春色の 和菓子頬張り 笑みこぼれ
あぁ、今日も…
暖かくなった。
昨日までのようにコート、マフラー姿で家を出たが、駅に着く前にマフラーを鞄に押し込め、コートの前をはだけた。
さすがに3月後半だから、いつまでも冬の格好じゃいられない。
天気も良いし、絶好の散歩日和だ。
…というほどには歩かなかったのだが。
菊正で昼ご飯。
玉子焼き定食を食べるつもりで出掛けたが、今日の日替わりが初鰹の土佐造りと知って心変わりした。
もう初鰹か。
江戸っ子ではないが、初物には弱い。
脂のたっぷり乗った戻り鰹も良いが、生硬な若い鰹も捨てがたい。
かつて、高知の仕事を担当していたときは、毎月のように高知に行って鰹を食べていた。
鰹だけではない。
のれそれ、チャンバラ貝、四万十川の鮎や海苔…
最後に高知を訪れてから何年になるだろう?
4年ぐらい。
近ごろ、虎視眈々と高知出張の機会を狙う私なのである。
で、菊正の初鰹。
味は満足だが、もう少し量が欲しかった。
350円で玉子焼きハーフサイズを追加すべきだったかな。
しかし、そうしたら昨日の倹約が台無しだ。
食後に一口サイズのデザートをサービスしてくれたし、お茶も入れ替えてくれた。
こういうちょっとした心遣いが大切だよな。
それに、お茶が美味しいのも、この店の魅力だ。
満腹、満腹