日々いとおかし・・・なマダム日記

[音楽芸能] カテゴリの記事

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  今年もかしく祭

  A型インフルエンザ騒動も一件落着。　　　　　といっても、オットも流行に遅れまじ、と　　　きっちり感染し、そして私に遅れること2日後、　　　めでたく完治しましたが・・・　　　　座敷牢生活から、きのう5日ぶりに、晴れて　　　お天道さまの下を歩いて買物に。　　　　　野菜庫にぎっしり野菜を補充すると　　　途端に元気になった（気がする）私です。　　　今日は梅田の曽根崎にある法清寺で行われた　　『かしく祭』269回忌に行ってきました。　　　　　　　　曽根崎界隈で名を馳せた遊女、かしくさんの　　祥月命日3月18日に、毎年行われる法要です。　　かしくさんにまつわる言い伝えは、昨年のブログに書きました。　　　　　↓　　https://plaza.rakuten.co.jp/minohmadam071102/diary/201603230000/　　　　かしくさんゆかりの，あぶら揚げが入った、　　　　　　かしく蕎麦も振る舞われます。　　　　　　　老舗の瓢亭が、お座敷の縁先に大鍋を持ち込んで　　　　熱々のお蕎麦を振る舞ってくださいます。　　　　　　　　結び湯葉も何か意味合いがあるのかもしれませんね。　　　　　　　　　　　　上方文化評論家の福井栄一さんの軽妙な解説で、　　　　落語（桂二乗さん）　狂言（鞍馬参り）地唄舞・石橋（しゃっきょう）を　　　　楽しみ、　帰りにはかしくさんの碑にも手を合わせてきました。　　　　酒の咎　　引き受け申しそろ　　　かしく 　　　　かしくさんは、自らの酒乱を悔やんで、　　　　最期の一念で、悪癖に悩む世の人の為に、　　　　酒に乱れぬ神霊とならんと誓願しました。　　　　同行の友人は、お酒好きのお連れ合いの財布に入れておく、と　　　　お守りを買いました。　　　　　　　　酒乱を治したいと、お墓に詣でる人が跡を絶たないとのことです。            なにわの誇る，こんな渋い年中行事、もっと探せば　　　　色々と行われているのかもわかりませんね。　　　　夕方から冷え込んできました。　　　　病み上がりの身、首をすくめて地下鉄に急ぎました。　　　　

  2017.03.19

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  キッチンに春

  　　　きのうアップしたコンサートの記事の追加写真です。　　　宝塚・ベガホールで行われた、フラワーバレンタインコンサートは　　　宝塚在住の緑匠・4代目　又右衛門さんがスペシャルゲストで登場。　　　会場を埋めた400人近くのお客さん全員に、　　　ガーベラとスイトピーのミニブーケをプレゼントしてくださいました。　　　キッチンが春　　　　　です　　ららら～ん

  2017.02.06

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  コンサート昨日今日

  1月の放送は、番組ゲストで出演してくださった方が4日、18日とも　演奏家でした。お一人はオーボエ奏者の橋爪恵梨香さん、もうお一人はソプラノ歌手の長谷川真弓さん。そのお二人のコンサートが、たまたま土曜、日曜と続けてあり、音楽三昧な2日間でした。昨日は地下鉄大国町駅近くのドイツビアレストラン『ハンブルク』での木管楽器五重奏のミニライブでした。　　　　橋爪恵梨香さんたち5人組が奏でる木管五重奏の　　あたたかく、深く、ユーモラスにも感じる音色を　　楽しみながら、ドイツビール（ニュールンベルクのヴァイツェンビール）が　　ク～～っとのどに流れ落ちていく！　　　　　木管五重奏（フルート、オーボエ、ファゴット、クラリネット、ホルン）のうち、　　ホルンは金管？？だけど、他の木管を優しく包み込んで、　　懐深く頼りがいのあるオトコ、みたいに感じながら聞きました。　　　　橋爪恵梨香さんのことは、以下のブログをご参考に。http://plaza.rakuten.co.jp/minohmadam071102/diary/201701050000/　　20席ほどのアットホームなお店、マスターはドイツのおじさん？っぽい風貌で（日本人です）程よくお腹もビヤ樽ポルカ。ウインナーシュニッツェルもおいしかったわ。こんど自家版でやってみよ。さて今日は、阪急宝塚・清荒神駅そばの、ベガホールでのフラワーバレンタインコンサート。ソプラノの長谷川真弓さんが、毎年お仲間と楽しい演出で繰り広げるステージ、今年はモーツァルトのオペラ＜コシ・ファン・トゥッテ＞から抜粋で、笑いもたっぷりの寸劇で、なぜかNHK元アナウンサー村上信夫さんが家庭教師、ドン・アルフォンゾ役で登場。一部ではトークショーもあり、バラエティに富んだコンサートでした。　　ベガホールは客席は400席たらずですが、パイプオルガンとステンドグラスと　レンガの壁のコントラストが素敵なホールです。　

  2017.02.06

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  初尽くし・・

  　　 　　　初雪→初転び　　なにやら明るくて目が覚め、窓の外を見たら　「わ～真っ白！！」　　夜通し降り続いていたのでしょう。　　受験生のことが頭をよぎります。　　朝のうちに買い物を・・と傘をさして、　　オットと近くのスーパーマーケットに歩いていくことに。　　オットは私の後ろを歩いていました。　　『ド～～ン』という大きな音に振り向くと　　オットが転倒！　起き上がれません。　　傘は骨がバラバラ状態。顔の右半分をアスファルトの地面に　　打ち付けて、口には血も滲んでいます。　　大きな体のオットの手を引っ張って体勢を立て直し　　　自宅に戻りました。     くちびるはみるみる腫れて、ドナルドダック                                     　　右の頬骨まわりも紫色に変色してきました。　　食事のときに、歯が痛いというのでみたら、グラグラしています。　　明日、整形外科と阪大歯学部でチエックしてもらおうね。    　　明日も雪だったらどうしよう・・まだスタッドレスタイヤに　　履き替えていないのよ。みなさまもどうぞ気をつけて。　　私も慎重に用心深く行動します。　　　　先週は初春文楽を鑑賞してきました。　　　　                     　　　鑑賞したのは第二部の『染模様妹背門松』　　　お染久松の、身分違いの恋のはなし。　　　　　　　　切場を語るのは咲太夫さん、　　　　三味線の切りは鶴澤燕三さん。　　　　いつもながら、まるでロックのように　　　　語りと三味線のセッションが始まります。　　　　外国人の観客も多いですが、ふたりのビート感を楽しんだことでしょう。 　　　　油屋の娘・お染と丁稚の久松は恋仲です。　　　　身分違いの恋人たちが選んだ道は心中。　　　　ロミオとジュリエットだっておんなじ。　　　　洋の東西を問わず、あの世に行けば永遠に結ばれる、と　　　　憧れて死に急ぐ。まだ16歳の若さであ～もったいない、　　　　てなことを思いながら、人形遣いの動きに釘付け。　　　　特に、お染に片思いしている番頭＜善六＞の狡猾さと　　　　間抜け具合を、桐竹勘十郎さん（女優三林京子さんは２つ違いの姉に当たる）が　　　　　　演じると、善六が生きているよう。　　　　勘十郎さんの姿が消えます（のように見える）。　　　　　　　　次は4月公演をいまからたのしみに待ちましょう。　　　　文楽は長丁場なので、ふらっと出かけて幕見席で　　　　みたい出し物だけ見るのもいいと思います。　　　　チエックしてみてね。　　　　　今外気温は１℃。室温は２４℃。　　　　５階から駐車場を見下ろしたら、　　　　　　　　車が白に塗り替えられていた。　　　　　　　　明日は晴れますように・・　　　　　　　　　　　

  2017.01.16

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  またお年玉もらいました！！

  　　　　　昨日はびわ湖ホール4大テノール・新春コンサートを　　　　楽しんできました。 　　　　　　　　　　　４人はオペラ歌手。　　　　山本　康寛、清水　徹太郎、竹内　直紀、二塚　直紀　　　　びわ湖ホール声楽アンサンブルで出会った　　　　ただものではない４人の実力派テノール歌手が　　　　ハイレベルな歌唱と、関西ならではのコントで　　　　品の良いお笑いもふんだんに散りばめた　　　　　　エンターテインメントステージです。　　　　　初春から思い切り笑ってきました。　　　　　小ホールは早々と満員御礼の札がかかっています。　　　  　　BST　は　＜びわ湖・スーパー4テナーズ＞のこと。 　　アンコールも第3部、と称して、大盤振る舞い。　　たっぷり聞かせてくれます。 　　オペラトゥーランドットからの『誰も寝てはならぬ』は、イナバウアー付き。　　＜オー・ソレ・ミオ＞は最後をなが～～～く引っ張って笑わせてくれます。　　そうそう、クリスタルキングの『大都会』での衣装、被り物では　　アフロヘア、黒サングラス。意表を突いて大笑い。　　あ～～あ～～果てしない～～～　の素晴らしいハモリに聞き惚れました。　　司会役の竹内直紀さんの、軽妙洒脱なトークと　　ハイレベルなテノールでお開き、と思ったら、4人がステージから　　客席に下りてハイタッチしながらロビーへと。　　４人が手に持ったバスケットに満員御礼のお年玉を　　全員に配ってくれて、やった～～！！　　　　　　　　　　ご縁がありますように・・と五円玉。　　　　山本康寛さんから頂いちゃったわ。　　　　お守りにしよっと。　　　　　写真も撮らせていただいて・　　　　　　　　　　　　これから世界に羽ばたく４人を精一杯応援します。　　　　　　　びわ湖畔を散策すると、はるか向こうの比良山には　　うっすらと積雪もみえ、幸先いいびわ湖デーでした。　　　　　　琵琶湖ホテルのロビーには、初春を寿いて、　　大王松・柳・もち花のおめでたい生花で眼福でした。　    

  2017.01.08

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  先斗町歌舞練場へ・・

     京都、四条河原町から東の方に少し歩くと　木屋町通りと鴨川にはさまれた、石畳の狭い通りが先斗町です。　ぽんとちょう、と読みます。　道の両側には、飲食店やお茶屋、雑貨屋などが犇いています。　　　どの店先にも、顔見世の赤い提灯が下げられて、華やいだ風情です。　狭い通りをず～っと北の端まで歩いて、やっと先斗町歌舞練場に到着。　今年の顔見世興行の舞台は、先斗町歌舞練場。　　　　　　レトロな建築物です。　　　　　屋根には中国の蘭陵王の舞楽面を型取った鬼瓦が君臨。　　　　　　　きれいどころをご覧ください。　　　　舞妓さんに撮影の了解をいただいて。　お名前をお聞きするのを忘れて残念。　　観賞するのは午後２時からの第２部です。　　席数は南座の約半分程度なので舞台がすぐ近くに見えて、　　セリフもしっかり聞こえるのが私には嬉しいことです。　　　　　　　　　　 第一『車引』　　　　　　　梅王丸　　　　鴈治郎　　　　　　　　　　　　　松王丸　　　　愛之助　　　　　　　　　　　　　桜丸　　　　　孝太郎 第二『廓文章 吉田屋』　　藤屋伊右衛門　　仁左衛門　　　　　　　　　　　　扇屋夕霧　　　　雀右衛門　　　　　　　　　　　　吉田屋女房おきさ　秀太郎第三『三升曲輪傘売』　　傘売り実は石川五右衛門　　海老蔵　　大向こうからひっきりなしに掛声がかかります。　　今回は雀右衛門襲名披露なので、途中で口上もあったのですが　　どうしても仁左衛門に引き寄せられてしまう私です。　　海老蔵の傘売りはお見事でした。からだのあちこちから　　大小の傘をヒョイ、ヒョイと、次々と取り出してきます。　　観客席も大喜び。　　今までの海老サマとは違って、ずいぶん余裕ができた、というか、　　ひと回り大きくなったよう。　　休憩室の窓から東を眺むれば、鴨川がすぐ目の下。きもちいい～～　　　　　　終演後、お仲間たちとビールでカンパイしたあと、皆さんとお別れし　　お店をでてすぐの所に、あらなつかしや。　　学生時代、電車にのる前にたまに立ち寄った喫茶店、フランソアがありました。　　おこずかいが少なくて、たまにしか行けなかった。　　　　　　　　　　昭和9年創業の、クラシックな喫茶店です。　　イタリアバロック様式で豪華客船のホールをイメージした内装。　　　内部の写真は、サイトから拝借しました。　　　　　　昔と全然変わっていないわ。　　　　　クラシック音楽が静かに流れているなか、声のトーンを落として　　　仲間たちとおしゃべりをしていました。　　　あれから５０年、雰囲気はあの時のままかしら。              いつかぜひ行ってみましょう。　　　電車に乗る前になんかスイーツが食べたくなったわね、と友と二人、　　　四条通に面した「寛永堂」さんにはいってクリームあんみつに舌鼓。　　　　　　そのむかし通いなれた阪急電車、河原町から特急に乗り込みました。        帰宅後、着物を脱ぎ捨てて、くったり。

  2016.12.20

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  キャンディ浅田のクリスマス

  　　　　今年もキャンディ浅田のステージで、　　私のクリスマスシーズンが開幕しました。　　　　　　　ギターの大御所、大西教文さんとの　　息のあったトークセッションも交えて　　ネイティヴと紛うほどの英語の歌のかずかずに　　 胸キュン＆心温まるステージでした。　　オープニングは恒例の　 　Bei Mir Bist Du Schon（素敵なあなた）　　を歌いながらの登場です。　　アマポーラ　　バイアコンディオス　　ラヴレター　　シルバーベル　　このすばらしき世界　　私を野球に連れてって　　ジングルベル　　ホワイトクリスマス　　　　あと何曲か、思い出せません  　　かつてＮＨＫの『ステージ101』にレギュラー出演して以来　　うん10年、”わが青春のキャンディ”のおっかけをしている　　おじさまがたが前のほうの席で、全身で楽しんでいるのを　　見届けるのもおたのしみ。　　1970年代、ＮＨＫの『♪ステージ101』は　　上質な音楽をお茶の間に、と海外のポピュラー音楽も紹介して、　　実力派の歌手たちが音楽ファンの心を掴みました。　　テレビジョンがお茶の間に登場したあのころを　　思い出します。　　『夢で会いましょう』『若い季節』『お笑いオンステージ』　　『アンディウイリアムスショー』などなど。　　　平和な時代でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2016.12.12

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  文楽と切り絵

  日本橋、国立文楽劇場で錦秋文楽を楽しみました。　　　　　　今回は切り絵作家の杉江みどりさんの切り絵展が、　　　文楽劇場のすぐ近くのギャラリー＜鬼鳥庵＞で開催中なので、　　　お楽しみ×2です。　　　鬼鳥庵は、NPO文楽座のレクチャールームとして　　　去年スタートしたスペースとのこと。　　　　　　みどりさんは、6代目文楽三味線、鶴澤燕三夫人です。　　　いつもロビー受付のところで、楚々とした着物で　　　お客様を迎えていらっしゃる、竹久夢二風みどりさんのイメージから　　　ガラリ変わったアーティストファッション。　　　　　　杉江 みどりさん　　　　　　昭和34年東京生まれ　　　　　昭和56年3月女子美術大学・洋画専攻,油絵卒 　　　　　主に文楽、猫をテーマに切り絵の個展、グループ展で作品を発表　　　　　毎年夏に東京京橋の画廊にてにい　みずよし氏と切り絵展を開催。 　　　　　　国立劇場での文楽公演、文楽地方巡業ののプログラムのカットなどをてがける　　　　　　　　　　　　　　浄瑠璃語りの太夫と三味線、人形が対峙しながら織り成す　　　　　　歴史絵巻や人情の機微を、みどりさんが一枚の紙を　　　　切り込んで作品に仕上げると　　　　そこにドラマが浮かび上がってくるからすごい！！　　　　さて舞台は第2部を鑑賞。　　　　今回の見どころはなんと言っても最後の出しもの、『勧進帳』！！！　　　　いや～これはすごかった。　　　　何しろ、それまで太夫さんと三味線弾きが二人で演じていた床に、　　　　座布団が14枚ずらっと並んで、14人が登場したのです。　　　　　　床からはみ出て舞台にまでずら～と横1列に座った　　　太夫7人、三味線7人。　　　　　　　最初の見せ場は、安宅関で、関守の富樫と弁慶の山伏問答です。　　　武蔵坊弁慶は竹本千歳太夫さん、富樫は豊竹咲甫太夫さん、このお二人の　　　熱演は劇場の外にまで聞こえるかと思うほどの大音量です。　　　　　　見ているうちに、等身大の人形を操る主遣いも　　　右足遣いも左足遣いも、もはや視界から消えたように錯覚します。　　　魂の入りこんだ富樫、弁慶、義経が演じているとしか　　　思えないのはこれいかに。　　　最大の山場は、最後のシーン。　　　なんと歌舞伎と同じ、客席の横に花道が作られています。　　　スポットライトが当たると関所の通過を許された弁慶が　　　飛六方で花道をダッダッダっと駆け抜ける。　　　弁慶の主遣いは吉田玉男さん。　　　　右足、左足遣いと3人の息の合った大熱演に　　　客席は拍手々々です。　　　文楽で、花道を演出したのは15年ぶりだとか。　　　　　　文楽は外国人の観客がけっこう多いのですが、　　　花道のパフォーマンスは大満足だったことでしょう。　　　　　　　　文楽は、見たい演目だけ見ることが出来る、幕見席があります。　　　　　料金は1000円。　　　　　第2部の勧進帳は、開演が19：06　　終演が20：18　　　集合は18：56です。　　　　公演は11月20日までです。　　　現地でしか買えませんので、ぶらりと出かけてみませんか。　　　日本橋駅から徒歩3分です。　　　

  2016.11.14

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  びわ湖ホール　ロビーコンサート

  　　　　土曜日、雲ひとつない、上々の秋晴れの朝、名神高速道を　　友人と3人で大津インターに向かいました。　　目的地はびわ湖ホールです。　　ロビーコンサートを聞きに行くのです。　　びわ湖4大テノールのひとり、山本康寛さんと、ソプラノの　　基村昌代さんのデュオを目の前で聞けることを想像しながら　　何日も前から、そわそわ、ワクワクでした。　　　　　　開演時間が近づき、続々とロビーにやってきた人たちで、　　あの広いロビーがほとんど埋まってしまい、まるで　　ホールコンサート状態です。　　びわ湖ホールのＨ・Ｐによると、当日の観客は420人。　　1時間ずっと立って聞いていた方も多くいました。　　コンサートのようすは、友人のブログ「さちこの旅のおすそ分け」で　　ぜひお読みください。http://blog.goo.ne.jp/sachikotakekawa/e/ec1cd6e7bb4adc1b7f39fdd54aee4e16　　　　　　ステージの背景はびわ湖です。　　　ヨットが純白の帆を風にはらませて何艘も通り過ぎ、　　　トンビが悠々と飛んでいます。　　　　　 　あ～なんというしあわせ。　山本康寛さんが最後に歌った「連隊の娘～ああ、今日はなんと楽しい日～」　をずっとニコニコ顔で聞いていた私。　しかも無料コンサートだなんて。　びわ湖ホールに大感謝です。　　

  2016.10.17

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  豊中文化芸術センター

   　　2017年1月にグランドオープンする、　　豊中市立文化芸術センターのプレオープン、　　こけら落としコンサートに行ってきました。　                 ＜豊中市H・Pより＞阪急電車曽根駅から徒歩3分、もと市民会館が瀟洒で落ち着いた佇まいのホールに生まれ変わりました。演奏は、ホールの指定管理事業に取り組んでいる日本センチュリー交響楽団。指揮は首席指揮者である飯森範親、ソリストには地元豊中市出身のヴァイオリニスト神尾真由子さんというゴージャスなプログラムです。　　　　　　　　　　主席指揮者・飯森範親さんのちょっぴり高揚したオープニングトークに続いて、ショスタコーヴィッチの祝典序曲が始まり、真新しいホールに響く管弦楽に引き込まれました。神尾真由子さんのヴァイオリンコンチェルトとアンコール曲の『シューベルトの《魔王》による大奇想曲』、どちらも骨太でダイナミックな演奏でした。　　　　 阪急電車・曽根駅は、幼少時から大学、会社の出勤時などの　　　　最寄り駅で、思い出いっぱいの駅です。　　　あれから幾星霜、昔の面影がすっかり消えてしまった駅周辺ですが、　　　また新しい文化拠点が出来たことは特別な感慨です。　　　戦後、父が空き地を利用して、畑を耕していたのも、　　　　　多分このホールの近くだった記憶があります。　　　3つか4つだったころの私、一緒にくっついていって、トマトをもいだりしたこともおぼろにおぼえています。　　　あ～なつかしい・・　　　あ～父に会いたい～ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2016.10.12

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  久びさの京都あるき・・

    　ヘルスケア　プランナーの塩路けい子さんの狂言発表会を　鑑賞しに出かけました。　　お連れは、大学の少し後輩、せつ子さん。　彼女は仕事、プライベート両面で京都にめっぽう強いひと、　何かと頼っちゃう頼もしい友人です。　まずはランチと行きましょう。　いくつか候補を挙げてもらって、本家尾張屋を選びました。　地下鉄の烏丸御池から歩いてすぐ。　落ち着いた町家が続く中に、立派な泰山木が目じるしの　本家尾張屋に到着。　　　　創業5五百五十年あまりの老舗のお蕎麦屋さんです。　　　次々とお客さまがやってきます。　　　　　　寶（たから）ののれんをくぐると・・　　　　　　　　　　　　　　　一瞬、タイムスリップした気分になるお店の佇まい。　　せつこさんは「天せいろ」　　私は初めてなので、当店じまんの『宝来そば』を注文。　ひゃぁ、5段重ねよ。　ちょっと無理かも・・といいながら、1枚、2枚、3まい・・　　はい、５枚目もつるつる～っと胃ぶくろに収まりました。　　ではいざ会場へ・・。　御所の西、とらやの南隣にある金剛能楽堂へとテクテク・・・ 　途中で、またまた気になるお店発見！　ちょっとだけのぞいて行こ。　　　わぁ～全身のアンテナがピクピク動き出した。 　店主夫妻の感性でセレクトした、雑貨たちが　あれもこれも素敵で・・　　　　コロナ堂っていう名前もレトロ感いっぱい。　　 　下のURLで、どうぞご覧になって！！　　　http://567.gr.jp/index.html 　2階はギャラリー「アートステージ　５６７」　　　せつこさんが突然、「そうだ、前にここのギャラリーで　チェロのコンサートを聴いたわ、」って、　中に入るまで気がつかなかったの？ってはなしよ。　静かな佇まいのご夫妻だけれど、素敵な雰囲気をまとった　知的なおふたり、しばらく話に花が咲いて立ち去りがたし。 　あ、けい子さんのステージの時間が迫ってるわ、と　あたふたと失礼して、能楽堂に向かいました。　　　　 　茂山千五郎門下、松本薫氏に師事しているけい子さんの　演目は、『蝸牛』。　けい子さん演じる太郎冠者が、主人の命令で　カタツムリを探しに、藪のなかにはいって・・・　おかしみたっぷり、くすくす笑いがいっぱいの　肩の力もぬけてリラックスできたひとときでした。 　けい子さんは　”能楽堂の舞台は足拍子も気持ちいいので　楽しんでできた。大声でしゃべり謡い，舞ったりして　からだを使う狂言は、かなり健康にも役立っている気がする”って。 　小学校のカリキュラムに、狂言を取り入れたらどうかしら。　今ふと思いましたわ。　どんなときにも、堂々と表現できるひとになれるのではないかしら。 

  2016.09.26

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  夏休み文楽特別公演

  　7月31日、国立文楽劇場に出かけました。　公演が始まる前に、浄瑠璃語りの豊竹睦太夫　（とよたけむつみだゆう）さんの　興味深いお話を聞くことができました。　　　　語りを受け持つ太夫さんの声は、広い舞台でも　ナマの声なのです。　物語の登場人物をひとりで演じ分けるときに、　　生々しい感情や息遣いは、電気処理された声では　観客に伝わりません。　からだ全体を使って声を出すには、腹式呼吸が大切。　そのための小道具が、”腹帯”。　おへその下あたりにきつく巻くことで　意識を集中させて発声ができます。　もうひとつの小道具は、懐に小さな枕みたいな　”オトシ”を入れます、と、実物を懐に入れて見せて　　もらいました。　なるほど、あんなに広い劇場内でも　太夫さんの声は朗々と響き渡り、老若男女を　見事に演じ分けるかげには、人には見えないこんな努力も・・。　声を使う仕事をしてる私、これからは、　腹帯とオトシをイメージして喋らなければ　鑑賞した演目は午後2時開演の第2部、『薫樹累物語（めいぼくかさねものがたり）』『伊勢音頭恋寝刃（いせおんどこいのねたば）』人間国宝で人形遣いの吉田玉男さん、吉田蓑助さん、三味線の鶴澤寛治さんの至芸に引き込まれ、ひいきの鶴澤燕三（えんざ）さんの三味線にしびれた　4時間でした。どちらの作品も、女の怨念のすさまじさがこれでもか、と延々とつづいて、おそろしおそろし・・・終演後、近くのお店で打ち上げして外に出たら第3部も終わって、劇場の灯りが闇のなかに浮かんでました。友人ともども着物で出かけました。友人の粋なうしろ姿をごらんくだされ。　　　私？　　お披露目には3年早いわ。　

  2016.08.08

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  文化活動　　メモメモ

   一週間前のことが、忘却の彼方へと消え去る今日この頃、私にとってブログは第二の頭脳。 画像つきだと、なんとか記憶を手繰り寄せられるでしょう。 手帳を繰りながら、６月後半からの文化活動を記録します。 　　 ６月１9日土曜日　　『公ちゃんと初夏の音楽会』 　住野公一氏はオートバックスの相談役。　学生時代からチェロに親しみ、60才できっぱりと　経営の第一線から身を引いて、桐朋学園芸術短大で　本格的に勉強を始めます。　いったん卒業するも、更に音楽を深めるため研究生としてのこり、　学生やプロの演奏家とコンサート活動も精力的に　おこなっている、底抜けに楽しい、大学の後輩氏です。                 　　　　　この日は大阪市内、中央電気倶楽部で、　公ちゃん主催のコンサートが開かれ、　　　　　　　ゆかりの大勢の方達が集まりました。　　　　　演奏後の懇親パーティもすべて公ちゃんのご招待。　　　　　なんとも懐の深い住野公一氏。      　チェロとおしゃべりとワインと。　　　極上のひとときでした。 　　　　　　　 　　　6月27日　月曜日　　　 　　　　　フェスティバルホールで、フランス国立リヨン管弦楽団が　　　　　ジョン･ウイリアムズの映画音楽を奏でる、という　　　　　超ゴージャスコンサート。          指揮はレナード･スラットキン         　　　プログラムは、「フック」ネヴァーランドへの旅立ち「ジュラシック・パーク」テーマ「ジョーズ」組曲「シンドラーのリスト」テーマ「レイダーズ　失われたアーク《聖櫃》」マーチ「E.T.」地上の冒険　　　ロサンゼルス五輪　開会式のファンファーレとテーマ「ハリー・ポッターと賢者の石」ハリーの不思議な世界「未知との遭遇」組曲「スーパーマン」マーチ「スター・ウォーズ」組曲　　そしてアンコールは「SAYURI（Memoirs of a Geisha）」テーマ「S・W ジェダイの帰還」イウォーク族のパレード 　　スラットキンのおしゃべりは、やさしいおじいさん、といった印象。  　　　　　　　　　　　　7月10日　日曜日　　　　　シンフォニーホールで、前橋汀子さんのヴァイオリン名曲コンサート 　　　　　めずらしく、オットと出かけました。　　　　　居眠りしないで聞いていました 　　　　　　　　7月23日　土曜日　　　マリオネット:マンドリンオーケストラコンサート 　　　やれやれ、肩の荷が下りました。 　　　先週の日曜日は文楽を鑑賞しました。　　　これはあらためて・・  

  2016.08.05

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  七月大歌舞伎

               　　　 7月のはじめに松竹座で昼の部の歌舞伎鑑賞をしました。 　　　　   　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　           　　今回は五代目中村雀右衛門襲名披露。　ということで　　　　　ロビーではさっそく、雀右衛門さんがお出迎え。  　　　　 　　　　　　　　　　雀右衛門さんの屋号は京屋 。家紋の京屋結びが、　　　　　祝い幕の真ん中に上品におさまっています。　　　　　　　席は花道のすぐ近く。　　　　友人は「仁左衛門さんと目があわないかしら」とテンションアップ。 　　　　小柄な雀右衛門さんの女形は、かわいくて品がよく　　　　儚げな風情にうっとり見とれてしまいます。　　　　女性では絶対に出せないたおやかさ。　　　　最後の出し物ではなんといっても仁左衛門さんの与三郎と　　　　雀右衛門さんのお富とのからみ。　　　　大阪のぼんぼん、若旦那の育ちのよさは　仁左衛門さんそのもの。　　　　　お富に裏切られたあとの、世を拗ねたあらぶれ方もまたかっこいい。　　　　啖呵をきったしなやかなナマ足にしびれる私たち。　　　　ずいぶん前に南座の顔見世で、仁左衛門の与三郎を見ましたが　　　　全然変わっていないのがすごい！！　　　　客席に下りて、通路を歩く仁左衛門さん、どうかこっちにもきて～と　　　　祈ったけれど、ざんねんでした。　　　　終演後、難波の喧騒にまぎれて、夢の世界から　　　　現実に戻りました。 

  2016.07.28

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  明日の番組ゲストは・・

       明日水曜日の番組　『植田洋子とTea for two』のゲストは　　山本能楽堂の能楽師　山本章弘さんの奥方で　　事務局長の山本佳誌枝さんです。 　　　　　　　　　　＜3月５日のブログより＞ 　　宮大工の技巧を凝らした木造建築の能楽堂は、都会の真ん中にありながら　　ホッとくつろげる，異次元の空間。　　大阪で現存する一番古い能楽堂です。　　平成18年には、国登録有形文化財に指定されています。　　　　能の普及と継承に心を砕いて、東奔西走の佳誌枝さんとのお喋り、　　とても楽しみです。　　つい先日は、ルーマニア・シビウ国際演劇祭に　能楽としては初めて招かれ、大成功を収めて帰国したばかり。　能の魅力、様々な取り組みなどを、たっぷりと伺いましょう！ 　　　　　放送は明日２９日　水曜日、午後3時～4時の1時間。　　　　　再放送は同日午後9時～と７月３日　日曜日夕方5時～。　　　　　エフエムラジオ　81,6Ｍhz または　インターネットでお聞き下さいね。 　　　　　　　　　http://fm.minoh.net/ 　　　　　メッセージや質問などもお寄せ下さい。　　　　　ＰＣ：　816＠minoh.net         FAX:072-728-3733         電話：072-728-3210  

  2016.06.28

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  文化活動　メモメモ

   一週間前のことが、忘却の彼方へと消え去る今日この頃、私にとってブログは第二の頭脳。 画像つきだと、なんとか記憶を手繰り寄せられるでしょう。 手帳を繰りながら、６月後半からの文化活動を記録します。 　　 ６月１9日土曜日　　『公ちゃんと初夏の音楽会』 　住野公一氏はオートバックスの相談役。　学生時代からチェロに親しみ、60才できっぱりと　経営の第一線から身を引いて、桐朋学園芸術短大で　本格的に勉強を始めます。　いったん卒業するも、更に音楽を深めるため研究生としてのこり、　学生やプロの演奏家とコンサート活動も精力的に　おこなっている、底抜けに楽しい、大学の後輩氏です。                 　　　　　この日は大阪市内、中央電気倶楽部で、　公ちゃん主催のコンサートが開かれ、　　　　　　　ゆかりの大勢の方達が集まりました。　　　　　演奏後の懇親パーティもすべて公ちゃんのご招待。　　　　　なんとも懐の深い住野公一氏。         　チェロとおしゃべりとワインと。　　　極上のひとときでした。 　　　　　　　 　　　6月27日　月曜日　　　 　　　　　フェスティバルホールで、フランス国立リヨン管弦楽団が　　　　　ジョン･ウイリアムズの映画音楽を奏でる、という　　　　　超ゴージャスコンサート。          指揮はレナード･スラットキン          　　　プログラムは、「フック」ネヴァーランドへの旅立ち「ジュラシック・パーク」テーマ「ジョーズ」組曲「シンドラーのリスト」テーマ「レイダーズ　失われたアーク《聖櫃》」マーチ「E.T.」地上の冒険　　　ロサンゼルス五輪　開会式のファンファーレとテーマ「ハリー・ポッターと賢者の石」ハリーの不思議な世界「未知との遭遇」組曲「スーパーマン」マーチ「スター・ウォーズ」組曲　　そしてアンコールは「SAYURI（Memoirs of a Geisha）」テーマ「S・W ジェダイの帰還」イウォーク族のパレード 　　スラットキンのおしゃべりは、やさしいおじいさん、といった印象。  　　　　　　　　　　　　7月10日　日曜日　　　　　シンフォニーホールで、前橋汀子さんのヴァイオリン名曲コンサート 　　　　　めずらしく、オットと出かけました。　　　　　居眠りしないで聞いていました 　　　　　　　　7月23日　土曜日　　　マリオネット:マンドリンオーケストラコンサート 　　　やれやれ、肩の荷が下りました。 　　　先週の日曜日は文楽を鑑賞しました。　　　これはあらためて・・  

  2016.06.18

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  4月文楽

   　　　　　大阪日本橋、国立文楽劇場でひさしぶりの　　　　　文楽鑑賞です。　　　　　　　　春霞で写真がぼやけて・・と言いたい所ですが　　　　カメラを忘れて、不慣れなケータイで写したので　　　　ピントが合っていませんでした。 　　　４月公演は名作『妹背山婦女庭訓』　　　舞台は大和(今の奈良）。　　　スケールの大きな物語ゆえ、１部、２部の通し公演です。　　　　　　　　　　三味線の鶴澤燕三さんから届いたご案内文に、　　『体力に自信のある方は、是非、通しでご覧になってみてください』　　と書かれていましたが、とても自信がありません。　　午後４時から始まる２部を鑑賞しました。　　２段目、４段目です。　　終わったのが午後９時。 　　　途中、１０分、３０分、１０分の休憩が入りますが　　２部だけでも体力が要ります。　　　もし通しで鑑賞していたら、劇場滞在時間はゆうに１０時間。 　　　　　　燕三夫人のみどりさんが、座席に持ってきてくださったのが　　　人物相関図。　これ、手作りです。　　　燕三さんが発案、制作→それをとても楽しいイラストに仕上げたのが　　　みどりさん→　息子さんがパソコンで完成させた、とのこと。　　　さすがアーティストのみどりさん。（切り絵作家、杉江みどりさん）　　　高校のとき、こんな日本史の先生だったら、　　　もっと日本史が好きになっていたわ。 　　　　舞台は大化の改新を題材に、　　　　蘇我入鹿のたたかいに巻き込まれる人々の　　　　悲劇です。　　　　イラストでみてもわかりますが、当時の政治戦略に　　　　殺害、切腹は日常茶飯事、血なまぐさい世の中だったことでしょう。 　　　　そんな中で、一途な恋に身を焦がす悲恋物語が　　　　繰り広げられます。恋は神代の昔から～ 　　　　イラストにはハートマークもいぱいちりばめられています。　　　　橘姫、お三輪、采女、雛鳥たちの命がけの恋。　　　　　　　　求馬の心変わりに、激しい怒りと嫉妬の念を燃やすお三輪の前に　　　　立ちはだかった金輪五郎に、突然わき腹を刺される場面。　　　　近松半二の代表作・文楽屈指の一大恋愛悲劇でした。 　　　　浄瑠璃語りを心地よく聞きながら居眠りをする、という　　　　最高に贅沢なひとときもあったりして・・トホ・    

  2016.04.11

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  桃響futari

      　　　　津軽三味線の若き2人組のライブが　箕面でありました。　　　　　　　　　　　　　箕面の市民活動団体が主催する、手作りのコンサートです。　　　　　　　　　　　　　去年に続いて２回目のコンサート、　　　　　満員御礼の札が早々と。　　　　　≪桃響futari≫　トウキョウフタリ　の名まえで活躍する2人、　　　　　その実力からすでに多くのファンが熱い視線を送っています。 　　　　　岩田桃楠（ももくす）クンは現在、東京藝術大学音楽学部、邦楽専攻の学生。　　　　　澤田響紀（ひびき）さんは早稲田大学在学中から津軽三味線で活躍、　　　　　数々の受賞暦を持ち、後進の指導もしながら国内外で演奏する実力派。 　　　　　　　　　　　　一部は着物姿で演奏、２部は桃クンは黒シャツ、響さんは白シャツで　　　　　　マイケルジャクソンの曲をフィーチャーした曲からスタート。   　　　　　　打楽器かと思うようなダイナミックで力強い奏法から　　　　　　　繊細なか細い音が震えるような演奏まで、　　　　　　　若い二人が即興も交えて（たぶん私の耳には）奏でる　　　　　　　伝統的な津軽三味線のステージに、感慨ひとしおでした。 　　　　　　　 　　　　　　　じつは桃楠くんは箕面出身。　　　　　　　ご両親(岩田　晶、石川まぎ夫妻）はどちらもミュージシャン。　　　　　　　それぞれの道でたくさんのいい音楽を提供、発信して、　　　　　　　音楽界に貢献している方です。 　　　　　　　桃楠くんがまだ小学生のころから、取材で止々呂美の自宅に　　　　　　　お邪魔したり、スタジオでおしゃべりもしてもらったり、　　　　　　　あどけなくてシャイだった当時の桃クンのことを思い出しながら、　　　　　　　ジーンとしてしまったのでした。 　　　　　　　当時、まだ幼かった妹の小桃ちゃんも、４月から　　　　　　　京都芸術大学で、コントラバス専攻の音大生です。 　　　　　　　それぞれジャンルの違った音楽の道を邁進する岩田一家、　　　　　　　とてつもなく面白い化学反応が起こりそう。ドキドキです。 　　　　　　　そして桃響futariはきっと世界に羽ばたくことでしょう。　　　　　　　応援しています   

  2016.03.27

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  かしく祭

    　　　　　　　　　　　　　　　 　　　梅田、北新地に「かしく」という名の遊女あり。　　　この「かしく」さん、とても気立てのいい女性なれど　　　お酒を飲むと人が変わり、前後を忘れて酒乱となる。　　　ある日、お酒の上の過ちから、兄と口論になって殺めてしまう。　　　兄殺しの咎で打ち首の刑となったかしくさん、　　　市中引き回しの日、一枚の油揚げを所望。　　　その油を髪につけてきれいにとかしつけたそうな。　　　女の身だしなみを忘れぬ奥ゆかしさが評判となり、　　『八重霞浪花浜萩』という浄瑠璃が作られて評判になった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上方文化評論家の福井栄一さんからお声がけがあり、先週金曜日、　　　　『かしく祭』に行ってきました。 　　　　「かしく」さんのお墓が、梅田、曽根崎１丁目の法清寺にあります。　　　　法清寺は俗にかしく寺といわれています。　　　　　　毎年、命日の３月１８日は『かしく祭』が営まれ、　　法要や落語、上方舞などが演じられます。　　　 　　　福井さんはかしく後援会の会長として、気配り目配りおこたりなく、　　　進行役を務めています。 　　　　　　　酒の咎　　引き受け申しそろ　　　かしく 　　　　かしくさん自らの酒乱を悔やみ、　　　　最期の一念で、悪癖に悩む世の人の為に、　　　　酒に乱れぬ神霊とならんと誓願しました。　　　　酒乱を治したいと、お墓に詣でる人が跡を絶たないとか。 　　　　法要の前にお蕎麦が振る舞われます。　　　　近くのお蕎麦屋さん、瓢亭のおそば。　　　　油揚げがたっぷり乗っています。　　　　　結び湯葉も。　　　　　　　　 　法要と落語、上方舞、琉球舞を楽しんだあと、　同行のせつこさんの案内で、ちょっと寄り道。  　　　梅田にある５０年の歴史の老舗バー。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　午後３時、まだお客はなし。 　　　　 　　　　　磨き上げられたカウンター。　　　マスターは白いワイシャツ、ネクタイに白衣のスタイル。 　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　角ハイボールがなんとまろやか。　　　　　　　　　　　「　もう一杯、お願いします」　　　　　　　　　　　　洋画に出てくるような大人のＢＡＲです。                      酒に乱れぬよう、ほどほどにしないと・・・    

  2016.03.23

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  ＰＣトラブル→復帰！！

   　　　　4日ほどＰＣの送受信、ネットともに　　　　作動不能になっていました。　　　　理由は・・・・ 　　　　　　　　　　　　最近、＜windows 10にバージョンアップ＞みたいな画面が　　　　　　　　頻繁に出てきて、用心深く、スルーしてきたのですが、　　　　　なぜか、気付かないあいだにいつの間にか　　　　　　　Windows10　インストール中・・・という画面に変わっていて　　　　　な、なんでよ～～と叫んでもとまる訳がなくどんどんインストール。　　　　ついに、ようこそwindows10へ、の画面に変わってしまった 　　　　初めての画面、知らない単語、カタカナ文字など　　　　どうしていいかわからないよ～～～ 　　　　息子にTELして、2時間ぐらいあれやこれややったけれど　　　　結局機械オンチの私には、　理解不能でした。 　　　　で、元に戻す方法を教えてもらって昨夜、　　　　やっとこさ元のwindows7に戻ってホッ。　 　　　　ところが、メールをしようと思っても、　　　　仮名変換ができません。 　　　　　またもや息子にＨＥＬＰ！！ 　　　　さきほどやっと元通りに復元。　　　　そんなこんなで疲れ果てました。 　　　きょうは心斎橋、アートクラブで、元劇団四季の舞台女優　　　森以鶴美さんと、同じく四季のベテラン俳優だった　　　沢木順さんのライブを娘と楽しんできました。 　　　森以鶴美さんの記事は、以前アップしています。　　　　　　　↓http://plaza.rakuten.co.jp/minohmadam071102/diary/201510010000/ 　　　ベテランおふたりのステージ、メッチャかっこよくて　　　オーラが溢れて、眠っていた細胞がいっせいにうごめいた　　　最高のステージでした。　　　劇団四季時代のお仲間や、おふたりのファンが詰め掛けて　　　客席は立錐の余地なし。 　　　ミュージカルナンバー、ＪＡＺＺ，スクリーンミュージックに、　　　沢木順さんのお父さま（作曲家八洲秀章さん）の名曲　　　あざみのうた　　　　山のけむりなど　　　　名曲の数々も。 　　　プロのすごさを間近で感じた、極上の2時間でした。　　　　　　終演後客席でファンに囲まれて歓談する以鶴美さん。 　　　　帰り御堂筋を歩いているとデモ行進している人たちが　　　　めいめい、ノボリやポスターなどを掲げて　　　　整然と歩いていました。　　　        大震災・原発事故から５年 , 国内外の政治情勢に暗い不安を覚えます。　　　　私も声をあげなくては。 

  2016.03.13

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  能を楽しむ

   　　　　　　　　　　先週末、能舞台を鑑賞する機会に恵まれ、春めいた陽気に　　　　　足取り軽くルンルンお出かけ。 　　　　　大阪、谷町4丁目のオフィス街に、突如現われた3階建ての木造建築が　　　　　大阪で最も古い山本能楽堂です。約90年の歴史です。 　　　　　   　　　　　　　　　　　　国登録有形文化財の建物に指定されています。　　　　　　　　　　　　　　一歩中に入ると周りの喧騒が嘘のような、異次元空間。　　　　　　　 　　　　　　この日の演目は『邯鄲』。　　　　　演者は、観世流シテ方、人間国宝の梅若六郎玄祥さん。　　　　　太鼓方は三島元太郎さん、重要無形文化財保持者。 　　  ＜能楽堂の舞台＞サイトより 　　　　桟敷席、椅子席とも満席です。　　　　　年配に混じって若いカップルや外人もちらほら。  　　 　　山本能楽堂の理事で、観世流能楽師の山本章弘さんが　　舞台に登場、自然体なおしゃべりで、能鑑賞へと導いて下さいます。 　　能は眠くなるもの・・私の体験から。　　あのスローモーションの動き、　謡いの独特の節回しは　　何を言っているか聞き取りにくく、いつのまにか　　心地よい眠りへといざなわれる経験を何度かしました。　　が、しかし！！　　シテ方　梅若六郎玄祥さんはさすが人間国宝、　　ゆるゆるとした動きの中に、能面の向こうの表情を思わず想像してしまう、　　うつくしい所作。　　これぞ様式美、と引き込まれていきました。　　梅若六郎玄祥さん、68才。　　太鼓方金春流の三島元太郎さんは80才。　　燻し銀のような至芸を堪能しました。  　　代表理事の山本章弘さんの奥様、佳識枝（よしえ）さん。　　　　　　　　　　　　　　始終、気配り目配りをなさりながら　　　　　　　お客様と接していらっしゃる、華のある　　　　　　　おすがたに一目ぼれ。　　　　　　　じつは、近々、番組のゲストとしてご出演下さることに　　　　　　　なっています。　　　　　　　うれしくて今から興奮状態だわ。　　　　　　　日程が決まればお知らせいたします。 　　　　　　　　山本能楽堂、4月2日は『たにまち能』があります。 

  2016.03.05

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  今年も昭和な一日

   　　　これまで、いろんな場面で、　　　生きてて良かった！と思う瞬間を　　　体験していますが、きのうもそんな日。 　　　１年にいちどの、竜宮城に迷い込んだような1日を　　　過ごしました。 　　　大阪、東住吉区　西田辺の青山家に、　　　米朝一門の実力派、桂千朝師匠を迎えて　　　まずは一席うかがったあと、この日を待ち焦がれていた　　　30人ほどの面々が千朝さんを囲んで　　　お酒を酌み交わします。  　　お互い名乗るわけでもなく、持ち寄りの一品を　　いただきながらの交流会。　　まさに落語を地で行っているような、 　　昭和な世界が繰り広げられます。 　　　　　　　女性陣はワイン派もいますが、殿方は日本酒、焼酎に目がない人ばかり。 　　写真のお酒はほんの一部ですわ。　　　うわばみがごろごろなのです。 　　　　　　　　　まずは一席。名作『はてなの茶椀』です。 　　　　　言葉を生業として長年生きてきたワタクシ、　　　　　口先だけの媚びた声や早口でまくし立てる話し方には　　　　　へきえき。　　　　　千朝さんの明瞭な言葉にぞっこんほれ込んでいます。 　　　　　タレント稼業に精出す人も多いなか、　　　　　高座１本に固執する、渋くて粋な正統派の芸は　　　　　聞く人の心をがっちり掴みます。　　　　　端正でおちゃめな芸風も、己に正直に生きてきた　　　　　千朝さんの自然の発露なのでしょう。 　　　　さて、私の一品持ち寄りは、最近はまっている　　　　鶏ハムです。　　　　胸肉４枚使って、４本作りました。 　　　ラッピングのときに、ローズマリーやピンクペパーもいれて　箱に入れるとよそ行きの顔に。　　皆さんの持ち寄りはなんとバラエティに富んでいること。　でも一夜明けるとすっかり忘却のかなた。　食べて飲むのに忙しくて、ごく一部しか写真がありません。 　　飲むほどに酔うほどに、談論風発、　　宴は果てることなく、日が暮れかかるころ　　そろりとおいとまを致しました。 　　青山夫妻の懐の深さに、こうべをたれて　　ありがとう！のひとことです。 

  2016.02.06

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  新春シャンソンショー

   　　　　飲茶を楽しんだあとみんなとバイバイして、　　　　新大阪のメルパルクホールに向かいました。　　　　目的は恒例の『新春シャンソンショー・紅白歌合戦』です。 　　　　構成　演出を担当したaccoさんには、先日番組ゲストに来ていただき、　　　　見どころ聞きどころなどをたっぷりとお話いただきました。  　　　　　　　ゲストには加藤登紀子さん、赤組団長は末成由美さん、白組団長は　　　　ワサブローさん。 　　　　次々と登場するのはみなさんプロのシャンソン歌手。　　　　聴き応えたっぷりのお祭りコンサートでした。 　　　　登紀子さんが歌ったのは　♪百万本のバラ　　♪知床旅情　　♪愛の賛歌 　　　　デビュー５0年をこえた登紀子さんが登場すると　　　　ものすごいオーラです。 　　　佇まいだけで人に何かを感じさせてしまうとは。 　　　　もちろん歌からも表情からも、強力な磁場が働いて釘付けです。　　　　歌う教祖サマ、と言ったほうがいいかしら。　　　　なんだか手を合わせたくなるのです。　すごい方ですね。 　　　　紅白合戦は、観客全員が審査員となり、白組の勝ちでした。　　　　会場は圧倒的に女性が多く、やはりステキな男性歌手陣に　　　　クラッときたのかしら。　　　　もちろん歌唱力もすばらしかったのですが。 　　　　私は登紀子さんの存在感に大いに感動、　　　　赤に軍配をあげました。    

  2016.01.24

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  初づくし

    　　　 金曜日は茶の湯の新年にあたる初釜でした。   　　私は今年の着物初め。　　皆さんもお着物姿でご挨拶。 　　亭主の炭手前を拝見して、お食事に移ります。　　ご高齢の先生は今、手がご不自由で庖丁が持ちづらく、　　なだ万の懐石のお弁当をいただきました。 　　丸餅のはいった、先生手作りのお雑煮が、やっぱりいちばんおいしくて、　　写真を撮ることも忘れていただきました。 　　　　　    　　　　　 赤楽の大小重ね茶椀は、内側が金色と銀色の一対。 　　　　　特別のお茶わんでいただく濃茶は　格別まろやかです。。　　　　　いつまでも口の中で楽しんでいたい。 　　　　　　　　　　縁高の菓子器のふたを開けると、上段はお干菓子　　　　　主菓子は下段です。　　　　　ゴボウとにんじんをくるんだ、花びら餅。       　最後に私が薄茶を点てました。なんとかつとめあげて　　内心ホッ。   　　翌土曜日は、所属するYWCA千里センターで、桂千朝さんの　　落語を楽しみました。   　毎年恒例の、チャリティプログラム、わいＹ亭お楽しみ落語です。 　　タレント稼業に精出す人も多い中、高座一本に固執し、　　明瞭な語り口は他の落語家さんも一目置くところ。　　お茶目な表情と品のいい笑いは千朝さんならでは。 　　桂二乗さんも『子ほめ』で一席うかがいました。　千朝さんは『替わり目』と『抜け雀』を演じて、　会場は沸いたり膝を乗り出したり。 　　今週も初づくしでした。　　初春文楽・・・初釜・・・初笑い 　　告知・・桂千朝落語を楽しむ会が1月23日　梅田、太融寺本坊であります。　　　　　　時間は午後2時から。　ぶらりとお出かけになって初わらいしてくださいね。　　　　　　　　　　　

  2016.01.17

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  コンサートウイーク

   　　今週はコンサートラッシュ！　　6日の日曜日、東京までコンサートを聴きに行ってきました。　　兄が主宰する混声合唱団のコンサートです。 　　日本ではめずらしい、ポピュラー専門のコーラスグループで、 　　たとえばアメリカのコーラスグループ『スイングル・シンガーズ』や　　『マンハッタン・トランスファー』などをめざしているのか、と　　思いながら聞きました。 　　　　　　　　メンバーの平均年齢は、限りなく高齢化していますが、　　　　学生時代グリークラブで歌っていた、ハーモニー好きのおじさまたちもおおく、　　　　それは楽しそうに歌っているので、こちらもノリノリ。 　　　　　 　　例えば、TVの＜題名のない音楽会＞でむかし黛敏郎さんが　　　解説しながら音楽を紹介していたように、　曲目ごとに　　　その曲の歴史的背景や音楽史なども,分かりやすく　　　紹介するスタイル。 　　　リラックスした、いい演奏会でした。 　　終演後、兄夫婦、伯母,いとこたち、甥っこのヨメ、チビちゃんなどと、　　われわれ夫婦も久しぶりに顔合わせ、食事をして、　　1泊の東京滞在を楽しみました。 　　　　そして昨日は私たちの合唱団のクリスマス　チャペルコンサート！　　　　　     　　　　　　　　特筆は、ゲストのマリンバ奏者,種谷睦子さんの演奏。　　　　会場、息をするのも忘れて（と思うほど）マレットの動きに釘付けです。　　　　魔術師？と目をぱちくり。　　　　演奏が終わって、インタビュの間、美しいお顔の額から汗が滴り落ちています。　　　　まさにアスリート！　　6歳から始めて、マリンバ歴65年！　　　　プロフェッショナルってこういうことなのね。 　　　　同じ日の夜、西宮のホールに、キャンディ浅田さんの　　　　クリスマスジャズコンサートを聴きに行きました。 　　　　　　　　♪Tea for twoで始まり、アンコールの♪テネシーワルツまで　　　　全16曲、　往年の映画『グレートレース」の主題歌、sweet heart treeや　　　　映画「五つの銅貨」のテーマには泣きそうでした。 　　　　明日は締めです。びわ湖ホールでオペラ鑑賞。　　　　ドヴォルザークの歌劇『ルサルカ』です。　　　　ちょっと気になるテノール歌手の山本康寛さんがお目当てです。　　　　すごく楽しみ。　　　　来年はびわ湖4大テノールのコンサートもぜひ聞きたいです。　　　　もちろん山本康寛さんもその一人。 　　　　あした、お天気だったらいいな。　　　　初冬のびわ湖を眺めながら、ランチの予定です。 　

  2015.12.12

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  国立文楽劇場　錦秋公演

   　　　久しぶりの文楽鑑賞です。　　　人形浄瑠璃は 江戸時代の大坂で生まれ、　　　300年の間、庶民が育ててきた芸能です。　　　　　昨年5月に引退した浄瑠璃語りで人間国宝の　　　竹本住大夫さんは、『舞台が終わるとたいていのお客さんは　　　手をたたいてくれはる。けど、拍手の音にも「ごくろうはんでした」と　　　「はよすんでよかった」の違いがある。　　　若いもんには「拍手の音を聞き分けぇよ」というてます』　　　と言っています。　　『　演者はお客さんを楽しまさなあきまへん。疲れさすようではあきまへん』とも。  　　　　　　　　　　　　　　今回も、太夫、三味線、人形遣いの三業がひとつになった舞台に　　　　　　すっかり感情移入して鑑賞しました。 　　　　　　太棹三味線の鶴澤燕三さんと語りの豊竹咲大夫さんの　　　　　　あうんの呼吸もおみごと！　　　　　　大坂・鰻谷を舞台にした＜桜鍔恨鮫鞘　さくらつばうらみのさめさや＞は 　　　　　悲しい物語です。  　　　　プログラムには床本（台本）も付いているので、　　　　　筋を追いながら見ることもできますが、　　　　　舞台上部の横長のスペースがスクリーンとなって　　　　　せりふが映し出されます。  　　　　　次々に現われる緞帳の立体的な刺繍が美しく、　　　　　目に焼き付けて帰りました。　　　　　　　　　　蒼流悠松図　　　　　　　　四季扇面彩の舞　　 　　　　有職道長文様　　　　　鶴澤燕三夫人の杉江みどりさん（切り絵作家）に　　　　　いただいた、クリアファイルと燕三さんのてぬぐいです。　　　　　　　　　　　来年の初春公演が今から楽しみです。

  2015.11.14

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  今年も古澤巌さんが千里に・・

          ヴァイオリニストの古澤巌さんが、千里ニュータウンからすぐ近くの　　　　神社の本殿前で奉納演奏をします。　　　　あさって、１０月１７日土曜日。午後６時から。　　　　『第6回　新たな伝説の始まり～　　中東和平と東日本大震災復興支援を千里から』       　　　　　　　　　　　　　　　鎮守の森に闇が迫るころ、古澤巌さんがご本殿で　　　　　玉串奉奠（たまぐしほうでん）の正式参拝を受けたあと、　　　　　演奏が始まります。 　　　　　広い境内に２００席近い椅子が並べられて、　　　　　目の前で古澤巌さんの生の音を聞けるのです。   　　　　　９月の始め、ＮＨＫホールでＴＦＣ55のコンサートを　　　　　　楽しんできました。 　　　　　 　　　　　Ｔ：東儀秀樹　　Ｆ：古澤巌　Ｃ：coba　　３人とも５５才。　　　　　　だから＜ＴＦＣ55＞。            篳篥（ひちりき）、ヴァイオリン、アコーディオンの、　　　　　　ジャンルの違う楽器がぶつかりあうと　　　　　　こんなにもご機嫌なサウンドになる？っていう　　　　　　もう信じられないステージでした。　　　　　　３人の中でいちばんシャイなはずの古澤さんも、　　　　　　「大人のおもちゃ箱をひっくり返したような」(古澤さん談）　　　　　　遊び心いっぱいの演奏！　　　　　　何が起きるかわからないドキドキ感がたまりません。 　　　　　　東儀さんいわく、「ワイルドでアクティブ、チャレンジャーな生き様を　　　　　　ステージで全開！」 　　　　　　エンディングは満席の会場、全員総立ちで、自然に体を　　　　　　スイングし、手を打ち鳴らし、ＴＦＣ親衛隊になりきって　　　　　　楽しみました。 　　　　　　古澤巌さんは体育会系なんです。　　　　　　合気道黒帯、居合道20年、乗馬歴２０年、サーファー、　　　　　　　世界の古澤はあまりにもかっこいい！ 　　　　　あさっての上新田天神社での奉納演奏は、　　　　　また違った顔の古澤巌さんと会えるはずです。 　　　　　しなやかな体とヴァイオリンが一体となって　　　　　妙なる音色がはるかかなたの天空へと導かれていくことでしょう。 　　　　　ベルリンフィルの選抜メンバー、ヴィルトゥオーゾからの　　　　　強いオファーを受けて２度目のレコーディングが実現して　　　　　７月に第2弾のニューアルバム～愛のツィガーヌ～が　　　　　でています。  　　　　　今回の奉納演奏のタイトルも『愛のツィガーヌ』。　　　　　演奏曲目は、当日お目にかかって、社務所で　　　　　簡単な打ち合わせのときに教えていただきます。　　　　　きっと神様が降りてきてくださることでしょう。 　　　　　聞きに来てくださる方は、以下の電話番号に　　　　　お問い合わせ下さい。　　　　　06－6834－5123　　上新田天神社 

  2015.10.15

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  コンサート昨日今日

   　　アマチュアの演奏団体、＜千里バロック合奏団＞の　　第７４回定期演奏会がありました。　　　　　　　　今年が結成４０周年。　開いた演奏会は７４回。　　　　実に、1年に２回の定期演奏会です。　　　　私が舞台そでで、出演者や演奏曲のアナウンスの担当を　　　　始めたのも同じ位の歴史ということになります　　　　　　　　舞台が明るくなって、まもなく演奏が始まります。 　　　　団長で指揮者の尾上静雄さんを待っている団員のみなさん。　　　　尾上さんは日本でも著名なヴィヴァルディ研究家。　 　　　　膨大な資料をもとに、バロック音楽の大家ヴィヴァルディの　　　　連続演奏を目的として、合奏団が結成されました。              本邦初演、という曲も数あります。 　　　　昨日の演奏曲目　　　　１．アントニオ・ヴィバルディ　：　　　　　　　　　　　　　　弦楽のための協奏曲　ト短調　RV.156  　　　　２．　　　　　　　　弦楽のための協奏曲　ハ短調　RV.118  　　　　３．　　　　　　　　＜調和の霊感＞作品３より 　　　　　　　　　　　　　　　４つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲　第１番　ニ長調  　　　　４．オットリーノ・レスピーギ　：　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リュートのための古風な舞曲とアリア　第３組曲  　　　　５．エドワード・ウィリアム・エルガー　：　　　　　　　　　　　　　　　弦楽のためのセレナーデ　ホ短調  　　　　　　アンコール：　バッハ　　アリア 　　　　　40年のあいだには、これまで、共演を申し出てくださった　　　　　多くのプロの演奏家たちが名を連ねています。　　　　　　　　　　団の活動を意気に感じて、友情出演をして下さる方たちです。         Ｖｉの古澤巌さんや大岡仁さん、Ｖｃの伊田直樹さんも。 　　　　プロとアマの壁を取り外した交流が今も続きます。 　　　　団員は年齢さまざま、職業もさまざま。　　　　こんなに長く続いている秘訣は？と、　　　　ヴィオラ奏者の庄司功さんに伺うと　　　　「何でも許されるゆる～い空気で、なんとも　居心地がいい」とのこと。 　　　　極意ですね。　　楽しくなくっちゃ。 　　　　　今日はＮＨＫホールでの、このコンサートで燃えてきました。 　　　　　　　　　　　ご報告は次回にね。  

  2015.09.13

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  天神祭　！！

   　　　　　　天神祭は暑い、人が多い、とずっと敬遠していた私。　　　　　　このたび、人生初の大阪天神祭デビューを果たしました。　　　　　　（ん？もしかして初の　と　デビュー　は重複語？　　　　　　　　頭痛が痛い、みたいに） 　　　　　　先日、番組ゲストに、歴史学者で、天神信仰や天神祭の研究の　　　　　　第一人者と崇められている、高島幸次先生(大阪大学招聘教授）をおむかえし、　　　　　　天神祭りの歴史や、お祭をより楽しむためのエピソード満載の　　　　　　楽しいお話で盛り上がりました。 　　　　　　そして25日の船渡御に私も誘っていただいたのでございます。 　　　　　　　　　　　　　当日はお祭りモードにスイッチを切り替えて出かけましょう、と、　　　　　　　何年ぶりかで浴衣を着ました。　　　　　　　恥ずかしながら、出かける前に1枚パチリ、と。 　　　　　　1日の人出が100万人を超える、とも言われる天神祭、　　　　　　一体私はどこに行けば？ 　　　　　　ぜんぶで100艘もの大船団が大川を華麗に航行するのです。　　　　　　50艘が天神橋北詰から上流に向かい、別の50艘は飛翔橋のあたりから　　　　　　下流へと進み、それぞれUターンして戻ってきます。 　　　　　　およそ2時間半のクルーズ。 　　　　　　　　　　　　私の乗る船は、こんな船。　　　　　　40人乗りの　小ぶりの船です。大川上流の飛翔橋付近から乗り込みます。　　　　　　メンバーは高島先生つながりの方たちばかり。 　　　　　　思想家で論客として筆を振るっている内田樹さんご夫妻。　　　　　　奥さまは能楽師の高橋奈王子さん。　　　　　　相愛大学教授で僧侶の釈徹宗さんほか学者さん多数、　　　　　　それはユニークな顔ぶれ。    　　　　　 　　　　　 　　　　2時間半のクルーズの間、進行とガイドをつとめる　　　　　落語家の桂あさ吉さんと、ボランティアガイドとして　　　　　研修を受けたお伽衆の谷口まさみさんの口調も　　　　　なめらかに、気分を盛り上げてくれます。 　　　　　寿司職人さんも乗り込んで、握ってくださり、　　　　　へぎの舟にのったニギリが次々に回ってきます。　　　　　　　　　　配られたお弁当もいただき、それぞれが持ち寄った飲み物で、　　　　　船はたちまちバーか居酒屋か・・ 　　　　　ビール、赤白ワイン、日本酒、チューハイ、シャンペンなどなどが　　　　　行き交い、気持ちいい川風に吹かれながら暑さも忘れて　　　　　極楽気分！ 　　　　　文楽船、落語船、能船、企業の船、御神霊をお乗せした　　　　　供奉船はひときわ厳かに。　　　　　私たちの船は御神霊をお迎えするので奉拝船といいます。 　　　　　ほろ酔い気分で、船の写真はほとんど撮れていません。 　　　　　　　　　　　　  　　　　　行き交う船とすれ違うときには、船同士声を掛け合って、　　　　　”大阪締め”で　エールの交換をします。 　　　　　　打ちま～しょ！　チョンチョン　　　もひとつせ～　チョンチョン　　　　　　祝うて三度、　　チョチョン　　チョン　　　　　　　高橋先生いわく　　　　　　　『大阪締めは男締めと女締めがあります。　　　　　　　　天神祭は男締めでやります。　　　　　　　男締めは打ちま～しょ！　　女締めは打～ちましょ！　　　　　　　　伸ばすところが違う』とのこと。  　　　　　　 　　　　　大川沿いにずらっと屋台が並んで、行き交う見物客で大賑わい。 　　　　　　　　　　高島幸次先生も熱弁です！ 　　　　日が落ちると、5000発の奉納花火が打ち上げられ、　　　　お祭り気分は最高潮　　　　火と水の祭典、天神祭は大阪の底力を感じさせる　　　　一大スペクタクルでした。 　　　　好きやねん、おおさか  

  2015.07.27

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  極楽坊のハス

   　　　　　　　　　　　　　　　　　　　禅室　　　　　　　　　　（画像は去年８月２５日の地蔵会万灯供養の記事から） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　極楽坊本堂の前のハス鉢に咲く蓮の花　　　 　　　　　　　 　　　　　　　いつ見ても笑っちゃいます。　　　　　　　　　　　　　　

  2015.07.25

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  元興寺で浪曲

    　　　　７月７日，今年のたなばたさまは、奈良に繰り出しました。　　　　だいぶ日が経ちましたが、忘れないうちにメモメモです。 　　　 　　　　近鉄奈良駅から猿沢の池を通り、奈良まちを歩くと、　　　　世界文化遺産、元興寺(がんごうじ）に到着します。 　　　　この日、禅室で、ご住職が大阪城にまつわる≪かえる石≫の話、　　　　浪曲師、春野恵子さんが『落城の淀君』を口演する、と聞き、　　　　なんか面白そう・・と、友人と出かけました。 　　　　東大卒、しかも美人の恵子さんといえば、”ケイコ先生”の映像が　　　　浮かびます。　　　　TVの人気番組だった　『進め！電波少年』　『電波少年的東大一直線』の　　　　家庭教師、ケイコ先生です。　　　その後、運命の出会いがあって電撃的に浪曲師となった恵子さん。　　　この日の『大阪城落城の淀君』は、まるでミュージカル！ 　　　客席からは　『待ってました！！』　　　　　　　　　　　　　『たっぷり！』　　　　と声援を送ります。 　　　恵子さんの張りのあるつややかな声が　　　禅室の隅々まで響き渡りました。 　　  　　　　極楽坊本堂の、日本で一番古い、行基葺の瓦が　　　　雨に洗われてなんとうつくしい・・　　　　飽きず眺めてしまいます。   　　　 　　１４００年前の瓦が今、目の前にあるふしぎ。　これぞトキメキの歴史ロマン！　　　見逃しては帰れませぬ。                　門をはいったところのこんな景色も見逃せません。　　　　　 　　　　　　　　　いい感じに剥がれ落ちた土壁に沿って咲くガクアジサイや　　　　　這い登っているツタも好み。 　　　　　　　　　　　   　　境内のあちこちには　桔梗が真っ盛りでした。　　　　　　　　　　　  　　　　帰途、春日大社を通り過ぎ、浮御堂まで足をのばしてテクテク。 　　 　　　　　　道路わきに見っけ。　　　枯木の切り口のてっぺんから松の木の赤ちゃんが何本も生え出て、　　　おもわず、わっはっはっと笑ったわ～　　　天然自然がうみだした、みごとな人面木。　　　”ナニこれ珍百景的作品”です。　　　　　最高！！      

  2015.07.24

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  狂言浴衣会

             3月の番組にゲスト出演していただいたご縁で、　　　　　仲良くなった塩路けい子さんから、狂言のおさらい会の　　　　　ご案内を頂き、友人とこの日を心待ちしていました。  　　　　　おさらい会なので、衣装は浴衣に袴というスタイルだそうです。　　　　　たのしみ・・ 　　　　　場所は京都、東山、円山公園の奥のほうにある　　　　　東観荘の二階のお座敷です。 　　　　　河原町四条の「おめんNIPPON」で軽めのランチ。　　  　　銀閣寺の「おめん」と同じく、つけ麺はこしがあってつるつるのどを通ります。　　　お野菜たっぷり、きんぴらごぼうや摺り胡麻も。  　　　　　　では参りましょう　　　　　　　四条通りを東にむかい、八坂神社の南から上り坂をテクテク上がって　　　　　　　長楽館をすぎたころ、はるか向こうに・・・。　　　　　　　あれが東観荘ね。　　　　　　　１５０年の歴史ある建物で抜群の環境。手入れの行き届いたお屋敷です。　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　会場は2階の大広間。椅子席が設けられていホッ 　　　　　　　　　　狂言は全編、おかし味，笑いがふんだんで、　　　　みんなアハアハと笑いながら見ます。　　　　狂言は室町時代の吉本新喜劇、みんな遠慮せんと　　　　大きな声で笑ってくださいね、と最初のご挨拶からリラックスムードです。　　けい子さんが演じるのは、若狭の昆布売り。   大名をおちょくりまくる役柄。 　　『昆布召せ～～　お昆布召せ～～～』と　　よく通る、肝のすわった完璧な発声で、演技も最高。 　　中休みでは、私たちも一緒に、謡いを教えていただきました。 　　　盃にィ～～　ムカヘェばァ～～　　いろもなほあかくしィてェ～～～ 　　てなかんじ。いや～～たのしい。　　笑いも教わりました。　　大笑い、中笑い、泣きわらいなど。　　本番は９月に能楽堂で行われます。  　塩路けい子さんはプ「ランニングハーモニー」を主宰している　食の専門家。　http://e-shokuiku.net/profile/5 　奥深い知識と実践に、全国からオファーがかかるという　お忙しい毎日のはずですが、ゆったりした佇まい。 　番組打ち合わせの初対面のとき　あ、大竹しのぶさんと似ていらっしゃる・・と思わず言っちゃいました。　話し方も佇まいも。　タクシーの運転手さんにも、大竹しのぶさん？と聞かれたことがあるんですって。  　　玄関を出たらすぐに円山公園の南東端に続きます。　　１８８６年に作られた京都最古の公園なので、　　鬱蒼とした森林地帯を抜ける気分。 　　　　　　　　水を見るとホッとします。石も苔むしてアートです　　　     円山公園もおくまで行くと、ちょっとしたトトロ気分が味わえます。　　　秋にもういちどこのあたりから知恩院に抜けるコースを　　　ウオーキングしましょう。 

  2015.07.08

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  能勢で人形浄瑠璃

   　　　　先週日曜日、大阪府の最北端、緑豊かな能勢町で　　　　人形浄瑠璃の公演がありました。       浄るりシアター館長に番組にご出演いただいたことで、　　　　　200年前から能勢の地では浄瑠璃が語られていたと知り、　　　　俄然興味がわいて、出かけました。       　　　　周囲を山に囲まれた、のどかな道を走っていると、　　　　あった～～！　やっとたどり着きました。　　　　　　　　　　　　　　　すばらしい建築物です。　　　招き絵もたのしい　ぞくぞくとお客様が詰め掛けています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ロビーにはまねきがずらり。　　　　　　　　　　　　あら～～、浄瑠璃語りの人間国宝、竹本住大夫様ご夫妻がいらっしゃる。　　ステージで拝見するのとは違い、好々爺ですね。   90才をとうに越していらっしゃるはず。　　　　　　　　　　地元の小学生から70代までのおよそ70人が　　　　　　　　　語り、三味線、人形遣いとして、玄人はだしの芸を　　　　　　　　　みせてくれますが、その監修を住大夫さんがなさっています。　　　　　　　　　脳梗塞で倒れ、リハビリで奇跡の舞台復帰をはたしたあと、　　　　　　　　　去年、惜しまれながら引退なさった住大夫さんです。　　　　　　　　　すぐ近くにいらっしゃったので、『お元気でいらっしゃいますね』と　　　　　　　　　お声をかけさせていただきました。　　　　　　　　　『まだ後遺症があって、なかなかですわ～』とおっしゃっていましたが　　　　　　　　　住大夫夫人が寄り添っていらっしゃるので、安心なさっておでかけなのでしょう。　　　　　　　　　　　　ロビーは一部資料館のようになっています。　　　　　大夫さんが語る浄瑠璃の床（ゆか）本が、1ページ5行で書かれていること、　　　　　初めて知りました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちんぷんかんぷん、全く読めません。　　　2時間半の公演が終わり、ホールを出たところで、　　名演技をした文楽人形さんにお見送りをしていただきました。　　　　　地域の伝統芸能と結びついた町おこし、応援しなくっちゃ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2015.07.02

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  時短で朝食

   　　　　今日は　これからYWCA千里センターで歌ってきます。　　　　朝食は、パンを焼くだけの手間なしメニューで。　　　　 　　　　　・トーストにバター、手作り苺ソース、　　　　・昨夜の残り，じゃがいもの冷たいポタージュ、　　　　・ヨーグルト　　　　・カゴメ＜毎日飲む野菜＞ジュース 　　　　　施設内にあるケアハウス『シャロン千里』の方たちの　　　　　お誕生会で、私たちのグループ7人も　歌でお祝いをします。　　　　　♪　雨に歌えば　　　　　♪　オールド　ヴァージニー　　　　　♪　ピクニック　　　　　♪　北の国から 　　　　　では行ってきます  

  2015.06.22

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  ライプツィッヒ弦楽四重奏団

           ドイツの「ライプツィッヒ弦楽四重奏団」が　　　　　6月8日、大阪にやってきました。　　　　　　　　　　　　　旧聞に属しますが、忘れないために書いておきます。　　　　　　雨模様の日でした。           　　　　　　　　　　　　直前、ハイドンの演奏曲目変更の告知がありました。 　　　　変更後→ハイドン：弦楽四重奏曲第4番　　ト長調　op.1.4  　　　　　また、第一ヴァイオリンのシュテファン・アルツベルガーが　　　　　都合で来日できなくなり、コンラッド・ムックに変更になった、と　　　　　プログラムの後ろにことわりが載っていました。          開演時間になると、4人の演奏者がさりげなくスス～っと登場して、　　　　チェリスト以外の3人は立ったままで、ごく自然な雰囲気の中で　　　　演奏が始まりました。 　　　　後半のベートーヴェンは4人とも座っての演奏です。　　　　前半の立ったままの演奏では音の広がりを感じ、　　　　4人座って演奏をしたときは、第1、第2、ヴァイオリン・　　　　ヴィオラ・チェロの4つの楽器が内に向かって　　　　共鳴しているように感じました。 　　　　　　　アンコールはJ.S. Bachの　　　　　＜日は終わり、太陽は沈む BWV447＞　シュメッリ歌曲集より　          　初めて聞く,祈りのような曲でした。 　　　　　　　印象深い、いい演奏会でした。 　　　　　　　　　この日の聴衆は、お年を召したかたが特に　　　　紳士淑女、といった装いの方たちが多く、　　　　ファッションもとても興味深かったです。          

  2015.06.22

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  ドイツリート　in 中津

   　　　もうひとつ、特筆すべきコンサートのことを書いておかねば。　　　5/2、レ・ヌーヴォレ、という、サロンホールで、　　　珠玉のドイツリートを聴いてきました。 　　　　　　　　　　　　　初めて入ったホール　　　　　　ま、なんて贅沢な・・　　　客席は50席あるかないか。　ステージはたっぷりとってあり、　　　ベーゼンドルファとスタインウェイが入っています。　　　ウッディな造りは、一歩入るとほっとくつろげる雰囲気。、　　　床、壁面、天井，照明、随所にこだわりを感じます。 　　　演奏家の方たちが、温かく精緻な表現で歌うドイツリートに、　　　惜しみない感動の拍手を送りました。　　　特に心が震えたのが、岡原慎也さんのピアノ。　　　伴奏でこんなにも心を捉えられたのは初めてでした。 　　　肘掛のついた、ビロードのゆったりした椅子に座り、　　　間近に演奏を楽しめる・・　　　中世の宮殿で開かれたサロンコンサートもかくや、　　　と夢見心地で聞き入っているうちに終わりました。　　　次回はドレスコードを考えて、その世界にどっぷりとひたりたいです。 　　　　帰る道すがら、中津駅界隈の気になるお店や　　　　なつかしい家並みなど楽しみました。  　　　　 　　　　ここ、つぼです。　　　　　アボカド専門のお店。　　　　　店じまいをしているところを、無理を言って入れていただきました。　　　　　アボカド、アボカド、アボカド、タネ、タネタネ・・　　　　　立派なアボカドがずら～～～っと陳列、　　　　　アボカドグッズ、アボカドオイル、などこだわりまくったお店です。　　　　　タネから苗を育てているケースもずらっとおかれて、　　　　　ホントに面白い。 　　　　　今、錦織くんの画面から目が離せませんが、　　　　　明日から7日まで信州、白馬に行く予定です。　　　　　最後まで見たいし、寝不足は怖いし・・・ 　　　　　白馬だよりは、多分帰ってからになると思います。 　　　　　友人が亡くなって、早や1ヶ月が目の前となりました。　　　　　　夕食後、彼女が好きだったカサブランカを持って　　　　　「kakkoと何度も行った白馬にいってくるね、」と　　　　　話しかけてきました。　　　　　道中の無事、空の上から見守っていてね。  　　　

  2015.06.02

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  文楽日和

      　四月文楽公演を見に行きました。　　人形遣い、吉田玉女、改め初代の師匠の名跡を継いで　　二代目、吉田玉男となる、襲名披露公演です。　　　　　　大阪公演もあす限り、という滑り込みセーフの観劇でしたが　　　25日は暖かい文楽日和でした。玉男さんの幟がはためいています。 　　　 　　　　　　　　　　　　　　ロビーにはお祝儀袋が、剣菱の菰樽と共にずらっと飾られて　　　　襲名披露舞台への期待が高まります。 　　　　座席は10列9番と10番。語りと三味線が一直線の　　　　まことに見晴らしのいい席を取っていただき、　　　　休憩を挟んで4時間あまり、ゆったりと楽しめました。 　　　 　　　文楽の口上は初めてでしたが、ご本人は最後まで　　　あたまを下げてひれ伏し、口上を述べないのですね。 　　　　　初代玉男さんは人間国宝でした。　　　　玉男さんが男役の人形を遣い始めると、とたんに人形に魂が入り　　　　玉男さんの姿が見えなくなる、といった至芸に、　　　　心を奪われたものですが、　　　　　二代目が演じた『一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)』の　　　　　熊谷直実にも、初代玉男さんが乗り移っていました。　　　　　今回、もう1人、感動した人形遣いは吉田蓑助さん。　　　　　　やはり人間国宝です。　　　　　「卅三間堂棟由来　平太郎住家より木遣り音頭の段」の　　　　　柳の精・女房お柳を遣いましたが、　　　　　座るしぐさ、のれんをくぐる首のかしげかた、指先の表情など、　　　　　あまりにもきれいで、お柳さんが1人で動いているとしか思えず　　　　　ドキドキしっぱなしでした。　　　　　新派俳優の名女形、英太郎さんも真っ青かも。 　　　　　ご贔屓の三味線方、鶴澤燕三（えんざ）さんも、　　　　　語りの咲太夫さんとの息もぴたりで、今回も凄腕を見せてもらいました。　　　　　燕三さんと咲太夫さんの乗った、舞台上手の盆が　　　　　くるりと回って床がこちらにむくと、大向こうから　　　　　『燕三！！』と声もかかっていました。　　　　　文楽では珍しいことです。 　　　　　幕間には文楽弁当をいただきました。1300円也。　　　　　　　　　　 　　　　見事に煮物ばっかりね、と友と笑いながら。 　　 　　記念にいただいた、玉男さんの手ぬぐい。　　染め抜かれた文字は『転女成男』　なんと読むのかしら。 　　上方が誇る300年の歴史ある文楽は大阪の、日本の財産です。　　幕見席もあり、一幕だけ見られるので、時間のない人や　　学生さんなどにはとてもありがたいものです。　　　料金も1500円ぐらいですし。　　　当日しか買えませんが、ふらりと出かけてお楽しみください。  　　　　　

  2015.04.27

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  動楽亭で落語

   　　　　　　冷たい雨が1日降り続きましたが、　　　　　　今日はお楽しみの日。　　　　　　桂千朝・ざこば二人会があります。　　　　　　　　　　　　午後5時過ぎに家を出て、バス→地下鉄を乗り継ぎ　　　　　　動物園前で下車。　　　　　　新世界・じゃんじゃん横丁の入り口にある　　　　　　小さな寄席小屋へと急ぎました。　　　　　　席亭はざこば師匠です。 　　　　　　　　　　　　　　客席を見て、千朝さん目当てで来ている人が多い、と　　　　　　　読みました　　　　　　　 　　　　　　　千朝さんのはてなの茶椀。言葉は明瞭、表情はお茶目。　　　　　　　品のいい語り口。　　　　　何度聞いても　「ええわぁ」　　　　　　　いつまでも元気で続けて下さい、と願うのみ。 　　　　　　　ざこばさん、声は大きいけれど、　聴こえに障害のある私には、　　　　　　　語尾がもやもやでざんねん。  　　　　　　お楽しみのあとは、新世界、通天閣のお膝元、じゃんじゃん横丁の　　　　　　二度漬けごめんの串カツの店に直行です。　　　　　　　　　　　　生ビールやハイボールで、　　　　　　今日も平和な１日を過ごせたことにカンパ～イ 　 　　　　　　　　　 

  2015.04.10

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  千朝落語

    　　　　梅田の太融寺の本坊で、恒例の落語会がありました。　　　　　 　　　　　第84回＜千朝落語を聴く会＞です。　　　　　先日亡くなった桂米朝さんの直弟子のひとり。　　　　　ひたすら古典落語を追い求め、弟子もとらず　　　　　わが道を行く千朝さんは、他の落語家さんからも　　　　　一目置かれている実力派です。　　　　　　 　　　　　　ゆったりとした語り口、絶妙の間、明快な描写、　　　　　　おちょぼ口と目の動き、お茶目な表情に　　　　　　どんな気難しいおじさんも思わず顔が緩むのが　　　　　　千朝落語です。 　　　　　　今、私の聴力は、2012年10月19日の車の事故以来　　　　　　ぐんと落ちて、補聴器が強い見方です。　　　　　　楽器の高音部の音程が歪んで聞こえるのと、ダブル障害　　　　　　です。 　　　　　　千朝さんの言葉は、うれしいことに　　　　　　会場の後ろのほうで聞いていた私の耳に　　　　　　一言一句きちんと届き、楽しむことができました。 　　　　　　桂優々さんと松福亭鶴二さんの落語も、笑いをとって　　　　　　お客さんも大いに楽しんでいましたが、残念ながら　　　　　　私の耳には言葉のほとんどが聞き取れません。 　　　　　　今、私の耳は、正しい発声法ができているかどうかを　　　　　　きき分ける感知器となっています。 　　　　　　次回の千朝落語を聴く会は5月23日土曜日、　　　　　　午後2時開演です。　　　　　　入場料：1800円　　予約はいりません。　　　　　　梅田，太融寺でお会いしましょう  

  2015.03.21

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  春だ、歌舞伎だ、いざ、南座へ

   　　　　　　歌舞伎界若手の花形俳優たちが勢ぞろいした、　　　　　　三月花形歌舞伎を鑑賞しに、京都南座へ。 　　　　　　3時30分開演の午後の部を鑑賞しました。 　　　　　　  　　　　　　 　　　　　　　　　　　上と下はおなじ順列ですが、素顔からガラリ変わって　　　　　　役に扮した顔はいずれも大物の貫禄。  　　　　　　ほとんどがまだ20代の若さ。 　　　　　　　先日亡くなった三津五郎さんのご子息、巳之助さんが　　　　　　　隅々まで響く大きな声で熱演していたのが好もしく　　　　　　　心の中で声援を送りました。　　　　　　　次代の若手俳優たちの熱気が伝わった舞台でした。  　　　　　　彼らの20年後、30年後は、歌舞伎界を背負ってたつ　　　　　　立派な役者さんになっていることでしょう。　　　　　　その姿を見れるのは多分あの世から・・・  　　　　　　南座を出るとすっかり暮れた祇園界隈、　　　　　月もおぼろにひ～が～し～や～ま～ぁ 　　　　　　昼の賑わいがそのまま続いています。 　　　　　　　　 　　　　　　　　ちょうど『東山花灯路』のイベント中で、神社仏閣などが　　　　　　　　　ライトアップ。 　　　　　　　　　八坂神社も夜の闇に浮かび上がっています。　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　境内108基の灯籠にも灯りがともって、　　　　　　　　　昼間見る景色とおおちがい。　　　　　　　　　心弾む境内散策です。 　　　　　　　　　 　　　　　　　　　祇園大茶会～琳派とお茶～と題したお茶会も。　　　　　　　　　　芸妓、舞妓さんたちによるお茶席に行列もできていました。　　　　　　　　 　　　　　　　更に進むと、境内にある能舞台で、舞妓さんによる　　　　　　　　舞踊の奉納が始まっていました。　　　　　　　　 　　　　　　　　人の頭越しに必死です。　　　　　　　　　芸妓さんは宮川町の＜とし桃さん＞と＜とし恵美さん＞。 　　　　　　　　 　　　　　カップルや家族ずれも着物姿が多く、私たちも八坂さんの門前で　　　　　パチリと記念撮影。　 　　　　　　　安井町から建仁寺を抜けて、花見小路に戻り急ぎ足で　　　　　四条大橋へ。   　　　　 ここで本日のハイライト！ 　　　　　橋のたもとで、バケツやフライパンなどを使って 　　　　くろうとはだしのバチ捌きで激しくビートを打ち鳴らす若者あり。 　　　　　しばし立ち止まり聞きほれました。 　　　　前においた箱にコインを入れる人も。 　　　 　　　　　と、着物姿のカップルが通りかかり、　　　　　やおら女性が連れの男性にバッグを預け、　　　　　ビートに合わせて　ノリノリで激しく踊り始めたではありませんか。 　　　　　着物の裾も翻し、踊りのプロ？と見まがうはじけっぷり！ 　　　　　踊る着物女子　おみごと！！　 　　　　　　いや～京都は楽しおすな～～  　　　　　賀茂川にかかる四条大橋をわたりきると、　　　　　はい！現実に戻りました。　　　　　そうそう、夕食は日本料理のフルコース、と言いたかったけれど、　　　　　権兵衛さんの”しっぽく”と”きつねうどん”どしたんえ～        

  2015.03.09

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  いつの間にか10周年

              　　　　　フルート仲間とアンサンブルを組んで10周年を迎えました。 　　　　　職業人や主婦業の10名は、趣味の音楽でつながったいい仲間です。 　　　　　　 　　　　　　超忙しい人ほど、時間の使い方が上手。            何事も、忙しいことを言い訳にはできないわ、とつくづく・・ 　　 　　　　この1年間みんなで話し合いながらすすめてきましたが、　　　　それを取りまとめてフォーマットを作ったり、色んなことを提案して　　　　どんどん進めていけたのは、Ｂ氏のおかげ。 　　　　参加してくださった知人友人にも、Ｂ氏制作の10年のあゆみを　　　　プロジェクターで紹介して、楽しんでいただきました。  　　　　　　　　　        　　　B氏は超忙しいビジネスマン。　　　　　　一夜明けた今頃は機上の人となって、アメリカに向かっているはず。 　 　　　　ＯＮとＯＦＦを上手に使い分けて、人生を楽しんでいるのが我らが仲間。 　　　　ゲスト演奏はＤuo158のピアノとビオラのおふたりと　　　　我らがまりこ先生のフルート演奏です。　　　　余技のピアノ演奏や朗読、歌もでて、大盛り上がり。 　　　　メンバーのお孫ちゃんのすばらしいボーイソプラノで　　　　『おくりびと』を聞いたときは水を打ったようにし～んと聞き入って、　　　　歌い終わると”すご～～い”と賞賛の嵐。　　　　完璧な音程、リズム感、表現力に感動です。 　　　　 　　　　Ｍ氏が準備してくれていた、　　　　お金のやり取りで勝敗を決めるじゃんけんゲーム、　　　　幼児から大人まで楽しめます。　　　　ラグタイムの曲に合わせて、曲が終わるまでの3分ほどで　　　　決着がついてなかなかいいです。 　　　　会場は千里音楽園をお借りしました。　　　　　　　http://senriongakuen.com/ 　　　　　食べ物飲み物も用意しました。　　　　　駆けつけてくださった皆さまにもあたたかく見守っていただきながら　　　　　思い切り楽しんだ半日でした。  　　　　私？　　　耳の異変で2年半前からまだフルートが持てません。　　　　　ケースの中で眠っています。 　　　　　いつか元に戻るかも、と希望をつないで今も　　　　　仲間の一員でいます。

  2015.03.02

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• 坂東三津五郎さん

    　　　　　大きなショックを受けました。 　　　　八十助さんのときからずっと好きでしたから。　　　　　着物姿がかっこよすぎて、それだけで惚れちゃいました。 　　　　踊りの美しさに目が奪われました。　　　　　ちょっぴりニヒルなあの笑顔に胸がきゅんとなりました。　　　　　思い出しては悲しみに暮れています。   　　　今朝の毎日新聞の記事↓　　　　端正で品格があり、隙（すき）も狂いもない粋な芸風、　　　　芸への真摯（しんし）さ、全体への目配り。　　　　歌舞伎界にとってかけがえのない存在であった。　　　　今日は喪に服して、引きこもっていました。 　　　　三津五郎様、ありがとうございました。  　　　　　　　　　　どうぞ安らかにお眠り下さい。　　合掌  

  2015.02.23

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  熊本マリさんとデュオ158

    　　　先週のお楽しみの続きです。    大阪ＹＷＣＡで、熊本マリさんのチャリティピアノコンサートがありました。　　　　　　　　　　　　　　　歯切れのいいトークも交えての、いい演奏会でした。    　　　　　　日曜日の『Ｄｕｏ　158』はヴィオラとピアノのデュオです。 　　　　　　　ふたりの年齢の合計が158才。 　　　　　　　昭和9年と11年生まれのふたりの男性が　　　　　　　7年前にテニスコートで出会い、意気投合。　　　　　　　ピアノとヴィオラのデュオを結成しました。 　　　　　　　80才と78才。 　　　　　　　人は目標を持ち情熱をかたむければ、年令に関係なく　　　　　　　社会的な存在として歓びに満ちた営みが行えることを示そう、と　　　　　　　毎週日曜日は、みっちりと練習しています。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　　　来年は『デュオ160』となります。 　　　　　　　　　ステージのおふたりにインタビューをして　　　　　　　　　コンサートを盛り上げるのが私の役目。 　　　　　　　　　毎年のお楽しみのひとつです。 　　　　　　　　　デュオ200までがんばってください！

  2015.02.18

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  お楽しみウイーク

   　　　先週はたのしいことてんこ盛りの週でした。 　　　まずは、毎年のお楽しみ、桂千朝師匠を囲む会が、 　　大阪の東住吉区南田辺の青山家で開かれ、　　　今年も大盛り上がりの1日を過ごしました。 　　　去年の様子は↓　　http://plaza.rakuten.co.jp/minohmadam071102/diary/201402020000/ 　　まずは千朝さんの一席を楽しみます。　　 　　　　　　今年は≪植木屋娘≫。　　　　　　滑舌抜群の明快なしゃべりとひょうきんな表情に、　　　　　　お座敷が笑いのつぼ。 　　　　　　そのあとの大宴会は、それぞれが持ち寄った一品を　　　　　　肴に、飲んでしゃべって、最後のほうはいつも誰かが　　　　　　60年代、70年代の懐メロを歌っている、といった　　　　　　お決まりの流れに。 　　　　　　私の持ち寄り品は、前日まで策のないまま　　　　　　苦し紛れに生春巻きを作っていきました。 　　　　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　・　蒸し鶏（てんめんじゃんで下味をつけて）　　　　　　　　　卵焼き、人参、キュウリ、大葉、春雨、ネギ　　　　　　　・　ハム，サンチュ、キュウリ、人参、大葉、春雨 　　　　　　上記2種類の生春巻きをサラダ感覚で。　　　　　　ひとくちで食べられるように1本を4つに切りました。　　　　　　タレはスイートチリソースです。 　　　　　 　　　　　手作り派では一目置かれているハルコさんは、今年も       　女性人を唸らせました。      　山うどと菜の花、ほたるいか、新わかめをの酢味噌で。　　　　　たら～りとかけられた辛子酢味噌、これがおいしいのなんのって。 　　　　白味噌もりんご酢もハルコさんのお手製です。おいしいはずね。         そうそう、山うどの皮のきんぴらも絶品でした。 　　　　春の香りが鼻腔をかすめ、口中に広がり、のどをゆっくりと　　　　通過。　    　　　　　　　　　　大根餅、手作りシュウマイ、おからにひじき煮、だしまき、 　　　　　　 　　　　　　せつ子さんが大なべで振る舞ってくれた粕汁が　　　　　　体にしみわたります。温かい汁物は人を幸せにしてくれる。 　　　　　　他にも、海老のチリソース和え、え～と、え～と、　　　　　　3日も過ぎるとすっかり忘却のかなた 　　　　　　脳は半分休眠状態ですが　　　　　　胃袋だけは健在で、おいしい記憶を反芻しています。 　　　　　　日が暮れて、ほろ酔いでおいとまし、デジカメもほろ酔い加減。　　　　　　青山家がこんなに霞んでしまいました。 　　　　　　　 　　　　　　おたのしみその1のレポートです。 

  2015.02.17

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  新春シャンソンショー

   　　　　2015年初めての放送のゲストにお迎えしたのは　　　　シャンソン歌手のＡｃｃｏさんと川島弘さん。 　　　プロのシャンソン歌手のおふたりは、先日11日に開催された　　　『新春シャンソンショー紅白歌合戦』で、すばらしいステージを見せて下さいました。 　　　番組の中でも、見所、聞き所などたっぷりとお話を伺いましたが、　　　Accoさんは毎年構成、演出も担当、川島弘さんは出演者の中では　　　最年長（82歳）として、貫禄たっぷりのステージでした。  　　　  　　　　　　　　 　　　　26人のシャンソン歌手が趣向を凝らしてのどを競いますが　　　　なんとも贅沢な顔ぶれ。　　　　フルコースをゆっくりと味わいながらいただいているような、　　　　3時間のおいしいステージでした。 　　　　そのむかし、アナウンサー稼業についたとき、　　　　上司から早口言葉で鍛えられましたが、 　　≪新進シャンソン歌手総出演新春シャンソンショー≫も　　　　テキストに入っていて、ひたすら練習をしていたことを思い出しました。 

  2015.01.15

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  鶴澤燕三さん

            　日本橋にある国立文楽劇場で、　初春文楽公演を観賞しました。                                                                                            　　　　　一歩ロビーに入ると、正面に一対のお目出度い鯛が出迎えてくれます。        　ここはまだまだお正月！　　　　　天井からはピンクと白の餅花が下がり、　　　　　うれしくて心弾みます。                   文楽見なくても（聞かなくても）、この風景だけを見に来たいくらい。　　　　　　　                                                       　　　　　　　　　今年の出し物（昼の部）は　　　　　　　　花競四季寿（はなくらべしきのことぶき）　　　　　　　　　　　　　　万才・海女・関寺小町・鷺娘　　　　　　　　彦山権現誓助剣（ひこさんごんげんちかいのすけだち）　　　　　　　　　　　　　杉坂墓所の段／毛谷村の段　　　　　　　　義経千本桜（よしつねせんぼんざくら）　　　　　　　　　　　　　　道行初音旅　　　　　　　　　　ごひいきの三味線方　鶴澤燕三（えんざ）さんは　　　　　　　　　　2013年に日本芸術院賞も受賞した、優れた演奏家です。　　　　　　　　　　　　　彦山権現誓助剣（ひこさんごんげんちかいのすけだち）　　　　　　　　　　　　　　　　　　では「毛谷村の段」の切場（きりば）を、豊竹咲大夫さんと　　　　　　　　　つとめました。　　　　　　　　　一つの段の中でも後半の一番重要な部分を「切場（きりば）」と呼び、　　　　　　　　　「切場語り」は浄瑠璃の最高の語りどころで、　　　　　　　　　太夫の大きな目標になっています。　　　　　　　　　燕三さんの三味線とあいまって、感動の『毛谷村の段』でした。  　　　　　　　　　今回もいい場所をとってもらいました。　　　　　　　　　座席は8列34番。　　　　　　　　　　目の前が、浄瑠璃語りと三味線方が演奏する”床”で　　　　　　　　　場面が変わるごとに回転式の床がくるりと　　　　　　　　　回って太夫と三味線方が登場します。                                      　　　　　　　　　　燕三さんは去年の6月、公演出演中に脳梗塞で倒れ、　　　　　　　　　一時は三味線が弾けなくなったことを新聞記事で知りました。　　　　　　　　　音が出ないところからスタートして、リハビリで右手の筋力をつけ　　　　　　　　　9月の東京公演で異例の早さで復帰したという、　　　　　　　　　努力と根性の人です。　　　　　　　　　燕三夫人のみどりさんは切り絵作家。　　　今回の出し物を題材にしたきり絵のクリアファイルと　　　干支のひつじ柄のおめでたい手ぬぐいをいただきました。　　　　　　　　　一部の最後の『義経千本桜』で静御前を遣った、　　桐竹勘十郎さんもすごかった。　　　　華のある人形遣いで、いずれは人間国宝に・・と　　かってに予想しています。　　女優の三林京子さんと姉弟です。　　会場は満席でした。文楽は毎回、外国人も多いです。　　　1月26日までの公演です。　　　どうぞお運びいただき、ごひいきの人形遣い、　　浄瑠璃語り、三味線方をみつけてくださいまし。　　　　　　　　　

  2015.01.09

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  師走の京都

    　　　　今年も京都南座の吉例顔見世で 　　　1年の〆めをしてきました。 　　　　前日友人から、「ドレスコードは着物」との指令が入り、 　　　　お～そうきましたか、と、夜も更けてタンスからあれやらこれやら　　　　出しておおわらわ。 　　　　　朝は7時15分から着付けスタート！       　約1時間かかって未熟なれど、着付け完了。　　　　　 　　　　　当日は4人の着物美人がそろい踏み。　　　　　デパ地下でお弁当を買って、　　　　　鴨川にかかる四条大橋をわたると、そこはもう南座。　　　　　勘亭流で書かれた『まねき』に役者の名前がずらっと　　　　　並ぶのも、師走の京の風物詩です。　　　　 　　　　　今回は昼の部の4つの演目のうち、二つはご当地演目。　　　　　「藤十郎の恋」は南座界隈、　　　　　「仮名手本忠臣蔵」七段目、祇園一力茶屋の場は 　　　　祇園のお茶屋、一力が舞台、とあってまさにご当地。　　　　　あれこれ想像しながら楽しめました。  　　　　　 　　仮名手本忠臣蔵では、大星由良之助（大石内蔵助）に仁左衛門。　　平右衛門役の勘九郎、おかる役の七之助兄弟の、 　　息もぴったりの熱演に、客席は固唾を呑んで見守ります。 　　2年前、12月に亡くなった18代勘三郎さんもさぞかし　　満足げにあの世から拍手を送っていることでしょう。 　　　ロビーでは、ごひいきの役者さんに送られた松飾が  　早くもお正月気分を盛り上げています。 　　　　   　　　　お芝居がはねて、木屋町の高瀬川沿いにみつけた　　　　ちょっとムードのあるcafeで、水の流れを眺めながら　　　　さっき見た舞台の余韻を楽しみました。 　　　　　　  

  2014.12.20

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  まさか・・のあの方がスタジオに。

            水曜日、1時間の生放送が午後4時に終わって、ほっとしたところで、　　　　ハプニング勃発！！ 　　　　あの古澤巌さんがみのおＦＭに来てくださるという突然のはなし。       まさかね、ありえないよね、などと あたふたしているうちに、　　　　もうすぐ千里に到着、とのメールが、仕事仲間のyukoさんに入り、　　　　２人で駅までお迎えにいきました。　　　　yukoさんは私の番組終了後の夕方の番組で、古澤さんと　　　　電話インタビューを済ませたばかりで　まだ興奮の真っ只中。  　　　　キャッ、おおきなバッグを担いでスタスタと車に近づいてきた　　　　巌さん、Ｔシャツすがたで、たそがれの中のシルエットは　　　　体育会系の大学生がクラブ活動を終えて、ママのお迎えの車に　　　　乗り込むの図（妄想） 　　　　11/28に行われるベルリンフィルのメンバーとのコンサートの　　　　プロモーションのため、シンフォニーホールで記者会見がおこなわれたあとの　　　　貴重な時間です。無駄にしたくない！ 　　　　　私の番組のスペシャルゲスト、ということを急きょ決めて、　　　　　事前収録をするという運びになったのですが、 　　　　頭の中には何一つ筋書きができていません。　　　　　本当のぶっつけ本番でした。  　　　　　　 　　　　しかもメインのＡスタジオは別番組で使用中。　　　　隣の、こんな小さなブースでの収録となりました。 　　　でもたのしかった～～               　　　さびつき気味の脳細胞を総決起させて、がんばれ、じぶん！と　　　　脳内回路にスイッチを入れトークがスタート。　　　　普段はシャイな雰囲気の古澤さん、音楽の話になると　　　　とても饒舌に、古澤語録がばんばん飛び出します。 　　　　　　　イントロは箕面のおはなしから、だったかな？ 　　　　　　　アルバム制作の録音の現場での話し、　　　　　　　海外では、トーンマイスターと呼ばれるエンジニア（録音技師）の凄腕、　　　　　　　日本との違いや、神社で行っている奉納演奏での不思議体験、　　　　　　　音楽の中に詰まっていることって宇宙そのもの、　　　　　　　それぞれ人はみんなからだの中、脳の中に宇宙が詰まっていて、　　　　　　　人間はそれを使っていないんだと思う、そのところを探りながら　　　　　　　これからも色んなチャンスを狙っていく、などの話にまで発展・・・ 　　　　　　　蜜がいっぱい詰まったもぎたてりんごのように　　　　　　　ひとしずくもこぼしたくないような、珠玉の言葉がつぎつぎと・・               　　　　　　　色紙にサインもしっかりとおねだり。　　　　　　　　　　　　　　　　ヴァイオリンが入っている、キャンバス地の巨大かばん。                           　　　　　　　　　11/28のコンサートでは、世界のトップブランドのメンバーが、　　　　　　　　　それぞれぶつかってくるので、その感覚をぜひ感じてほしい、と　　　　　　　　　話しました。 　　　　　　　　　あと１時間ぐらいでも話は続きそうでしたが、次のご予定もあり、　　　　　　　　　またyukoさんと千里中央までお見送り。  　　　　　　　　　大きなかばんをかついで暗闇の中にさっと姿を消していった　あの方。                  姿勢は低く、理想は高く、気取らず、高感度120％。 　　　　　　　　　Ｉｗａｏさ～～～ん　　こだま　こだま　こだま                            　　　　　収録した古澤巌特別出演の放送は、　　　　　１１月１９日水曜日　15：00～16：00 　　　　　再放送：おなじ日の21：00～22：00　と　１１月２３日　17：00～18：00です。 　　　　　ぜひお聴き下さい。 　　　　　インターネットでも聴けます。          http://fm.minoh.net/　　　　 　　　　

  2014.10.30

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  京都できのこ展

    　　　　京都府立植物園で毎年秋に開かれる「きのこ展」に出かけました。    　　　 会場入口には大きなベニテングタケ。        きのこハカセ　と人が呼ぶ（家族親族だけ）オットが所属している　　　　関西菌類談話会主催の展示会です。                壁にはきのこの写真、テーブルには会員が採集したキノコが　　　　ずらり。                                                                                 以上の写真は関西菌類談話会のＨ・Ｐより   　　　　最近は観察会や講座をサボっているオットですが　　　　　久しぶりにキノコなかまと盛り上がっていました。　　　　　 　　　　　 　　　　　　 　　　 　　　　京都府立植物園は、日本で最初の公立植物園として、　　　　1924年に開園、　戦後、連合国軍に接収されて (ひど)      12年間も閉園していたんですって。  　　　　昭和36年に再開して今に至る道のりを考えると　　　　維持管理してきた関係者の方のご苦労が思われます。 　　　　自然の生態系に近い森があったり、四季の花壇があったり、池や広場など　　　　1日では回りきれない、広大な園です。 　　　　すぐ横は鴨川が流れ、背中合わせに府立大学、　　　　すこし歩くと，京都コンサートホール。 　　　　京都北部のこのあたりは瀟洒な邸宅やこじゃれたレストラン　　　　カフェなどもあって、すばらしいロケーションです。 　　　  　　　　　 　　北大路通りから烏丸通りまで歩いて、途中からギブアップ。　　途中からタクシーで三条高倉の分銅屋まで行き、　　　足袋を買ったあと、柳馬場通りを四条に向かいました。 　　　京都にどっぷりの1日でした。 

  2014.10.27

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  鎮守の森で・・・　あの方が・・

    　　　千里の天神さんの境内で、今年もヴァイオリニストの　　　古澤巌さんの奉納演奏が行われました。   　　　　　　　　大阪市内から地下鉄が乗り入れ、　　　リゾートホテルや大型商業施設で賑わう　　　千里ニュータウンのすぐ南に、　　　鬱蒼とした緑に隠れるように、鎮守の森があります。 　　　私の役目は進行司会です。 　　今年も社務所のお部屋で古澤さんとご一緒できる・・　　　胸、高鳴ります。toku toku toku　　　４００年の歴史ある上新田天神社の境内には、　　　氏子さんたちの手で並べられたたくさんのパイプ椅子が　　　お客様を待っています。 　　　　 　　　　　　午後5時の様子です。　開演1時間前です。 　　　　　　最前列の席にずいぶん早くから座っていらした女性お2人。 　　　　　　お1人はなんと「お昼の1時に神戸の御影から来ました」 　　　　　え～～～っ　5時間もここに？ 　　　　　　もうお1人は毎年来ていらっしゃるお顔なじみの方で　　　　　　以前私のブログを見つけてくださり、書き込みもして下さった　　　　　　Lilyさん。はるばると奈良からです。 　　　　　　　　　古澤巌さんの演奏を少しでも近いところで、という　　　　　　お二人の気持ち、よ～～くわかります。 　　　　　　古澤巌さんは、明治神宮をはじめ、神社仏閣を巡って　　　　　　音楽の巡礼の旅をつづけていらっしゃいますが、　　　　　　その始まりは5年前、ここ、千里の天神さんからでした。 　　　　　　　今年も、臼のように重い、とおっしゃる音響機材一式、　　　　　　　ご自分で担いで、千里中央駅からえっちらおっちらと　　　　　　　歩いていらっしゃいました。 　　　　　　　古澤さんのブログにも昨日のことを書き込んでいらっしゃいます。↓ 　　　　　　http://celebstyle.jp/iwao-furusawa/2014/10/19/1827/ 　　　　　　　日もどっぷりと暮れて、開演前には境内に溢れそうなほど　　　　　　　お客様でいっぱいになりました。　　　　　　　　ナマの古澤さんの佇まいや演奏を聞き漏らすまい、と 　　　　　　本殿前のステージ（五段ほどの石段ですけど）に釘づけです。  　　　　　　　演奏は、古澤巌作曲の＜始まりの風景＞でスタート。 　　　　　　　今回は最新アルバム　　　　　　　　　　≪古澤巌　ヴィルトゥオーゾ～弦楽のタンゴ～≫がメインです。 　　　　　　　ヴィヴァルデイ　四季より　　春 　　　　　　　　　　　　同じく　　　　　　　　冬　　　　　　　リンゴ追分　　　　　　　マリーノのコンチェルト　　1 　　　　　　　　　同じく　　　　　　　　　　2　　　　　　　　　　同じく　　　　　　　　　　3　　　　　　　アディオス　ノニーノ 　　　　　　リベル　タンゴ　　　　　　 　　　　CDのライナーノートに、作、編曲家のマリーノが　　　　タンゴと古典的なクラシックの形式がブレンドされたと、書いているように　　　　荘厳でダイナミックな演奏は心震えます。 　　　　　アルバムでは　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団メンバーの　　弦楽五重奏と共演しています。　　　　 　　　　 　　　　つくりものの混じらない、ナマの音のなんと温かいことか。　　　　　音楽を体いっぱい使って楽しんで演奏しています。 　　　アンコールの前にすこしおしゃべりしました。 　　　明日日曜日はステージがふたつ、月曜日は、皇后様のお誕生日で 　　美智子皇后さまのピアノとヴァイオリンでデュオを楽しみます。 　　僕は皇太子さまと同じ55歳なので、皇后様とは親子のような・・ですって。 　　　火曜日からはスイスとの国交150周年の演奏会。ぼくだけ早く帰ります。　　　宮崎県、日向の神社での奉納演奏があるので。　　　巌さん、まるで体育会系のフットワークです。 　　　 　　　しなやかなボディはサッカー、居合道、乗馬歴20年以上、　　　ヨットなど、スポーツの賜ものですのね。 　　　知性と野性味をあわせ持つ　”　世界の古澤”は,、    　どんなときもどんな人にも、温かいまなざしを向けて　　　おごらず高ぶらず。　  　　ぼくの中ではバロックはロック、とおっしゃる　Iwao Furusawaの　　　≪弦楽のタンゴ≫を、秋の夜長、思いっきり楽しもう     

  2014.10.19

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