冬の夜 妻と娘は キャンプ入り
あぁ、今日は…寝坊した。リビングに入っていくと、妻は床暖房の利いたフローリングに座り込み、しかも熱が逃げないように足の上に座布団を置いて、ワイドショーに見入っていた。なぜ起こしてくれなかったのかと尋ねると、「今日はゆっくりなんだと思ってた」。「コミュニケーション不足」と「自己解釈」仕事の上で生じる事故の多くの背景にはこの2つがある。我が家でも同じだ。でも、まあいいだろう。昨夜の「長旅」の疲れで腰は痛いし、今日は珍しく決まった予定がないので、思い切って休むことにした。それに、せめて今日ぐらいは電車に乗らずに東急に抗議の意を示すことにしよう。東急はそんなことは何も気付かないに違いないが。考えてみれば、例えば食事にいって席についてから30分も放置されたら、2度とその店には行かないだろう。しかし、通勤の電車は3時間半も待ちぼうけを喰らっても、「もう2度と乗らない」と思ったら引っ越すしかない。なんとも理不尽である。会社に電話して、部下に理由を言わずに1日休むと告げたら、「お大事に」と言われた。二日酔いだと誤解されたのだろうか。で、午前中はゆっくりし、妻と昼ご飯を食べるため、たまプラに出かけた。…電車に乗らないつもりが、1駅とはいえ乗ってしまった。たまプラーザテラスにあるランチビュッフェの店へ。うーん、安いから仕方ないのだろうけれど、メニューが貧弱で、90分の時間制限までとても間がもたない。パスタが数種あるのだが、ビュッフェの場合、パスタは伸びてしまうから難しい。肉料理、魚料理が特に少ない。この店の売りは、チョコレートファウンテン。普通のチョコとホワイトチョコの2種がトロトロと流れ落ちているところへ、串に刺したフルーツやマシュマロをチョコまみれにして食べるらしい。私はバナナで白と黒を1つずつ。白が幾分甘過ぎる感じがしたが、黒の方はなかなか良い。妻はパイナップルがグーだがマシュマロは失敗だといっていた。食後、妻に薦められるまま(半ば強制的に)私にしては珍しくバーゲンで山ほど服を買った。ただ、こんな展開になるとは思っていなかったので、セーターやらなにやらモコモコ重ね着していたので、店員の前ではちょっと恥ずかしい。夕食は、点天の一口餃子、毛蟹など。毛蟹は北海道産だというのに破格の値段で売られていて、半信半疑で買ってみたのだが、実も詰まっていたし味も及第点だった。でも、大きさからいったら、普通に買えば4、5倍の価格でも不思議はない。どうしてこんなに安かったのだろう?こうして日記を書いていると、リビングから娘の素っ頓狂な声が響いてきた。ビリー!ブート・キャンプッ!今頃になって妻が知り合いからビリーズ・ブート・キャンプのDVDをもらい、妻と娘のふたりで入隊したのである。いつまで続くやら。満腹、満腹