映画『岳―ガク―』を観てきた
写真は石川県白山市(旧松任市)の圓八のあんころ餅。 江戸時代から続く石川県民ならみんな知ってお菓子。むかしながらの竹の皮に包まれ、素朴な味わいが人気。あんこ好きには堪りません。ごちそうさまでした。 最近、お菓子をおいしそうに写真に撮ることにひそかにハマっています。 料理やスイーツなどの写真は物撮りの中でも特に難易度が高いのですが、カメラが進化したおかげでだいぶ簡単になってきました。 それでもおいしそうに見せるにはいろいろな技術というかコツが必要。これがうまく撮れるようになれたらなぁと思うのですけどねぇ。まだまだです。 さて、今日は母の日ですね。幾つになっても親不孝ばかりの私は、ひとりで映画を見に行ってきました。カミさんも子どもらも忙しくて、なかなか付き合ってくれなくなり、映画をひとりで見るのなんて何十年振りだろうか……。かつて、雑誌の映画コーナーを担当していたことがあって、その頃は試写会によくひとりで行きましたがその時以来? 仕事じゃなければはじめてかも。 観てきた映画は、昨日封切になった『岳-ガク-』です。原作の漫画が大好きで、漫画はあんまり読まない私が、コミックを唯一全巻持っているくらいで、この映画は楽しみにしていました。 でも、楽しみはそれだけじゃなかったんです。実は、ちょっとだけ映画の制作に協力をさせてもらい、そのためにエンドロールクレジットに仕事先のロゴマークを入れてくださるとか。 そうはいっても、ほんと大したことしていないので、そんな映画のエンドロールにロゴが載るなんてありえないと、半信半疑で、それでもワクワクしながら迎えたエンディング。 コブクロが歌う主題歌とともに流れ始めたクレジット……。もうこの時は映画の感動もちょっと吹き飛びかけて、じっと流れる文字を見つめていました。 そして、いよいよ佳境、「美術協力」のコーナーに、目当てのロゴマークがありました。しかも上の方の真ん中で、思ったより大きく入っていました。 それを見ながら思わず暗闇で小さくガッツポーズをしたのは言うまでもありません。 大見得切って家族で行って、クレジットに載っていなかったら立つ瀬がないなぁと思い、小心者の私はひとりでこそっと観に行ったのが本当のところ。 映画というまったく畑違いのところで、しかもこのような話題作のエンディングの片隅で自分との接点が見つけられたことは、なんかとっても良い気持ちでした。東宝さんありがとね!