我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

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• 今日もまた みぞれ混じりの 帰り道

  今朝のことだ。 出社し仕事を始めてまもなく、斜め上の照明がブチ、ブチ、バスッ！と不穏な音をたてて消えた。 部下がすぐにビル管理に電話して、蛍光管の交換はきたのだが、新しいものに換えても点かない。 さっきの音の話をしたら、「それなら管じゃなくて機器の問題ですね。そうなると天井を開けて工事しなけりゃならないので、土日まで待ってもらうことになります」と言う。 やれやれ。 考えてみれば、昨年末にパソコンのハードディスクが昇天し、次に背後の空調機も死んだふりだし、照明までもが変死した。 どうなってるの？ そこで思い出したのだが、私は過去に２度も自販機を壊したことがあったのだ。 もちろん意図的に壊したのではない。 普通にお金を入れてボタンを押したら、とめどなく何本もの飲料が出てきたのだ。 それをどうしたかは忘れた（ことにしておいたほうが、幸せなことはある）。 とにかく、私の周りでいくつもの機器が壊れていく。 妻と娘は「お父さんはデストロイヤーだから」と言うけど、そんな笑い話ではない。 機器だけじゃなく、過去に部下も壊れたのだから。 おっと、これはここだけの話。 満腹？

  2010年02月03日

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• 雪積もる 坂道下る ペンギンや

  朝にはもう雪は降っていなかったが、積もっていた。我が家は、駅までの道のりのほとんどが下り坂である。恐る恐るいつもよりもゆっくりと歩いて駅まで歩いた。横を時折スーッと滑りながら歩いていく男を、今に転ぶぞと冷ややかに見ていたのだが、いつまでも転ぶことなくあっという間に去って行ってしまった。なかなかやるな、あの男。夜に、娘に聞いたら、いつもは５分とかからないのに、今日は１０分かかったとぼやいていた。血は争えない。さて、仕事。今日の昼は社外の団体の月例会に出席することになっていた。弁当が付く。いつもは、結構美味しいのだが、今日の天ぷらが珍しくべちゃっとしていてイマイチ。会合の間も胸焼けがして、ちょっと苦しかった。それでも、天ぷら以外は仕出し弁当として十分に合格点だろう。ま、弁当を食べに来ているわけではないので、弁当についてあれこれ言うのはやめておく。満腹、満腹

  2010年02月02日

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• ふるさとに 雪で傘差す 人はなし

  今日から２月。もう２月なのか、まだ２月なのか。振り返ってみると、私にとっては今年の１月は長かった気がする。正月を迎えたのが随分昔に思える。１月はこれといって仕事をしなかったから、毎日朝から終業時間までが長く感じられたせいかもしれない。今日は寒い。暖房が壊れていてもじっと我慢してきたのだが、今日はもう我慢ならない。庶務の若者に催促したら、「修理依頼は出してるんですけど」と答えるばかりだ。よその部の人にその話を愚痴ったら、「そりゃ春まで逃げ切るつもりだよ。経費節減のご時世だからね」と笑われた。昨日の昼は故郷で贅沢をしたのでランチはしばらく節約しようと思ったのだが、すき家や吉野家にも小諸そばにも食指が動かない。食指が動かなくてもコストカットを優先できる強い意思がなければ、お金は貯まらない。私には金が貯まらないようだ。迷った挙句に、慶州でテール煮定食。どんぶりに子供の拳ほどのテール煮が３個と煮染まった豆腐が１切れ。味付けは濃厚な甘辛。砂糖と醤油がたっぷり入っているようだ。それから、レバーの薄切りを揚げたものと卵とニラの炒め物が少々。海苔の佃煮と思われるものはコチジャン味だ。漬物替わりの生キャベツ千切りが小皿に少し。それに、わかめスープとご飯というコンテンツだ。これで８００円。悪くない。少し体が温まったようだ。と思ったのに、また午後から一段と冷えてきた。そして、夜には雨が雪に変わった。満腹、満腹

  2010年02月01日

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• 雪靴を 持たなくなって いく星霜

  今日は５時半に起き、ひとりで帰郷。 といっても、日帰りだからのんびりはできない。 飛行機に搭乗して、ナイン・ストーリーズを開いた。 新潮文庫の帯には、まだあどけない少女の宮沢りえが微笑んでいる。 奥付を見ると、平成３年に刷った本だった。 ？ 最初に読んだのは、もっと前のはずだ。 後で買い直したのだったかな？ 帯がきれいに残っているから、妻のかもしれない。 ごく短い話の「バナナフィッシュにうってつけの日」を読み終えただけで、眠くなって寝てしまった。 目が覚めたら、眼下に故郷が広がっていた。 湾内の小島と陸地を結んだ砂州の上にできた街だけあって、海に浮かんだ１枚の紙のような頼りなさがある。 自分はこんな狭くて儚げな街に生まれ育ったのかと、ちょっとセンチメンタルな気分になったのは、シーモア・グラースの影響だろうか。 早い便で来たので、今回の帰郷目的の用事まで、そこそこ時間がある。 まずは、誰も住まなくなって久しい実家に行き、仏壇に手を合わせた。 合掌。 線香が燃え尽きたのを確認して、次は墓参り。 我が家の墓は山の麓から中腹に広がる墓地の一番上にあるので、冬場の墓参は躊躇したが、今日は天気が良く雪も解けてきているみたいだったので、行ってみたのだ。 仏花を買い、墓地の入り口まで来たところで、すってんころりん。 アイスバーンで転ぶ時は、訳も分からず気が付くと足を投げ出して宙に浮いているんだよなぁ。 そして、次の瞬間にしたたか腰を打つことになる。 やれやれ。 故郷を離れて四半世紀を過ぎ、雪靴など持ってはいないし、歩き方だっておぼつかなくなっている。 幸いに墓地の中の道は除雪され、その後は無事辿り着いた。 案外、墓の場所は忘れないものだ。 南無阿弥陀仏。 ぶらぶらと坂の上から港を眺めながら元町を横切り、宝来町に下り、寿司屋の暖簾をくぐった。 まずは、イカ刺しだ。 コリコリした耳の部分と、ねっとりした身の部分を交互に楽しむ。 それから、薦められるままに極上握り。 ソイ、マグロ。 ホタテ、ホッキ。 アカガイ、アワビ。 エビ、カニ。 カズノコ。 ウニで一丁上がり。 銀座でこれだけのものを食べたら、３～４倍の額を払うことになるだろう。 故郷の魚の味は格別だ。 用事に思ったより時間がかかり、再び自由の身となった時には５時を回っていた。 それでもフライトまで２時間半ある。 もうちょい故郷を堪能しようと思ったのに、空港行きのバスの時間が合わない。 仕方ないので、土産を買って早めに空港へ。 空港で塩ラーメンを食べ、ガラナを飲んで、短い帰郷を締めくくったのであった。 満腹、満腹

  2010年01月31日

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• 

  小春日や 薄着で遊ぶ 子ら眩し

  今日は朝マック。マック de DSでポケモンのミュウをダウンロードできるというので出掛けたのだ。ミュウ、Getだぜ！（我ながら、ダサ）昼食は、スパゲッティを茹で、昨晩の残りのシチューを和えて食べた。食後にZAZIEとコハクを連れて散歩に出かけたら、公園で近所に住む友人とばったり。昨年、営業に異動して以来、週数回の接待飲み会と月数回の接待ゴルフの日々だと言いながら、たまの休みにはこうして息子たちを連れて公園で一緒に遊んでいるのだから、えらいものだ。↑我が家の犬たち夕食は、牛薄切り肉とネギ・ニラの炒め物、茹でキャベツ。牛肉に合わせて赤ワイン。食後に、花畑牧場のカチョカヴァロを食べた。このチーズは焼いて食べるのが流儀らしい。ちょっと高過ぎるのじゃないかとも思うけど、確かに美味しい。ワインのつまみにはぴったりだし、お手軽。田中義剛は儲け過ぎて悪口も言われているようだけど、このぐらいのものを作れるなら、いいんじゃないだろうか。満腹、満腹

  2010年01月30日

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• 冬の日に ライ麦畑で さようなら

  今夜は社外の団体の盛大なパーティーに出席することになっている。 と言っても、政治家の資金集めのパー券を買わされたのではない。 私も一度だけ政治家のパーティーに駆り出されたことがある。 予め社内のある人から手渡されたパー券を持って、国会議事堂近くの会場に開会時間前に行ったのに、会社名と氏名を書いて会場に…入れないのだ。 我々サラリーマンとは明らかに人種が違う人々が会場を占拠していて、料理にもビールにもありつけない。 会が始まって、「先生」が挨拶している声は聞こえるのだが、その先生がどこでしゃべっているのかまるで見えない。 こりゃダメだと思ってロビーで座っていたら、同じ会社の上役の人が現れ、「お疲れさん。名前書いたんだろ。もう仕事は終わりだ。飲みに行こうよ。」と誘われた。 確か、あのパー券が３万円だった。 それに比べたら、今日のパーティーは安い。 年数万円の会費で毎月異業種交流はできるし、年数回の豪華パーティーにも追加料金なしで参加できる。 しかも、参加者には、ある専門分野のエキスパートがごろごろいる。 見方によっては、このご時世に時代錯誤と言われかねないが、分かる人には福袋みたいな会なのだ。 とはいえ、さすがに景気の悪い中、料理も控え目かな。 ローストビーフはあったけど、寿司は巻物ばかりだし、ワインもそんなに良いものじゃなかった。 ま、あまり贅沢は言うまい。 気の合う仲間たちと、会場近くのベルギービールの店で軽く２次会。 満腹、満腹 オマケ サリンジャーが死んだ。 いや、正直言って生きているのを知らなかったのだが、それでも訃報に接し、感慨深いものがある。 私たちの世代にとっては、ライ麦畑から入って、風の歌を聴いた感じなんだよなあ。 それから、マッキナニーかな。 まあ、その後は映像に行って、ストレンジャー・ザン・パラダイス。 そして、ある程度歳をとって、パリ・テキサスの心境に辿り着く。 最後に男は、孤独を胸にひとり荒野に向かう。 それが男の生き様だ。 たぶん、私はそんな人生を送ることはないのだけど。

  2010年01月29日

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• 冬終わる 名残のおでん 熱燗で

  昔馴染みの社外の方との飲み会に、急遽ピンチヒッターで誘われ、新橋のおでん屋でしこたま飲んで家に帰った。すると、我が家の犬が３匹に増えていた。いや、まぁ、聞かされていなかったわけではない。先週、妻と娘で決めて、事後報告は受けていた。昨年７月に我が家の家族になったコハクは、保護施設に預けられた犬を引き取って里親を探す団体を通じてやってきた。その恩返しみたいなもので、今日やってきた犬は、保護施設から引き取られ、里親が見つかるまでの間、我が家で預かることになったのだ。我が家にいる間の仮の名は、娘によって、アンゴルモアと名付けられた。恐怖の大王のお友達か（爆）。とはいえ、今までの２匹よりずっと可愛い犬だ。今まで不幸な日々を送ってきたみたいで痩せこけているが、慣れてきて食欲も出てきたら、ＺＡＺＩＥやコハクよりも可愛いくなるに違いない。犬種はマルチーズとトイプードルのミックスじゃないかと言われているけど、よくわからない。毛の感じは、確かにマルチーズかな？体型はマルチーズにしては、ひょろっと長めだ。里親募集中。アンゴルモアの写真を撮ろうとしたのに、コハクばかりがでしゃばる。よって、写真はコハクだ。満腹、満腹

  2010年01月27日

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• 春近し 半信半疑で 言ってみる

  開いた口がふさがらないというのは、こういうことを言うのだろう。名護市長選挙で、普天間基地移設受け入れ反対派の候補者を推薦し応援しておきながら、いざその候補が当選したら、官房長官は「基地移設に地元同意は不要」と言うし、首相も「移設先はゼロベースで」というばかりで、名護に代わる具体案を一つとして示していない。その候補に投票した市民は、民主党が反対派を推薦したということは、民主党政権も反対してくれるものだと期待したことは、誰が考えたって分かる。よくもTrust meなんて言えたものだ。首相としてとか政治家としてという以前に、人間として欠けるものがあると言われても仕方ない。気分を換えて。今日の昼は、チョウ・ベトナム。階段を上っていくと、プーンとベトナムカレーの甘い香りが漂った。決まりだ。席に着くとすぐに、Ａセット、つまり、ミニカレー、ミニフォー、生春巻のセットを注文した。カレーと生春巻のセットもあるのだけど、やはりフォーは欠かせない。ベトナム料理を食べながら、ふとしばらくタイ料理を食べていないなぁと気付いた。東芝ビルの下にあったチャオタイがカジュアルに入ることができる店だったが、東芝ビルの地下自体が建て替えのために閉鎖されてしまった（はずだ）。パッタイやガオパが食べたくなったら、今度はどこに行けばいいのだろう？満腹、満腹オマケ１昨晩、一人暮らしの部屋で寝ていて、物音で目が覚めたら、暗闇の中に誰かが部屋へ入ってくるのが見えた。心臓が止まるほど驚き、どうしたらいいか必死に考えたが、人影はもうすぐそこまで迫って来ている。と思ったら、それは妻だった。私が寝ていたのも一人暮らしの部屋などではなく、家族と暮らす自宅の寝室。寝ぼけたらしい。それにしても、冷や汗が出た。オマケ２そんな体験をした後にみた夢だ。電車に乗っていたら、その電車はなぜか乗客を乗せたまま車庫に入って停車した。仕方なく電車から降りてみると、レールが途切れた場所に二つ折りにされた札束が二つ落ちていた。２百万円ぐらいはありそうだ。それを拾い上げ駅の事務所に届け出たのだが、札束の間から１枚のメモが滑り落ちた。そして、そのメモには「平成７年１２月○日」という日付と、聞き覚えのない人の名前と、なぜか私の名前が書かれていた。平成７年１２月には私はどこにいただろうか？娘が生まれた翌年だから、あの街で暮らしていたはずだ。いくら記憶を呼び起こしても、そこに書かれた私以外の人物の名前に心当たりはないし、そもそもその札束と私の間にどんな関係があるのか想像もつかない。ま、夢だから。

  2010年01月26日

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• 熱々の 天ぷらさます すきま風

  まだ、ニューオープンと言っていいだろう。東銀座に２、３ヵ月前にできた天ぷら屋。名を「からり」という。銀座の天ぷら屋といったら、天國や近藤、ハゲ天などの高級店が浮かぶが、このからりは定食が８８０円からという良心的な価格設定だ。かといって、てんやみたいなファーストフード的な安っぽさはない。店の真ん中がオープンキッチンになっていて、２人の料理人が次々と天ぷらを揚げていく。客はオープンキッチンを囲むカウンターやテーブルに座って、自分の口に入る天ぷらが揚がるのを眺めるのだ。天ぷらは３回に分けて運ばれてきた。最初は活〆海老、かぼちゃ、ししとう。次は、キスとイカ。最後が季節のかき揚げということで、ごぼうとにんじんだった。これに、ご飯、味噌汁、漬け物で８８０円。味も悪くない。目の前で揚がったばかりの熱々がすぐに運ばれてくるのだから、何割増しかで美味しく感じることだろう。なかなか良い店だ。ただ、問題はある。まず、すきま風だ。入り口近くの席だったことも関係していると思うが、客が出入りするたびにぴゅーっと冷たい風が襲うのには閉口した。しかし、それ以上の問題は私自身にある。つまり、メタボオヤジに天ぷらなんて毒に決まっているし、普段揚げ物を控えている胃にやさしいわけがない。午後になって胸焼けがしてきた。店が悪いわけではないだろう。実際に店名のとおり、天ぷらはからりと揚がっていた。満腹、満腹

  2010年01月25日

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• 

  小春日や 川遡り 小旅行

  大きな川のない街に生まれ育ったせいか、昔から川に対する憧れがある。少年時代に見た学園ドラマの通学路の定番が、河川敷の土手の上の遊歩道だったことはさほど影響していないと思う。それよりは、コンポステレオ（カーステレオ？）のＣＦで、ライクーダの渋いギターに載せて流れる、「少年はいくつの川を越えて、大人になるのだろう」というコピーであったり、ブルース・スプリングスティーンの「The River」が憧れを煽った気がする。というわけで、小春日和の陽気に誘われて、隅田川沿いを歩いてみた。月島川水門住吉水門亀島川水門の表裏南高橋（みなみたかばし）少年はいくつもの川を越えずに歳をとってしまったので、いつのまにか川そのものよりも、そこに作られた構築物の方に興味を持つようになってしまった。で、今日の昼ご飯は、納豆そばを作ってみた。へぎそばの乾麺を茹でて冷水で締め、丼に盛ったらそこにしっかりと糸を引くほど混ぜた納豆を載せ、市販のそばつゆを適量かけて、わさびを添え、もみ海苔を散らして出来上がり。想像以上に美味しかった。満腹、満腹

  2010年01月24日

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• 大寒や 思ったほどに 寒くなし

  今日のランチは久々にそば所よし田で、コロッケそば。 私がコロッケそばを注文したら、隣の席の男がまじまじと私の顔を見た。 きっとこの男はこの店のコロッケそばを知らないのだろう。 普通にコロッケそばと言えば、駅の立ち食いそば屋の、かけそばに芋コロッケが載ったそばを思い浮かべるに違いない。 でも、よし田のコロッケそばは違うんだよなぁ。 ここでこれを食べたら、次にこの店に来た時も、やっぱりコロッケそばを食べてしまうんだ。 もう、この店はコロッケそばオンリーという感じなんだよなぁ。 店員は注文なんて聞かずに、黙ってコロッケそばを持ってこいと言いたい。 それぐらい、やめられない美味さがある。 満腹、満腹

  2010年01月20日

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• 初場所や 草原駈ける 馬を見ゆ

  あぁ、今日も食った飲んだ。 今日は新規開拓デイ。 東銀座の慶州という店に入ってみた。 この店は昨年暮れにできた店だったように思うのだが、焼肉屋だと思って敬遠していたのだ。 ランチで焼肉は臭うから。 ところが、最近になって、夜は水炊きともつ鍋の店だと知った。 で、ランチタイムは、カレー、チャンポン、チキン南蛮、テール煮だと知って入ってみた。 まずはチャンポンだな。 丼には浅く、スープ皿には深い器に、てんこ盛りの肉野菜炒めが出てきた。 麺に辿りつくまでの道のりが長い。 けど、麺をすすって安心した。 これならいい。 いい店を見つけた。 次はテール煮を食べてみよう。 夜は、東銀座に昨年末にできた相撲茶屋旭富士という店にいってみた。 初場所だからね。 で、これが結構当たりだったように思う。 それなりに食べて飲んで、かなりリーズナブルだったし、味も悪くなかった。 ま、高田馬場の浜力ほどの満足度はなかったけど、浜力は特別だからなぁ。 満腹、満腹

  2010年01月19日

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• 一茶忌や どこかにないか 爪の垢

  相変わらず頭が痛む。痛いと言っても、なんとなく頭の奥に何かがつかえているようなそんな程度で、考え事をしていると忘れてしまうほどの軽いものだ。ところが、そんな時に限って暇なんだよなぁ。忙しけりゃ、痛みも感じないのだが。いや、忙しさで痛みを忘れるようになったら危ない。こんな話がある。マウスを毎日３０分泳がせる実験をしたのだそうだ（マウスは泳げるのだが、さすがに３０分は体力的にかなりの負荷があるみたいだ）。１日目、マウスは水から上がって１時間余り死んだように眠った。２日目も同じ。ところが、３日目には睡眠時間は４０分になった。そして、睡眠時間は徐々に短縮され、１０日目には３０分泳いだ後に一睡もせずに動き回るようになったという。地獄の特訓の結果、並外れた体力を持ったマッチョマウスに変身したのだ。それから数日後、そのマウスは突然死した。過労死である。つまり、マウスは超人的（超鼠的？）体力を得たのではなかったのだ。単に疲れを感じなくなっていたのである。肉体が疲労すると、身体を休めるように脳から指令が出るらしいのだが、疲れ過ぎるとその指令が出なくなるのだったか、出ても反応しなくなるのだったか、そんな話だった。そういえば、私も若い頃に社内で１、２を争うほど残業の多い職場にいたのだが、夜中どころか明け方近くに帰宅する生活をしばらく続けているうちに、真夜中に仕事をすることが苦にならなく感じ始めたことがあった。それどころか、１２時を過ぎた頃から私も同僚たちも気分が高揚してきて、「これってランナーズ・ハイと一緒だな。ようやく一人前になってきたようだ」なんて、不思議とちょっと自慢気に言い合ったりしていた。そう言いながら、机の引き出しの中にはスタミナドリンクと頭痛薬が常にストックされていたのだ。誰も死なずに済んで良かった。そんなことは今は昔。窓際族になってしまった私は、「任せてください。ご心配に及びません」という部下たちの言葉を信じて自分で手を動かさなくなってしまい、トラブルが起こった時に社内外を相手に切った張ったをするぐらいしか出番がない（ま、それがなにより楽しいんだけど）。今日の昼も余裕があったので、少し遠出して「かつ銀」に出掛けた。これまた相変わらずだが、トンカツ屋に入りながら、メタボを気にしてトンカツを食べるのを躊躇する私である。ここのカキフライは高いのでパスして、今日はハンバーグと白身魚フライの定食。ハンバーグが思ったよりも小さかったのにややがっかりしたけど、期待していなかった白身魚フライが上出来でちょっと得した気分だ。この店、まったく問題はないのだが、値段が半端である。８９２円。８５０円に消費税５％を乗せるに当たって、１円未満は切り捨てということなのだろうけど、いっそ９００円にしてくれた方がすっきりするように思う。満腹、満腹

  2010年01月18日

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• おお寒い 完全防備で 出掛けけり

  昨年末、かかりつけの動物病院の隣で殺人事件があった。その家のお婆さんが絞殺され、同居していた孫が自首したという。実はその直前には母親が変死体で見つかり病死と診断されたらしいが、祖母を殺した孫が「母とけんかになって首を締めたらぐったりした」と供述しているという報道もあった。そして、３人家族のうちふたりが鬼籍に入り、残るひとりは檻の中に入っていた大晦日の夜明け前に、誰もいなくなった家は焼け落ちた。そんなことはつゆ知らず、動物病院に出かけ、駐車場から病院に近づくにつれ、焦げ臭さが鼻をついた。外壁は残っているものの、中はすっかり炭になった柱が辛うじて残っているのが見えた。家の周りには「Keep Out」の文字が書かれた黄色いテープが張られ、玄関前には焦げた布団が無造作に投げ出されていた。「あぁ、ここだったのか」すぐに分かった。新聞記事に掲載されていた建物の写真を見て、どこかで見たことがあるんだよなぁ、と思っていたのだ。しかしだ。とすると、その焼け焦げた布団の上で、お婆さんか母親が死んでいたのかもしれない。背中がぞくぞくっとした。南無阿弥陀仏。合掌。今日の昼食はやきそば。なんの変哲もない、まるちゃんの焼そばだ。肉と野菜はきちんと加えたけどね。３食入りのまるちゃんの焼そばとは、いったい何十年の付き合いになるのだろう。私が作る焼そばといえば、こればっかりだ。少なくとも学生時代にはすでに食べていたはずだから、四半世紀を超えた付き合いである。まるちゃん、いつもお世話になっています。これからも末長くお付き合い願います。満腹、満腹

  2010年01月17日

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• 木枯らしや 新政権が 震えけり

  以前こんなことがあった。借上げ社宅の老朽化が進んだため、会社は賃貸借契約を更新せずにそこを廃止することとし、代わりに別な場所に建築中のマンションを１棟借りして、新しい社宅にすることにした。新築だし、前よりも交通の便もはるかによくなるため、社宅の住人たちは当初は喜んだのだが、やがて室内の設備が明らかになると様子がおかしくなっていった。社宅の一部の奥さん連中から不満の声が上がったのだ。別の社宅に比べて設備が劣るというのが理由である。社宅はいくつもあり、それぞれ築年数も広さも交通の便も設備も違う。新しい社宅は新しい分だけ平均よりずっと恵まれているのだが、奥さん連中は同時期にできるもうひとつの社宅の設備より劣るのが我慢ならなかったらしい。奥さん連中は素早く行動を起こした。設備の改善を求めて署名運動をはじめたり、新社宅の建築現場に出掛けて建築業者に仕様の変更を求めたり、大家を調べて直接掛け合ったりもしたという。会社の社宅担当者は激怒した。社員である夫たちを呼んで、怒りをぶちまけた。「新しい社宅が気に入らなければ出ていけ！君らの奥さんたちはいったい何様のつもりで、業者や大家に要求してるんだ。どれほど会社に恥をかかせてるか分かってるのか。これ以上続くようなら、君たちに責任を取ってもらうことになる（怒）」社宅担当者の言うことは至極当然だ。奥さん連中は、平等意識や権利意識を掲げて行動を起こしたわけだが、そもそも彼女らにはそんな要求をする権利などありはしないし、平均より恵まれている以上は要求の根拠もない。社員である夫が社宅の改善要望をするならまだ分かるが、それだって要望先は会社であって業者や大家ではないし、権利行使などではなくあくまでも要望が関の山だ。物事を進めるには、然るべき人が、然るべき相手に、十分な根拠を示して働きかけねばならない。外野が浮足立って騒いだのでは混乱するばかりだし、相手を怒らせることにもなる。普天間基地の問題で、社民党や国民新党の議員が訪米して議会関係者に働きかけたり、国内の自治体を訪れ移転受入れを求めたりしているという報道を耳にした。普天間の問題は、日米の政府の権限ある人間同士の交渉以外は意味がないのであって、だからこそ、外相と国務長官が会談したのではないのか。与党幹部とはいえ権限を持たない人たちがあちこちに出掛けて思いつきで話をしたところで、事態は好転するどころか状況は悪くなる一方でしかない。どうしてそういうことが分からないのだろう。今の政府や与党には、まともな感覚を持った実務家は一人もいないのだろうか？などとぐだぐだと書いていたら、ニュースが飛び込んできた。ついに検察が与党幹事長の元秘書だった代議士を逮捕した。いよいよ面白くなってきたな。今日のランチ話は割愛。満腹、満腹

  2010年01月15日

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• 着ぶくれの だるまあふるる ラッシュかな

  例えばだ。社内でダントツの営業成績を誇る営業部長だったとしても、業者との癒着や過剰接待などの黒い噂が絶えなければ、経営者としては放っておくわけにはいかない。「契約、すなわちお客様の支持を得ているのだから…」などという言い訳が通用するはずもない。もし、経営者がそのまま見て見ぬふりをするのならば、その経営者も一蓮托生だと見られて仕方ないし、それが刑事事件として立件されるようなことになれば、会社の信用は大きく損なわれる。刑事処分がはっきりするまでは何も手を打たないとすれば、経営者の怠慢であり、その結果会社に損害が発生するなら、善管注意義務違反を問われることになるだろう。ましてやそれが政治の世界の話だとしたら、党の代表として幹事長の問題を「コメントする立場にない」わけがない。自身の偽装献金問題のときもそうだったが、「法律上の決着」ばかりを強調していたけれど、与党の代表として、そして一国の首相として有罪を宣告されなければ一切の責任はないと、本気で思っているのだろうか。…あの首相なら本気で思っていそうだから怖い。さて、その渦中の幹事長の選挙区は、言わずと知れた岩手である（先日訪れた群馬では「山形に帰れ」と罵声を浴びせられたそうだが）。そして、岩手といえば三大麺が有名だ（といっても、この三大麺はいずれも盛岡の名産であるが、渦中の人の地盤は盛岡ではない）。わんこそば、盛岡冷麺、そして盛岡じゃじゃ麺。このうち、冷麺とじゃじゃ麺を同時に扱う店が銀座にある。そう、盛岡の名店、ぴょんぴょん舎が銀座に出店しているのだ。中央通りから教文館の角を有楽町方面に曲がってまもなくにある小路の奥に小さな店を構えている。私の記憶では、以前はこの場所ではじゃじゃ麺を出していなかったように思うのだが、今日偶々通りかかったら看板にじゃじゃ麺の写真が出ていたので、予定を変更してぴょんぴょん舎の扉を開けたのだった。盛岡じゃじゃ麺の単品でもよかったのだが、チータンタンという見慣れない言葉にひかれて、じゃじゃ麺のランチセットにした。これは、じゃじゃ麺＋餃子３個＋チータンタンという内容だ。チータンタンというのはじゃじゃ麺を食べ終わった皿（つまり、みそが皿に残っているところへ）に、生卵を入れて溶き、さらに熱々のスープを注いで作る玉子スープのことらしい。盛岡じゃじゃ麺とチータンタンについての説明はこちらへ。ぴょんぴょん舎の盛岡じゃじゃ麺は初めて食べたが、結構イケる。コショウも結構利いていて案外スパイシーで、飲んだ後にさらにビールを飲みながら食べるのに向いているかもしれない。ただ、難点は麺をゆでるのに１５分もかかることだ。時間に余裕のない日は無理だな。ゆとりのある時にまた食べに来よう。満腹、満腹

  2010年01月14日

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• 初場所や どこの国技か 忘れけり

  今日も寒い。職場の空調は相変わらず壊れたままで、寒くて仕方ない。寒さに弱い（暑さにも弱いけど）私は、仕事どころではない。半分冬眠状態だ。昼は、今日もまた魚を食べようと、ふじむらへ。最近、魚の気分だ。今日のふじむらの焼魚は、トロ鯵塩焼き。ゆうに２０センチオーバーの鯵の半身がメインディッシュだ。脂もたっぷりのっていて、ジューシーである。美味いなぁ。とはいえ、量的には３分の２の大きさで十分に思う。午後も冬眠したまま、就業時間までじっと我慢していた。今夜は、仕事で知り合った方が自分で打ったそばを御馳走してくれるというのだ。お酒持ち込みＯＫの店というのは時々あるが、世の中には手打ちそば持ち込みＯＫの店もあるということを、今夜初めて知った次第である。いやぁ、美味かった。きりりと冷水で締めた冷たいそばも良いけど、鴨鍋の後の鍋の残り汁で食べる温かいそばの美味いこと。しかも、それが日本酒にこの上なく合うんだよなぁ。自分とはまったく畑違いのしかもその世界では名を遂げた方に偶然出会って、気が付けばこうして手打ちのそばを御馳走になっているのだから、「縁」って不思議なものだ。こういう縁は大切にしなくては。満腹、満腹P.S.なんだか急に永住外国人への参政権付与が現実味を帯びてきた。昔から話があるのは知ってはいても、具体的な議論がなされてきたという認識は、国民にはまるでないように思う。理念の善し悪しをここで言うつもりはないが、十分な議論をしないまま拙速にことを進めるようなら、現政権・与党は批判を免れない。普天間問題ではあれほどに「沖縄県民の思いを大切にしたい」という政権が、この件に関してはまったく国民の声を聞かないはずがないと思いたい。

  2010年01月13日

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• 一月の 雨は嫌いだ つらいから

  寒いよぅ。 雨が降ってますます寒々した雰囲気が増して、つらい。 今日も私の後ろの空調の吹き出し口からは、冷たい風がぴゅうぴゅう吹いてくる。 不景気で経費削減の折、暖房もケチっているのだろうと我慢していたら、少し離れた上役の席の後ろからは温風が出ていた。 どうも単に私の席の空調が壊れていたらしい。 我慢強い性格も良し悪しである。 こんな日は温かいそばを食べて暖まろうと桂庵に出掛けたら、タイミングが悪かったのか、いっぱいで入れなかった。 氷雨の中、さまよいたくはないので、２軒先の魚久の戸を初めて開けてみた。 この店は、粕漬けの魚を商う老舗で、店内は陳列棚の中に粕漬けの魚の切り身が並んでいるだけである。 が、壁際の階段を上った２階にイートインがあって、ランチが楽しめるのだ。 その存在は知ってはいたが、実は魚の粕漬けや西京漬けはあまり好きではないので、これまで敬遠してきた。 そう言いながらも、最近、銀座ランチで美味しい魚を食べさせる店が少ないこともあり、挑戦してみようとしばらく前から思っていたのだ。 ランチメニューは、ぎんだら、鮭、さわら。 いずれも粕漬けである。 そして、もうひとつのメニューは「あじみせ」。 これは、ぎんだら、鮭、かれいが半身ずつ盛り合わせになっている。 ちょっと高いが、初めての店なので奮発してあじみせにしてみた。 出てきたお膳には、魚の他に、イカと魚卵の和え物、卵焼き、煮物の小鉢、漬け物、味噌汁、ご飯が付く。 思っていたより豪勢だ。 で、メインの魚の味。 まずはぎんだらから箸をつけた。 うん、これは美味しい。 酒粕の香ばしさがあって、それでいてぎんだららしさも消えていない。 ただ、骨が多いのが難点だ。 次は鮭。 もう少ししっかり焼いたほうが美味しいように思う。 悪くはないけど、鮭の味に酒粕が勝ってしまっているようだ。 最後にかれい。 これは粕漬けではなく、白味噌漬けかも。 しかし、粕だろうが味噌だろうがいずれにしても３連チャンはきつい。 できれば、粕漬け、塩焼き、照り焼きの３種がいいなぁ。 ま、あじみせ定食は正にこの店の味を知ってもらうためのメニューだから、次回からは単品でいこう。 次は、今回食べなかったさわらだな。 満腹、満腹

  2010年01月12日

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• 今日もまた 新年会です 酔ってます

  今日は居合の新年会。 我が会もここ１、２年は続々と新入会員が入ってきていたのでさぞや盛会かと思えば、出席者は一昨年の半分ほど。 そういえば、昨年も思ったほど集まっていなかった。 会員歴の浅い人ほど出席率が低い。 見渡せば、いつもの顔ぶればかりで、席は決まっていないのにほぼ毎年同じ人の隣で酒を飲んでいる。 いかんよなぁ。 私も中堅層として、技の指導はできないまでも、会の運営を引っ張る姿勢を見せなくてはならないのだろうな。 とはいえ、まずは稽古の出席率を上げないことには、誰も見向きはしてくれない。 しかし、稼がないことには、居合どころではないのが現実だ。 仕事と居合とどっちをとるかと言われれば、今は仕事優先。 早くハッピーリタイアメントして、悠々自適の日々を送りたいものだ。 満腹？

  2010年01月11日

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• 初稽古 気持ち空振り 力み過ぎ

  今日は初稽古。さすがに年が明けると冷え込みが厳しく、稽古場の床が冷たい。足の指先が凍るようだ。昨年昇段しここ数年は昇段試験に縁がないため気が緩みがちだが、こういう年こそしっかりと基礎を復習し、体を作っていかなければ。そういう気持ちで稽古に臨んだら、いくぶん力み過ぎたようだ。今年最初の先生からの指導は「肩の力を抜いて」だった。帰宅したのが１時半ころだったので、昼食は弁当を買ってきて済ませた。犬の散歩やらなにやらしているうちに、あっという間にたそがれていく。夕食は、カワハギの鍋。珍しく、近所のスーパーにカワハギが並んでいたので買ってみたのだ。そのカワハギを物色していた時のことだ。ほとんどはカワハギなのだが、１パックだけウマヅラが混じっていた。産地はカワハギと同じで、見た目もほとんど変わらないのだが、それだけがウマヅラと表示されている。カワハギを仕入れた中にウマヅラが混じっていたのだろうか？食事をしながらその話をしたら、妻が「カワハギって書いてあっても、小さいのはたいていウマヅラなのよ」と言う。しかし、それでは１パックだけウマヅラが混じっている説明にはならない。すると今度は、「ラベルを作る機械が２台あるんじゃないの。よく、『千葉産イワシ』と「イワシ千葉産』っていうふうに、同じものに違うラベルが貼られて売られているわよ」。それだって、どうだろう？２台の機械を使うほどの量もなかったし、ウマヅラは私が見たところ１パックだけだ。それでも妻は、カワハギの正体をどうしてもウマヅラにしたいようだ。「ウマヅラだって、きれいに皮が剥げるのよ」と言い張る。皮が剥げればカワハギってわけじゃないだろう。満腹、満腹

  2010年01月10日

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• 我が家（いえ）に 一礼してから 飾取る

  今日の午前中は、車で世田谷へ。往きはわりとすんなり行ったが、還りは次から次へと信号に引っかかった。その上、環八は渋滞だ。いつものことだけど。こういうときはイライラせずに慎重な運転を心掛けなくては。帰宅して、蟹おこわと麻婆豆腐の昼食。午後になって、年末に買ったダイニングテーブルが届いた。結婚当初から使ってきたダイニングテーブルとの別れであるが、案外となんの感慨もなく、引き取られていった。ついでに、犬たちにボロボロにされていたソファも引き取ってもらったのだが、そうするとリビングに私の寝転がる場所がなくなってしまった。妻や娘は床暖房の上に寝転がって気持ち良さそうに眠るが、私は床に直接寝ると体が痛くなるし、犬の毛が服に付くので嫌なのだ。困ったな。これからは新聞を読むときもダイニングテーブルに向わなければならない。それどころかリビングでの居場所がなくなってしまった。やれやれ。新しいテーブルとイスでの初めての食事は、イナダの刺身、ジャガイモとチキンとトマトとレタスのサラダ、もずく酢、おろし納豆ご飯。今夜は酒を飲まない。休肝日だ。というのも、先日受診した血液検査で、γ-GTPの値が例年になく高くて、少しばかりショックを受けたのである。忘年会・新年会シーズンたけなわだから肝臓が弱るのも仕方ないと思いつつも、そろそろ真面目に肝臓を労わるべき時期に来ているのかもと感じる今日この頃だ。満腹、満腹

  2010年01月09日

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• 顔ぶれは 変わらず今日も 新年会

  外務省のホームページを見ていて、職員募集のお知らせに目がとまった。といっても、私が応募しようというのではない。実際、私には応募資格がないのだから。なぜ、目にとまったかと言うと、変わった職種を募集していたからだ。その職種とは「バトラー」、つまり「執事」である。外務省には外国の外交官などをもてなすための施設があり、そこに勤務するバトラーを募集していたのだ。応募資格をかいつまんで書くと、日本国籍を有し且つ外国籍を有さない者であって、ホテル・接客業等でバトラー経験が１０年以上の者。そんな日本人がいるのだろうか？外務省がなんの解説もなく「バトラー募集」というぐらいなのだから、日本でも高級ホテルなどにはバトラーがゴロゴロいるのかもしれない。いずれにせよ、私には縁のない世界だ。閑話休題。今日の昼は、魚を食べたいと思って出掛けたのだが、目当ての店には行列ができていたので諦めた。そのまま京橋の手前まで歩いて、偶々目に付いた店の暖簾をくぐってみた。銀座岩戸という店だ。入り口で注文して前払いするシステムになっている。あら煮定食を注文すると、おばちゃんが甲高い声で「煮魚ぁ!」と叫んだ。カウンターに座って店内を見渡すと、まぐろ重を食べている客が多いようだ。隣の女性が食べていた豚汁定食も良さそうだったが、少しボリュームに欠けるかな。「しらすご飯」というメニューもあるのだが、これを食べている人はいなかったようだ。どんな構成なのか気になるところである。で、私が食べたあら煮定食であるが、ちょっと少なめかな。でも、普段食べ過ぎだからこのぐらいがちょうどよいのかもしれない。味は、かなり濃い目だ。でも、それが美味しさを醸し出してもいる。いずれにしても、やや煮過ぎの感がある。とはいえ、悪くない。いくぶん会社から遠いけど、また来てみようという気になる店だ。満腹、満腹

  2010年01月08日

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• 椀の中 土が香れり 七草や

  今日は久しぶりに表参道で地下鉄を降りたので、青山スパイラルの裏手にある麦工房に立ち寄った。ここのラスクは美味しい。最初に買ったのは仙台出張から帰る新幹線の中だった。仙台にいた友人から美味しいと聞いて買って帰って、すぐにファンになった。仙台で過ごした学生時代に時々行ったル・グレンというケーキ屋と同じ経営だと知ったのは、しばらく後のことだ。それが数年前から新幹線に乗らなくても東京で買えるようになった。とはいえ、麦工房東京店のある表参道・青山エリアは、日々地下鉄で通り過ぎているのだけど、改札の外に出ることはあまりない。そんなわけで、久しぶりこの店のラスクを手にする。さて、どれにしようか？プレーンははずせないだろう。アールグレイ、メイプル、ブルーベリー…迷ってしまう。で、結局、家にチーズがあったのを思い出して、酒のつまみにしようとガーリックをチョイス。２種類の袋を持って前の客が感情を支払っているのを待っていたら、「福耳」という限定品が目に入った。「福耳ホワイト チョコっと らすく」限定と聞くと弱い。ついついこれも買ってしまった。今夜も食べ過ぎだ。満腹、満腹

  2010年01月07日

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• 初くしゃみ 喜ばざれし ものなれど

  昨日の朝からくしゃみが出る。 それでも、昨晩、仕事始めでお酒を飲んでかなり症状が和らいだ。 さすがは百薬の長。 しかし、量が十分ではなかったのか、１日過ぎたら元の木阿弥。 それなら、今夜も飲めばいい？ さすがに、そういうバカもできない歳になり、おとなしく帰宅した私である。 満腹？

  2010年01月05日

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• 味気なき 仕事始めで 酔っ払い

  今日は仕事始め。 毎年同じことを書いているようにも思うが、仕事始めも昔とはすっかり様変わりした。 私の若い頃なら朝一番に社長の年頭挨拶を聞いて(幹部は会議室に集められるが、我々下々は自席で館内放送)、後はすぐさま各部で乾杯だ。 そして昼前には酔っ払い集団が出来上がっていた。 若い女性社員の中には振袖も見られ、華やいだ気分になったものだ。 翻って現代は倫理と効率が叫ばれ、新年初日と言えども、夕方まで普通に仕事をして、それから乾杯だ。 着物姿の女性を見ることもない。 味気ない世の中になってしまった。 満腹？

  2010年01月04日

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• 快晴の 三が日なり この年は

  今年の年末年始の休みは短い。ついこないだ上司や同僚たちと仕事納めの後に飲み納めをしたばかりだというのに、明日からもう仕事が始まる。そういえば１年前は、年末年始に合わせてリフレッシュ休暇を取って３週間ほどぶらぶら暮らしていたのだった。それに比べると短いのも当たり前か。今年の三が日は、結局あざみ野から出ずに終わった。妻も「もうこれからは正月はどこにも行かずに家で過ごしましょう」と言う。段々そういう年齢になってきたのかもしれない。今日の昼食は、おせちの残りの食材や家にあるものを使って作ってみた。まずは鶏肉を茹でた後に細かくちぎって、水菜と胡麻ドレッシングで和えた。それから、かまぼこも細かく切って、セロリに合わせ、これはマヨネーズ和え。ローストビーフは薄切りにしただけ。それらを、フランスパンの薄切りを焼いたものに載せて、ブルスケッタにしてみた。まずまずだろう。午後遅く、明日に備えて少々昼寝。夕食は、中華風水餃子鍋、ホッケ開き、鴨肉の薄切り、ご飯。ビールに赤ワインに芋焼酎を少々。龍馬伝を見ながら、大長ミカンを１個。それにしても坂本龍馬という男、なんでこんなに人気があるのだろう？今年１年大河ドラマを見続ければ、答えが出るのだろうか。満腹、満腹

  2010年01月03日

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  晴れ渡る 元旦の空 深呼吸

  皆さま、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。さて、新年最初の食事は↓皿の上には、黒豆、紅白かまぼこ、数の子、ローストビーフ。それから、海老、ブリ刺身、雑煮、筑前煮。雑煮には、丸餅、ブリ、アナゴ、みつ葉、京人参。結局、娘の担当は、筑前煮と盛り付け。ま、良しとしよう。昼から驚神社に初詣に出かけた。何年か前もそうだったが、参道からはみ出すほどに参拝客の列が出来ていて、最後尾に並んでから拝殿にたどり着くまで１時間弱の混雑ぶりだ。今年１年が、今日の横浜の空のように快晴でありますように。満腹、満腹

  2010年01月01日

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• ゆく年を 笑って送る 幸せよ

  今年最後の夕食はすき焼きだ。それに、ソノマのスパークリングを合わせた。子供の頃は、大晦日といえば、お腹にミートローフを詰めた鶏の丸焼きとよせ鍋と決まっていたが、結婚した頃には母ももう作らなくなっていたようだ。妻は、よせ鍋しか知らないと言う。ミートローフだけでも作ってみようかと思うのだが、今年は娘が台所に立つと言うので、私が出しゃばるのはやめよう。今年は色々あったけど、いつも、過ぎてしまえば良い年だったと思うことにしている。読者の皆様にも大変お世話になりました。来年が皆さまにとって良い年であるよう祈念いたします。今年も、そして来年も、満腹、満腹

  2009年12月31日

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• 年末の 特番ばかり テレビ消し

  今年も残すところ今日と明日だけ。１年が経つのは早いものだ。今年はこれといってやり残したこともなく、名残惜しさも後悔もない。とはいえ、面白い１年ではなかったことも確かだ。このところ手抜き料理ばかりだったので、今日はまともな料理をしてみようと思ったのだが、昨日の残りの牡蠣がメインになるのは既定路線。となると、カキフライだな。今まで散々カキフライを食べてきた私であるが、自分で作るのは初めてだ。と言っても、所詮はフライだからたいして悩むこともない。他には、ジャガイモとキャベツと鶏肉の胡麻ドレッシング和え。ジャガイモは拍子木に切って茹で、キャベツは千切りののち塩でしんなりさせておく。鶏は缶詰だ。実は、しばらく前にシーチキンだと思って３缶セットを買っておいたのだが、今日手にしてみたら、ただの「チキン」だったというわけだ。ま、大差ない。それから、エビの塩ゆで。これらを肴に、やまやで買ってきたバンロクステーションのカベルネソービニョン。２L紙箱入りで特価９８０円。めちゃくちゃ安いけど、これが十分にイケるのだ。１瓶１千円のワインを買うのが馬鹿らしくなる。明日は、娘がおせち料理作りに挑戦するらしい。満腹、満腹

  2009年12月30日

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• 荒波や 仕事納めも 質素なり

  ひどいなぁ、あまりにひどい。 亀井大臣が、閣僚が招かれた宮中昼食会で陛下に「江戸城に住むのはよくない。京都か広島に住むのがいい」と不敬発言をしたことを自ら記者に語ったというのもひどい話だが、それ以上にひどいのが官房長官の対応だ。 「閣僚としての発言ではない」と、問題視しないと語ったそうだ。 閣僚を招いた場での発言が閣僚としての発言出なければ、閣僚としての発言とはなんなのか？ 閣僚としての発言ではないと釈明すれば、何を言っても許されるのか？ 咎めるべきことを咎めないから、つけあがる人間が出てくる。 私たちの日常でも同じだ。 一度目をつぶったり、例外を認めてしまえば、「以前は認めてもらった」とか「あの人はよくて、なぜ私はダメなのか」と言われて、断固たる態度をとれなくなる。 そして、２度目を許してしまったら、もう取り返しがつかない。 ルールに反したら、厳正に罰する。 こんなことは、組織管理に限らず、接客、学校教育、子育て、ペットの躾においてもあてはまる、基本中の基本である。 官房長官は、マネジメントということがまるでわかっていないのではなかろうか？ ま、総理自らが、脱税してもばれた後で納税して問題なしとするのだから、他の大臣が何をしようが咎められはしないのだろう。 本当にひどい話だ。 閑話休題。 今日は仕事納め。 今年最後の銀座ランチは、六丁目のひょうたん屋で、鰻丼を食べた。 実は、一足早い年越しそばを食べようとよし田に出かけたが、大入り満員の状態だったので、パスしたのだ。 そういえば、いつやらも仕事納めの日によし田にきたが、あの時も大盛況だったように記憶している。 で、ひょうたん屋。 やや空いていたけど、注文は松や竹ばかり。 不景気だったはずだよなぁ？ 満腹、満腹

  2009年12月28日

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  白い息 吐いてせっせと 大掃除

  今日は天気が崩れると聞いていたので年賀状を書いて過ごそうと思っていたら、昼が近付くとともに明るく暖かくなってきたし、年賀状も案外とはかどった。昼は簡単に花巻そばで腹を満たし、午後から街を漂流した。しかし、今日は良い猫には出会えないまま。ここしばらくカメラをぶら下げて街を歩いているのだが、どうもカメラありきで何が撮りたいのか自分でもよく分かっていないようだ。とりあえず野良猫を追いかけているのだが、妻に言うには猫はやめた方がいいらしい。それと妻は、レンズは望遠に頼らずに最初は50mm１本で撮れるようになるのが大事だと言うが、最初からズームしか持っていないので仕方ない。遷りゆく銀座周辺の風景を撮ってみようかとも思うのだが、腕が伴わないんだよな。一度、カメラメーカーがやっている講習会に参加してみようかなとも思う今日この頃である。夕食は、豚肉と野菜の蒸し物。ちょいと食べたりなかったので、豆腐を温めて、馬路村のポン酢醤油と娘が修学旅行土産に買ってきてくれた京都の七味を掛けて食べてみたら、これがなかなかにグー。なんといっても七味が普段のものとはまるで風味が違って味がある。でも、辛いものがチョー苦手な娘が、なぜに七味を買ってきたのやら？満腹、満腹

  2009年12月26日

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• 門徒まで 聖歌を歌う 聖夜かな

  今日の昼は小田急線の向ヶ丘遊園にいた。 早く着きすぎて、ゆったりと昼食を味わえる。 とはいえ、どこでそんな優雅なランチを楽しめるのか、さっぱりわからない。 向ヶ丘遊園に来るのは人生で２度目なのだから。 駅前に立ってみると、日本の縮図のようだった。 マックにミスドにバーミヤン、それから笑笑などの安い居酒屋チェーン、ＣＤレンタル、大手食品スーパー。 これで、ヨーカ堂かジャスコがあれば完璧だ。 実につまらない。 が、小田急沿線はそれだけで終わらないのが持ち味だ。 目を凝らすと、人ひとり通れるような抜け道がある。 夜ならためらいもするが、昼ならば怖がらず探検してみよう。 袋小路のコインパーキングを抜けたら、そこそこ人通りのある道に出た。 そしてそこは先ほどの通りと違って、小さな個人商店が並んでいる、昔ながらの私鉄沿線商店街であった。 広島焼きの店にも大いに惹かれたが、一張羅のカシミアのコートとシルクのマフラーにたっぷりと油を吸わせるのは避けたいところだ。 で、選んだのは「帯広豚丼」の店である。 あれは一昨年の夏だ。 道東へ出張に行き、帯広で食べた豚丼の美味しかったこと。 なんでもない、豚の甘辛炒めが載っただけのご飯なんだけど、もう無我夢中でわしわし食べてしまう、そういう食べ物なんだよな。 開拓の はじめは豚と ひとつ鍋 これは、北海道開拓当初の厳しさを詠んだ句であり、当時は家畜の豚の餌と変わらない食事に耐えながら開墾に励んだ様子を伝えている。 帯広には「ひとつ鍋」という銘菓もあったはずだ。 ところが、豊かになった帯広の人たちは同じ釜の飯を食べた同朋のブタ君を名物料理に仕立て上げてしまったのだ。 ま、これぐらいのたくましさがなければ、氷点下２０度の世界を生き延びることはできないのだろう。 そして、向ヶ丘遊園の豚丼であるが、結構イケる。 丼ものなのにビールが欲しくなる味だ。 今日食べたのは、醤油ダレだったけど、もうひとつの選択肢のニンニクダレだったら、間違いなくビールだな。 満腹、満腹

  2009年12月24日

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  マフラーを ギュッと巻きつけ 街歩き

  暇つぶしに本屋をブラブラ歩いていたら、「おつまみ缶詰酒場」という新書を見つけて購入した。夕食前にこれを読み始めたら、今晩の食材が既に買ってあるにもかかわらず、今すぐ缶詰を買いに出かけたい衝動に駆られてしまった。まずは高級缶詰だ。「あけぼの金線たらばがに」なんと１缶３６８０円也。それでも、このメーカーでは２番目に高いものだという。すごいなぁ。生涯口にすることがないかもしれない高級品だ。それから、礼文のウニ缶。これは１８９０円。このぐらいなら話の種に買ってみてもいいかもしれないと思ってしまった。もちろん、見るからに美味しそう。わずか数ページをめくっただけで、お酒が飲みたくなってきた。蟹缶にウニなら日本酒だが、ページが進むうちにコンビーフにオイルサーディンときたら、バーボンのソーダ割りも良さそうだ。時々行く輸入ビールとバーボンの店「あらじんデュオ」で食べる定番メニューがコンビーフポテトである。酒はバーボンのソーダ割り。炭酸水はソーダサイフォンで供され、ボトルをとって客が自分でハイボールを作るのだ。この店に同僚や友人を連れて行くと、ほぼ１００％、ソーダサイフォンを初めて見たと言う。私は、子供の頃に父がゴルフの賞品でもらってきて家にあったので、この店で出てきたときは「懐かしい」と思ったものだ。そして、昔の我が家のサイドボードにはカクテルセットが一式揃っていたものだが、あまり使ったのを見たことはない。ある種、応接間の平凡社百科事典や古典文学全集の類だったかもしれない。が、これまたそういう話をすると、「食田さんはお坊ちゃんだったんですね」と言われる。確かに近所の中ではひときわ大きな家だったけど、あまり裕福だった実感はないし、母は時々「お金がないわ、困ったわ」と言っていた。しかし、今の我が家でも、私が世間平均よりは稼いでいるのに妻も同じことを言うのだから、主婦の口癖なのかもしれない。そして、缶詰の話は鯖缶に移る。鯖缶か…正直なところあまり良い印象はない。だけど、ページを進めるうちに鯖缶を無性に食べたくなってくるのだから不思議だ。で、いつになったら鮭缶が出てくるのだっ！と言いながら、夕食は豚キムチ炒め。初めて作ったけど、ラクチンだし味付けを考えなくても、きちんと味が決まるのに驚いた。そういえば、ネイティブ韓国人の友人に焼肉に連れて行ってもらったら、肉の横で白菜キムチを焼き始めたのに驚いたが、食べてみて２度びっくりした。肉の脂を吸って焼かれた白菜キムチが実に美味しいのだ。これが豚キムチ炒めの原型かも。婚活中のアナタ！料理下手でも手料理に飢えた彼をゲットしたければ、決め手は豚キムチ炒めだ！満腹、満腹

  2009年12月23日

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• 風邪引きの 包囲狭まり 四面楚歌

  先週後半から一段と寒くなって、風邪引きが増えているようだ。朝の電車では隣の男も後ろの夫婦も盛んに鼻をすすっていたし、出社したら部下も一人風邪で撃沈していた。で、私も午後からなんだか頭がボーっとしてきてちょっとしんどい。やれやれ。今日は、コンビニで買った「グッチ裕三監修ビーフハンバーグ弁当」５４８円也を食べたのだけど、これがまんざら悪くない。いかにもという味なのだけど、ハンバーグも鶏肉のテリヤキもデミグラソースもきちんと美味しいのである。とはいえ、やはりコンビニ弁当は気分的に味気ないものだ。体調がイマイチなので早めに帰宅して、見るともなくテレビを点けていたら、首相が出てきて話し始めた。暫定税率と子供手当についてついに首相が決断したということらしいのだが、耳を傾けても何を言っているのかさっぱり理解不能だ。子供手当については所得制限を設けないことにしたということは、なんとか分かった。しかしね、そもそもが２０００万円に制限を設定すべきかどうかという議論だったことが、浮世離れしているように見える。年収２０００万円といったら今どき十分に裕福な家庭である。そんな裕福な家庭に年間数十万円の手当を支給する意味が分からない。が、首相は所得制限を設けないことにこだわったのだそうだ。「こどもは社会全体ではぐくむものだから、所得制限を設けない」？誰か解説して欲しい。これも首相の言う「友愛」なのだろうか？ガソリンの暫定税率については、暫定税率という仕組みは変わるが税率は維持すると言っている。暫定税率廃止はマニフェストだから何が何でも実現したかったようだけど、それで同じ税率の新税を課したのであれば、単なる看板の掛け替えでしかない。何か私が誤解しているのだろうか？それともこれは首相一流のジョークなのか。そうだとしたら、かなりジョークのセンスが悪い。そういえば、民主党のマニフェストの一つである公立高校授業料無償化について、聞き逃すことのできない話を聞いた。交通事故遺児の学費を支援するあしなが募金の関係者が嘆いているのだそうだ。最近、「公立高校は無償化されるのだから、募金も必要なくなる」と募金を断られるケースがあるのだと言う。しかし、授業料については母子家庭では以前から免除されている例が多く、問題は授業料以外の教育費、例えば、補助教材、制服、修学旅行代金、通学費、塾代や講習費などなのだそうだ。つまり、公立高校の授業料が無償化されても生活困窮層は何の恩恵も受けないどころか、善意の募金すら減ってしまうということらしい。本当に困っている人に手を差し伸べるのが「友愛」ではないのか。満腹…にはほど遠い。

  2009年12月21日

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• 歳末の 福引きはなし 安売り店

  今日もまた慌ただしく１日が過ぎていく。 ユニクロに行って、ヤマダに行って。 駐車場もレジも大行列だ。 ヒートテックの下着とプリンターのインクカートリッジを買うだけで、あっという間に昼になってしまった。 ヒートテックで思い出したが、昨晩は寒かったなぁ。 夜中に寒くて目が覚め、パジャマの上にフリースを１枚重ね着して布団を被ったのだが、それでもまだ寒くて靴下まで履いてしまったほどだ。 ヤマダで電気毛布を買ってくればよかった。 昼食は、カレーピラフとカボチャコロッケ。 午後は家族で近所に買い物へ。 近所と言えども、今年一番の大買い物だ。 とはいえ、すべて妻任せ。 予算がどのぐらいかも知らされていないのだから、私には選びようがない。 ま、それが家庭円満の秘訣だ。 夕食は、お好み焼き。 満腹、満腹

  2009年12月20日

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• 空気澄み 富士山近し 冬の江戸

  今日は帰るだけだが、徳島駅まで鈍行列車で１時間ほど。それから、２０分待ってバスに乗り、２０分かけて空港へ。空港到着から飛行機の時間まで１時間待ち。すごく効率の悪い旅だが、他に手段がないので仕方ない。全く接続が考慮されずに、各交通機関が動いている。飛行機の出発時間は１２時２０分。食事をしようかと思ったけど、あまりお腹が空いていないので、食べずに乗り込んだ。途中、機長からのアナウンスが入った。「只今、当機は紀伊半島の串本上空におりますが、羽田周辺が混雑しているため、管制塔からの指示により当地にて上空で待機をいたします」紀伊半島上空でグルグル旋回して待機するのかと思ったが、旋回する様子はない。窓から下を眺めると、遥か下に見える陸地の位置があまり変わらないではないか。まさか静止して待機？ジェット旅客機にもヘリコプターみたいにホバリング機能があったのか？そんなわけはない。よく見ると、ゆっくりではあるが風景が変わっていく。それにしても、ゆっくりだ。こんなゆっくり飛べるのかと驚いた。実際は、それなりのスピードが出ているのだろうけれど、そうは感じさせない。それにしても、どうやって「上空待機」しているのだろう？２時近くに羽田空港で昼食。長崎チャンポンを食べた。羽田からはバスでたまプラへ向かった。今日はやけに山が近くに見える。湾岸道を走っていると、いつもは見えない三浦半島や房総半島のかなり奥の方まで見渡せる。それから、ベイブリッジに差しかかると、みなとみらいのビル群の後ろにかなり巨大な富士山が鎮座していた。富士はやはり日本の象徴と言える姿だな。帰宅して、土産に買って帰った「いもきん」（鳴門金時のきんつば）を早速食べた。満腹、満腹

  2009年12月19日

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• 不景気を 見て見ぬふりの クリスマス

  今日もまた昔話から。年齢的には間違いなく中堅である部下が、まったく仕事が出来ないのでそれなりの評価をしたら、食ってかかられた。自分だってあれもやったしこういうこともやっていると言う。しかし、はっきり言ってやり方もまずいし、まったく成果も上がっていない。私なら半日もかからずに終わる仕事を１カ月引っ張って、最終的に成果ゼロということもあった。その時は途中経過でもいいから出してみろと言ったのだが、結局何一つ提出されなかったのだから、評価は零点どころかマイナスである。しまいには、自分は人一倍努力していると泣いていた。しかし、与えられた仕事を前に「どうしたらいいんだろう？何をしたらいいのか分からない」と一人で思い悩んで冷や汗をたらしているだけでは、努力しているとは言い難い。これが会社に入ったばかりの小僧なら救いの手を差し伸べる気にもなるが、入社１０数年の人間がそんなことでは救いようがない。給料を得て仕事をしている以上はプロなんだからさ、成果は出てないけど努力は認めて欲しいなんて言っちゃいけない。その時は強くそう思ったものだが、今や一国の首相が「一生懸命努力していることだけは認めて欲しい」と言う時代だ。「最後は私が決断する」「信じて欲しい」と言いながら、何も答えを出さずに問題の先送りすることを「方針の決定」と開き直り、「いずれこの答えが最適だと分かるときがくる」と平然と言ってのける。国のトップがそうなら、大人から子供まであっちでもこっちでも同じことを言う連中が現れるに違いない。ついでに、脱税を摘発されても「まったく知らなかった。指摘があれば法に従って納税する」と言えばいいらしい。「率先垂範」という言葉は死語になってしまったのだろうか。前置きが長くなったが、今日のランチはステーキ雄で牛丼。やはり、この店の牛丼は美味しい。なのに、客の入りはさっぱり。知らない人が偶々店の前を通ってふらりと立ち寄るような場所じゃないためなのかな。それとも、牛丼と言えば３００円でお釣りがくるものだと思っている人たちが多いためなのか。ランチをやめるなんてことがないことを祈る。満腹、満腹

  2009年12月17日

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• ちょい早い 今年最後の 忘年会

  師走も半ばであるが、今夜が今年最後の忘年会。ここ数年、社外の方を交えた技術検討会にオブザーバーとして参加させてもらっていて、ありがたいことに忘年会にも誘ってもらった。会場は、縦に長い狭いビルの階段を上った一番上の階の倉庫のようなスペース。といっても、もちろんゴミゴミした感じはなく、こぎれいにしてある。いかにも隠れ家バーを狙った感じだ。食事は、いわゆる創作和食系。悪くはないけど、サプライズもない。酒は、世界各地のワインを４種類ほど。これまた、そこそこ悪くないが、いまひとつインパクトに欠ける。今夜は、酒や食事よりも会話が一番のごちそうだった。満腹、満腹

  2009年12月16日

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• クリスマス 段々縁が 薄くなり

  今日は一日外回り。昼食は、吉野家で豚丼。まんざら悪くない気もした。話変わって、今日の不愉快。郵便事業会社（郵便局とは違うらしい）から事務連絡票を受け取った。今週後半までに連絡が必要というので、指定された電話番号に連絡してみた。ところが、まったく応答がないのである。呼び出し音は鳴り続けるが、いつまでもそのままだ。昼と夕方に何度か電話してみたが、まったく同じ。仕方ないのでネットで代表番号を見つけ出しそこにかけてみたら、今度はずっとお話し中。これまた、何度かけてもお話し中である。政府の方針が民営化から再お役所化にはっきりと舵を取ったのに合わせて、現場もお役所根性丸出しというわけだろうか。自ら指定した連絡先も代表番号も連絡不能なんて、バブル期のタクシー会社じゃないんだからさ。いくらなんでもひどすぎる。少しは空気読めよ。世の中が今、君らのことをどう見ているのか、考えてみて欲しい。ま、政治家がいつまでもぬるま湯を保証してくれるというのだから、せっせと働く必要なんかないよな。客が文句を言おうが、気にしない、気にしない。満腹？

  2009年12月14日

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  我もまた つられて走る 師走かな

  朝から稽古へ。昨日の天気予報では今日から寒くなると言っていたので、つらそうだなぁと思いながら出かけたのだが、案外と寒さは感じず、まずまず良い稽古が出来たように思う。帰宅して、昨晩の残りのおでんと帰りがけに近所のスーパーで買って帰ったカキフライの昼食。最近、近所のスーパーで少量の買い物をすると、決まって店員がこう尋ねる。「袋にお入れしてもいいでしょうか？」これはマイバッグ前提の質問なのだろうか？いや、そうではないだろう。たくさんの買い物をしたときには、マイバッグを申し出なければ、何も聞かずにレジ袋をカゴの中に入れるのだから。とすると、この質問の意味は、「お客様ではなく、私（店員）が品物を袋に入れてもいいですか？」ということのようだ。そう尋ねられて、「ダメだ。私の買った品物に手を触れるな」という人がいるだろうか。いないよな。だって、バーコードを読み取る時に、店員が商品に触れているのだから。袋の詰め方が悪くて、例えば卵が割れたような場合に、「袋詰めについてはお客様の承諾をいただきました」とエクスキューズするためなのかもしれない。しかし、それで裁判に勝てるかというと、消費者保護が声高に叫ばれる現代ではかなり厳しいだろう。それに、そんな心配をするぐらいなら、最初から店員が袋に入れなければいいのである。謎だ。午後は、稽古着の選択と散歩と動物病院。それから…何をしていたか忘れたけど、早くも夕食の時間だ。今夜の夕食は、忘年会の抽選会で当たった「蟹おこわ」を早速食べてみた。他にはブリの塩焼き、シラスおろし納豆、それとまだ少し残っていたおでんに白菜を足してみた。満腹、満腹

  2009年12月13日

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• 落ち葉焚き昭和の昔話なり

  やらなければならないことが山積みだ。 まずは家の周りの掃除をしなくては。 枯れ葉だらけだ。 我が家だけならまだしも、隣家や少し先の表通りにまで我が家の庭木の葉っぱが飛んでいっていた。 今更ながら伸びきった枝の剪定をして枯れ葉をかき集めたら、大きなゴミ袋に３袋にもなった。 昔ならこの後は焚き火となるのだが、今時そんなことをしたら大事になる。 終わってみれば、大汗をかいていた。 次は、年賀状だ。 ネットで素材を探したが、ピンとくるものがない。 虎は難しいのかな。 仕方ないので、本屋に素材本を探しに出かけた。 何種類もの素材本が並んでいたが、これまたどれも今ひとつ。 が、ある一冊に娘が求めていたイラストが掲載されていたので、それを購入。 そのイラストとは、チェロを弾くトラの図だ。 ギターならありそうだ。 ヴァイオリンはもしかしたらあるかもしれない。 でも、チェロはないだろうと思っていたら、あった。 チェロを弾くトラがいるなら、刀を構える侍トラもいそうだと探してみたけど、さすがにいなかった。 残念。 ほかにもあれやらこれやらしているうちに、夕食だ。 今夜はおでん。 でも、卵もこんにゃくも入っていない。 巾着もだ。 こうなるとおでんと呼んでいいものか、迷うな。 ま、細かいことは気にしない。 満腹、満腹

  2009年12月12日

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• 祖先の地 渡り来たるか 鴨の群れ

  今朝のことだ。 電車が多摩川を越えて、地下に潜った最初の駅で止まった。 各停だから停まるのは当然だが、そうではなく「止まった」のである。 人身事故だ。 当分動かないだろう。 ひとつ前の駅だったら別な路線に振替可能だが、ここではバスしか代替手段がない。 こういう場合は焦っても仕方ないので、会社にメールを入れ、待つことにした。 が、これが思ったほど待たされずに、運転が再開された。 事故の発生駅が奥の方だったことが幸いして、途中駅からの折り返し運転がスムースに準備できたらしい。 やればできるじゃないか、東急クン。 それでも、出席を予定していた会議には間に合わず、代理に出てもらったので、午前中の予定がぽっかり空いた。 こんなことなら休めば良かった。 しなければならないことがあるのだが、なかなか休めない。 やれやれ。 昼食は羽前。 いつもの合い鴨せいろではなく、今日は合い鴨そば。 あまり代わり映えはしないが、こちらはお代わりそばではなく炊き込みご飯が付く。 それにしても、この店は流行っている。 目立つ場所にあるわけではないし、味だってごく普通の街のそば屋レベルだ。 そう言いつつ、私もよく来るのだけどね。 満腹、満腹

  2009年12月11日

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• 河豚食べて そろそろ静かに 暮らしたし

  便利になることは、必ずしもハッピーではない。 静岡と愛知と長野の県境辺りで朝を迎えたのに、昼には東京駅に着いて、午後からは普通に自分の机で仕事をしている。 効率ばかり追求していたら、世の中はつまらなくなってしまうだろう。 例えば接待もまた効率から見たら、無駄なものに見えると思う。 もちろん、癒着があったり、私益を肥やすための接待はなくすべきだ。 しかし、人間関係の潤滑油としての接待は、直接的な効果は出なくとも、長期的にはシンパやファンを増やし役に立つ時が来る。 いや、１０人に接待して結果的に貢献してくれる人は、１人かもしれないが、その１人が活躍してくれれば御の字だ。 打率１０割のコストパフォーマンスなんてナンセンスである。 事業仕分け人は、その辺の機微というものが分かっていなかったように思う。 前置きが長くなったが、今晩は、接待で河豚会席。 動機善なりや、私心なかりしか。 多少の私心は許して欲しいな。 会社には貢献しているつもりだ。 満腹、満腹

  2009年12月10日

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• 猪の 鍋をつつきて 山の夜

  今日は出張。 浜松だ。 浜松には２０年ほど前に浜名湖に遊びに来たことがあるだけで、浜松の駅に降り立ったのは今回が初めて。 思ったよりもずっと都会的で驚いたが、駅の横の高層ビルは浜松には不必要なのじゃなかろうか。 現地スタッフとの待ち合わせまでたっぷり時間があるので、まずは駅周辺のリサーチである。 知らない街でのリサーチでは、ヒントを見つける嗅覚とちょっとしたヒントから情報を引き出し読み解く能力が問われる。 自分で言うのもなんだが、今日はまずまず冴えていたように思う。 昼食は、浜松だからやっぱり鰻だ。 ふらりと入った店のメニューに白焼き丼があるのを見つけて、それにした。 蒲焼きもいいけど、鰻の味をストレートに味わえる白焼きは堪らない。 ホントは丼にするより、白焼きとぬる燗がベストのマリアージュなんだけどな。 これから仕事だから。 午後から現地の方にピックアップしてもらい、川を遡った。 良い川筋だ。 良い谷がある。 美しいダムがある。 仕事だけど、心に平穏が広がっていった。 仕事を終え、山あいの小さな宿に入った。 一風呂浴びてまもなく夕食が用意された。 鮎の卵のうるかや蜂の子の佃煮、ゆべし、そして猪鍋。 まさにこの土地の味だ。 どれも美味。 ただ、酒がイマイチだったのが残念だ。 地酒に良いものがないのか、宿の主人が下戸ゆえの選択ミスか？ ま、料理だけで十分に美味しかったから、大満足だ。 満腹、満腹

  2009年12月09日

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• 年の瀬を ベルトの穴で 実感し

  昨日は贅沢をしたので、今日は質素なランチにしようと思っていたら、考えてみれば今日の昼は弁当付きの社外での会合に出席することになっていたのだった。 ラッキー。 これで昨日の贅沢はチャラだ。 こんなことなら、昨日はもっと気持ち良く、迷うことなく贅沢をすべきだったな。 で、今日の弁当は肉系の某有名老舗和食店のもの。 牛肉のすき焼き風、鳥唐、エビフライ、白身魚フライ…。 カロリー高めだが、それなりに楽しめた。 夜は職場の忘年会。 満腹、満腹

  2009年12月08日

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  小春日や 公園の猫 眠たげに

  今日は手抜き。散歩で出会った猫たち。犬派の私であるが、散歩しながら猫を追いかけるのは楽しいものだ。満腹、満腹

  2009年12月06日

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• 帰り道 コート欲しくて 銀ブラし

  今日は昼に、築地本願寺のまん前の「和み竹若」で食べた、金目鯛の煮魚定食について書こうと思ったが、やめた。といっても、この店の食事に不満があったわけでは少しもない。それどころか大満足だった。代わりに書くのは、晩に食べた豆腐である。東京近辺で食べる豆腐が柔らか過ぎるというのは、よく言われることだ。確かに沖縄の島豆腐などに比べると、頼りないぐらいに柔らかい。それにしても、今日の豆腐の柔らかさと言ったら酷いものだった。国産大豆１００％使用で国産海水にがり使用、そして、「湯豆腐～絹」とパッケージに大書きされていた。それなのに、鍋に入れて煮ているうちにボロボロ崩れていくのだ。これじゃあ、湯豆腐にならないじゃないか。食べてみると、昼に食べた茶碗蒸しとどちらが柔らかいか、というほどにヤワヤワだ。あんまりだよ。満腹？

  2009年12月03日

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• 冷え込みを 読み間違って 天仰ぐ

  珍しく昼になってもたいして空腹を感じなかったが、妻からもらった今日が使用期限の割引券があったのでライオンに出掛けた。割引券といっても１０％ＯＦＦとか利用額１千円以上で２００円引きとかではなく、ランチ１食分がまるまるタダになる。ライオンも随分と気前がいい。メニューを見てビーフカツにしようかとまずは考えたのだが、最近太り気味だし、妻や娘から「揚げ物ばっかり食べているから太るんだよ」と言われているので、やめた。ビフカツをやめて、代わりに選んだのがトンテキである。トン＝豚、テキ＝ステーキ。つまりはポークソテーだ。メタボ的に見てビフカツと何が違うのか。衣がない、揚げてない。実際のカロリーは知らないが、心理的には大きな違いだ。まずまずの味だった。しかし、席に着くなり、注文もしないうちに味噌汁を持ってくるのは、首をひねらざるを得ない。注文時に「パンとライスとどちらにしますか？」と尋ねられたのだが、その時点では目の前に味噌汁がある。パンと答えても、味噌汁はそのままだったのだろうか？料理が出てきたときには、味噌汁はすっかり冷めてしまっていた。満腹？

  2009年11月30日

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• 忘年会 忘れるまでに あと幾度

  今夜は居合の会の一足早い忘年会。 ま、これからも毎週稽古のたびに忘年会が繰り返されるのだろうけれど、公式？な忘年会は今夜なのである。 実際、私も１２月は稽古に出られる見通しが立たない。 そういうわけで、普段の飲み会では腰の重い私だが、珍しくお銚子と自分のお猪口を持って、あちこち酒を注いで回った。 年齢も出身地も職業も住んでいる場所もばらばらの人たちと、居合というたった一つの接点で屈託なく楽しく酒が飲めるのは、実に幸せなことだ。 良い趣味と良い仲間に出会えたと、つくづく思う。 満腹、満腹

  2009年11月29日

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• 海眺め リゾート気分 冬の朝

  昨晩はリゾートホテルに泊まった。 仕事場が那覇から少し離れた場所で、ビジネスホテルがないためであって、他意はない。 暑くなく寒くもなく、ゆったりとルーフファンが回るコロニアル調の部屋で、快適な一夜を過ごす…はずだった。 あれは消灯する少し前ぐらいからだ。 虫の声が聞こえ始めた。 聞き覚えのない、金属音に近いリリリリリという高い音だ。 最初は、ファンか何かのモーターのどこかがこすれているのかと思ったが、私が動くと音が止むし、しばらくじっとしていると、また聞こえてくる。 それがいつまでも続くのだ。 時には窓の外から聞こえるようでもあり、またある時は枕元で鳴いているようでもある。 気になりだすと、耳から離れなくなってくる。 早くにベッドに入ったのに、眠れぬ夜を過ごすことになってしまった。 とはいえ、いつの間にか眠りに落ち、朝を迎えたのだった。 上役は朝一番の便で帰っていった。 サラリーマンとしては私も同行すべきなのだろうが、上役の都合で前日になって急遽スケジュールを変更したので、私は「まあいいか」と予定どおり昼前の便で帰らせてもらうことにした。 ホテルの朝食はなかなかに美味しいものだった。 豆腐ちゃんぷる、焼き魚には油味噌、もずく酢、てびち、蒸し餃子、中華粥、グァバジュース、さんぴん茶。 ただ、周りは皆リゾート客で、私ひとりビジネスウェアに身を包み食事をするのは、なんともあずましくない。 まぁ、招待券をもらって出掛けた矢沢永吉の武道館コンサートの時のような、よそ者を排除する視線の集中砲火を浴びないだけ、まだましだ。 食事が終わると、やることがない。 飛行機の時間には早いし、かといってどこかで遊んでいくほどの時間はない。 帯に短し、たすきに長し。 結局、空港に来て、土産を買ったら、ラウンジでこうして日記を書いて暇をつぶしている。 それにしても、朝から食べ過ぎた。 満腹、満腹

  2009年11月27日

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