植樹
木を植えたとても大きな木になる予定だったでも枯れた何故だろうきっと天気が悪かったり開発区域に入ってしまったからだろう私はもうそれを悲しいとすら思わなくなった忘却か或いは諦めか木は二度倒された例外はない機会という名の土地を拓きお金という名の肥えた土で信頼という名の種を植える育った木はどちらもまだまだ未熟なものだったそしてそれは2度とも倒された幸せという名の更なる建設的目的の為木っ端微塵に砕かれた跡形もなく元から何もなかったが如く壊した人はそこに木があったことすら気づかないそれくらい矮小な存在切捨て易い脆き物それでも私は木を植える機会という名の土地を拓きお金という名の肥えた土で信頼という名の種を植えまだ木は育っていない必然それでもいい私は木を切り倒す側にはなりたくない育てた木をあっさり切り倒される悲しみを誰よりもわかっているからだから私は木を植える今日もいい天気だ