『ぐるっとパス2022』で行く、上野“国立西洋美術館”・2
本日も引き続き、西洋美術館からお送りします。で、引き続き「Ⅱ〈彼方〉への旅」の展示からだけどこちらでこのパートは最後なんですけどポール・ランソンの“ジギタリス”で、1889年制作された国立西洋美術館所蔵の絵画です。タイトルの“ジギタリス”は、女性の前で咲いているピンクのお花の名前です。とても綺麗な色彩で、柔らかく優しさを感じる画でいいですよね。ここからは次のパートに・・・「Ⅲ 光の建築」です。まず最初の作品はこちらからテオ・ファン・レイセルベルヘの“ブローニュ=シュル=メールの月光”です。1900年制作で、フォルクヴァング所蔵のものですが同じ時代の制作の、別の作家さんのものが国立西洋美術館所蔵のものがあるのです!それがこちら!!ポール・シニャックの“サン=トロペの港”です。制作年は1901~1902年となっています。題材や色味は違っていますが、どちらも作風が似ているんです。色をただ重ねたりするのではなくて、色を点でグラデーションや形を細かく作っていくのが面白い作品でした。次の作品は、ヴァシリー・カンディンスキーの“小さな世界”の連作です右から-4、-5、-6と番号が振ってあったのですが、-4はリトグラフで、-5、-6は木版だそうです。他にエッチングの作品もありました(リトグラフとエッチングは銅版画の技法の事)。さらに進みます。「Ⅳ 天と地のあいだ、循環する時間」最初はこちら、クロード・モネの“陽を浴びるポプラ並木”です1891年制作の、西洋美術館所蔵のものですが、モネの作品は他にもいろいろなモチーフのものも所蔵があるそうです。お母さんに話をしたところ、記憶に残っている作品は“黄色いアイリス”なんだそうで、今回の展示にもありましたよ。わたしも惹かれて写真を撮ったのですが、このところ調子の悪いデジカメではピンボケになってしまっていました。。。ここからはなかなかの作家が登場していますこちらは、カミーユ・ピサロの“収穫”です制作年が1882年で、この頃は印象派(風景画家)から人物画家への作風の移行があったようです。確かに、年代ごとに結構作風も、画風も変わって行っているように思います。次は同じようなモチーフですがフィンセント・ファン・ゴッホの“刈り入れ(刈り入れをする人のいるサン=ポール病院裏の麦畑)”という作品で、1889年の制作でフォルクヴァング所蔵のものでした。お次もフィンセント・ファン・ゴッホの作品で“バラ”ですゴッホはいろいろなモチーフで作品を描いていますが、繊細さの中に力強さを感じるものが多いですが、この作品は色味も綺麗ですねぇ~。そして本日最後の作品をご紹介します。クロード・モネの“睡蓮”ですモネの睡蓮はいろいろな美術館にありますが、この作品は1916年制作の西洋美術館所蔵の作品です。本当にたくさんの“睡蓮”を描いていたんですねぇ~。今回の、国立西洋美術館リニューアルオープン記念〈自然と人のダイアローグ〉展は9月11日まで開催しているので、ご興味のある方はぜひ見に行ってきてはいかがでしょうか?とてもたくさんの、興味深い作品が見られますよぉ~!!詳しくはこちらも → 国立西洋美術館 公式サイトあしたは・・・企画展はこれでおしまいなのですが、引き続き国立西洋美術館の常設展をご紹介していこうと思います。常設展もかなりの作品数がありますが、ここからは抜粋してお届けしていきます!!ホント絵画以外にも彫刻とかたくさんあるんですもん。急ぎますよぉ~!!