我が家の耐震工事終了・焼津市の高齢者世帯補助金は90万
今年もあの東日本大震災の3月11日が近づいてきました。昨年10月、焼津市役所の建築指導課の人が「TOUKAI-0」(東海・倒壊 ゼロ)プロジェクトのローラー作戦で我が家を訪問しました。ウチは昭和56年5月以前に建築された木造住宅なんです。義父が建てた家を相続して住んでいます。息子も娘も結婚して別の土地に家を建てこの家は私達夫婦で終わりだから 地震で崩れたら崩れた時のことだと思っていたけど 65歳以上の高齢者世帯は補助金90万と聞き、その場で無料の耐震診断を申し込みました。熊本地震のあと、補助金90万になったんだそうです。靜岡県耐震診断補強相談士の1級建築士さんがすぐ来てくださり1級技能士・耐震協議会の大工さんも一緒に診断してもらうと強度1ならOKのところ、ウチは0・5もなくて「倒壊の危険」でした。耐震診断が出たその日に、建築士さんに耐震工事の依頼をしました。熊本地震のように、震度7が2度来たら従来の工法では崩れることがわかったので「免震ダンパー」を入れるということになりました。これが「ダンパー」?どう使うの?こう繋いでも、よくわからない。ダンパーって 揺れを吸収するんだそうです。私の部屋の工事中。天井と床をぶち抜いてダンパーをはめ込んでいます。天井が開いてる部屋で寝るのは寒かった^_^;更に頑丈に。形はできたので ペンキを塗ってクロスを貼ってできあがり。夫の部屋、私の部屋、和室の押入れ、外壁の4箇所にダンパーが入りました。見た目では補強はわかりませんね。家の強度の計り方は 昔と今では違うらしく、以前1だった友達の家は 最近診断して貰ったら0・5弱と言われたそうです。焼津市では、昭和56年5月以前の木造住宅は、耐震診断も耐震相談も無料、補強方法、工事の策定は一般世帯は96,000円まで補助で 高齢者世帯は144,000円まで補助。そして、耐震補強工事費用は 今年度まで一般世帯は40万で高齢者世帯は90万でしたが 平成29年度から一般世帯は70万になるそうです。我が家は 市役所の人が来てくれた時にすぐに耐震診断を頼み診断が出た日に工事を依頼したので 2月に工事ができましたが私達より2週間ほど遅く申し込んだ人は 本年度の予算額が終了したので来年度の工事になるんだそうです。そして29年度から補助金を貰うには 条件(工事中にPR看板の設置など)があるんだそうです。補強工事を実施した人の6割は 費用が150万未満で実施しているので我が家も この90万は大きいです。工事期間は実質10日。休みや写真の撮影などいれて14日間。その間 玄関は開けっ放し、家は吹きっさらしで3日間同じ部屋で夫婦で顔を突き合わせているのも疲れました大工さん3人と電器屋さんや内装屋さんたちにお菓子を出したりするのも気を使いましたが設計士さん始め、皆さんとても親切でいい方達だったので終わった時はちょっと淋しくなりました^^私の部屋に入った大工さんが 机の上のパソコンとプリンターを見て「事務員?」と聞いたり、少女趣味な部屋の可愛らしいものやバラの模様を見て「奥さんち、女の子いるの?」と聞いたりされて 笑いました「私よ」って答えたら「奥さんも女の子だね」と言われました(笑)耐震工事をして良かったと思います。各自治体で補助金は違うでしょうけど、国をあげて対策に力を入れているので広報を見たり、市役所に問い合わせたりされることをお勧めします。平成29年12月31日までに工事完了をすると その年の所得税から最大25万控除され、平成30年3月31日までに工事完了すると固定資産税は 一定期間2分の1に減額されるそうです。(昭和56年5月以前分です)去年東京に引っ越した義兄は、空き家になった自宅を取り壊すことになりました。神主さんに来ていただいて 御祓いをしました。もうすぐ 取り壊しが始まります。