目出度くもありめでたくもなし敬老の日
今日は敬老の日。総人口の3分の一が65歳以上の高齢者というから、高齢者を敬う気持ちも薄れてくる。それよりも、ここまで生きて来れてよかったとお互いを慰める日なのかもしれない。敬老の祝いでもなかろうが、2割負担の健康保険証が送られてきた。毎月1万5千円近い医療費が倍になるのだから、月3万円の小遣いでは賄いきれない。持病持ちには痛い出費だ。実際は経過措置として3,000円の負担増ですむらしいが、年金生活の身にはこたえる。政府は相変わらず経済成長を追い求めるが、人口が減り高齢化が進めば土台無理な話だ。日本経済の低成長の原因はここにある。消費圧力が弱いのだから、いくら金利を下げても経済は上向かない。昇進を望まない若者が増えているという。あくせく働いて経済成長を追い求めるよりも身の丈にあった暮しをする方がいいのではないか?