青空に 水しぶき舞う 鯉のぼり
あぁ、今日も…
ようやく青空が広がった朝、早くから起きて電車で出掛けた。
千葉の親戚の家へ。
いつもなら車で出掛けるのだが、ゴールデンウィーク最終日なので渋滞も予想されるし、事故も起こりやすい。
私自身ここ数日、とにかく眠い。
君子危うきに近寄らず、である(君子とは縁がないが)。
昼は、花長で食事。
ありがたいことである。
この親戚に連れてきてもらわなければ、とても縁のない店だ。
何度か訪れたことのある、池と庭に面した部屋が用意されていた。
住宅街の真ん中に、これほどの日本庭園を持った料亭が潜んでいるなど、近所の人でも案外気付いていないかもしれない。
実際、新橋の料亭街も、何度も前を通っていても、塀や壁の向こう側がどうなっているのか少しも知らない。
料理は、会席のフルコース。
胡麻豆腐、青菜とあさりの和え物に始まり、揚げ出し豆腐、お造り、野菜の炊き合わせ、天ぷら、焼き物と続く。
お造りの鯛、サイマキのコリコリした食感と甘味の素晴らしさ。
天ぷらに添えられた海老の頭の素揚げの、カリカリ感と濃厚な海老みその香り。
すりおろした山芋に何かを合わせ蒸した上にあんを掛けた料理は、初めて食べるものだったが、おかわりしたくなる美味しさでペロリと食べてしまった。
〆は稲庭うどん。
悪くないのだけど、麺が短いのはわざとなのだろうか?
寛文五年堂や佐藤養助に比べると物足りない。
ま、この2店と比べるのは酷な話だ。
デザートには黄色がかったキイウイとイチゴ。
キイウイは少しも酸っぱ味がなく甘い。
こんなキイウイは初めてだ。
というわけで、私のゴールデンウィークは終わりよければすべて良し、の大満足で終了。
満腹、満腹