香川一区
先日、十三の第七藝術劇場、通称<七藝>で映画をみた。 映画は松元ヒロに密着したドキュメンタリー『テレビで会えない芸人』 。 テレビでは言いたいことを言えないと見切りをつけて小さな小屋で、独り奮闘する姿が かっこいい。人柄がにじみ出る笑顔がいい。支える奥さんもかっこいい。 会場をでて入口にむかうと、ドキュメンタリー『香川一区』のポスターが目に入った。 これは見なければならぬ、とチケットを買って、再び会場内に。客席はまばら。 去年10月の衆院選、香川一区、小川淳也と平井卓也の戦いに密着したドキュメント。 『君はなぜ総理になれないのか』の大島新監督が小川淳也に密着した第二弾。 ともかく面白かった。ドキュメンタリーを忘れてまるで時代劇を見ているような分かりやすさ。 平井陣営の取り巻きから恫喝されて今にもカメラを奪われそうな恐怖に屈せず カメラを回し続けた、前田亜紀プロデューサーの根性に大拍手。 不器用でまっすぐで、足をすくわれながらも信じる道をまい進して、熱く話す小川淳也。 二人の娘たちの奮闘ぶりもさわやかで、家族物語としても一級のドラマ。何度も涙しながら 2時間30分があっという間だった。 開票当日、2万票の差の圧勝を見守った聴衆のひとりが「日本中で香川一区のようなことが 起これば、日本は変わるかもしれない」のことばが今も耳に残っている。 帰り、阪急十三駅に向かう途中、オットがすきだったおはぎを買って帰った。