日々いとおかし・・・なマダム日記

[音楽芸能] カテゴリの記事

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  海老尽くし　　九月花形歌舞伎

           　　　　　　　　 9月のはじめ、久しぶりに京都南座へ。 　　　　　　　　　　　海老蔵演じる＜景清＞の世界を楽しみます。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  　　　　　　　　　　        　　　　今回は歌舞伎、というよりも海老蔵ショーでした。 　　　　團十郎家に伝わる歌舞伎十八番のうち、あまり上演されていない　　　　4作品　「景清」　「関羽」　「鎌髭」　「解脱」を     　海老蔵がひとつにまとめて通し狂言にしたもので、　　　　演題は　『寿三升景清』　ことほいで　みます　かげきよ　と読みます。 　　　　　　　　 　　　　　　　客席に入って、舞台に目が釘付け！               　　　　　　　いつもの見なれた緞帳ではなく、活きのいい海老の絵がど～んと。　　　　　　　　この絵はお父上の故團十郎さんが描いたもので、　　　　　　　　今回の通し狂言の引幕にこの絵を取り込んだのも　　　　　　　　海老蔵さんの意気込みのあらわれかと・・。 　　　　　　　　　ともかくハデな舞台でした。　　　　　　　　大見得、にらみも大盤振る舞い。　　　　　　　　アイデア満載！  　　　　　　　　大詰めの「解脱」の場面では、舞台上の左右に　　　　　　　　特別席「三升席」を設けて、お客さんが　　　　　　　　目の前で海老蔵さんたち役者さんの所作を鑑賞できるのです。   　　　　　　　　全長9メートルの巨大海老まで登場し、客席はどよめきます。　　　　　　　　巨大海老の前の大鏡餅の上で、海老サマがにらみで決めると　　　　　　　　大向こうから　　　『成田屋！！』 　　　　　　　  　　　　　　カーテンコールも何度あったでしょう。 　　　　　　やっぱり、私には、海老蔵ショーでした。  　　　　　　　　　　　　場面変わって、ここは相国寺。 　　　　　　　　　  　　　　　　南座からタクシーで我らが4人組、相国寺内にある           承天閣美術館に、若冲の名宝展を見に行きました。                     　　　　相国寺はともかく広い！ 　　　　　 　　　　　足利義満が創建しただけあって、美術館はお宝級が         てんこもり。　 　　　　　伊藤若冲は江戸時代、京都で活躍した絵師ですが 　　　　　実は高倉錦小路の錦市場の青物卸業の長男。 　　　　　でも商売よりも絵を描くことだけに関心があり、　　　　　絵師一筋の生涯でした。 　　　　　 相国寺は京都御所の北、同志社大学の隣です。 　　　　　京都の町は本当に分かりやすい。 　　　　　若冲展は9／23までです。 　　　　　秋の一日、お出かけ下さい。  　　　　　　

  2014.09.18

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  南座に舞う玉三郎

    　　歌舞伎界の人間国宝、坂東玉三郎の舞台を　　見に行きました。　   　　　　　　　　　　 　　沖縄の伝統の踊り『組踊りと琉球舞踊』を、　　京都南座の大舞台で舞う、特別舞踊公演です。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　衣装も髪型もエキゾチック。　　真っ赤な足袋がうつくしく、目に焼きついています。 　琉球言葉は理解できないけれど、左右のスクリーンに　翻訳して写し出されたので、おぼろげながら　ストーリーの意味がつかめました。 　玉三郎が舞うと、どんな踊りも格調高く神々しくなって　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いっとき夢の国に遊ばせてくれます。 　　　　　　　　　　　　京都は今日も晴れのち晴れの上天気。 　　　　　　　　　　　　 　　　　　　四条大橋から賀茂川を見下ろすと、サギ？が1羽、ずっと羽をひろげたまま。　　　　　　 　　　　　　　　たった1羽でちょっぴり淋しげ。 　　　　　　　　帰りにちょっとのどを潤しましょう、と河原町四条交差点の東寄り、　　　　　　　　甘味処の『永楽堂』に入りました。 　　　　　　　　リニューアルした2階の喫茶室は　　　　　　　　木組みのインテリアがおしゃれな、落ち着いた空間。　　　　　　　　その昔、学校に通っていたころからおなじ場所にありました。 　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　2人は抹茶パフェ、1人は白玉栗ぜんざいを注文。 　　　　　　　久しぶりのパフェ、おいしかった！！ 　　　　　　　盛りだくさん、いろいろ入っていました。 　　　　　　　抹茶アイス、抹茶カステラ、バニラアイス、寒天、抹茶ゼリー、　　　　　　　白玉粉、生クリーム少し、 香ばしい玄米フレーク、ほんのり甘いおせんべい。 　　　　　　　次回は本わらび粉のわらびもちを、と今から脳内に画像をインプットしています。   

  2014.06.09

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  文楽　　　竹本住大夫さん

    　　＜山の辺の道＞を歩いた次の日、西宮の友人も合流して、　　4人で大阪国立文楽劇場で人形浄瑠璃を楽しみました。 　　　  　　今回は、文楽劇場の開場30周年記念公演、と   浄瑠璃語りの竹本住大夫さんの引退公演でもあり、   文楽ファンにとっては見逃せない舞台です。 　　 　　演目は菅原道真（菅丞相かんしょうじょう）の悲劇を描く 　『通し狂言　菅原伝授手習鑑』です。 　　　  　　 　　鶴沢燕三さんの夫人みどりさんが、　　素敵な着物姿で迎えて下さいます。 　すらりとスタイル抜群で、まるで竹久夢二の描く女性のよう・・　　 　　燕三夫人は切り絵作家杉江みどりさんの名前でも　　ご活躍のアーティストです。　 　　記念にいただいたクリアファイル。うれしい！ 　　　　　　　　　　　  　　みどりさんの切り絵は文楽を題材とした作品が多くあります。  　　昼の部では、二段目「丞相名残の段」で　　躍動感溢れる三味線を披露する、鶴沢燕三さんを見逃せないし、 　　夜の部では住大夫さんが語る三段目「桜丸切腹の段」も　　しっかりと　耳にとどめておきたいし、ということで　　昼夜通しで鑑賞することになりました。 　　　  　　　昼の部が10：30～15：30 　　　夜の部は16：00～21：00 　　うそっ　　　10時間も座席に座っていたの？私たち 　　それぞれ5分と30分の休憩が入りますけれど・・  　　　住大夫さんはおととし脳梗塞で倒れたあと、右半身と言葉に残った 　　後遺症のリハビリに励み、軌跡の復帰を遂げました。 　　いよいよ3段目、桜丸切腹の段、89才、住大夫さんが　　盆に乗ってくるりと回転しながら、せり出した床に登場します。 　拍手はいっそう大きく強く、文楽では珍しく大向こうから　　声もかかりました。　　物語の登場人物をすべて一人で、声色を変えながら全身を使って 　　演じるのが浄瑠璃語り。 　　声量は少し落ちたとはいえ、滋味に富んだ、味わい深い語りは　　やはり大夫の最高峰です！　　住大夫さんの至芸を聞き逃すまいと、客席の目線は右前方に。　  　　文楽は人形遣い、語り、三味線の三位一体で演じますが、 　一体の人形を受け持つ3人の人形遣いが、　　極限の不自由さの中で人形に魂を吹き込み、　　人間の苦しみ、歓び、悲しみを表現する至芸の技に、　　私たちには、無表情であるはずの人形が、　　一人の役者として生き生きと演じているように見えてきます。 　　若い女性もハンカチを目に当てている方も多くいました。 　　語りの住大夫さんは5月の東京公演が最後の舞台となります。 　　68年間、お疲れさまでした、と申し上げたいです。  　　幕間の30分でいただいたお弁当。  　 　 　　　　    　　　　　  　夜の部の食事は、近くのファミマに走って、サンドイッチを購入、　　座席でぱくつきました。 　　鹿児島のお2人には連日の強行軍でさぞお疲れ、と思いきや、　　次の日、夕方の伊丹発鹿児島行きの便まで、　　ショッピングを楽しんで、お元気に機上の人となられました。         

  2014.04.13

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  京都　南座

   　　　　　 　　　　　　　昨日、久しぶりに京都に繰り出しました。 　　　　　　　歌舞伎見物なので、気合を入れて着物を着ましたのよ。 　　　　　　　１月の初釜以来、二度目の着物。　　　　　　　ササっととはまいりませんがなんとか。　　　　　　　最後の仕上げに　ぽん、と帯をたたいていざ、行ってきま～す。   　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　前日の雨で、鴨川の水は土色。いきおいよく流れていました。 　　　　　　　　　四条大橋を渡り終えると、しだれ柳の枝に、点々と薄緑色の 　　　　　　　　　若葉が萌え出て風に揺れていました。 　　　　　　　　　　風は冷たし春近し。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　見所はやっぱり菊之助の 　　　　　　　　　　与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)』の与三郎役。 　　　　　　　　　　美形で華のある与三郎ですが、これから　　　　　　　　　　　いい味が出てくると期待しましょう。艶のあるいい声です。     　　　　　　　　　　　帰りに現代美術館＜何必館＞で今村幸生展を見ました。 　　　　　　　　　　　南座から５分ほどの、祇園の真っ只中にある、不思議な美術館です。 　　　　　　　　　　　　間口は狭いけれど、黒御影石のモダンな建造物です。 　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　 　　　　　　　原色で奔放に描かれたシュールな絵は、　　　　　　　まもなく８０才とは思えない作品ばかり。 　　　　　　　なぜかほとんどの絵に赤とうがらしが登場します。 　　　　　　　おしゃれで茶目っ気のある楽しい方でした。 　　　　　　　一緒に記念撮影。↓  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　http://www.kyotodeasobo.com/art/search/museum/kahitsukan/imamura-yukio 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　明日まで開催しています。 

  2014.03.14

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  お楽しみ

  　　　　桂千朝師匠の落語を楽しみ、美味しいものを食べて　　　しゃべって笑って、1日をだらだらと過ごす。 　　集まった老若男女、何はさておき千朝師匠！！という人たちばかり。 　　ここへお邪魔するのも17回目、との千朝さんのことばに　　へぇ～～そんなに・・と感慨ひとしおです。  　　　　今年は　30人を越えていたかも。 　　　いつもながら、青山夫妻の懐の深さについ甘えてしまう私たちです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　正午になりました。　　　　　　　　　3人官女の奏でる出囃子の本調子”かっこ”(打楽器）の　　　　 　　　　テンテンテケテケにつづいて横笛（能管）、　　　　　　　　篠笛、三味線、大鼓（おおかわ）が調子付いて、　　　　　　　　座布団に座った私達、今か今かと千朝師匠の登場を待ちます。 　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　今回の出し物は｢景清」。　　　　　　　　　　　　　上方落語の古典で人情ばなしです。正統派ながら　　　　　　　　　　　　　ゆったりと、軽妙な語り口、表情豊かな描写は　　　　　　　　　　　　　絶品芸で、玄人筋をも魅了するといわれています。 　　　　　　　　　　　　一席終わると、毎度おなじみ、 形態模写で爆笑です。　　　　　　　　　　　　春團冶、松之助、志ん朝、談志、トリは米朝師匠です。 　　　　　　　　　　　そして、終わるや否や、オトコ衆がだだだっと　　　　　　　　　　　10畳のお座敷を宴会用に作り変えます。 　　　　　　　　　　　みんな早く飲みたくて仕様がありません。　　　　　　　　　　　ここで、1品持ち寄りの数々がテーブルせましと並べられます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　すぐ横に続く部屋でも、テーブルを二つくっつけて　　　　　　　　　15人ほどが座ります。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私は朝出かける前に、小あじをカリッとあげて　　　　　　南蛮漬けにしたのを抱えていきました。　　　　　　揚げながら数えたら、167尾もあったので　　　　　　1/3は、カレー味のフリッター風にしました。 　　　　　　こんなにたくさん揚げたの初めて。　　　　　　居酒屋のおかみさん、できるわね。　　　　　　  　　　　　　なんとワタクシ、着物で参加しましたざぁますの。　　　　　　　朝の早よから揚げ物して、着物着て帯び〆て・・　　　　　　　よくぞがんばったわ。　　　　　　　本日、せみの抜け殻です。  

  2014.02.02

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  文楽　初春公演

    　　　　　日本橋の国立文楽劇場で初春公演、昼の部を見ました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正面入り口には色とりどりの幟（のぼり）。　　　　　　　　　　ロビーには文楽にまつわる絵がたくさんかかっているし　　　　　　　　　　黒門市場から届いた、立派なにらみ鯛が二尾、むかえてくれるし、　　　　　　　　　　お着物姿の美しいご婦人やお嬢さんを見ているだけで　　　　　　　　　　気持ちがときめくのはお正月のせい？ 　　　　　　　　　 　　　　　　　　　席は４列３番。　　右よりなので、浄瑠璃語りの大夫さんと 　　　　　　　　　三味線方が座る床が目の前。 　　　　　　　　　始まるまでは床にお鏡が飾られていました。　　　　　　　　　いよいよ始まる、というときに黒子さんが二人出てきて　　　　　　　　　座布団や見台を準備します。　　　　　　　　　 　　　　　　　　　柝（き）がチョ～ンと鳴ったら　始まりの合図です。　　　　　　　　　　緞帳が上がり、浅葱の縦じまの幕も上がって　　　　　　　　　　あでやかな人形が登場。　　　　　　　　　　３人の人形遣いが三位一体で操りだすと、　　　　　　　　　　　いつのまにか人形に魂が入り込んで　　　　　　　　　　人形遣いが視野から消えてしまいます。　　　　　　　演目は　　　　　　1、二人禿（ににんかむろ）　　　　　　2、源平布引滝（げんぺいぬのびきのたき） 　　　　　　　　　　　　　　　　九郎助住家の段　　　　　　　3、傾城恋飛脚（けいせいこいびきゃく） 　　　　　　　　　　　　　　　　新口村の段  　　　　　　　2の時代物『源平布引滝』を語った豊竹咲大夫さんは　　　　　　　文楽大夫の最高位「切場語り」。　　　　　　（筋書きの中の山場となる場面を語る人です。） 　　　　　　　登場人物を一人で演じわける時の声色、表情、発声の仕方など　　　　　　　もうすごい、としか！ 　　　　　　　感動を通り越して、心打ち震えます。　　　　　　　相方の三味線、鶴澤燕三さんがまたすごい人。 　　　　　　その舞台の進行をリードするのが三味線の役割です。　　　　　　　いわば演出家のようなもの。　　　　　　　そして、どんな長丁場の出し物でも譜面がなく、　　　　　　　ソラで演奏しているって、その裏には及びもつかない　　　　　　　努力があることでしょう。　　　　　　http://www.poplarbeech.com/shigoto/002114.html   　　　　　　　いやぁ、文楽は奥が深すぎる。　　　　　　　こんなにドラマチックで面白い古典芸能、見なきゃ損ですよ。  　　　　　　芸の道の厳しさ、奥深さをつくづく感じました。 　　　　　　　　　そうそう、１１時開演で、休憩時間にいただいた　　　　　　　　　文楽弁当１５００円也、とっても美味しかった！　　　　　　　　　　　　　ちょっとガツついて食べたので、最初のひとくちが　　　　　　　　　胸につかえて、苦しいのなんの。　　　　　　　　　最近、よくつかえるのです。　　え？お年だからよ、って？　　　　　　　　　困ったわ    

  2014.01.10

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  ハンドベル

    　　　　　　　　　　　　　毎週木曜日はコーラスとハンドベルの練習日。　　　　 　　　　　ハンドベル　　　　　　　　　　　　　　　　　　トーンチャイム   　　　　　　　　　音程が歪んで聞こえる症状は依然として続いていますが、 　　　　　　　　　コーラスもハンドベルも続けています。 　　　　　　　　　歪みは高音部に限られるので、　　　　　　　　ベルは低音部をほんの少し担当しています。 　　　　　　　　でも主にパーカッションを担当しています。 　　　　　　　　　　  　　　　　　　　今練習している、レ・ミゼラブルメドレーでは、 　　　　　　　「Do 　You Hear Hhe People  sing？」の部分を 　　　　　　　デジタルパーカッションで、ダン・ダダダ・ダン、と 　　　　　　　スティックで叩きます。　　　　　　　ちょっとドラマーの気分になって・・・ 　　　　　　　今月の終わりには、K女学院大学の同窓会から　　　　　　　お座敷がかかっているので、今、練習の追い込み中です。            演奏曲目　　　　　　・　秋の童謡メドレー　　　　　　・　アメイジンググレイス　　　　　　・　テネシーワルツ　　　　　　・　レ・ミゼラブルメドレー　　　　　　・　Plink,Plank,Plunk!  

  2013.10.17

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  ピアノとオーケストラ

    　　　　続けてコンサートに行きました。 　　　　　　　　金曜日は、所属する大阪YWCAの創立95周年記念コンサート.  　　　仲道郁代さんのピアノ演奏です。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　今年デビュー25周年の仲道郁代さん。　　　　　優しく、激しく、滋味溢れる演奏に、　　　　　聴衆は身じろぎせず聞き入りました。 　　　　　今日は兵庫芸文ホールで、定期演奏会を聴きました。 　　　　　 　　　　　芸文専属オーケストラは、客席2000席を越える大ホールも、　　　　　3Fのバルコニー席までいつも埋まるほど、　　　　　ファンに支持されています。　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　2部のマーラー：交響曲第6番は4楽章までで、　　　　　1時間20分ぐらいあったと思います。 　　　　あっちこっちで熟睡している人たち発見！  　　　　私も途中で夢の世界に入ってしまいました。ムニャムニャ・・・ 　　　　第4楽章のハンマーの大音響でハッと我に返ったところで、　　　　鳴り止まぬ拍手とともに、コンサートのお開きとなりました。       

  2013.10.13

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  七月大歌舞伎

         難波・松竹座で七月大歌舞伎、夜の部を楽しみました。                　　　　　　　　友人たち３人はお着物を召して登場！ 　　　　　　　　真夏の熱気をものともせず、皆さん涼しいお顔をなさって・・ 　　　　　　　　修行が足りていらっしゃるわ。 　　　　　　　　足元にも及びません。暑さに弱い私はへなへなです。                      さて、お目当ては15代目仁左衛門さん。　　　　　（孝夫さん、と言ったほうがいまだにしっくりくるのですが） 　　　　　　出し物の『一条大蔵譚』で演じる大蔵卿の演技に会場　　　　　　大いに沸きました。　　　　　　曲舞に現を抜かし、阿呆とうわさされてる大蔵卿と　　　　　　颯爽とした貴公子の二面性を演じます。　　　　　　話す時には首をかしげて、口元は緩みへらへらと笑いながら、　　　　　　間延びしたしゃべりかた。　　　　　　床机に座ってシーソーをしてふざけたり、　　　　　　幼稚な子どものような呆けぶり。　  　　　　　　　　　　　　　　　　　　実は 　　　　　　　呆けた姿は世を忍ぶための演技です。 　　　　　　　　彼の本性は聡明な貴公子。 　　　　　　　　見事な演じ分けで、いっぱい見せ場を作ってくれた　　　　　　　　仁左衛門さん、ありがとう、ありがとう。     

  2013.07.26

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  桟敷席

         京都南座でお芝居を見てきました。　　　山田洋次・脚本・演出による≪東京物語≫。　　　新派の公演です。　　　        　　　　　 　　　　　　         　                   　 　　　　　　　　南座の場内に入って座席表を確認！！　　　　　　　　　　お～　桟敷席ではありませぬか。    　　　       　　　　　　友人にお任せの、まいどお気楽なこととはいえ、　　　　　　　　　　　　　　舞妓さん芸妓さんたちの姿もちらほら見えたりして、　　　　　　いつもうらやまし～い目で見ていた、あの桟敷に座れるとは。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひとつの扉から3組6人が入れます。　　　　　　　　　　　　畳敷きで、座椅子と座布団が用意されて、　　　　　　　　　　　　掘りごたつ式なので足を自由にできるのが　　　　　　　　　　　　すこぶる快適！　　　　　　　　　　　　下駄箱もちゃんと備わっています。　　　　　　　　　　　　桟敷の写真を色んな角度から撮っておくべきだった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ざんねん　　　　　　　　　　　　イメージしていただくためにもね。　　　　　　　　　　　　　　　目の前には各自テーブルがあるのがうれしい。　　　　　　　　　　　幕間にゆったりとお食事ができるじゃないですか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しまった！お弁当を調達しておくべきだった。　　　　　　　　　　　旦那衆ならきっと祇園の料亭から仕出しでもとって・・　　　　　　　　　　　というところでしょうか。　　　　　　　　　　ともあれ人の頭越しに見なくていいし、一段高いので　　　　　　　　　　見晴らしがいいのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お芝居については、ご一緒した茶々吉さんが　　　　　　　　　　さっそく感想を書いていらっしゃって、そうそう、そうよね、と　　　　　　　　　　思い出しながら読ませていただきました。　　　　　　　　　　文章力のある彼女のブログにはいつも引き込まれます。　　　　　　　　　　ぜひごらんくださいませね。　　　　　　　　　　http://plaza.rakuten.co.jp/chachakichi/ 　　　　　　　　 　　　　　　ちょっと遅めのランチは、南座の北にあるレストラン　　　　　”キエフ”で頂きました。　　　　　歌手の加藤登紀子さんのお兄様がオーナーの　　　　　ロシア料理のお店です。　　　　　ランチコース1200円也。　　　　　　　　　　　　　　　ボルシチ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピロシキ　　　　　　　　　　　　　　　　　　キノコのスープ　　　　焼きたて、熱々パンの下はマッシュルーム入りの　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とってもコクのあるポタージュ　　　　　　　　ビーツの入ったポテトサラダ。　　　きれいなピンク色。　　　お紅茶はバラのジャムを好きなだけお入れ下さいって。 　　思いがけない楽しい観劇デーとなりました。　　　　　　　　　　　　 

  2013.07.19

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  連休日記　

   　　　5月4日　土曜日　 　　　　　　　　京都南座に歌舞伎を見に出かけた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　モノレール、阪急電車、と乗り継いで、四条の高島屋で　　　　　　　　　友人と待ちあわせ、地下で幕間に食べるお弁当購入。　　　　　　　　　美濃吉の季節弁当、￥1050也。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　さすがG・W、四条通の歩道は、前に進めないほどの混みよう。　　　　　　　　　やっと四条大橋まで進んで、前方に京都南座が見えてくる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　春らしい着物姿もちらほら。　　　　　　　　　賀茂川沿いの土手は新緑がうつくしく、青サギが川の中で　　　　　　　　　悠々と羽を休めている。　　　　　　　　 　　　　　昼の部、見所は歌舞伎十八番復活の、『鎌髭』。　　　　　海老蔵扮する悪七兵衛景清登場に、熱い拍手。　　　　　劇中で口上も入り、大向こうから「成田屋っ」の掛け声も。　　　　　しかし、いつもの元気な海老サマがこころなしか　　　　　疲れているような。　　　　　まだ二日目先が長いぞ、どうぞがんばって！ 　　　　　　終わって向かったのは、１分ほど東に歩いたところの　　　　　　茶寮『鼓月』。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一歩入ると外の喧騒がウソのよう。　　　　　　　　　　　　　二人は抹茶アイスクリーム、　　　　　　　　　一人はヨモギ餅のおぜんざい。　　　　これで〆もできたし、さ、帰りましょ、と阪急四条駅に乗り込む。 　　　　おまけ：　　帰りに見つけた風景。　　　　　　　　　　千里のセルシー広場に移動動物園登場！！　　　　　　　　　　ちびっ子たちが大興奮。　　　　　　　　　　ほろほろ鳥やヤギ、羊、豚さん、わんこ、そして　　　　　　　　　　こんなのも。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イグアナっておとなしいのね。触られてもピクっとも　　　　　　　　　動かず、標本のよう。　　　　　　　　　肝が据わってるわね。　　　　　　 

  2013.05.06

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  天満天神繁昌亭

   　　　　　　桜にとっては無情の雨でしたね。　　　　　　とって代わって八重桜が見ごろを迎えます。 　　　　　　　天満天神繁昌亭の夜の寄席に出かけました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　雨と風のなか、長靴を履いて。　　　　　　　　　　お隣の天満宮も夜はひっそりとしています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日のプログラム。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　塩鯛さんの気取らない落語は　　　　　　　　　　　肩の力を抜いて聞けて好きです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おなじ出し物でも、演者によって力のいれどころが　　　　　　　　　　　違ったり、ちょっと脚色したり、　　　　　　　　　　　千朝さんはここはこんなふうだったな、と　　　　　　　　　　　比較して聞くのも面白い。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　年々味が出てきて、これからますます楽しみな塩鯛師匠です。　　　　　　　　　　  　　　　　　　　　　出かける前に新生姜を買いました。　　　　　　　　　　　明日の夜は有馬煮を作りましょう。　　　　　　　　　　

  2013.04.06

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  新婚さんいらっしゃい！　

   　　　　　　速報です！ 　　　　　　人気番組『新婚さんいらっしゃい！』はご覧になりますか？　　　　　　家にいるときは必ず見る、大好きな番組です。　　　　　　今年1月27日は、箕面在住のカップルが出演なさいました。　　　　　　新聞の番組欄にはこんな見出しで掲載されました。　　　　　　≪史上最高齢　85歳新郎のリハビリ婚≫　　　　　　　　　　　　　今度の水曜日4月3日、午後3時から担当する私の番組に　　　　　　　お二人がゲスト出演してくださいます。　　　　　　　お名前は志村あきらさん、菅子さんです。　　　　　　　あきらさんの字は難しくて漢字が出てきません。　　　　　　　朗→この文字の右と左が入れ変わって「あきら」と　　　　　　　読むそうです。　　　　　　　お二人とも3月がお誕生日なので、現在は新郎86歳　新婦75歳となります。　　　　　　　　　　　　　今朝、カフェでお二人にお会いして、色々とお話を伺い　　　　　　　とても楽しい時間を過ごしました。　　　　　　　理想の出会いや日々の生き方の爽やかさに感動。　　　　　　　お二人の魅力を100パーセント引き出すのが私の役目です。　　　　　　　1時間の番組ですから、『新婚さん・・』では放送されなかった　　　　　　　お二人の人生の機敏などもお伝えできたら・・と　　　　　　　いまからワクワクしています。　　　　　　　インターネットでも聴くことができます。　　　　　　　＜みのおエフエム＞のH・P上のインターネットラジオを　　　　　　　クリックするとリアルタイムで聴くことができます。　　　　　　　　ぜひお聞きのがしなく。　　　　　　　　夜9時から再放送、次の日曜日4/7の夕方5時から　　　　　　　　再々放送があります。　　　　　　　そうそう、明日の『新婚さんいらっしゃい！』は総集編で　　　　　　　お二人の映像も流れます。　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昼からは落語の世界にワープするため電車に乗って　　　　　　　　　梅田まで。　　　　　　　　　ごひいきの桂千朝師匠の ゆったりとした独特の語り口、　　　　　　　　　明快な描写、絶妙の間をたっぷり楽しみました。　　　　　　　　　　　　　　長屋の花見は笑いの渦。　　　　　　　人情話の「抜け雀」は何度聞いてもまた聞きたくなります。　　　　　　　

  2013.03.30

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  姿月あさ と　in Magnoria

           　池田市の逸翁美術館の情報を検索していたら、　　　　　＜マグノリアホールで姿月あさとガラコンサート＞に出会いました。　　　　　姿月あさと、チャーミングでかっこよくて、大阪のおばちゃんっぽくて　　　　　好きなんです。　　　　　チケット残りわずかだけど、だめもとで予約入れたら入手できました。        　　　　　　　　     　　　　　　　　今夜行って来ましたよ。一人芝居仕立てのステージでした。　　　　　　　　秋元康氏プロデュースの一人芝居『Ａｃｔｒｅｓｓ』　　　　　　　　宝塚の男役トップスターを退団後も、ソロアーティストとして　　　　　　　　幅広いジャンルで活躍している姿月あさとさん、　　　　　　　　歌、芝居心、さすがですね。かっこよかったわ。                    　　　　　　　　　　『Ａｃｔｒｅｓｓ』は女優の内面の描写をストーリーにしたもの。　　　　　　　　　　舞台には、楽屋の三面鏡、しゃれたスクリーン、　　　　　　　　　　カシニョールの絵に出てくるようなつば広の帽子などが　　　　　　　　　　おかれています。 　　　　　　　　　　　やおら、白いガウンをまとった姿月さんが登場。　　　　　　　　　　　メイクをしながらの一人芝居が始まると　　　　　　　　　　　いつの間にか姿月ワールドに誘われていました。　　　　　　　　　　　                     　　　　　　　　二部は彼女のトーク炸裂！　　　　　　　　大阪弁でメッチャ面白い。　　　　　　　　かっこつけない、自然体のしゃべりはまさに大阪のおばちゃん。　　　　　　　　歌、お芝居とかっこいいお洒落センスにうっとりして、　　　　　　　　げらげら笑って、リフレッシュして帰りました。　　　　　　　　今夜も雪がちらついて、さぶっ！　　　　　　　　　

  2013.02.24

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  今日の出来事

  　　　　　　　　 　　　　　　・第三日曜日はフルートアンサンブルの練習日。　　　　　　　　　現在聴力のトラブルで演奏はできず、　　　　　　　　　ウッドブロックなどのパーカッションを担当。　　　　　　　　　　　　　　午後からはフリータイム。　　　　　　　　　阪急百貨店での用事を思い出し、　　　　　　　　　地下鉄で梅田まで。　　　　　　　　　用事が終わったのが午後1時過ぎ、あ、そうだ、　　　　　　　　　あの映画を見に行こう！と、ステーションシネマに直行！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私の好きなイギリス映画を確か上映中、と　　　　　　ルクア11Ｆにあがってみれば、oh!!　ラッキー！　　　　　　次回の上映は午後2：55～。　　　　　　近くのデリカフェで軽くランチして・・　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　さあ、おたのしみはこれからだ！（→和田誠著のエッセイの題名です）　　　　　　　映画の題名は『マリーゴールドホテルで会いましょう』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　俳優人の顔ぶれがすごい！　　　　　　　　＜眺めのいい部屋＞＜007～＞のジュディ・ディンチ　　　　　　　＜ハリーポッター＞シリーズのマギー・スミス            ビル・ナイやトム・ウイルキンソンなど、英国の名優たちが　　　　　　　ぞろぞろ。　　　　　　　顔ぶれを見ただけで一人盛り上がってしまう私です。　　　　　　　そうそう、＜スラムドッグ＆ミリオネア＞のデーヴ・パテールも　　　　　　　ホテルの支配人役で名演していました。　　　　　　　　それぞれの事情を抱えた、人生の終末期を迎えようとしている　　　　　　　男女7人が偶然、空港ロビーの待合椅子に居合わせます。　　　　　　　行き先はインド。　　　　　　　ホームページで『インドの長期滞在型高級リゾートホテルで　　　　　　　魅惑の日々を！』という誘い文句に、イギリスを後にする決心を　　　　　　　した人たちばかり。　　　　　　　　　　　　　　　インドで待ち受けていた彼らのセカンドライフはいかに・・　　　　　　　それは見てのお楽しみね。　　　　　　　非常に示唆にとんだ、後味のいい傑作でした。　　　　　　　いくつになってもあきらめたらだめ。　　　　　　　一歩踏み出せば新しい人生が開ける、　　　　　　人生に遅すぎることは何一つないわ、と、　　　　　　気持ちが軽くなってスキップしたくなるような気分に　　　　　　あなたもきっとなると思いますわ。 　　　　　　それにしても、ジュディ・ディンチ、マギー・スミスの　　　　　　魅力的なことといったら。　　　　　　二人とも78歳ですから、そりゃ刻まれた皺の数も齢相応ですわよ。　　　　　　”いい女”は年に関係ない、とつくづく思いました。　　　　　　　　　　　　”いや～～映画ってほんとうにいいもんですね。”　　（水野晴郎）

  2013.02.17

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  ＯＳＫ日本歌劇団

  　　　　　　　　　　　　　　　　　先週、ＯＳＫ日本歌劇団、90周年公演を見てきました。　　　　　　　　　パンフレットの折り皺はご容赦くださいませ。　　　　　　　　　　　　　　　　　ＯＳＫ（当時は松竹楽劇部）は　　　　　　　　宝塚歌劇創設より8年遅く、大正11年に誕生しましたが、　　　　　　　　紆余曲折を経て、創立90周年を迎えました。　　　　　　　　阪急沿線の宝塚歌劇はおなじみですが、　　　　　　　　ＯＳＫは近鉄，南海沿線など、大阪ミナミを代表する　　　　　　　　庶民的な舞台芸術で、今まで見る機会がありませんでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同窓の、サントリー文化財団上席研究フェロー佐藤友美子さんから、　　　”娘が出演するので”と、ご招待いただきました。　　　チラシ、下段の左から二人目の遥花ここさんです。　　　「大学を出てから入団したので、デビューは2011年の春の踊り。　　　まだ新人よ。」と聞きましたが、歌もダンスも完璧で　　　ベテランに混じっても遜色ないものでした。　　　どのステージもダンスのレベルの高さに驚きました。　　　さすが　「ダンスのＯＳＫ」といわれるだけあって、　　　団員全員のレベルがものすごく高い！　　　早いステップ、寸分の隙のない揃いかた、スピード感あふれるラインダンス、　　　表現力、どれをとっても日本一ではないかしら。　　　　　　ＯＳＫのファンは、ステージに夢を求めて来ているだけでなく、　　　プロとしての仕事を求めている厳しい目でみている、と感じました。　　　　　観客は夫婦連れもずいぶん多く、男性客も目立ちました。　　 　　　男役の桐生麻耶（きりゅう・あさや）、かっこよかったわ。　　　175センチ，彫りの深い顔立ち、 　　　ダンス、歌抜群で、コメディセンスもばっちり。　　　応援します！　　　　　　これからがますます楽しみな遥花ここさんもがんばっって！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　4/5～8は日生劇場、4/19～29は大阪松竹座で　　　　　　　　　≪レビュー　春のおどり≫が上演されます。　　　　　　　　　

  2013.02.15

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  人生のおたのしみ

  　　　　今年も、大阪の下町、南田辺の青山家で、　　ごひいきの桂千朝さんを囲んで思いっきり楽しい1日をすごしました。　　集まった老若男女30人あまり、千朝落語を楽しみ、　　お酒を酌み交わし、さざめくうちに日も暮れる、という　　竜宮城に迷い込んだような1日です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　まずは古典落語の『代書屋』に聞き入ります。　　　　　　　　そのゆったりとした独特の語り口と明快な描写、　　　　　　　　絶妙の間が、玄人筋をも魅了して止まないといわれる　　　　　　　　千朝落語が目の前で聞けるって、これ以上の贅沢があろうか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　更に更に・・　　　　　　　　　　鳴りモノの３人囃子のきれいどころが　　　　　　　　　　横笛(能管）　、大鼓（おおかわ）、三味線で　　　　　　　　　　出囃子を景気よく鳴らして、気分は最高潮です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いよいよ大宴会へと移ります。　　　　　　　　　それぞれが持ち寄った一品が手早く並べられて、　　　　　　　　　まずは乾杯！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑　私は前夜遅く、セイロでおこわを蒸しました。　　　　あずきのおこわと、桜おこわです。　　　ひとしきりご馳走をいただいたあと、女性陣はコーヒータイム。　　　　シフォンケーキ、レアチーズケーキ、フルーツケーキもすべて手作り。 　　　男性陣は千朝さんを筆頭にお酒に強い！　　　ビールもお酒もすべて飲み干しました。　　　 　　　　　　　　　　　　純米原酒「ならぬことはならぬものです」と「大七の純米生酛」は　どちらも福島県原産のお酒。　会津の武士魂にならった、きりりとした辛口です。　利き酒のようにあれもこれもとお味見しているうちに　気分よく酔ってしまいました。 　さて、まもなく桂千朝さんが千里にやってきます。　千里ニュータウンにあるＹＷＣＡで、≪Ｙわい亭おたのしみ落語≫が　催されます。　日時：　３月２日土曜日　午後２時開演　場所：吹田市古江台3-9-3　電話：06-6872-0527　ぜひお出かけください。お待ちしていま～す。

  2013.02.10

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  シネマ歌舞伎　延々4時間

   　　　　　　梅田のステーションシネマで、シネマ歌舞伎の　　　　　　『駱駝』と『大江戸りびんぐでっど』を立て続けに見ました。　　　　　　『駱駝』を見て、『大江戸～』の上映時間までに大急ぎで食事をして。　　　　　　いや～、今年の初大笑いをした映画でした。　　　　　　勘三郎さんの追悼、の気持ちででかけたものの、　　　　　　ここ何年か、こんなに笑い続けた映画を見たことがなかったわ。　　　　　　　(c)2008松竹株式会社　　　　　　　　　 　　　　　　『駱駝』はご存知、古典落語の有名な演目。　　　　　　2008年に東京歌舞伎座で上演されたのを、　　　　　　映画館の大スクリーンで見られるってお得感いっぱい。　　　　　　歌舞伎座の特等席に座っている気分で見られるのですから。 　　　　　　勘三郎と三津五郎のやりとりが抱腹絶倒。　　　　　　主人公のらくだ（あだ名）はふぐに当たって死んでいるので 　　　　　　貧乏長屋に横たわっているだけ。　　　　　　らくだ役の片岡亀蔵が、死人なのにちょこっと　　　　　　動いたり、台詞なし故えのおかしみがたまらなくよくて、　　　　　　場内大爆笑！　　　　　　　　　　　　らくだの兄貴分の三津五郎が、くず屋の勘三郎に死骸を担がせて　　　　　　大家の家に乗り込み、文楽人形よろしく、三津五郎がらくだを　　　　　　踊らせるから大家は仰天！　　　　　　大家夫婦（片岡市蔵　坂東 彌十郎）の取り乱しぶりがまた　　　　　　爆笑の渦！　　　　　　ドリフターズのハチャメチャ振りを思い出しますが　　　　　　そこは歌舞伎役者、面白おかしいだけではありません。　　　　　　桂千朝師匠の「らくだ」を、もういちどきいたら、　　　　　　この映像がきっと浮かんでまた笑い転げることでしょう。　　　　　　　　　　　　さて友人と大急ぎでルクア10Ｆのダイニングで夕食　　　　　　（道頓堀・神座のラーメンと餃子）をかきこみ、次の上映を待ちます。 　　　　　　　　　　　　　　　　『大江戸りびんぐでっど』　　　　　 　　　　宮藤官九郎作演出の新作歌舞伎です。　　　　出演者は勘三郎、三津五郎，扇雀、染五郎、勘九郎、七之助ほか　　　　超豪華メンバーのキャスティング。　　　　♪りびんぐでっど　ｉｎ江戸～～♪　　　　　　♪本土上陸　りびんぐでっど♪　　　　♪飛び散るぶらっど　りびんぐでっど♪　　　　　　♪生きるしかばね　りびんぐでっど♪　って舞台狭しと踊りまくります。　　　　　　　　江戸時代に現れた"ぞんび"が、人間の代わりに　　　　　派遣社員として働くという奇抜なアイデアにはクドカンならではね。　　　　　奇想天外、抱腹絶倒、荒唐無稽、ハチャメチャ！　　　　　あの二枚目が良くぞここまで、と思うほどの呆けぶりも笑えて笑えて・・　　　　　 　　　　　三津五郎はカメラ目線を意識して顔を斜めに傾け、　　　　　　この角度が自信があるの、とナルシストぶりも笑えて　　　　　　ねじが外れっぱなしの呆けぶり。　　　　　　演じている役者さんたちが一番楽しんで，　　　　　　ストレスを発散できたんじゃないかしら、と思いました。 　　　　　　この映画で、一気に体内のＮＫ細胞が増殖したのを実感できました。 　　　　　　お勧めです。　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2013.01.18

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  人形浄瑠璃ー文楽ー　

   　　　　大阪、日本橋にある国立文楽劇場の「初春公演」に行ってきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　客席天井には、巳の文字の大凧をはさんで　　　　　　　　　　　　お目出度い2匹の鯛。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この鯛，張子とはいえ、全長3メートル、重さ15キロもあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1階のロビーではお目出度いにらみ鯛が迎えてくれます。　　　　　　　　　　　　公演初日には、近くの黒門市場から本物の鯛が　　　　　　　　　　　　飾られていたそうな。めで鯛尽くしですな～　　　　　　　　　　　　　お正月気分満々で鑑賞した文楽、　お昼の出し物は　　　　　　　　　　　　　・寿式三番叟　　　　　　　　　　　　　・義経千本桜　　すしやの段　　　　　　　　　　　　　・増補大江山　戻り橋の段　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今回は、三味線方の，鶴澤燕三（えんざ）さんの　　　　　　　　　　　　　太棹の音の迫力も楽しみのひとつでした。　　　　　　　　　　　　　2006年に人間国宝の5代目燕三急逝のあと、　　　　　　　　　　　　　6代目鶴澤燕三襲名、　　　　　　　　　　　　　国立劇場文楽賞奨励賞、大阪舞台芸術賞奨励賞など受賞の　　　　　　　　　　　　　実力派です。　　　　　　　　　　　　　燕三さんに興味を持ったきっかけは、去年2月の毎日新聞の　　　　　　　　　　　　　今週の本棚に掲載された記事でした。　　　　　　　　　　　　　記事の転載です。チョッと長いですが是非お目通しを・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今週の本棚：好きなもの　◇鶴澤燕三（えんざ）　　（１）中学生のころから自転車が好きで、アルバイトをしたお金で海外の部品を　　　買い集め、加工、改造するのが趣味。たとえばアルミのギア板にドリルで　　　無数の穴をあけると重量が軽くなって、かっこよくなる。　　　ペダルやギアクランクを軽いものにつけ替えて、スピードを上げる......。　　　今でもこの道楽は続いていて、旅行用、競技用、普段用と、　七、八台は　　　持っています。何年か前、かねてあこがれていたフランスのルネエルス　　　というアトリエで製作された優美な自転車と大阪・堺の店で遭遇し、　　　長いこと通ってやっと譲ってもらいましたが、それでもカミサンには　　　ちょっと言えへんような値段でした。　（２）高校三年のとき、テレビで三味線の特集番組を見て、ものすごい感銘を　　　受けました。　　　友人の母が習っている民謡の先生に弟子入りして自転車で通い、　　　おぼえが早いなと目をかけていただきましたが、大学生の従姉（いとこ）から、　　　今国立劇場で研修生を募集していると聞き、これは男子一生の仕事としてやり　　　応えがありそうや、と決心しました。　　　二年間の研修期間中に、急に「妹背山道行（いもせやまみちゆき）」の合奏に　　　出ることになって、一時間半の特訓を受け、翌日弾いてみせたら　　　先代燕三師匠がなんにもおっしゃらない。見たら涙ぐんでいて、　　　ようおぼえたな、と言われたときのことは今も忘れられません。　　　それが師匠に入門するきっかけです。本当に三味線が好きですね。　　　レッド・ツェッペリンを聴くのも好きで、ジミー・ペイジが奏でるギターの旋律が　　　ロバート・プラントの全然違うメロディーラインの歌を面白く乗せているのを聴くと、　　　文楽のうまい太夫が三味線の糸につかずに、そこから離れて自由に語るのと　　　一緒やな、とえらく勉強になります。　（３）新田次郎さんの山岳小説が好き。『強力伝（ごうりきでん）』（新潮文庫）とか　　　『八甲田山死の彷徨（ほうこう）』（同）とか、導入部から不穏な空気が漂い出して、　　　決して平和には終らないところがなんともたまらず、読み始めると読み切るまでは　　　ずっと持ち歩いています。（文楽三味線）　　　　この記事を読んだあと、父のいとこに当たる叔父が燕三さんのファンで　　　　応援していると知り、今回は叔父の紹介で、燕三さんの奥様と　　　　開演前にお目にかかることが出来ました。　　　　お目にかかって、素敵なお着物姿と静かで控えめなたたずまいに　　　　一目ぼれしました。　　　　後でわかったことですが、燕三夫人、杉江みどりさんは＜切り絵作家＞でした。　　　　記念の手ぬぐいとクリアファイルを頂いたのですが、　　　　そのファイルの図柄は杉江みどりさんの切り絵です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さっそく検索したら、ありましたよ。杉江みどりさんの作品がいろいろと。　　　　　　　　是非ご覧ください。　　　　　　　　　　　　　　　　今日はうれしい出会いの1日でした。　　　　　　　　おっと日付が変わる。お肌のターニングポイントよ。寝よ寝よ。

  2013.01.09

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  　クリスマスまであと４日

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  　　　　　　　　　　去年の５月、長年の日本での生活にピリオドを打ち、 　　　　　　　　　　故郷のアメリカ、ウイスコンシン州にお帰りになった　　　　　　　　　　オードリーさんが、ご自分のオルゴールのコレクションから、　　　　　　　　　　記念に、と下さったベル型のオルゴール。　　　　　　　　　　澄んだ音色でJOY　TO　THE　WORLDが鳴り響きます。　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日は所属するコーラスグループの３０周年記念コンサートでした。　　　　　　　　子どもたちがまだ幼いころから歌い続けて３０年。　　　　　　　　よく続きましたね、と自分にご褒美をあげようかしら。　　　　　　　　　今回は関西学院、同志社、東大の合唱団OBの男性方にも　　　　　　　　賛助出演していただき　プログラムの最後は　　　　　　　　ヘンデルのメサイアと　アヴェ　ヴェルム　コルプスを混声で歌いました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハンドベルの演奏は　　　　　　　　　　♪アデステ　フィデレス　　♪花のワルツ(くるみ割り人形より）を　　　　　　　　　　　ホールいっぱいに鳴り響かせました。　　　　　　　　　　２０１２年の行事もほぼおわって、ちょっとホッとしているところです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2012.12.21

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  京都南座　吉例顔見世

   　　　　　　日曜日、投票を済ませて阪急電車で四条河原町に急ぎました。　　　　　　京都南座での＜吉例顔見世興行＞は、私の１年の締めくくり行事です。　　　　　　東西の役者が勢ぞろいする大歌舞伎、今年は　　　　　　六代目中村勘九郎襲名披露の舞台でもあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　四条大橋を東に渡りきると、江戸時代から続く最古の劇場　　　　　　　　　　南座の大提灯が出迎えてくれます。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京の師走は顔見世から、といいますが、勘亭流独特の　　　　　　　　　　丸みを帯びた書体の招き看板が。おいでおいでと招いてくれます。　　　　　　　　　　いそいそ・・・　　　　　　　　　　　　　寿曽我対面は勘九郎襲名披露の狂言です。　　　　父上の勘三郎がなくなったばかりの,勘九郎と七之助兄弟の　　　　渾身の演技に、大きな拍手と声援が送られました。 　　　　仁左衛門の工藤左衛門祐経は、立ち姿、台詞回しも申し分なし。　　　　意外にも今回が初役とか。　　計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ロビーに並ぶ竹のご祝儀も華やか。　　　　　　　　　様式美にあふれる舞台に大満足した、今年の顔見世でした。 　　　　　　　　　　　　　　　

  2012.12.19

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  キャンディ浅田　X'mas Jazz Concert

             今年で１２回目を迎えるキャンデイ浅田のX’mas コンサートです。                        　　　　　　　　　オープニングは大西ノリフミさんのギターで　　　　　　　　　クリスマスメドレーから。　　　　　　　　　歌うようなギターの調べが心地よく、ヒーリング効果満点。　　　　　　　　　いよいよキャンディ登場です。　　　　　　　　    　　　　　　　　　　　　　　　キャンディのオープニングはナット・キング・コールのナンバーから 　　　　　　　　　　暑い夏をぶっとばせ　　　　　　　　　　　トゥーヤング　　　　　　　　　　　LOVE　　　　　　　　　　続いて　　　　　　　　　　　イェローバード　　　　　　　　　　　All of me                    １部の最後は”約束”　　　　　　　　　　　　　　　　前田憲男作曲のこの曲は、むかし雪村いづみがうたっていました。　　　　　　　　　　　ジャズシンガーのキャンディの”約束”、泣けました。　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「約束」　　　　　　　その日　ぼくが石けりしてると　パパが家から出て来ていった　　　　　　　「坊や　いそいで帰ってくるんだ　ママがお前に会いたいそうだよ」　　　　　　　ぼくはパパに小声で尋ねた　　　　　　　「そいじゃ　ママはもう死んじゃうの」　　　　　　　するとパパは静かにいった　　　　　　　「そうだ坊や　ママは死ぬんだ　だけど坊や　泣くんじゃないぞ　　　　　　　みんな誰でもいつかは死ぬんだ　坊やわかるな　お前は男だ　　　　　　　歯をくいしばり　耐えて行くんだ　どんなときでも弱音を吐くな　　　　　　　男らしくやるんだ頼むぞ　いいか坊や　約束してくれ」　　　　　　　ぼくはパパに約束をした　　　　　　　ぼくが走って帰るとママは　白い顔してベッドに寝てたが　　　　　　　ぼくに　やさしく笑ってみせた　　　　　　　「坊や　元気で大きくなるのよ」　　　　　　　　ぼくもママに笑ってみせた　　　　　　　だけどぼくは見たんだ　そのとき　ママの瞳にうかんだ涙を　　　　　　　ママは　ママは　泣いているんだ　　　　　　そうさ　ママは考えてるんだ　ぼくのことを心配してんだ　　　　　　自分が死ぬということよりも　ぼくのことだけ考えてるんだ　　　　　　　　　　　ぼくは思わず神に祈った　　　　　　「どうかママを助けておくれよ　ママが死んだらぼくも死んじゃう　　　　　　どうかママを殺さないでよ　　　　　　どうか神さま　お願い　神さま　どんなことでも　ぼくはするから　　　　　　夜ねる前に歯をみがくから　ごはんの前に手も洗うから」　　　　　　だけど　ママは　その夜おそく　そっと淋しくこの世を去った　　　　　　ずっとぼくの手をにぎりしめ　涙うかべてこの世を去った　　　　　　ムリさムリだよ　泣くなっていったって　　　　　　ダメだ　そんなの　そんなの絶対ダメだよ　　　　　　だって　だってママが死んだんだ　　　　　　ぼくは泣いた　やっぱり泣いた　ママ　　　　　　だけどぼくは　ぼくは男さ　そのあくる年　あの戦争で　　　　　　パパが死んだと聞いたときは　ぼくはそのとき　涙をこらえた　　　　　　ぼくはそのとき　約束　まもった　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                      　　　　  ２部は思いっきり元気に、クリスマスムード全開でした。　　　　　　　　　 　手拍子も入って大いに盛り上がり、キャンディのトークは　　　　　　　　　　やはりNHKの『スタジオ101』時代を経て　　　　　　　　　　各局でのDJとしてのキャリアで、とても自然体。　　　　　　　　　　これで今年の締めくくりもできたわ,って気分で　　　　　　　　　　阪急電車に乗り込みました。　　　　　　　　　　あの映画＜阪急電車＞の舞台、阪急今津線です。　　　　　　　　　　帰りは宮本信子になりきっていましたわ。　     

  2012.12.15

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  千里バロック合奏団　３７年の歴史

   　　１９７５年当時、文化不毛の地、といわれていた千里ニュータウンで　　弦楽器愛好家が集まって合奏団が結成されました。　　　１８世紀イタリアのバロック音楽の大家、アントニオ・ヴィヴァルディの作品を　　中心としたバロック音楽の連続演奏を主な目的に作られたので　　名前は≪　千里バロック合奏団　≫。　　37年の間には、辻久子さん、古澤巌さん、イ・ムジチのフェデリ・アゴスチーニ、、　　小林道夫さん、福田進一さんなどプロの演奏家をお迎えして　　演奏してきました。 　　1年に２回も定期演奏会を開く、というのは　　おそらく日本でも稀な、まじめ一筋のアマチュア合奏団です。 　今日は第69回の定期演奏会です。　裏方のお手伝いをさせていただくようになって　かれこれ20年以上？たったと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　開演1時間前、舞台下手からステージをのぞいたら　　　　　　団員の皆さんはまだ楽屋で準備中。　　　　　　譜面台が並び、コントラバス奏者が一人何かやっています。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私は舞台下手のソデで、かげのアナウンス担当です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小さな机にオールドファッションのマイク。　　　　　　　　　　　　電気スタンド。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　開演時間になりました。　　　　　　　　　　　第1部の演奏が始まりました。　　　　　　　　　　　ステージの様子がよくわかるように　　　　　　　　　　　小さなモニターテレビも机の上に置いてあります。　　　　　　　　　　　演奏は2時間ほど。　　　　　　　　　　　ソデで皆さんの演奏をたっぷり聴けるのは　　　　　　　　　　　私の特権ですわ。　　　　　　　　　　　ステージが終わりメンバーがそれぞれ　　　　　　　　　　　精いっぱい演奏し終えて、楽器を抱えて引き上げてくるときの　　　　　　　　　　　高揚した顔つきを見るのもお楽しみ。　 　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　私たちのコンサートの本番も迫ってきました。　　　　　暗譜はできましたか？　　　汗　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2012.12.02

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  　訪問演奏

   　　　　　　　　　　フルート仲間と、千里ニュータウンにあるケアビレッジを　　　　　　　　　　訪問し、フルートの演奏を聞いていただきました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仕事も様々な男女10人の共通項は、時間帯はまちまちだけれど　　　　　　　　　　　同じ先生に教わっている、ということ。　　　　　　　　　　　結成して８年になります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　後半はご一緒に歌える曲を選びました。　　　　　　　　　聞いて下さっていたご高齢の男性が　　　　　　　　　演奏が終わると　♪上を向いて歩こうを鼻歌で口ずさみながら　　　　　　　　　ご自分の部屋のほうに帰っていかれました。 　　　　　　　　　　　　訪問した甲斐がありました。

  2012.07.15

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  團菊祭

   　　　少し遅いご報告ですが、5月14日、大阪、難波の松竹座に出かけました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≪團菊祭五月大歌舞伎≫と銘打った、　　　　　　　　團十郎、菊五郎ほか、華々しい顔ぶれの　　　　　　　　舞台です。　　　 　　　　　　　　　　　　　　　まずは、本能寺の変を題材にした　『絵本太閤記・尼崎閑居の場』。　　　　　　　続く『高杯』は太郎冠者と次郎冠者が狂言回しで面白おかしく　　　　　　　とんちんかんなやり取りをして、笑いを誘うもので、　　　　　　　次郎冠者に扮した海老蔵が、お酒に酔って　　　　　　　高下駄でタップダンスまでご披露。　　　　　　　　う～ん、ちょっと危なっかしかったような・・　　　　　　　『ゆうれい貸家』は山本周五郎の書き下ろしの小説からで、　　　　　　　人情話。　　　　　　　三津五郎は江戸っ子の職人になりきっていました。　　　　　　　さすがの貫禄。　　　　　　　時蔵の役どころは、太閤記では光秀の母親役で　　　　　　　涙を誘うようなおとなしい演技、かたや「ゆうれい貸家」での　　　　　　　ゆうれい役もつぼにはまって、こちらも名演技で　　　　　　　光っていました。　　　　　　　午後4時から8時まで、お弁当の時間もお楽しみの、　　　　　　　歌舞伎鑑賞会でした。　　　　　　　　6月は南座の玉三郎に会いにいけるかな。 　　　　　　　さて、今から1泊のお出かけです。　　　　　　　宿泊はなんと、箕面の山の中腹にあるホテル『風の杜』。　　　　　　　学生時代のクラブの同期が、1年に1度顔を合わせて　　　　　　　交流するのです。　　　　　　　北海道から九州まで、全国津々浦々から集まりますが、　　　　　　　　今年の幹事役が大阪組、と言うことで、　　　　　　　今日は天満天神繁盛亭で昼席を楽しみます。　　　　　　　明日はみんなで箕面の大滝までウオーキング後、　　　　　　　私の生放送を直撃、と言った流れです。　　　　　　　スタジオジャックかな？　　　　　　　午後3時から4時まで。インターネットラジオでも聞けます。　　　　　　　お時間が許せばお聞きくださいませ。　　　　　　　　みのおＦＭです。　　　　　　　

  2012.05.29

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  能の世界

   　　　　　　　観世流能楽師　シテ方で、重要無形文化財保持者の　　　　　　　梅若善久氏の講演と実演がありました。　　　　　　　大学校友会主催の文化塾としてゲストにお招きしました。 　　　　　　　父上は梅若善高、曽祖父は能楽師初の人間国宝の　　　　　　　梅若万三郎。　　　　　　　　　　　　初舞台は6歳で、仕舞『猩々』を務め、　　　　　　　各地、能楽堂で『猩猩乱』『石橋』『道成寺』「翁』などを公演。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昨日は梅若さんが演じた『道成寺』の場面を　　　　　　　スライドで解説していただき、会場には、色鮮やかな糸に　　　　　　　何本もの金糸銀糸を惜しみなく使って織り込まれた　　　　　　　”唐織（からおり）”という装束も展示。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　無表情な人のたとえに、能面のような、といった形容をするが　　　　　　　　　　逆に、その表情は人の顔以上にとても豊かであり、　　　　　　　　　　般若の面は、ほんとうは悲しみの表情だということ、　　　　　　　　　　など、の話を聞きながらお面をじっと見ていると　　　　　　　　　　さまざまな表情を感じることが出来ました。　　　　　　　　　　総檜作りの独特なかたちをした舞台で、　　　　　　　　　　衣装をつけた演者が舞うと、その心のありようが　　　　　　　　　　お面に表れて、よりいっそう見る人の心を打つのだろうと　　　　　　　　　　想像できました。　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　能舞台―ウイキペディアより―　　　　　　　　　　　観客は、能を見終わっても拍手をしませんが、　　　　　　　　　　　それは　余韻に浸って頂くためだそうです。　　　　　　　　　　　最後に金屏風の前で、道成寺の一部を演じていただきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホテルの会場いっぱいに響き渡る迫力のある声で　　　　　　　　　　　謡いと舞を間近に見ることが出来た幸せな時間でした。 　　　　　　　　　　　観阿弥、世阿弥の時代から、一度も途絶えることなく　　　　　　　　　　　連綿と続いている伝統芸能は能だけ、と聞きました。 　　　　　　　　　　　「皆さんも謡や舞を習ってみてください」と言われると　　　　　　　　　　　やってみたくなるけれど、今は無理々々。　　　　　　　　　　　でも、謡曲いいですね。丹田から声を出す練習から始めて・・・ 　　　　　　　　　　ストレスが発散されそう・・　　　　　　　　　　　白洲正子さんは４歳のころに能を見て魅せられ習い始めたそうです。　　　　　　　　　　　50歳で免許皆伝となりますが、その時に　　　　　　　　　　｢女性には能は表現できない｣と悟ってやめてしまったとか。　　　　　　　　　　そんなに奥深いのが、能なのですね。　　　　　　　　　　機会を見つけて能楽堂に行こう！　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2012.05.26

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  『マーガレット・サッチャー　鉄の女の涙』

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『マーガレット・サッチャー　鉄の女の涙』を見ました。　　　　　　　　老いて認知症となったサッチャー夫人が　　　　　　　　過去と現在を行きつ戻りつしながら、　　　　　　　　来し方を回想する形式です。 　　　　　　　　もうメリルストリープにひれ伏します。　　　　　　　　なんという完璧な演技！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そこにいるのは紛れもない大英帝国のサッチャー首相であり、　　　　　　　　年老いたサッチャー夫人。　　　　　　　　　　　　　　　　冒頭のシーンは、スーパーマーケットで　　　　　　　　何度も値段を聞きなおして牛乳を買う老女。　　　　　　　　ショックでした。 　　　　　　　　１９７９年から１１年間、英国のリーダーとして　　　　　　　　フォークランド紛争などに強いリーダーシップを発揮していた　　　　　　　　サッチャーさんを、過去にニュースや新聞などで見てきたので、　　　　　　　　現在の姿とのギャップに胸を衝かれました。　　　　　　　　　　　　　　　　認知症で、夫が亡くなったことさえ忘れてしまった　　　　　　　　サッチャー夫人の、過去の栄光と今が　　　　　　　　見事な構成で纏め上げられていて、　　　　　　　　最後のシーンのバックに、バッハの平均律プレリュードが　　　　　　　　淡々と流れ始めると、こらえていた涙があふれ、　　　　　　　　画面がかすんでしまいました。　　　　　　　　 　　　　　　　ぜひご覧ください。　　　　　　　　      

  2012.04.06

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  見たり聴いたり、アート週間

  　３月２３日　　　心斎橋筋に、気に入りの画廊があります。　　　大丸百貨店向かいのギャラリー永井。　　　ビルの４階にあって、外の喧騒がうそのように静謐な場所。　　　ブログ：andante.desseさんと陶芸家内山さんの２人展を　　　見に行ってきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今年は、水彩、パステルに加えて、コラージュの作品が多数出品　　　　　　　されています。　　　　　　　切ったり貼ったり？のコラージュ、私もはまりそうな　　　　　　　楽しい作品の数々です。　　　　　　　　　　　　　　アンティークモダンな香りがいっぱい。いいなぁ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昨年の初夏、ブログでイギリス旅行の写真をたっぷりと　　　　　　　楽しませてもらいましたが、絵を見ているとまた旅心が・・・　　　　　　　　　　　　陶芸界の重鎮、内山政義さんの青磁や白磁の器たちも　　　　　　ため息がどれだけもれたことか。　　　　　　２７日まで開催しています。 　　　　　  ３月１８日  先週日曜日は、及川浩冶トリオ、Ｂeeの熱～いコンサートで　　心はエキサイト！　　バリバリのクラシックなのに、こうも燃えるか、というほどの熱狂ぶり。　　そのパフォーマンスのかっこよさ！　　　　　　　　　　　チェロの辻本怜君は豊中出身、と聞いては　　　　　豊中生まれの私としては、身内みたいなもの。　　　　　アンコールは♪ラフマニノフのヴォカリーズ、♪ピアソラのリベルタンゴ。　　　　　泣けました。 　　　　　　　　　　　３月２０日　　　　　　火曜日は箕面の古典ピアノ奏者、うえだあやさん主宰の　　　　　　第２２回サロンコンサートがありました。　　　　　　モーツアルトが愛したという古典ピアノ「ベヒシュタイン」の音色が　　　　　　復元され、かつての王侯貴族が好んで聞いた繊細な音色を奏でます。　　　　　　　　　　世界最古の物語といわれる叙事詩『ギルガメシュ物語』を題材に、　　語りと音楽の世界が繰り広げられ・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京都大学西洋古典文学の講師、広川直幸さんが　　　　　　古代ギリシャ語でイーリアスを朗誦。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアノの原点の形のクラヴィコードの音色を聞いたときは　　　　　　　　　　驚きました。 　　　　　　　　　　耳を澄まさないと聞こえないほどの、繊細で震えるような音色に　　　　　　　　　　みんな傍に近づいて全身を耳にして聞きました。　　　　　　　　　　１４~１６世紀の王侯貴族も、このような小さなサロンで　　　　　　　　　　クラヴィコードのささやくような音色を楽しんだのでしょうか。　　　　　　　　　　写真うしろ姿のシルバーヘアの男性は、イタリア、ミラノからの　　　　　　　　　　客人。　　　　　　　　　　ユニークなコンサートに時を忘れました。 　　　　３月２４日　　　　　　　梅田，太融寺の本坊で、桂千朝師匠の落語会がありました。　　　　　　　＜天神山＞　と　＜天狗裁き＞　　　　　　　もはや名人芸の語り、私個人として、人間国宝のメダルを　　　　　　　差し上げたい。 　　　　　　　さて、明日は、フルートアンサンブルの発表会です。　　　　　　　私たちトリオは、♪　マシュケナダ♪をテンポよく、　　　　　　　かっこよく、演奏してまいりま～す！　　　　　　　おやすみなさい。　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 　　　　　　　　　　　

  2012.03.24

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  ＡＬＷＡＹＳ　3丁目の夕日’64

   　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　見てきました。泣けました。 　　　　　　舞台設定は私が大学4年生の年。　　　　　　戦後19年を経て、日本がいよいよ高度経済成長へと　　　　　　大きく舵を切る節目の年でした。　　　　　　映画は何もかもが懐かしかった。　　　 　　　　　8月の入社試験後，採用通知をもらって　　　　　さっそく秋から出社するように、とのお達し、　　　　　学校と二束のわらじで、放送局に出社していました。　　　　　　　　　　　　社内は、東京オリンピック一色で活気にあふれ、　　　　　報道部もアナウンス室も広報室も、全社あげて、　　　　　仕事をしている人たちの表情はみんな、高揚感ではじけそうでした。　　　　　ともかく明るかった！ 　　　　　ＴＶがやっと各家庭に定着し始めた時代、　　　　　新しいものを作り上げる喜びと使命感に燃えていたのでしょう。　　　　　映画の中でも、東京オリンピックを見るために　　　　　鈴木オート社長の堤真一は、立派なカラーＴＶを購入。　　　　　少年雑誌に寄稿している作家の茶川龍之介は　　　　　白黒ＴＶがやっときたことに興奮します。　　　　　　　　　たばこやのおせっかいおばさん、もたいまさこや　　　　　電報配達人、おまわりさん、その他隣近所の住人も　　　　　何かとおせっかいをやきつつ、みんなみんないい人です。　　　　　悪ものは一人も出てきません。 　　　　　町医者の三浦友和の、『幸せって何でしょうなぁ』と　　　　　誰にともなく言うせりふは、この映画のキーワードのように　　　　　思えました。 　　　　　夢の超特急　新幹線ひかり1号が、　　　　　1964年10月1日に運行、　　　　　それに先立って、父が試乗会に誘ってくれて、　　　　　新大阪駅から米原まで、びゅ～ん、を体感しました。 　　　　　鈴木オートで、修理工として油まみれになって働く掘北真希と　　　　　医者の森山未來が、なつかしの新幹線ひかり号で　　　　　ハネムーンに旅立つシーンもあり、どの場面も、あのころにタイムトラベル。　　　　　3Ｄ画面だったので、東京タワーのてっぺんから下界を見下ろす　　　　　冒頭のシーンや、堤真一の大魔神に変身するシーンは超リアル。　　　　　　　　　ただ昔を懐かしむだけでなく、この映画の中には　　　　　今を生きるヒントがいっぱいあることに気付かされます。 　　　　　　　　森山くんがデートに、ＶＡＮのアイヴィールックで　　　　　現れたとき、そうそうあの当時、私たち女子も　　　　　アイヴィールックで、ノートを小脇に抱えてカッコつけてたわ、と　　　　　学生時代にワープしました。　　　　　　　老いも若きもぜひごらんくださいまし。 　　　　　　　　　　　　　　　　

  2012.02.09

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  今年もＡＬＷＡＹＳ3丁目の世界で・・

   　　　　　　　大阪の下町情緒あふれる南田辺界隈。　　　　　　　ちょうど今上映中の『ＡＬＷＡＹＳ3丁目の夕日’64』が　　　　　　　そのまま残っているような、懐かしい町並みが続く一角に　　　　　　　青山家があります。　　　　　　　2月4日、立春とは名ばかりの寒い日でしたが、　　　　　　　青山家では、恒例の楽しい集いがもたれました。　　　　　　　1年に一度、ひいきの落語家、桂千朝師匠を囲んで、　　　　　　　　われこそは千朝さんのファンと自認する、いいトシをした　　　　　　　老若男女30人ほどが三々五々お座敷に集って　　　　　　　千朝落語を楽しむ、思い切り贅沢な1日です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんと今年は出囃子も生演奏！ライブで楽しむという　　　　　　　　青山夫人のうれしい計らいです。　　　　　　　　能管、篠笛、太鼓のお囃子が景気よく始まると、血が騒ぎ出します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　笛太鼓の小気味よいリズムにのって登場した千朝師匠、　　　　　　　　　床の間を背に、いよいよ一席うかがいます。　　　　　　　　　出し物は古典落語の≪らくだ≫。　　　　　　　　　端正な語り口にお茶目な表情は、いつの間にかお客をその世界に　　　　　　　　　誘い込んで、身をよじって笑ったりしんみりしたり。　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　ひとしきり笑ったあとは、無礼講で宴会へと自然の流れに。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それぞれが持ち寄った手作りの一品、全部並べると　　　　　　　　50種類はあったでしょうか。　　　　　　　　　　　　　　今まで、ここで教わったレシピも数々あって、　　　　　　　　主婦の情報交換の場ともなっています。　　　　　　　　　　　　　　　このゆず味噌、お料理名人のハルコさんの作。　　　　　米麹からつくった本格派で、グツグツと大なべの中で　　　　　煮えていた美味しいおでんにつけると、絶品でした。 　　　　　ユーコさんの作ったレモンカードも、ぜひまねっこしたい、　　　　　新鮮な一品でした。　　　　　フランスパンの薄切りをかりっと焼いて、　　　　　うつくしいレモン色のクリームとともに、口に入れたときの　　　　　さわやかな美味しさ！　　　　　みんなとりこになりました。　　作るのが楽しみ！！ 　　　　　お酒やワイン、ビールを酌み交わし、おしゃべりに興じていると　　　　　いつの間にか日が暮れて、昭和の夢物語から平成24年2月4日の　　　　　　現実世界へと連れ戻されました。　　　　　 　　　　え？私の一品？　　　　もじもじ・・・・　　　　実は、前日夜遅く、キッシュを作るべく準備を始めたところで、　　　　材料調達に不備があったことに気付いたのです。不覚　　　　　　　　当日朝、冷蔵庫の在庫を調べて、急遽サンドイッチを作りました。（恥）　　　　クリーム状にしたアボカドとたまねぎの微塵切りを、　　　　マヨネーズ、ケチャップ、マスタードで和えて、ボイルした海老と一緒に　　　　はさんだもの。　　　　もう一種類はゆで卵とカニかま。どちらもサラダ菜をたくさんはさみます。 　　　　キッシュは改めて作りましょう。　　　　　  　　　　

  2012.02.05

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  大阪ミナミ・松竹座

            　   思いがけなく、歌舞伎のお誘いを受けていってきました。　　　　　　　おこぼれに預かる、という、龍安寺で引いた大吉のおみくじの　　　　　　　ご利益が早くもやってきたのです。 　　　　　　　大阪ミナミの松竹座≪寿初春大歌舞伎≫夜の部です。　　　　　　　　　　   　　　　　　演目は、通し狂言　『雷神不動北山櫻（なるかみふどうきたやまざくら）』　　　　　　　　　市川海老蔵が五役、相勤めます。　　　　　　　　海老さまファンならば、見逃せない舞台でしょうね。　　　　　　　　私たちは、冷静に客観的に　海老サマを拝見いたしましょう。　　　　　　　　　　　　　　　とはいえ、まだお正月の華やぎが残る道頓堀あたりを歩くと、　　　　　　　　やっぱり冷静に、とは参りません。こころが浮き立って、　　　　　　　　足早に会場へと向かいます。 　　　　　　　　　　　　　　　　幕間に食べるお弁当は、友人がデパ地下で調達してくれているし、　　　　　　　　隣のコンビニでお茶も買って、イザ！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幕が開くと、海老蔵さんが舞台真ん中で　　　　　　　　　恭しく口上を始めました。　　　　　　　　　舞台転換がややこしい今回の通し狂言、　　　　　　　　　まずは説明を、ということです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　見せ場は盛りだくさんありました。　　　　　　　　　それぞれの役どころに合わせた声の出し方、表情、　　　　　　　　　早変わり、さすがです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　私がツボにはまったのは、陰陽師　安部清行。　　　　　　　　　ふわふわ～と登場してちょっとたちどまり、　　　　　　　　　ハァ～とため息をつくなんぞ、三枚目的キャラが　　　　　　　　　垣間見えてよかったです。　　　　　　　　　　　　　最後は舞台にスモークがそれこそ龍雲のごとく立ち込めるなか、　　　　　　　　　浄瑠璃が延々とつづきます。　　　　　　　　　そして不動明王が、紅蓮の炎の中を　　　　　　　　　宙に浮かんでいって、幕となりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４時半から始まった舞台、二度の休憩を挟んで　　　　　　　　　　終わったのが８時半。　　　　　　　　　　夜のミナミは相変わらずハデです。 　　　　　　　　　　お茶をしようとカフェに向かっていたら、　　　　　　　　　　目の前に、あらら、早くも素に戻った海老さまが　　　　　　　　　　タクシーに乗り込んだところとばったり！　　　　　　　　　　目と目がばしっと合ってしまいましたわ。　　　　　　　　　　最高の締めくくりができて、めでたしめでたし・・・　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　

  2012.01.10

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  文化活動　事始め

   　　今年も、見たり聞いたり、アンテナがさび付かないように　　ゆったりと楽しみながら過ごしたいと思います。 　　そんな時、いつも思い出すのは、詩人　茨木のり子さんの詩　　　　　　　　　　　　　『自分の感受性くらい』　　　　　　　　　　　ぱさぱさに乾いてゆく心を　　　　　　　　　　　ひとのせいにはするな　　　　　　　　　　　みずから水やりを怠っておいて　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　気難しくなってきたのを　　　　　　　　　　　友人のせいにはするな　　　　　　　　　　　しなやかさを失ったのはどちらなのか 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苛立つのを　　　　　　　　　　　近親のせいにはするな　　　　　　　　　　　なにもかも下手だったのはわたくし 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初心消えかかるのを　　　　　　　　　　　暮しのせいにはするな　　　　　　　　　　　そもそもが　ひよわな志にすぎなかった 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　駄目なことの一切を　　　　　　　　　　　時代のせいにはするな　　　　　　　　　　　わずかに光る尊厳の放棄 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自分の感受性ぐらい　　　　　　　　　　　自分で守れ　　　　　　　　　　　ばかものよ 　　　　　　 　　　　　昨日は寄席とピアノコンサート、ダブルで楽しみました。　　　　　初わらい＆感動のステージでした。　　　　　梅田，太融寺では、ごひいき、桂千朝師匠の　　　　＜　第６８回　千朝落語を聴く会　＞　　　　　メリハリがきいた言葉は、何度聴いても　　　　　他の落語家さんの追随を許しません。　　　　　蔵丁稚は真骨頂でした。　　　　　　　 　　　夜は番組ゲストにも出ていただいたピアニスト　香取由夏さんの　　　新春ピアノコンサートに出かけました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ショパンプログラムの１曲目、目を瞑って聴いていると　　　　　　　ハープが奏でられているような華麗な音色に　　　　　　　早くも涙目。　　　　　　　　　　　　　アンコール曲は、シューベルトのワルツ。　　　　　　　　　　　　　　この曲は由夏さんも最近知った曲、とエピソードを。 　　　　　　　ウイーンの丘を散歩中に出会ったおじいさんと言葉を交わすうち、　　　　　　　由夏さんがピアニストだと知って、「由夏、御願いがあります。　　　　　　　私のうちにきて、ピアノを弾いてほしい、アルバイトとして」　　　　　　　一人暮らしのおじいさんの家を訪れると、　　　　　　　何台もすばらしいピアノがあり、楽譜のコレクションもいっぱい。　　　　　　　その中から、おじいさんの希望で弾いた、　　　　　　　シューベルトのワルツを聴きながら、　　　　　　　おじいさんは涙を流していらしたそうです。　　　　　　　本当に美しい曲でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自分の感受性ぐらい、自分でまもれ　　　　　　　　　　　　　水やりを怠ることなく。

  2012.01.08

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  京都南座　吉例顔見世

   　　　　　　　 　　　　　　　　　　昨日土曜日は、京の年中行事　　　　　　　　　　『吉例顔見世興行』に行ってきました。　　　　　　　　　　南座正面には、勘亭流独特の書体で書かれた　　　　　　　　　　まねき看板に歌舞伎役者の名前がずらっと並び、　　　　　　　　　　クリスマスを飛び越えて、お正月が来たような華やぎ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　素適な着物をお召しのご婦人がたもおおく、　　　　　　こちらも目のお正月。  　　　　　　　　今年の昼の部の演目は　　　・『寿曽我対面（ことぶきそがのたいめん）』　　　　我當、孝太郎、愛之助、秀太郎ほか　　　・『お江戸みやげ』　川口松太郎作　　　　ベテランの三津五郎、愛之助、翫雀が、涙と笑いで演じます。　　　　　　・　『隅田川』　　　　　藤十郎、翫雀の競演です。　　　　昨夜の毎日新聞の文化欄に　　　　藤十郎の花道の出は物狂いと同時に気品があり・・・・　　　　母の悲しみを迫真的に表現、　と舞台評が載っていました。まさにそれです。 　　　・　『与話情浮名横櫛（よわなさけうきなのよこぐし）』　　　　待ってました！仁左衛門さま！！　　　　時蔵、三津五郎、左團次、菊五郎、と大物役者５人衆の競演です。　　　　仁左衛門の「切られの与三」、かっこいいったらありませぬ。 　　　　　　　　　　　　　　　＜しがねえ恋が＞で始まる名せりふ、粋でいなせで、惚れぼれ・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いよっ！松嶋屋っ！！　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　延々５時間のお芝居も、身を乗り出して観劇しているうちに　　　　　　黒、柿、萌黄の縦じまの幕が引かれると、　　　　　　現実の世界に引き戻されました。　　　　　　　　　　　　ロビーには竹のお祝儀がずらりと並んでいます。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　帰り道、四条大橋の上から南座を振り返ります。　　　　　　　　　　　　　　　　　四条大橋の西側は、四条河原町を中心に　　　　　　　　デパートや、木屋町、先斗町（ぽんとちょう）などの、　　　　　　　　京都いちばんの繁華街。　　　　　　　　そして橋の東側は、京都でいちばんはなやかな場所。　　　　　　　　格子戸の続く家並みや、お茶屋さん、舞妓さんや芸妓さんの世界です。　　　　　　　　四条大橋は私にとって、＜結界＞のようなものです。　　　　　　　　　夜は皆既月食をヴェランダから観察しました。 　　　　　　　欠け始めてさいごは赤い月になっていくのが　　　　　　　はっきりと見たのは初めてでした。　　　　　　　　　　　　　　冷え込んできましたね。みなさまも体調管理を　　　　　　　じゅうぶんなさってくださいませ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011.12.11

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• わいＹ亭　おたのしみ落語

  　　　　　　今年も、千里のＹＷＣＡで恒例、秋の落語会がありました。　　　　　　　題して”わいＹ亭おたのしみ落語”　　　　　　この道17年目を迎え、今や世界をまたに駆け　　　　　　飛んでる落語家、桂かい枝さん登場です。　　　　　　　　　　　世界12カ国、34都市を回って、英語落語で公演し　　　　　　　『Ｌaugh ＆ Piece』の精神で世界中に落語の笑いを　　　　　　出前している、国際派の落語家です。　　　　　　おん年45才。　　　　　　体中にやる気パワーがみなぎっています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日の演目　　　　　　＜こんにゃく問答＞は、勘違いのおかしみの極み。　　　　　　　＜豊竹屋＞は、三度のごはんより浄瑠璃が好きな亭主と　　　　　　　口三味線が趣味の男との掛け合いの妙。　　　　　　　写真を撮るのは、最初の5分間だけネ、とのお約束。　　　　　　　みんなケータイでカシャカシャと撮っていました。　　　　　　　しかし、落語家さんというのは、おざぶの上に　　　　　　　　　　　　　　じっと座っているように見えて、動きっぱなしですね。　　　　　　　必ずからだのどこかが動いている。　　　　　　　だから写真を撮ってもいつもピントが合わなくって。　　　　　　　　　今日も笑いすぎました。　　　　　　　　さぞかし、体の中ではナチュラルキラー細胞が　　　　　　　　幅をを利かせていることでしょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シメシメ・・　　　　　　　　　　　　　　

  2011.11.05

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  ミツバチの羽音と地球の回転

   　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お知らせです。　　ドキュメンタリー映画監督で演出家の鎌仲ひとみさんの監督作品が、　　箕面で上映されます。  　鎌仲ひとみさんは　・「ヒバクシャー世界の終わりに」2003製作　六ヶ所村の核燃料再処理施設の問題に焦点を当てた　・「六ヶ所村ラプソディ」2006製作　など　数多くの社会派ドキュメンタリー作品を作り、数多くの賞をとっています。　　 　　　 　　　　　　　　未来のエネルギーをどうするのか、　　　　　　　　放射能、原発、エネルギー産業の真実に　　　　　　　　目を向け続ける鎌仲作品です。 　　　　　　　　鎌仲さんは　　　　　　　　『自分自身で情報を集め、自分で考え　　　　　　　　自分の責任で行動する』ことの大切さを訴えています。　　　　　　　　すべては自分たち次第だ、と。 　　　　　　　　『ミツバチの羽音と地球の回転』　　　　とき：１０月２３日(日）　１８時３０分会場／１９時開演　　　　場所：　箕面市メイプルホール　大ホール　　　　料金：　前売り　１０００円　当日１２００円 　　　電話：072-721-2123　　　　　　　　

  2011.10.19

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  秋と着物

  　　　　 　　　　10月1日、ごひいき桂千朝師匠の独演会が　　　　堺筋本町のテイジンホールでありました。　　　　時は10月、天高く爽やかな秋空、　　　　今、着物を着なくて、いつ着るの？と攻め寄る　　　　もう一人の自分。　　　　半年振りの着物です。　　　　　　 　　　　　　　　和ダンスから引き出したこの着物、　　　　　　　　古い古い着物です。　　　　　　　　結城紬のような感じですが、よく分からない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　帯は母が紅型染めを習っていたころ、　　　　　　　　　　　自分の作品として仕立てたものです。　　　　　　　　　　　よく締めていたのを憶えています。　　　　　　　　　　　　昔の着物ですが、八掛けがずい分オシャレな色で　　　　　　気に入っています。　　　　　　実際はもう少し微妙な藍色です。 　　　　　　待ち合わせの場所にやってきた友も　　　　　　着物姿でございましたわ。　　　　　　思いはおなじ・・・

  2011.10.04

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  待ってました！！

   　　　　　　　　新歌舞伎座で、中村勘三郎サマを見てきました。　　　　　　　　１月からの療養生活のあと、　　　　　　　　待ちに待った本興行復帰の舞台です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上本町の新歌舞伎座、初めてです。　　　　　　　　　　　難波にあった旧歌舞伎座とは、　　　　　　　　　　　建物の雰囲気ががらりと変わって、　　　　　　　　　　　13階建ての商業ビルディングの中の6階部分が劇場。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　よっ！　いなせな勘三郎さんが笑顔で迎えてくれます。 　　　　　　　　　　　　　　　ぎりぎりに、だめもとで歌舞友が申し込んでくれたら、　　　　　なんと２階席前から3番目。　　　　何が何でも・・・の念力が通じました。　　　　　　　　　　　昼の部、まずは『御摂勧進帳（ごひいきかんじんちょう）』　　　　　　橋之助の弁慶、千扇の富樫、かぶりものや隈取で、　　　　　　大変身です。　　　　　　安宅の関の場面のやり取り、アドリブも入って　　　　　　観客席、しんみりして、笑って、これぞ大歌舞伎！　　　　　　大いに盛り上がります。　　　　　　　　　　　　 　　　　『男女道成寺（めおとどうじょうじ』　　　白拍子ふんする勘太郎と七之助のあでやかさ。　　そして、　　　　　待ってましたっ！　いよいよ『人情噺文七元結（にんじょうばなしぶんしちもっとい）』　　　　勘三郎の左官屋長兵衛、千扇の女房お兼、　　この２人のやり取りが、抱腹絶倒！　　テンポがよくて阿吽の呼吸は絶品！さすがですねぇ。　　世話物でも何でも、サービス精神たっぷりに　アドリブもふんだんに笑わせて泣かせてくれる。　本当に花のある役者です。　　幕が閉まって再び登場した役者さんたちに　惜しみない拍手をいつまでも送りました。　勘三郎さんは「まだボチボチです。１００パーセントではありませんが、　皆さんがこうして詰め掛けてくださり、元気をいただいています」とあいさつし、ファンもほっとしました。まだ５６歳、ますます輝いてほしいですね。　　　　　　　　　　　　　　　近鉄百貨店で買っていったお弁当を　　　　　幕間にいただくのも、観劇のお楽しみです。　　　　　あっちの席でもこっちの席でも、膝にお弁当をのせて　　　　　皆さんしあわせそう・・　　　　　花紀行のお弁当　￥680　　おいしゅうございました。

  2011.09.27

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  シャンソンコンサート

  本番前、ステージの点検をするスタッフの方達全員で発声練習です。  1年に一度、東京や横浜、近畿各地からシャンソンをこよなく愛するマダムたちが集まってコンサートが開かれます。それも2日連続のコンサートなので、二日合わせて６０曲ほどのシャンソンを目の前で聴けるのです。厳密には、本番さながらのリハーサルも合わせると１２０曲を聴いたことになります。舞台袖で、１曲ごとにナレーションを入れるのが私の役目。シャンソンは３分間のドラマといいます。60通りの人生ドラマが次々と繰り広げられました。愛や夢、希望、絶望、避けられない死、戦争への抗議や世界平和など人生のなかで出会うさまざまな感情を言葉とメロディに乗せて表現できるのはやっぱりシャンソンならではでしょうね。　　　　　　　　子どものころ、よくラジオから流れてきた　　　　　　　　シャンソンを聴いていました。　　　　　　　　＜人の気も知らないで＞や＜パリの屋根の下＞など　　　　　　　　当時の家の情景も一緒に浮かびます。　　　　　　　　高英夫　中原美沙緒　芦野宏　越路吹雪　　　　　　　　　石井好子　岸洋子　金子由香利　戸川昌子　　　　　　　　　いい歌手ばかりでした。　　　　　　　　三輪明宏が丸山明宏としてデビューしたときは　　　　　　　　ユニセックス的な美貌で、一大センセーションでしたね。　　　　　　　　昨日聴いた♪アデューがまだ頭の中でずっと　　　　　　　　鳴り響いてきます。　　　　　　　　いつかかっこよく歌ってみたいものです。

  2011.02.25

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  上機嫌な1日　　　－1－

  今年も大阪の下町・南田辺にある青山家に30人余りの老若男女が集まり落語家・桂千朝さんを囲んで楽しい1日を過ごしました。まずは床の間を背にしつらえた即席の高座で上方落語の名人千朝さんの落語が始まります。今回の一席は『抜け雀』。緩急自在に、メリハリのきいた語り。そう、みんなが千朝落語に惚れているのはそこなんです。米朝さんや色んな落語家さんの抜け雀を今まで聞いていますが、下げがわかっていても、だんだんハイライトが近づいてくるとみんなのひざが一歩前に乗り出す気配も。ことしも千朝師匠バンザイ！でした。ひとしきり笑った後は、持ち寄った一品をずらりと並べ、舌つづみをうちながら日が暮れたことも気付かずに酒盛りとおしゃべりで過ごす極上の一日でした。

  2011.02.06

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  上機嫌な1日　－2－

  お料理が次々とテーブルに運ばれて、まるで竜宮城にやってきた浦島太郎気分。まだまだ写真にない数々のお料理がこの日のパーティを盛り上げてくれました。足や膝に弱点のあるものたちは、ソファに座って、天井まで積み重なった本箱を背にまるで我が家のような顔をしてくつろぎます。つくづく、懐の深い青山ご夫妻。みんな、今年も青山家に足を向けて寝てはなりませぬぞよ。

  2011.02.06

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  二胡の夕べ

  梅田のスカイビル39Fにある中国料理のレストランで友人の知人の二胡奏者がライブ演奏をしているから、とお誘いを受けて４人で出かけました。西梅田は近年、摩天楼のごとく超高層ビルがニョキニョキと天空にそびえています。地上１６０メートルからガラス越しに下界を見下ろすと、何もかも闇の中にのみこまれた中に黒く横たわる淀川をはさんでキラキラときらめく光の洪水に目をぱちくり。夜は漆黒の闇と化す箕面のカントリーに住んでいると、夜の都会は魔界のよう・・広東料理に舌つづみを打っているなか二胡の演奏が始まりました。若き二胡奏者は、山口翔太郎さん。いえいえ、女性ではありませぬ。白魚のような細く美しい指が動くと妖しくも癒しの調べが響いて、食事の手を休めて聞き入ります。中国の古曲だけでなく、チャールダシュやカルメン幻想曲などクラシックのレパートリーも軽々とこなして、その演奏テクニック、表現力に驚きます。幼少のころから始めたヴァイオリンやピアノで培った、音楽的な素地は、無限の可能性を秘めている事でしょう。これからも目が離せない演奏家です。毎週月曜日には翔太郎さんの二胡が聴けますよ。中国料理　『燦宮』は梅田スカイビル39Fです。

  2011.02.01

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  今年は春から縁起がいい！

  今年初の落語会に出かけました。第62回桂千朝　落語を聴く会で、場所は梅田の太融寺。今年も一杯笑って、体内のナチュラルキラー細胞を元気にしなくっちゃ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　昨夜も梅田で、素敵なステージを　　　　　　　　　　　　　　　　　　楽しんできたばかり。　　　　　　　　　　　　　　　　　　今年はいい年回りで、　　　　　　　　　　　　　　　　　　嬉しいお誘いが次々に舞い込んで　　　　　　　　　　　　　　　　　　それも招待していただく、という　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハッピーな出来事が続いています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　写真がありませんが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　昨夜はご機嫌なステージでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　梅田芸術劇場、シアタードラマシティでの　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドリームライヴ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オーケストラをバックに歌うのは　　　　　　　　　　　　　　　　　　　グラミー賞アーティストの　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピーボ・ブライソンや伊藤由奈、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　4人組コーラスのBRIGHT、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石井竜也に、進行役は別所哲也、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　という夢の饗宴。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石井竜也と別所哲也以外は知りませんでしたが　　　　　　　　　　　　　　　　　　　R＆B歌手のピーボ・ブライソンは　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2年連続グラミー賞とアカデミー賞もとり、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ナタリーコールやセリーヌディオンなどとの　　　　　　　　　　　　　　　　　　　デュオでは世界的にブレークしたんですってね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伊藤由奈とのデュエット、"A Whole NewWorld"も　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最高でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石井竜也の”浪漫飛行”のときはみんな総立ち、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　歌ってしゃべって、笑いを取って　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハンキュウベリーマッチ（主催:阪急三番街）を　　　　　　　　　　　　　　　　　　　連呼していました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　20才若返った気分で帰りました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お正月明け早々に楽しんだ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　究極のパフォーマンスの話は　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また後日にご報告させてください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　TVでサッカーを見ながらなので，気もそぞろです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　またもや、延長戦！

  2011.01.29

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  長唄　

  大阪、日本橋（にっぽんばし）の国立文楽劇場で長唄の『松永会』のお披露目会があり新年の華やいだ雰囲気を味わってきました。380年の伝統ある歌舞伎音楽＜長唄＞の唄方と三味線方、囃子方の三位一体の演奏をたっぷりと楽しみました。今、電波から流れてくるのは洋楽やポップスがほとんど。日本の伝統音楽を身近に聞く機会がほとんどありません。子ども達が、TVのタレントの歌う歌だけに夢中になるのではなく、長唄など日本の伝統音楽を幼少のときから聞く機会をぜひ持ってほしいですね。国際社会に出たときに堂々と伝えられるように。　　　　　　　　　　今日は友人と待ち合わせたら、　　　　　　　　　　お互いにあらま、着物姿でした。　　　　　　　　　　習うより慣れろ、といいます。　　　　　　　　　　今年はせいぜい着物を着ましょうと　　　　　　　　　　ひそかに誓っています。　　　　　　　　　　今週は3日続きで着ました。　　　　　　　　　　明日のコンサートも着物で出かけようかと　　　　　　　　　　思案中。　　　　　　　　　　とっても温かいんですのよ。

  2011.01.22

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  映画試写　『恋とニュースのつくり方』

  梅田のＧＡＧＡ試写室でマスコミ試写があり『恋とニュースのつくり方』をみてきました。＜プラダを着た悪魔＞の脚本家　　　　　　　　　×＜ノッティングヒルの恋人＞の監督ハリソン・フォード、ダイアン・キートンのベテランにレイチェル・マクアダムズ＜きみに読む物語＞というキャスティング。失業中のベッキー（マクアダムス）が、N・Yのテレビ局の超低視聴率の朝番組に、チーフプロデューサーとして採用される。局にも見放されたワースト番組だが、さまざまなトラブル続きにもめげずあの手この手で何とか視聴率を上げようとがんばるベッキー。ついには、伝説の大御所ニュースキャスター（ハリソンフォード）を起用することにも成功。しかしプライドの高い彼と、番組ホスト役のダイアン・キートンとはことごとく衝突して番組ぶち壊しになったり・・といったコメディタッチのサクセスストーリー。一見ミスマッチなハリソンフォードの演技が何ともいじらしい。それにしても、原題≪Morning Glory≫の邦題が『恋とニュースのつくり方』というのはちょっとね。  

  2011.01.21

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  吉例　顔見せ興行

  先週土曜日、師走の訪れを告げる京都南座の『吉例顔見せ興行』東西合同大歌舞伎に行ってきました。四条大橋をわたると、正面に飾られたまねき看板が、華やかさを盛り上げて、私たちを招いています。勘亭流独特のまるみをおびた書体で書かれた歌舞伎役者たちの名前を見上げて、まずは心の準備から。劇場に入り、二等席から見る花道や破風屋根、格天井にも歴史を感じて胸が高鳴ります。昼の部の演目は・羽衣・菅原伝授手習鑑・阿国歌舞伎夢華・伊賀越道中双六席が二階最前列の右端でしたが、三人の男性方が、開演直前に入ってこられ私の真横に（扉に近いところ）椅子をセットし座りました。 この方たちは掛け声をかける専門の方たち、ということが、お芝居が始まってわかりました。 大向こうから○○屋！と声がかかるのを今までも聞いていましたが、真隣で聞くのは初めて。 　　　　　　　　　　　　　　松嶋屋！　　　　　播磨屋！　　　　　　　　　　　　　　　成田屋！　　　　　紀伊國屋！などと、見得を切った瞬間や、せりふが途絶えて、ここぞ、という場面での掛け声のタイミングも絶妙でついつい、そちらに気をとられ、私も思わず成田屋！といいたくなりました。 この掛け声は、男性に限られているいるそうです。声の大きさやタイミングなど思いがけず勉強させてもらい、運のいいことでした。  お昼のお弁当休憩をはさんで5時間の長丁場です。　　　　　　　　　　この世ならぬ美しさに、会場全体が　　　　　　　　　　息を呑んだ、と思ったほど　　　　　　　　　　感動したのは、坂東玉三郎が　　　　　　　　　　花道に登場したとき。　　　　　　　　　　人間を越えた”美”に圧倒されて、　　　　　　　　　　ことばもでません。　　　　　　　　　　玉三郎は梨園の出ではないだけでなく　　　　　　　　　　小児麻痺の後遺症をリハビリで克服した、　　　　　　　　　　と聞くと、その努力はいかばかりだったか、と　　　　　　　　　　頭が下がります。夢のような舞台が果てて、現実に戻ると年の瀬でにぎわう四条通を歩いて阪急電車に乗り込みました。来年も綺麗なものをたくさん見て明るく過ごしたいものです。

  2010.12.22

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  おおさか　－1－　長唄

  今日は、今年最後のフルートの訪問演奏に行き老人マンションの 皆さまがたと楽しく交流をしました。このところ日曜日のお出かけが続いていますが、先週の日曜日は、船場文化塾～長唄のひととき～と題した、粋な集いに誘われて、お座敷で粋な世界を堪能してきました。三味線や鼓にあわせてうたわれる長唄、いいですね。ほんとにいい気分です。邦楽の音色やリズムは私たち日本人のＤＮＡにプログラムされているのでしょうか。落語の世界でも、町人や丁稚が浄瑠璃や長唄、歌舞伎などの一部を語るほど、みんなが趣味として楽しんでいた場面がよく出てきます。昔の庶民のほうがよっぽどゆったりと楽しく生きていたように思えます。ゲストに登場したのは、＜伝の会＞のユニット名で各地で長唄の普及につとめている三味線方　杵屋邦寿と松永鉄九郎の江戸前のおふたり。長唄と三味線という伝統芸能に、笑いやパフォーマンスも取り入れながら本格的な演奏をたっぷりときかせてくれます。 演奏の合い間に入るボケと突っ込みがにくいほどつぼにはまって、しかも品良く、至芸です。　　　　　　　日曜の昼下がり、邦楽を楽しんだあと、　　　　　　　ぶらぶらと淀屋橋あたりまで　　　　　　　ビルウオッチングでもしながら　　　　　　　帰ろう、と、なんだか元気が出てきました。

  2010.11.28

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  秋は落語で・・・

  桂千朝独演会に行ってきました。千朝さんは、人間国宝、桂米朝の内弟子。正統派の芸で、お客の心をがっちり掴んでしまう、渋くて粋な、いまや実力派Ｎo・１の噺家さんです。落語が好き！本物の落語をじっくりと聴きたい、という耳の肥えた人たちが、聴く気満々でホールに吸い込まれていきます。もちろん、私も千朝マジックにかかりにいそいそと出かけました。今日もマクラは、７０年代のギャグ満載。本編はいわずもがな。千朝師匠バンザイ！　　　　　　　　　　　　　　　　　山葡萄ジャム、今もまだ鍋のなかで　　　　　　　　　　　　　　　　　フツフツいっています。　　　　　　　　　　　　　　　　　なかなかとろりとしてきません。　　　　　　　　　　　　　　　　　ペクチンが足らないのかしら。　　　　　　　　　　　　　　　　　そろそろ仕上げなければ。

  2010.10.02

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• 桂千朝さんを聴こう！

  ＹＷＣＡ千里で、チラシのとおり、桂千朝さんの落語寄席があります。どちら様もぜひお誘いあわせの上、上方落語の世界でごゆるりとお遊びくださいませ。お席に限りがございます。お申し込みはお早めに！

  2010.10.02

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  根岸一美さん

  番組のゲストにお迎えした根岸一美さん（※プロフィール参照）は音楽学がご専門で、オーストリアの大作曲家、アントン・ブルックナーの研究の第一人者として知られています。｛番組の対談の要約｝　　　　　・１９９１年、日本で、ブルックナーの曲がいつ、どこで　　　　　　初演されたのか、調査しているなかで　　　　　　オーストリアの指揮者で作曲家　　　　　　ヨーゼフ・ラスカという人を知る。　　　　　　さまざまな調査、情報を収集する中で　　　　　　　ラスカが、ブルックナーの曲を日本で　　　　　　初演指揮をしたことを知り、　　　　　　ラスカの足跡をたどる　　　　　　遠大なテーマと取り組むことになる。　　　　　・　オーストリア国立図書館はじめ３つの図書館、　　　　　　池田文庫、神戸女学院での調査から　　　　　　ラスカの生涯の歩みや、演奏活動などが　　　　　　少しずつ解明されてくる。　　　　・ラスカはオーストリア・リンツに生まれ　　　　　王立ミュンヘン音楽院で学んだのち、　　　　　指揮者としてヨーロッパ諸都市の歌劇場で活躍。　　　　　第一次世界大戦応召後、ロシア軍捕虜となり　　　　　各地の収容所を転々とさせられたのち　　　　　１９２３年、（大正１２年）９月に来日。　　　　　関東大震災のため東京での仕事ができなくなり　　　　　宝塚音楽歌劇学校の教授に迎えられたこと。　　　　　少女歌劇の楽団員たちを指導し、　　　　　宝塚交響楽団の定期演奏会を開始。　　　　　この定期演奏会で、１９３１年に　　　　　ブルックナーの交響曲第四番「ロマンティック」を　　　　　本邦初演していたことを知る。　　　　　１９２８年には神戸女学院にも教授として　　　　　迎えられているが、１９３５年、音楽を通じて　　　　　共産主義の宣伝を行っているとの疑いをかけられ、　　　　　離日せざるを得なかったこと。　　　　・　ラスカは指揮者だけでなく、作曲家としても多くの作品を手がけ、　　　　　特に日本滞在中には、　　　　　＜万葉集歌曲＞＜日本俳句及び短歌十首＞（以上声とピアノ）　　　　　＜百人一首より七つの短歌＞＜七つの俳句＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（以上声とフルートとピアノ）　　　　　＜日本の旋律＞＜日本から＞＜日本の絵＞（ピアノ独奏）　　　　　　　＜組曲　奈良＞（フルートとピアノ）　　　　　　その他、女声合唱やバイオリン曲などを数多く作曲している。　　　・　根岸一美さんはそれらの資料をもとに、　　　　　彼の残した楽譜を実際の音楽にして演奏をする、　　　　　という課題に取り組む。　　　　　幸い、著作権継承者であるラスカの息子さんの　　　　　了解を得て、資料のコピーや撮影も可能となり、　　　　　さらに神戸女学院管弦楽団はじめ、演奏家にも恵まれ、　　　　　演奏会を実現するにいたった。　　　　　すでにＣＤにもなっているものもある。　　　　　　　・　これまで毎年のようにウイーンに出かけて　　　　存命の息子さん（６６歳）夫妻を訪問したり、　　　　まだ保管されている資料などを調査しているが、　　　　まだ二百点以上の楽譜資料が残されている。　　・　根岸さんがこれからのライフワークとして　　　　取組んで行きたいと思っているのは、彼が　　　　　１９３４年に書き始め、１９４８年１１月（おそらくウイーンで）　　　　完成させた≪日本の四季≫と題する作品。　　・　これは管弦楽と語りの声部のための曲で、　　　　春の部分では紀友則の　　　　　　「ひさかたのひかりのどけき春の日に静心なく花の散るらむ」　　　　　ほか、各季節の和歌をテーマに、それぞれ　　　　ドイツ語の訳詩によって朗読される、という構成になっている。　　・　この曲をオーケストラの曲に再現できれば・・と　　　　　根岸一美さんは熱く語ってくださいました。　　　いつか、ヨーゼフ・ラスカの作品≪日本の四季≫が　　　演奏され、日本での演奏会も実現し、　　　ラスカのふるさと、オーストリアでも演奏される日が来ることを　　　楽しみに待っています。　　※　根岸一美さん　プロフィール　　１９４６年生れ。東京大学文学部美学芸術楽専攻、　　同大学人文科学研究科博士課程を経て、　　大阪音楽大学、大阪教育大学音楽学科、大阪大学文学研究科教授　　現在、同志社大学文学部美学芸術学科教授　　著書：「ブルックナー/マーラー事典」「ブルックナー」　　　　　　「作曲家　人と作品　ブルックナー」など。　　　　　　毎日新聞文化欄に音楽批評を執筆　　　　　　　　　　

  2010.09.16

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  アンサンブルカップス

  午後、局に立ち寄ったら、スタジオからなにやら楽しげな音楽が聞こえてきます。生放送中でしたが、ソロ～っとスタジオに入って聞かせてもらいました。＜アンサンブル・カップス＞は、フランスを拠点に活動する、ハープとパーカッション、民俗楽器の4人グループで、日本各地でコンサートをするために来日。明日、箕面のホールで行われるコンサートが、日本最後の公演、と言うことで、本番前日の出演となったもの。　　　　　　　　4人が担当する楽器は　　　　　　　　福島青衣子：　　アイリッシュハープ、サウルハープ　　　　　　　　パップ・シソコ（セネガル）：　西アフリカのハープ　”コラ” 　　　　　　　　アリス・シソコ＝ボレル（仏）：　アイリッシュハープ、サウルハープ　　　　　　　　マキシム・エルシャドール（仏）：　パーカッション、ザルブ、バラフォンパップさんの”コラ”と言う楽器は、胴体が大きな丸いひょうたんに牛の皮を張ってあり、長く太い棹から何本もの弦が伸びているとても珍しい楽器。これもハープの一種です。彼の爪弾くやさしく美しい音色と歌声に引き込まれ、思いがけないハッピーなひと時でした。

  2010.06.28

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