我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

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• テーピング

  あれっ？消えちゃったよ。長い文章を書いていたのだけどな。ま、いいや。今日書きたかったのは、タイトル通りテーピングのことだ。最近、足腰の痛みに悩まされていた。特に、膝の裏から下にかけてがひどかった。膝を曲げている状態から伸ばすときに、痛みがあって力が入らない。それで、近所の整形外科に行ってみたのだ。最近新しく入った副院長が診てくれた。この医師がなかなかいい。言葉の切れが良いし、判断が速くて明確だ。で、医師の指示によって、リハビリ師によってテーピングが施されたのだが、たった２０センチほどのテープを足の甲に巻いただけでマジックのように楽になった。しゃがんでも痛みもないし、安定している。直立状態で前後左右から押されても、踏ん張りが利く。ま、そんなことは数年前まで当たり前だったのだけどね。４０代後半だからな。だんだんと身体と折り合いを付けながら生きていかなければならなくなってきたみたいだ。それにしても、テーピング、すごいよ。

  2011年09月10日

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• 流言飛語に惑わされるな

  昼間Yahooの株の掲示板を見ていたら、東京電力のところに「前社長の退職金は5億円」という書き込みと、それに対する怒りのレスが並んでいた。物騒な発言もあったが、さすがに今もう一度見たら危ない発言は削除されているようだ。Yahoo以外でも、ググってみたら同じような書き込みがネットのいたるところに見られる。しかし、待って欲しい。退職金5億円という話は本当か？というのは、前に調べたことがあるのだが、東電は数年前に役員の退任慰労金を廃止している。廃止前の分の打切り支給があるにせよ、5億円はないだろう。で、調べてみた。やっぱりそうだ。平成20年度の有価証券報告書に記載があった。それによれば、平成17年6月の株主総会で慰労金の打切り支給決議をしていて、その時の支給見込額は取締役10名に対して約6億円である。ちなみに「見込額」というのは、支払の対象となる期間は取締役に就任してから平成17年の打切り決議までだが、すぐに支払われるのではなく実際に支払われるのは対象者が取締役を退任する時だからであり、（東電の規程は知らないが）一般的に支払時の事情に鑑みて増減できる制度となっているからだ。つまり、前社長は今年の株主総会で退任したから、晴れて平成17年に決められた金額を受け取る時を迎えたのは事実である。問題は金額だ。対象となる平成17年当時の取締役10名のうち2名は社外取締役で、しかも2人とも在任期間は2年であるから2人合わせても1千万円以内かもっと少ない金額だろう。残りの8人で6億円弱を山分けとなるのだが、当然に個人差がある。つまり、在任期間や平成17年当時の役職が物を言う。そうしてみると、現会長がダントツに在任期間が長いし、17年当時には社長だった。他の7人は、在任期間は似たり寄ったり、ひとりは副社長だったが他の6人は常務になって1年かヒラ取のどちらか。そうなると、当時の社長と副社長で半分から3分の2ぐらい持っていってもおかしくない。よって、残りの6人は多くて5千万円前後ではないだろうか。前社長もそのひとりだろう。というわけで、「退職金5億円」はガセネタというのが私の結論だ。ただし、ひとつ逃げ道を作っておけば、東電の社長ともなれば社外の様々な要職に就いているであろうし、それらの中には退職金が支給されるものもあると思う。チリも積もれば山となる。それでもなお5億円というのは多過ぎるだろう。それに、複数の支払先からの退職金の合計を知っているのは、本人と税務署（税務署とて来年の確定申告以後だろう）と、あとはせいぜい東電の秘書室が知っているかどうか。いずれにせよ、現時点で表に出ることはないと思う。ま、ネットの中では流言飛語など日常茶飯事だし、ガセと分かっていながら騒ぎを楽しみたいがためにレスする輩もいる。いちいち真に受ける方が大人げないのかもしれない。賢明な投資家は投資判断に当たってきちんと発行会社の開示資料を確認していると思うけど、老婆心ながら今日は余計なおせっかい。とはいえ、過去の有報から打切り支給の記述を見つけ出しその意味を理解するのは、素人には難しいかもね。上場企業の管理畑の人間にとっては朝飯前のことなんだけど。

  2011年09月09日

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• 漂う

  最近、続けて映画「パレルモシューティング」の評を読んだ。ヴィム・ヴェンダースの作品だ。ヴェンダースとかロードムーヴィーという言葉を見聞きすると、胸の奥が微かにツンと痛むような気がする。そんなわけで、朝から当てもなくバスに乗ってみた。知っているようで知らない街の風景を見ながら、どこからきてどこへ行こうとしているのか想像もつかない人たちとすれ違う。西日本では、大型の台風12号により何十人もが亡くなったり行方不明になったりしている。東日本の太平洋岸では、3.11以前の生活に戻れないでいる人がまだまだ大勢いる。そして、東京は。かくいう自分も、ただぼんやりとバスに乗っているだけだ。ところで、パレルモシューティングにデニス・ホッパーが出演していると聞いて、彼はだいぶ前に亡くなったはず？と首をひねったら、この映画は2008年の作品だった。ヴェンダースの作品が日本にやってくるまでに３年もかかるなんて。しかも、上映館は東京では吉祥寺の１館だけだという。どうなってるの？蛇足１： スポーツ中継を殆んど見ない男のつぶやき１－１ 女子サッカー編宮間って選手、驚くほどサッカーが上手いなぁ。１－２ プロ野球編巨人のラミレスってピッチャーじゃなかったのか。蛇足２ 嫌な気分になるＣＭ２－１ ハンディカム幼い女の子が教壇に立って、「私たちが可愛くいられるのは今だけです」というようなセリフを喋るＣＭだ。子供は自分たちが可愛いと意識していないからこそ可愛いのであって、それを意識した途端に腐敗臭の如く嫌らしさが満ちる。そして、それをＣＭで言わせる大人の嫌らしさはさらにひどい。ソニーも堕ちたものだ。２－２ 缶チューハイ宝塚出身の天海某が缶チューハイを一口飲むなり、「ストロングなんたら」と叫んで激しく噴出し、マネージャー？がビショビショになるというＣＭも、なんとも言えず不愉快だ。理由は上手く説明できないが、見ていて気分が悪い。制作者やメーカーは、このＣＭを見て、消費者がこの商品を買う気になると思うのだろうか。

  2011年09月04日

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• 冬支度カメの食欲目安にし

  今日も秋晴れの気持ちの良い一日だった。朝から忙しく働いた。ドラッグストアで人間用と犬用のトイレットペーパー各１２ロール入りを買い（もちろん犬が排便するたびにお尻を拭くわけではない。出たものを拾うのに使う。よって一番安いので十分。しかし、あまり安いのは人間用にはちょっと…）、クリーニング屋に行って先日出した夏物の服を大量に受け取り、それからスーパーで食材を買い入れ、最後はペットショップで犬の餌とカメの冬支度だ。どの店も徒歩１０分ほどで行ける距離だが、さすがにこれだけ荷物を抱えるとなると車で行くほかない。昼食はナスのミートソース・パスタを作った。食後はカメを室内に引っ越しさせてやった。春から秋の間はプラスチックの衣装収納ケースで屋外で飼っているのだが、寒くなってくると餌を食べなくなるので室内の水槽に移し、ヒーターも入れてやる。本来カメは気温が下がれば冬眠するのだけど、冬眠させるのも一苦労だしリスクもある。春になっても出てこなかったらどうしようと不安になって、結局毎年室内でぬくぬくと育てるのだ。このカメも我が家にやってきて早くも１３年半の歳月が過ぎた。どのぐらいまで生きるものなのだろう？万年は生きないだろうけどね。水仕事ついでに、娘のスニーカーも洗ってやった。夕食は、鮭フライ、付け合わせはポテトフライ、アスパラガスにミニトマト、味噌汁はサツマイモと白菜と大根、それに大根と胡瓜の糠漬け、ご飯、ビール。今夜も少し食べ過ぎたかもしれない。満腹、満腹

  2010年11月06日

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  盂蘭盆会 アクセル踏んで 仏都行く

  2010夏の旅コレクション別所温泉の北向観音堂善光寺が来世の利益をもたらすのに対し、北向観音が現世の利益をもたらし、善光寺だけ詣でたのでは片詣りになると言われている厄除け観音のお堂。境内には愛染桂があった。同じく別所温泉の安楽寺境内には国宝の八角形の三重塔がそびえる。これも別所温泉の常楽寺北向観音の本坊になるようだ。ここではその場でご朱印帳に書いてくれるのではなく、既に紙に書かれたものが置かれていて、料金箱（郵便ポストの貯金箱だった）に代金を入れて勝手に持っていけるようになっていたのが、興醒めだった。善光寺。説明は不要だろう。堂々真ん中に「善光寺」と書かれている。戸隠神社の奥社とそのすぐ下にある九頭龍神社のもの。神社のご朱印は私にとってこれが初めてだ。初の神社ご朱印として戸隠神社は文句なしだと思うのだけど、あまり字が上手じゃないんだよなぁ。せっかく半里の道のりを上って辿りついたのだから、もうちょい字の上手い人に書いて欲しいものだ。それでも、今回もまずまずの蒐集ができた。満腹、満腹

  2010年08月13日

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• つぶやきが流行っているとしりつつもオヤジどうしていいかわからず

  auのiidaのCMに使われているPerfumeの新曲？あれ、いいね。じっくり聴いてみるとPerfumeの曲って結構イケる。満腹、満腹

  2010年08月11日

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  雷（いかずち）を 遠くに眺め 川渡る

  今日のランチは、桂庵で軽く流した。軽くと言いながらも鳥せいろを大盛にしてしまったのだが。さて、夜は接待である。接待といっても長年親しく付き合っている「先生」が相手だから、気楽なものだ。内幸町の個室鉄板焼きの店。鉄板焼きの店といっても、前菜の魚介系も案外ハイレベルで悪くない。ビールで始め、活き穴子の鉄板焼きのあたりで白ワインへ。手ごろな価格のカリフォルニアのシャルドネを選んだ。サラダをはさんで、牛たたきが出てきたところで、赤ワインへ。サンテミリオンに結構な値が付いていたので、ジュブレシャンベルタンで妥協しようとしたら、今日はジュブレシャンベルタンが品切れだという。そして、仲居のおばさんが「その代り今日は、サンテミリオンをジュブレシャンベルタンと同じ価格でご提供することも可能でございますよ」と言う。「可能とはずいぶん遠まわしな言い方だなぁ」と突っ込みを入れたら、「失礼しました。ご提供させていただきます」と。というわけで、サンテミリオンでステーキを食した。最後にガーリックライス。そして、クレームブリュレにコーヒー。コーヒーを運びながら、先ほどの仲居さんが「今日は先生が焼かれたから、美味しかったでしょう」とのたまう。先生？「あの方は当店の先生で、若い方を指導されているんですよ。やはり先生が焼くと皆さま美味しいっておっしゃるんですよ」うーん、確かに美味しかった。でも、自分の店の調理人を客に対して先生と呼んで持ち上げるのもいかがなものだろうか。それに、次にこの店で食事した時に、焼くのが先生でなかったとしたらどうするのだろう？とは言いながらも、全然いやな感じもしなかったのは、この店の持つ品格なのかもしれないな。初めての店だったが、良い店だったよ。満腹、満腹オマケ最近読んだ本ソクラテスの弁明 関西弁訳紛れもなくプラトン原作の哲学書なのだが気軽にあっという間に読み終えられるし、当時のギリシャの文化にも触れることができる。船場ことば恐るべし。

  2009年06月16日

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• 冬来る 脳の味噌漬け 輪切りかな

  あぁ、今日は…頭部のＭＲＩの検査である。磁気共鳴画像診断装置というのだそうだ。あまり深刻な話ではない（たぶん）。そろそろ毎年人間ドックを受ける時期が近付いてきたのだが、今年は少々迷っていた。ここ２，３年で、胃カメラも大腸内視鏡も肺のヘリカルＣＴも内臓の超音波検査も受けたが、どこにも異常は発見されていない。血液検査でも、コレステロールと中性脂肪がやや高いことを除けば、あとはすべて正常値であり、糖尿も通風もまったく兆しはない。血圧も毎週ジムに行くたびに測るが、ピタリと正常値である。おそらく今年の人間ドックでも「軽度の肝障害」（コレステロールが超えているため）の診断だけだろう。しかし、不安がないわけではない。そう、脳である。脳を調べたことはまだない。そこで、今年は通常の人間ドックをやめて脳ドックを受けてみようかどうしようか迷っていたのである（会社の補助は、通常 or 脳の二者択一）。と、そこに朗報が入った。先日訪れた病院で脳ドックの話をしたら、医師が「紹介状を書きますから、ＭＲＩ検査は保険診療になりますよ」というのだ。ラッキー。思えば、小学校高学年の頃から結婚前までは歯医者以外の病院にかかった記憶がない。その間に病院に行ったのは、高校のときに血液型を調べに行った１回だけのはずだ（それまで、自分の血液型を知らなかった）。それだって、耳たぶを少し切られて１、２滴の血を採られただけだ。従って、私の前半生は、健康保険に関しては完全な割り勘負け、いや一人負けであったと言える。それを取り返すかの如く、ここ数年、健康保険の資金で検査を受けまくっている私である。いったいどうしてこんな検査オタクになってしまったのか？ひとつの理由は母の死であろう。母は亡くなるしばらく前から体の不調を訴え、あちこちの病院で様々な検査を受けたが原因不明と言われ、最後に入った病院で担当した医師が診たときには、癌が全身に転移していてもはや手遅れだった。その医師によれば、他の病院で撮ったレントゲンやＭＲＩにも癌は写っていたという。私は尋ねた。努めて落ち着いた口調でいたつもりだが、おそらくは恨み節になっていただろう。「癌ほどのメジャーな病気を何人もの医師が気付かなかったなんて、どう理解すればいいのでしょう？」すると、医師は弱々しく答えた。「おっしゃるとおり非常に多くの方が癌を患っています。でも、町医者が癌患者を発見することは稀です。癌を発見しようという目で見ている医師か多くの症例を見てきた医師でなければ、ぽつりぽつりと黒い影が写っていても気付かないものなのです。どれだけ医療機器の精度が上がって、わずかな異常も映し出すことができるようになっても、医師が気付かなければそれまでです。残念なことに、癌が写ったレントゲンを前にしても癌に気付かない医師が殆んどだというのが日本の医療の、特に地方都市における現状なんです。申し訳ありません」それ以来、人間ドックを受けるようになったし、様々な検査を受けるチャンスがあれば受けてみるようになった。医師には聞かれたことに答えるだけでなく、こちらからもあれこれ疑問を尋ねてみるようにもなった。コノイシャハシンヨウデキルダロウカ？ま、それはそれとして、単純に自分の骨や胃の中や脳がどうなっているかを見るのは、実に興味深い。好奇心を満たしてくれる。今日の老医師の説明によれば、「ごく簡単に言うならば、ＭＲＩとは強力な磁石であり、磁力のオン・オフによって血管を収縮させることにより血流の異常を発見する装置である」とのことだ。老医師は古き良き時代の品のある「先生」と呼ぶに相応しい方であり、短い時間にもいろいろ教えてくれた。老医師は、「ここは株式会社だから、機器が良いんですよ」という。株式会社？どういうことだろう？「私の出た学校にも、今はＭＲＩ装置が３台あるんですが、古くってね。時間が掛かるから３台あっても、沢山の人を検査できないのですよ。いまから申し込んだって３ヶ月は待たされます。それに古いから性能も悪い。それに比べて、ここのはすごい。半分の時間で検査が終わりますよ。学校は予算を取ったりなんだりで、理由もあれこれつけなきゃならん。それに比べて株式会社は最新鋭の機器をすぐ買えるでしょ。医師会は株式会社が病院を経営することに反対するけど、株式会社の進出は悪いことじゃない」つまりは、ここのクリニックは株式会社が経営しているらしい。医療行為が仁術でありさえすれば、病院経営は算術であっても良いということなのかもしれない。医療機器はかなりの高額であろうから、資金調達、設備投資、その資金回収の計画をきちんと立てられる能力がないと、それなりの病院は立ち行かなくなるおそれがあるということだ。株式会社だから最新の機器がすぐ買えるとは限らないが。で、検査であるが、身体中の金属をはずしさえすれば（歯の詰め物は構わないが、入れ歯はダメ）、あとは服のまま装置に横たわるだけだ。ヘッドフォンをされて聞きたくもない音楽を聴かされながら、横たわること１５～２０分。途中、老医師がいっていた「工事機械みたいな音」がしたが、さほど気になることもなく終了。それだけ。検査結果は後日。このクリニックでは、希望があればＭＲＩの画像をＣＤ－ＲＯＭに落としてくれるらしい。是非欲しいと思っているのだが、申し込むのを忘れて帰ってきてしまった。過去に受けたレントゲンや内視鏡の画像ももらえないものだろうか？自分の体の画像なんだから要求する権利はあるはずだよな。満腹？

  2007年11月08日

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  吉兆？

  あぁ、今日も食った飲んだ。ベランダのカラーが咲いた。結婚してまもなく咲いている鉢を買って、それっきり一度も咲くことがなかった。一時は葉も小さなのが２、３枚しかなくなったこともあった。それで同じ鉢にアボカドの種を植えたら、アボカドがどんどん伸びてカラーはますます弱っていった。が、昨年、カラーに転機が訪れた。突然アボカドが枯れてしまったのだ。それからのカラーときたら、まるで旦那に先立たれた婆さんのように急に元気になったのだ。暖冬だったとはいえ、真冬に次々葉を広げていった。先週末につぼみらしきものを見つけた後も半信半疑。そして今日、咲いているカラーを見て、ホロリときた。…というのは言い過ぎだが、それでも１０数年ぶりに花を付けたその姿に感じるところはあった。夕食は牡丹鍋と妻の実家から届いた筍。我が家は代々、筍好き。私はもちろん娘も例外ではない。争うように食べた。満腹、満腹

  2007年04月14日

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• 竹に虎

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日は倉敷へ日帰り出張。いつもよりゆっくりと家を出て、新横浜からのぞみに乗った。新幹線で大阪以西に行くのは、お尻が痛くなるし、幾分退屈でもあるが、そう悪いものではない。そう思う理由のひとつに川がある。静岡なら大井川に天竜川、名古屋の先には木曽川、長良川、揖斐川など大きな河川が次々現れる。私の故郷は海に面している代わりに、大きな川がない。そのためか、子供の頃に見た学園青春ドラマで主人公たちが大きな川の土手の道を通学に歩いたり、部活で走ったりする姿に憧れた。海が好きという人は少なくないが、私は川が好きだ。海は身近過ぎる。人は少し遠くにあるものに憧れるのである。今では多摩川を越えて家と会社を往復する毎日だが、それでも電車が多摩川にさしかかると川を眺めてしまう。そんなことをぼんやり考えながら、いくつもの川を越えて西へ向かう。昼食は京都か新大阪辺りを通過中に買った、駅弁コンテスト大人の部グランプリ受賞という「２１世紀出陣弁当」。菜飯のおにぎりが２つと赤飯のが１つ。おかずは、おでんのつもりなのだろうか、串に刺さったこんにゃく２本と茹で卵半個。串がプラなのが興醒めだ。他にバイ貝、焼き魚、鶏唐、かまぼこ、野菜の煮物。弁当としてはよくできていると思う。沢庵も予想外に美味しかったし（弁当の漬物は殆どがおざなりだ）。ただ、野菜の煮物は再考を望む。この弁当に限らず、特に幕の内弁当には必ず野菜の煮物が入っているが、美味しかったためしがない。小芋、椎茸、人参、牛蒡、筍。なかんずく材料に冷凍モノを使った小芋と人参がいけない。今日の煮物の味付けはあっさりと悪くないものだったが、大抵は甘ったるくてうんざりだ。肉と野菜のバランスを考えつつ、生野菜は入れにくいので煮た野菜。しかも、弁当だから傷みづらいように砂糖をたっぷり、ってわけなのだろう。誰も車中で食べる弁当に栄養バランスなんて求めてないと思うのだけどな。岡山で乗り換え、在来線の椅子に腰を落ち着けたところで、異常に気付いた。隣のボックスの若い女性４人組が韓国語で会話していたのだ。いや、彼女らだけではない。後ろの席もその向こうからも、韓国語しか聞こえてこない。岡山って韓国語訛りだったかな？偶々韓国人の団体と一緒になっただけのようだ。今は帰りの新幹線の中。陽が落ちてしまったので、川を見ることができない。が、代わりにかなり珍しいものを見ることができた。それは近くに座っていた男の靴下だ。年の頃は４０代半ば。身なりはごく普通の勤め人風である。靴下を除けば。この男の靴下は黒の下地になんとカラーで虎の顔と緑の竹が描かれていたのである。しかも、大きく。こんなもの作って売る人間もどうかと思うが、買って履く人間も…日本人の感覚ではなさそうだ。車中で缶ビール１本と茹でピーナッツ。満腹、満腹

  2007年02月15日

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• リバイバル

  あぁ、今日も食った飲んだ。最近、i-Podを買おうかどうしようか迷っている。私の携帯は音楽プレイヤー機能がついているのだが、幾分使い勝手が悪い。そこでi-Podと思ったのだが、電車の中や街中で周りを見渡せば猫も杓子もi-Podである。天邪鬼の私としては抵抗がある。家電量販店の広告を眺めていたら、ネットワークウォークマンが同じぐらいの値段で手に入ることが分かった。しかも、ノイズキャンセラー機能付きだ。でもなぁ、非主流派と与して後で不便な思いをするのは過去に何度も経験してきたことだ。しかしな。ウォークマンが非主流派に転落するとは時代は変わったものだ。さて、どっちが良いだろう？はたまた、第三の選択があるだろうか。昼食は、ラーメンを作った。スープはとんこつ醤油、麺はストレートの太麺。トッピングに、ゆで卵、焼豚、青葱。まずまず。電気屋に出かけて現物を見比べればよいのに、ネットでアップルやソニーのサイトをダラダラ見ているうちに夕方近くなってきた。ワクチン注射のためＺＡＺＩＥを動物病院に連れて行った帰り、車両搬送車に載せられて運ばれていく、デトマソパンテーラを目撃した。私が子供の頃のスーパーカーブームでこの名前を覚えたが、現物を見るのは初めてかもしれない。あのブームから３０数年が経っている筈である。とすれば、この車ももはやクラシックカーの仲間入りが近い。そういえば、スーパーカーブームの頃には、カウンタックが地元のデパートの屋上に陳列され、子供たちがわんさか押しかけたなんてこともあった。最近はフェラーリやポルシャが随分と売れているという話も聞く。再びスーパーカーブームがやってくるのだろうか。バブル文化も復活の兆しを見せているようであるし。満腹、満腹

  2007年02月10日

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• サクラサク（五分咲きぐらいかな？）

  いろいろと気を揉んだ１日だった。昼食時に１丁目の煉瓦亭でミートローフと白身魚フライのランチを食べながら、気もそぞろ。当然、娘の受験のことである。ところが、昼過ぎになって仕事で衝撃の事実が伝えられた。予想はしていたことだが、憂鬱な気分が重くのしかかる。一歩間違えば娘の受験どころではない。その件には午後のうちに一応のけりをつけたが気が晴れることはない。夕方からの別件の打ち合わせも、これまたモヤモヤが残る結果となった。今日は定時になったら速攻で退社するつもりだったのに、この打ち合わせが長引いたばかりに３０分以上の遅れ。電車に乗って少したった頃、某駅に停車中に妻からのメールが届いた。「合格！」発表まで３０分は早い。間違いないのだろうか？電車が地上に出たところで、鞄からＰＣを取り出して確認（このために今日はＰＣを持参したのだ）。ＰＨＳで接続するので通信速度が遅くもどかしい。ようやく現れた画面に娘の受験番号を確認した。うれしいよりもホッとした。でも、これで終わりじゃない。まだファーストステージクリアに過ぎない。明日からレベルを上げてチャレンジである。とはいえ、日記仲間の皆さんの応援に心から御礼申し上げます。満腹、満腹

  2007年02月01日

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• 疑惑

  あぁ、今日も食った飲んだ。出社して自分の席に座ると、なにやら違和感。金曜日に無かった筈のものが私の机の上に置かれている。それ自体はたいしたものではないし、それを置いた人物も分かっている。名前が書いてあるのだから。ただ、彼は金曜には私より早く帰った筈だ。早くどころか、ほとんど残業をせずに定時の終業時刻を告げる鐘が鳴って間もなくそそくさと帰っていった。土日の出勤はすぐに分かるシステムになっているが、出社の形跡はない。とすれば、金曜の夜に私の退社後に戻ってきたのか？彼の机の周りを見回してみると、「ええっ、まさか…（絶句）」という品を発見。疑惑を抱かずにはいられない間接証拠がそこにはあった。でもなぁ、いくらなんでもこりゃないよな。頭隠して尻隠さずの典型のような証拠の残し方だ。お客様用のケーキをつまみ食いして、包み紙を自分の部屋に放り投げてあるようなものだ。あまりに間抜けである。しかし、最近は分からない。人を殺してバラバラに切断しながら、平気で路上に捨てしまう世の中だ。嫌な時代である。昼食は築地場内の吉野家で牛丼並と玉子。今はもう築地まで行かなくても吉牛が食べられるのだったかな？満腹？

  2007年01月29日

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• ヒッキー

  あぁ、今日も食った飲んだ。朝はフレンチトースト。腹ごなしにＺＡＺＩＥと散歩。今日も驚神社に参拝。それから、アルスの横の小山にある大師様にも詣でる。神頼みの日々である。昼食は、博多ラーメン。昨晩の残りの煮豚と煮玉子、それから生キャベツをトッピング。食後に松山の薄墨羊羹。退屈しのぎにスポーツクラブに行こうと思ったら、妻に睨まれた。「あと１週間なんだから。今そんなとこに行ってまた風邪でももらってきたらどうするのよ」ごもっとも。今日明日はひきこもり生活である。夕食は天ぷら。材料は、ゴボウ、エリンギ、ナス、穴子、ワカサギ。それと、シバエビとネギはかき揚にした。食後に、スタッフドオリーブとラスクをつまみにカンパリソーダ。最近は家でも外でもカンパリソーダを飲むことが多い。なぜだか病み付きである。退屈な一日だった。満腹、満腹

  2007年01月27日

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• 寝たきり生活

  あぁ、…昨晩はつらかった。夕食後すぐに寝室に籠もってからというもの、あちらもこちらも痛み出した。腰はますます悪化。お腹も「緩い」どころではなくなった。熱のためか、身体中の節々がだるく、力が入らない。頭痛も存在感を高め始めた。それでも、布団に入ってすぐに寝入ったようだ。次に目覚めたのが夜１１時頃。お腹はマグマが煮えたぎっているように熱く、ガスがボコボコ言っている。おならがたまらなく臭い。身体中の痛みで、同じ姿勢で寝ているのが耐えられない。ヨガの「Extended Childのポーズ」をとると、少しだけ腰が楽な気がするが、それも長くは続かない。ひどくのどが乾くけど、水を飲むとすぐにトイレに駆け込むことになる。こんなときはとにかく寝てしまうべきなのだが、昼も寝たし、ついさっきまで寝ていたので、少しも眠くない。夢うつつを彷徨いながら迎えた朝。会社に行くべきか、１時間以上も悩んでいた。午後に入っている２件の予定は飛ばしたり代理を出せばよいが、午前中の会議は可能な限り出るべきだ。熱は７度３分まで下がった。足腰の痛みも、途中休み休み行けばなんとか辿り着けるだろう。問題はお腹だ。３０分と落ち着いていられそうにない。会社に辿り着けたとしても、会議の間、耐えられそうにない。ギリギリまでお腹の快復を祈ってみたが、ダメだった。会社に電話して、午前中の会議も代理を頼んだ。重い身体を引きずって近所の医者へ。診察によれば、風邪の菌がお腹に入ったのだろうということ。感染力も弱いし、長引くこともないという診断に一安心。それにしちゃあ薬が５種類も出るのは多過ぎないか？昼はおじやを少々。食欲がないわけではないが、かといって「お替り」といったら妻が呆れるのは目に見えている。昼食後はひたすら眠った。不思議なぐらいに眠れる。目覚めたら６時を過ぎていた。薬が効いたのか、朝に比べるとかなり症状は軽い。本でも読もうと書棚を眺めると、数年前の雑誌を見つけ、読み出した。表紙の見出しになっているような記事は読んだ覚えはある。しかし、大半の記事は初めて読む気がする。いくつも面白い記事がある中で、特に興味を引いたのがヘミングウェイの末息子の死亡記事だった。路上をふらついていたほとんど全裸の「老女」が逮捕され、数日後に拘置所で死亡した。それが、ヘミングウェイの３男、グレゴリーだったという。若い頃に父の偉大さゆえに苦しみ薬に溺れたものの、その後は医者として成功し、父と同様に数回の結婚と離婚を繰り返した後に、再び薬漬けとなり、性転換手術を受けたという。しかも最後の離婚後に性転換していたとしても、そのとき既に６４歳！何が彼をそうさせたのか？記事は、パパにも女性願望があったことを示し、またヘミングウェイ家の鬱病と自殺の系譜を明らかにする。ヘミングウェイなどろくに読んだことが無かったが、読んでみようという気になった。夕食は、鶏団子鍋、納豆、ご飯。いずれも少量。やはり食欲はなくもないが、やめておいた方が良いだろう。満腹？

  2007年01月22日

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  あなたにとってクリスマスソングと言えば？

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日はクリスマスイブ。日本中の人々がロースト・チキンを食べる日だ。ローストチキンだけじゃなく、ケンタも１年で一番のかき入れ時らしい。そして私は今年も例年通りキハチのレシピでオリエンタル風チキンを焼いた。お腹にレバーや砂肝入りのおこわを詰めて表面には醤油と五香粉を塗り込んで焼く。これが焼く前。池田満寿夫さんの皿に盛りつける。本来のレシピとは幾分違うけれど、焼き上がる直前にカシューナッツの砕いたもの、パセリみじん切り、すり胡麻を振って出来上がり。写真を撮る前に妻がナイフを入れてしまった。お酒はモエ・エ・シャンドン。スパークリングは時々飲むけど、シャンパーニュは久し振り。他のスパークリングも悪くない気がしていたが、やはりシャンパーニュは美味。食事中に娘がラジカセにＭＤをかけていて、タイミングよくラストクリスマスが流れてきた。ワム！のオリジナルではなくＢｏＡのカバーバージョンであるが、妻が「この曲を聞くと『青春』って感じがするわね」と。確かに随分流行ってたが、私はクリスマスソングと言えばポールマッカートニーのワンダフルクリスマスタイムかな。名曲とは思わないけど、なぜかクリスマスになると頭の中で鳴っている気がする。バンドエイドのDo They Know It's Christmas Time?なんてのも当時の空気を表わしている。ま、達郎のクリスマスイブもあるな。例年はケーキも焼くが、今日は訳あって昼に鶏を食べることになったためオーブンが使えずに、買ってきた。満腹、満腹そうだ、ジョンのハッピークリスマスもあった。

  2006年12月24日

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  馬術のススメ

  いやぁ、今日も食べましたし、飲みましたよ。今日はですね、朝からスポーツクラブに出かけたんです。ま、珍しいことではありません。ただ、いつもと違うのは、ヨガとプールの間に少々マシンなぞ試してみたのです。しかも、新しいマシンに挑戦してみました。どんなマシンかですって？そうあせらずに。いま話しますよ。それがね、乗馬機なんです。何年か前から家電量販店に置いてあったのは知ってましたが、マッサージチェアなんかと違って店頭で試してみるわけにいかないじゃないですか。それがこの秋からここのクラブにも６台入って、一度跨ってみようと思いながら今日まできたってわけでして。私も下手ながらも剣の修行をする侍の端くれですから、馬もたしなみの一つだと思って跨りましたよ。ちょっと恥ずかしかったんですけどね。４、５人の枯れた男たちが揃ってスタジオの方を向いて、パッカパッカ、ユラユラ。速くなったり遅くなったり、前傾したり後に傾いたり、１５分のバーチャル・ホースライディングなのです。オマヌケでしょ。真面目な顔して乗るのも変だし、ニコニコしたんじゃそれこそバカみたいだし、ひたすら無表情を装ってはみるんだけど…それもなんだかなぁ、と思いませんか。ガマの油売りのガマガエルになった気分でタラーリタラーリと脂汗が滴り、ダイエット効果バツグン！って感じでした。（中略）今夜の夕餉は、鱈と葱と白菜入りの湯豆腐と蒸し茄子のホタテ風味です。鍋に水を張ったらすぐに火を点けずに、昆布を沈めて１５分待ちます。コンロに火を点けたあとは鍋を見張って、沸騰直前に昆布を引き上げます。プーンと昆布の甘い香りがキッチンに広がって、たまらずに昆布にかぶりついちゃいました。出汁はニッポンのココロなんですね。実は、予定より３０分も早く娘の家庭教師の先生が来てしまったので、夕餉の準備は終わったのにまだ食べてないのです。とは言っても、今日も満腹に違いありません。では、皆さん、おやすみなさい。追伸ですます調の話し言葉で日記を書くのは、とても疲れますね。明日からは元に戻るに違いありません。

  2006年11月26日

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• 一大事

  あぁ、大変だ(￣□￣;)!!年末調整の季節である。毎年毎年のことなのにちっとも覚えることもなく、あたふたする。それでも例年なんとかなるものなのだが…扶養控除の用紙を埋め、保険の控除は給与天引き分で枠が埋まる。残るは住宅ローン控除…ん？残高証明がない。妻に確認したが見た覚えがないと言う。私は…何通かの証明書類がくるたびになくさないようにと通勤鞄に放り込んでいたが、いちいちどれがどの証明書か確かめていない。鞄をひっくり返すと出てきたのは役立たずの保険の証明ばかりだ。よりによって、一番影響の大きなのが見当たらないなんて。銀行に言ったら、再発行してくれるだろうか。いや、そもそも銀行のミスで届いていないのかもしれない。が、そんなことよりなんとかして残高証明を手に入れなくては。地球滅亡まで後４日。急げヤマト！

  2006年11月20日

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• マジメにシゴトしてます

  あぁ、今日も忙しい。ここ数週間やたらと忙しい。あちこちのお座敷、じゃなくて会議から声が掛かり、さらには役員の鞄持ちで出張し、当然に本来の仕事もして、部下の管理もしなけりゃならない。ま、ここ数年勝手気ままに仕事をしていた報いだろう。部下の管理で思い出したが、そういえば先週後半から部下のひとりの姿を見ていない。といっても無段欠勤しているわけじゃなく行き先は分かっているのだが、上司がこんなに忙しくしているときにのこのこ出かけるような用ではない。走り回っている私の姿が目に入っていないのだろうか。たぶん入っていないのだろう。少しでも気が利くなら、上司や先輩の仕事、時には同僚や後輩の仕事を見て、自分の頭で考え、自分がどういう仕事をすれば良いのかを悟り、工夫し、試行錯誤して成長していくものだが、この部下にはそれがない。少し前に、いい歳をした男の口から「今までそういう仕事の仕方を教わったことがなかったものですから」と聞かされたときには、アタシャめまいがしたね。こんなことを言うのは古いのかもしれないが、「仕事は教わるものじゃない。見て盗んで覚えるものだ」。上司や先輩からそう言われて私は育った。会社に入って１０数年目の人間から「教わったことがない」なんてセリフが出るようじゃ、この会社の先行きは暗い。彼一人の問題であるならばまだ救いだ。なんて嘆いてばかりいられない。自分の数少ない部下なんだからさ。何とかしなくちゃ、一番困った立場に立つのは私自身なのである。とはいっても、今日もいつまで経っても姿を現さない部下になど構ってはいられず、朝からまる１日会議漬けである。昼も会議室で弁当をつつきながら仕事のような雑談のような会話が続く。弁当は木挽町ドコヤラのもので、なかなかに値が張りそうなシロモノであったが、出席者の評判はさほど高くない。「今日は昼飯ぐらいしか楽しみがないんだから、もうちょっと豪勢でもいいよな」という声も聞こえる。その場では私が最年少、平均年齢は１０歳ぐらい私より上。そのぐらいの人たちだから、少しぐらい我がままを言っても許しても良いだろう。夕方に会議が終わって懇親会に参加する予定だったのだが、すぐさま別の打ち合わせに呼ばれ、そのうえ明日の朝一で使う資料の作成を引き受けてしまった。頼まれたら断れない性格なのである。資料作りにメドがたった頃に懇親会場から呼び出しがあり、会は終わったが料理が大量に余っているので食べに来いという。ちょうど空腹を感じていたこともあり社内の会場に行ってみると、料理の大部分が手付かずで残っていた。まったく、近頃の年寄り連中ときたら昼の弁当には食べるのだけが楽しみだと不満を言い、夜に料理を並べたら食べやしない。勝手なものだ。しかし、そのお陰で空腹を抱えて残業している中堅や若者がこうしてパーティー料理にありつけるのだから、そう悪いことでもないのかもしれない。帰宅後、今夜２度目の晩飯。さすがに軽く済ませた。満腹、満腹

  2006年11月13日

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• たまにはジャンクで

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日は書きたいことが沢山あっていっぱい書いたのだが、書き終わる前にＰＣがダウンしてしまって再起動。再び書き直す気力もないので、以下ランチだけ書いて他は割愛。-----居酒屋ちきゅう屋食堂。なんとも言えないネーミングである。安酒場、大衆食堂の匂いがプンプンする。名前だけではない、店の中もいかにもだ。内装だけじゃなく、客だってそうだ。頬杖をついて猫背で食べている若者。傍若無人に大声で騒いでいる男たち。小ぎれいだけどどこかひ弱そうな男たちにちやほやされ、「私ってさばけた女よ」と得意顔の姉御肌を気取った女。料理もいかにも。注文したのは、日替りのハンバーグとナポリタン定食。ハンバーグは手作り風でドミグラスソースがかかっていてちょっと意外だったが、ナポリタンは期待に違わず昔の給食風だ。これに丼飯に味噌汁とほんの少量の冷奴。大衆食堂はこうじゃなくっちゃ。天井近くに置かれたテレビからはオノヨーコのインタビュー映像が流れている。私の位置からはよく見えなかったが、聞き手は山本晋也監督？ヨーコはジョンに出会って世界中からバッシングされた、ビートルズが解散してからはビートルズを解散させた女としてさらに激しく全世界のバッシングを受けたと語っている。なにもかもがシュールだ。悪くない。こういう店にもなぜか魅力を感じずにはいられない。こういう心理は、裕福な家庭に育った白系ロシア人の若者が誰よりも過激にボルシェヴィキ革命運動にのめり込んでいった心理に通ずる。この辺りの事情は、大佛次郎の「詩人」に詳しく書かれている。興味のある方には一読をお薦めする。（…真に受けないように）（ちなみに、言うまでもなく、「大佛次郎」は「だいぶつじろう」ではなく「おさらぎじろう」である）満腹、満腹

  2006年11月08日

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• ２９・１１０

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日のランチは未経験店。先日トンカツ屋のにし邑で食べた後、ヒョイと見るとすぐ向かいに「ふぐ いとう」と書かれた提灯が下がっているのに気付いた。ふぐの店では私のランチのターゲットにはならないなと思いながらも、道に出ていたランチメニューに目をやるといずれも１０００円以下。一度覗いてみようと思って今日になった。目立たない小さなドアを入ると２階に続く階段。なかなかに落ち着いた趣だ。店に入ると白木のカウンターとテーブル席に座敷もある。意外と広い店である。ま、「思ったよりも」という程度だが。雰囲気は良い。ひとりであることを告げると、よたよた歩く婆さんが「こちらにどうぞ」とカウンターを指した。そこにはヒジキの煮物の小皿と漬物の小皿、そして割り箸が置かれたお盆が一つ。１２時半。いつからそのお盆はそこにあったのだろう？割り箸も見るからに質が悪い。が、ここまできて引き返すこともできない。仕方ない。品書きを見る。フグ雑炊…調理場のあちこちにフグの気配がある。目の前にもヒレ酒にするのであろうフグヒレが干されている。しかし、フグ雑炊は一通り食事をした後に食べるから良いのであって、昼食がフグ雑炊だけとなるとあまりに寂しい。まだそこまで枯れてはいない。天ぷら（海老と野菜）…目の前のまな板の上には下拵えをした車海老が積み上げられている。悪くはない。悪くはないが、品書きの端に書かれた「鮭かま焼き」の文字を見てしまったら、迷いは吹っ切れた。注文を聞いて調理場に立つ爺さんの板前がもそもそと動き始めた。間もなく婆さんも動いた。「お待ちどうさま」安いだけの大衆食堂じゃないんだからさ、あらかじめ焼いておいたのを出してくるなんて…（絶句）喉元までこみ上げた文句をぐっと堪えて、かすかにぬくもりの残った鮭を箸でつまみ上げ、口に入れる。口惜しいかな美味しいのである。脂が乗った鮭の旨味が口中に広がる。味噌汁やヒジキの味も悪くない。これで魚が焼きたてだったらなぁ、もっともっと美味しいに違いない。惜しいなぁ。実に惜しい店である。天ぷらだったら揚げたてだったのかな？いや、天ぷら鍋の載ったコンロに火が着いてた様子はない。カウンターやテーブルの上のお盆といい、妙に片付いた調理場の中といい、この店の少なくともランチ営業はあらかじめ用意したものを注文を受けて出すだけなのじゃなかろうか。年寄り２人でやっている店（たぶん）だから、仕方ないのだろうか。夜に一度来てみたい気もする。割り箸がもう少しまともなものに変わってくれるならば。満腹、満腹

  2006年10月31日

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• クリープを入れないコーヒーなんて

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日の昼は結婚が決まった若者を誘った。お相手は社内なので、「彼女も誘った方が良いですか？」と尋ねられたが、彼の上司もしていないことを違う職場の私がでしゃばってはいけないので、彼女とはまた別の機会に会うことにした。せっかくだから少しは格の感じられる店にしようと全聚徳に誘った。週替りのランチを注文。２品ずつ料理を選べるので、２人で４品をシェアすることにした。酢豚、チンジャオロースー、海鮮塩炒め、青菜炒め。ウーン、なんとも定番過ぎて面白みがないが、週替りはこの４品から選べというので仕方ない。味も美味しいけどインパクトはない。やはりこの店は北京ダックを食べてこその店なのかもしれない。北京ダックを食べない全聚徳なんてクリープを入れないコーヒーみたいなものだ（と言って分かる人は中年より上の世代だろう）。それでも久し振りにこの若者とゆっくり話ができた。満腹、満腹

  2006年10月26日

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• 神田で飲んだくれていた日々が懐かしい

  あぁ、今日も食った飲んだ。午前中の会議がいつもの如く昼休みの時間になっても終わる気配を見せなかったが、今日は１３時に大手町に出向かなければならないため、こっそりと部屋を出た。丸の内線で大手町に出て、農協ビルの地下の「いほり」に飛び込む。懐かしいなぁ。２０代前半に大手町で働いていた頃、よく農協ビルの下で食べたものだ。昼だけじゃなく、夜も農協ビル、サンケイビル、大手町ビル辺りで飲んでいた。ただ、これらのビルは９時頃には閉店になる。そこで帰れば良いのだが、帰る人間なんて誰もいない。皆でぞろぞろ歩いて神田に流れたものである。閑話休題。いほりでは煮魚定食かイカ納豆定食を食べていた気がする。で、煮魚を頼んだら、「ごめんなさい。今はサンマ塩焼きをやってるから煮魚はしばらくお休みなの」。改めて品書きを眺めると、鰻が目に付く。鰻重の松・竹・梅が案外と良い値段で出ている。鰻丼なら手頃だが先週は２回鰻を食べているからパス。ほかにはマグロ納豆定食。昔はイカ納豆だった気がするのだが。マグロは納豆よりトロロの方が相性が良い気がする。逆に、イカにはトロロは合わないだろう。そんなこんなで鰹叩きポン酢定食にした。注文して約３０秒。「お待たせしました」って、全然待ってない。鰹が見えないぐらいにたっぷりとカイワレ大根が載っていたので、てっきりサラダだと思い、メインの鰹は後から出てくるのかと思っていたら、カイワレの下に鰹が隠れていた。でも、味は悪くない。鰹の叩きなんて切って盛れば良いだけだから、３０秒で出てきても不思議はなくもない。まあ、昔馴染みだから大目に見てやろう。とはいえ、大手町界隈に来ると他にも行きたい店がいくつかある。大手センタービルの鞍手茶屋のけんちんうどん、パレスホテルのアイヴィハウスのカレー、大手町ビルのての字の鰻、大手町じゃないけど鎌倉橋の西海の皿うどん etc.それにやはり働くなら大手町界隈が良い。丸の内は最近ではすっかり変わってしまったが、大手町は今でもビジネスマンの街だ。大手町に立つと少しだけ気が引き締まるように思う。満腹、満腹

  2006年10月24日

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• 草食系

  あぁ、今日も食った飲んだ。今にもまた雨が降り出しそうな重たい空を見上げながら、今日も美味しい食事を求めて銀座界隈を彷徨う私。今日は先週の沖縄そばの日に行ったばかりの泡盛を再び訪れた。沖縄塩焼きそばが今日の目当てである。…が、隣の客に運ばれたゴーヤと野菜のチャンプルーが美味しそうで、予定変更。待つ間に、前に座った男の前に日替り定食が運ばれてきた。紐状の昆布が山盛りになっている。てっきりその昆布の下にメインの素材が隠れているのかと思ったが、男が食べても食べても昆布だ。すべてがクーブイリチー？ぱいかじでも小鉢でよく出てくるが、２口か３口の量だ。その量だから美味しく食べられるような気もしないでもない。それが皿に山盛りだ。沖縄の人は普通にあんな山盛りの昆布を食べるのだろうか。健康的な気もしないではないが、ちょっと気が進まないな。などと考えているうちに私の前にも料理が運ばれた。チャンプル以外はごく普通の和定食。ご飯が白いのがやや残念。ジューシーにしてくれるとすごくうれしいのに。味噌汁もイマイチだな。アーサー汁にして欲しい。で、ゴーヤと野菜のチャンプルー。ゴーヤチャンプルーのように玉子やスパムは入っていない。ひたすら野菜だけの炒め物。動物タンパクといえば、上に降りかけられた鰹節と微かに存在するように思われるコーンビーフ（幻だったかもしれない）。けど、これが美味しい。すごくご飯にあっていて、モリモリと食べられる。９９％野菜だけの炒め物だというのに。案外とクーブイリチーの山盛りも悪くないのかもしれない。次こそは塩焼きそばと固く誓った私である。満腹、満腹

  2006年10月23日

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• ダブルめでたし

  あぁ、今日も食った飲んだ。昨日の日記で蜆醤油漬けから唐突に村上龍料理小説集に話が飛んだが、本を読んでない人にはなんのことやら分からなかっただろう。あの短編集の中にニューヨークの台湾料理屋に通って蜆醤油漬けを食べる話があるのだ。それを書くつもりだったのに、酔いと眠気に負けてなんだか分からない話になってしまった。今日は昼前に外出し、銀座に戻ったのが１２時半過ぎ。連れたちと４丁目のライオンに入った。あまり好きな店じゃないが、年長者がここにしようと言ってズンズン入っていったものだから、仕方ない。牡蛎フライ定食もあったが、食指が動かない。おざなりに週替わり定食を注目した。コンテンツは、サーモンフライ、サイコロステーキ、温野菜、ライス、ドリンクバー。美味しいとは言わないが、案外悪くなかった。食事を終え店を出て振り向くと、「料理が美味しくなりました」と書いたポスターが貼られていた。看板に偽りなしだ。夜になり、少し遅くなったが稽古に出掛けようと思い始めたところに、前に一緒に働いていた若者がふらりと現れた。たわいのない世間話に飽きてきたので、近いうちに飲みに行こうと言って話を切り上げるつもりが、彼はさりげなさを装いつつ、「来月は引っ越しがあったりして、少し忙しいんです」と言う。独身寮暮らしの彼が引っ越すということは…めでたし。相手はと尋ねると、私も知っている社内の女性の名が上がった。そして彼はこう続けた。「実は、相手の名を明かしたのは社内では食田さんが初めてです」さらに、「別に隠していたわけじゃないですし、上司や部長には話したのに、誰も相手のことを聞かないんですよ」と笑った。たとえ相手が知らない女性であったとしても、あれこれ聞いてやるのが礼儀だと思うのは私の勝手な思い込みなのだろうか。お祝いしなくちゃという話からまた会話に勢いが戻り、もうひとりの独身男に話が及ぶと、「あれっ？何も聞いてませんか？あの人も来月結婚らしいですよ。一応まだオープンにはなってないみたいですけど、食田さんには当然にお知らせしてるものと思ってたのですが」…近頃、どうしてこんなにも直前まで結婚を隠すのかな？とはいえ、めでたし、めでたし。

  2006年10月20日

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• てきざん

  あぁ、今日も食った飲んだ。久々に義父がやってきた。といっても、我が家滞在は２時間ほど。明日は朝から都内で用があって、すぐさまとんぼ返り。せめて夕食を共にしようということに。東京に単身赴任中の義弟も交えて、玉川高島屋ＳＣ南館の「てきざん produced by 的山荘」。的山荘というのは大分にある料亭で伊藤博文も愛用したと宣伝には書いてある。"produced by"というのがよく分からない。よく分からないが、そもそも的山荘も知らないのだから、その的山荘がどの程度関与しているのか分かったところで意味はない。真ん中のコースを注文。娘はりゅうきゅう丼。この夏我が家でブームとなったりゅうきゅう丼は、妻がこの店で覚えたようである。高級感はさほどないが値段を考えるとなかなか良いものを食べさせる。木の子汁なども実に味が良かったし、関アジの造りや秋鯖の味噌漬焼きなどもなかなかのものだ。ただ、禁煙席と喫煙席が分かれていないようで、私たちの食事が終わる頃にどこの席からか煙が漂ってきた。せっかく美味しい食事を出すのだから、気持ちよく食事ができる環境にも配慮して欲しいものだ。満腹、満腹

  2006年10月15日

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• 射程圏までもう一歩

  あぁ、今日も食った飲んだ。昨晩はそれなりに飲んだ気がしていたが、目覚めてみると少しも損傷が感じられない。ただ、猛烈に眠い。こんな日に限って、銀座まで立ちっぱなし。午前中の会議は上の空。そもそも、今日の会議のテーマは私の職務と殆ど関係がない。それならば出なければ良いようなものだが、そうもいかないのだ。大人になると、何をするわけでなくても、そこにいたかいなかったが意味を持つことがある。今日がそうだったとは、必ずしも言えないのだが。昼食は、コリドー街のねぎし。ねぎし定食は一時の高騰からかなり落ち着きを取り戻してきているが、それでもまだ高い。あともう一段下がらないと、食指が動かない。注文は、新メニューの「たっぷりキャベツと鶏のジュージュー焼き定食」。鉄板に野菜が盛られ、その上に別に焼かれた鶏肉が載せてある。他はいつものねぎしのセット。つまり、麦トロとテールスープにお新香。メインのジュージュー焼きは、仕上げにかけたソースが妙な酸っぱさがあって、私の口に合わない。野菜無しの鶏グリル定食の方が良かったと思うのだが、新メニューと入れ替えに姿を消したようだ。ねぎし定食の早期回復を願う。満腹、満腹

  2006年10月11日

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  銀座 〔Ｒ〕

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日はいきなり本から入る。池波正太郎の銀座日記この本の中にたびたび出てくる中華料理の店〔Ｒ〕。映画の試写会や買い物の帰りに、Ｒに寄って炒飯か焼そば、杏仁豆腐かアーモンドゼリーを食べるのが常だったようだ。私の好きな映画のひとつ、「田舎の日曜日」の試写の日の日記はこうだ。「フランスの田舎の昼下がり、人のためいきもはっきりときこえるほどの静けさ。ゆったりとながれる時間の中で、人びとは生きていたことを、しみじみとつたえてくれる。すっかり、みち足りて、買物を済ませてから〔Ｒ〕へ行き、五目焼きそばにアーモンド・ゼリーを食べてから帰る。」今晩はその〔Ｒ〕で取引先と懇親会。いやがおうにも期待は高まるというものだ。…が期待はずれ。幹事に今夜のコースの値段を聞いてまたまたがっかり。その３分の２のお金を出せば天厨菜館なら自然と頬が緩む満足感が得られるのに。一応は、満腹、満腹と、言っておこう。

  2006年10月10日

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• 気が付けばうるさいオヤジ

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日のお昼は、さかな竹若。いつもどおりにカウンターに案内された。隣に座ったオヤジが新聞を読んでいた。後からやってきた逆隣の女性も新聞を読み始めた。駅前の安い定食屋じゃないのだから、勘弁してくれよ。私の前まで手を張り出しているわけではないけれど、少なからず圧迫感がある。まぁ、私が食べ始める頃には彼らの前にも料理が運ばれ、新聞を置いたので、嫌な思いをせずに食事ができた。今日の私の魚膳の献立は、マグロ頬肉のステーキ、カルパッチョ風？刺身、菊と蟹のお浸し、茶碗蒸し、冷や奴、ご飯、あさりの味噌汁、漬け物。昨日のバングラデシュ料理屋も味以前の店だったが、竹若も正反対の意味で味以前に勝負が着いている店と言って良いだろう。千円でこれほどの品を並べられたら、それだけで合格だ。私が品数重視派であることを差し引いても、だ（たぶん）。ご飯の蒸らしがやや足りなくて、幾分べちゃっとしていたことだって（毎日毎日うるさいオヤジだ）、多目に見てやれる。接客も良い。必ずしも洗練されたハイレベルな接客ではないが、きちんと訓練している様子が見て取れる。アルバイトを雇って、その日からお客様の前に出すことは決してしない店だ（きっと）。店で食事するというのは、店の前に立ってから（ときには店に向かう道すがらから）、食べ終わって店を出るまでのすべてを五感で味わい、頭であれこれ想像して楽しむものだ。味が良けりゃ、いいってものじゃない。ときには不味くたって、悪く思えない店だってある。今日は満足。それにしても…我ながらうんざりするほどうるさいオヤジである。誰に似たのだろう？満腹、満腹

  2006年10月04日

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• 偽食田、現る？

  あぁ、今日も食った飲んだ。最近、ブログの調子が悪い。自分の日記に皆様からいただいたコメントへ返事を書こうとすると、私の名前は「食田飲駄０」と表示されて、しかもこれが変更できないのである。「食田飲駄０」って誰だ？誰だって私だ。でも、私は「食田飲太」である。改名した覚えはない。プロフィールでは「食田飲太」のまま。それと、他の方のブログにコメントをつけて「書き込む」ボタンを押しても、後で見ると書き込まれていないのである。みんなで私の書き込みを削除しているわけじゃないよね？どうしたら直るのだろう。ＦＯＸＥＹちゃん失踪事件と何か関係あるのだろうか？（ないとは思うけど）ＦＯＸＥＹちゃんは今日も銀座から消えたままだ。今日の昼食は、パワーランチ。つまり仕事の話をしながらのランチである。接待とも言うが。ちなみに、相手が外国人だとヨコメシと呼ぶ。「横文字」のヨコだろう。「洋行」が訛ったのではないと思う。有季銚。まずは、タコの煮物、温泉卵、海老しんじょ。タコを一口噛んで満足。温泉卵もこんなシンプルなものなのに納得。鯛のお造り。弾力が残っていて、噛むと旨味が口の中に広がる。その後は次々と出てきたが、どれもハイレベル。それと、実はワタクシ、ここの若女将（？）のファンなのである。彼女に給仕してもらうだけで元を取った気になる。（まぁ、ここに来る時は自分の懐から出すことはないのだが）私に店の選択権のある昼の接待のときは、これからもこの店に決めた。今日の教訓「接待の幹事は金を払ってでも引き受けろ」満腹、満腹

  2006年09月25日

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• 反省の色無し

  あぁ、今日も食った飲んだ。ここしばらく新聞を開くと、「またか」というニュースばかり。飲酒運転。あれほど悲惨な事件が起こってまだ日も浅く、その上新聞やテレビが鵜の目鷹の目で目を光らせているというのに、全国から毎日何件もの飲酒運転のニュースが届く。見つかった奴が馬鹿だ。自分は大丈夫。そう思っているのだろうか？そういう連中には、見つかるか見つからないかが問題なのであって、飲酒運転が悪いことだという意識はないのだろう。私も飲んで運転したことがないとは言わない。学生の頃などはベロンベロンで、古い映画でも見ているようにしか周りが見えない状態でバイクに乗って帰宅したこともある（幸いにして早朝で人も車も殆んどすれ違うことがなかったが）。でも今は、飲んだら乗らない、乗るときは飲まない。未だに飲酒運転をする連中は、一度に３人の子供の命を奪われた夫婦の気持ちを思いやることすらできないのだろうか。それから手鏡教授。最初の事件の時だって、あれだけ顔が売れていれば歩いているだけで注目を浴びるだろうに、それなのに女の子のスカートの下に手鏡を差し出してしまうなんて、常習者であり中毒症状であろうことは想像がついたが、普通、一度捕まったら反省するだろう。酔っていて覚えていないなんて言い訳が通用する筈もないことすら分からないのだとしたら、更生の余地無しである。最初のときも冤罪だと言い、今回も警察のデッチあげだと主張しているらしい。さすがにもう二度と教授の座を提供する学校は現れないだろう。次はＩＰＯ株。ミクシィ株の狂想曲。ミクシィという会社についてはほとんど何も知らないが、それでもできて数年の新興企業であることは間違いない。今は時流に乗って日の出の勢いではあるが、それがいつまで続くのか保証はない。そんな会社がある日突然に時価総額２２００億円である。２２億円ならそんなものだろうと思う。２２０億円は…今のブームを考えると一時的にはそんなこともあり得るかなと思いながらも、眉に唾を塗る。２２００億円となると、呆れてものが言えない。ＩＴバブルの反省はどこに行ったのだ。ライブドアの反省は。マルチや詐欺の被害者は何度でも被害に遭う。時にはかつての被害者が次は加害者に回っていることも少なくない。株はマルチや詐欺と一緒にすべきでないが、お金が人を狂わせるという点においては似た作用を持っている。そんなことは今さら言わなくても皆知っている筈なのに、自ら狂泉の水を欲する輩が後を絶たない。儲けている人間を見ると妬ましい。他人よりも自分が儲けたい。一歩引いて見れば、そんな美味しい話がある筈ないのは子供にも分かるのに、自分のこととなると冷静な判断ができなくなる人が世の中にはごまんといる。人間の性というのは悲しいものである。「またか」とは違うが、反省してない人々ということでは、「オウム」である。彼らについては今さら私が言うこともないだろう。ちなみに、前の会社で短い間だったがお付き合いした、外からやってきた役員さん。別な会社で働いていた頃に、地下鉄サリン事件で被害に遭っていたのだそうだ。出勤途中に電車が止まり、何が起こったかわからないまま、電車が動く見込みがないので地下鉄を降り地上に出ると、やけに周りが暗かった。夜の暗さとは違う暗い風景、そして視野がやけに狭い。頭もクラクラしてきて立っているのがつらい。通りかかったタクシーを捕まえ帰宅したのだそうだ。家に帰って寝てみたものの症状は悪化の一途。奥様に付き添われて病院に行ってカクカクシカジカと医師に伝えたら、医師は、あんたそりゃあサリンじゃないのかと慌てだしたのだそうだ。本人は気持ちが悪くて寝ていたし、奥様も出勤した筈が突然帰ってきた夫の様子を案じてテレビを見ていなかったので、医者に言われるまでそんな大事件が世の中で起こっていたなど露知らず。病院から警察に届けてもらって事情聴取を受けて分かったのは、なんとサリンが撒かれた隣の車両に乗っていたということ。幸いにして数日で快復したらしいが、その後も後遺症らしきものがないではないという。その人の話とは違うが、前の会社は西新宿にあり、オフィスから中央高速道に続く首都高が見下ろせた。上九一色村で逮捕された教祖が警視庁に移送されるときは、職場中で仕事そっちのけでテレビと首都高とを交互に見ながら、リアルタイムで教祖を追ったものである。テレビの中継が「今、高井戸付近を通過中です」と絶叫すると間もなく、会社の上空を報道各社のヘリが飛び交い始めた。それから数分。テレビに映し出された風景と窓の下に広がる風景とが一致した頃には、仕事をしている者などひとりもいなかったと言って間違いないだろう。それからもしばらくは、新宿駅にサリンが撒かれるなどの流言蜚語が飛び交い、不安な日々を送ったものである。あれから１０年経って平和な世の中になったとも思えないのだが、緊張感が一段と薄れてきているように思うのは私だけだろうか。とはいえ、のほほんと毎日食べ物のことを書き綴る心の余裕は忘れたくない。満腹、満腹

  2006年09月16日

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• 外で鳴る音、奥で鳴る音

  あぁ、今日も食った飲んだ。聞き馴れない音で目が覚めた。パパーン、タタタターン。そんな音が遠くの方で鳴っているようだ。イスラエル軍の攻撃を受けるレバノンの街の映像の音のようでもある。耳を澄ましてはいたが、まぶたは閉じたままだったことに気付き、開けてみると、夜明けにはまだ間がある闇の中に青白い閃光が瞬いた。雷だ。聞き馴れない音に聞こえたのは、寝ぼけていたせいだろうか。再び眠りについて、どれぐらいの時間が経っただろう。突如、バリバリダダーンベリベリベリという大音響で叩き起こされた。今度こそ近くにミサイルが落ちたか、爆弾テロかと身構えた。１０年前なら冗談だったが、今の時代ないとは言い切れない。いずれにしても、窓のすぐ外から聞こえてくるような轟音だ。すぐさま時計を見る。５時２７分。夜明け前だが空が白み始めてくる頃。彼は誰時。ベッドから飛び起き、リビングに行ってテレビを点けた。ちょうど天気予報をやっていて、激しい雨と雷を伝えている。街はまだ静かだ。消防車や救急車のサイレンも聞こえない。気が付くとＺＡＺＩＥがいない。ＺＡＺＩＥは雷が怖いのだ。名前を呼んだら洗面所の奥から飛び出してきて離れようとしない。それでも一緒にベッドで寝るわけにはいかないから、寝室のドアの前に座布団を一枚敷いてやった。再びうつらうつらしているうちに早くも起床時刻。つらい一日になりそうだ。昼食は、京橋築地小学校の近くの薩摩おごじょという店。先日、薩摩しゃもで失敗しているのに、鹿児島料理に再挑戦。メニューを見ると鶏唐揚定食がある。が、昨晩に続ける気もしない。ランチメニューの一番上に写真入であった日替り釜飯定食にした。今日は地鶏釜飯。注文して１分と待たずに出てきた。釜飯でそりゃないんじゃないの。お薦めのランチだから作り置きしてすぐに出せるようにしているのだろうけど、少しぐらいじらしてもらった方がありがたみがあるというもの。とても熱々とは言えない。味噌汁は大きなお椀に入っているのに具はワカメとネギだけ。茶碗蒸しも１本だけ付いている焼き鳥も冷め気味。落胆しながらも食べてみると、釜飯も焼き鳥もそう悪くない味だ。これで熱々ならなぁ。朝から耳の中でカサコソと音がする。ティッシュで紙縒りを作って探ってみたが、一向に改善せず。それどころか時間が経つにつれ、耳鳴りは増すばかり。ものを食べたり話したりすると、カサコソカサコソ。帰宅する頃には何もしていなくても何か耳の中で鳴っている。帰宅して妻に話すと、中耳炎だろうという。しかも痛みがないなら長引くとまで宣言するのだ。そうこうするうちにも悪化の一途。妻に耳の奥を見てもらったら、何のことはない。短い髪の毛が一本入っていただけ。ピンセットでつまんでもらったら、今日一日の不快が霧消した。満腹、満腹

  2006年09月11日

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• なすがままなら、きゅうりがぱぱよ

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日は暑い。夏が戻ってきたよう。久々にスポーツクラブへ。リニューアル後初めて行ったのであちこち確認。更衣室が新しくなっていた。ただ、更衣室には前から特段不満がなかったし、今回新たにこれといった改善もなされているように思えない。新しくなっただけ。新設されたリラクセーションルームはマッサージチェアが置かれている。但し、汗で濡れたウェアでのご使用はご遠慮くださいという。まあ、そうだろう。でもそうなると、トレーニング前に使うか、トレーニング後にシャワーや入浴して着替えてからということになる。使い勝手が悪い。スタジオは何も変わっていない。血圧計はプリンターが故障中。マシンは新しいものが随分増えた。ヨガを終えてプールに行こうと思ったら帽子がない。諦めて入浴。湯河原から温泉を運んでいるらしい、。洗い場も新設され風呂周りは充実されたようだ。和室が新たに作られたが、飲食禁止。ここで何をすればよいのだろう？全般的に見ると、１ヶ月も休んで改装するほどのことだったのかやや首を捻る。昼食は、エビチリ、中華丼、卵スープ。エビチリと中華丼の具は手抜きして冷凍物。最近の冷凍食品のレベルアップは著しい。午後はゴロゴロ。暑くて外に出る気がしない。夕方近くなってもまだ暑かったが、ＺＡＺＩＥを連れて散歩に出た。１時間ほど歩いたら、背中にびっしょりと汗。早いとこ涼しくならないものだろうか。夕食は、鶏唐揚、ナスとキュウリと塩昆布の和え物、味噌汁、メカブ、ご飯、黒ビール。塩昆布は先日飲み屋でお土産にもらったもの。そのまま食べるとたまらなく塩っ辛いのだが、癖になる味だ。お土産をくれたママの教えに従ってナスやキュウリと和えてみたのだが、これが即席浅漬け風でなかなか良い。鶏唐揚は五香粉をたっぷり効かせたもの。暑いときにはこの香りが堪らない。そういえば、銀座で鶏唐定食を出す店が少ない（というか思いつかない）のはなぜだろう？学生時代や独身時代に定食屋で注文するものといえば、鶏唐、肉野菜炒め、豚生姜焼きが３大定番だった。満腹、満腹

  2006年09月10日

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• 食事中に放心するなよ

  あぁ、今日も食った飲んだ。最近お昼の店をなかなか決められない。食べたいものが浮かばないのではなく、食べたいものがあり過ぎて迷うのである。その割りに、結局は案外どうでもいい店で食べていたりする。あれこれ考えた挙句に選んだ今日の店は高本という、店の前に来るまで考えてもいなかった店。この店、ハンバーグのＡＯＩの並びにあるので視野には入っていたのだが、なぜか選択肢に入ることはなかった。炙り焼きのお店らしい。地下にある店なので店内は薄暗い。店員にこちらへどうぞと案内されて奥に入っていくと、食事中のひとりのオヤジが私の方を向いて「おい、ちょっと」と声を掛けた。知り合いかと思って相手の顔を真っ直ぐに見た。暗くてはっきりとは分からないが、覚えのない顔である。たぶん私は怪訝な顔をしていたと思うのだが、男はお構いなしに「醤油はどれだ？」と私に向かって横柄に言うのだ。店員と間違われるような格好はしていない。「醤油？さぁね。知らないな」と冷たく言ってやろうと思ったが、それよりも早く近くの店員がやってきて、男の目の前に置かれていた見るからに醤油差しを指し示した。男は私のことなど存在しなかったかのように、一言の謝りもなく食事に戻っていった。時々、こういうわけもなく偉そうに振舞うオヤジがいる。何を根拠に見も知らぬ他人に対してあんな尊大な態度を取れるのだろう。見ていて格好悪いことこの上ない。思わぬ奇襲攻撃に出鼻をくじかれた気分。気を取り直して、炙り定食の中からホッケを選択した。他にはサンマ塩焼き、牛カルビ、豚のなにやら、鶏柚子胡椒焼などが本日のメニュー。生卵が大きな器に盛られてテーブルに置かれ、自由に食べて良いらしい。大根おろしも丼でひとりにひとつ出てくる。ご飯、味噌汁もお替り自由。気前の良い店だ。ホッケはこんなものだろう。他にヒジキの小鉢と漬物。ただ、大根おろしがたっぷりあるのは良いのだが、おろし方がぼろぼろ。ところどころに塊があってとにかく粗い。いくらサービスだといってもあれはないんじゃないか。途中から相席になって目の前に座った男。年の頃は…難しいな。３０ぐらいにも見えるし、私よりやや年上にも見える。まあそんなことはどうでも良い。この男、食べ始めから終わりまで汁椀を持つとき以外は常にご飯の丼を左手に持っている。おかずを食べながらもご飯丼を放さない。偶に居るんだ、こういう男。このての男はおかずを必ず一旦ご飯の上に載せなければ気が済まない。そして、ご飯とおかずを一度に口の中に押し込むのだ。また、このタイプの男は食事中になぜか時々ふとため息をついて肩を落とし、口を動かすのも忘れて放心したような表情を見せる。そんなときでもご飯の丼は持ったままだ。観察の対象としては面白いが、一緒に食事して気持ちの良い相手ではない。満腹、満腹

  2006年09月08日

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• 重い腰

  あぁ、今日も食った飲んだ。８月はヨガは休みだった。ヨガがというか、スポーツクラブ自体が大規模改修のため１ヵ月の休業。９月になってリニューアルオープンしている筈であり、固くなった体をほぐしに行かなくてはと頭では思っているのだが、体は怠け癖がついてしまって起き上がろうとしない。体が嫌がっているのに無理に行くこともない、と結局はサボった。サボっておきながら、後ろめたさがあってＺＡＺＩＥとの散歩は長くなり、帰ってきたら、汗でＴシャツがバケツで水をかぶったよう。こんなことならヨガに出掛ければよかったものを。素直じゃないな。今日の昼食は盛り沢山だ。麻婆豆腐、サラスパとツナのマヨネーズ和え、里芋の煮っ転がし（手抜きして出来合い）、いなり寿司、ご飯。昼からガツンと食べてしまった。夕方から久しぶりに東京武道館に出向く。今日は都連盟の五段以下講習会。偶に知らない人たちに混じって師匠以外の先生の指導を受けるのも修行のうち。そう頭じゃ分かっていても、またもや怠け心が顔を出す。どうしようかなぁとブツブツ言っていたら、妻も娘も口を揃えて「せっかく日曜にも稽古させてくれるっていうんだから、行きなよ」と言うのだ。５時半から８時半まで充実の３時間。来た甲斐があった。そうなんだよなぁ。子供の頃からちっとも変わっちゃいない。行ってしまえば楽しかったり収穫があるのが分かっているのに、自由参加のイベントのたびに、気が進まなかったり、面倒だったり、グズグズと行こうかやめようか迷うのだ。性分というのはいくつになっても治らないものだな。そして今、帰りの電車の中。お腹空いた。満腹、満腹

  2006年09月03日

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• シャキシャキ

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日は決まった予定はないものの、上司や部下からの連絡次第でどうなるか分からない状況。その間にもこなさなければならない仕事が山積みで、今週はいつもより３０分早く出社している。会社でそれなりのポジションに就けばそれなりの責任が伴うということだ。ただ、最近は人知れず貢献していたなんてのは流行らないから、自分の存在価値をいかに効果的にアピールするかということにも腐心しなければならないのが厄介ではある。そんな状況ではあるが、できれば稽古に出たい。道具も持って出社した。稽古に出れば夕食は中途半端になる。なぜなら今日は月の最終稽古日で稽古場飲み会だからだ。だから今日の昼はしっかり食べておきたい。そんなときはＳＨＩＺＵだ。肉野菜炒め定食にしてみた。食べるまではなぜ生姜焼き定食より５０円高いのか不思議だった。が、出てきた皿を見て分からないでもない。そもそも肉と野菜だと肉の方が高いという先入観が誤りだ。もやしは工場生産だから価格は低位安定している。が、キャベツ、ニンジンなどは気候に左右されるし、美味しいものを探せば、それなりの対価を払わなければならない。それに比べたら豚肉の方がはるかにボラティリティは低い気もする。などと考えながら一口食べて納得がいった。シャキシャキ。野菜炒めはこれだ。生野菜のシャキシャキ感を残しつつ、青臭さを消す程度に火が通っているのが、プロの野菜炒めの腕の見せどころである。その点、ここは合格だ。食べながら、２年前に訪れたタイを思い出した。あの国の料理と言えば辛いものが真っ先に浮かぶが、実は一番感心したのが野菜炒めだった。宮廷料理の店で食べた洗練された野菜炒めは言うまでもなく、コーラル島の海の家で食べたものまで、シャキシャキ感を失わず野菜本来の味がした。あれは調理法によるものだろうか、それとも素材そのものの違いなのだろうか。またタイに行きたくなってきた。夜はなんとか稽古に間に合ったが、刀を振れたのは１０分だけ。久々の稽古のためかいつもより人が多く、稽古後の飲み会も延長気味。少しばかり酔った。満腹、満腹

  2006年08月30日

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• 百鬼園先生現る

  あぁ、今日も食った飲んだ。久しぶりの銀座。といっても、木金と休みを取り、土日があっただけで４日ぶりではあるが、なんだか懐かしい。お昼には何を食べようかと今日もあれこれ考えていたのに、結局は行き当たりばったりで薩摩しゃもに入った。シャモ丼セットを注文。シャモの親子丼、つくねフライ、さつま揚げ、冷奴などの充実メニューである。が、味の方はと言えば…親子丼の味が濃過ぎるのである。甘辛さが幾分きついぐらい。そして、肉も佃煮か缶詰みたいに濃い味付けが中まで染み入っている。その割りにネギが生煮えな感じ。鶏スープも塩っ辛い。鹿児島料理はこういう濃い味付けが特徴なのだろうか。考えてみれば以前来たときもこんな感想を抱いた気がするのだが、すっかり忘れていた。それとこの店、女将さんはチャキチャキとやり手な様子だが、他の店員が男も女もぬぼーっとして冴えない。料理屋の店員は、気が利くことが第一、そして愛想があるかスマートなのが良い。感じが悪かったり暗いのは言語道断だし、もっさりしてたりグズグズしてるのも食欲をそがれる。夕食は、金目の刺身、揚げハン（さつま揚げやじゃこ天の類を妻はこう呼ぶ）など。金目は、妻が魚屋で見るからに活きの良い大きな１匹ものに見とれつつも、我が家で食べるには大きく、そして何よりも高いので別なのにしようと思っていたら、内田百けん（「けん」の漢字がはじかれた！）みたいな爺さんが「あんた、半身買わんか」と声を掛けてきたので、渡りに舟と爺さんと１匹をシェアし半身を下ろしてもらったのだそうだ。脂が乗って実に美味い金目であった。ちなみに百鬼園先生は煮付けにすると言っていたそうだ。これだけの金目なら煮付けにしたらさぞ美味いことだろう。満腹、満腹

  2006年08月28日

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• １９７９

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日は休息日。クリーニング屋に行ったら後はすることもない。今日もまた暑いから、家でひとり、のんびりしよう。朝食は、ピザトースト半枚。パンにトマトソースを塗り、とろけるスライスチーズとレイモンのベーコンを少々。半枚というのは娘と半分こしたため。新聞を読んだりしているうちにもう昼だ。チキンライス、これまたレイモンのボロニアソーセージを軽く焼いたの、アイスカフェオレ。食べてみて気付いたが、チキンライスに塩コショウをするのを忘れていた。トマトソースに僅かに味が付いていたのとコンソメの顆粒を少々振ったので、食べられないこともなかったのが救い。娘を夏期講習に送り出し、さて。まずは、娘が先週作ったカレーとサラダの写真を印刷しよう。デジカメもプリンターももう５～７年前のモデルだから、やたらとあれやこれやケーブルを繋いで面倒この上ない。それから昨日に引き続き若い頃に買ったＣＤを引っ張り出して聴く。聴くといっても熱心に耳を傾けるわけでもなくナガラ族なのだが、時々ふと昔の情景を思い起こさせるフレーズに出会って聴き入ることもある。ビブラトーンズ、ティンパンアレイ、ＫＹＬＹＮ、種とも子、ショコラータ、小川美潮、岡田徹…なんともなぁ。我ながら支離滅裂だ。ちなみに、洋楽も嫌いじゃなかったのだけど、洋楽を聴いていたのは７０年代が中心のため、あまりＣＤを持っていない。１９７９年の年末のＮＨＫ－ＦＭ渋谷陽一のロック大賞なんてこれでもかってばかりに名曲が並んでいたように記憶している。話は戻って、ＫＹＬＹＮのすごさは今聴いても恐るべし。これまた７９年、六本木のＰＩＴ ＩＮＮでのライブ。２７年前に日本にこれだけのテクニックを持った連中がいたとは。まぁメンバーの名前を見れば納得か。渡辺香津美、坂本龍一、村上ポンタ秀一、小原礼、ＰＥＣＫＥＲ、向井滋春、清水靖晃、本多俊之、矢野顕子。ツアーには高橋幸宏や伊東タケシなんかも参加している。一度でいいから生で聴きたかった。アッコちゃんの在広東少年もＹＭＯヴァージョンなんかよりはるかに良い。夕方になって今日もＺＡＺＩＥと散歩。昼ほどの熱気はないが、今日は粘りつくような暑さが夕方になってもそこかしこに溜まっていて、ねっとりとした汗が身体を覆う。夕食は娘のリクエストでお好み焼き。ほかにだだ茶豆、さつま揚げ、ビール、テキーラ＆レモンの炭酸割り。満腹、満腹

  2006年08月19日

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• 金曜日の天使

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日は夏休み。今年はまとまった夏休みを取らず（取れず）、休めそうな日にゲリラ的に休むことにして、今日はその第一弾。といっても、ゆっくりもできない。片付けなきゃならない野暮用が山積しているのである。まずは虎ノ門に出向いて人に会う。それから四谷にある友人の事務所に顔を出して一緒に市ヶ谷へ。用を済まして、そのまま友人と昼食。友人が「市ヶ谷って食べるとこがないんだよな」というので、目に付いた軽食喫茶といったオールドファッションな店に入った。今日はとにかく暑い。タクシーの運ちゃんまでもが、「一日中冷房の効いた車内にいても、今日が飛び切り暑いのは分かりますよ」というぐらいだ。だから美味しい店を探して歩き回るよりも、食べられさえすれば良いという店選びだ。日替りを注文。カニクリームコロッケと野菜カレー。というと普通は、カレーライスの横にコロッケが置かれているが、ここの店はスープ皿にカレールーが満たされ、その真ん中にコロッケが鎮座している。ご飯は別皿。しかも、このコロッケ。クリームコロッケといえば俵型が一般的だが、ここのは円盤型。味は思ったより辛かったが、まあ普通かな。これにレタス（サラダ）とコンソメと飲み物が付いて８５０円だから、銀座よりも物価は安いようだ。友人と別れてあざみ野に取って返す。休む暇なく田園都市線を６個所ほど行ったり来たり。３時過ぎに用が済んだところでお腹が空いてきた。もりそばでも手繰ろうかと思ったら、休憩中。もう少し歩いて久々にモスバーガーに。そうだこの時間にモスに来ることなど滅多にない。チャンスである。そう、匠味だ。思い切って匠味アボカド山葵８８０円とコーラ。待つこと約１０分。匠味はプラトレーではなく、専用の紙ランチョンマットが敷かれ、恭しく陶器の皿に載せられて出てきた。別添えの山葵がズンダの如くパステルグリーンなのが少々気になる。フォークがなぜか２本付いているもののナイフはなく、例の紙袋？に入っているからやっぱりそのままかぶりつくのだろう。確かに肉汁の味など普通のモスに比べて濃厚だし、アボカドも良いものを使っている。トマトの皮が堅すぎるのは難点であり、できれば湯剥きして出して欲しいものだ。うーん、８８０円というのが納得できる気もするし、高いような気もしないでもない。少なくとも何度も食べたいと思うほどではないと思う。プラトレーがないということは、自分で片付けなくても良いのかとも思ったが、横にいた小学生の手前、皿を持って立ち上がったら、アルバイトの少年が慌てて飛んできた。難しいな。それから最近調子が悪いところがあるので病院に寄ったら１時間半待たされた。待っている間、村上ポンタ秀一の自伝を読む。かなりのホラが含まれているようにも思うが、自分が育ってきた時代の日本の商業音楽史の裏面が語られていて、少しも飽きない。それにしても、ポンタさん、クラプトンに向かって、「お前はみどころがある。良いギタリストになるよ」ってホントに言ったのか？ホントならホントにすごい。治療を終えて５時過ぎに再び外に出たら、昼の暑さはどこへやら。湿気は残っているが、涼やかな風が吹きぬける。まだ８月とはいえ、お盆を過ぎると朝晩は急に秋の気配が漂い始める。ＺＡＺＩＥを連れて軽く散歩。帰宅してもしばらくはひとり。娘は塾だし、妻も出かけている。ポンタさんの自伝に触発され、久々にＫＹＬＹＮでも聞こうとＣＤ棚を引っ掻き回していたら出てきたのは、近田春夫とＶＩＢＲＡＳＴＯＮＥのＶｉｂｒａ ｉｓ Ｂａｃｋ。ＫＹＬＹＮ ＬＩＶＥとともにライブ盤の伝説の１枚と言って良いだろう。近田サウンドに乗って、ブリかまを焼いて、豚汁作って…４０過ぎても近田チルドレンな私である。晩酌に、ピーナツ、テキーラ。休みだというのに忙しくて疲れた。満腹、満腹

  2006年08月18日

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• 東京大停電

  昼休みに携帯から日記をアップしたら、昨日の日記の扱いとなっていた。気付いたときにはごまきてぃさんとほんわかさんのコメントが付いてしまった後だったので、消すに消せない。というわけで再掲。-----あぁ…あ。朝、起きて着替えていたら電気が消えた。そういえばマンションの掲示板に停電のお知らせが出ていた。いや、あれは先週のことだった筈だし、第一、こんな出勤時間帯に停電を計画したりはしない。それでも、今の時代、事故で停電したってすぐに復旧するさと高をくくっていたが、いつまで待っても電気は戻ってこない。外を見ると信号も消えていて、人も車も恐る恐る進んでいる。駅構内や売店の灯りは点いているが、ホームに上がるエスカレーターは止まっているというチグハグ。多少の遅れはあったが電車がやってきた。下りも動いている。駅のアナウンスでは市が尾と長津田の間で電車が停まっているということだ。前にも長津田辺りの変電所の事故があったように記憶している。何とかなるだろう、と思ったのが失敗。一駅進んだところで完全に停まった。運転再開まで１時間弱。それでもお盆休みのためか、これだけ電車が停まっていた割に、ひどい混雑にはならなかった。昼は静かな店でゆっくりしようと、麒麟に出掛けたが、２階席は満席。通りから見える席に案内され、落ち着かない。料理もイマイチ。ちなみに食べたのは、豚と茄子の甘味噌炒め。そして隣の男女の会話が嫌でも聞こえてくる。女性と１対１で相対したときの男の会話というのはどうしてああも間が抜けて見えるのだろう。お盆休みは休むのが正解だ。満腹？

  2006年08月14日

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• お盆休み

  投稿日付が違ってました。１４日の日記へ

  2006年08月13日

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• うとうと

  あぁ、今日も食った飲んだ。昼過ぎからゴロゴロ鳴り出した雷は案外と長く続き、一時は雨も激しく降っていた。窓辺に立って外を眺めていたら、はっきりと稲妻が大地に突き刺さるのが見えて、ちょっとばかり怯んでしまった。玄関の隅にうずくまりブルブル震えているＺＡＺＩＥを笑えない。ソファに寝転んで本を読んでいるうちに、いつやら夢心地。夕食は、マグロとオクラのやまかけ、アボカドとトマトとモッツァレラのオーブン焼、栃尾油揚げの納豆はさみ焼、茄子の塩もみ、ご飯、ビール、焼酎ロック。やまかけはどうして「やま」なのだろう？山芋の「やま」だろうか？今日買った長芋の袋には「やまかけ用」と書いてあったが、どこがやまかけ用なのかさっぱり分からない。やまかけに使うには少々水っぽ過ぎる。もっと硬く粘るタイプがやまかけには合っているように思う。食後にソファで本を読んでいるうちにまたもや寝入ってしまった。退屈な文章と言えば確かに退屈なのだけど、短いエッセイが並んだ本だから面白くなくて寝るようなものでもないのだけどな。満腹、満腹

  2006年08月12日

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• 駄文で申し訳ない

  あぁ、今日も食った飲んだ。最近冴えがない。何が冴えないかって、この日記である。どうも書きたいことが浮かんでこないのである。何か書く題材があっても、文章が浮かんでこないのだ。書きたいという欲求が湧いてこない。なのに、最近アクセス数が伸びているのはどうしたことか。今さら休めないからウンウン唸りながら駄文を書き連ねている（じゃあ以前のは駄文じゃないのかと突っ込まれるとぐうの音も出ないのだが）のであって、できればあまり読まれずに過ぎ去ってくれれば良いと思うのに。皮肉なものだ。ただ、日記と食欲は別な話だ。今日も朝から、「美味しいお米が食べたいな。さて？お昼はどこにしようか」と考え続けていたのである。「美味しいお米」となると当然に和食だ。和食ならやはり魚だな。和定食でも、一汁一菜より、おかずがあれこれ付いているのが良い。そう考えているうちに、「美味しいご飯」より「おかず沢山」派が私の頭の中で優勢になっていった。そんなわけで向かった先は築地のさかな竹若。待つのを覚悟で行ったら、カウンターの半分も埋まっていなかった。そういえば昨日のライオンも随分と空席が目立っていた。夏休みモードかな。さかな膳の中から、真子鰈煮付けを選択。煮付もさることながら刺身にも期待していたのだが、今日は鰹叩きだった。わさび醤油で食べる刺身が良かったのに。お米はさほどじゃないけど、相変わらずコストパフォーマンスが高い。夜は自宅で、なめこ・細葱入りトロロご飯（美味しかった）、がんもどき、鯖塩焼、ビール。明日はもう金曜日。１週間が過ぎるのが早い。満腹、満腹

  2006年08月10日

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• Ｏ君、連絡待つ

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日は朝方に雨が降ったらしく涼しい。通勤時もパラパラと降っていたが傘を差さなくても何とかなる程度。昼食はぱいかじでゴーヤチャンプルー定食。やはりここの料理は私の口に合う。が、沖縄そばを食べなかったのは後悔が残る。沖縄そば定食に２００円以内のプラスでゴーヤチャンプルーの小皿がサイドオーダーできたら良いのに。家でもゴーヤを食べたいと思うのだけど、妻も娘もノーサンキュー。残念である。夜は某社の某氏と蕎麦居酒屋へ。接待したのかされたのか。魚中心のつまみと、ビール２杯に日本酒を２合。〆にそばを食べたのだが、これが太くて硬くてボソボソ。田舎蕎麦ということで許してやろう。たいして飲んでいないがちょっとしんどい。最近、少し体調が落ちている。夏バテかな。食欲には少しも影響がないのだけど。帰宅してみると、携帯に音信不通（昨日からだけど）のＯ君からの着信アリ。早速折り返したのだが、またもや応答なし。すれ違いが続く。満腹、満腹

  2006年08月08日

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• テレビのチカラ

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日も暑い。クリーニング屋に出かけた後は、外に出る気がしなくて家の中で新聞を読んだり本を読んだりして過ごす。昼食は、素麺と家常豆腐という変な取り合わせ。どこの家の冷蔵庫にも豆腐が入っている確率は高いと思う。しかし、我が家は同じ豆腐が何日も入っている確率も高いのである。妻が言うには、「豆腐でも食べようかなぁと思って買ってくるんだけど、料理を作ってみると案外とおかずがあって、豆腐を食べなくても良いことが結構あるのよ」。そんなわけで今回も賞味期限を２日過ぎた豆腐が残っていたというわけだ。賞味期限を２日過ぎたぐらいではどうってことはないと思いつつも、一応は熱を加えた方が良いだろうと思い、家常豆腐にしてみたのだ。冷蔵庫の中に熟しきったトマトがあったのでこれも入れてみたら、酸味がアクセントになって悪くなかった。午後もソファに寝そべって読書。その後、昨晩途中まで見た映画「ウォーターボーイズ」の続きをビデオで見た。うーん、いくらなんでもこりゃないんじゃないの。スウィングガールズと同じ監督だそうだが、それにしてもまるっきり同じ展開なのには驚いた。１．冴えない高校生活を送っている主人公が、ひょんなことからシンクロ／ジャズをやることになる。２．はじめは大勢いた仲間たちが抜けていったが、残った数人で頑張る。３．強力な助っ人（竹中直人）に出会うが、これが実は食わせ物。４．それでも光明を見出し、それをきっかけに仲間たちが戻ってくる。５．戻ってきた連中も含め、なぜか皆が急に上手になっている。６．本番直前に事件が起こり、これまでの努力が水の泡と消えそうになる。７．でも、ハッピーエンドエピソードがどれもこれも底が浅いし、ストーリー展開の上で何の伏線にもなっていない上、ご都合主義のオンパレード。そして何よりもこの監督の弱点は、登場人物たちのキャラクターをまるで描けていないことだ。上野樹里チャンはまだしも、妻夫木クンなんて顔が可愛らしいだけで、主人公としての存在感がまるで感じられない。じゃあ、他の誰かが主役を食う熱演をしたのかといえばそれもない。竹中直人なんてShall We Dance？の役柄をかなりの薄味にして焼直したようで、見ていて痛々しい。他のキャラも、真面目な高校生や体育会系、女子校の生徒会の役員、オカマバーのママ…すべてが時代遅れのステレオタイプな描き方で、オリジナリティのかけらもない。こんなんでよく２作も続けざまに撮ったものだ。そして、こんなんでよくヒットしたものだ。テレビ局がバックについていたからなのだろう。昨晩の宣伝文句に「若き天才○○監督が描く」なんてフレーズもあったが、これで「若き天才」なんて言ってチヤホヤされたら本人が不幸である。スウィングガールズは安易な作りながらも楽しめたし、将来性も感じないでもなかったが、２作続けてこれじゃあね。夕食は、焼肉と冷麺が食べたいと思ったが、娘の夏期講習に加え車検の追い討ちを受け苦境にある我が家の家計を考えると焼肉屋に行くのは控えるべきだろう。冷麺は諦めて肉だけでもと思ったのに、こんな日に限ってスーパーの肉コーナーにはろくな肉が並んでいない。仕方なく高座豚の焼肉用を２種。それから蒸し茄子のホタテ酢醤油掛け、ナマコ酢、ご飯、ビール。食後に桃を少々。満腹、満腹

  2006年08月06日

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• 路線価日本一

  あぁ、今日も食った飲んだ。昼休みになると、４丁目交差点へと向かった。目的地は鳩居堂である。ちなみに食べ物屋ではない。鳩居堂の名は少年時代から知っている。鳩居堂前の土地が何度となく路線価日本一に輝いているからである。昨日発表になった今年の路線価でもダントツ１位のようだ。すなわち、日本一地価の高い土地にあるお店である。しかし、この店。路線価でばかり有名であるが、いったい何の店なのか随分大人になるまで知らなかった。店の前を何度も通っているのに、その場所がかの有名な銀座鳩居堂であるということを知ったのも、さらに後のことだ。で、この店、お香と書画用品と和紙製品の店である。いかにも地味だ。地味なのだが、なぜか店内には人が溢れている。皆なにをしに来てるんだ？１階の和紙製品のコーナーなど押すな押すなの状態だ。夏だから扇子や団扇を買いに来ているのだろうか。２階はややゆったりしていたが、今の時代にこれだけ集客力のあるお香の店など他にないだろう。恐るべし、鳩居堂。伊達に路線価日本一ではない。用を済ませた私は、東芝ビルへ。まずはＳＨＩＺＵに行ってみたが５，６人待っていたので、向かいのきっどに鞍替え。豚茄子炒め定食。料理自体は美味しいのだが…どうも店の雰囲気が良くない。店員の態度から疲れというか棘のようなものをわずかに感じるのである。本当にわずかなのだが、食事の店としては致命傷になりかねない。向かい合ったライバル２店、甲乙つけがたい気もするのだが、今はＳＨＩＺＵに軍配を上げたい。ところで、私は鳩居堂に何をしに行ったのかって？プライベートなことなのでお答えいたしません。って、何を今さら。満腹、満腹

  2006年08月02日

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• あいみてののちのこころにくらぶれば

  あぁ、今日も食った飲んだ。雨の水曜日は嫌いだ。雨降りはいつだって好きではないのだけど。傘を差して歩いても大抵ずぶ濡れになる。朝、雨に遭うとズボンがヨレヨレになって、１日気分が晴れない。周りの連中のズボンが割合とパリッとしているのを見ると不思議で仕方ない。あれは形態安定素材なのだろうか。ズボンはよく知らないが、形態安定のシャツはどうにも好きになれないのだ。などとあれこれ愚痴りながらも、今日の昼もまた銀座徘徊。選んだのは、蘭苑菜館。日替わりの茄子味噌炒め定食にした。茄子には油が合う。蒸し茄子や焼き茄子も捨てがたいが、やはり茄子は油と出会ってこそ茄子としての幅が広がるというものだ。油と出会う前と後とでは××と××ぐらい違う（検閲済）。そして、家庭で食べる茄子の炒め物と店で食べるそれとの違いは、油通しにあると言って良いだろう。家庭でだって手間ひまを惜しまなければ、油通しぐらいなんでもない。それをすれば茄子がぐっと美味しくなることも知っている。だけどなぁ、下拵えのために揚げ物をするのも、ましてや食後にそれを片付けるのも、考えただけで面倒くさい。その上、カロリーも気になる。カロリーは店で食べたって気にはなるが、平日のランチなら「腹が減っては戦はできぬ」と言い訳が立つ（もちろん自分に対して）。そんなわけで、茄子味噌炒めを堪能したのだが、茄子と油だけでなく、油と味噌の相性も見逃せないし、味噌と茄子の関係もただならぬものがある。理想的な三角関係だ。かつて新宿ＮＳビルにあったスパゲティファクトリーの味噌茄子ベーコンスパゲティをもう一度食べてみたいと年に何回か思う私である。満腹、満腹

  2006年07月19日

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• 夏は野菜

  あぁ、今日も食った飲んだ。朝から久々にヨガ。暑いせいだろうか、いつもより参加者がかなり少ない。常連さんは二人しかきていない。しばらく前にインストラクターが替わったのも関係しているのかもしれない。前の女性のインストラクターは、こまめに参加者の間を廻って歩いてアドバイスしていたが、今の若い男は一方的に次はこのポーズと言うばかりで参加者はお構いなしというところがある。ま、女性インストラクターが男性参加者の腰に手を当てポーズを修正するのは構わないが、男性インストラクターが女性参加者にそれをやったら面倒な問題が起きるかもしれないから、仕方ないか。今日もプールでクールダウン。と言っても、しばらく水に浸かった後はプールサイドのデッキチェアで寝ていただけ。昼食は、サワークリームのスパゲッティ。具はソーセージ、玉葱、ピーマン、グリーンピース。この時期にクリームのパスタは暑苦しいかと思ったが、サワークリームの酸味が良い結果を呼んだようだ。午後は相変わらず、ZAZIEと散歩したりゴロゴロしたり。なにをしてても暑くて集中できない。エアコンのスイッチを入れれば落ち着くのだけど、７月中旬からそんな生活を始めたら、夏中エアコンから離れられなくなってしまう。エアコンを点けるのは時間の問題だが、いましばらく我慢しよう。夕食は、豚肉網焼き、野菜のトマト煮、じゃこ天、氷頭膾のおろし和え、味噌きゅう（沖縄の油味噌）、メロン粕漬、おろし納豆、ご飯、ビール、焼酎ロック、白ワイン。豚肉を焼いているときはまったく気付かなかったが、台所を出てみると家中が白く霞んでいた。トマト煮の中身は、ナス、ブロッコリー、ニンジン、ジャガイモ、アスパラ、ピーマン、タマネギ、グリーンピース、ニンニク。今日も美味しい食事だった。自画自賛。満腹、満腹

  2006年07月16日

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• みんな汐留のせいだ

  あぁ、今日も食った飲んだ。暑くなってくると、ご飯が喉を通らなくなってくる。といっても食欲がなくなるというのとは違う。食欲は落ちていないのだけど、お米が喉に引っかかるようであり、それを飲み込むのが大儀だ。となると選択肢は麺か、雑炊・粥系か、さもなきゃ生卵掛けご飯か…そうだ、麦トロだっ！今日のランチはねぎしに決まり。ただ、ねぎしも数年前までなら、店に入ってメニューに悩むことなんてなかった。せいぜい、偶には和風シチューを食べてみようかと思うぐらい。しかし、米国牛の輸入禁止によりねぎし定食は高騰し、替わりに新メニューが続々現れたため、今や大いに迷うんだなぁ。そんなことが煩わしく思えるほどに、湿気が私を蝕んでいる。なにもかも汐留の再開発がいけないのだ。あそこに高層ビル街ができたばかりに、海から銀座に吹き込んでいた風が遮られ、澱んだ熱気が銀座に滞留するようになってしまった。風水的にも、気脈を断ってしまって良いわけがない。予言しよう。今に良くないことが起こるに違いない。日本沈没もリバイバルするし、そろそろ加藤が現れるころだ。などとたわいもないことなど考えながら、鶏グリル定食。黒胡椒が利いていて夏向きだ。そして、いつものセット。麦ご飯、トロロ、テールスープに味噌漬け唐辛子と漬物。このセットで今年の夏もなんとか乗り切ろう。ところで、コリドー街。来るたびに新しい店ができている気がする。ある日いってみたら、ねぎしがなくなっていたなんてことにならないことを祈る。満腹、満腹

  2006年07月12日

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• 風紀委員日誌

  あぁ、今日も食った飲んだ。今日も暑い。暑いというより、服を着たまま蒸し風呂の中を行ったり来たりしているよう。毎朝、会社に辿り着く頃には、じめ～っ。着替えを持って通勤し、出社してから仕事服に着替えようかと真剣に考える今日この頃である。昼休み、この雨＆暑さの中、外に出るのをやめようか迷ったが、やはり出てしまった私である。しかし、雨に濡れながら歩くのは苦手。地下道直結というだけの理由で、ライオン銀座５丁目店へ。この店には良い印象はないというのに、雨と暑さにやられて判断力が鈍ってしまったのだろうか。同じライオンでも７丁目店の方が味も居心地もずっと良い。７丁目店にできて、どうして５丁目店にはできないのだろう。たった２ブロックの隔たりしかないのに、どこでこの差が付いたやら。で、食べたのは、ポーク生姜焼き。残念ながら、印象が変わることはなかった。まったく話は変わるが、先ほど某駅で乗り換えた時のこと。電車が停まってドアが開くと共に、降りようとする人を押しのけて乗車してきたのが２名。最近同じ光景を頻繁に見る気がする。電車だけでなく、エレベーターでもそうだ。しかも、育ちが悪かったり、世を拗ねた（ふりをしている）若者たちではなく、大半がいい歳の大人である。特に５０～６０代。整列乗車を守らないのも、酔っ払って電車で騒いでいるのも、電車の中で大声で携帯通話しているのも、エスカレーターの片側空けルールを無視するのも、電話を架けてきて名乗らないのも、私のリサーチによると、この年代が主役である。団塊、高度成長、学生運動。バブル期に一番脂が乗っていたのも、この世代。そういうことが関係しているのだろうか。理由はともかく、マナーは守ろうよ。満腹、満腹

  2006年07月05日

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