松下ヒロシ・メモリアル
阪急電車・箕面駅から徒歩5分の一角に、蔦が絡むおしゃれな建物がある。 敷地内には、向かって左にビーガンカフェ<サルンポワク>。 2Fは貸しギャラリーの<ミカリギャラリー>。 正面には以前、暮らしの雑貨店『縁』があったが、昨年閉店し、今、 広いスペースにはオーナーのキヨコさんの夫でグラフィックデザイナーとして 数々の作品を手がけた・故松下ヒロシさんの遺作展をやっている。 道路から一歩中に入ると、右手にはミニチュアハウスかと見紛う、 一坪ほどの建物。ヨーロッパのどこかで見たような・・。 ヒロシさんが育った昭和の松下家住宅。広い敷地に瀟洒な建物を 建てたのは息子氏のアイデア。詳しくはキヨコさんにお聞きください。 ここにもヒロシさんの作品がいっぱい。あまりにもたくさんの作品が 丁寧に保存されていて、すべてを見ることができなかった。 一部写真を写したものの整理もままならず、アトランダムにご紹介して いきます。雰囲気を感じ取っていただければ。 松下夫妻のセンスにときめきます。 そして正面のドアから中に入ります。 広いスペースいっぱいに目に飛び込んでくるヒロシさんの作品の数々。 窓の外には、向かいの「カフェ・サロンポワク」が見える。 モダンジャズ愛好家のヒロシさんの作品には 往年のプレイヤーがずらり居並ぶ。 ヒロシさんがこだわったのは手描き。文字はもちろん数字・線・点の ひとつひとつ、すべてフリーハンドで描かれている。しみじみ温かい。 そのむかし、雑誌や機関誌などに掲載された夫婦合作の記事の原画が たくさん見られて楽しい。 若かりし頃のキヨコさんのキャリアはコピーライター。 雑誌に掲載された当時の原画がたくさん残っているのもすごい。 サルンポワクのメニューもヒロシさん作。 遺作展は10月いっぱい開いているとキヨコさんに聞きました。 キヨコさんがお出かけの時は閉まっているかも。 不定休なのでお出かけの時は前日までにでんわで確認なさってください。 無料で開放しておられます。11:00~16:00 電話番号:090-6730-5334 まだまだぜんぶの作品を見切れていません。あと何回か,ふらっと たずねてキヨコさんとおしゃべりも楽しんで、私もヒロシさんの思い出に 浸らしていただこう。