白馬村日記 -5- 庭編
庭のコーナーに、少し野菜などを植えています。手入れをしなくても勝手に育ってくれる自立心旺盛なやさい達。元気よく出迎えてくれました。 行者にんにく 若芽や若葉はおひたしに、と山野草の図鑑に載っています。 去年、鉢植えしたのをそのまま埋めて置いたのも しっかりと育っていましたが、写真のは息子が株分けしたもの。 随分増えています。 食いしん坊の息子いわく、ナマのまま細かく刻んで醤油につけておいたら 色んな薬味として使える、特に焼肉のタレには最高、とのこと。 ニンニクと同じニオイと辛味もありますものね。 きっと美味しいのでしょう。次回、やってみましょう。 さっと炒めて卵とじも美味しいかも。 血行を良くして滋養強壮の山野草です。 冬中、雪に埋もれて、まだかまだかと待っていたのでしょう。 朴の木の落ち葉を突き抜けてグイッと伸びています。 随分前にオットが植えた「あさつき」も 株が増えてあちこちに生えていました。 この子も負けじ、と枯葉を突き抜けて頑張っています。ひょろっとスマートなあさつきでも、いざ、のときは頑張るんですね。 枯れ葉を突き破る瞬間を見てみたいものです。小屋の下辺りに、山菜の王様、タラの芽もニョッキリ。山菜の女王、コシアブラも何本かのひょろ長い木の先に柔らかい芽をつけていました。今夜は山菜づくしの天ぷら!!と誰言うともなく意見がまとまり、つくしやフキノトウも摘んできました。 ・行者にんにく・つくし・舞茸・フキノトウ・こしあぶら・ウド180℃の油に入れるひと、ワタクシ。揚げるひと、オットです。入れる、揚げる、の連携プレーです。doriちゃんが、『すごいチームワークね。』と感嘆。揚げる時のコツは、まんべんなく火が通るよう、材料を絶えずひっくり返すこと。揚げる人は忙しいです。dori ちゃんは,鶏肉をそぎ切りして、粒マスタード、大葉、チーズを挟んだおしゃれな一品を作ります。 できたわよ、さぁいただきましょ』と皆んなで食卓を囲み、他愛もないお喋りをしながら四方からお箸が伸びてどんどん胃袋に収まっていく、といった時間は、とても健康的で、消化に良いものです。 朝食作りは時間をかけません。 ベーコンエッグを作っている間に 野菜を洗ってサラダを作り、コーヒーを入れて終わり。 この日はコンソメスープも作りました。人手がありますものね。 朝から上天気な日は、太陽を背に受けて、デッキでモーニング。風が枝枝をこすり、葉っぱのざわめきが聞こえるのもここならでは。サラダにソーセージ、パンにはアボカドとブルーチーズ。帰る前日は、地元で人気の温泉『みみずくの湯』にいきました。 露天風呂から、目の前に冠雪した北アルプスが見えます。 車で走りながら、雄大な景色をもう一度しっかりと目に焼き付けて・・・ さよなら。またね。