日々いとおかし・・・なマダム日記

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  旅日記　　－3－

   　　　旅日記は速報で書かなきゃ日に日に鮮度がおちるのに、　　　なんだかだと飛び込み仕事がはいったり、PCの感度が悪かったりで、　　　なかなか前に進みませ～ん 　　　２日目の朝目覚めて、ホテル京セラの部屋から外を眺めたとたん、　　　エ～～ッ　　まさか！の青空と眼前の桜島のシルエット。　　　予報では降雨量１２０ミリの大雨だったのよ。　　　こんなどんでん返しほどうれしいことはない。娘と２人、　　　ルンルンで温泉大浴場に行きましたわ。　　　　　だって今日はフェリーで桜島に渡る日なんですから。　 　　　神サマ仏サマは私たちの日ごろの清く正しい行いを　　　ちゃんと見ていてくれたのだわ。ア～メン・・ナンマンダブ・・　　　　　いざ出発です。　　　T子さんの車で、随行のYさんともども、様々な歴史の舞台となった磯地区にある　　　島津家の愛した仙巌園（磯庭園）に向かいます。　　　　　それにしても、T子さんの運転、荒っぽい！　　　助手席で固まってたわ。お願い、　運転代わってぇ～～ 　　　　海岸線を走っていると、いきなり眼前の桜島が噴火しましたっ 　　　　　 　　　　　　　　　　地元の方には悪いけれど、これが見たかった！ 　　　　　　　　　ようこそ鹿児島へ・・の大歓迎の打ち上げ花火ですわ！　　　　　　　　　　でも見る間にモクモクの噴煙が広がって、　　　　　　　　　　鹿児島の人たちを悩ませる降灰となるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　島津家の歴史の舞台、仙巌園は19代の　　　　　　　　　　島津光久が別邸として構えたもの。　　　　　　　　　　広大な敷地から眺める海と桜島を借景とした、　　　　　　　　　　世にも贅沢なお屋敷。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　薩摩藩はのちに海外の影響を受けて、西欧の科学技術を　　　　　　　　　　いち早く導入し、近代化、工業化に踏み切るのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　島津家の家紋の丸十紋がいたるところに。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鶴が羽を伸ばしたように見えるので、鶴灯籠と呼ばれています。　　　　　　　　　　　国内最大の石灯籠。8畳ほどもあります。 　　　　　　　　　　　ランチタイムはまたまた荒っぽい運転で　　　　　　　　　　　城山公園の高台まで走り、城山観光ホテルで中華を。　　　　　　　　　　　ランチに気がはやり、展望台からの撮影を忘れたのはだ～れ？ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さていよいよフェリーで桜島に渡ります。　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いよいよ着岸！　桜島にも民家がたくさん建っていました。　　　　　　　　　　　　100年前のような大噴火があったら・・と思うのですが、　　　　　　　　　　　　島びとたちは肝が据わってる・・ 　　　　　　　　　　　　小学校もあるのです。随行のYさんは元小学校の先生。　　　　　　　　　　　　ここにも赴任したことがあるのよ、とおっしゃっていました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　降り立ったとたん、アスファルトの道路は、積もった灰で　　　　　　　　　　　覆われて　靴の足跡が。　　　　　　　　　　　つくづく雨でなくてよかった　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　島はこんな岩だらけ。1914年に大噴火した溶岩が　　　　　　　　　　海岸線までいたるところに積み上がっていて、　　　　　　　　　　爆発のすごさを物語っている。　　　　　　　　　　噴火で流れ出た溶岩は500メートル離れたところにある　　　　　　　　　　烏島をも覆いつくして、今は海の底だとか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　海岸線を走っていると、あっ！また噴火！　　　　　　　　　黒いモクモクは、たった今噴火したところです。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お休みどころにはこんな看板も。　　　　　　　　　注意してください、ったって、どうすりゃいいの？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2012.06.30

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  薩摩焼

   　　　沈寿官窯の庭は樹木で覆われています。  　　　　　　　　　　　今日は久しぶりに納戸と戸棚から、薩摩焼を出してみました。　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　お抹茶茶碗と鶴首の花入れは、白薩摩。　　　　　　　　　　　　　酒つぎは黒薩摩。 　　　　　　　　　　　　　俗に”しろもん”、”くろもん”といいます。　　　　　　　　　　　　　白もんは白い細かなひび入りの上手物で、かつては　　　　　　　　　　　　　すべて藩主の手に収められ、一般の人々の目に　　　　　　　　　　　　　触れることはなかった、といいます。　　　　　　　　　　　　　　　　”黒薩摩”は一般庶民の生活に広く根付いて　　　　　　　　　　　　使われていたそうですが、今はそれぞれの好みで　　　　　　　　　　　　使われているのでしょう。 

  2012.06.29

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  旅日記　　－2－

   　　　鹿児島空港に着くと、友人Ｔ子さんとその友人Ｙさんがお出迎え。　　　小雨降る中、車で、早速観光スタートです。　　　向かったのは、日置市美山地区の窯元。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　数ある窯元の中でも、沈寿官窯は代々薩摩焼の　　　　　　　　　　名陶工と高く評価され、現在で１５代目。　　　　　　　　　　14代の沈寿官は司馬遼太郎著『故郷忘じがたく候』の　　　　　　　　　　主人公としても知られています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４００年以上前、朝鮮に出陣した薩摩藩主島津義弘公が　　　　　　　　　　　約８０名の陶工を連れて帰りそのうち４０名が鹿児島に　　　　　　　　　　　渡来しています。　　　　　　　　　　　島津藩の庇護の下で開窯したのが薩摩焼の始まり。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　登り窯　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　作業場です。仕切られた各部屋では　　　　　　　　　　　　　　　　　　陶工たちが絵付けをしたりロクロを回していました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　庭には作品にならなかったもののかけらが　　　　　　　　　　　ぎっしりと敷き詰められていました。　　　　　　　　　　　白薩摩、黒薩摩など、かけらを見るだけでも楽しい。　　　　　　　　　　　拾って帰りたいようなかけらも。 　　　　　　　　　　　そういえば我が家にも薩摩焼が３点ほどあったような。　　　　　　　　　　　改めて眺めてみましょう。　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホテルのある隼人市や隣の国分市は、ソニーと　　　　　　　　　　　京セラの工場があります。　　　　　　　　　　　泊まったホテルも、円筒形、総ガラス張りの　　　　　　　　　　　≪京セラホテル≫。　　　　　　　　　　　黒川紀章さんの設計ですって。　　　　　　　　　　　モダンだけれどちょっぴり落ち着かないわ。　　　　　　　　　　　ひとまずホテルにチェックインしたら日当山温泉まで　　　　　　　　　　　ひとっ走り。  　　　　　　　　　　　案内してもらった日当山温泉は泉質最高、　　　　　　　　　　　ごくらく極楽でした。　　　　　　　　　　　旅の疲れもとれたことだし・・・　　　　　　　　　　　明日は島津藩別邸を見たあと、フェリーで桜島にわたります。　　　　　　　　　　　ＴＶの天気予報では、明日の鹿児島は１２０ミリの大雨・・　　　　　　　　　　　奇跡がおきますように・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2012.06.28

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  旅日記　　　　－1－

    　　　　　　　　　　　　　　２泊３日の旅に出ていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　行き先は・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これは，フェリーで渡った、ある島の　　　　　　　　　　　　道路沿いにずらっと立っている街灯です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さてどこでしょうか    　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　来ました～～　鹿児島県です。　　　　　　　　　　　　友人Ｔ子さんが、桜島が目の前に見える、　　　　　　　　　　　　海沿いの静かな村に、愛犬ラッキーと移り住んで８年目。　　　　　　　　　　　　どんなところか一度見に行きたかったのです。 　　　　　　　　　　　　娘と２人の気まま旅。　　　　　　　　　　　　滞在中はＴ子さんのfull attend付き。　　　　　　　　　　　　彼女作成のプランです。　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　今夜戻りました。明日からぼちぼちアップいたします。　　　　　　　　　　　　　温泉にはホテルで朝晩ざんぶりこ、出かけた先では毎日　　　　　　　　　　　　　違った温泉場でどっぷりとつかり、　　　　　　　　　　　　　今、ゆで卵の剥き身状態です。　つるっつる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ではまたあした　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2012.06.27

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  ♪きょうと～大原～三千院～～　

   　♪恋～に疲れたおんなが～ひとり～～～　永六輔作詞　いずみたく作曲　　1966年、男性コーラスグループ、デュークエイセスのヒット曲。　恋に疲れなくても、ふらっと行ってみたくなるのが大原の里。 　　　京都のはずれ、おもいっきり北東に、ひっそりと息づいている　　　隠れ里が大原の里です。　　　 　　古くから出家や隠遁の地としても知られていた山里を　　歩きました。　　中学時代の歩き仲間7人と一緒なので、なにも恐れるものはなし。 　　　　　　　　　　　　江文神社→江文峠→　静原の里へと向かいます。　　　　すれ違う人もなく、ほんとにしずかな山里。　　　　頭の上を、ピ～ヒョロ～～と　トンビが飛んでる・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　阿弥陀寺の境内でお弁当を食べてひとい息いれてっと・・　　　　　　　　さぁ！がんばろ！ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ファイト！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　薬王坂を登りきったら、鞍馬にでるぞ～～！　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　がんばった～～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鞍馬山は牛若丸の修行の地。　　　　　　　　　霊気漂う、京都一のパワースポットです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　ポツポツと降り出した雨に、いっそう　　　　　　　　　　鞍馬の地が神々しく感じられ、　　　　　　　　　　吐く息で邪気を払い、まったりと濃い空気を　　　　　　　　　　肺いっぱいに吸い込みます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ポジティブパワーが体中にみなぎったところで　　　　　　　鞍馬口駅から叡山電車に乗り込みます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　叡電は緑のトンネルをくぐるように走ります。　　　　窓ガラスには楓の葉が密着。緑の電車にゆられます。　　　　 　　　　　森、川、水田、太陽、風、この美しい調和の中で、　　　　　今日も生きている幸せ。　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2012.06.10

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  同期の仲間

   　　　　　　　　　　 　　　　　　学生時代のクラブ『放送研究会』の同期生12人が　　　　　　大阪に結集しました。　　　　　　待ち合わせ場所は、梅田の駅ビルの名物≪金の大時計≫の下。　　　　　　福岡、広島、高知、香川、京都、滋賀、名古屋、から　　　　　　飛行機や新幹線で続々と。　　　　　　1年ぶり！お久しぶり！元気だった？と挨拶後　　　　　　　まずは天満天神繁盛亭へと向かいました。　　　　　　　今年のツアーの企画は我ら大阪組で、　　　　　　　3つのプランを立てました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その1は上方落語の昼席で3時間たっぷり楽しみましょう、　　　　　　　　というプラン。寄席演芸はなんといっても大阪ですから。　　　　　　　　大笑いしたあとは阪急電車に乗って、宿泊先の箕面へと向かいました。　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　箕面駅に着いて、プラットホームに降り立ったとたん、　　　　　　　　口々に”お～！「山のにおいがする！”と街中の空気との違いを　　　　　　　　早くも感じてくれて、感激する私。　　　　　　　　ホテルは箕面山の中腹にある、箕面山荘”風の杜”です。 　　　　　　　　　　　　　　部屋からの眺めはご覧の通り。　　　　　　　我が家のマンションも一直線に南の方角に見えるのです。　　　　　　　遥かガスがたなびいているあたりは、大阪市内です。　　　　　　　旅装を解き、温泉に入って夕食が終わると、　　　　　　　1年ぶんためていたお喋りの時間です。　　　　　　　○○年前、狭い部室で4年間一緒にすごした仲間は　　　　　　　みんな身内のような感覚です。　　　　　　　勉強会や東西の大学間交流、夏の合宿、コンパ、　　　　　　　など、ついこの前だったように錯覚してしまって。　　　　　　　いつのまにか日付が変わって、大急ぎで布団にもぐりこみました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　翌日はきれいに晴れ上がった、気持ちのいい朝。　　　　　　　　露天風呂でさっぱりしてから、プランその2は　　　　　　　　箕面の滝までウオーキングです。　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　新緑の元、片道2.8キロを歩きます。　　　　　　　　　昨夜補給したガソリンアルコールを燃やしながらどんどん　　　　　　　　　燃費もよくなって足取り軽く歩きとおしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　プランその3は、午後からの私の担当する番組に、　　　　　　　全員がゲスト出演という異例の流れ。　　　　　　　このことは前もって今回のツアープランに組み入れていたのです。 　　　　　　　え？公共の電波を私物化していいの？って？　　　　　　　まあ許していただきましょう。　　　　　　　直前に体調を崩して参加できなかった札幌在住のＥ君からも　　　　　　　『今、ネットで懐かしい声をきいてま～す』と、　　　　　　　うれしいメッセージがはいったり、　　　　　　　盛り上がりのうちにエンディングを迎えました。 　　　　　　　1年後も元気で全員集合できることを目標に、　　　　　　　惜しみつつ西に東にと別れて行きました。　　　　　　　　　　　　　

  2012.05.31

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  京都へ小旅　　　―2―

   　　　　　　　　　　上賀茂神社は、下鴨神社とともに、京都で最も古い神社と　　　　　　　　　　言われています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一の鳥居をくぐると、　芝生が敷き詰められてまるで牧場のような　　　　　　　　　広々とした光景です。　　　　　　　　　この開放感!!              　両手を広げて”さぁみんなおいで～～”って待ってくれているような。　　　　　　　　他の神社にない明るさがあって　　　　　　　　スキップのひとつもしたくなるような気分です。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二の鳥居を入ると、神山をかたどった立錐形の立砂（たてずな）が　　　　　　　　　目の前に現れます。。鬼門にまく清めの砂の起源といわれます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シャガの花　　　　　　　　　　　　　石楠花も咲いていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　神社内には、数多くの社殿が建っていて、色々な神様を　　　　　　　　　　　　お祀りしています。　　　　　　　　　　　　歩いていて、なんとなくこころ休まるのは、　　　　　　　　　　　　あらゆるところに水が流れているからかもしれません。　　　　　　　　　　　　　　縁結びの神様にもお願いをして・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　15日には、京都三大祭の一つ、葵祭りが行われます。　　　　　　　　　平安貴族そのままの姿で練り歩く優雅な古典行列が、　　　　　　　　　京都御所を出発して下鴨神社→上賀茂神社へと向かいます。 　　　　　　　　新緑の都大路を、平安絵巻さながらにくり広げられる　　　　　　　　500名以上の行列。　　　　　　　　なんと優雅なことでしょう。　　　　　　　　お天気に恵まれますように・・　　　　　　

  2012.05.13

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  京都へ小旅　　　―1―

         　4月から、月に1度、夫の病院通いが始まり、病院が京都なので、　　　　診察が終わると一緒に行ってあちこち巡ることにしています。　　　　娘も、休暇が取れるときは一緒に。 　　　　今回は、上賀茂神社の摂社、太田神社のカキツバタの群落が今　　　　真っ盛りなので、絶好のチャンス！と行ってきました。 　　　境内の沼地に、平安時代からずっと咲き続けている国の天然記念物で、　　　　よくぞ、毎年(千年以上？）咲き続けていることと感動しながら、　　　　目にも涼しげなむらさき色の花をたっぷりと愛でてきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　神社を出たところには、魯山人の碑も。　　　　　　　　　  　　　　　　　このあたりは、室町時代から、上賀茂神社の神官の屋敷町だったところで、　　　　　　　国の重要伝統的建造物群として、保存地区に指定され、　　　　　　　今もその名残の町並みが、美しい景観となっています。　　　　　　　家の前には明神川が流れ、土橋が各家々に架かっています。　　　　　　　この川は上賀茂神社から流れ出ている清流で、　　　　　　　さらさらと流れる水の音を聞くと、体の血流もよくなるような気持ちになります。　　　　　　　　　　　　 　　　このお屋敷は、社家（しゃけ）と呼ばれ、今も30数軒の家並が見られます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　創業1804年の店、おつけものの『なり田』も町並みに溶け込んでいます。　　　　　　　　11代将軍徳川家斉のころから、この地で商ってきた老舗です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　娘はすぐき、私はひの菜を買いました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　社家の町並みを過ぎると上賀茂神社に行き着きます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく　　　　　　　　　　　　

  2012.05.13

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  未知の町、貝塚市探訪

   　　　　中学時代の仲間と歩く会をスタートさせて、はや２１回目を迎えました。　　　　第１回の箕面山を皮切りに、山野辺の道、金剛山、柳生の里、安土城址、　　　熊野古道、生駒山、六甲山、飛鳥の里、比叡山、妙見山、保津峡、武田尾、など、　　　　思い返すと、よく歩いたものです。　　　　これも仲間あってこそ。　　　　男子６人、女子５人、50年以上昔のクラスメートは　　　　制服さえ着れば、今も中学生のまんま。（ぎょっ） 　　　　　　　　今回のコースは、大阪府の南部、貝塚市。　　　　　　　　　　南海電車に乗るのは生まれてから２回目ぐらいかしら。　　　　　２１日土曜日、地下鉄難波駅から、きょろきょろしながら　　　　　南海電鉄、なんば駅へ。　　　　　朝ドラ＜カーネーション＞の舞台、岸和田も通り過ぎて・・　　　　　　　　　　　貝塚駅から、ご当地の水間鉄道に乗るのも初めて。　　　　　全長５，５ｋｍの距離を二両編成で走ります。　　　　　雑踏の難波駅から、いっきにのどかな雰囲気に。　　　　　木造で趣のある水間駅は、近畿の駅１００選に選ばれています。　　　　　　　　　　　スタートは、国宝、孝恩寺から。　　テクテク　　　　　　　　　　　聖武天皇が、僧行基に委嘱して造らせた、府下で最古級の木造建築物。　　　　　　屋根の行基瓦がうつくしい。　　　　　建立時、釘を一本も使わなかったので、別名『釘無堂』。　　　　　本尊、阿弥陀如来など、１９体の仏像が安置されています。　　　　　　　　よく手入れされた庭に、利休梅（りきゅうばい）の真っ白い五弁の花が　　　　ひときわ清楚で、和みます。　　　　茶花として好まれたので、千利休の名がつけられた、とか。 　　　　テクテク　　　　産直販売や苺摘みが体験できる、自然園に到着。　　　　早速苺摘み開始です。　　　　　　　　　　　　　　　ちょっと縦長い苺は、秋ひめ？だったかな。　　　　　　　　お弁当タイムに、早速いただきました。　　　　　　　　完熟で糖度が高く、摘み立てを食べるって最高のぜいたく！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もみじの新緑がどきどきするほどきれい。　　　　　　　　　　　　　　　　　これは何の花？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　水間寺を拝観したあと、江戸時代の町並みの風情が残る　　　　　　　　　寺内町（じないちょう）へ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　格子戸、土蔵、虫籠窓などが見られる町家１０件が　　　　　　　　　　国登録有形文化財として保存され、落ち着いた町並みの　　　　　　　　　　景観となっています。　　　　　　　　　　　　                            　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今回は起伏の少ない道をテクテクしましたが、　　　　　　　　万歩計は１万５千歩ほどって聞いてびっくり。　　　　　　　　どうりで、翌日はふくらはぎがカチンコでした。　　　　　　　　日々の運動を怠っていた証拠ね。　　　　　　　　　　　　　　　打ち上げは難波に戻って、「お疲れ様！！」　　　　　　　　お互い、今年は節目の年だけれど、年をとるのも　　　　　　　　悪くないなぁ、とおもえることもいろいろあって、　　　　　　　　ありがたいのはやっぱりよき仲間。　　　　　　　　　　翌日の日曜日もうれしいことが一杯ありました。　　　　　　　　ではまたあした。　　　　　　

  2012.04.22

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  京都・御所の桜

    　　　　　　　先週の木曜日、用事があって京都まで出かけました。　　　　　　　　ちょうどお昼どき、お天気がよかったので、デパ地下で　　　　　　　　お弁当を買って桜を見ながら食べましょう、と御所に向かいました。　　　　　　　　　　　　　　　近衛邸跡の白・糸枝垂れ桜と紅・枝垂れ桜が、　　　　　　　　地面にまで届くほどに咲きみだれて、それは美しいこと。　　　　　　　　　　　　　　　　　娘は手まり寿司の入った花見弁当、私は和牛弁当、　　　　　　　　　夫はサンドウィッチ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちょうどそのころ、祇園では大惨事が起きていたことを、　　　　　　　　　タクシーの運転手さんに聞きました。　　　　　　　　　信じがたい事故が身近に起きたことに戦慄しました。　　　　　　　　　

  2012.04.17

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  二月堂のお水取り

  　　　　　　　　　　　　東大寺二月堂のお水取りのセレモニーもいよいよ終盤です。 　　　　　　　　　先週木曜日、10年ぶりに、お水取り見物に出かけました。　　　　　　　　　近鉄奈良駅から東大寺目指して、テクテク・・・ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はい！ポーズ！　　　　　　　　　　　鏡池に写る大仏殿を見ながら二月堂へと進みます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　午後7時、いよいよ儀式が始まります。　　　　　　　　　次々と点火された大松明が登廊をかけのぼって、、　　　　　　　　　二月堂の欄干に姿を現します。　　　　　　　　　　　　　　　　夜空を焦がす巨大な火の玉。　　　　　　　　　二月堂下で息をのんで、飛び散る火の粉の美しさに　　　　　　　　　見とれるのは善男善女たち。　　　　　　　　　　　　　　　天平の昔、天災や疫病、反乱は国家の病気と考えられました。　　　　　　　　そうした病気を取り除いて、天下泰平、五穀豊穣など、　　　　　　　　人々の幸福を願う行事として始まった修二会は、　　　　　　　　奈良朝以来千二百年あまり、一度も途切れることなく、　　　　　　　　連綿と引き継がれてきたのです。　　　　　　　　　　　　　　　　練行衆が炎とともに欄干を走り抜けるさまは　幻想的で華麗な、　　　　　　　　　この世ならぬものを見ている気持ちでした。　　　　　　　 　　　　　　　儀式が終わり、大勢の見物客も立ち去ったあと、　　　　　　　堂内の庫裡をのぞくと、かまどに鉄なべがかけられ、　　　　　　　湯気が立ち上っています。　　　　　　　練行衆たちをねぎらうためのお夜食でしょうか。 　　　　　　　3時間ほどの奈良滞在で、難波行きの電車に乗るのは　　　　　　ちょっと後ろ髪が引かれる思い。　　　　　　暖かくなったら、のんびりと奈良見物をしよう！

  2012.03.13

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  においスミレ

   　　　　　　　すぐ下の公園に咲いている、匂いスミレです。　　　　　　 　　　　　　　　ベランダで育てている、鉢植えの匂いスミレが年々大きな株に　　　　　　　　　なって、はみ出してきたので、　　　　　　　　　1年ほど前、株分けしたちっちゃなのを3つほど、下の公園に　　　　　　　　　植えておきました。　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　冬中、ほったらかして、まるで育児放棄。　　　　　　　　　　　　土に埋もれてクッタリしていた株。　　　　　　　　　　　　世話もせず、見てみぬふりをしてきたのに、　　　　　　　　　　　　どうでしょう、この生命力！神の造った色と形。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画家でエッセイストの堀文子さんが90歳を過ぎて　　　　　　　　　　　　著した本、『ひとりで生きる』にこんな一節があります。  　　　　　　　　　　　＜名のある華やかな花たちは珍重されるが、　　　　　　　　　　　振り向かれることもなく道端や庭の隅にひっそりと咲く、　　　　　　　　　　　名もなき花。讃えられることもなく、うとんじられながら　　　　　　　　　　　志をまげず、生き続けたけなげさ。　　　　　　　　　　　踏まれても摘まれてもあきらめず、自力で生き抜いてきた　　　　　　　　　　　名もなき雑草たちの姿には、無駄な飾りがない。　　　　　　　　　　　生きるための最小限の道具だてが、侵しがたい気迫となって　　　　　　　　　　　私の心を打つのだ。＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　去年の暮れに葉っぱを全部切ってしまい、　　　　　　　　　　　　茎がほんのちょっと土から突き出ていたクリスマスローズも、　　　　　　　　　　　　律儀に蕾をたくさんつけてお目見えです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まもなく、うつむき加減に恥ずかしそうに　　　　　　　　　　　　　咲き始めることでしょう。　　　　　　　　　　　　　

  2012.03.12

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  箕面山

   　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　今朝は大阪も零下だったそうですが、機密性のある集合住宅に　　　　　住んでいると、朝はベランダ越しの太陽が部屋に差し込んで、　　　　　室温が20度ぐらいはあるんです。 　　　　　ありがたいことですが、玄関のドアをあけたとたん、山から吹き降ろす　　　　　冷たい風に亀みたいに首をすくめます。　　　　　まずはコーヒーで胃を起こし、ゆっくりと新聞を読む・・というのが　　　　　朝の至福の時間ですが、今日はウオーキングデー。 　　　　　1ヶ月ぶり？よね、といいながら、友達と誘い合って　　　　　箕面山に向かいました。 　　　　　冬枯れの森は静かです。春になって柔らかい若葉が枝いっぱいに　　　　　萌え出すように、今は眠ったふりをしているのでしょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2・8キロあるいて落差33メートルの大滝に到着です。 　　　　　滝つぼに張り出しているのは、椿の木？それとも山茶花？　　　　　　小ぶりの真っ赤な花が、モノトーンの風景のなかで可憐です。　　　　　　滝の後ろのほうに何本もたれている白い筋は、つららです。　　　　　　　　　　　　　　　くだりながら箕面川をのぞくと、こんな鳥が。　　　　　　　　なんという鳥でしょう？サギ？　　　　　　　　一心に川を覗き込んで、微動だにしません。　　　　　　　　エサの魚がやってくるのをじっと待っているのかしら。 　　　　　　　　帰り、箕面の駅前周辺は、リニューアル工事の真っ最中。　　　　　　　　　駅前のシンボルツリーの楠木が、ぐるぐる巻きにされていました。　　　　　　　　どうやらどこかへ移されるみたい。 　　　　　　　　　大地にしっかりと張った根っこが、かわいそうにむき出しになって　　　　　　　　　いました。

  2012.02.28

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  湯けむり日記

   　　　　　　　　　大地の奥深くから湧き出している湯けむり・・・　　　　　　　　 　　　　　　ここはどこでしょう？？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この温泉の色でお分かりでしょうね。　　　　　　　　　そう！神代の昔から湧き出でている日本三大古泉のひとつ、　　　　　　　　　有馬温泉です。　　　 　　　　　　　  　　　　大学同窓の女子会で、土、日にかけて有馬温泉に集まりました。　　　　年代は、上が83歳の大先輩から、下はむにゃむにゃ・・・　　　　有馬温泉は、阪神間からなら至近距離。　　　　箕面からだって、千里ニュータウンから阪急高速バスに　　　　のれば、35～40分で湯けむりの真っ只中まで連れて行って　　　　くれます。　　　　鉄分を多く含んだお湯は、空気に触れると赤茶色。金泉です。　　　　炭酸泉、ラジウム泉は銀泉と呼びます。　　　　１年ぶりに逢った人もいて、世の更けるのも忘れて 　　　　話し込んだり、温泉につかったりしました。　　　　　まだ現役で仕事をしている人約２人。　　　　　よく働き、よく遊ぶ人たちです。　　　　　　頭も体もよぉ～くほぐれたところで、じゃ、またね、と　　　　　　それぞれ家路につきました。　　　　　　中でもＴさんは一番飛んでます。　　　　　　バイバイした後関空へと向かい、タイランド・インドネシアに向けて　　　　　　旅立っていきました。　　　　　　いつもちょっとそこまで、って気分で　　　　　　ふらっとよその国に行く人です。　　　　　　今回も９日間の旅だとか。職業はlawyerだけど　　　　　　　しごと、しているのかなぁ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほんと、有馬温泉は最高！芯からほぐれますよ。ぜひお出かけください。　　日帰りでも、太閤の湯など外湯もゆっくりと楽しめます。

  2012.02.20

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  初歩き

   　　　　　　　　　　1月は何をしても、初○○、ですね。　　　　　　　　　　初荷、初仕事、初笑い、初泣き、初愚痴・・　　　　　　　　　　今日は箕面山の滝道往復5.6キロ、初歩きしました。　　　　　　 　　　　　　　　　　空気は冷たくても、空の青さがすがすがしい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エッセイスト、古典評論家の　清川妙さんの本　　　　　　　　　　『人生をたのしむ言葉』の中に　　　　　　　　　　≪徒然草≫第188段の中の言葉を紹介しています。　　　　　　　　　　＜人の命は、雨の晴れ間をも待つものかは＞　　　　　　　　　　心が動いたらすぐにからだを動かそう、ということ。　　　　　　　　　　人はいつ死ぬか分からない。生きているこのいまこそ、　　　　　　　　　　かけがえのない大切な時間なのだ。　　　　　　　　　　清川妙さんは、この思い切れのよさ、襟を正したくなる言葉である、と　　　　　　　　　　書いています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きのう降った雪が、木々を薄化粧で装っています。　　　　　　　　　　まるで粉砂糖を振りかけたよう・・・　　　　　　　　　　　　思い切って出かけてよかった。 　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　滝に虹がかかっていました。　　　　

  2012.01.05

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  箕面山の紅葉

   　　　　　　昨日の土曜日は、歩き仲間と今年最後のウオーキングの日。　　　　　　箕面のピンポイント天気予報では、日中ずっと傘マークだったので、　　　　　　覚悟をしていたところ、なんと青空に太陽がさして、天に感謝！　　　　　　 　　　　　阪急箕面駅に集合した一行、紅葉狩りのスタートは西江寺から。　　　　　おお～～！出迎えてくれたのは見事な紅葉でした。 　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　　　　　　　西江寺の裏山の展望台から見下ろした綾錦のパノラマ。　　　　下方に見えるのは龍安寺。　　　　　　　　明治の森国定公園に指定されている箕面山は、　　　1300種の植物と3500種の昆虫、　　　数多くの野鳥や哺乳類、両生類,爬虫類などが生息する　　　稀有な山。 　　さまざまな色が織りなす木々の紅葉は 、ゆたかな植生がもたらしたもの、と　　改めて感激しながら歩きます。　　　　　　　　　才が原林道を歩くと、おサルさんが集団でお出迎えです。　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　滝の上の＜一目千本＞　　　　　 　　　　　　　　　    　　  　　　　　　　　　　　　　　　　　落差33メートルの箕面大滝　　　　　　　　　 　　　　　　　　　歩いた時間は6時間。　　　　　　　　　　友人の万歩計は2万歩を軽く越えていました。　　　　　　　　　今、ふくらはぎがパンパンです。

  2011.12.04

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  六甲山初登頂！

   　　　　　　　　日曜日、歩き仲間と秋のハイキングに出かけました。　　　　　　　　一行は8名の老若々男女たち。 　　　　　　　　ウオーキングコースは、有馬温泉口からスタートして　　　　　　　　六甲山頂を目指す、という、私にとっては　　　　　　　　　かなりハードルの高いコースです。 　　　　　　　　　　　　　　山中に分け入った途端、ほら、こんな険しい道。　　　　　　　　　　　　　　　　有馬温泉駅からロープウェイで上がれば、　　　　　　　　六甲山頂まで連れて行ってくれますが、　　　　　　　　それでは”歩く会”の名がすたる。 　　　　　　　　お天気上々、登山口には同志たちがどんどん集まって　　　　　　　　みんな黙々と歩いています。  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　歩き始めはまだ，紅葉を眺める余裕もありました。 　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　炭や道→魚屋道方面と紅葉谷道との分岐点にきて、　　　　　　　　紅葉谷方面へと進みました。　　　　　　　　　有馬は四十八滝の滝群で知られていますが、　　　　　　　　紅葉谷一帯も冬には樹氷や霧氷が見られるそうです。　　　　　　　　途中、いくつもの川を渡りました。　　　　　　　水の流れる音にはげまされながら、　　　　　 　重い足取りも少しはかるくなって・・・             水の流れる音は音符では表せない、すばらしい旋律です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　極楽茶屋跡までたどりつけたら、お弁当タイムが待っている！　　　　　　　　　ha～ha～fu～fu～　　　　　　　　　こんなツワモノがいます。　　　　　上から駆け下りてきたマッチョな男性、　　　　　肩には軽々とオフロードバイクをかついで・・。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　空が明るくなって、　稜線がみえてきた！　　　　　　　　　　　あと一息！ 　　　　　　　　　　　やっとたどり着いた極楽茶屋跡には、　　　　　　　　　　　大勢の人たちが休憩していました。 　　　　　　　　　　　地下180メートルから汲み上げた六甲の水が　　　　　　　　　　　紙コップとともに用意されて、おつかれさま、と　　　　　　　　　　　ねぎらってくれました。　　　　　　　　　　　円陣組んで食べたお弁当の美味しかったこと。　　　　　　　　　　　写真を撮るのも忘れたくらい、飢えていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さて、ここから目指すは、六甲山最高峰です。　　　　　　　　　　　生れた時から北摂に住んでいると　　　　　　　　　　　六甲山は最も馴染みのある山なのですが、　　　　　　　　　　　頂上を極めたことがありませんでした。 　　　　　　　　　　ず～っとはるか遠く、山のてっぺんに見えていた　　　　　　　　　　アンテナが、ぐんぐん近付いてくる！ 　　　　　　　　　　山頂はもうすぐだ！！ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やった～！　　　　　　　　　　　　　　　　　　六甲山山頂にタッチ！！ 　　　石積みのケルンでもそびえているのかと思えば、　　　杭が打ち込んである素朴なものでした。 　　　標高931.13メートルが、平成7年の　　　阪神淡路大震災で12センチ隆起したので、　　　931，25メートルとなった、と表記されていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最高峰から神戸の町並みを見下ろして、　　　　よくがんばった！とちょっぴり自分をほめてやって。　　　　実は、上りにめっぽう弱い私は、いつも遅れ気味。　　　　　さりげなく最後尾についてフォローしてくれる　　　　頼もしい騎士たちがいること、心の中で　　　　思いっきり感謝しています。　　　　ありがとう！ 　　　　　帰りは、魚屋道をどんどん下って有馬まで戻りました。　　　　　この道は灘地方と有馬を結ぶ東六甲最古の　　　　　山越え交通路だった道。　　　　　深江浜の魚は、大正時代までこの道を通って　　　　　有馬に運ばれたので、魚屋道（ととやみち）で　　　　　親しまれています。 　　　　　バスで宝塚までもどったら、まずは無事に歩きとおせたことを　　　　　感謝して、おつかれさま、とカンパイしました。 　　　　　　12月はお膝元のみのお山の紅葉を楽しみます。　　　　　　　　　　　　　　

  2011.11.15

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  　生野銀山　　－1－

   　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　日曜日、兵庫県朝来市生野の町を訪れました。　　　　一行は4人。　　　　中国道→播但連絡道→生野と、ひた走って約1時間半で　　　　かつて「銀山」として栄えた全国屈指の鉱山町に到着。 　　　　まず訪れたのは、生野鉱山の近代化とともに　　　　生野の発展に力をつくした吉川（きっかわ）家の旧邸です。　　　　　　　　 　　　　　　　 　　　　　　天保3年に建築されたこのお屋敷は、　　　　　　今は『生野町づくり工房井筒屋』として、　　　　　　貴重な資料や生活道具なども展示し、　　　　　　生野の文化や町並みを情報発信しており、　　　　　　生野の核となっている　ステキなギャラリーです。                    　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　江戸時代、代々山師（鉱山の経営者）として　　　　　　　　生野銀山に君臨していた当時を髣髴とさせる　　　　　　　　たたずまいやお道具類に　　　　　　　　ひゃ～ステキ！と早くもテンションが上がります。　　　　　　 　　　　　　　　生野銀山は徳川幕府の直轄領として、当時、　　　　　　　　一般の旅人の宿泊が　禁止されていました。 　　　　　　　　　　　しかし公用で代官所を訪れたときの宿として、　　　　　　　郷宿(ごうしゅく）がつくられ、吉川家も『井筒屋』の屋号で　　　　　　　郷宿を営んでいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 

  2011.11.02

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  生野銀山　　－2－

    　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　吉川家寄贈の貴重な資料を再接近して、まじまじと　　　　　　　　拝見できるのも　なんとうれしいことか。　　　　　　　　日本の美術館のように、パイプの柵もなければ見張り番もいない。　　　　　　　どこでもご自由にどうぞって。　生野の方たちは懐が深い！！                                              床の間になぜか、鋳鉄製のカニの置き物が・・　　　　　　　　　　　　聞くと、昔、地中から這い出してきたカニが　　　　　　　　　　　　背中に銀を背負ってくることがあり、　　　　　　　　　　　　銀鉱脈のありかをカニが教えてくれる、と　　　　　　　　　　　　大事にされていたそうです。　　　　　　　　 　　　　　　　　庭の蔵は貸しギャラリーとしても使えるそうです。　　　　　　　　たしか、１ヶ月３０００円って聞いたけれど、　　　　　　　　世知辛い今の世に、うそ・ほんと？と思わず　　　　　　　　はしたないことばをつい・・・。 　　　　　　　この日は神戸の方が着物リフォーム展をしていました。　　　　　　　玄関を入ったところの土間ギャラリーには　　　　　　　地元ならではの手作り品や特産物なども売っています。　　　　　　　広々とした、落ち着いた研修室もありました。　　　　　　　そこここに、徳川幕府の財源的な存在として栄えた　　　　　　　生野銀山のなごりが感じられ、　　　　　　　　このあと町中を見学するのももどかしく、　　　　　　　後ろ髪を引かれつつ井筒屋を後にしました。　　　　　　　　　　　　　　井筒屋ギャラリーを支えてがんばっていらっしゃる　　　　　　　斉藤敬子さん、色々とご親切ありがとうございました。 　　　　　　　　　　　　

  2011.11.02

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  生野銀山　　　－3－

  　　　　　　　             　井筒屋と道を隔てた向かいに、旧浅田邸があり、　　　　　　　　こちらも、昨年ミュージアムセンターとして再生しました。　　　　　　　　浅田家は江戸時代から代々続いた地役人。　　　　　　　　木造２階建ての、風格ある古民家です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　  　　　　　　　　　　廊下続きにはモダンな洋館建築。　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　ぐずついた空模様のおかげで　　　　　　　　　　　山ひだの重なりから立ちのぼる靄が　　　　　　　　　　　すばらしい演出でした。　　　　　　　　　　　　　さて、お昼どき、おいしい『生野ハヤシライス』を　　　　　食べましょう！とレストラン目指しました。　　　　　昭和のはじめ、東京から鉱山技師が着任したおりに　　　　　鉱山社宅ではモダンな洋食も持ち込まれます。 　　　　　その一つがハヤシライス。　　　　　今では≪生野ハヤシライス≫として人気を集め　　　　　名物メニューです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全員一致で注文したのは　　　　　　　　　　　　　＜オムライスハヤシライス＞。 　　　　　　　　　　　　　ソースのマイルドさ加減、ふわふわオムライス、　　　　　　　　　　　　　しかもトッピングにクリームコロッケまで。　　　　　　　　　　　　　一皿で３度おいしい、期待を上回るランチに　　　　　　　　　　　　　大満足でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011.11.02

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  生野銀山　　－4－

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いよいよ銀山体験が迫ってきました。　　　　　　　　　平安時代、８０７年に開坑したと伝えられている　　　　　　　　　生野銀山は室町年間に銀鉱脈を発見、　　　　　　　　信長、秀吉の直轄時代を経て、江戸時代に　　　　　　　　家康が『銀山奉行』を設置し、佐渡金山、石見銀山と並んで　　　　　　　　徳川幕府の財源的な存在でした。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三代将軍・家光のころに最盛期を迎えて　　　　　　　　　月産562ｋｇの銀を採掘したそうです。　　　　　　　　　明治に入り、フランス人技師、ジャン・フランソワ・コワニエが　　　　　　　　　着任し、明治15年までには25人のフランス人技師が生野に駐在、　　　　　　　　　日本の鉱山をリードした、といいます。 　　　　　　　　　いよいよ坑道に入りましょう。閉所恐怖症の人には　　　　　　　　　ちと厳しいかも。 　　　　　　　　　　

  2011.11.02

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  生野銀山　　－5－

   　　　　　　アンダーグラウンドの世界をのぞいてみましょう！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　徳川時代初期は、まだ手でコツコツと掘っています。　　　　　　　　　　気の遠くなるような作業。　　　　　　　　　　　　　　　　　　地下水を引き上げ、排水する仕事に従事している人足　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　坑夫のことを総称して、「下財」とよんでいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鉱脈に沿って、手掘りで銀を採掘したあと。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　女子もノミとハンマーをもって・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　砕女・・・銀を含んだ鉱石をより分けます。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゲートには菊の紋章が。明治２２年、宮内庁所管に移されて　　　　皇室財産になった証。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　近代化とは程遠い昔、　　　　　　　　　鉱石を調べるために地下１０００メートル近くまで　　　　　　　　　掘り進んでの、採掘作業。　　　　　　　　　10才のこどもまでが駆り出されて、苦役に従事していたと聞くと、　　　　　　　　　くただただ昔の人たちの勤勉さにこうべをたれるのみ。 　　　　　　　　　　　坑道の模型です。　　　　　　内部は年間13℃～16℃ですが、33メートル下がると　　　　　　1℃づつ温度が上がるので、すごい熱気の中で　　　　　　命を賭しての作業だったことでしょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011.11.02

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  生野銀山　　－6－

   　　　明治29年には、生野銀山は宮内庁から三菱合資会社に　　　払い下げられます。　　　時の実業家、三菱財閥の岩崎弥太郎の大事業です。　　　　　　　時を経て、昭和48年に閉山、1200年の長い歴史に　　　　幕が下ろされました。 　　　今回同行した4人のうちのA子さんとＳさんの、そぞれのお連れ合いは、　　　共にかつて生野に赴任し、日本の経済を支えてきた方たちです。 　　　この大きなお屋敷は、代々社長の社宅として　　　住み継がれてきた家で、何年か前まで　　　Ｓさんも住んでいたという、なつかしのお宅です。　　　ちょっと中をのぞいて・・・　　　                                      　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　生野の町は、多くの文化人や学者などを輩出していますが、　　　　　　　　　　俳優の志村喬さんも、近代化が進むモダンな町で　　　　　　　　　　幼少期を過ごしました。 　　　　　　　　　父上が冶金技師で、当時住んでいた職員宿舎が　　　　　　　　　何棟か修復されて、見学できます。　　　　　　　　　　　志村喬さんの背後霊を背に、記念撮影。　　　　　　　　1日がとても長い旅だったような、　　　　　　　　実りある豊かな時間を過ごせました。　　　　　　　　　お誘いくださったＡ子さん、本当にありがとう！

  2011.11.02

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  能勢・妙見山ハイク

  　　　　 　　信濃路から戻って、中2日おいて、　　歩き仲間７人とハイキングに出かけました。　　妙見山（みょうけんさん）は古くから霊場として　　多くの参拝者でにぎわった山。　　大阪、兵庫、京都の県境にあって、標高660ｍです。　　　　　阪急電車、箕面駅から1時間で最寄り駅に到着。　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 　　稜線展望コース5・6キロの行程ですが、いざ、歩き始めると　　早くも息が上がる。甘くはないぞ、と　　上りの山道が叱咤しています。　　　　私、登りにめっぽう弱いおなごでござる。　　平坦な道は地平線の果てまでも(uso)　　スタスタと歩けるのですが、 　斜度がつくともういけません。　　　　ゼ～ゼ～ヒ～ヒ～、みんなの後ろから　　必死のパッチでついて行きます。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　落ちこぼれの私めの後ろにまわり、　　　　　　　　陰に日なたにサポートしてくれる　リーダーのSクン。　　　　　　　　これが台場クヌギの木、と説明をしてくれました。　　　　　　　　初めて聞く言葉。　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　炭焼きのためにクヌギの枝を切り落とし、　　　　　　　　切り口から生える新しい幹を、約10年ごとに　　　　　　　　繰り返し伐採すると、写真のようなずんぐりむっくりの　　　　　　　　面白い形になり、全国的にも大変めずらしい　　　　　　　　貴重な文化財とのこと。　　　　　　　　　　　　　　　　660ｍの頂上までようようたどり着き、　　　　　　　　順番に能勢妙見堂の鐘をつきました。 　　　　　　　　　ゴォ～～～～～ン　　ぉんおんおんおんおん←残響音です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　  　　　　　　　　　　　　 　  　

  2011.10.28

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  頂上でお弁当

    　　　　　　　　　　　　　　　　　なぜか、お弁当の画像が　　　　　　　　　　　　　　　　　思うところにきてくれません。 　　　　　　　　　　　　　　　　　最初のページに載せようとおもったのですが、　　　　　　　　　　　　　　　　　いくらやっても貼り付いてくれませんでした。 　             　おむすびに、牛肉しぐれ煮、人参とブロッコリーの炒めたの、　　             二十日大根、卵焼き、しお鮭、りんご。 　　           　新米のおむすびが一番のご馳走でした。                帰り、阪急箕面駅に下り立つと、　　　　　　　　なぜか気分はハイ。　　　　　　　　もっともっと歩きたい気分にかられて　　　　　　　　バスを尻目に、家まで歩いてしまいました。　　　　　　　　自宅までの所要時間40分。 　　　　　　　　　何なんでしょう、この現象は。　　 　　　　 　　　　　　　　　　　11月は六甲山の計画です。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011.10.28

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  白馬村の秋

  　　　　　高瀬渓谷から国道へと戻り、オリンピック道路を　　　走ると、左手に仁科三湖　(木崎湖、青木湖、中綱湖）を　　　みながら、なつかしの白馬村に入ります。　　　学生時代からスキーに通った八方尾根や栂池高原、　　　幾星霜を経ても、日本の原風景が温かく迎えてくれます。　　　　　　　　ツリーハウスのようなちっちゃな小屋に到着。　庭や道路に、巨木となった朴の木の大きな枯葉が散乱し、　暗くなるまでみんながかき集めて燃やしてくれました。　　　　　　　　　　　　　　　　　火を燃やすっていいですね。　　　　　　　　燃え上がる炎をじっと見つめて　　　　　　　　それ以外のことは何も考えない。　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 　　　予報では週末は雨模様だったのに、　　　　今回は傘も不用の旅となりました。　　　　　　　　　　　　　　　　水の神様が奉ってあるせせらぎの里を訪ねたり 　　　　　　　　　すっかり刈り取られた田んぼのあぜ道を歩いたり　　　　　　　　　　一面ススキの原にトンボが舞っているのをぼんやり眺めたり、　　　　　目の前に白馬三山のパノラマが広がる景色を眺めながら　　　　　　露天風呂に浸かったり・・・           　いのちの洗濯をした３日間でした。               そうそう、帰る途中、テント張りの農産物販売所に立ち寄ると　　　　　　大なべにキノコ汁が煮えていて、おかあさん達が　　　　　　『今日は感謝祭だから、たくさん食べて行ってね、』と　　　　　　色々と振舞ってくださいました。　　　　　　新米のおむすび、みんなで作った色んなお漬物など　　　　　　思いがけないご馳走に大喜び。　　　　　　素朴な土地のひとたちのご親切、身にしみました。　　　　　　　　　　　　白馬はこれから厳しい冬を迎えます。 　　　　　　次に訪れるのは雪どけのころかしら。　　　　　　色んなしがらみをばっさりと切り捨てて　　　　　　どっぷりと信州にひたりたいなぁ。 

  2011.10.25

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  槍ヶ岳

   　　　　　　　　 　高瀬渓谷から写した槍ヶ岳が、ちょっと違うような気がして　歩き仲間で、アルプスを庭のごとく縦走している友人に確かめたら　やっぱり槍ではない、とのこと。　彼が3年前の秋，北アルプスの涸沢岳に登山したときに写した　槍ヶ岳の写真を送ってくれました。　これが正真正銘の、日本で5番目に高い、3180メートルの槍ヶ岳です。　訂正してお詫び申します。

  2011.10.25

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  高瀬渓谷

  　　　　 　　　　　この季節の信州旅行は何年振りでしょう。 　　　　　同じ大学の(卒業年度はだいぶ若い)sachikoさんから　　　　　　ミルキーグリーンの高瀬渓谷にぜひ行きましょう！とお誘いがあり、　　　　　　待ってました、と二つ返事で、同窓の旅友たちにメール。　　　　　　　　遊びの相談は話が早い！　　　　　　　４人の元おとめたちが即集結、 　　　　　　　２泊３日の駆け足旅行ですが、大自然の懐に　　　　　　　抱かれに行ってきました。 　　　　　　　 　　　　　　　　長野県大町市から車で２０分ほどで、山深い神秘の世界に　　　　　　　　紛れ込みます。 　　　　　　　　そこには、北アルプスの南部に位置する　槍ヶ岳（3180ｍ）を　　　　　　　　源流とする雪どけ水がやがて高瀬川となって、　　　　　　　　3つの大きなダム湖が作られています。 　　　　　　　　　大町ダム、七倉ダム、高瀬ダム。　　　　　　　　　紅葉の季節は観光のメッカとなり、　　　　　　　　　「上高地よりもうつくしいと評判」と現地のおじさんが誇らしげ。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし、今年は台風の影響で気温が定まらず、　　　　　　　　　紅葉は期待に反したものでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　それでもダム湖と木々のコントラストには　思わず歓声！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんな美しい紅葉もあってホッ。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高瀬ダムからなが～いトンネルをくぐると　　　　　　　　　　ゆらりゆらりと揺れる、これまたなが～い吊り橋。　　                                     　　　　　　 はるか向こうに 槍ヶ岳。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日が暮れないうちに白馬までたどり着きましょう。　　　　　　　　　　　　　　　

  2011.10.24

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  六甲山ホテルで　　　－1－

  　　　　　　　　　　　　　　遅がけの夏休みを山の上で過ごしました。　　　　　　気の置けない友人と３人、こういうことは、速攻話がまとまります！　　　　　　 　　　　　　関西では、六甲山といえばあまりにも有名です。　　　　　　海抜931.3メートル、下界との温度差10℃前後、　　　　　　避暑に、スキーに、リゾート地として　　　　　　みんなが親しんでいる山ですが　　　　　　意外と、遠くから眺めるばかりで　　　　　　上まで上がった記憶は定かでない。　　　　　　　こどものころに行った記憶はうっすらとありますが。　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　明け方は20℃ぐらいまで下がります。　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　ホテルの敷地内から見下ろす海の向こうは　　　　　　　　　　　　関西空港、堺から阪南、明石海峡、淡路島、小豆島。　　　　　　　　　　　　夜ともなれば1000万ドルの夜景を眼下に　　　　　　　　　　　　ラウンジでカクテルタイムね、といっていたのに　　　　　　　　　　　　食事に時間をかけすぎて、タイムオーバーとなりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いろんな種類のアジサイがまだ美しく咲いています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホテルの近くを散歩していたら、何かが肩に止まって　　　　　　　　　　びっくり。　　　　　　　　　　見ると小さな鳥です。　　　　　　　　　　つぶらなお目々がキュート！　　　　　　　　　　チョンチョンと周りを飛び跳ねたり　　　　　　　　　　ウデに止まりにきたり・・　　　　　　　　　　何の鳥かしら？とホテルの方に聞くと、　　　　　　　　　「ヤマガラですよ。人懐こくて人気モノ」とのこと。　　　　　　　　　六甲山ホテルスタッフが作っている　　　　　　　　　『四季折々』という山野草や野鳥のフォトブログに　　　　　　　　　かわいいヤマガラの表情などが満載です。　　　　　　　　　　　アップの写真を見ると、ヤマガラの目がハートマーク！　　　　　　　　　なんだか幸せの鳥のように思えます。　　　　　　　　　写真でとくとご覧ください。　　　　　　　　　http://ameblo.jp/rokkosan/

  2011.09.12

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  六甲山ホテルで　　　－2－

   　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1929年（昭和4年）、創業当時のままのライブラリーは　　　　　　　　ひっそりと静かな空間です。　　　　　　　　ゆっくりくつろげる落ち着いた場所で　　　　　　　　お喋りもトーンを落として、ゆったりと。　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 　　　　　　　　翌日は少し山を下ったところにある、六甲山牧場に行きました。　　　　　　　　ひつじさんやヤギさんなどの動物が、人間と同じ道を行ったりきたり。　　　　　　　　すぐそばで群れていたり、すれ違ったりすると、　　　　　　　　アラ、こんにちは！なんて声をかけたくなっちゃいそう。　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここはすっかり秋！　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　秋の空にもひつじさんが・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　阪急電車に乗って六甲駅まで1時間、そこからホテルのシャトルバスで　　　　　　　　　　　　ドライブウエーを20分走ると、こんな別世界があったのです。　　　　　　　　　　　　　毎日が新しい発見の連続、とつくづく思いました。 

  2011.09.12

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  箕面の滝

    　　　　　　　　　　　　　　　　　　朝、ドアを開けたとき、みのお山から吹いてくる風は　　　　　　　　　まさに”秋”でした。　　　　　　　　　風のニオイもまぎれも無く秋のニオイ。　　　　　　　　　あ～山が呼んでいる！　　　　　　　　カチッ！ウオーキング魂に着火しました！　　　　　　　　いそいそいそ・・　　　　　　　　スタートして20分後にはもう、山の中、っていうのが　　　　　　　　箕面のいいところなのよね。　　　　　　　　レッツゴ～！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　滝まで片道2.8キロです。　　　　　　　　このところほとんど歩いていないので、　　　　　　　　半分歩いたところで、早くも息が上がり、　　　　　　　　足はギクシャク。　　　　　　　　怠けたカラダは正直ものです。　　　　　　　　　　　　　　　ゆるい坂道ですが、このあたりからきつくなって　　　　　　　　ファイト！と自分を叱咤しながらヨイショヨイショ。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　滝に近づくと、なんだかいつもと様子が違う・・　　　　　　　　　　　どど～～～～っという轟音にびっくり。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　落差33メートルの滝は、まるでダムが決壊したかのような　　　　　　　　　　　　勢いで、滝というより瀑布です。　　　　　　　　　　　ものすごい量の水が滝つぼめがけてダイナミックに落下し、　　　　　　　　　　　いつものミストじゃなく、雨のような水しぶきが　　　　　　　　　　　撮影している橋のところまで降りかかり、　　　　　　　　　　　それ以上近寄れないように進入禁止の張り紙も。　　　　　　　　　　　台風12号の置きみやげなのでしょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｕターンしてまた2.8キロを、　　　　　　　　　　　木々のニオイを深く吸い込みながら下りました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　川のそばに青サギ君がじっとたたずんでいました。　　　　　　思わぬ滝の洗礼を受けて、禊も済ませたので　　　　　　今年も残りあと4ヶ月、息災に過ごせそうです。　　　　　　

  2011.09.06

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  奈良・元興寺の地蔵盆 ー1－

   　　　　　　　　　　　　　元興寺は、古都奈良の世界文化遺産に登録されている古刹です。　　　２４日、地蔵盆に出かけました。　　　風情ある町家が並ぶ奈良まちを歩きながら、　　　お寺に到着。　　　この東門は重要文化財です。　　　　　　　　　　色んなところに鬼が・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　境内には千体地蔵が安置され、この日は灯明を灯して、　　　　　　　　　万灯供養が行われます。　　　　　　　　　　　　　　　　石仏群にはキキョウがよく似合います。 　　　　　　粘土をとんとん叩いて、灯明皿も自分達で作り、　　　　　乾燥したお皿に、筆で願い事を書きます。　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　「家内安全」とか「良縁祈願」とか、いろいろ・・　　　　　　　　　　　　　　　お皿には菜種油が注がれ、イグサの芯に点火すると　　　　　　　　　　　　　　　いつまでも焔をゆらして燃え続けています。　　　　　　　　　　　　　　

  2011.08.26

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  奈良・元興寺の地蔵盆　－2－

   　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　極楽堂には、各界の名士が奉納した行燈絵が　　　　　　ぐるりにかけられ、ぼんやりと明かりが透けて見えて　　　　　　絵や文字を浮かび上がらせています。　　　　　　一つ一つ、心のこもった、文字や絵など見て歩くのも　　　　　　この日の楽しみ。　　　　　　　　　　　　

  2011.08.26

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  奈良・元興寺の地蔵盆　－3－

  　 　　　　　極楽堂の前には、萩が植えられ、蓮の鉢もずらっと並んでいます。　　　　　　はすの花はおわって、ETのような顔がのぞいています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　極楽堂の屋根瓦は、さながら芸術品です。　　　　　　　　その色あいといい、緩やかなカーブを描いた、　　　　このような美しいフォルムの屋根を、どんな瓦職人が葺いたのでしょうか。　　　　その美的なセンスに心奪われ、飽かずに眺めます。　 　　　　このような葺き方を行基葺きというそうで、　　　　飛鳥時代の古瓦も、使用可能なものを集めて使っています。　　　　１４００年も昔に作られた瓦が今目の前にあることの不思議。　　　　　　　　　　　　　　　　帰途、猿沢の池の向こうには、興福寺の五重塔。　　　　　　 　　近鉄奈良駅まで歩くと、なんだかまたのどが渇いたので、　　宇治金時の氷をさくさくといただいて帰りました。

  2011.08.26

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  小旅　　倉敷へ　－1－

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　水曜日、倉敷まで日帰りの旅を楽しんで来ました。 　　　　　　　　　山陽新幹線で岡山まで約45分、在来線に乗り継いで 　　　　　　　　　倉敷まで約15分。 　　　　　　　　　思えば京都や奈良に出かけるよりも早いのです。　　　　　　　　　しかも、日常から解き放たれて、旅をした、って気分になれるのが　　　　　　　　　うれしい！　　　　　　倉敷、といえば、江戸時代、幕末の天領だった地。　　　その名残がまちのあちこちに見られ、　　　ゆったりと　穏やかな時間が流れている、魅力の町です。　　　　　　　倉敷川をゆく川舟流しと、川面に映って揺れている柳の木に、　　　　一瞬暑さも忘れて・・・ 　　　　　駅前から商店街をぬけて、まず向かったのが　　　　　大原美術館。　　　　　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　 　　橋を渡ると目の前に、緑に囲まれた大原美術館。　　1930年に　実業家、大原孫三郎が私財を投じて創設した、　　日本初の西洋美術館です。　　掘り割りと柳の緑に、ギリシャ神殿風の石造建築が　　違和感なく溶け込んでいます。　　私立としてはわが国最大のコレクションを誇る美の殿堂です。 　　　　　エル・グレコ、モネ、マティス、ルノアール、ゴーギャン、ドガ、etc　　　　今からご対面、と思うと胸が高鳴ります。 　　貧しい若者には奨学会を設け支援した孫三郎は、　　洋画家、児島虎次郎にも、その才能と人柄を見込んで　　生涯惜しみなく援助をします。　　　　虎次郎はヨーロッパに渡り、親交を持った画家たちから、　　絵画の名作を買い付け、つぎつぎと日本に持ち帰って、　　一大コレクションの礎を作ります。  　　館内の絵の前には柵も設けず、　　来館者が絵画を間近に見られるようになっているのも　　うれしい配慮でした。 　　美術館を出ると、ちょうどお昼。　　ぶらっと歩いて、『旅館くらしき』でランチタイムです。　　 　　　　 　　　　　　　　　

  2011.07.30

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  小旅　　倉敷へ　　－2－

  　　　　　 　　　　　　　　　　　白壁の町並みを楽しみながら、蔦の絡まるアイビースクエアに向かいます。　　　1889年（明治２２年）に建てられた倉敷紡績発祥の　　　工場跡地を利用した、レンガ造りのたてものは、　　　異国情緒満点の人気スポットです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  　　　　 　　　　　　　　　 　　一日楽しんだ倉敷の町、最後は美術館横の喫茶≪エル・グレコ≫で　　コーヒータイム。 　　　　帰り際、駅前のデパート、天満屋のブティック「エマ」で、　　気に入ったストールを見つけたのも、今回の旅の収穫でした。　　　　　　　　　 　　　次回は1泊して、今回見落としたところもくまなく歩いてみましょう。　　　　　　　　　　　　I love KURASHIKI      　　　　　　　　　　　　　  　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011.07.30

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  杉本家住宅

   　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　四条通から一筋南に入ると、東西に延びる　　　　　　　　綾小路通りがあります。　　　　　　　　この界隈は、富裕層の商人の町として栄えましたが、　　　　　　　　今もその面影をとどめている代表的な京町家が　　　　　　　　『杉本家住宅』です。 　　　　　　　　国の重要文化財に指定されている杉本家住宅では　　　　　　　　祇園祭の期間中、先祖代々伝わる秘蔵の品々を　　　　　　　　建物の中に入って拝見できます。　　　　　　　　それっとばかりに、杉本家住宅に急ぎましたが・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「今日は保存会維持会員様のみ見学できます。　　　　　　　　　一般公開は明日(14日）からです」　　　　　　　　　　非情なひとことに、へなへな～～～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今年は　俵屋宗達「秋草屏風」を拝見できる、と　　　　　　　　あとから知って、悔し涙に暮れました。　　　　　　　　来年を目指そう！　　　　　　　　　　　　　　　　　　杉本家住宅のHPは 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　http://www.sugimotoke.or.jp/　　　　　　　　

  2011.07.15

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  京都・夏

          13日の水曜日、油照りの京都に繰り出しました。　　　　美術館めぐりの1日を過ごしましたが、　　　　帰路、思いがけなく、祇園祭の賑わいに出くわしました。 　　　　　四条通界隈を見渡せば、、あっちの通り、こっちの通りで　　　　　ちょうど鉾建ての真っ只中。　　　 　　　　　町内の若衆や手伝い方が、山鉾を組み立てている様を　　　　　目の前で見物できるなんて、美術館めぐりのしめくくりににふさわしい、　　　　”動く美術館”見物となりました。 　　　　　　京の夏をいろどる祇園祭、クライマックスは　　　　　　17日の山鉾巡行です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　♪コンチキチン　♪コンチキチン 　　　　　　　　   　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　この日の美術館めぐりは、　　　　　　　　『堂本印象美術館』と　『楽美術館』です。　　　　　　　　また日を改めてアップいたします。 　　　　　　　今夜、このあと21：30から、NHK教育テレビの番組　　　　　　　『日本の話芸』で、ごひいきの桂千朝師匠が出演します。　　　　　　　　　　　　　　　　　出しものは≪三枚起請≫　　　　　　千朝落語の真骨頂をお楽しみください。　　　　　　　 　　　　　　

  2011.07.15

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  有馬温泉　　－1－

  　この鬱蒼とした山の中、実は有馬温泉です。　有馬、といえば全国に知られた、日本最古の歴史を持つ　温泉どころ。　奈良時代の僧、行基が温泉の医療効果を認めて以来、　多くの宿坊ができ、豊臣秀吉は千利休をひきつれてたびたび有馬を訪れ茶会を催したといいます。　関西人は、温泉といえばまず有馬。今まで何度も出かけていますが、今回は予期せぬ展開に・・・。

  2011.07.06

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  有馬温泉　－2－

   　　　夏の味覚、はもしゃぶを食べて暑気払いを・・という　　　いつもの楽しいグループからのお誘いに、　　　友人と張り切って出かけた、久びさの有馬温泉です。　　　宿泊地はロープウエイの駅に近い奥有馬に建つ　　　某企業の保養所。　　　　　　現地集合よりずい分早く到着した我らが２人組、　　　ちょっと足慣らしを・・と、フロントでマップをもらい　　　ウオーキングシューズに履き替えて、イザ、出発！ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　有馬川の清流に、　もみじの枝がかかってまるでいっぷくの絵です。わ～うつくしい、すばらしい、とボキャブラリーの貧困な２人。 　　　　　　　歴史を感じさせる、苔むした鼓橋を渡り、山道をテクテク歩きます。　鳥のさえずり、川の流れる音をBGMに　細い山道を行くと有明橋を渡ったころから滝の音が聞こえはじめ、鼓ケ滝に到着。マップに、マイナスイオン２５００個と載っています。ここでしばしイオン浴。　　　　　　　　 　　　　　　　ひとまず汗を鎮めて、さ、次なるコースへゴー！　この２人、私たちではありませぬ。まさかね。　　六甲山から山越えしてきた、重装備の若いカップル、　かっこいい！　このままアルプス登山をしても違和感なしね。　このあと、まさかの展開に・・・

  2011.07.05

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  有馬温泉　－3－

  　　　　　　軽く、散策のつもりで出かけた２人でしたが　　　　山の霊気に引き込まれて、　　　　どんどん歩く・・ 　　　　　　　　　　　　　                                               　　　木の枝の杖を片手に、少しずつ斜度を増す山道を進むうち、　　　無数の落石のあとが。　　　右も左も、落石が道の脇に集まっています。　　　　　　　　　六甲ハイキングコースに通じる登山道をエッサカエッサカ。 　　　一番きつかったのが、炭屋道。　　　道幅も狭く、両側は鬱蒼とした樹木が生い茂り、　　　かなり急な登り坂です。　　　一歩一歩足を持ち上げながら、　　もう引き返せないよね、と、ちと心細くなったふたり。　　　喘ぎ喘ぎやっと分岐点に到達したときには　　しぼれるほど汗が出ていました。 　　そんな炭屋道で感動の出会いもありました。 　　　　　　　　　　　　幻の花、と言われていた、シチダンカに出会えたこと。　　ふと横を見ると、ブルームラサキの可憐な花がひっそりと咲いています。　　わ～かわいいっ！と感動してぱっと振り向くと、　　目の前には、一面にシチダンカが群生していました。　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　夢を見ているような信じられない光景・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドイツ人医師シーボルトが本で紹介して以来、　　　　　　　　　　１３０年ぶりに初めて六甲山でみつかったのが、　　　　　　　　　　昭和３４年。　　　　　　　　　　今では栽培もし、いろんなところで見られるようですが、　　　　　　　　　　シチダンカとの思いがけない出会いでした。                   そういえば、先日ウオーキングで訪れた岩船寺で、　　　　　　　　　咲き誇るアジサイの陰に、ひっそりと咲いていた花が　　　　　　　　　シチダンカだったのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　六甲山頂と有馬方面の分岐点からは、　　　　　　　　　　ひたすら下って下って歩きとおし、　　　　　　　　　　山を下りて保養所に無事到着。　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　軽い散策気分で出かけた２人でしたが、　　　　　　　　　なんのなんの、２時間半のきびし～い本格トレッキングでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　部屋のテラスから眺める風景も　　　　　　　　　まるで、バリ島の山岳ホテル？ 　　　　　　　　５組の夫婦＋５人、総勢１５人の夕食は　　　　　　　　ハモしゃぶをメインに、飲んでしゃべって、　　　　　　　　カラオケして、最後は金泉の湯にからだを沈め　　　　　　　　さっぱりして。　　　　　　　　心身ともに燃え尽きた１日でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011.07.05

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  ウオーキング　　ー2－

    　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 　　　　　　　 　　　　　笑って、眠って、こころを平安に。　　　　　このところ、世の不条理に、怒りまくっている　　　　　私の顔は、夜叉顔かも。　　　　　今日から笑い仏になりましょう。 　　　　　　 　　　　　　　　　浄瑠璃寺までたどり着くと、まずは　　　　　　　　　エネルギーチャージ！　　　　　　　　　お蕎麦処『吉祥庵』は、おいしいと人気の　　　　　　　　　お蕎麦屋さんです。 　　　　　　　　　実は、去年食べそびれて、痛恨の日々を　　　　　　　　　送っていたので、今度こそ、とみんなの意気込みは最高潮！　　　　　　　　 　　ほそ～いお蕎麦は、コリコリした弾力があり、　　ぷ～んとおそばの香り、のど越しも最高。　　甘さを抑えたそばつゆも私好みで、大満足でした。　　さ、浄瑠璃寺にまいりましょ。　　　　　　　　　　　　　　

  2011.06.28

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  ウオーキング　　　－3－

  　　　　 　　　　　　　　　　　　　　浄瑠璃寺の門をくぐります。　　　左手には東方三重塔、池を挟んで右手には　　　阿弥陀堂があります。 　　　九体の阿弥陀仏を祀るために、　　　横に長く作られた『西方九体阿弥陀堂』は、　　　平安時代、９４６年に建立された国宝です。　　　　　千年以上昔から、世の移り変わりを　　　眺めてきた九体の仏さま。 　　池の対岸から眺めると，一幅の絵です。　　　東の三重塔には薬師仏が安置されています。　　　　まず東の薬師仏に苦悩の救済を願い、　　　その前でふり返って池越しに、河岸の阿弥陀仏に　　　理想郷である楽土に迎えてください、と願います。　　　　　あつかましすぎるとは思いますが　　　何卒よろしく、と手を合わせました。　　　　駅前のカフェで飲んだアイスコーヒーの　　　おいしかったこと。　　　たまには、思いっきり汗を出し切るのも　　　清々しく、心地よい疲れを感じながら　　　次回のウオーキングは１０月ごろにね、と　　　約束して散会しました。　　　 　　　道中スナップ　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　 　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  

  2011.06.28

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  万博のバラ園

  　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みんぱくの建物の前は、バラ園になっています。　　　　ベンチに座って、持参したおむすびを食べながら　　　　バラの香りを胸いっぱい吸い込みました。

  2011.06.08

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  安曇野紀行　　－4－

   　　　　　　この日は、黄砂が空を覆って北アルプスの姿がかすんでしまった。                       ざんねん！　　　　明日から映画『岳ーガクー』が公開されますね。　　　　見に行かなくっちゃ！　　　　　　　　　　　　 　　　　　　松本から日本海に向かって糸魚川（いといがわ）まで　　　　　　走っている線路を越えると大出の吊橋があります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　姫川の源流にかかる木の吊橋と　　　　　　　　　　　　　後ろにそびえる白馬三山、　　　　　　　　　　　　　かやぶき屋根の古民家や水車小屋は 　　　　　　　　　　　　日本の原風景です。　　　　　　　　　　　　カメラマンやスケッチを楽しむ人の　　　　　　　　　　　　人気スポットです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　集落の真ん中にある水路には　　　　　　　　　　　　　　　　雪解け水がさらさらと流れています。 　　　　　　　　　　　　　　　1対の可愛い道祖伸が水辺を守るように　　　　　　　　　　　　　　　寄り添って立っています。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お蔵の下をぐるりと取り囲むように、　　　　　　　　マキがすき間なく積み上げられていて　　　　　　　　アートな雰囲気でした。 　　　　　　　　　　　　　　　　　残りごはんで作ったおむすびと野沢菜を持参し　　　　　　　　　橋を見渡す草むらに腰を下ろして食べました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大自然の中にすっぽりと入って　　　　　　　　　　過ごしていると　　　　　　　　　　凝り固まったからだが、　　　　　　　　　いつの間にか　リセットされていました。　　　　　　　　　　大自然は巨大な人間ドックですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011.05.06

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  安曇野紀行　　－3－

  　　　　　　　　　　　散歩中に見つけた、白馬の植物 　　　　　　　　←カタクリの花 　　　座禅草　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　←つくし　　　　　　　　　　　　　　クロッカス↓       　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　？？雪割草？？↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　庭で見つけたショウジョウバカマ　↓                             　　庭一面に落ちていたホウの木の枯葉の下から　　アサツキが葉を突き破って、スクスクと育っていて感激。↓　　　　　　　　　　　                    きのこピラフにたっぷり刻んで入れました。　　　　　　　　　  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 

  2011.05.05

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  安曇野紀行　　－2－

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　白馬の森の中に、こんなメルヘンチックなパン屋さんが　　　　　　　　1年前にオープンしました。　　　　　　　　映画のセットかしら、と思うようなかわいいお店です。　　　　　　　　　　　　お店の名前は≪アンジェラス≫　　　　　　　　中でコビトさんがせっせとパンを焼いているかも、　　　　　　　　なんて想像して・・・　　　　　　　　でも、ドアを開けると、うぐいすの鳴き声のような　　　　　　　　美しいソプラノで「いらっしゃいませ」と　　　　　　　　迎えてくれるのは、それは清楚な美人奥さま。　　　　　　　　奥の工房でパンを仕込んでいるご主人も　　　　　　　　やさしそうなオーラがいっぱい。 　　　　　　　お2人がかぶっているアイリッシュスタイルの　　　　　　　フィシャーマンキャップがこのハウスにぴったりです。　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　お店の後ろのご自宅も素敵。　　　　　　　　テラスでクタッと寝ているにわとりさん、　　　　　　　　実は木でできた飾りもの。　　　　　　　　　　ケッサクです。                　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　翌日の朝食は、無添加、天然酵母のおいしいパンに　　　　　　　地元の農協コープで調達した、やさい、ハム、卵に　　　　　　　カマンベールなど。　　　　　　　空気がおいしいと、胃袋も快調！　　　　　　　なんにもない自然の中で食事をする幸せをかみしめる。　　　　　　　ついでに樹木のエネルギーも全身に取り込んでリフレッシュ！                      　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011.05.04

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  安曇野紀行　　ー1ー

   　　　　　　　　　ＮＨＫの朝の連ドラは、信州安曇野がドラマの舞台です。　　　　　　　　　こよなく愛する信州、白馬近辺の見慣れた風景が　　　　　　　　　毎朝ＴＶで映し出されると、そわそわと落ち着かず、　　　　　　　　　友人達と4人で、早春の安曇野めぐりに出かけました。 　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑　　　　　　　　ヒロインの陽子さんが年をとり、昔を回想しながら　　　　　　　　過ぎこし人生を語るときにいつも座っているテラスのセットが　　　　　　　　安曇野のわさび園『大王わさび農場』内に作られていました。　　　　　　　　すでに撮影は終わっているので、　　　　　　　　陽子役の若尾文子さんが座っている椅子や　　　　　　　　オシャレな小道具たちはすでに撤去されていましたが、　　　　　　　　目の当たりに見ると、ドラマがとても現実味を帯びて　　　　　　　　感じられて・・・・ 　　　　　　　　ドラマは回想形式で進んでいくので、　　　　　　　　これからもそのシーンは何度も見られることと思います。 　　　　　　　　 　　　　　　　大王わさび農場は　豊富な湧き水を使って栽培される　　　　　　　わさび田で、日本最大級の規模。　　　　　　　安曇野は北アルプスを源流とする、湧き水に恵まれた　　　　　　　名水の里です。　　　　　　　　 　　　　　　　　田を流れる湧き水の量は、1日12万トン。　　　　　　　　水の流れを見ていると、不思議と心が落ち着きます。　　　　　　　　ショップで生わさびや葉わさびを買って　　　　　　　　白馬に向かいます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　山荘のデッキから、隣のロッジの屋根越しに、　　　　雪をかぶった白馬連山が見えています。　　　　桜のつぼみはまだ固く、信州の本格的な春は　　　　今年は遅めのようです。　 　　　　　　　

  2011.05.03

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  世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし

     １週間前の公園の写真です。たてになが～～～い公園の桜並木は、一陣の風とともに花吹雪と散ってしまいました。桜は人の心を乱します。  　　　　　　ご近所のお花好きな住人達が、　　　　　　それぞれの場所で、楽しみに植えている花も　　　　　　日に日にぐんぐん成長して　　　　　　散歩する人たちも、立ち止まって眺めています。                                   10日ほど前に、ぐるっとレンガに沿って　　　　　　　　　　　　早咲きコスモスの種を蒔きました。                      今日見たら、こんなかわいい双葉をのぞかせていました。                      土の中に潜んでいた虫も、もぞもぞと動き始めたようです。　　　　　　　　　　　　毎日如雨露で水遣りをしながら、くじけるなよ、と　　　　　　　　　　　　はっぱをかけています。　　　　　　　　　　　　

  2011.04.17

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  お花見　　　－1－

  　　　　　　　　　　　　　　　　歩き仲間と、四国の徳島にお花見に出かけました。　　　　　8人（♂3　♀5）が2台の車で明石海峡を横断、　　　　　桜の名所、神山町へと向かいました。　　　　　神山町は全域に『神山枝垂れ桜』が植えられた　　　　　ゆめの町です。 　　　　　　　　　　　　　　　　　神山森林公園には3000本の桜が咲き誇っていました。　　　　桜の下で、道の駅で買ったお弁当を広げます。 　　　　　　　　　　きつい上り坂の山道を登りきると　　　　　日本の名滝100選に選ばれた　　　　　『雨乞いの滝』が、垂直の岩壁から　　　　　ダイナミックに流れ落ちています。 　　　　　　　　　　　　 　　　　　　雌雄ふたつの流れがあり、雌滝は45ｍで3段の滝。 　　　　　　　　　　　　　　途中、うぐいす滝、不動滝、地獄淵、もみじ滝、観音滝、と　　　　　　　いくつもの流れが目にすがすがしく、　　　　　　　このかけがえのない豊かな水は、　　　　　　　母なる森が蓄えてくれてこそ、と　　　　　　　思いながら、あえぎ喘ぎ、一番後ろから　　　　　　　ついていきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 

  2011.04.16

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