21世紀になってd?cadenceという言葉を聞かなくなったように思う
今晩は久しぶりに家でゆっくりと食事をした。メニューはお好み焼きやらなにやら簡単なものだったけど、酒の方はビールにマッコリに安ワインのソーダ割り。娘が録画してあったNHKのMJを再生して観ていたら、なにやらちょっと記憶を刺激する映像が流れだした。ALI PROJECT?まさか、蟻プロジェクトなのか?娘の解説ではなにかのアニメの主題歌を歌って、そこそこ知られているらしい。しかし、蟻プロならデビューはもう25年も前のはずだ。いまだに活動を続けているのか。全然メジャーにならなかったと思うのだが。グルグルしてみたら、間違いなくALI PROJECTは蟻プロだ。宝野アリカ。CDを持っていたと思う。早速我がCDコレクションを探ってみたら、あった。幻想庭園。若かりし頃の、いかにも80年代後半の香りのするメイクをした宝野アリカが裏ジャケに写っていた。どうして蟻プロのCDを買ったのだったかな?とつぶやいたら、娘がすかさず「お父さん、インディーズを聴いていい気になってたんでしょ」と言う。当たらずとも遠からずなのかもなぁ。あの頃は、小さなホールや吉祥寺のMANDA-LA2を中心にちょっと中心から外れたライブハウスに入り浸っていた。おそらくは蟻プロはショコラータからの延長だな。蟻プロが続くならショコラータもイケたのだろうと思うのだけど、ちょっと早過ぎたのかな。ショコラータのライブを見逃したのが残念で仕方ない。あの頃の日本のニューウェーブの斬新さは衝撃的だった。それに比べて今のJ-Popは危うさがないんだよな。時代を壊していこうとか、自分は既存の価値観と違う世界で生きるんだという意欲が感じられない。つまり、退屈。