老舗のサービス
よりによって、今日の銀座は昼休みにだけ雨が降った。道を歩いている途中で降り始めたので、すぐ近くの松坂屋に駆け込んだ。さて、たまにはデパ地下のイートインで食べてみよう。鰻屋にトンカツ屋に寿司屋などいろいろ揃っている。その中から選んだのは天一である。年配女性や老夫婦が食べていた。天丼の竹が、海老2本、しし唐と茄子で1,050円だ。イートインとはいえ有名店だからそんなものかと思うが、オプションになっている赤出汁が210円というのは高過ぎやしないか。食べ進むと正体不明の天ぷらがひとつ残った。噛んでみると、たぶんキスだ。ん?キスは竹の上の松から登場するのじゃないのか?品書にはそう書いてある。てことは、サービスだろうか。ちょっと得した気分だ。話はまるで変わって、久々に食の本の紹介である。若い頃の一人暮らしを経験したことがある、私と同年代の男性には必読の一冊だ。ひとり家飲み通い呑み