我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

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• 家守る主の務め果たしけり勤め人には結構つらい

  娘は部活、妻も朝から出掛け、のんびりした土曜日を過ごせるかと言えば、そんなことはない。 夕方に娘は友だちを引き連れて帰り、鍋パーティーをやると言う。 いったい誰が準備をするというのだ。 仕方ない。娘と妻が出た後、クリーニング屋に行って、スーパーで鍋材料（我が家に在庫がなさそうなもの、豆腐やらマロニーやら）を買い込み（肉は妻が買って帰ると言って出た）、一旦帰宅。 それから、散歩に行きたくて爆発寸前のZazieとKohakuを連れて出た。 この２匹は散歩に出ると必ず排便する。 散歩の前に家でしていても、無理やりでも必ずする。 そして、無理に出した時は柔らかい。 いや、柔らかいなんてものじゃないときも少なくない。 拾う身にもなってくれよ。 散歩から戻ると、既に正午を回っていた。 昼食は、ひとりなので簡単に冷凍チャンポンにした。 冷凍といってもバカにしたものではない。 麺は申し分ないし、スープに至ってはヘタな店よりよっぽど美味い。 問題は具だ。 肉や魚介は合格点を付けて良いが、野菜がなぁ。 やっぱり野菜の冷凍は難しいのだろう。 CASを使っても上手くいかないのだろうか？ これほど話題になってもCASの普及が遅れているのは、装置のコストの問題だろうか。 そうだとすれば、冷凍チャンポンの野菜に使われるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。 午後は、家の中の片付け、庭木の手入れや枯れ葉の掃除、カメとメダカの水換え、マウスの部屋掃除などでヘトヘト。 終わったときには頭痛がしてきた。 情けない話だが、つくづく肉体労働には向いていないようだ。 ま、ボンボン育ちで、社会人になってからも六法全書より重いものを持ったことがないのだから、仕方ないよ。 あ、六法より刀の方が重いかもしれない。 そういえば、メダカの容器の中にヤゴが１匹だけいた。 頑張れ。 今日は見なかったが、我が家の狭い庭にはトカゲもいる。 マンション暮らしより手間はかかるが、戸建て暮らしもまんざら悪くない。 満腹、満腹

  2010年12月11日

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• 何をするわけじゃないけどあちこちを行き来している師走だからね

  今日の昼時には表参道にいた。青山通りから小道に入り、スパイラルの裏手を抜けて骨董通りへ。この辺にはいくらでも食べるところがあるのに、バカの一つ覚えで小原流会館に来てしまう。インド料理やベトナム料理も気になるけど、やはり行きつく先は「ふーみん」だ。既に１時近くだというのに、まだ５、６人が店の前で待っていた。目の前のベトナム料理屋の炊き込みご飯の看板にそそられもするが、やっぱりふーみんで行こう。１時になって昼休みが終わる時間帯だったためか、さほど待たずに席に着くことができた。豚肉の梅干し煮定食は既にSold Outだ。それじゃあ、日替わりの玉子と五目野菜炒めにしよう。でてきたのは、肉野菜炒めの上に円盤状の薄焼き玉子が載ったメインとカニの味噌汁にご飯。ザーサイはテーブルの丼に山盛りになっていて、好きなだけ食べられるのがうれしい。しかも、そのザーサイが味も食感もソフトで、ご飯に実によく合う。さて、メインの味はと言うと、こんな肉野菜炒めは食べたことがない。なんだろう？この風味は。にんにく醤油だろうか？それからところどころで鷹の爪がピリリと効く。全体的に辛いのではなく、時折ハッとする辛さが襲うのだ。いくぶん濃いめの味だけど、それを玉子が上手い具合に包み込むし、ソフトなザーサイとご飯、そして個性の強いカニの味噌汁がバランスを取ってくれる。お見事。銀座にこの店があれば頻繁に足を運ぶのだけどなぁ。話変わって、会社で配られた３時のおやつは、カステラのラスクだった。長崎からの出張者のお土産らしい。そして、これまた、オ、オッと思うサプライジングな味だ。いや、カステラの味なのだからサプライズはないようなものだけど、ラスクの食感にカステラ風味というのは私にとっては新鮮な体験だった。ここ数年のラスクブームもそろそろ飽きられ始めて、ブームの火付け役にしてベーシックなシベールのラスクぐらいが生き残るのかなぁなどと勝手に思っていたけど、ラスクは案外と新しい地平を切り開いて一つの分野をきちんと確立するのかもしれない。カステラ・ラスク。来年の注目株だ。満腹、満腹

  2010年12月09日

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• あの日から３０年が過ぎれどもジョンの描いた世は遠くあり

  今日は仕事で大阪のリッツカールトンにいた。 世界一のもてなしを提供すると言われた大阪リッツ。 どんなものだろう？ と言っても、泊まる訳じゃないから、正直よくわからなかった。 ただ、壁のあちこちに掛けられたヨーロッパ風の肖像画はまるで趣味じゃない。 ああいう画風を好む日本人はどのぐらいいるのやら。 それは個人の趣味として、リッツの昼は賑わっていた。 着飾ったアラフォーミセス（ミセスとは限らないな）の女子会クリスマスパーティーが２グループ（VeryやStoryに出てくるシーンみたいだ）。 夕方はなにやら怪しげなタイトルのパーティーや労組の忘年会が入っている。 労組がリッツカールトンで忘年会とはね。 リッツなんて典型的な資本家陣営のはずじゃないのか。 ま、今さら資本家と労働者階級の対立なんて構図は歴史の教科書の中にしかない絵空事だから、こんなことにこだわることがバカげているのだろう。 それにしても、この華やかで浮かれた気分はどうしたものだろう？ 本格的な景気回復の兆しなのか、それとも平和ボケした茹で蛙の最期のバカ騒ぎなのだろうか？ 銀座ですらこんな浮かれた感じはないよいに思う。 関西圏はまるで馴染みがないので、空気を読めなくて苦労する。 満腹？

  2010年12月08日

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• 忘年会招き招かれ飲んだくれジョンの声聴く暇もあらずや

  今夜はお世話になっている方に招かれて、Ａ５等級の飛騨牛をご馳走になった。 いや、美味いのなんのって、なんにも言えねぇ、って言葉はこういうときのためにあるのだな。 焼きも良かったが、なんと言っても、各部位の刺身が絶品だった。 霜降り肉の脂が舌に載せた途端に体温でとろけ出す様は、津軽海峡の本マグロの大トロをも凌駕しているかもしれない。 それはさておき、プライベートで焼肉屋に行くと、腹が許す限り肉を焼きまくるのだが、案外とコースで少しずつ多品種を食べて、結果的に腹が膨れた状態にもってくる方が、満足感は高いかもしれないと思った今夜の宴なのであった。 これは、成長または円熟なのか、はたまた保守化傾向なのか？ いずれにしても、満腹、満腹

  2010年12月07日

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• 人柄で部下付いてくる世の中が幸せなのか判断つかず

  今日は名古屋。 夕方に仕事を終えて、有名なひつまぶしの店へ行こうと連れたちに言ったら、今日は定休日だ。 それじゃあまぁ仕方ないと、世界の山ちゃんにと行ってみたのだけど、ちょっと早かった。 いや、まだ４時過ぎだったのだ。 東京に帰ることを考えれば、飲んでも悪くない時間だし、この場での指揮官は私である。 私が飲むぞと言えば決まりだ。 その分、諭吉が財布から出て行くのは覚悟の上なのだが。 平社員の倍はゆうにもらっているのだから、ケチるわけにはいかない。 最寄り駅のどて焼き屋で、八丁味噌系のつまみでそこそこ腹を膨らませ、現地解散した。 現地解散といったって、皆東京方面に帰るはずなのに、見事に私のまわりから消えたのは、私の人格のなせるわざなのか。 ちょっと不安な影を感じた出張だった。 チーム食田、大丈夫なのか？ 満腹？

  2010年12月06日

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• おでん煮る祖母の姿を思い出す今はもうなき生家の座敷

  昨日の朝とはうって変わって、晴れやかな朝を迎えた。それにしても、昨日は酷い朝だった。激しい雨と風の音で目が覚めたほどだ。幸い私の出社時は雨脚が弱まっていてあまり濡れずにすんだが、私より遅く出社した連中はずぶ濡れだった。通り一本向うは雨が上がっていて青空も見えているのに、会社のビルの辺りだけが土砂降り。不思議な天気だった。今朝のせっかくの天気にもかかわらず、どうにも起きる気になれなかったのだ。頭が痛いとか気持ちが悪いとか、はたまた体が重いという二日酔いではないのだけど、まるで睡眠から抜け出せずに昼近くまでベッドで過ごしていた。昼食はうどん。月見うどんにしてみたのだけど、少し寂しい気がしておろし納豆をトッピングしてみたのだけど、成功とは到底言えないな。昼食後一休みして早くも夕食の準備を始めた。まずは、茹で卵を作り、それから大根を下茹でする。そう、おでんだ。普通のおでんと違うところは、鶏の手羽が入ることである。これは食田家のおでんではなく、妻の流儀である。しかし、今や鶏手羽のないおでんなんて物足りなくって仕方ない。やっぱり冬はおでんだよな。と言いつつ、今日は暖かな１日だった。満腹、満腹

  2010年12月04日

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• 昨日今日まだまだ続く忘年会年が明くればまた飲むけれど

  今夜は昨晩に続いて、忘年会第二弾。 社外団体の集まりだ。 業種も年齢も社内での役職も様々であるが、それがかえって気安さを生じさせるのか、無礼講のどんちゃん騒ぎ。 社内の宴会よりはるかに盛り上がりを見せた。 一次会が５０人、二次会が１５、６人で、最後は４人。 今日でこの集まりは一区切りつくのだけど、何人かの連中とはこれからも付き合いが続いていくのだろう。 満腹、満腹

  2010年12月03日

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• 冬の夜東京タワーを仰ぎ見つ豆腐つついて昔語りす

  今夜は芝公園のとうふ屋うかいで接待だ。 接待と言ったものの、相手は昔馴染みだから気楽なもの。 偶々当社の役員と相手が別なルートで付き合いがあり、私も同席することになった。 ま、それはともかくも、豆腐が売り物の店の料理を晩に控え、昼に何を食べるべきか悩むよなぁ。 迷った挙げ句に、ぱいかじの向かいにいつの間にかできていたdi puntoというバールに初めて入ってみた。 バールと言っても、昼はパスタばかりだ。 注文は、ナスとベーコンのトマトソース・スパゲッティ。 うーん、よくあると言えばよくある味なんだけど、なんともつまらない味だ。 全然深みがないんだよな。 コクと言い換えてもいいだろう。 ベーコンもナスもまるで自己主張が聞こえてこない。 トマトソースも水の如し。 ナチュラルな味付け？ いやいや、ベーコンだってナスだってトマトだって、もっと自然に味わいってものがあるはずだ。 食べ終えて伝票を手にしてみたら、プロントのロゴが見えた。 なるほどね、そういうことか。 で、夜の部。 とうふ屋うかい、接待にはもってこいの店だ。 特に外人相手なら文句なしだろう。 元々、八王子のうかい鳥山は外国のお客様のエクスカーションの名所として知られた店だったから、その辺りの演出は上手いのだろう。 料理屋も、料理だけじゃない場面の演出が求められる時代なんだな。 接待に関しては。 それだけに、心底くつろげる店を見つけることが大切だと、改めて思ったのだった。 幸い私にはそういう店がある。 満腹、満腹

  2010年12月02日

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• くだらない朝の番組流し見てついつい語る吾もバカなり

  朝の番組を見ていたら××の特集をしていた。そう言われてみれば、確かに新聞の社会面の片隅に日々××××の記事が出ている気がする。数ヶ月前には××××××××××××××××××××××××××××××という話も聞いた。番組の中でも言っていたのだけど、ニュースになるのは氷山の一角らしい。××が増えた理由のひとつに××××××××××××××があるという。番組で紹介されていたのは、昔の００７で見たスパイグッズ顔負けの万年筆型や腕時計型、さらにはメガネタイプまである。最近のメガネのフレームは個性的なデザインでツルが太いものも珍しくないから、ちょっと変わった形をしていても不思議に思われないのだろう。ただ、それだけが原因だろうか？いい歳をしてして、××という行為が良いことか悪いことかの分別がつかない人間が増えてはいないだろうか。それから、例えば、××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××と思えば衝動を抑える理性が働くものだ。理性のない人間が増えているのか、それともその行為をしたらどういう結果を招くか分からない想像力のない人間が増えているのか？分別、理性、想像力、いずれも欠如した人間も少なくないように感じる今日この頃だ。以前、知り合いの年配の方が「戦後教育で教育勅語を教えなくなったから、日本がおかしくなった」と言っていたが、私自身戦後教育しか知らず教育勅語を習ったことがないのでなんとも言えない。しかし、教育勅語はともかくも道徳教育は必要なんだろうな。子供の頃はつまらない授業の代表だったけれど、それでも幼い頃にそういう教育を受けていれば、自然と身に付くものもある。こんなことを考えるのは、年齢のせいだろうか？いや、自由とか権利とかを盾にしたエゴが行き過ぎた時代に対する反省が必要なのは間違いないように思う。それともう一つ。そういう××を起こしてしまう連中は、ある種の「××」と言っていいだろう。××××××××××××××だって複数の××と××をもったのは×××××だとか××××××だとか言って、××だとされてしまった。××は×だけど×は×なんてのも、××××××××××なんて××××だそうだ。そうすると、×××××もそのうち××××だ××××××××だとなって、「あれは××××ではなく××××」ということになりはしないだろうか？ある種の「××」とは言ったが、××××であっても××××は××××であり×するべきであることは言うまでもない。××××だからといって××××されるようなことがないことを祈る。そんなことを考えながら、とろけるチーズとケチャップを載せたトーストと砂糖抜きのミルクティで朝食を済ませて出勤したのだった。満腹？注： 日記を書き込んで「公開する」ボタンを押したら、「××××、もしくは××××に×すると判断された表現が含まれています」ということで公開できなかったので、そんな表現ではないとは思うのだけど、念のため怪しそうな言葉を伏字にしてみた。今度は大丈夫だろうか？どの表現がまずかったかいまだに分からない。日記全体を削除されたりはしないだろうか。May The Force Be With Me！

  2010年12月01日

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• テレビ見て我が意を得たり思うけど慢心せずに自分磨けよ

  今日、会議の中で役員が「今年もあっという間に過ぎたなぁ。気を付けないと来年もすぐに過ぎていくぞ。今年も後１ヶ月だけど、やり残したことを棚卸して片付けておこうよ」と言っていた。まったくだ。さすが出世する人間は簡単な言葉で本質を言い当てる。大切なことだ。しかし、考えてみれば当たり前のことで、稽古のときだって師匠が「これから大切なことを言うから、よく聴けよ」などとは言ってくれない。すっと寄ってきて「いまのここだけど、もうちょっとこうするといい」。そのなんでもない一言にブレークスルーになる本質が隠されている。そういうことなんだ。昼食は、魚久でさわらを食べた。粕漬の魚はさほど好きではないのだけど、なぜか粕漬専門店のこの店が気になる。いや、美味しいのだ。鮭やぎんだらも美味しいのだけどちょっと高過ぎる。高くて美味いのは当たり前だ。その点、さわらは安くてボリュームもあって、なにより美味い。もっと早くにこの店に気付けばよかった。プロフェッショナルの流儀という番組で、商業デザイナーの佐藤卓なる人物を取り上げていた。この人の名前は寡聞にして知らなかったが、彼の作品はロッテのガムのデザインやスタミナドリンクのゼナのパッケージなどどれも見知ったものばかりだ。番組の中で「つまらない仕事が来たらどうしますか？」という質問に対して、「確かに仕事をつまらなくする人はいますよ。でも、だから絶対に面白くしてやるんだって思うんですよ」と答えが返ってきた。今日の午後の部下との面談が甦る。部下は「今の部署の仕事は保守的なんですよね。失点ゼロが使命で、毎年同じ決まったことしかできないじゃないですか」と言う。正直驚いた。自分は次々新しいことをやってみようと挑み続けてきた筈だし、組織を変えることが自分のテーマだと思って、部下たちにもそう言ってきたつもりだったのだ。なのに、部下はルーティンの作業ばかりやらされていると思っているのだ。ショックとしか言いようがない。ただ、だからこそ面白い。部下すら変えられなくて、組織を動かせるわけがない。今夜、佐藤卓氏の姿をテレビで見て、ヤル気が湧いてきた。偶然見た番組だったけど、良い出会いだったと思う。なんだかんだ言ってもＮＨＫはいい番組を作るなぁ。満腹、満腹

  2010年11月29日

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• ふるさとの思い出運ぶ雪の虫

  娘に付き合って駅前のパチンコ屋に出掛けた。といっても、もちろん娘がパチンコをするわけでもないし、私にとってもまるで縁のない場所である。何をしに行ったかと言うと、江頭2:50がやってくるというので見に行ったのだ。この店ともうひとつあるパチンコ屋にいろんな芸能人がやってくる。最近だけで錦野旦、松本伊代、アントニオ猪木、はんにゃ等々。ほかの人たちはともかく、はんにゃなんて売れてると思うのだけど、まめにこういう営業もしているのだな。で、店の前まで行ったのだけど、エガちゃんは店の奥の方にいるらしく、人だかりがしているのが見えるばかりで、エガちゃんの頭すら見えなかった。ま、見えなくて残念という気持ちはほとんどないのだが。それにしても、パチンコ屋というのは流行っているものだ。あざみ野のどこにこんなにパチンコをする人がいたのだろう？と思うほど賑わっている。そんなに面白いのだろうか？若い頃に１度か２度だけ誰かに連れて行かれたことがあったけど、玉が吸い込まれているのを見ていると百円硬貨が吸い取られている気分になってクラクラしてすぐにやめた。自分にはまるで向いていないと今でも思う。帰り道に雪虫を見た。子供の頃は雪虫が飛ぶと雪が降ると信じていたし、実際そうだった。横浜で11月の終わりに雪が降ることはないだろうけど、故郷なら普通のことだった。大人になって故郷を離れて四半世紀以上が過ぎた今、雪虫を見るとなんだかせつない気分になるのはなぜだろう。

  2010年11月28日

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• 冬の街昔馴染みのビル見上げ思い出浸るヒマもないとは

  今日の昼はホテルでお弁当。 昔はそれなりのハイセンスな高級シティホテルだったが、ここ数年でマンダリンオリエンタルやペニンシュラなどトップクラスのホテルが続々オープンして、なんだか埋没してしまった感がある。 そのせいだろうか？弁当にも勢いが感じられない。 全然主張がないんだよな。 満腹？

  2010年11月24日

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• 眠いから今日の話はやめにしてシェヘラザードも言えればらくだよ

  今日は用があって京王線の南大沢へ出掛けた。 今の会社は銀座が本社だからいないが、前の会社は新宿に本社があったので、京王線や小田急線沿線に家を買う人が多かった。 南大沢も誰かいたはずだけど、思い出せない。 駅を降りてみると、意外に大きな街だ。 ま、いかにもドラマのロケに使われそうな、バブル以前に計画された人工的なハコモノが並ぶ街並みだ。 駅に着いたのが正午過ぎで、用事は１時から。 まずは腹ごしらえだ。 携帯で調べてみたら、駅の真ん前にミートレアという肉料理屋を集めたフードコートがあることがわかった。 で、そこに行ってみて店を見て回っていたら、妻が「この店！渋谷にもあるけど、すごい人気なの。一度食べてみたかったの」と言うので入ったのが「東京トンテキ」という店だ。 牛のステーキがビフテキなら豚のステーキはトンテキだ、ということらしい。 それはそれでもっともだが、それってポークソテーじゃないの？ 四日市の名物と言われてもなぁ。 なんて言いながら、バクバク食べてしまった。 ただ、肉の量が多過ぎる。 食べていて飽きるんだよな。 肉自体は柔らかくて良くも悪くも癖がないのだけど、豚肉の魅力の脂身があっさりし過ぎて全然詰まらない。 豚肉は、脂身の臭みが良い意味で旨味の原点なのだけどなぁ。 なんの料理でも、臭みこそが旨さの根底にあることが忘れ去られつつある気がしてとても残念だ。 で、トンテキ屋。 豚肉の美味さで勝負するなら、基本は塩と胡椒だけにして、ソースやバルサミコ、マヨネーズはテーブル、ノーチャージで追加の方が良いだろう。 正直言って、３分の２食べて、ちょっと飽きた。 凝りすぎて失敗した典型例だ。 満腹、満腹

  2010年11月21日

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• 仔犬来て振り回されし犬二匹飼い主とても右往左往し

  しばらくタイ料理を食べていないなぁと、昼休みに会社の外に出た時には考えていた。 だが、銀座は案外とタイ料理不毛地帯なんだよな。 日比谷や有楽町まで行くと何軒かあるのは知っている。 ちょっと行ってみるかと思った瞬間、あんかけ焼きそばの誘惑が私を襲った。 実は、一昨晩、あんかけ焼きそばを食べている。 出張で訪れた地方都市でただ一軒の本格中華屋の料理をご馳走になった。 オーソドックスな味ではあるが、なかなか美味かった。 そして、味よりも香りが強烈に食欲を刺激する。 しかし、だ。 出張先でむしゃむしゃ食べるのは大人気ない。 食べないのも失礼だが、欲張って食べるのも場を白けさせる。 そんなわけで、もう少し食べたいなぁと思うところで我慢した。 その反動が１日半を過ぎてやってきたのだろう。 あんかけ焼きそばで真っ先に頭に浮かんだのは、ライオン七丁目店である。 なぜ中華屋じゃなく、ビアホールなのか？ そもそも、あの店であんかけ焼きそばを食べたことはあっただろうか。 メニューでは何度も見ているから、頭に刷り込まれてしまっているのかも。 とにもかくにも、ライオン七丁目店に入ったのだが、お目当てのあんかけ焼きそばはメニューから消えていた。 ま、いいか。 紆余曲折の挙げ句、ハンバーグを食べたのだった。 満腹、満腹

  2010年11月19日

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• 地吹雪を半分期待しながらも暖かな日に安堵も多少

  朝９時前の新幹線で青森へ向かった。 この電車で青森へ行くのはこれまでに何度かあるのだが、そのたびに困ることがある。 昼飯のことだ。 新幹線の終点である八戸に着くのが正午ごろなので、八戸駅で駅弁を買えばいいようなものだが、次の電車には３０分ほどしか乗車しない。 ３０分あれば食べることはできるが、なんとも慌ただしい。 それなら新幹線の中で買って、少し早めの昼食にすればいいかというと、これもリスクを伴う。 車内販売があまり弁当を積んでおらず、売り切れていることが多いのだ。 リスクを回避しようとすれば、東京駅で駅弁を買うのが望ましい。 実際、東京駅なら駅弁の種類も豊富で、有名レストランのブランドを冠した弁当もある。 しかし、朝９時前から昼飯を物色するのは、どうにも恰好が悪い。 結局、リスクを犯して車内販売に賭けてみた。 １０時半ごろに１回目の車内販売がやってきたが、案の定、弁当は売り切れている。 仕方ない、八戸駅で買おうと思い始めた１１時半、２回目のワゴンがやってきた。 仙台で弁当を積むであろうことは予想していたし、予想は的中した。 八戸までの３０分で食べるか、八戸からの３０分にするか。 新幹線の座席の方がゆったりとしているから、新幹線の中で食べることにした。 弁当は幕の内と牛タン弁当の二者択一。 当然、牛タン、と言いたいところだが、幕の内を選んだ。 この牛タン弁当には見覚えがある。 紐を引くと加熱してホカホカの弁当が食べられる仕掛けになっていたはずだ。 若いころ、乗車率１５０パーセントと予想される自由席車両のデッキでこの弁当の紐を引いた途端に激しく湯気が立ち上り、周りの乗客を慌てさせたことがある。 地下鉄サリン事件前の平和な時代だったからよかったが、今なら大騒ぎになっていたかもしれない。 きっと今は改良されて、湯気の出方もマイルドになっているのだろうけれど。 なんにせよ、温める時間がもったいなくて、幕の内にした。 ごくごく普通の幕の内だった。 満腹、満腹

  2010年11月17日

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• 寒さきてその翌日に北向かう物好きなんて言われてみても

  最近、忙しい時と暇な時の落差が激しい。今日は出たり入ったりの忙しい日になる予定だったが、午前中の会議に代理を立てたので、少しゆっくり作業ができた。作業と言っても、年末調整の書類作りなのだが。もう四半世紀も毎年書いているのに、いつまでたっても覚えない。住宅ローンの特別控除だってもう１０年になるのに、毎回ああでもないこうでもないと算式に数字を入れるのだけど、最終的には上限額になるのだから無駄な作業である。いつになったら上限額以下になるのだろう？そうは言ったって、３０分もあれば出来上がる。わざわざ代理してもらわなくても良かったかも。今日のランチは社外の会合でお弁当。わりといつも季節の料理を取り入れた内容なのだけど、今日はこれといって秋らしいものではなかったな。ま、今の季節の料理を弁当でどう表現したらいいのか、さっぱり浮かばないのだけど。すっかり冬らしい寒さがやってきた中、明日は北に向かう。満腹、満腹

  2010年11月16日

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• ２５００日！

  ブログの管理画面を見たら、今日がブログ開設２５００日目なのだそうだ。３６５で割ってみれば、７年弱。いやはや、よくも毎日書き続けてきたものだ。我ながら少々驚きであり、あきれもする。いつまで続くやら。最近、少々低調だけど、いましばらく頑張ろう。昨日のオマケで日中首脳会談のバックにあった千住博の絵について触れたら、今日から（？）シャープがその絵を使ったＣＦを放映していた。２５００日もブログを続けると、さすがに影響力が出てきたのか？なんてね。そんなわけがあるわけもない。満腹、満腹蛇足サントリーのビール風ノンアルコール飲料オールフリーのＣＦに三浦友和と競演している女性が前から気になっていたのだけど、調べてみたら榮倉奈々なんだな。彼女はかわいいよね。ただ、あのかわいらしさと身長のバランスが取れていないんだよな。

  2010年11月14日

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• オマケ 龍馬伝のこと

  正直言って、ここまで龍馬伝にはまるとは思っていなかった。もちろん、坂本龍馬の存在は知っていたし、人気があるのも知っていたけど、幕末の志士のone of them ぐらいにしか思っておらず、たいして興味はなかったのだ。ま、このドラマを見て竜馬に惚れ込んだということもないのだけど。もちろん主演の福山雅治が健闘していることは疑いがない。しかし、それ以上に脇役がいい。岩崎弥太郎役の香川照之の芸達者は今さら言うまでもないし、前半で活躍した大森南朋も表現者として父親の血を引いているのだろう。今回のドラマで一番得をしたのは山内容堂役の近藤正臣ではないだろうか。若い頃は薄っぺらな二枚目役者みたいな位置付けで、しばらく姿を見なかったように思うのだが、このドラマでは怪優として甦っている。こんな狡賢く人間臭い殿様の役を演じられる役者とは思ってもみなかった。今夜の、山内容堂と後藤象二郎が飲み交わす場面には心動かされてしまった。龍馬が画面に居るシーンよりも、今夜一番の山場だったように感じている。後藤象二郎役の役者はよく知らないが、良い役をもらったものだ。妻と娘の評価が高いのは、前半なら岡田以蔵役の佐藤健であり、中盤は高杉晋作役の伊勢谷友介である。音楽も良い。前述の容堂と象二郎のシーンに流れた音楽を聴くと、反射的に目頭が熱くなってしまう。年齢を重ねるとともに、自分の生まれ年の「辰」＝「龍」を重んじるようになってきた。当然、我が愛刀の鍔（つば）も龍の文様だ。満腹、満腹

  2010年11月14日

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• 昼寝から目覚め気付けば静寂と闇に包まれ休みが終わる

  今日は、映画「田舎の日曜日」みたいな一日だった。普段は離れて暮らしている家族がやってきて、人ごみの中にも出掛けて行き賑やかな時を過ごしたが、日が暮れることには闇と静寂の中に独りぽつねんと佇んでいた。そんな感じだ。ま、そんなこともあるさ。人生の黄昏までにはまだ時間がある。満腹、満腹

  2010年11月14日

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  七五三１０年前になりにけり我の頭も薄くもなるさ

  今日も散歩日和だ。木々も色づいているし、ちょっと歩いてみるか。というわけで、銀座から歩き始めて新橋を抜けまずは芝大門の増上寺へ。言わずと知れた、徳川家の菩提寺だ。横浜でAPECが行われている関係で、やたらと警官が立っているのが無粋ではあるけれど、季節柄、七五三の参拝客もちらほらと見える。御朱印をいただいた。「阿弥陀如来」バージョンと「西向聖観世音」バージョンの２種があり、もちろん２つともゲットだ。（都合によりアップは後日）私が待っている間にも他に３人の人が御朱印をもらっていった。ようやく御朱印集めが広まってきたようである。ただ、そのうちのひとりは御朱印初心者らしく、その場で御朱印帳を購入していたのだが（しかも２冊！）、ここ増上寺の御朱印帳の表紙には、葵の御紋がついているんだよなぁ。徳川家の菩提寺だから仕方ないけど、これからあちこちの御朱印を集めていくことを考えると、葵の御紋は余計だ。ちなみに、増上寺の御朱印帳の周りに巻かれた紙が私の御朱印帳とまったく同じものだったので、きっと鳩居堂のものだと思う。私の御朱印帳は、銀座ではなく、京都の店で買ったものだけど。次は御成門から愛宕へ。以前から一度きてみたいと思っていた愛宕山へは、ずるをしてエレベーターで登った。NHK放送博物館を素通りして、愛宕神社へ。駐車場に猫が２匹いた。毛繕いに忙しく、呼んでも鹿でもないのにシカトである。参拝してから田崎真也氏プロデュースの和食店Ｔの横から階段を下りた。東京に山なんてあるのかと思われる人も少なくないと思うけど、上から見ると足がすくむほど急な階段を下りていかなければならない。（これは下から見上げたもの）虎ノ門、霞ヶ関、最近は三文芝居の専用劇場に成り果てた国会議事堂を左目の隅に捉えながら日比谷公園を抜けて日比谷へ。シャンテシネマはいつの間にやらＴＯＨＯシネマズ・シャンテと名前を変えて、メジャーな映画を掛けるようになってしまっていた。私が初めてタイ料理に出会ったチェンマイも今はもうない（はず）。チェンマイと阿佐ヶ谷のピッキーヌーの２軒が私にとってのタイ料理の原点と言って過言ではない。センセーショナルでサプライジングだった。再び銀座に戻って、今日の東京散歩はオシマイ。満腹、満腹オマケ １最近ＴＶでよく目に付くのが、松田聖子と中島みゆきが出ている富士フィルムの化粧品のＣＭだ。あのふたりの肌艶を見ていると、男の自分も使ってみたくなってくる。オマケ ２我が国の首相と中国の主席がようやく会談に漕ぎつけた。その内容に注目すべきなんだろうけれど、ＴＶニュースを見ていて気になるのは壁に掛かった１枚の絵だ。滝を描いた和風の絵である（日本画と呼んで良いものか私には分からない）。この独特の画風はたぶん千住博のものだろう。羽田の第２ターミナルが出来たときも彼の絵が掛けられたが（今も？）、あれといい今回の絵といい、惹かれるものがある。１枚欲しいな。サラリーマンにはちょっと手が出ないだろうけれど。

  2010年11月13日

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• ぬかりなく忘年会の稽古せり

  昨晩はお座敷がかかって楽しい時間を過ごした後、ついつい仲間内でもう１軒行って長くなってしまった。 それでも今朝はきちんと８時半には出社して、昨晩のお礼のメールを出し、バリバリと仕事をこなした。 その甲斐あって９時半には今日の仕事を終えてしまい、１日の長いことよ。 そうなると、睡眠不足がボディブローのごとく効いてくる。 それでも昼休みに、他部門のリーダーの相談に乗って、ちょっと目が覚めた。 その相談の後、太常に行って、かけうどん、アボカド天ぷら、ちくわ天ぷら、いなり寿司を食べた。 トレーにそれらを載せレジの前に立ったら、レジの若い女の子がしばし不安げに首を傾げてからレジを打って、「７００円です」と言った。 千円札で３００円のお釣りをもらい、席に着いてから値札を眺めた。 かけうどん４５０円、いなり寿司８０円、アボカド天ぷら１００円、ちくわ天ぷら８０円。 合計で７１０円だ。 たかが１０円、されど１０円。 安いに越したことはないけれど、なんだかすっかりしない。 午後から社外の会合で、そのまま夜は懇親会だ。 途中お腹が痛くなってきたけど、なんとか宴会の最後まで持ち堪えた。 「当然もう１軒行きますよね」という幹事の誘いを、今夜はさすがに振り切った。 まだ水曜日だからなぁ。 金曜日なら違った判断があったのだけど。 満腹、満腹

  2010年11月10日

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• 木枯らしが身にしみてくる四十路かな

  日経新聞のサイトを眺めていたら「気づかぬうちにあなたも「迷惑な客」～非常識な『振る舞い』してませんか」と題するコラムが目に入った。「知り合いには『礼儀正しい人』と思われているのに、不特定多数の中だと『困った人』になってしまう。あなたのことではありませんか？自覚せずにやってしまいがちな“迷惑行為”。今回は飲食店などオフィスを離れた場所での振る舞いを作家のAさんとマナーデザイナーのBさんが指摘します。」とリード文がついていたので、自戒を込めて読んでみたのだが。いくつかの例の後に、「×　カラオケに行っても、歌わない」と見出しに書いてあった。自慢じゃないが、カラオケ嫌いでは人後に落ちない私である。サラリーマンを四半世紀近くやってきて、カラオケを歌ったのは２曲か３曲しか記憶がない。コラムには、こう続いていた。「職場のカラオケで1曲も歌わないのは社会人のお付き合いのあり方として少々問題あり。『組織の一体感醸成が目的で、全員参加が原則。…』（Aさん）」このAさん、サラリーマン生活の後に作家になった６０代後半の人らしいが、時代錯誤も甚だしい。カラオケを酒に置き換えてみれば分かるだろう。「職場の飲み会で1杯も飲まないのは社会人のお付き合いのあり方として少々問題あり。『組織の一体感醸成が目的で、全員飲むのが原則。…』」Aさん、きっとサラリーマン時代には「俺の酒が飲めないのか」と部下や後輩に絡んだタイプなのだろう。アルコールハラスメント、アルハラという言葉が今や常識になっているご時世に、職場外の付き合いが「全員参加が原則」とか嫌がることを強要するなど有り得ない。そもそも「職場の一体感醸成」なんて言った途端にそっぽを向かれる。ま、６０代後半の人が現役サラリーマンだった頃にはそれが常識だったかもしれないけど、少なくとも１０年以上前に世の中から消え去った（消え去らなければならない）感覚だ。アナクロな作家のコメントを堂々と掲載する日経の編集者の感覚もいかがなものかと、首をひねらざるを得ない。新聞が時代の風を読み取れなくなったら、かなり危機的状況だと思うのだけどね。満腹？

  2010年11月09日

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• 立冬やギフトカタログ精読す

  立冬今日は午後から半日、居合の稽古だ。今日の稽古場は我が家から１時間強、乗り継ぎがまずければ１時間半掛かる。１時開始といいながら、おそらくは昼過ぎには大半がやってきているに違いない。そういう人たちなのだ。よって、正午前に稽古場の最寄り駅に着き、その辺で昼食を食べていくことにした。改札を抜け、目の前の駅ビルに入ってキョロキョロしながら通路を歩いていたら、ガラスの向こうから満面の笑顔で手を振る人がいた。いつもお世話になっている同門の先生だ。素通りするわけにもいかずその店に入ったのだが、先生は食べ終わってちょうど店を出るところだった。ま、これも縁だろうと、その店で食べることにした。店の名は日高屋。餃子の王将、幸楽苑と並ぶ中華チェーン御三家の一角だ（たぶん）。中華御三家などと言ってみたが、王将はその昔１、２度入ったことがあるぐらい。幸楽苑は、ラーメン好きを自称する人が、「上位にランクインする店じゃないけど、あの価格であの味が出せるのはすごい。大手故のなせる技。他の店では真似できない」と感嘆していたのを数年前に聞いたけど、未だに食べたことがない。そして、日高屋も初めてだ。別に、御三家を避けているつもりはない。私の行動範囲にないだけだ。注文は野菜たっぷりタンメンと餃子のセット。まずは餃子を頬張ったら、あまりの熱さに慌てふためいてしまった。羹に懲りてなんとやらではないが、しばしタンメンに専念することにした。失礼ながら日高屋なんてとバカにしていたが、なかなかどうしてまっとうな味だ。というより、タンメンと言われて私が想像する味から少しもはずれていない。最近のラーメン屋は個性を強調するばかりに、いわゆるラーメンの味を忘れてしまっている気がする。麺とスープと＋αのトッピングで構成されるのがラーメンだとして、その構成の中で自由な表現があって良いと思うけど、変化球は直球が普通にあってこそ意味があるはずだ。変化球ばかりの店が増える世の中にあって、こういうオーソドックスな直球派の店が流行るのは分かる気がする。とはいえ、敢えて言えば、麺がもう少し太くて、香りにクセがなければ良い。悪くないけど、改善の余地はまだまだありそうだ。満腹、満腹

  2010年11月07日

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• 残業や休日出勤今むかし誰も誉めない疑われるぞ

  新聞を読んでいたら、とんでもないニュースが載っていた。一言で言えば横領事件である。金額の大小はあるにせよ、横領事件など珍しいことではない。「ちょっと借りるだけ」が、いつの間にか積もり積もって返済不能な金額になっている。２０数年の会社人生の中で、多少なり知っていた人間が２人それで解雇されているし、他にも事例を耳にしている。ありふれた犯罪ではあるが、会社の金に手を付けるということは会社に対する決定的裏切りであり、信頼関係を回復不能なまでに破壊する行為である。よって、たとえ金額が少なかろうが発覚すれば懲戒解雇という制裁が待っているし、それに対して誰も疑問を差し挟まない。話が幾分逸れてしまった。ありふれた犯罪なのに、今日のニュースのどこがとんでもなかったのか。それは、逮捕された２人を含む８人の横領が確認されているということだ。しかも、８人が共謀して横領したのではないらしい。個々に横領を繰り返し、被害額は１億６千万円ほどだという。その上、胡散臭い会社などではない。札幌のテレビ塔を運営する第３セクターだというのだ。おいおい。集金してきた金を社員が皆それぞれ自分のポケットに入れてしまう会社。盗人集団と言われても返す言葉がないだろう。内部統制もコンプライアンスも何もない会社だ。この会社のホームページを探して見てみたが、横領事件については全く触れられていない。筆頭株主である札幌市のホームページも同様だ。これが、民間会社なら、記者会見に社長が出てきて平身低頭謝罪しなければならないし、記者からは罵倒されているだろう。株価も大暴落だ。外部の識者からなる第三者調査委員会を設けて、原因究明と再発防止に徹底的に取り組まなければ、社会的信用の回復は程遠い。いや、真摯に取り組んだところで道のりは険しい。８人の横領がほぼ同時期に発生しているのだとしたら、これはもう個人の犯罪ではない。組織全体に「会社の金は自分の金」という意識が蔓延っていたと疑わざるを得ない。札幌市役所には、危機管理を担当する人間はいないのだろうか？あまりにお粗末だ。さて、本題に入ろう。今日のランチは旧歌舞伎座裏手をさまよったのだが、目星をつけていた新しい店は行列ができていたし、天ぷらの「からり」は昨日で閉店してしまっていた。そうこうしているうちに時間もなくなってきたので、結局は吉野家に入ったのだ。牛鍋丼を食べたことがなかったので、注文してみた。牛丼より１００円安い。肉が少ない分安いのだろうけれど、肉の代わりに豆腐やしらたきが入っている。ということは、肉を１００円分以上減らして、豆腐＋しらたきが数十円追加になっているということなのか。そんなに吉野家の肉は高いのだろうか。そして、豆腐やしらたきはそれほどまでに安いのか？うーん。考え込んでしまった。見たところ、客の８割から９割が牛鍋丼を注文している。しかも、単品注文が半数ぐらい。これじゃいくら売ったって儲からないよ。無理するなよ、吉野家。満腹、満腹オマケ閉店と言えば、福家書店銀座店も昨日で閉店したらしい。どこかのニュースサイトには、「握手会の聖地、閉店」と書いてあった。確かに、芸能ニュースなどで「銀座の福家書店で開催された握手会で…」と耳にして、「銀座の福家書店って、博品館の近くのあそこだよなぁ」と思っていたが、「握手会の聖地」だったとは知らなかった。それにしても、最近は「聖地」だとか「神」だとか「カリスマ」だとかが大安売りだな。

  2010年11月01日

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• 台風の目が居座ってくれないか学校休みになればと娘

  10月最後の日に台風がやってきた。娘は朝から学校へ行き（休みだけど色々あるらしい）、妻も出かけた。私はといえば、こんな日は１日家から出たくはないのだけど、クリーニング屋に行かなきゃならないし、ついでに食事の買い物も済ませよう。クリーニング屋は徒歩５分ほどではあるけれど、前に出してあったのを引き取ることを考えると、車で行くのが無難そうだ。私と同じように雨に濡れたくないと思い、車で出かける人が多いらしく、道は案外と混んでいた。その上、なぜか乱暴に飛ばしてくる車が多い。雨で見通しが悪いのだから、普段以上に慎重な運転が求められるのに。買い物をしていたら、夕方に帰るはずの娘から、今から帰るから迎えに来てとメールが入った。娘の学校は川のそばだから、大雨洪水警報が出ると下校命令が出るのだ。娘は、友達と溝の口で待っているという。溝の口は嫌いなんだよな。いや、街が嫌いなのではない。車で行くのが嫌なのだ。２４６から狭い道を入っていくし、車で行くとどこが駅だかよく分からない。それに、駅にたどり着いたら今度は、方角がまるでわからなくなるのだ。ぐるぐる回っているうちに、自分がどちらからやってきたのかすら分からなくなる。結局、道が混んでいたのと、駅の目前まで来て迷ったので、娘たちをピックアップするのに１時間掛った。電車で帰ってくれていたら、とっくに皆が家でくつろいでいたはずだ。娘の友人を送って家に帰ったら、もう２時。ようやく昼食にありつけた。昨晩、娘と大喧嘩したので、今日は父親として少し寛大なところを見せ付けてやろうと考えたのが失敗だった。やれやれ

  2010年10月30日

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• あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ

  １週間の仕事を終え、我が家で野菜天をつまみに屋久島の焼酎「三岳」を飲んでいた。テレビのリモコンを手にザッピングしていたら、何度も見た映像が目に入ってきた。ギレンだ。こ、これは…「宇宙要塞ア・バオア・クー」の回ではないか。おおっ！ギレンも甘かったが、私も甘かった。そのまま、「脱出」に突入だ。満腹？

  2010年10月29日

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• どこでどう漏れたものやらマイメアド スパムで満ちる我が受信箱

  朝の電車の中。新聞を読み終えて、ぼんやり広告を眺めていた。目の前にあったのは、ドコモのスマートフォンの広告だ。「ｉモードメールが使えるようになりました」→そりゃそうだろう。フツーの携帯からの乗り換えを取り込むなら、必須だ。今までできなかった方が不思議なくらい。「デコメもできる」→デコメ反対！中年男には関係ないと思うかもしれないけど、そうでもないのだ。娘が時折無意味なデコメを送ってきて、無視していると、「デコメ見た？どう？無視しないでよ」と言ってくる。「カワイィ」とでも返事をしてもらいたいのか？「メール添付ファイル容量拡大」→携帯メールの添付ファイル容量で困ったことはない。１０メガまで添付可能というが、ＰＣメールだって１０メガなんて受信側には迷惑この上ない。「１００宛先まで同時メール送信可能」→絶対必要ない！こんな機能を必要とするのは、スパム業者ぐらいだろう。世界中のメールの７割から８割が迷惑メールと言われているから、スパム業者の使い勝手を向上するのは、通信キャリアの営業政策上は極めて重要なのかもな。今日の昼はビジネスランチ。ホテルの和食で２千円台のランチセットを食べた。自分の懐は痛んでないので文句はないが、自腹なら怒るだろう。味は悪くないが、コストパフォーマンスが悪すぎる。ホテルだから仕方ないか。満腹？

  2010年10月27日

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• 人生の踊り場来る我慢して耐えよ明日の希望を信じ

  今日の午前中の会議で不愉快なことがあった。 いや今に始まったことではない。 踊り場にさしかかっているんだよな、何もかもが。 中途半端な立ち位置に置かれている苛立ちが、最近はいつも腹の底でくすぶっている気がする。 しばらくは、我慢だ。 こんなところで不貞腐れたら、先はない。 こんな日は美味しいものを食べて気を落ち着けよう。 というわけで、大山でカキフライを食べた。 メニューを見たら、カキフライは１１月からと書いてあったが、店員のおばあさんに尋ねたら、珍しくニッコリ微笑んで「今日から始まりました」と愛想良く答えたのだ。 出てきたカキフライを一口頬張り、思わず「excellent!」と叫んでしまった（心の中で）。 実に上品で洗練されている。 見た目もきれいだ。 衣はこんがりキツネ色ではなく、色白美人である。 どうやったら、キツネ色にせずに且つ十分に中まで熱を入れることができるのだろう。 ただ、ジューシーさはあまりない。 噛んだ瞬間に貝汁がジュワーッと口中に広がる感覚はないが、それは上品さと裏腹の関係にあるようにも思う。 タルタルソースも軽やかだ。 サラダのドレッシング爽やかさも健在である。 なのに、なぜスープではなく、味噌汁なのか？ ま、いいけど。 満腹、満腹

  2010年10月25日

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• 松茸の香りかぐわしまさかとは思ったけれど思わぬ出会い

  今日のランチは社外の会合でお弁当だ。月例会でいつも食べる弁当なんだけど、なんだか量が多いんだよな。前から多いとは思っていたけど、今日は特に完食が厳しかった。いや、いつもより量が増えたのではなく、自分が食べられなくなったのだ。歳をとったなぁ。情けない。で、一応、松茸ご飯だったらしい。最初食べていたうちはただの茶飯かと思ったが、時折入っていた松茸の破片らしきものが間違いなく松茸の香りがするのだ。ご飯全体に松茸の香りは行き渡っていないので、ご飯は別に炊いて、後から松茸エキスをふんだんに含んだ茸片を混ぜ合わせたに違いない。それでも、こんなところで松茸の香りのするご飯が食べられるとは、思いも寄らなかった。満腹、満腹

  2010年10月22日

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• お座敷がなぜか次々掛かりけりまさかピークがきたりはせむと

  なんだろうな？ 急に昔懐かしい人たちからお誘いが掛かり始めた。 今の会社の元上司や同じ部に以前いた先輩や、はたまた前の会社の上の人もあれば、今日は「去年の年賀状を見てたらメールアドレスがあったから連絡してみた。暇なときに電話しろよ」と十年会っていなかった人からメールをもらった。 ホントにうれしいことだ。 職場を抜け出して、すぐさま電話した。 で、今夜も、転職した時の最初の上司と飲んだ。 サラリーマン人生ではやや外れた人ではあるが、人間として信頼できる人だし、なによりも酒を飲んでとにかく楽しい人物なのである。 今の上司や上役たちからは「なんで君とあの人なの」と言われるが、人間の相性なんて「うまが合う」かどうかだし、それは出会ってみなければわからないものだ。 たぶんどちらかが死ぬまで付き合いが続くだろう。 こんな人と出会えただけでも、自分が選んできた道が間違いなかったのだろうと思う。 いつものドイツワインの店でふたりで３本飲んで、悪酔いしないうちに帰ろうと、別れた。 ちょっと飲み足りないようにも思うが、ま、このくらいで止めておくのが大人の飲み方かもしれないな。 満腹、満腹

  2010年10月21日

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• 人間の驕り対する怒りかな神や仏を畏れよ今も

  いったい何が起こっているのだろう？奄美大島のことだ。大雨が続いていることは間違いなさそうなのだが、ニュースを見ても今日の午後以降現地がどうなっているのかわからないようだ。老人ホームや学校や道の駅が、孤立したり連絡が取れなくなっているらしい。役場の映像でも建物の中の自動販売機が半分ほど水没していた。今日1日の降雨量が800ミリを超えた地区もあるという。そうかと思えば、岐阜県では住宅地が広範囲に陥没し、宮城県では温泉地帯で水蒸気や泥土が突如噴出しひとりの命が奪われた。地球が怒っているのだろうか？これだけ科学が進んでも、ひとたび自然が猛威を振るえば人間には為す術がない。（但し、岐阜の陥没は人災のようだ。）何はともあれ、奄美の人たちの安全と、宮城で亡くなられた方のご冥福を、心から願うものである。

  2010年10月20日

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• スカイツリー竹の子みたい伸びていく成長止まった吾羨まし

  今日の昼はまた駒形に出掛けた。 前回訪れて頼んであった品が出来上がったので、受け取りに行ったのだ。 受け取りだけだから、用は５分ほどで終わった。 そして、今日もまたこの辺の店を物色してみたのだ。 選んだのは、ベトナム料理店である。 ビルの壁に取り付けられた看板には、「サイゴン料理ミュン」と書いてある。 ベトナム料理のミュンと言えば、新宿や本郷にあるあのミュンの系列を思い出す。 それなら味に間違いはない。 が、店の前には「ベトナム・和ダイニング真」と看板がでていた。 ？ ミュンなのか、真なのか？ 真をベトナム風に読めばミュンなのかな。 でも、ベトナムって漢字文化圏なんだっけ？ 店内に入ると、プーンとカレーが香った。 しかも、アジアのカレーの香りだ。 各テーブルには福神漬けとラッキョが備え置かれていて、カレーを食べてくださいという雰囲気に満ちている。 しかし、だ。 初めてのベトナム料理店のランチでは、フォーを食べるのが私の流儀だ。 注文を取りに来た、ちょっと肌が浅黒くて東南アジア系の顔立ちの若い女性店員が完璧な日本語を話すのに幾分ひるみつつも、フォーをオーダーしたのであった。 日本人だったのかもしれない。 我が妻とはまるでタイプが異なるのだけど、東南アジア系の女の子の顔立ちも案外嫌いではなかったりする。 若い頃は色黒の女性に興味を持てなかったのに、年齢と共に好みは変わるものだなぁ。 ま、若い頃なら恋愛や結婚などの対象として見たのが、今や一瞬のすれ違いの中で愛嬌があればそれでいいわけだから、判定基準だって当然に変わるわけだ。 そうやって、人間は性格が丸くなっていくのだな。 閑話休題。 この店のフォーは実にシンプルだ。 麺の他には香菜と鶏肉とモヤシが少々。 自己主張しているのは香菜だけで、鶏肉もモヤシもなんだかおとなしい。 スープも実にあっさりしている。 味付けの醤やスパイスなどの調味料もない。 二日酔いの日の昼食にはうってつけなんだけどな。 銀座にあれば、時々は食べに来ただろう。 だが、電車賃をかけて片道十数分も地下鉄に乗って食べに来るほどではない。 今日で当分は駒形に来る用事はないだろう。 ちょっと残念。 一応は、満腹、満腹

  2010年10月19日

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• ありがたや座敷が掛かり出掛けれどおべっかひとつなく放談す

  今晩は某氏に誘われて、上海蟹を食べに行く。 いや、はっきりと上海蟹と言われたのではないが、「蟹アレルギーはないですか」と聞かれ、この季節に中華料理店を指定されたら、そりゃあ上海蟹しかあり得ない。 というわけで、昼はセーブしなければ。 しかし、上海蟹ならばそんなにカロリーもないようにも思う。 あまりお腹を空かして出掛け、美味しいけど食べたりないのも情けない。 ま、普通に昼食を食べれば良いだけだと気付いた。 そんなこんなで、ＡＯＩでハンバーグライスをチョイスした。 いつもなら、ある程度焼いてあるハンバーグを注文を受けてからオーブンに入れて焼き上げて皿に盛るので、待つほどではないなしても多少の時間が掛かるのに、今日はあっという間に料理が出てきた。 首を捻りつつハンバーグを口にしたら、焼けてはいるけどやや冷め気味だ。 今までこの店でこんなことはなかったのになぁ。 そう思ったら途端に粗が見え始めたのか、ガチャガチャと皿を洗う音がやけに耳障りだ。 食べ終わった後のホール係の女性も、客が立て込んでいないのに慌てた様子で、まるで余裕がない。 店全体にどこか歯車がズレてしまっているように感じられた。 要経過観察。 満腹？

  2010年10月18日

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• 稽古終え修行談義がいつの間に政談になり漫談もあり

  午前中の稽古の後、師匠や仲間たちと昼食を食べた。今日の稽古場近くに食事できる店は多くないし、まとまった人数が入る店となると選択肢はかなり限られる。そんなわけで、チェーンの安居酒屋が店名そのままに「和食レストラン」と名乗る店に入った。店内は、昼は和食系ファミレス、夜は居酒屋といった面持ちだ。予想に反して大賑わいで、なんとか席を確保できた。日替わり御膳580円はムチャクチャ安い。我が家のある青葉区のお隣の行政区域だというのにどうしてこんなに物価が違うのだろう。とはいえ、日曜日は日替わりはないという。師匠が「じゃあ私はこれにしましょう」という品に、大半が右に倣えだ。こういう場で自己主張しても仕方ない。私も師匠の後を追う。選んだメニューも780円でありながら、鶏唐揚げ、ねぎとろ、天ぷら、サラダに小鉢が２つ付いて、ご飯と味噌汁、漬物のセットである。一皿ずつはスモールポーションであるにしても、それなりに充実している。味もそんなに悪くはない。これで、鍋物を付けて酒を頼めば十分に宴会ができそうだ。ビールを飲んでも、一人当たり千円とちょっとで済んでしまった。客は満足するだろうけれど、こんなんで店は儲かるのだろうか？ま、昔からあるチェーンであるからなんとかなっているのだろう。満腹、満腹

  2010年10月17日

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• 休みの日貧乏症の虫騒ぎひっきりなしに出たり入ったり

  娘は先月の学園祭でチヂミを焼く係だった。チヂミを焼くのは毎年恒例の行事なのだそうだ。それは良いとして、ペットボトルにたっぷりのチヂミのタレを持ち帰ったのには困った。我が家でチヂミなんて焼いたことがないのにどうすりゃいいのか？というわけで、今夜はチヂミらしきものを焼いてみた。チヂミの粉も売っていたが、普通の小麦粉で良いだろうと見よう見まね。娘に言わせれば、キャベツの代わりにニラが入ったただのお好み焼きだ。それでも、お好み焼きソースではなくチヂミのタレをかけて食べてみたら、なんだかそれらしい味がした。つまりお好み焼きかチヂミかは、ソースかタレかで決まるということなのかもしれない。満腹、満腹

  2010年10月16日

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• 秋の山行ったり来たりでくたびれて心の中は満腹なれど

  今日は疲れた。普段はデスクワークしかしていないのだから、未舗装の林道を何時間も四駆で行き来すれば、そりゃしんどいよなぁ。それでも、その先にある光景は、一般人はもちろんのこと、本来なら私の職種では拝むことのできないものだ。物見高さでは人後に落ちない私にとっては、無上の喜びである。といっても観光に行ったのではない。仕事だ。でも、楽しい。時々「仕事がつまらない」という部下や後輩がいる（ま、上の人でもいるけど）。そういう奴に私は言う。「当たり前だ。仕事が楽しいものだったら、会社は給料を払わずに、逆に入場料を取るぞ。楽しい体験をさせてくれる上、お金までくれるなんてお人よしの会社がどこにある」これは、私が若い頃に、隣の課の課長が自分の部下に言っていたことだ。私はそれを聞いてもっともだと思ったので、パクッたのだ。しかし、その後に私のオリジナルの言葉も続ける。「でもな、どんなことでも、物の見方を変えたり自分の気持ちの持ちようを変えることで、楽しみを見つけることはできるはずだ。仕事を面白くするのもつまらなくするのも、自分自身だぞ」と。そんなわけで、昨日今日の出張も私にとってはすごく楽しいものだった。今回の出張に誘ってくれた人に「なんの役にも立たずに、ただただ楽しませてもらって申し訳ない」と詫びると、彼は「楽しんでもらえたらそれでいいんです。自分たちの仕事を理解してくれる人が社内に増えるのはすごく心強いことです」と満面の笑みで答えてくれた。こういう気持ちの良い男と仕事をすることもまた、仕事の中に見つけることのできる楽しみの一つだ。それにしても疲れたな。明日は土曜日で助かった。満腹、満腹

  2010年10月15日

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• 村祭りなぜか懐かし旅の夜

  今夜は山間の小さな温泉宿に泊まった。 食事を終え、さてドボンと温泉に浸かってくつろごうかと思っていると、宿の女将が、今夜は隣町のお祭りだから見に行ったらいい、車で送迎するから是非行きなさいと勧める。 既に８時半になっていたので、小さな村祭りなんて終わっているのじゃないかと聞くと、夜通しやっていると言う。 初めて来た土地だし、部屋でだらだら酒を飲んでいるよりは面白そうだ。 真っ暗な夜道を車で行くこと２０分ほどで、ぼんやりと灯りが見えてきて、やがてはっきりと何本もの大きな幟が現れた。 奥の方は闇に溶け込んでよく分からないが、見えている範囲だけでも村の鎮守様というには随分と大きい。 そして、老若男女が集っていた。 境内の中央では獅子舞が舞われていたのだが、これにはストーリーがあって、小さな子どもが器用に踊りながら獅子を倒す様はなかなか見応えのあるものだった。 獅子舞が終わると、舞台にスーツ姿が板についていない若者が現れ、かしこまって、これから演芸が始まる旨の口上を述べた。 壁に貼られた手書きのプログラムによれば、民謡あり演劇あり歌謡と盛り沢山である。 最初は民謡だ。 唄い手もお囃子も枯れた味わいのじいさんばあさんばかりだったが、年に一度の晴れ舞台とばかりに男は紋付き袴、女も一張羅であろう着物で決めている。 そして、唄に合わせて踊るのはハタチ前後の若い娘たちだ。 小さな頃から踊り馴れているのか、それとも今夜のために相当な特訓をしたのか、素人芸などではないたおやかな踊りだった。 獅子舞といい、民謡といい、若者たちが村の伝統をしっかり引き継いでいるのが、なんだかうれしい。 きっといい街なのだろう、ここは。 北海道の都市部で生まれ育った私には、こういう村祭りの記憶がないから、羨ましさもあるように思う。 満腹、満腹

  2010年10月14日

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• なんだろなオヤジ飲み会酔っ払いでも心地良き明日は出張

  最近食べ過ぎなんたよなぁ。 分かっているけど、食欲は止まらない。 食べられるうちが華だ。 なんて言うから太るわけだ。 少しセーブしようとそば屋に入りながらも、よし田に行ったらやっぱりコロッケそばだ。 かけそばに白葱と鶏団子揚げが載っただけなんだけど、結構お腹が膨れるんだよな。 満腹、満腹

  2010年10月13日

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• 紅葉に燃える山々我が国の美しき秋世界に誇れ

  冷蔵庫の中に野沢菜漬が残っていた。そのまま食べるには少し量が多い。それに、ここ何日か食べ続けていてちょっと飽きている。さて、どうやって食べようか？レシピサイトで調べてみると、ゴマと相性がいいようだ。すりゴマやゴマ油と組み合わせるレシピがいくつもヒットした。その中から選んだのは、野沢菜とちりめんじゃこのゴマ油炒めだ。これが実に簡単だった。刻んだ野沢菜漬をゴマ油で炒め、油がまわったらちりめんじゃこを加えて、これまた油がいきわたったらもう出来上がり。野沢菜にもちりめんじゃこにも塩気があるので味付け不要だ。ご飯に載せてもいいし、そのままビールのつまみにもなる。擂りゴマを振っても良かったようにも思うが、ゴマが手元になかった。今後は私の定番メニューに加えよう。満腹、満腹オマケテーブルマーク（旧カトキチ）の冷凍炒飯のテレビCMを見ていたら、中学生か高校生にしか見えない広末涼子が出演していた。どんなに若作りしたってこんなに若返る筈がないから、きっと若い頃に撮った映像だろう。それにしても、古臭さがない。いつ撮った映像なんだろう？過去のドラマか映画のワンシーンの流用だろうか。と思ったてググって見たら、全然別人らしい。現役中学生のようだ。えっ！マジ？だって、笑い方、特に目の垂れ方や口元とか広末そのままだよ。隠し子？年齢的にさすがにそんなことはないか。オマケ ２数年前の地震で入山できなくなっていた宮城・岩手・秋田県境にある栗駒山への入山が解禁されたらしい。もう２５年も前に一度行っただけだが、あの山の紅葉の美しさは忘れられない。これまで見たどの山の紅葉よりダントツにきれいだった。まさに全山燃えるような紅葉だった。もう一度訪れてみたいものだ。

  2010年10月11日

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• 秋晴れの東京都心を彷徨えばポカポカ陽気で吾茹で蛙

  3連休最終日は気持ちの良い秋晴れになった。家に籠もっているのはもったいないので、都心を歩いてみた。日本橋、神田から新橋、汐留辺りまでをさ迷い歩いたのだが、どこも驚くほど人が多い。通行人ばかりではない。見渡すとクレーンが立ち並び何棟ものビルが建設されているし、裏通りでは水道、ガス、電気工事のため道路があちこちで掘り起こされている。今の日本はデフレ、円高、株安に喘いでいるのではなかっただろうか。どう見ても今日歩いた一帯には景気の不安など感じられなかった。どうなってるのだろう？少し遅めの昼食は、汐留のシティセンタービルにある海南鶏飯で海南鶏飯（蒸し）を食べた。他のメニューも魅力的ではあるけれど、蒸し鶏好きの私としてはこれしかない。大満足。いや、肉を大盛りにしても良かったかな。人のことをとやかく言いながら、結局、私もいまだにバブルから抜け出せずにいるのかもしれない。満腹、満腹

  2010年10月11日

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• 酔っ払い迷惑だよと言う我も端から見ればただの大虎

  時々無性に味噌ラーメンを食べたいと思うことがある。 私は北海道で生まれ育ったけど、故郷は味噌ラーメン文化圏ではない。 明確に、いやそれどころか日本を代表する塩ラーメン文化圏だ。 味噌ラーメンを生まれて初めて食べた時は、たぶん中学生の終わりか高校生になっていた（インスタントを除く）。 なのに札幌味噌ラーメンが自分を駆り立てることがある。 ところが、銀座にはないんだよなぁ。 正統派の札幌味噌ラーメン屋が。 知らないだけなのかなぁ。 仕方ないから梟に行って白味噌ラーメンを食べて、まぁ悪くはなかったのだけど、でもやっぱり求めていた味噌ラーメンじゃない。 うーん。 銀座で札幌味噌ラーメンを求めるのが贅沢なのかな？ 満腹？

  2010年10月07日

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• 牡蠣食えば当たった日々を思い出す三日三晩の地獄忘れず

  今日のランチは今シーズン初のカキフライだ。 初と書いたが実は先日近所のスーパーの惣菜コーナーで買って食べたのだけど、銀座ランチでは初だということで容赦願いたい。 店は「ふじむら」だ。 ここのカキフライは粒が大きいが、割とあっさりした味である。 よく言えば上品で磯臭さが苦手な人にも食べやすいものだが、ディープな牡蠣マニアには物足りないかもしれない。 私も牡蠣好きだが、十分に満足した。 満腹、満腹

  2010年10月06日

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  王様の耳はロバ耳今の世はインターネットに向かい叫べり

  昼に用があって駒形に出掛けた。都営地下鉄浅草駅で降りて地上に出ると、交差点の向うに建設中の東京スカイツリーが聳え立っていた。ホントに目と鼻の先、手が届きそうなところにある。用事はあっさりと済んで、せっかく浅草に来たのだから何か食べて行こうと考えた。駒形といったら「どぜう」である。が、ちょっと時間が掛かりそうだったので、パス。うなぎの前川も気軽にちょっと寄る雰囲気ではない。でもって、有名店はやめて目に付いた台湾小皿料理の店に入った。といっても、昼だし独りなので小皿を並べるわけには行かない。定食の中から選んだ今日のAセットは、海老と豆腐の餡かけだった。昼時だってのになんだかゆるーい空気が澱んでいる店内。いや、ゆるーい空気というよりも、油が充満している。湿度ならぬ油度は80％を超えていそうだ。味はまったく普通だ。ごくごくありきたりの中華定食屋の味である。あざみ野の栄楽よりは随分と落ちるけど。食べ終わって店を出たら、なぜか汗が吹き出した。その上、体中から油の匂いが立ち上っている。この状態で電車に乗るのはかなり恥ずかしいけど、あまりのんびりする時間もなかった。仕方ない。なるべく女性の近くは避けようと思ったのだけど、やけに女性比率が高い車両だった。そんな時に目の前の席に座っていた女性と一瞬目が合ってしまった。今どき珍しいほど野暮ったい女性だった。年の頃は…分からない。二十代のようでもあり三十代かもしれない。ソープオペラに出てくるようなステレオタイプの地味な事務員の制服を着て、黒ブチの色気のないメガネを掛けている（メガネっ子に萌える男もいるけど）。化粧っ気も感じられない。口紅すら塗っているのかどうか怪しいほどだ。髪も無造作にゴムで括っただけにしか見えない。ツレのおばちゃんと話しているときの笑顔も、ひきつり気味でぎこちなさがある。ところが、この彼女。やけにスタイルがいい。脚なんて細からず太からず、ふくらはぎはきれいな曲線を描いている。上半身も…これ以上はやめておこう。少女マンガ的に、メガネをはずしたら実は超美少女だったとか、人気アイドルのお忍びの変装だとか、そんなことなのだろうか？電車の中で偶々一瞬目が合った赤の他人を相手に、ついつい妄想を膨らませてしまった。イケナイおじさんだな。反省。満腹？オマケ先日のことだ。夕方に銀座の中央通りを歩いていた。逢魔ヶ時には幾分早いけど、昼の賑わいと夜の喧騒のはざまだったのか、銀座にしては行きかう人が随分と少なかった。20mほど前を一人の女性が歩いていた。はっきりは分からないが、後姿と服装から推定するに20代だろう。痩せ気味だが整った後姿で、歩き方がなんとも美しい。その女性に、次々と男が声を掛けるのだ。100メートルほどの間に4人の男が声を掛けては、彼女につれなくされて離れていった。たった一人の男だけが名刺を渡すのに成功した。彼女も声を掛けられるのに慣れているのか、男の方を殆んど見向きもしない。しつこく名刺を突きつけた男だけは、あまり無視するのも危ないと思ったのか受け取るだけは受け取ったのだろう。もちろんナンパではない。キャバクラのスカウトかホストクラブの客引きだろう（銀座にホストクラブなんてあるのだろうか？ホステスはホストクラブの上客だというらしいから、銀座にあってもおかしくないかもしれないけど、ホスト風の男を見かけることはあまりない）。いずれにせよ、銀座も品が落ちたものだ。ま、私なんぞが銀座を闊歩していること自体が銀座の凋落を表しているのだろうけれど。オマケ その２書きたくはないけど。民主党という集団はこの１年まるで成長していない。それどころか後退しているのではないだろうか。疑惑だらけでついに強制起訴になった実力者に対しては擁護の声を挙げたり、当たり障りなく言葉を濁したりするのに、その実力者に公然と批判の声を挙げた人間は石もて追う。国対副委員長という立場をわきまえなかったという理屈はあるものの、国民の声を代弁した人間の口を封じるのはいかがなものか。自分たちに都合のいい世論は「民意だ」と強調し、都合が悪くなれば「色々な考え方がある」と言って党内では言論封殺する。よくもまぁ「民主党」だなんて名乗れるものだ。ブラックジョークなのだろうか。それと、前首相や当時の幹事長の金の問題でも今回でも、何かと言えば「法的には問題ない」とか「推定無罪」と口にするが、国民は法的に有罪か無罪かを求めているのではなく、そういう疑惑のある人間が国家権力を握っていることに対する政治責任を問題にし、真相を明らかにすることを求めているのである。無罪ならば問題はないというのは通らない。そして、民主党はそういう疑惑のある人間を党の代表、さらには我が国の首相にしようとしたのだ。自分たちがいかに恥ずかしい行動をしているのか、まだ分からないのだろうか？国会議員以前に、社会人としての、大人としての意識の低さを自覚して欲しい。オマケ その３浅草のあとは某所で行われた講演会を聴きに行った。正直言って学生時代に戻ったようだった。というのも、広い会場に聴講者の入りは2割ほど。つまりはガラガラだ。しかも、その半分は講演が始まって10分と経たずに舟を漕ぎはじめた。講師も大学教授だから仕方ないのかもしれないけど、聴かせようという努力は感じられず、自分の講義ノートを読み上げるように話し続ける。そのうえ、テーマも実務にはまるで関係なく、どちらかというと実務上はレアケースだけど学問的には興味深いというものだ。バリバリの実務担当者集団が主催の講演会でこれじゃなぁ。もうちょっと知恵を絞ったイベントを考えて欲しい。

  2010年10月05日

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• 一年の半分終わり振り返る何もせぬまま時は過ぎ行く

  たった２日半留守にしていただけだったのに、なんだかずいぶん銀座にご無沙汰していた気分だ。 昨日で今年度の上半期が終わり、今日から新しいスタートを切る人たちもいる。 職場にいても、何人もが異動の挨拶にやってきた。 そして、今夜は長年世話になっている某先生が独立した事務所開きのお祝いだ。 この方の実力は重々知っていたけど、今日の賓客の顔ぶれを見て改めて思い知らされた感じがする。 やっぱり無理を言っても上司を引っぱり出すべきだったかな。 せめて社長名で祝電を打つべきだった。 最近それなりに密にコンタクトを取っていたので、自分の存在を過大評価していたようだ。 慢心を戒めなくては。 とはいえ、出されていた赤ワインは実に美味しくて、気持ち良く酔わせてもらった。 満腹、満腹

  2010年10月01日

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• 地魚の鮨の握りの美味さかな人の情けも隠し味なり

  私は晴れ男である。出張で、傘を開くことが滅多にない。と言っても、必ずしもからりと晴れ上がるのではなく、降水確率100％とか台風接近中とかの中を出張しながら、ほとんど傘を差さずに帰ってくることが多い。天気予報がはずれるのではなく、私が建物の中にいたり乗り物で移動中に降り、外に出る頃になると上がっているというパターンが多い。前回の出張も、台風が出張先の地域の横をかすめ、自称雨男も一緒だったし、実際昼食を食べている間は50メートル先も霞んで見えないほど激しい雨に襲われながらも、昼食後に動き出したら傘が要らないぐらいの小雨になっていた。今日も、朝食時には外に出るのを躊躇するほどの激しい雨が降っていたのに、出掛ける頃にはすっかり上がっていた。運も実力のうちだ。そして、今日も見るもの見るもの驚嘆の連続だった。その上、訪問先の方々のご厚意には本当に頭が下がる。私たちを厚くもてなしたところで、彼らに直接的なメリットはないのだけど、至れり尽くせりの歓待だった。今後ここを再び訪れることはあまりなさそうだけど、なにかお役にたてることはないものだろうかと、今も考え続けている。こういう人たちとの縁は大切にしたいものだ。満腹、満腹

  2010年09月30日

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• ここはどこ緑の力満ち溢れ巨岩巨木にただただひれ伏す

  ふだんより1時間早く起床して、羽田に向かった。羽田から1時間半のフライトで到着したのは、まだ目的地ではない。そこからプロペラ機に乗り換えた。それでも思ったよりも時間はかからず、昼前には目的地の空港に降り立っていた。出迎えてくれた地元企業の社長にごちそうになって、午後からいよいよ仕事だ。Exciting,thrilling and marvelous!秘境を進む冒険活劇の主人公になったような体験の連続で、見るものすべてに興奮してしまった。大満足だ。

  2010年09月29日

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• 戦争はやだけど覇権主義の国隣人ならば緩くいられず

  今夜は銀座アスターで会食だ。 アスターなんてちょっと小馬鹿にしていたけど、なかなかどうして美味しいじゃないか。 それなりの金額を出せば、料理人も気合いを入れて調理するのだろう。 来店した時のホール係が少し緩んでいたので、きつい一言をさりげなくぶち込んでやったのも良かったのかもなぁ。 客だって店になめられないだけのプレゼンスを発揮しなければならない。 特に中国が相手ならば、だ。 日本人が得意なアルカイックスマイルなんかで曖昧にしようものなら、明日には我が領土はなくなっているかもしれない現実があるのだから。 それにしても、例の件。 なんとかならんのかな。 誰か式神を放てないものだろうか？ 加藤、なんとかしろよ。

  2010年09月28日

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• なぜ懲りぬ仏の顔も三度まで分かっていながらまたも失敗

  今日のランチは大失敗。先日、文春に「安うまグルメランキング」が掲載されていて、その中でソムリエの田崎真也氏がなか卯の親子丼を薦めていたのだ。ランキングでも２６位だった。それを思い出して、ついついなか卯に行って、親子丼を食べてしまったのだ。なか卯は過去２回行ったことがあるが、良い印象はない。なんというか雑な感じがする。もちろん吉野家や小諸そばだってジャンクではあるけれど、値段なりの満足感は得られる。ところが、なか卯はたとえ５００円だったとしても、損した気分になる。そして、今日もそうだった。それなのに、にぎわってるんだよな。客が途切れない。さすがに女性客はいないけど。しかも、天下のソムリエ田崎氏がのお薦めだ。私が見たところ、客の３分の１ほどが親子丼を注文していた。だけど、たぶん私はもう２度となか卯には来ないだろう。さすがに懲りた。満腹？

  2010年09月27日

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• 女子校の学園祭などなに楽しフォークダンスのない後夜祭

  ちょっと悩んでいる。持ち運びの楽なネットワーク端末を買おうかどうか。買うとしたら何が良いのか？自宅では富士通のノートパソコンをメインで使用しているが、色々と出歩くことが多いので持ち運びが苦にならないものが欲しい。日経新聞も電子版にしようかと思っている。実は、そういう用途ではもう何年も前に１台手に入れているのだ。やはり富士通のLooXである。重さは1Kgを切るほどだし、PHSのモジュールも内蔵していて、この上なく重宝した。しかし、それも買って数年ほどのことだ。今となっては非力でどうしようもない。起動してから使えるようになるまで15分はかかる。普通にテキストを打っていても、途中でウィルス対策ソフトが動き出したら、うんともすんとも動かなくなる。ネットサーフィンなんて、匍匐前進よりはるかに遅い。モバイルマシンなんてメールとブログが書ければそれで十分なんだから、そんなにマシンに負荷を掛ける必要なんてないように思うのだけどなぁ。年々高性能になっていくけど、それもあっという間に陳腐化していく。話は違うが、以前ある人が言っていた。「自動車業界ってのはおかしいよ。3年ごとにモデルチェンジして、営業マンが買い替えを勧めにくる。自動車は消耗品ですって売っている側が言っているようなものだ。あれじゃ、車を愛するユーザーなんて増えるわけがない。自社の製品に自信があり愛着があるなら、『我が社の作る車は10年乗り続けてもびくともしません。乗れば乗るほど味が出ます。どうぞ長く乗ってやってください』というべきじゃないのか」まったくだと思う。そうしてみると、今のPCはただただ消耗品だ。愛着があっても5年後には使い物にならなくなる。その割に高いよなぁ。Looxは確か20万円ぐらいした。十分に元はとったと思うのだけど、5年しか持たないデバイスにまた同じ金額を注ぎ込む気にはなれない。妻はi-Padにすれば良いという。携帯の2台目としてスマートフォンを買うというのも選択肢だ。シャープが、かつてのザウルスみたいなマシンを出しているのも気になる。今さらネットブックでもないよな。悩むところだ。満腹？

  2010年09月25日

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• 今年初松茸うれし客が言う実は二度目と言い出せなくて

  今日のランチは蜂の家。 と言っても、いつもの晴海通りの店ではない。 ３丁目の「えすと」があった店舗に居抜きで入った店だ。 「えすと」の頃は、昼時に行列が絶えることなどなかったのに、蜂の家に変わってからは、いつ見ても３人ぐらいしか客がいない。 よくこれで店が続けられるなと、不思議に思う。 だから今まで敬遠していたのだけど、晴海通りの店で何度か食べた経験を踏まえて、思い切ってチャレンジしてみたのだ。 店内に客は私を含めてやっぱり３人しかいない。 メニューは、佐世保ハンバーグなどは一緒だけど晴海通り店と微妙に違っている。 晴海通りにはないレッドカリーを注文した。 さほど待つこともなく出てきたレッドカリーは、口に入れると、蜂の家らしくまずは甘味がやってきて、次に遅れて辛さがじんわり染み渡る。 しかし、だ。 ちょっとぬるい。 ぬるいと甘さがくどくなる。 甘さがなくたって、ぬるいカレーはイヤだな。 店員は客がいなくて暇なんだから、手抜きせずにきちんと温めなくては。 「貧すれば鈍す」なのか、元々こんなだから客がこないのか。 えすとはどうして店を畳んでしまったのだろうと、今さらながら惜しまれる。 それにしても、蜂の家はどうしてこんな近い場所に２店も出店して、こんなにも流行らない店を維持しているのだろう？ 満腹？

  2010年09月24日

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