ってお客さんの相手をしなくてどうするの」と怒られた。まぁ、それもそうだが、親戚付き合いは昔から長男である兄の役目だったので、次男坊の私は苦手なのだ。兄は下の子が高校受験だから今年は仕方ない。料理は、朝のおせち、叔母が作ってきたおせち、寿司、ローストビーフ、鴨ロースト。ビール、日本酒、ウィスキー。娘は同じ年頃の子どもがいないので、人見知りして１人テーブルでワサビ抜きの鉄火巻きを食べていたが、少し慣れてきたところで、生後３ヶ月の私の従兄弟の子どもを抱かせてもらって満足気。ＺＡＺＩＥも大勢のお客さんを迎えて大興奮。親戚が帰った後で、昼寝。夕食は、貰い物の塩鮭を焼き白ご飯、蒲鉾。後は昼の残り物。満腹、満腹

  2005年01月01日

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• おおつごもり

  あぁ、今日も食った飲んだ。朝食は、肉まん、ミルクティ。１０時半には羽田近くの駐車場に着きたい。が、大晦日は道路状況が読めない。普通に考えればこんな日にはもうみんな出かけないから空き空き。しかし、最近は分散化の傾向もあり、大晦日とはいえ混むかもしれない。一応、９時に出発。道は空いていた。１時間と掛からずに予約していた駐車場に到着。だいぶ早いが妻と娘は朝食を食べていないので、羽田でロイヤルへ。タコスとコーヒー。曇っていたけど、フライトは順調。１時間ほどで到着。さすが年末である。座席も満席なら、同じ便だけで犬が５，６匹は乗っていたようだ。ＺＡＺＩＥ以外は皆服を着せられている。中には毛皮をまとったチワワもいる。ＺＡＺＩＥにも服を用意してあったのだが、忘れてきた。外は、うっすらと雪が積もっている。そして気温が低く、歩道も端々が凍っていて、空港から外に出た人たちは、早くもつるつる滑っている。タクシーで１５分ほどで到着。妻も娘も、横浜に帰るまでもう家の外に出るつもりはないらしい。ＺＡＺＩＥも同じだ。３時頃にお腹が空いて、パンとレイモンのソーセージ。ちょっと買い物に出たら、寒い。私も外に出たくなくなった。歳とともにこの寒さはつらい。夕食は、寄せ鍋。我が家は子どもの頃から、大晦日は丸井今井の食堂から取り寄せた寄せ鍋である。久し振りに食べると、こんなものだったかなぁと思いつつも、煮詰まってくると味が出ててきて、そうそうこれだったと思い出した。母が生きていた頃は、これに加えて、お腹にミートローフを詰め込んだ鶏の丸焼きがあったが、今はもう食べることができない。酒は、ビール、日本酒少々、バランタインの１７年。鍋のほかにイカ飯。食後に、番茶を飲みながら、虎屋のおもかげ。やはり羊羹は虎屋が一番である。夜の梅よりも私はおもかげの方が好みである。皆さん、良いお年をお迎えください。今年も、満腹、満腹

  2004年12月31日

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• 横歩きしそうだ

  あぁ、今日も食った飲んだ。日曜日だというのに、今日から娘の冬期講習がスタートするため、ベッドから這い出す。朝食は、昨日のケーキ、カフェオレ。ZAZIEは最近ちっとも食が進まない。調子が悪そうには見えないので、そのうち食べだすのだろう。延び延びになっていた年賀状もそろそろ片付けなくては。裏面を印刷したらすっかり終わった気になって、住所整理がまだだった。さて、今日から我が家は海産物を食べ続けなくてはいけない。少し前に義姉から山ほど海産物を送ってもらったのがまだたっぷりと残っているうちに、昨日、母方の親戚からさらに豪勢な詰め合わせをもらったのである。中身は、タラバガニが３杯、鮭半身、スモークサーモン半身などなど。我が家の冷蔵庫に納まりきらないほど。と、思っていたら、昼になってまた昨日と同じセットが届いた！？発送元のお店に電話してみたら、どうも手違いで二重発送してしまったようだ。いろいろやり取りがあったが、店へ送り返すことで決着。昼食は、スモークサーモンとホウレン草のサワークリームパスタ。スモークサーモンは一口味見してから使えばよかった。たっぷりとあるので贅沢に厚く切って使ったら、思った以上に塩が利いていて、ちょっと塩辛く仕上がってしまった。それでも美味。午後も年賀状。一応の目処をつけて、スポーツクラブへ。今日は大盛況。忘年会もピークを過ぎ、クリスマスも終わったので、この何週間かの垢を落とそうということだろうか。かくいう私も同類だけどね。夕食は、ピザ（これは義妹からの貰い物）、昨日使い残したレバーと青ネギの炒め物、そしてタラバガニ。タラバはとにかく大きい。家族３人でどこまで食べられるだろうかと思いつつ、ひたすら食らい付く。甲羅のとげとげで指先や掌をあちこち傷つけながらも、食べる。最初は何もつけなくても適度な塩味が利いていたのでそのまま食べていたが、さすがに飽きてきた。次はレモン汁。それも飽きて、最後はポン酢。それでも結局完食ならず。無念。なんだか、タラバの食べ過ぎで気持ちが悪くなってきた。殻を片付けようと皿を持ち上げたら、タラバの匂いを吸い込んでムカムカしてきた。こんなことは滅多にないのだけど、つらい。今日はもう休むことにしよう。満腹、満腹

  2004年12月26日

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• ラオスの白菜サラダ？

  あぁ、今日も食った飲んだ。朝起きていきなりゼルダ。ＲＰＧはある程度まで進むとやめられなくなるのが困る。寝ても醒めてもダンジョンの攻略法ばかり考えている。朝食は、豆乳鍋の残りを使って雑炊。今回の豆乳鍋は結構豆乳臭い。当たり前か。午前中に太極拳入門に参加しようと思っていたのだけれど、娘が「お父さん行かないで。スポーツクラブは土曜か日曜のどっちかにして」と泣き付くので仕方ない。以前、「学校へ行こう」でマザコンを取り上げていたのを見て、マザコンて何と娘が聞くので説明してやったら、「じゃぁ、いつまでもお父さんべったりな娘はなんて言うの」と問う。それはファザコンだと教えると、「じゃぁ将来ファザコンになる」と宣言したのだ。そりゃうれしいけど、いい加減、乳離れならぬ父離れして欲しい。娘とＺＡＺＩＥを引き連れてペットショップへ。今日は人が少なく、プチドッグランにも誰もいない。ＺＡＺＩＥの餌が悩みどころ。半年間、療法食と予防食の生活を続けてきたが、もうそろそろ良いだろう（獣医からははっきりとＯＫはもらってないが、前回の尿検査では異常は見られなかった）。病院食が続いたせいか、よそのヨーキーに比べて毛の色も艶も今ひとつの気がしてならない。人間だって、医者の指導に従った食事ばかりじゃ肌の張りが失せる。さて、毛艶や色を良くするためにはどんなドッグフードが良いのだろう。ミニチュアダックス、チワワ、シーズー、トイプードルは専用餌が売られている。かろうじてフランス産のヨーキー専用があったが、従来の餌の３倍ぐらいの値段がする。おやつ代わりに毎日少しずつ与えるなら良いが、主食には向かない。さて、どうしたものか。シールー＠クサガメは、この７年半、殆どレプトミンだけで育っている（以前は、ごくたまに乾燥川海老やササミを与えたこともあるけれど）。昼食は、娘が作ってくれるという。サラダを作ると言っていたのだが、ちょっと覗いてみたら、皿の上に生の白菜が刻まれて乗っていた。私「白菜のサラダなのか…」娘「ん？イヤ？じゃぁ茹でる？」私「そういう問題じゃなくて、白菜のサラダって食べたことがない」娘「キャベツでもいいんだけど」私「じゃあ、そうしてくれ」というわけで、白菜は夜のメニューに回って、キャベツ登場。娘は皿に乗せたキャベツに塩、胡椒。それから目玉焼きを作ってその上に乗せた。そして、目玉焼きを焼きながらドレッシング作り。クリームチーズとバターを耐熱容器に入れてチン。混ぜ合わせたのだが、量が少なかった。仕方ないのでヨーグルトを追加。それを目玉焼きとキャベツの上にかけて出来上がり。娘が言うにはテレビで作り方を見たのだそうだ。ラオスの民族料理だというのだが、ラオスでこんなものを食べているとは思えない。娘の特製サラダの他には、ご飯、納豆。食後に、まもなく９０になろうかという伯母が送ってくれた故郷の隣町・七飯町のリンゴ、ジョナゴールド。伯母は台風などの影響で今年は甘みが少ないとぼやいていたけど、まずまず。蜜入りのタイプではなくちょっとボケリンゴのタイプだ。娘に少し勉強をさせて、夕方に再びＺＡＺＩＥの散歩。娘のリクエストで赤田東公園に行ってみた。いつの間にか公園の裏に大きなマンションが建っている。田園都市線沿線は相変わらずマンション建設が続くが、必ずしも売れていないようだ。いや、駅近くのブランドマンションは即日完売。ところが、駅から距離のある中堅以下のデベロッパーのマンションは売れ残りが目立つ。あざみ野駅から１０分強の厚木街道に程近い某商社の販売したマンションも入居が始まって半年ほど経つが、未だに「モデルルーム公開中、即入居可」の看板が消えない。資産価値云々なんてのには興味はないが、やはり自分の住むマンションが売れ残って空き室が目立つのは嫌だなぁ。幸い我がマンションはそんなことはないようだが。赤田東公園には、チョコレートブラウンのチワワがいた。チワワでこの色は初めて見たが、Ｍダックスでは最近この色を目にすることが増えた気がする。確かに良い色だ。夕食も娘が作ってくれるそうだ。野菜があれこれあるので豚汁をリクエスト。肉、野菜がたっぷり入るのでそれとご飯だけでも良いのだが、それだと少し見た目が寂しい。メバチマグロの叩き和えも。なかなかお得な品だ。ご飯も娘。丁寧に研いでいたが、それは無洗米だ。炊き上がったご飯を覘いて、娘が一言。「べチャッとしてるように見えるけど、大丈夫だと思うよ」。うーん、食べられないわけじゃないけど、お粥とご飯の中間ぐらい。よくよく聞いたら、白米をカップ１、発芽玄米を１／２パック、そして水は２の目盛。そりゃだめだ。発芽玄米は１パック１合。従って、半合分水が多い。まぁ、そうやって覚えていけば良い。紀宮内親王と同じ歳で結婚するならまだ四半世紀の時間がある。でも、娘は、豚汁を作っている途中で「ちびまる子ちゃんが始まったから、後はお父さんお願い」とキッチンから姿を消した。夕食時の酒は、ビールは太る素だから省略して最初から黒糖焼酎「氣」。ペットショップの向うにある三規庭の焼酎屋に行って奄美フロスティを買いたかったのだけど、娘が許してくれなかったので、東急ストアにあった氣で我慢。悪くはない。満腹、満腹

  2004年11月28日

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• 蟻の一穴

  あぁ、今日も食った飲んだ。のどがチクチク痛む。さほど悪化してもいないが、やはり風邪。リビングに入ってすぐにZAZIEの様子を見たが、いたって元気。鰻はダメだけどブリの皮は大丈夫なようだ。犬のお腹は分からない。私の朝食は、スコーン、アンズジャム、カフェオレ、キャロットジュース。よせばいいのにZAZIEを散歩に連れていったら、戻ったときにはちょっと足元がふらつく。昼食も簡単に済ませようということになり、ＫＦＣを提案したら、娘が「ケンタってさぁ、ポテトが美味しくないんだよね。ポテトならマックだよね。あの塩味が良い」。そんなバカな。ファーストフードのフライドポテトの中でマックが最低だというのは世の常識。常識に囚われず既成概念をぶち壊すということも、時には必要ではあるが…というわけで、フレッシュネスバーガーを次に提案すると、今度は妻が「フレッシュネスならモスにして」。モスはフレッシュネスの斜向かいだからどちらでも良い。またまた病身に鞭打ち１０分弱の道程を行く。ちょうど昼飯時でもあり、大混雑。カウンターに立つ店員は年配の女性と気の利かなそうな男子高校生風ばかり。男子高校生風のバイト君。目つきが悪い。メニューを食い入るように眺めている客の頭を睨みつけるように見下ろしている様子が、周りの客からは丸見えだ。感じ悪～う。で、私もそのバイト君に当たった。面と向かうと感じの悪さは出ないが、それでも無表情。スマイル０円の店とは月とすっぽんだ。帰宅して、コーヒーを淹れていると、娘が「どれ食べればいいの？たくさんあるよ」と叫んだ。どれどれ、と袋の中身を出してみると…ハンバーガーの包みが５個！その代わり、モスチキンがない。あっ、モスチキンを２本注文したつもりだったのに、チキンバーガーが２個入っている。妻が「電話しようか」と言うが、お腹も空いていたし、またあそこまで歩くのも億劫だ。レシートを見ると「チキン ・ ２ ・ ５６０円」とある。払ったお金と受け取った品物はきちんとバランスしているから、いいことにしよう。しかしね、モスさん。チキンバーガーとモスチキンという間違え易い名前の商品があるのなら、確かめるようにしなければダメじゃないか。しかも、レシートにも「チキン」しか書いていないので、レシートを見てもすぐには気付かない。今までに何度も同じ間違いが繰り返されていると思うのだけどなぁ。責めるほどの間違いではないかもしれないけど、それが度重なれば、ブランドに傷が付くし、客が離れていく。そういう些細な点をこまめに改善しているかどうかで、ＣＳの評価が大きく分かれるのだ。前置きが長くなったが、昼食は、モススパイシーバーガー、チキンバーガー、ポテト、コーヒー。何をしていたのか思い出せないうちに夕方。ふと見ると、妻と娘が残っていたチキンバーガーを半分ずつ食べている。こりゃ当分晩飯は食べないだろうと思っていたら、６時半頃に娘が「お腹空いたぁ」と言い出した。娘も風邪気味で少し熱があるというのに、父親譲りで食欲は落ちないらしい。妻も風邪気味の上、耳の調子もなにやらおかしいといっていたのに、食欲がないわけではないようだ。買い物に行くのは面倒なので、今夜は、家にあるもので工夫してみた。野菜たっぷり肉団子（冷凍モノ）と春雨のトロミ煮込み、空芯菜のオイスターソース炒め（隠し味にバター）、ご飯、納豆。空芯菜は炒める前はたっぷりあるように見えたが、煙が立つぐらいに強火で熱した鉄のフライパンに入れてガシガシ炒めたらあっという間にほんの少しになってしまった。我が家の最大級の火力でほんの数秒炒めただけだったが、プロのようなシャキッとした仕上がりには届かない。残念。それでもまずまずの味。娘が気に入ってくれたようで、３分の２は娘のお腹に納まった。ちょっと食べ足りない気がしたので、冷蔵庫からさざれ石を取り出す。これは広島の蒲鉾屋さんの製品で、簡単に言えばチーズ蒲鉾なのだが、そう言ってしまうとちょっと違う。一口サイズのチーズの周りをすり身で包んで、それを一つずつラップで包んだものをさらにいくつかまとめてギュッと固めて蒸したようなもの。上手く説明できないがこれがなかなか酒のつまみに良い。はい、すみません。このときには既にロバートブラウンのグラスが手の中に。そういえば、結婚した頃に妻の実家でガンスと呼ばれる食べ物も初めて食べた。あれは、はんぺんか蒲鉾を薄く切ってパン粉をまぶしてフライにしたような食べ物だったが、なかなかに美味かった。妻が言うには、近所の小さな食料品店が細々と自分のところで作っていたもので、今じゃ店もないようだからもう食べられないだろうということだ。今度、蒲鉾を薄く切って衣をつけて揚げてみようかと妻に言ったら、うーん、ちょっと違うと思うという返事が返ってきた。もう作ってないなら自分で作ってみるしかないじゃないか。家族みんな風邪気味のようだから、今日はもう寝ることとする。満腹、満腹

  2004年11月07日

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• ニッカ黒の５０ってなくなったのだろうか？

  あぁ、今日も食った飲んだ。今朝は爽やかな朝だが、肌寒い。「どうして晴れてるのに寒いんだろう？」と娘。塾の理科で放射冷却現象を習ったじゃないか。朝食は、半熟ゆで卵、パン、ハチミツ、野菜ジュース、ホットカフェオレ。もう、アイスカフェオレを飲む季節じゃなくなった。半熟ゆで卵を食べながらふと思ったのだけど、最近流行のラーメンに半熟煮卵。あんなに煮込むのになぜ半熟なのだろう？妻が言うには、一旦半熟ゆで卵を作って冷やすと、再度煮込んでももう固ゆでにはならないという。本当だろうか？ＺＡＺＩＥの散歩やシールーの水換え、鉢植えの水遣りなどしながらのんびり過ごす。パフィオのつぼみが顔を出し始めた。２，３年前につぼみが伸びてきたところで急に寒くなり、咲かないままつぼみが枯れて以来、しばらく花がつかなかっただけに、ちょっとうれしい。昼食は、けんちんうどん。けんちんは精進料理だから肉は入らない。そして、豆腐が入るところだが、今日は前から気になっていたテンペというものを豆腐の代わりに入れてみた。テンペはインドネシアの食べ物で、納豆を固めたようなというか、大豆を練り物状にしたものというべきか。健康オタクの間で話題？の発酵食品だ。が、しかし、妻にも娘にも評判が悪い。そんなでもないよと言っていたら、妻と娘が自分の器から私の器にテンペを移し変えるものだから、さすがに最後は私もイヤになってきた。酒糀のような独特の匂いがある。我が家では定着しそうにない。午後は、妻が娘に勉強を教え始めたので、私はゴロゴロ。あちこち飛び回るのも悪くはないが、こうやって予定もなく何もせずに過ごす休日も嫌いではない。３時過ぎに、焼き芋と焼き栗のおやつ。芋は先週、広島の義妹の実家で娘が掘ってきたもの、栗はわたしも一緒に行った栗園で拾ってきたもの。どちらも家族３人で食べるにはかなり多い。夕食も芋と栗。栗ご飯、サツマ汁、塩鮭、おろし納豆。鮭はよく見ずに買ってきて焼いてみたら、かなりの塩。パックに貼られた表示を見てみたら「辛口」と書いてあった。今どき辛口なんて珍しい。北海道じゃこんなのよりももっと塩っ辛い鮭を普通に食べているけど、甘塩になれた妻も娘も半分ぐらいでギブアップ。結婚間もない頃、私の家に帰省したときのこと。出てきた塩鮭を一口食べて、妻が「お義母さん、こんな塩っ辛いのを食べてたら病気になります」って声を挙げたことがあった。母は「このくらい塩が利いてないと美味しくないんだよ」と答えたし、その気持ちは良く分かるが、母は元々高血圧だったのだから、妻の言っていることの方が正しい。 とはいえ、元気なうちは好きなものを食べて暮らしていたいものだ。晩酌にニッカのオールモルト。昔よく飲んだ日本のウィスキーの味と香りがする。満腹、満腹

  2004年10月17日

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• 目黒のサンマ、瀬戸内の穴子

  あぁ、今日も食った飲んだ。９時。娘が「みんな起きて、ご飯を食べてるよ」と起こしにきた。この家の人たちは皆朝が早い。長女（＝我が妻）を除いて。それでも、もう９時だから、早起きとは言えないか。朝食は、昨晩テイクアウトした、うえののあなごめし弁当。一晩過ぎてさすがに味が落ちているけど、十分美味しい。味噌汁、トマト、レタスとハムを１枚。食後にＺＡＺＩＥと散歩。昨日は雨だったし、今日はまた狭い檻に入れられて長旅だから、少しでも気を紛らわせてやろう。出発までゆっくり過ごそうと思っていたのだけど、皆が山の方に栗拾いに行くというので、ＺＡＺＩＥも連れて出掛ける。栗林の中ではＺＡＺＩＥも大喜びだ。妻は私に「栗拾いしたことある？」なんて聞くけど、冗談じゃない。子供の頃は庭に大小２本の栗の木があって、近所の子供たちが庭に忍び込んで盗りに来るほどだったのだ。だから毎年秋には庭でなった栗で栗ご飯や、そのまま茹でたり焼き栗にしたりして食べたものである。今でも秋になると栗の味が懐かしいが、かといって買ってきて食べるのも不本意であり、我慢する。だから代わりに、ケーキを買うときはモンブランを選ぶ。栗林では、バッタやイナゴ、コオロギだけではなく、生まれたばかりと思われる小さなシマヘビが出てきたり、隣の公園ではアマガエルに出会ったり、なんだか童心に帰った気分。妻の実家に戻って昼食。またもやあなごめし。皆が私に遠慮しているのか、それとも昨日十分に穴子を食べたのでもういいと思っているのか。ちょっと変化をつけて、イクラをかけてイクラあなごめし。それからまた、味噌汁、梨、寿やの栗きんとん。普通、これだけ穴子が続けば、もうしばらく穴子なんて見たくないと言うところなのだろうけれど、うえの・他人吉を制覇した今、次は尾道の宮徳の穴子蒸し寿司が食べたい気分。いつからこんなに穴子好きになったのだろうと思い返せば、やはり結婚挨拶のため初めて妻の実家を訪れた日に連れて行かれて食べたうえののあなごめしだろう。それ以前は、穴子といえば天婦羅に入っているアナゴ天婦羅ぐらいしか知らなかったし、特に好きでもなかった。そういえば、前の会社のある先輩と天婦羅屋に入ったときに、その人が「穴子は別のものに換えてくれ」と言うので、嫌いなのかと思ったら、「穴子は好きだけど東京の穴子は不味い」と言い放った。その人も御自身は近畿の山の中の出身だったが、奥様が尾道の出身だった筈。書いているうちに尾道の西山別館で妻の友人にご馳走になったときのことを思い出した。あそこの料理も実に良い。今度はゆっくりと尾道を堪能してみたいものだ。娘も甥も二学期制で秋休みのため、妻・子供はもう１泊。私と東京単身赴任中の義弟とＺＡＺＩＥで一足先に帰京。３連休最終日とあって、定員４百数十人の７４７が満席だ。機内でコンソメスープ。殆ど揺れもなく羽田到着。義弟を送ってから帰宅。台風の影響だろうか、フロントグラスがやけに汚れている。帰宅してＺＡＺＩＥに餌をやるとあっという間に完食。旅の間、あまり食べなかったが、我が家に帰ってきてホッとしたのだろう。食べた後は、部屋を何周もしながら変わったところはないか確かめているようだ。ざっと見た限りでは、ベランダは思ったよりも台風の影響を受けていない。玄関横に出しっ放しにいておいた傘立てが通路中央付近に移動していたのは、誰かのいたずらではなくて、台風のせいかと、遅まきながら納得。この３日間食べ続けたので、私の夕食は買って帰った惣菜で簡単に済ませる。ネギトロ中巻、鶏唐揚、ジャーマンポテト、ビール。狭くても散らかっていても我が家が一番落ち着く。とはいえ、良い３連休だった。晩酌にバランタイン。満腹、満腹お詫びここ数日、ご訪問いただいた皆様へ。出先では、ホテルなどでＬＡＮ環境が整っている場合を除いて、Ｈ”（６４Ｋｂｐｓ）でのアクセスとなるため、なかなか皆様のところへ御礼参りならぬ返礼アクセスに行けないのです。画像を多用されていたりすると重くって…申し訳ありません。なにとぞご容赦を。

  2004年10月11日

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• 他人吉や あぁ他人吉や 他人吉や

  あぁ、今朝も食った食った。朝８時、昨晩おばあちゃんのベッドで寝た娘が用もないのに起こしにきた。それでもそのまま布団の中にいたら、今度はＺＡＺＩＥが飛び込んできた。仕方ない。起きるとするか。朝食は、トースト、ピーナツバター、コーヒー、目玉焼き、トマト、キャベツ千切り、ボローニャソーセージ、粉ふきイモ、娘の残した味噌汁半杯。義母の味噌汁は味噌が違うのかやや甘味があって美味しい。今日は町の神社のお祭り。そして夜は・・・今から楽しみだ。10:22-----結婚して１０余年になるが、この町の祭りを見るのは初めて。小さな町の神社の祭だが、昔からの農村の豊穣祭なのだろう、東京周辺の最近作ったような祭と違ってなかなかに風情がある。まずは天狗と獅子、それに続いて奴行列。右へ左へ大きく踏み出しながら、ゆっくりと奴が練り歩く。それから神輿。妻の家は戦前まで代々庄屋だったので、門を開いて一行を迎え入れる。神輿が門の前に降ろされ、門の中で巫女姿の女の子たちが舞う。禰宜がお払いをしてくれた後、奴と担ぎ手たちが神輿を囲んで三本締め。再び行列が動き出す。昼食は、穴子ちらしにたっぷりとイクラを載せる。ビールを少々と吸い物、焼き鳥。雨でＺＡＺＩＥの散歩にも行けない。行くあてといったら、近所のyou me town（「ゆめたうん」と読む。中国、四国、九州一帯を地盤とする大型ショッピングセンター）ぐらいだが、昨日も今日も既に行ったし、今週は北海道フェアだそうだ。昼寝でもしよう。15:00-----さて、今回の旅のメインイベント。宮島口の他人吉（たにきち）へ行く。義父母は「石亭がええんじゃないか」と言っていたが、私のたっての希望で他人吉にしてもらった。他人吉は、あなごめしの「うえの」が、先々代の他人吉翁が住んでいた、店の２階の部屋に作った和食の店。数ヶ月前のＪＡＬかＡＮＡの機内誌に紹介されていて、恋焦がれていたのだ。うえのの脇から階段箪笥の急な段を上ると、いかにも昔ながらの部屋が並ぶ。義父母や妻は「昔のうちみたいじゃろ」と言う。結婚した頃は、妻の実家の建物は築百二十年余（もちろん改築・増築はある）であり、確かにこんな風情があった。まずは、秋の白和えと食前酒？に梨のお酒のシャーベット。白和えには畑のキャビア、とんぶりが載っていたが、とんぶりは秋田のものじゃなかったか。お店からのサービスで、千代乃春という純米吟醸。東広島・志和町の酒らしい。前菜に、子持ちイカのグラタンと穴子の有馬煮。お造りは、シマアジ、鯛、ミズイカ、車海老。どれもプリプリして美味であったが、中でもシマアジは甘み、旨味、食感のいずれもが見事。生ビールを１杯。秋鮭の粕汁が出てきたときは、（何も広島で食べなくても）と躊躇したが、食べてみると上出来。別注の穴子白焼き。今回はこれを食べにきたと言っても良い。白焼きにはやはり燗酒。山葵を少し載せ、塩を僅かにつけて口に運ぶ。近年は数が減っているといわれる宮島の天然穴子だけを使うこの店の中でも、選りすぐりのものだけを白焼きに使うというだけのことはある。鰻の白焼きともまた違うが、穴子の美味さがそのままストレートに伝わる味で、期待に違わぬ満足感が得られた。料理はまだ続く。豚角煮は、大根おろしが載せられ、しつこくなく上品な味。アマダイの挟み蒸しの白葱が、程よく自己主張している。冷製の茄子に添えられた魚は、シメサバを焼いたもののようだ。これまた本日の主役、というかこの店の名物、穴子釜飯。うえののあなごめしとは違い、刻んだ穴子が炊き込まれている。刻み海苔と山椒を振って食べる。１杯目はすぐにカラ。かなり満腹状態に近付いている筈なのに、お替りせずにいられない。あぁ、来て良かった。デザートに、マロンとバニラのアイス。コーヒー。お土産にうえののあなごめし弁当。至福の時を過ごさせてもらった。義父母に感謝。家に戻って、ピオーネを数粒。食べ過ぎでお腹が痛くなってきた。満腹、満腹

  2004年10月10日

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• 猛烈な彼女の名前はMA-ON（マーゴン）

  いま羽田にいる。どこもかしこも長蛇の列。３連休初日の上、台風が近付いているからなぁ。揺れは避けられないだろう。ＺＡＺＩＥが心配だ。10月9日10:00-----あぁ、今日も食った飲んだ。７時過ぎに起床。まずは、ＰＣをオンして台風情報とＪＡＬの運行情報を確認。なんとか逃げ切れそうだ。朝食は、パン、ハチミツ、モロヘイヤ野菜ミックスジュース。モロヘイヤはもっと癖があるかと思っていたが、リンゴ系のミックスジュースのさっぱり味。さすがに粘り気はなかった。雨の中、家族とＺＡＺＩＥを載せ、愛車ロバ君を駆って第三京浜から横羽線へ。道は空いているし、横羽線に乗った辺りから空に明るさが見える。台風が近付いているというのに、ロバ君を羽田近くの格安駐車場に置き去りにするのは心配であったが、予約してあるので仕方ない。羽田空港に着いてみると冒頭に書いたとおり。といっても、長蛇の列は発券＆チェックインカウンターとボディチェック。自動チェックインはいつもと変わらないし、ペット預かりカウンターもガラガラ。たっぷり時間があったのでカードラウンジに行ってみたら、こちらは満杯。仕方ないので、その横の椅子に座って階上から出発ロビーの混雑を眺めつつ、ケイタイから冒頭の１０時の書き込み。妻と娘は土産物屋巡り。-----晩飯まで書き終えたのに、わけも分からず半分以上消えてしまった。とりあえずここまで一旦アップ-----再開。但し、もう面倒なので端折る。-----意外と揺れもなく、広島到着。迎えに来てくれた義父の車で妻の実家に向かう途中、小谷のＳＡで昼食。搭乗前に、朝食を殆ど食べていない妻と娘に付き合ってヒレカツサンドを２切れつまんだし、どうせ今夜は暴食するのだから、軽く済ませる。たこ焼き、タコ串天（この「天」はじゃこ天の「天」）、お茶。妻の実家に到着し、土産に送っておいた恵那寿や（すや）の栗きんとん。久々に食べるが、このしっとりとした食感、程よい甘みは、数ある模倣品の追随を許さない本物の味。妻の実家は夜が長い。まずは、ビールでメバルの煮付け（付け合せに豆腐と長ネギ）、ポテトサラダ、醤油豆（義母が高松に行ってきたらしい）、イクラ醤油漬けをたっぷり載せたご飯（イクラは私の故郷から）。次にステーキが出てきたのでラングドックの赤。破竹の炒め煮は季節じゃないが実に美味しい。梨で少し口の中をさっぱりと。一休みした後に、焼き松茸、イクラ＆大根おろし。義弟に付き合って芋焼酎「古秘」。酒はまだ入るけど、さすがにお腹はノーサンキュー。今夜はこのぐらいにしておこう。満腹、満腹Ｐ．Ｓ．yu-changさん、にーもにっくさん、ご心配ありがとう。今年は、東京が４０度を記録した頃にはタイでリゾートしてましたし、今年最強の台風がやってきた今日は一足違いで羽田から脱出。私には天候の女神が微笑んでいるようです。

  2004年10月09日

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• 田舎の日曜日

  あぁ、今日も食った飲んだ。昨日の晩から腹の調子が悪い。妻も同じようだが、娘は異常なし。父も調子は悪くなさそう。私と妻が食べて当たりそうなものといえば、昨晩の烏賊刺し？でも、もらってきてすぐに冷凍しておいて、食べる前に解凍したのだから悪くなっているとも思えない。朝食は、昨晩の残りのすき焼きにウドンを入れた。以前書いたかもしれないが、妻のすき焼きには大根となすが入る。この話を昨日の本町市場の八百屋でしたら、初めて聞いたと驚かれた。かくいう私も最初は驚いたが、一晩置くと大根となすがたっぷりと味を吸って、しかもとろりと溶けるほどに柔らかくなっていて絶品だ。今回はマイレージを使ったためか朝の便しか取れなかったので、朝食を食べて間もなく家を出る。ふと、学生の頃に見た映画を思い出した。パリ郊外にひとり住む老画家の下へ、長男が家族を連れて遊びに来たその日に、いつまでも結婚しない娘が突然やってくる。いつもは静かなアトリエが急に賑やかになり、老画家も久し振りに華やいだ気持ちになって娘と買い物を楽しむのだが。娘は恋人と喧嘩して急に父の家を訪れたのだったけど、その恋人に電話した後、また突然にパリに戻っていく。長男一家も台風のごとく騒ぐだけ騒いで、夕方には自分の家に戻っていった。ラストシーン。暗いアトリエに座る老画家の寂しそうな背中が、一枚の絵のようであった。空港に着いて、冷凍庫の中にイクラの醤油漬けを忘れてきたことに気付いた。今年の初物なだけにちょっと惜しいが、間もなく例年のごとくキロ単位で取り寄せることになるから、まあいいだろう。本町市場の魚屋のイクラの醤油漬けは、この店の自家製。注文を受けると生の鮭の腹を割いて醤油と酒で味を付けて、クール便で送ってくる。そのため、毎回微妙に味がぶれるがそれもご愛嬌。妻の実家でも最初は「イクラなんて」と言っていた（広島だからろくなイクラがない）が、一度この店のイクラを送ったら病み付きになり、ここ数年、ご近所さんも誘ってやはり数キロ単位で取り寄せる。羽田からバスでたまプラまで戻ってきて昼食。腹の調子が少し納まった気がして、たまプラ東急ＳＣの下のインド料理屋アクバル。チキンカレーとナンを食べたのだけど、食べているうちにおなかがきつくなってきた。まだ本調子ではない。動物病院にＺＡＺＩＥを迎えに行き、クリーニング屋に行った後は昼寝。６時頃に目覚めたが、食欲はないし少しだるい。食欲がないなんて珍しいことだ。妻も食欲がないというが、娘は「お腹空いたぁ」というので仕方なく夕食。私は稲荷寿司と冷奴だけで十分。そう言いながらも、その後で少しバランタイン。とりあえず今日も、満腹、満腹…ということにしておこう。昨日の日記に加筆しようと思っていたのだけど、今日はやめて早寝することにする。

  2004年09月26日

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• 白楊魂って？

  あぁ、今日も食った飲んだ。ちょっと立て込んでいるもので、夕食のメニューだけ。今夜は妻と娘もいるので、皆ですき焼き。丸井今井に肉を買いにいって中くらいのグレードのものを頼んだら、秤に乗った肉がすごく良い。と思ったら、隣の背広姿のおじさんが買った肉だった。１包み１万数千円も払っている。どこかへのお土産なのだろうか。太っ腹おじさんである。他には、昨日もらった烏賊刺しが１パック残っていたのでそれを。それから、いつもの本町市場の魚屋で、鮭のい寿司。イクラの醤油漬けも少し買ったのだけど、オヤジが言うには今年は少し鮭が遅くて、まだ良いのが入らないそうだ。イクラの醤油漬けは、我が家と妻の実家とから、この店に１シーズン数キロ単位で注文を入れて取り寄せる。だから魚屋のオヤジとおかみさんは私たち夫婦を見るなり、「来たな。季節だからな」と言ってニヤリと笑った。久々の家族で囲む食卓に父も満足気だ。酒はビール、バランタイン１７年。満腹、満腹-----以上は、２５日当日に書いたもの。今日は既に１０月３日。今さらとも思ったが、２５日の前段を書こう。-----朝食は、パン、ベーコンエッグ、紅茶。午前中は、近所に住む母の長姉の家に顔を出した。母とこの伯母は随分と歳が離れていて、母が物心ついて間もなく伯母は「嫁に行った」。もう９０近い歳になるのだが、この伯母が一番元気かもしれない。腰も曲がらないし、目も耳も頭も衰えない。昨年の夏などは遊びに行ったら小走りに出てきたほど。さすがに今年の春に心臓発作を起こして少し弱っていたらしいが、今は顔の色艶も良さそうだ。しかし、自分が元気なだけに歳の離れた妹に先に逝かれたのが悲しくて仕方ないと、毎回涙ぐむ。「大火の時、まだ赤ちゃんだったあの子を背負って逃げたのよ」と７０年前の思い出を語る。昼食は、これまた冷蔵庫整理。シュウマイ、ハム、ベーコン、トマト、パン、紅茶。シュウマイは１０日ほど前のものらしいが、「買ってきて２，３個食べた後、すぐに冷凍したから大丈夫」と父が言う。午後からは、もうひとりの母の姉の家へ。この伯母は、私が通った高校のすぐ前に住んでいるので、かつての通学路を歩いていく。途中、小学、中学、高校の同級生の家がいくつもあり、どうしているかななんて、思い出ストリート。母校はすっかりと建て替えられ、私が通った頃の面影はない。玄関前に「白楊魂」の碑。右から書いてあったので、妻が「魂・楊・白って何？ おまじない？ 結界を張ってるの？」と馬鹿なことを聞く。しかし、「白楊魂」の意味は？と聞かれてもなぁ。答えようがない。大和魂みたいなものだろう。ちなみに、「白楊」とはポプラのことだ。昔は学校の周りにポプラが多く植えられていたようで、同窓会の名称も校名ではなく「白楊ヶ丘同窓会」という。文化祭にはＰＴＡが白楊饅頭という皮は白、餡が草色の饅頭を売る。自分たちで手作りしたものではなく、どこかのお菓子屋に作らせたものだが、年に１回、学校でしか買えないもので、皆楽しみにしていたように思う。話し戻って、伯母の家。この伯母は母と歳も近いせいか、歳を取ると共に母と顔が似てくる。午前中に行った伯母は伯父とよく似ているので、どちらかが祖父、どちらかが祖母の血を引いた顔なのだろうけれど、母方の祖母は私が生まれた頃にはとっくに他界していたし、祖父も幼い頃に入院していた病院に１度見舞いに行ったのとそれから間もなくの通夜の晩しか覚えていない。というわけで、「トップに戻る」。満腹、満腹

  2004年09月25日

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• 窓からオーマが見える

  あぁ、今日も食った飲んだ。布団や枕が慣れないものであるけれど、気候は暑からず寒からず湿気もなく実に快適で、快眠できた。心地良く惰眠を貪っていたのに、父が「９時半には介護士が来る」といって８時に起こされた。朝食は、パン、ミルクティ、ざんぎ。ざんぎというのは鶏唐揚のこと。もしかしたら醤油味を付けてから揚げたものだけをざんぎというのかもしれないが、とにかく北海道特有の呼び名だと思う。冷蔵庫を開けると、年寄りの１人暮らしとは思えないほど食べ物が詰まっていて、これらを片付けていかねば次に食べ進めないようだ。午前中に、伯母が少しだけ顔を出し、介護士がこれまた１０分ほど様子見。昼前に父の友人がやってきて世間話をして帰った。この友人は、田舎の水産加工場のオヤジだと思っていたら、韓国からキムチを輸入するは、中国に技術指導に出掛けるは、さらにはカナダや地中海にマグロの養畜（卵や稚魚から育てるのではなく、ある程度育ったものを捕まえてきて太らせて出荷するので、養殖ではなく養畜というらしい）を視察にいくはと世界中を股にかけて仕事をしていたらしい。その話が延々続き、父と私はただただ頷き係。朝のうちは本州最北端の町・大間が見えていたが、いつの間にか雨が降り出し、津軽海峡も白くもやってきた。昼食は、冷蔵庫の中からアンパン、ハンバーグ、野菜サラダと紅茶。父が「これも食べなきゃならないんだ」と出してきた煮物を温めて、口にしてみたが味が変。それでも父が食べているので、もう一口。ちょっと酸っぱい。父にそういうと、「そうだな。冷蔵庫に入れてなかったからな。やめよう」。私がいたから父もやめたが、ひとりだったら食べていたかもしれない。年寄は鼻も舌もだんだんと利かなくなってくるから、こういうのが危ない。午後から墓参り。市電にガタガタ揺られながらドック前まで。ここ何年かは車で出掛けていたので気付かなかったが、電車で行くと、降りてから結構な距離がある。それでも、高龍寺、ロシア人墓地、外人墓地、ハリストス正教会の墓地、号外翁の真っ赤な墓（昔、上から下まで真っ赤な衣装に身を包み号外を配り歩いたという人の墓。墓石も真っ赤に塗られている）などのんびり眺めながら、観光客気分で山を登っていく。木々は既に落葉を始め、ナナカマドの実も赤く色づいている。♪今はもう秋～なんて歌が聞こえてきそうだ。いや♪北の街ではもう～の方がリアルかもしれない。我が一族の墓は一番上、着いた頃には息が切れていた。周りは墓ばかりだが、ここからの眺めはとてもよい。湾を一望できて、青森に向かって出航していくフェリーや（幾分無粋だが）積み込みを待って停泊中の数隻のセメント運搬船などが見るともなく目に入ってくる。雨が降ったりやんだりの鉛色の空が少々恨めしい。昨日の日記に書いた啄木一族の墓や母の実家の墓は、山の反対側。天気も悪いし、母方の墓参は今回はパス。帰りに自由市場に寄って、姉の舅がやっている魚屋に顔を出し、烏賊刺しをもらった。ここの烏賊はいつも飛びっきり上等だ。義兄が店を継げばこの先ずっとこの烏賊が食べられるのだが、世の中そう上手くはいかない。仮に私がこの店の跡取り息子だったとしても、きっと継がなかっただろう。夕食は、握り寿司、寿司屋がサービスで持ってきてくれた三平汁、烏賊刺し。このメニューだから酒は日本酒。妻の実家から送ってきた白牡丹。広島は西条の酒だ。我が家では烏賊刺しは大根卸しで食べる。以前同僚と飲んでいるときにこの話をしたら、皆がヘェーって驚いた。「それが本場の食べ方だ」と言い切ったが、よその家でもそうやって食べているのか自信はない（kirattoさん、いかがですか？）。もうひとつ烏賊の話。私が小学生ぐらいまでは、港に揚がったばかりの烏賊を仕入れた行商のオバちゃんが、自転車の後ろに烏賊を積んで「イガ、イガー」と呼びながら朝から売りに来たものだ。そんな呼び声も聞かなくなって久しい。晩酌は、今日もホワイトホース。満腹、満腹

  2004年09月24日

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• ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく

  あぁ、今日も食った飲んだ。ちょっと前まで敬老の日は９月１５日だったのに、法律が変わってしまったせいで、今年は敬老の日が終わったと思ったらすぐに今度は秋分の日。少しゆっくりと起床。目覚めたら、娘が既に目を覚ましていて言うには、７時にひとりで起きて「おはすた」と「ディズニータイム」を見て、その後２度寝したのだそうだ。全然気付かなかった。いつもなら、娘が寝ながら腕を掻いたって目が覚めるのに。朝食は、エピ、じゃこ天、野菜ジュース、アイスミルクティー。今日は夕方から里帰り。夏の母の命日に帰らなかったから秋のお彼岸ぐらいは墓参りに行こうという心掛け。妻と娘は娘の学校があるので土日に追いかけてくることにして、まずは私１人で帰省。というわけで、たまプラにお土産を買いに行く。親戚や父が世話になっている人たちは皆老人。老人が好む味で、食べ易くて、日持ちするもの。しかも、父が８つ必要だというので、嵩張らないものという条件も加わる。落雁か佃煮かそんなところだろうと、あれこれ捜し歩いて迷った挙句、錦松梅にしてみた。昼食は、家に帰って、故郷から伯母が送ってくれたラーメン。これから帰るのに、と思いながらも賞味期限が切れそうだから仕方ない。羽田空港に着き、搭乗ゲートまで進むと、既に故郷の訛りが聞こえてくる。私とは逆に、こちらに遊びに来て家に帰る人たちなのだろう。啄木の歌が頭に浮かぶ。故郷には石川啄木一族の墓というのがある。啄木自身は別に墓があり、ここは一族だけが葬られている。それでも啄木ファンが訪れるらしい。啄木のファンなんてものが今どきいるのかどうか知らないが。学生時代の帰省はいつも青函連絡船だったし、ここ数年でも車で帰省するときはフェリーで津軽海峡を渡る。青森を出航し奥深い陸奥湾を抜け、やがて故郷の山が遠くに見えてくると、いつも帰ってきたなぁという感慨が湧いたものだ。そういえば、青函連絡船は到着近くなるとなぜかエレファントマンの物悲しい調べが流れてきたものである。飛行機だとそんな郷愁をしみじみ味わいながら帰郷するという楽しみはないが、それでも眼下の暗い海原に漁火が浮かんでいるのを見ると懐かしい。さて、父が晩飯を用意してくれている筈だがなんだろう。寿司の線が濃厚だろう…と思っていたのだが。父の食生活は、曜日によって、お手伝いのおばあさん、給食センター、近所の寿司屋、伯母たちによって賄われている。そして今日は曜日でいえば給食センターの日だったらしいが祝日のため休み。そこで父は近所のデパートに行って惣菜を買ってきたそうだ。そんなわけで、私の晩飯はハンバーグ（一応はカールレイモン）、ポテトサラダ、ゆで卵、お手伝いさんが作ってきてくれたおはぎ、これまたお手伝いさん特製厚揚げと野菜の炊き合わせ、団子（小豆餡、胡麻）、エビスビール。母が亡くなって丸３年、子供たちが独立するまでずっと大家族で過ごし、また、庭弄り以外に自分で家のことなどすることもなく過ごしてきた父にとって、この３年間は寂しくもあり、苦労の連続でもあったと思うが、人間は慣れるものだ。なんとか１人暮らしのペースを掴んできたように見える。晩酌は、津軽海峡に浮かぶ烏賊釣り船の漁火を眺めながら、父と一緒にホワイトホース。満腹、満腹

  2004年09月23日

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• ガンバレ、ワカゾー

  あぁ、今日も食った飲んだ。３連休中日、朝寝坊しようと思うのに身体は勝手に目覚めてしまう。朝食は、さつま芋パン、ヨーグルト＋ハチミツ、アイスカフェオレ。ここ数日、こればっかり。牛乳パックを持ち上げようとした瞬間に右肩に痛み。少しストレッチをしてみたり、グルグル回してみたりしてもう一度、牛乳パックを持ち上げたがやっぱり痛い。今度は四十肩か？妻は数年前にフツーに横断歩道を渡っていて足首の骨にひびが入った。それに比べたら牛乳パックを持ち上げようとして四十肩になるのは、ごくありふれたことだろう。たぶん。相変わらずＺＡＺＩＥが餌を食べようとしないので、一応、動物病院に行ってみた。この病院は獣医師が１０人ほどいるが、ＫさんかＳさんに当たることが多い。今日はＳさん。たしかＳさんもヨーキーを飼っていた筈だ。Ｓさん、曰く「飽きたんでしょう。診たところ、体重も減っていないし、健康です。普通なら別の餌を混ぜたりして気を紛らわせればいいのですが、今は結石の予防食が続いているので、そうもいきません。缶詰の予防食もあるので、それを混ぜるか、硬いのが嫌なようならお湯で芯までふやかして食べさせてみてください」とのこと。最近、言うことを聞かないことについては「ヨーキーは頭の良い犬ですから、餌が欲しいときは一生懸命言うことを聞きますが、餌に興味がないから言うことを聞かないのでしょう。ヨーキーは、しなくても困らなければすぐに手を抜く犬です」。犬は飼い主に似る。昼食は、サーモン、セロリ、グリーンピース、ピーマン入りサワークリームのパスタ。パスタはコンキリエ（貝殻状のパスタ）。サワークリームのパスタは実に簡単に出来上がるけど、塩加減さえ間違わなければ、はずれがなく美味い。午後から某女子校の学園祭へ。もちろん私の趣味じゃない。娘の将来を睨んでの見学。女子校の学園祭なんて高校生の頃以来だろうか、いやそういえば大学に入ってからも近くの女子校の文化祭に行った覚えがある。大学生と高校生じゃ殆ど歳が違わないのに、随分と女子校生たちが幼く見えて、なんだかこちらの方が気恥ずかしい思いがしたものだ。今日の学校は、誰もが知っている有名校ではないが、ここ何年かで赤丸急上昇中の学校らしい。生徒たちも派手さはないが地味でもなく、好感の持てる、映画に出てくるような女子校生たちだ。そんなことよりも驚いたのは、女子校の学園祭だというのに男の子たちは数えるぐらいしかいない。そして、生徒よりも多いのが、女子小学生とその親たち。私たちもそうなのだから、驚く自分がどうかしているのかもしれない。女子校の学園祭というのは男女の出会いの場ではなく、受験生と学校の出会いの場になっていたのだね。それにしても、男の子たちは何をしてるのだ。ガンバレ、ワカゾー。駅に向かう途中で神社のお祭りに出くわした（私は往きと同じ道を還るのは嫌いなタイプ。特に初めての街はうろつきたい）。ちょっとのぞいてみると、これがなかなかに大きな神社。能舞台があって能が奉納されているし、反対側にはすり鉢状に客席まで付いた土俵があって、学生による奉納相撲もあるらしい。縁日の屋台の数も随分と出ている。店の種類自体は、アンズ飴や金魚すくい、ヨーヨーすくい、綿飴にお面、焼きとうもろこし、射的、お好み焼き、たこ焼き屋など見慣れたものばかり。ただ、ジャガバタ屋では「バター塗り放題」、氷屋では「シロップかけ放題」、焼きそば屋は「目玉焼きサービス」など香具師の世界もサービス競争が始まっているようだ。娘が射的をやったのだが、狙いは「たまごっち」。そりゃ、どう考えても望み薄だ。４０年生きてきて、射的でそんな良い商品をゲットした人間を見たことも聞いたこともない。娘は数年前に京都の太秦映画村の手裏剣当てではりせんを手に入れて以来、変に自信を持ったようだ。人間、成功体験というのはなかなか忘れられないからね。夕食は、ジンギスカン、トロロご飯。少し前に町田の東急で手に入れたベルのたれの出番だ。まぁ、なんてことのない味なのかもしれないが、北海道で生まれ育った人間にとっては、ジンギスカンといえばこの味。贅沢をいえば、肉をもう少し薄く切ってくれるとより昔のイメージに近付く。ジンギスカンに合わせて、酒はスペインのトーレスの赤。瓶に牛のフィギュアが付いているワインだ。このワインは、かつて西新宿のスペイン料理屋ナバーラでよく飲んだ。ナバーラ。この店のマッシュルームのゼゴビア風は絶品だ。これにフランスパン、美味しいワインがあればそれだけで十分に満足というほどの味。自信を持って他人に奨められる味の一つである。満腹、満腹

  2004年09月19日

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• １粒 ３５０ｍｌ

  あぁ、今日も食った飲んだ。朝起きてシールーのプラケースを確認。メダカ発見できず。シールーの食欲は相変わらず旺盛。小さい頃は涼しくなるとめっきりと食欲が落ちたものだが、７歳半ともなると少しぐらい季節が変わってもびくともしない。鶴は千年、亀は万年というけど、果たして何年生きるやら。南方熊楠の飼っていた亀は１３０年生きたという話だが、本当だろうか？いったい誰がそれを確認したというのだろう。シールーは娘が嫁に行くときの嫁入り道具にする予定だから、少なくともあと１０数年は生きてもらいたいものだ。朝食は、今日もベーコン、ベーグル、アイスカフェオレ。昨日、ベーコンを１枚娘に分け与えたら、娘はそれをご飯の上に載せ、脂をご飯に擦り付けながら食べていた。それが「今までで食べたことがないほど美味しかった」そうだ。昨日、ひざの故障後はじめてスポーツクラブに行ったせいか、少し足が痛む。まだちょっと早かったかもしれない。リハビリを意識して水中歩行だけにしたのだけれど。日経のスポーツ欄に元スポーツ選手のコラムが掲載されている。毎日読んでいるわけではないので、執筆陣に誰がいるのかよく知らないが、元プロ野球選手の豊田泰光さんなどは文章も上手いし、着眼点も鋭く、なるほどと読んでしまう。今日のコラムは、元横綱隆の里の鳴戸親方。自分の弟子の例を挙げて、長年三役で活躍しているのにそこから上にいけないのは繊細さが不足しているからだと言う。そして、「けいこ場を離れても”気がつく人”は強くなる」とも。いや、まったくそのとおり。相撲取りだけでなく、サラリーマンだって、一緒に飲みに行って、周りに目配りしてマメに動く若者は仕事もよくできるし、先輩が水割りを作っているのに自分は飲むばっかりでは職場でも役に立たない。今日まで気付かなかったが、鳴戸親方もなかなか良いコラムニストである。それにしても、元・隆の里の顔を思い出そうと試みるのだが、その度に元・大乃国（現・芝田山親方）の顔が浮かんできてしまう。さもなきゃ北の湖の顔。たしか、「おしん横綱」と言われていたのが隆の里だった筈。昼食はちょっと訳あって職場のある一人と話すべきだろうと思い、彼一人、外に誘っても良かったのだが、若者も付いてきたので、社食へ。鶏肉の揚げ物、肉野菜炒め、味噌汁、ご飯。食事中は若者もいたので世間話に終始したが、食後、聞くべきことは聞いた。また強力な台風が来ているようだ。広島では最大風速６０メートルを超えたとか。想像もつかない。妻の実家では木が折れたらしい。山口に出張中のＴ君は朝からホテルに缶詰で、今日は帰れないらしい。夕食は、冬瓜とベーコンのスープ、姫竹と蓮根と糸こんにゃくの炒め物、変わり冷奴（豆腐の上に削り節をたっぷり載せ、熱々の胡麻油をジュッと掛け回す）、ご飯、納豆。なんだか老夫婦の静かな食卓といった感じ。姫竹は、地物の筍がない北海道ではポピュラーな食べ物だ。母方の伯母が春になると山に入り採ってきて、茹でたものをぎっしりと一升瓶に詰めてくれて寄こしたものだ。その一升瓶に菜箸を突っ込んで１本１本抜き出すのが一苦労だったのを思い出す。できれば春に食べたかった。晩酌に、プーケット土産のホット・カシューナッツとロバートブラウン。トムヤム・カシューナッツは辛いとはいえ食べ易かったが、ホット・カシューナッツはかなり強烈だ。１粒あれば３５０ｍｌの缶ビールが１缶飲める。満腹、満腹

  2004年09月07日

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• カール・レイモン

  あぁ、今日も食った飲んだ。朝食は、明太子おにぎり、味噌汁、キムチ。キムチは失敗。皮膚科に行かなければならないのに、口が臭くなってしまった。その皮膚科。先日の液体窒素療法後、本格的なイボらしくなっていた患部の外皮をメスで切って取り除き、再度、液体窒素。前回は厚くなっていた皮の上からだったが、今回は外皮を除いたので直撃だ。しかも、ジューっと音がするほど押し付けられた。すぐには痛みはなかったが、徐々に痛み出す。「じゃあ、また来週来てください」。もう１回あるの？勘弁してよ。家に帰って、今度はＺＡＺＩＥの散歩。散歩にはちょうどよい気候になってきた。昼食は、娘が収穫したゴーヤを使って、さぁ何を作ろう。冷蔵庫の中を物色すると、伯母が送ってきたカールレイモンのソーセージが明日で賞味期限切れ。ゴーヤとソーセージのアンチョビソース味のスパゲッティにした。これまた適当に作った割にはまずまずの出来。ゴーヤは５センチほどの小さなものを１個入れただけだったが、十分に存在感を示している。レイモンのソーセージは美味い。今は大手資本が買い取って大量生産しているので、昔のレイモンさんが手作りしていた頃とは同じ味とは行かないのだろうけれど、それでも懐かしさもあって美味いなぁと思う。子供の頃は手作りだったため、週に２，３日しか販売をせず、しかも店に並べるとすぐ売り切れていた。偶に手に入ると、母が勿体をつけて「レイモンさんのベーコンだよ」なんて調理する前に見せてくれたものだ。子供の頃に、散歩しているレイモンさんを元町辺りで見かけたことがある。午後は、明日の娘の下克上テストに備えて集中特訓。ＺＡＺＩＥも気配を察したのか今日はやけにおとなしい。夕食は、お好み焼き、鮭の中骨缶。最近どうもお好み焼きがふんわりと仕上がらない。粉が悪いのかな。鮭缶なんて随分と久し振り。娘は初めて食べると言う。たまに食べるとなかなかに良いものだ。食後、娘は、昼には苦いといって残していたくせに、またゴーヤを育てるんだといって種を集めて濡れた脱脂綿の上に並べている。その上、しんちゃん＆ボーボボー・スペシャルまで見る気でいる。どこにそんな余裕があるのだ。まったくもって危機感がない。今夜は漢字がすべて終わらないうちは寝るわけにはいかないのだ。そういや昨晩飲んだ時、一人は金を掛けたのに上の子が中学受験に失敗したとぼやき、もう一人は最初は熱心だったけど本人がさっぱりやる気がないから諦めて公立に行かせることにしたと言っていた。考えてみると、昨日のメンバーは皆、地方出身で国立大出、大企業勤務。塾の先生が言う、中学受験の大敵の父親たちである。満腹、満腹

  2004年09月04日

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• メンテナンス休業

  あぁ、今日も食った飲んだ。ベッドから起き上がろうとすると、ますます右ひざが動かなくなっている。その上、右足の付け根、尾てい骨の横辺りに神経に障るような痛みが少々。そろそろあれこれメンテナンスが必要な身体になってきたようだ。次の健康診断でとか、近いうちに人間ドックになんていっていると、美浜原発のようなことになりかねないし、そうなってからでは遅い。というわけで、今日は休業。ま、最近仕事量も少なめだし、急ぎの仕事もないから問題なし。今日から前期の授業が再開される娘を学校に送り出して、パン、ハチミツ、キャロットジュース、アイスカフェオレの変わりばえのしない朝食。それにしても二学期制。昨年度から横浜市では実験的に何校かで実施し、今年度は強制ではないものの殆どの市立小学校が導入したそうだ。何が良いのかさっぱり分からない。導入前に配布された説明では、長いスパンで教育計画が立てられるとか、始業式や終業式が減る分、授業に充てる時間が増えるなんて書いてあったように思う。なんか変じゃない？２学期だろうが３学期だろうが教育計画って年度単位で立ててるのじゃないのか？それとも、学期ごとに、さて今学期はどうしましょう、って相談していたってこと？授業時間数だって、始業式や終業式があったからといって授業時間を削っていた方がどうかしてる。口の悪い親は、先生が年に２回しか通信簿を書かなくて済むようになったのが一番の導入の成果じゃないかなんて言っている。そういえば、行政改革・規制緩和のときも、審査業務が減って仕事が楽になった許認可窓口の役人が一番恩恵を受けたという話だ。さて、話戻って、まずは外科へ。簡単な問診と触診の後、医師が言う。「腰だね。あなた、腰が悪いでしょう。ひざも腰が原因だろう。坐骨神経症の可能性ありだ」。ところが、レントゲンを撮ってみると、「おかしいなぁ。あなた、腰はまったく問題ない。きれいな骨の並びだよ。健康そのもの。ひざの骨も問題なし。ひざの皿の周りの筋肉の炎症だな。消炎剤と湿布で１週間もすれば治るよ」。それじゃ、この腰の痛みはなんなのだと問うと、「ウーン、疲れが溜まってるんじゃないの」。悪い医者じゃないのだけどね。次は、同じフロアの皮膚科。数年前から指先に皮が少し硬くなって小さな突起ができている。たまぁーに腫れて痛むことがあるが、普段はまったく気にならない。その「たまぁーに」が２、３日前にあったので、ついでに見てもらおうと寄ってみた。医者は「あぁウイルス性のイボですね」と即座に宣告した。ガーン！前に娘の足にできたイボとはかなり違うのだけどなぁ。娘のイボは見るからにイボだったけど、それに比べたら私のはイボとは似ても似つかない。「イボは人それぞれですし、同じ人でも急に増えたり、大きくなったりするので、小さい今のうちに取っておいた方が良いでしょう。液体窒素で２、３回焼けばすぐ治ります」。娘に「２度とあの病院には行かない」と言わしめた液体窒素療法である。医師も「痛いけどこれが一番早くて効果があります」というし、娘に我慢させた手前、逃げるわけにも行かない。しかし、液体窒素といえば１気圧下の沸点がマイナス１９５度という代物。それを押し付けられる感覚とは…痛い、刺すように痛い、しかも１回で済まずに、何度も何度も、そして最後にギューッと。ギャッと叫ぶほどの痛みじゃないけど、娘が２度とあの病院には行かないと言うのはよく分かった。が、私は１週間後にもう１回これをしなければならないらしい。最後にメガネ屋。昨日行った職場の近くの店と同じチェーンが家の近くにもある。同じチェーンでも人が違えばまた違った意見が聞けるかもしれない。セカンドオピニオンというものだ。昨日の店員よりも説明が上手い。その結果、コンタクトは却下（基本的に遠距離に焦点が合っている。遠近両用もあるがまだ一般的ではない）。やはり遠近両用にするのが良いようだ。ここでまた「老眼でしょうか？」と尋ねると、女性店員はきっぱりと言った。「老眼は誰でも３０代後半から始まってます。人によって進み具合の程度に差があるだけです」。ちなみに、検査結果を見ながら彼女は「お客様の目の筋肉は普通の方よりも健康ですね。一般的な焦点距離は２０センチから４、５０センチぐらいなのですが、お客様の場合は１５センチから６０センチまで焦点を合わせられます。随分と奥行きがありますよ」と言った。腰といい、目といい、実は私は健康体だったようだ。昼は町田（足が痛いなんていいながらなぜ町田まで遠征しているのだ？）の中華屋で、麻婆茄子丼と水餃子のセット。妻のあんかけ焼きそば少々と娘の点心セットのエビ餃子もつまむ。麻婆茄子丼だけでも結構なボリュームで腹がきつい。夕方に再びメガネ屋。妻と娘にもフレーム選びに参加してもらって、結局は地味なフレームを選ぶ。妻が「あなたは顔が濃いんだから派手なメガネはやめた方がいいと思うよ」と言うし、金縁のメガネをかけると、自分が見ても、安っぽいドラマに出てくるインテリぶった嫌味な上司みたいに見えてしまう。夕食は、スズキの刺身を少し、太刀魚塩焼き、焼き茄子、伯母が送ってくれたイカ飯。昼に食べ過ぎたので、軽く済ませた。イカ嫌いの娘も、中のご飯だけをほじくって食べた後、「イカって結構良いにおいがするじゃない」なんて言っている。食わず嫌い。満腹、満腹

  2004年08月31日

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• 金だ！谷本！強い！

  あぁ、今日も食った飲んだ。いやぁ、今日一日を振り返る前に、女子柔道の谷本の金、見惚れたね。強い。準決勝じゃ相手を病院送り（？）にし、決勝も強引に相手をひっくり返したと思ったら、全盛期の千代の富士のごとくさっと差し手を入れて、袈裟固め（だと思う）。見事な１本勝ち。谷亮子も偉いけど、谷本の技の切れには本当に惚れ惚れしたね。というわけで、興奮冷めやらず、今日は簡単に済ませるのでご容赦を。朝食は、ご飯、トマトジュース、卸し納豆。先日、芥子納豆と大根卸しを混ぜると大根の辛さが強調されると書いたけど、あれは誤り。この大根、すごく辛い。辛いのには強い方の私ですら、ちょっと、いやかなり躊躇するほどに強烈な辛さ。どうしたことだろう？先っぽの方が辛いとか、繊維に対して斜めに卸すと辛くなるとか言うけど、そんな半端な辛さじゃない。先祖帰りだね。昼食は、今日も場の流れで社食。今日の定食は、卸しハンバーグ、焼き魚、豆腐の炒め物の３品から２品をチョイス。私はハンバーグと炒め物。オプションの小鉢はなんとこの上コロッケ。誰がこの上、コロッケを食べるのだと笑っていたら、うちの若者が食べていた。こんだけ食べて太らないのだから若いって羨ましい。夕食は、義弟一家も我が家にやってきて宴会状態。しかも、故郷の伯父から大きなタラバガニ１匹丸ごととイクラの醤油漬け。娘と甥は大喜びでイクラ丼を何杯もお替りして堪能している。イクラにはちょっと季節が早い気もするけど、こちらで買うのとはまるで味が違う。我が家では毎年故郷の魚屋に電話してその店で仕込んだイクラの醤油漬けをキロ単位で２，３回取り寄せるのだけど、それとも幾分味付けが違って、これはこれで美味い。妻も私の故郷のイクラを食べて以来、イクラ好きになった一方で、北海道以外のイクラを食べる気がせん、と言う。他にも、冷奴のオクラ載せ、豚冷しゃぶ、枝豆、水泳の北島の実家のメンチカツ。酒は、銀河高原ビール、ふなぐち辛口、田苑ゴールド。男子重量級の柔道が待ち遠しい。（柔道少年だったわけじゃないのだけど、かつての山下・ラシュワン戦以来、オリンピックの柔道は見逃せない）満腹、満腹

  2004年08月17日

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• 仙台は大阪スタイル なぜ？

  あぁ、今日も食った飲んだ。朝食は、納豆ご飯、味噌汁。味噌汁はインスタントだけど、よくできてる。干上がったようなネギやワカメがお湯を注ぐだけで、元に戻る。そりゃ生には及ばないけどね。今日は仙台日帰り。１０時の新幹線なので少しゆっくりと家を出る。新幹線の中は観光客ばかり。東北４大祭りが始まる頃だから仕方ない。おばさん連中はぺちゃくちゃしゃべり通しだが、思ったよりもうるさくない。３０代から５０代ぐらいの男の４人組がビールだワインだと騒いでいる。少し席が離れていて助かった。大宮で母親を乗せるために車両に乗り込んできた若夫婦が、降り損ねてそのまま発車。幸いにもこの電車は宇都宮に停まるから良かったようなものの、大宮を出たら仙台までノンストップというのも多い。始発駅じゃないのに車両の中まで乗り込んで、しかもなにやらいつまでもしゃべっているからこんな目に遭う。左手に太白山、そして八木山の東北放送、愛宕山の仙台放送の鉄塔が見えはじめ、仙台到着を告げる車内アナウンスが流れてくる頃になると、長町を通り過ぎ、電車は愛宕山を回り込むように大きく左旋回して仙台駅に滑り込んでいく。これまでに何度も見てきた光景だが、いつもこの何分間かの間に郷愁を感じるのである。今にして思えば、たった４年間を過ごしただけの土地だけど、生まれて初めて親元を離れ一人暮らしをした街。第２の故郷というわけだ。昼時に仙台に到着。駅を出るまでは牛タンを食べるつもりでいたのだけど、歩き出したらふと前にこの日記に書いた龍鳳がどうなっているか気になって、少し遠回りだが電力ビルの裏まで足を運んでみた。いやぁ、それにしても暑い。仙台も東京並みに暑い。さて、龍鳳のあった場所は見事に更地。あぁあ、やっぱりなくなっていた。そうすると昼飯をどうするか、やはり牛タンにしよう。友人から「今や牛タンといえば利久」と聞いていたので、前もって場所は調べてあったが、だいたいあの辺という程度の認識。そちらに向かって歩いているうちに、道に迷った。なまじ土地勘があるだけに分かっているつもりで歩いていたら、見たことのない道に出ていた。しかも、さっきまで見えていた、今日の目的地であるビルが見えなくなってしまった。それでも方向に間違いはないはずと歩いていったら、利久発見。しかし、行列ができている。あれこれ無駄足をしているうちに行列に並んでいるだけの時間がなくなってしまった。仕方ないので、牛タンを諦め、その辺のラーメン屋に入った。和風つけ麺。シンプルでなかなかに良いお味。食べ終わってしばらく汗が引くのを待つ。年齢と共に年々汗をかく量が増加してきているけど、それにしても今年の汗の量は異常だ。先月の高知出張とタイ旅行で汗腺がイカレたとしか思えない。１００％全開状態。汗が引いたところで、実に久し振りにネクタイを締め、上着を羽織り、仕事、仕事。夕方に学生時代の友人たちと約束をしているのだけど、少し時間がある。そこで、バスに乗って昔住んでいた八木山に出掛けてみることにした。青葉通りからバスに乗り、片平キャンパスの横を抜け、瑞鳳殿入り口。霊屋橋（おたまやばし）で広瀬川を渡ると向山に上っていく急坂。八木山松波町には今でも仲の良い友人が住んでいて、よく遊びに来たものだ。東北工大には学園祭のときにザ・ロケッツを聞きに来た。シーナ＆ザ・ロケッツのシーナが妊娠中でザ・ロケッツだけのステージ。シーナ抜きのザ・ロケッツはそれはそれで実にソリッドで、鮎川誠のかっこよさにシビレた。八木山動物園を通り過ぎ、坂を下って住宅街に入っていくと、私が住んでいた辺り。バス停の前の毎日通った酒屋はまだあった。その向かいのパン屋兼ケーキ屋はもうないみたいだ。そしてその裏が私の住んでいたアパート。ブロック塀はなくなっていたが、アパートは色を塗り直しただけで健在。私が住んでいた頃だって既に築１５年ぐらい経っていた筈だから、今や築３５年ぐらいになるだろう。私が住んでいた部屋には誰か住んでいるようだが、隣の部屋は空き部屋。私が住んでいた頃からこの部屋は出入りが激しくて空いていることが多かった。私のアパートから数十メートルのところにある友人の住んでいたアパートも健在。こちらも相当古い。意外と変わらないものだ。帰りは、八木山動物園前まで歩いて、青葉城址循環のバスに乗る。動物園とベニーランドの間を抜けるとやがてＶ字谷の八木山渓谷に架かる八木山橋。谷底まで５０メートルの高さ。当然、自殺の名所で、いくつもの都市伝説がある。例えば、ある男が自殺を決意して八木山橋にやって来た。橋のたもとには「考え直せ、もう一度」という看板。いや、もう死ぬしかないんだと未練を断ち切り橋の中央へ。フェンスに手を掛けて、下を覗いたところで足がすくんだ。死ぬのが恐くなり、もう一度やり直そうと、橋を逆戻り。すると、こちら向きにも看板が。「考え直せ、もう一度」。友人２人と落ち合って、駅近くのひろ膳へ。さすが食品業界に勤める友人は良い店を知っている。ホッキ貝、じゅん菜、カマ焼き、ホヤ酢、だだ茶豆、ニンニクの丸焼き等。東北の味を満喫。酒は、ビールを２，３本飲んだ後は、日本酒を常温で。９時近くなって、今日は来れないといっていた友人がひょっこりと顔を出した。ほんの２０分程度の再会だったが、うれしいね。仙台駅でエスカレーターに乗っていて、驚いた。皆、右側に立って左を空けている。これは大阪式。東京式は逆だ。私が学生だった頃は急いでいる人のために片側を空けましょうなんてマナーはなかったので、ここ２０年弱の間に定着したのだと思うが、それがなぜ東京式ではなくて大阪式なのか。殆どコンプレックスと呼んで良いほど東京好きの仙台っ子が、なぜ？飲んでいた時間も短いし、飲んだ量も特別多くはないのに、東京駅に着いた頃にはちょっと気持ちが悪い。前に、仙台で飲んで帰ったときも同じだった。やはり、酒を飲んで新幹線に揺られると、酒酔い＆乗り物酔いで症状が悪化するのだろうか。満腹、満腹

  2004年08月03日

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• 炊事遠足

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日から早くも８月。時が経つのは早いものだ。娘が９時から夏期講習のため、いつもどおりに起床。まぁ、１０分あれば着くのでそんなに早く起きなくてもいいのだけれど。朝食は、トースト、ハチミツ、アンズジャム、ミルクティー。娘は昨晩の挽肉と野菜をご飯に掛けて朝からモリモリ食べている。朝が弱い娘としては珍しいことだ。娘が出掛けた後、妻は黙々と内職にいそしんで、ちっとも会話がない。仕方ないので私は、鉢植えの水遣りやシールーの水換え、クリーニング屋に行ったり、ＺＡＺＩＥを連れて散歩に出たり。今日は少しは暑さがやわらいだとはいえ、帰ってくるとＺＡＺＩＥは心臓がバクバク、舌を出してヘェヘェとつらそう。体重３キロに満たないのだから、新生児を夏の暑い盛りに散歩に連れて行ったようなものだ。さぞかしつらいだろう。それでも、散歩には行きたいみたいだ。なにが面白いのだろう。昼に娘を迎えに駅に出たついでに、定期もあるしひと駅だし時間もあったのでたまプラまで行ってみた。たまプラのヨーカドーの前の宝くじ売り場は土日でもロトを売っているので、それが目当て。そういえば、サマージャンボは買い逃した。まぁ、１回ぐらい良いだろう。昼食は、冷やしきしめん。茗荷、青ネギ、温泉卵、揚げ玉、トマトを載せてみた。これとは別に、妻の実家から送ってきた筍の佃煮とハリハリ漬け。これらは京都の漬物屋のものらしい。妻の母は漬け物好き、父は大嫌い。結婚して４０数年になるだろうに、いまだに食卓に漬物が上ったのなんだのと喧嘩する。４０数年間も繰り返しているのだから、もはやトムとジェリーの領域である。見ていて微笑ましい。昼過ぎに、「暑いし焼肉でも食べて力をつけようか」と妻に言った途端に、「いや、やっぱりジンギスカンが食べたい」と言い直したら、妻が大笑いし始めた。私が冗談を言ったと思ったらしい。こちらは大真面目。ジンギスカンをたべたいという気持ちのなにがそんなにおかしいのか？サッポロビール園だって、ジンギスカンに大ジョッキだろう。小学生の頃、私の故郷では当たり前のように炊事遠足というものがあった。川辺に遠足に行って、その場でジンギスカンをするのだ。北海道（少なくとも私の故郷周辺）では、ごくごく当たり前の遠足だ。が、これを妻に話したら「信じられない！小学生だけで遠足に行ってジンギスカン？」と驚くのだ。簡単なことじゃないか。野菜は切って持っていく。ジャガイモも茹でてある。肉は前の日の放課後に班ごとに肉屋に行って、ひとり分２００グラム（結構多いな。１５０グラムだったかな？）ずつ、ラムやマトンを買い込むのだ。班の皆でじゃんけんをして持ち物を決める。重いのはジンギスカン鍋。北海道の家庭には一家にひとつジンギスカン鍋がある（最近は知らないけどね）。川原に着くと、大き目の石を探してきて炉を組み、真ん中に固形燃料を置く。火を着けると鍋を置き、油を回して、周りに野菜、真ん中に肉を置く。そうすると肉汁が下に流れて、野菜に滲み込むのだ。そして、ベルの成吉思汗のタレ。これがなくては始まらない。タイ人のナムプラー、ベトナム人のニョクマム、秋田人のショッツル、名古屋人の八丁味噌みたいなものだ。ちなみに、おにぎりは各自持参する。ジンギスカンには中に何も入っていない、しかも海苔すら巻かない、塩おにぎりが一番合う。これまたちなみに、炊事遠足は形を変えて、秋田では鍋っ子遠足といって、豚汁やカレーをするらしい。宮城や山形では、当然、芋煮会だ。ただ、これを遠足でするかどうかは定かではない。芋煮会は、友だちやサークル、職場の仲間、果ては大家主催でアパートの住人で行ったりする。あれは、なくしちゃいけない風習だ。というわけで、ジンギスカンを食べたくなった私は、まずは東急ストアでラム肉薄切りを発見。次は、ベルのタレだ。東急ストアにはない。たまプラの東急の下の富沢商店やその隣の店にはありそうだったが、残念ながら。味噌ラーメンのむつみ屋にあると妻から情報を得て行ってみたが、これも無駄足。１０年ぐらい前にはひばりが丘のパルコの地下にも売っていたのになぁ。母が健在の頃には荷物の片隅に１本、いつも入れてくれていたのに。ベルのタレはないけどとにかく羊を食べなきゃ収まらない。道産子は牛より豚より鳥よりも、羊なのだ！松尾のジンギスカンは、なぜ東京に進出しないのだ！出店したら真っ先に行ってやるのに。というわけで、今夜は、ラム肉、モヤシ、キャベツ、ジャガイモ、ナス、ピーマンのジンギスカン風炒め物、ご飯、ハリハリ漬け、これまた妻の実家からの粒ウニ瓶詰め。酒はビール、赤ワイン。カベルネソーヴィニョンのタンニンがラムに良く合う（本当はジンファンデルの方がジンギスカンには最適と思うのだけど）。ホットプレートでテーブルで焼きながらと思ったのだけど、「羊は臭い」という妻の意見に従って、やむなくフライパンで。私の祖父母が健在だった頃、ジンギスカンをするたびに２人で「昔の羊は臭かったけど、最近は本当に食べ易くなった」と口癖のように言っていたものだ。私にはちっとも感じないけど、妻に言わせると「美味しくないと言うのじゃないけど、やっぱり臭みがある」と言う。明治末期から大正、昭和の初期の羊は、たぶん本当に臭かったのだろう。でも、それはそれで食べてみたい気がする。臭いものほど美味いことは良くある（たとえば、ドリアンとか）。晩酌に、ホワイトホース。今日でおしまい。明日からは再びロバートブラウン。最近はウィスキーがつくづく美味く思える。満腹、満腹

  2004年08月01日

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• ソウル・フード

  あぁ、今日も食った飲んだ。蒸し蒸しして目が覚めたらまだ暗かった。冷房をつけるほどじゃないので、リビングに行って窓を開けてソファに寝っころがったら、うるさくて仕方ない。なんでこんな明け方からダンプが行きかっているのだろうと不審に思っていたら、ダンプじゃなくて雷だった。台風に雷。今年の梅雨はどうかしている。いや、今年だけでなく、梅雨らしい梅雨なんてもう何年もないような気がしてきた。朝食は、ワッフル、ハチミツ、アイスカフェオレ、クー・オレンジ。娘が、学校で丸型の１．５リットルのペットボトルを使うというので探してみたのだが、いまやお茶系は５００ミリリットルか、さもなきゃ２リットルの角型。丸型の１．５リットルなんて甘いジュース系しかないのだ。昼食は、今日こそ社食脱出と思っていたのだが、雨に負けた。雨の中、傘を差して歩くのが苦手だ。いっそずぶ濡れになって歩く方が楽なのだが、少年時代ならいざ知らず、この歳になってそんなこともできない。味噌カツ、ナスとオクラのトマト煮？、ご飯、卵スープ、漬物。去年、出張帰りに昼飯を食べ損ねて、乗換駅の直江津で食堂を探したのだけど、駅前の長い商店街に食べる店がちっともないのだ。ようやく洋食屋を見つけた頃には電車の時間が近付いていた。「一番早くできるものを」と頼んだら、味噌カツ定食が出てきた。それが、生まれて初めて食べた味噌カツ。不味くはないが、また食べたいと思う食べ物でもなかった。ニャーゴヤの人は八丁味噌のどこがそんなにウミャーと思うのだろう。それにしても、直江津。名古屋食文化圏なのだろうか？今日の会社は、一段とマッタリ。今日で退職の人や転籍の人が挨拶に回っている。夜。妻に帰るメールをしたら、「今日は疲れたから、外食しよう」と返事がきた。塾帰りの娘をたまプラでピックアップして、あざみ野駅近くのお好み焼きやへ。ビール、とん平焼き（豚肉のピカタ？）、オムソバ、焼きナス、広島風お好み焼き、バーボンＷロック。広島風お好み焼きは、モヤシやキャベツが水っぽくてイマイチ。他の料理はまずまず。大阪風お好み焼きも食べたかったが、妻も娘ももう満腹というし、私も１枚丸々はちょいときついので、やめておいた。広島風と大阪風、どちらが好きかといえば、大阪風だろう。年に１回妻の実家に行ったときに食べる、近所のコニシのお好み焼きはなかなかに美味い。年に１回しか食べないからかもしれないが。妻が言うには、東京で食べる広島風で美味しいのは飯田橋や高田馬場にあるレモン屋だそうだ。「東京じゃ、レモン屋に勝る広島風お好み焼き屋はないね。まぁ、日本中ならコニシが一番だけど」。田無に住んでいた頃は、吉祥寺のモミジ屋？にも何度か言ったが、妻は「ありゃ、いかんね」という。ちなみに、「広島でも広島風と呼ぶのか？」と聞いたら、「呼ぶわけがないじゃない。お好み焼きとも呼ばずに、ただ『お好み食べに行こうや』と言うよ」という答え。広島人にとってのお好み焼きは、道産子にとってのジンギスカンみないなものなのだね。炊事遠足に行きたくなってきた。満腹、満腹

  2004年06月30日

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• 海のパイナップル

  あぁ、今日も食った飲んだ。気持ちが悪い。飲み過ぎだ。朝食抜き。午前中は寝て過ごす。それでも昼には回復した。昼食は、ご飯、卵焼き、ソーセージ。午後は、ZAZIEの散歩に新石川公園まで行っただけで、後はまた、家でゴロゴロ過ごす。夕方の買い物に出たときに、娘が父の日のプレゼントだといってサボテンを買ってくれた。とげのない緑の柱のようなものの上に、赤い小さなウニのようなのが乗っているサボテンだ。うれしいね。仲人が自分の畑で収穫したタマネギとジャガイモを送ってきたので、夕食はこれを使うものを考えた。仲人は結婚当時の職場の部長だった人だが、リタイア後は悠々自適の晴耕雨読の生活をしている。最近は畑の方は奥様に任せっきりのようだけど。ジャガイモはシンプルに粉吹きイモ。トラピストバターを添えた。タマネギはスライスして水にさらした後、水気を絞り、ロースハムと合わせ、カツブシとドレッシング。そのほかにはブリ照り焼き、南瓜の煮物。ビールと白ワイン。漢字の勉強の前に、娘が壊れたレコードのように調子っぱずれに「♪静かなレストラン～」と繰り返し歌いながらＣＤをセットした。流れてきたのはひこうき雲。なるほど「♪山手のドルフィンは～静かなレストラン～」と歌いたかったのだね。海を見ていた午後は１０曲目に入っている。今日はあまり書くことがないので、ひとつまた昔話を書こう。昨日、社内で飲んでいて記憶が甦った。あれは１５年近く前の今頃の季節。前の会社では新卒採用をいわゆるリクルータ制で行っていた。つまり、学校のＯＢが母校の学生を集めて、説明会と面接選考を行い、ある程度の数まで絞ったところで、人事部への推薦を行うのだ。最近じゃ４年生になるかならないかの季節に内定が出始めるらしいが、私がリクルータをしていた頃はゴールデンウィーク明けから電話を掛け始め、５月下旬から面接開始といスケジュール。そんなわけで、５月の終わりから６月はほとんど毎週末、仙台へ出掛けていた。さて、そんな金曜日。その日も夕方から仙台へ出掛けるという日のこと。社内の学校の先輩から電話が掛かってきた。「Ａ先輩（この人も同窓）が仙台に行ったらホヤを買ってきてくれと言ってるから、頼むよ」。「生ですかね？」「確かめなかったけど、そりゃ、やっぱり生だろう。今が旬だからな」「生だと手で持って帰る訳にも行かないでしょうから、クール便ですね。住所は分かりますか」「そういえば聞いてないな。あの人、今日は出張なんだよ。会社に送っておけば良いだろう」。携帯電話など一般人には縁がなかった時代の話だ。そこで、日曜の夕方、仙台駅で生ホヤを注文した。火曜日の朝、港に揚がったものが、その日の夕方には東京に届くという。きっと喜んでくれるだろうと、月曜日の朝にＡさんに電話すると、Ａさんは猛烈な勢いでまくしたてた。「ダメだよ！うちは女房も子どももホヤが大嫌いなんだ。匂いを嗅ぐのも見るのも嫌い。だから俺はいつも瓶詰めを買って、夜中にこっそりひとりで食べるんだ。生なんて送ってきて、どうするんだよ！」。よその家庭の事情まで知ったことじゃない。ところが、その後すぐにＡさんから電話が来た。「大丈夫だ。Ｂ（これまた同窓）が明日包丁を持ってきて捌いてくれると言っている。会議室も予約したから、夜になったら皆で食べようぜ。後でビール券を渡すから買ってきておいてくれ。それと三杯酢だ」「三杯酢ですか？味ポンじゃダメですかね？」「ダメだ。Ｂがホヤには三杯酢だといっている。どこかに売ってるだろう」。その頃の私は三杯酢の作り方など知りはしない。仕方ないので、遅くまで残業をした後、寮の周辺のコンビニを回って歩くこと４軒目。ようやく三杯酢を手に入れたときは既に日付が変わっていた。後で、同じ部の女性にこの話をしたら、「三杯酢なんて作るの簡単よ。言ってくれたら作ってきてあげたのに。水臭いわね」と言われたが、彼女に「水臭い」なんて言われる覚えはない。さて、火曜の晩である。Ｂ先輩が手際よく捌いてくれたホヤを囲んで、５名ほどの同窓が会議室に集まった。まずは、スポンサーのＡ先輩が手を伸ばし、オレンジ色の肉片を箸の先でつまみ、ちょいと三杯酢に浸して口の中へ放り込む。もぐもぐと噛みしめた後、ニッコリ笑ってこう叫んだのだ。「美味い！やっぱりホヤは生に限る！」私しゃ、ずっこけたね。満腹、満腹

  2004年06月19日

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