奈良と京都に行ってきました
こんな時期にちょっと申し訳ないかなと思いましたが、先週、家族で奈良と京都へ行ってきました。 行くことはずっと前に決めて、1年かけて積み立てをしていました。 今、自粛ムードが広がり、旅行業界は大変。少しはお役に立たないとねと自分に言い聞かせながら。 まずは、奈良。 奈良公園の鹿は、相変わらず堂々としていました。 鹿せんべいを買う人が少ないせいか、鹿せんべいを持っている人を見かけると急に集まってきてちょっと暴徒化するのは怖かったけど。 昔は人を見るとお辞儀をしてねだったんですが、今はそんな余裕もないのか、鹿の世界も世知辛くなりました。 それでも、鹿せんべいを見せて「お辞儀しなさい」と言うとほとんどの鹿があわててちゃんとお辞儀をするのが笑えます。 東大寺は相変わらず大きかったぁ。でも、大仏殿の柱にあるくぐれる穴は、子どもの頃の記憶のそれとは大きくかけ離れて小さかったぁ(もちろん、私はパスしました)。 京都に1泊して、翌日は京都観光。 清水の舞台も相変わらず高かったぁ。ここから飛び降りるのはやっぱり無理! 清水の舞台で、お参りをしようと思ったら、大きめの小銭しかないことに気がつく。「ここは清水の舞台だ! 大盤振る舞いで」と思った時、賽銭箱の隣に義援金の募金箱を発見。すっと手を伸ばしてそっちにお金を入れてお祈りしてきました。 まあ、拝観料も払ったし、特別拝観の「胎内めぐり」もしたし(これがすごくよかった)、仏様、どうかお許しください。 子どもの頃、親に連れて行ってもらった京都と奈良。半世紀近くたっても今も鮮明に覚えているその時の思い出。 日本の原点ともいえるこの2つの古都は、子どものときに見ておくべきと思います。 でもまあ、連れて行かなくてもたいてい修学旅行で行くものと思っていましたら、長女の修学旅行先は「東京・横浜」だと聞き、「しゃあない、じゃあ、連れていくか」ということで、実現した今回の旅行。 でも結局、地震の影響で修学旅行は関西になってしまいました。 入学式、入社式、花見、結婚式と、いろいろな行事が自粛されているようです。 自粛するという気持ちも大切ですが、もっと大切なことは被災地を思うことだと感じています。 だから、やみくもに自粛するのではなく、今だからやるという考え方もあって然るべきで、今しかできないスタイルを考えて行うことにがんばってほしいです。 日本を元気にするために、西日本がもっと元気に経済を回し、東日本を引っ張っていかなくてはなりません。とにかく、前向きにならないといけませんね。豆本工房わかい