おかいもの
本日、旅先でしてきたお買い物のことです。例の如くワレモノを密輸してきました。とある広大な敷地にゲストハウスにレストラン、料理学校まで持っている食に関してはパラダイスのようなところがあり、そこのキッチンショップに足を踏み入れたところ、いやいや、私のハナクソのような財産をなげうってもいいとさえ思いました。様々な食器にキッチン用品。日本ではあまり見かけないカラフルなチェックのテーブルクロス。そこはまさにパ・ラ・ダ・イ・ス。しかし悲しいかな、持って帰る術がないのだよ…。これがどれだけいいブレーキになったことか。以下はそこでのお買い物です。テーブルクロス。チェックのクロスはあるようでなかなか見つからないもの。またまた増えてしまった私の趣味・ミルクピッチャー。これはですね、アイルランドの陶芸家・Nicholas Mosseさんという方の作品。彼の作品はスポンジでポンポンとつけたハートや花などの模様の可愛らしい物が多いのですが、こんな手描きのものがあったのかと思わず手にしたもの。子供が描いたようなこんな素朴な柄がきいています。彼はなんと、かつて山口県の萩において修業したのだそうです。彼はアイルランドの二大陶芸家のうちの一人なのですが、面白いことにそのもう一人である既出の Stephen Pierce さんも(これらを作ったお方)かつて岡山の備前で修業していたのだとか。日本で修業していたアイルランド人がアイルランドの土をこねて作ったものを日本人が気に入って日本に持って帰る。ちょいとばかし面白いではありませんか。さて、意外な穴場なのが小さな町の金物屋さんといった感じのお店。たまたま入ったその小さなお店にはあるわあるわ、日常使いの食器が山のように積まれて二束三文で売られている。とあるメーカーのすでに廃盤になった商品も無造作に置かれていましたが、好きな人が見たら狂喜乱舞するだろうよ。そこではカップ&ソーサーを2客とまたもやピッチャー。私はこの柄が好きで、二つのメーカーの物を持っているのですが、こんなオールドファッションな柄を扱うことはやめてしまったのかどれもすでに廃盤となってしまいました。現在生きているのはこのメーカーのものであるということは押さえていたのですが、まさかここで出会うとは。しかしこのカップ、最近目にしました。そうです。とあるB&Bではこれでお茶をごちそうになりました。かつては大変ポピュラーな柄だったのですが最近では目にすることが少なくなり、この宿では現役で使われていることに驚いてしまったほどです。本当は半ダース。お皿も小さいのから大きいのまで半ダースずつほしいところだったが、悲しいかな。私には持って帰る術がない…。よって2客とピッチャーだけ。このメーカーはここを見るとわかるように創業1795年という大変古いメーカー。比較的廉価な上丈夫なのか、B&Bで使われている大抵の食器がここのものでした。あとデパートではこんなものを見つけちゃった。多分、取り出したティーバッグを置いておくお皿なのでしょうが、これは朝食時バターを載せておくのにちょうどいい。重ねてみると、このように形が微妙に違っているのがご愛嬌です。これらのワレモノはTシャツで包んで、それをさらにバスタオル(枕の上に敷いて寝ていますが、寒くなれば羽織ることもできるし、備え付けのタオルがイヤだったらそれを使えばいいので旅に出るときは必ず持って行く)で包んで、それをまたさらに着ていたフリースに包んでキャリーバッグの中へ。これだけ厳重に包むとどんなに荷物をブン投げられても壊れることはまずありません。現在は機内持ち込みの手荷物の個数が厳しく制限されているので、何が何でも預け荷物の中に入れねばいけないのですが、こんなに無事に持って帰ってこれるのだからもう少し頑張ればよかった(何を?)と大後悔。せめて往時を偲んでそれらを使う毎日です。本日の葛飾区の最低気温 24℃本日の葛飾区の最高気温 31℃