感動的な名演
フェスタサマーミューザ川崎2015のオープニングコンサート、飯森範親指揮東京交響楽団のマーラー1番を聴いた。素晴らしい演奏だった。これまでに聴いた中で最高の演奏だった。感動した。マーラー嫌いの友人もこの演奏なら文句は言うまい。正直なところ余り期待はしていなかった。と云うのも、指揮者の飯森範親が未だ桐朋の学生だった頃だと思うが、小澤征爾に指揮を教わるところをテレビで見たことがある。その時、指揮者向きでない印象を持ったので、プロデビューしてから一度も聴いていない。いわば、食わず嫌いだったのだ。それだけに余計に感動したのかもしれない。とにかく、メリハリの利いた見事な演奏だった。バースタインはじめ色々な指揮者が振ったCDを持っているが、どのCDよりも今日の演奏の方が素晴らしかった。入場料3,000円では申し訳ない気がする。猛暑の中を遠路川崎まで出掛けた甲斐があった。次回はフェスタのフィナーレを飾る秋山和慶指揮同楽団のマーラー2番を聴く予定だが楽しみだ。補足:川崎の友人から「川崎くんだり」はないだろうと抗議を受けたので「遠路川崎」に訂正しました。