飼い主のマナー
近くに公園がある。野球が二面できる広さがあり地震時の避難場所にもなっている。日が西に傾く頃、犬の散歩をする人達が集ってくる。いつの間にか顔見知りもできて、ペット自慢に話が弾んでいるようだ。中には犬を放して運動をさせている人もいる。犬を放すことは禁じるという立看板はあるのだが無視されている。昨夕、我が家のバカ犬の散歩にこの公園に行った。すると、放されて走り回っていた黒い大型犬二匹が、我が家のバカ犬に吠えかかってきた。オスのイングリッシュ・コッカーズパニエルだが、気が荒くて飼い主にも噛み付くバカ犬だから、負けじと応戦する。リードを引っ張って間に割って入るのだが、何しろ相手はフリー。大型犬の飼い主が飛んできて事なきを得たが、老体にはこたえるハプニングだった。終日狭い場所に閉じ込められている愛犬を、のびのびと遊ばせてやりたいという飼い主の気持ちは分かるが、相手は犬畜生。常に飼い主の意のままになるとは限らない。多くの人が出入りする公園のような公共の場所では、犬をリードから放さないことは、飼い主が守るべき最低限のマナーだと思う。