画家・安野光雅さんとオハイオ州のMazza Museum
画家の安野光雅さんが昨年12月24日に94歳で亡くなられたという訃報をニュースで知りました。安野光雅さんは津和野の生まれで山口大学を卒業されているので実家が山口大学の近くだった私は勝手に親近感を感じています。これは安野光雅さんの描かれた絵のポストカード。「オオカミが来た!」とウソをついて面白がる少年の話し、イソップの「オオカミと羊飼い」という題名だったでしょうか。ポストカードの裏側は英語です。娘家族は4年間、オハイオ州のFindlayに住んでいました。2017年に夫と遊びに行った時、Findlay大学内にあるMazza Museum(マッザミュージアム)に連れて行ってくれました。Mazza Museumは児童書や絵本の原画コレクションが展示されその所蔵品は11,000点以上あるのだそうです。Findlay大学と、Mazza Museum。私達が娘の家に泊まりに行った頃、孫の小学校に「日本から絵本作家の『さこももみ』さんが来て『おじいちゃんちのたうえ』を読み聞かせしてくれたよ」というので「英語で読み聞かせ?」と聞いたら「日本語で読んで、先生が英語で通訳した」そっか、そういうことね(^-^;Mazza Museumには「さこももみさんの原画も飾ってある」と孫達がいうので、その原画を探したり、マザーグースやおさるのジョージのコーナーを見たり、ネコのピートもあるねと楽しんだりしましたが 今思うとここは宝箱のような場所で沢山の原画をゆっくりと味わうべきでした。あの時孫達と一緒の私は浮かれていました。ミュージアムは入館無料です。館内の写真を撮ってもOKと言われました。帰りにミュージアムショップに寄り、あれこれ物色していたら時間のかかる私を待っている孫達とショップの女性が「あの人はあなたのおばあちゃんなの?」「ボク達のおじいちゃんとおばあちゃんが日本から来たのでママと一緒に案内してるの」「わざわざ日本からここに来てくれたの?嬉しいわ」という会話があったようです。好きな絵のポストカードを5枚選び、それが何の物語の絵で誰が描いたか確かめず、レジの女性に渡すと「遠いところからようこそ!このポストカードはあなたにプレゼントしますからどうぞ」と無料でいただいてしまいました嬉しかった~♪娘の家に戻り、ポストカードを眺めていたらその中の1枚が安野光雅さんの絵だったのです。オハイオで出会った安野光雅さんの絵。Mazza Museumにも原画があったでしょうに気が付きませんでした。他のカードはもう使ってしまいましたがこのポストカードだけは大事に持っています。安野光雅さんのご冥福をお祈りします。