青葉燃ゆる
あぁ、今日も食った飲んだ。今朝も、パンプキンスープ、バターロール、ミルクティ。会社に着くと、朝から忙しい。社内外の調整で走り回る。いや、実際には移動距離は少ないのだが、あちこち電話を架け、パソコンのキーボードを打ちまくり、メールを次々に出し、また電話して…。今晩は友人の教授就任祝い、しかも私が幹事だというのに、この調子じゃ終電までに会社を出れるのやら、という感じ。昼は、社内で、とろろそばといなり寿司。すぐに机に戻って、また仕事。一時は、明日の朝から九州に飛ばなければならない状況だったが、なんとか八方丸く収めて4時過ぎには片付いた。我ながら仕事師である。ジガジーサン。夜は、池袋の寿司屋へ。池袋なんて実に久しぶりだ。会社に入って最初の5年間は池袋線沿線の寮に暮らしていたので、西武やパルコでよく買い物をしていたが、池袋で飲むことはあまりなかった。だから、今日の店は適当にネットで選んでみた。今夜は、某地方国立大の助教授から晴れて都内有名私大教授に就任したK君を囲む会。大学時代の友人が集まった。ついでに(といっては失礼だが)判事補だった友人も判事に昇格。役人様はいつものごとくビール少々とレモンサワーを飲んだら舟を漕ぎだす。某有名教授の息子のメーカーマンは相変わらずつかみ所がない。腐れ縁の商社マンはいつもどおり一杯目のビールで薬を流し込んでいる。数年前に糖尿の気があるといって飲み始めた薬だった筈。学生時代なんてちょっと前だという気がするが、この連中とも20年来の付き合いだ。正に、光陰矢のごとし。昔話に花を咲かせて気持ちよく飲んだ。刺身盛り合わせ、独活酢味噌、鮭トバ焼き、握り寿司、ホタルイカ、お新香、ビール、燗酒。ここの店の女店員は池袋という土地柄かガングロ崩れ。ビールはすぐに出てきたが、それっきり注文を取りに来ない。催促してようやく品書きを持ってくる。注文しても3つに1つは忘れるという始末。愛想もない。いやはやなんとも。味は悪くないし、結構流行っているのだが、この店員ではさっぱり儲からないだろう。それでも随分と飲み食いしたつもりだったが、1人頭5千円少々。計算間違いをしているのじゃないだろうか。自分はそこそこ飲んだけど、今日のメンバーはあまり飲まない人間が多い。主力部隊は現在、仙台に集結中(といっても2人だけだが)。前の会社では今頃の季節に新人歓迎会をかねて大学のOB会をやっていた。別に学閥なんてほど結束力も影響力もなくて、1年に1度集まって学び舎を懐かしむだけであるが、なかなか良いものであった。最近じゃ合併を繰り返したし、かつてのようにリクルータ制の採用も止めたので、OB会もできなくなったようだ。母校には校歌がない代わりに学生歌というのがあって、OB会の終わりに皆で肩を組んでこれを歌う。歌い始めの掛け声は、ein, zwei, drei。家に帰ったら、筍を茹でる匂いが充満している。妻の実家から送ってきてようだ。明日が楽しみ。寝酒に、缶チューハイ1本。満腹、満腹