炎帝や カラリ揚がった チキンかつ
あぁ、今日も…
暑い…と言いたいところだが、なんだか今年は例年ほどに暑さを感じない。
周りの連中が「暑い、暑い、もう辛抱堪らん」と喘いでいるから、間違いなく暑いのだと思う。
自分でも蒸しているのは分かるし、汗も出るのだが、そんなに暑さが伝わってこないのだ。
汗も去年ほどじゃないかも。
修行により心頭滅却すれば火もまた涼しの境地を極めたはずもなく、単に新陳代謝が悪くなっただけの気もする。
実際、最近は体の末端の血の通いが悪いようにも思う。
母親譲りで血管が細いからなあ。
やれやれ。
昼休み、久々に東銀座のにし邑に行ってみた。
この店はトンカツ屋だが、私は牡蠣フライを目当てに訪れるので、夏場は足が遠のくことになる。
でも、確か夏場は牡蠣フライの替わりに豚冷しゃぶをやっていた筈だと思いたったのだ。
記憶に間違いはなく豚しゃぶはあったが、入り口の引き戸を開けるとカウンターを囲む壁際にズラリと待ち客。
店員は、どうぞどうぞと招き入れるが、こりゃダメだ。
すぐに諦めて、一丁目の煉瓦亭に方針変換。
Aセットにした。
今日のコンテンツは、チキンかつとフライドエッグ。
半熟の卵の黄身をナイフで崩し、チキンかつにからめて食べる。
ドミグラがかかっていたが、肉にしっかりと塩コショウがしてあるので、黄身と合わせるだけで十分に美味である。
見事にカラリと揚がっていて、油っこさも気にならない。
この店はいつ来ても期待を裏切らない。
とはいえ、毎日ここに通ったらメタボリック間違いなしだ。
油っこさを感じないとはいえ、たっぷりの油が使われているのは事実である。
気をつけなくては。
満腹、満腹