ハーフ&ハーフ
あぁ、今日も食った飲んだ。
かなり快復。
というか、8割がた本調子。
久しぶり(と言っても3日ぶり)にガツンと食べようと朝から考えていた。
何が良いだろう?
こってり中華料理?
うなぎも良いな。
ターゲットを絞り込めぬまま歩いていたら、陽気な三線の音色が聞こえてきた。
今日はガツンと食べようと思っているのに、これでは沖縄そばになってしまうじゃないか。
と頭の中では抗ってみたものの、足が勝手に音の方へと私を運ぶ。
いったい銀座だけで何店の沖縄料理屋があるのだろう。
今日入ったのは、ちゃんぷるぅ家という名の店。
案の定、ランチメニューは沖縄そば、タコライス、ゴーヤチャンプルなどおなじみのものが並ぶが、中にはまるで聞いたこともなければ、想像もつかない名前の定食もあった。
なんて名前だったかな?
ラーマーヤナじゃなくて…
いつもならその見知らぬメニューに挑戦するのだが、それより魅力的なメニューがもうひとつ。
半ゴーヤチャンプル半沖縄そば定食である。
これぞ長年探し求めていたゴールデンカップル。
値段も安い。
謎の定食は次回に回して、今日はハーフ&ハーフだ。
私のそんな勝手な盛り上がりに水を差すように、注文後さほど待たずに、出てきた。
ちょっと早過ぎやしないか、と思った通り、ゴーヤチャンプルは作りたてとは言えない。
冷めているわけでもないのだが。
客の入りを読みながら、冷めない程度に何人か分ずつあらかじめ作り置きして、それがなくなったら次を作っているのかもしれない。
沖縄そばの方はさすがに熱々。
他に、麦飯、めかぶ、柴漬け、ちんすこうが付いていた。
味は、ぱいかじや泡盛の方が好みであるが、そう悪いものでもない。
ただ、ご飯がジュウシイではない上に、炊き方も酷いのには閉口だ。
そばがあるのだから、ご飯はなくても良いのに。
そして、この店、昼よりも夜に来てみたい。
というのも、夜のメニューにこんな文字を見つけたからだ。
「刺身」の欄の「山羊刺し」
さらには、「山羊の玉刺し」
うーん、後者は男性にとってはなんだか痛そうなネーミングだ。
他に山羊汁もある。
魚の刺身も、聞き慣れない名前が並ぶ。
夜来るとなると連れがいるな。
誰を誘おう?
満腹、満腹