日々いとおかし・・・なマダム日記

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  お花見　　ー2－

   　　　　登り口の入り口に、おじさんとおばさんが　　いたので、ご挨拶をしようとしたら・・・・・  　　  　　　　　　まぁ！　びっくり！　　　　　　　　　　　　足の開き加減、体の丸み、まるで生きているよう・・・。　　　　　　　　　　　　　　　 　　川井峠のしだれ桜街道をたのしみながら、　　石積みの郷、開高の芝桜の群生地へ向かいます。　　　　細い山道に入り、カーブ、またカーブを、緊張しながら　　ハンドルをしっかり握ってどんどん登っていくと、　　　　急に空が近くなって、　　天空の集落が突如現れました。　　何とそこは、かわいいピンク色の世界！　　　　 　　見下ろすと、のどかな里山の景色が目の前に広がって、　　　枝垂桜や菜の花が咲き乱れています。　　　まるで要塞のように積み上げられた石積みは、　　　山上に根を張って暮らす人たちの知恵。　　　斜面を畑として利用するために、何代にも渡って　　　石を積み上げて段々畑をつくってきました。　　　芝桜がしっかりと石積みの間に根を張って、　　　それは美しい景色です。　　　あっちもこっちも芝桜。石垣にとてもよく似合います。　　　じっとたたずんでいると、今ここにいることが　　　夢かうつつかわからなくなりました。　　　　　　 　　　村落の家からでてきたおばさんが　　　「どこからきたの？野菜持ってかえらんか？」　　　と緑の濃い高菜の葉をどっさりとくださり、　　　よかったら家でお茶を・・」とのご親切なおことば。 　　　世知辛い都会では考えられない、やさしさに触れた　　　徳島のお花見旅行でした。

  2011.04.16

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  都をどりは～～

   鹿児島在住の友人が『これを見ないと私の春が来ないから』と、毎年、都をどり見物にやってきます。 鹿児島湾（錦江湾）の沿岸部に住み、1日に何度も、桜島のドド～ンと爆発する音を聞きながら暮す”灰かぶり姫”にとって、桜便りとともに幕を開ける華やかな舞台はこころ躍るものでしょう。 祇園、歌舞練場の入り口では舞妓さんが「義援金のご協力おたのもうします～」とにっこり。  観劇の前に芸妓さん、舞妓さんのお点前でお抹茶を一服いただきます。  これは去年の舞台のひとこま。（都をどりのＨＰから）  ランチは歌舞練場の斜め前にある、老舗日本料理の店、『杢兵衛』で。   祇園から足を延ばして、八瀬、大原方面に車を走らせると空が急に広くなって空気もおいしく、のどかな春をたっぷりと味わって帰りました。

  2011.04.07

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  熊野古道　　－1－

  ケヤキの木と巨石が同化しています。

  2011.03.08

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• 熊野古道　ー1－

  念願の熊野古道詣をしてきました。一行は中学時代の気心の知れた仲間たち。　　熊野路は浄土への道といわれ、熊野の神々にあこがれた人々がたぎる信仰を胸に、山を越え海沿いをよぎっていった聖なる地。平安、鎌倉時代は熊野詣は熱狂的なブームだったそうで全国津々浦々から、熊野へ熊野へと街道に列を作ったとか。街道筋は旅人の切れ目がなく、この様子を『蟻の熊野詣』といったそうな。ラクをしていくとご利益がない、というので、天皇、上皇といえども徒歩で1ヶ月以上をかけて熊野を往復したその根性、というより信仰心はさ～すが。今回は、車2台で熊野入りしたわれわれは、ずい分らくちんな熊野詣、ということです。天皇も貴族も、行く先々の沿道に作られたお社（王子）でからだを休め、儀礼を行い、今も「～王子」となずけられた、数多くの神社が残り、その足跡をたどっていきます。大阪から熊野まで、100あまりの王子が確認されているとか。王子とは、つまり今で言う高速道路のＳＡ？みたいなもの。数あるコースのうち、今回は中辺路（なかへち）をたどりました。まずは熊野の神域への入り口、＜滝尻王子＞から。

  2011.03.08

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  熊野古道　　－2－

  平安以来、人々が歩きとおした路を辿る、今回の旅、1泊なのでだいぶはしょりましたが、近露王子に車をＰして継桜王子まで、マイクロバスで送ってもらいそこからおよそ4キロをウオーキングしながら近露王子まで戻ります。杉やヒノキの樹間を通り、はるか前方の山々の稜線を見あげながら、今、聖地の只中を歩いている、と実感します。

  2011.03.08

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  熊野古道　　－3－

  4キロを歩きとおし、宿へと向かう途中に日本最古、といわれる湯の峰温泉に立ち寄りました。湯の峰温泉の＜つぼ湯＞は世界遺産に登録された、世界初の温泉浴場です。谷あいに湧き出る天然の岩風呂で、お湯の色が日に7回も変化するとか。死の世界をさまよった小栗判官がこの湯に浸かって息を吹き返した、という『小栗判官　照手姫』の伝説で有名で、ぜひ見学を、と思っていましたが、どなたか入浴中でした。　　　　　　　残念！橋から見下ろすと、川沿いのコンクリートに毛布を持ち込んで、くつろいで読書をしているおじさんも。下りてみると、なるほど、コンクリートはオンドル状態で、ほこほことあったかい。　エコおじさんね。えらい！

  2011.03.08

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  熊野古道　　－4－

  川湯温泉に到着。お泊りの宿は『亀屋旅館』です。目の前には熊野川の支流、大塔川が流れ、ここが露天風呂に早変わりするのです。川原を掘ると、熱い湯がわきだす、という全国でも珍しい温泉です。体が浸かる大きさまで掘れば、自分だけの露天風呂の出来上がり。翌朝早く、湯けむりの上がっている川のくぼみに旅館で借りた上着を着て入りました。湧き出ているお湯の温度は70℃。あっつぅ～ヨイショヨイショと溝を掘って横の川から冷たい水を引き込まなきゃ・・そろりそろり・・・あ～いいお湯加減。”露天風呂”川は最高です！

  2011.03.08

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  熊野古道　　－5－

  2日目は、発心門王子～伏拝王子へと、急な坂道を辿り、いよいよ、その昔、熊野詣の人々が苦難の旅の末に夢にまで見たという聖地、熊野本宮大社を目指します。尾根を越えて深い山々の重なりを望むと幽玄な熊野の深山に分け入ったことを実感します。かつては後鳥羽上皇や藤原定家、和泉式部も歩いた同じ道を今自分の足で歩いているのよ、と独りごと。

  2011.03.08

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  熊野古道　　－6－

  松本俊二さんＮＨＫ朝の連ドラ≪ほんまもん≫の舞台は熊野古道だったのですね。道すがら、たまたま出会った松本俊二さんという方に教えていただきました。松本家がロケに使われたそうです。ロケハンにきたドラマのスタッフが、幾重にも重なる山並みと谷あいを流れる川を見下ろすように建っている一軒家をみて、舞台はここしかない、と即決して、松本家に頼みに来たそうです。松本さんの、熊野古道の説明や当時のロケーションの様子の話はまるで”よしもと”。笑いのビタミンもたっぷり補給してさぁ、目指す熊野本宮まであとひとがんばり！

  2011.03.08

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  熊野古道　　－7－

  桧林道を歩いているとヒノキのいいにおいがあたりに立ち込めています。間伐した木がたくさん横たわっていますが、切り株をそのままにしないで、座りやすく細工してあるのです。歩きつかれたら、ゆっくり休みなさい、という,計らいでしょうか。あたりに落ちている木屑や、切れ端などからもフィトンチッドがたっぷりとでて、とても濃い森林浴をしている気分。ヒノキはエッセンシャルオイルの仲間ですが、心をリラックスさせたり、イライラや落ち込んだときに効果てきめんです。バウムクーヘンのように輪切りにしたのがあちこちにあって、これはきっとご自由にどうぞ、ということ？みんなリュックに入れて持って帰りました。お湯に浮かべて今日からヒノキ風呂です。

  2011.03.08

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  熊野古道　　－8－

  発心門王子をスタートして歩くこと約7キロ。ついに『熊野本宮大社』に到着です。神武天皇を導いたといわれる八咫烏（やたがらす）を描いた置物が拝殿の左右に鎮座しています。大しめなわの門をくぐると杉の緑を背に、桧皮葺の社殿が厳かに建っています。昼なお暗い難所を山越え谷越え、上皇や貴族が何百人ものお供とやっとたどり着き、拝殿を目の前にしたときのきもちはどのようなものだったでしょう。三本足の鳥は、奇跡を起こす鳥として日本サッカー協会のシンボルマークにもなっています。

  2011.03.08

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  熊野古道　－9－

  遅めの昼食はお蕎麦とめはり寿しです。めはり寿しは熊野地方の郷土料理。浅漬けの高菜の葉でごはんを包んであり、俵型をしています。歩きつかれたからだにはこんな素朴なおむすびがおいしい。1泊2日の熊野詣も残り時間が少なくなりました。さぁ、次なる聖地へゴ～！熊野三山のもうひとつの聖地、那智の大滝を見逃すわけには行きません。神話によると、神武天皇が難波から生駒越えを試みたが果たせず熊野灘にやってきたとき海上から山中に光る大滝を発見したといいます。以来、大滝を神としてまつり、その守護のもと無事大和入りを果たしたそうです。高さ133メートルの断崖をほとばしり落ちる大滝を見ていると霊気を感じます。ここは別格のパワースポットでした。立ち去りがたい思いで、いよいよ帰路につきますが、まだ名残惜しく、太平洋の大海原を左手に見ながら潮岬までいっきに車を走らせました。本州最南端の地に立ち、潮岬灯台を見上げながら♪ここは～串本～向かいは～大島～と鼻唄をうたいながら、欲張った1泊2日の全行程、無事終了です。地の果てともいえる熊野の大自然を神と崇め守ってきた人々の思いが今に繋がっている、ということを改めて感じました。　　熊野よありがとう。　

  2011.03.08

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  町家でサロントーク

  先日の日曜日、阪急京都線大宮駅からバスに乗り大徳寺近くの、町家カフェに向かいました。元、駿台予備校のカリスマ古文講師村上まりさんの、第3回＜おとなの古文塾＞が開かれたのです。底冷えのする京都でしたが中に入るとコタツやちゃぶ台などがある寺子屋風の、ほっこり、あったかサロン。オーナーが入れてくれたとびきりおいしいコーヒーを飲みながら贅沢な時間を過ごしました。不定期ですが次回は夏ごろかな？みなさんもお出かけになりませんか？次回の通知がありましたら、お知らせいたしますね。

  2011.02.17

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  匂いスミレ

  ヴェランダに出ると、においスミレのなんともゆかしい香りがしています。寒さに強いにおいスミレは今の季節、私の出番よ、とばかりに競って咲いてくれます。ほんの小さな花ですが、ハート型の葉っぱの陰に隠れるようにしてここにも、ぁ、ここにも、と数える楽しみ・・・たった一輪、部屋において置くだけであ～この馥郁たる匂い・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　18年前、　　　　　　　　　　　　　　　　母が亡くなる直前、　　　　　　　　　　　　　　　　病床で読んだ句　　　　　　　　　　　≪人生の　余白いく夜か　冬すみれ≫

  2010.12.20

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  師走のハイキングー1－

   11日の土曜日、中学時代の仲間9人と、今年最後の年忘れウオークをしました。行き先は、奈良ー伊勢への通路である暗越奈良街道で有名な暗峠から生駒山山頂まで。紅葉がほぼ終わった12月なかばですが、下車した枚岡駅にはリュックを背にしたハイカーたちがたくさんいます。日本人はハイキング好き！！駅の目の前に、河内国、一の宮の枚岡神社が鎮座していました。大鳥居をくぐり参道を進むと、杜を背に、4棟が連なるご本殿がはるか向こうに見えてきます。まずは手を合わせ、今日の無事を祈って、生駒山頂へと通じる登山道に向かいました。途中の展望台からは、大阪平野を一望でき、角度を変えれば、二上山、葛城山、金剛山や畝傍、耳成、天香具山等を展望できますが、少し霞んでいてざんねんでした。

  2010.12.12

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  師走のハイキング　　　－2－

  　　　　カサカサ、ザックザック枯れ落ち葉を踏みしめて歩く心地よさ！あちこちに杜のアートがいっぱい。

  2010.12.12

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  師走のハイキング　　　－3－

  標高455メートルの暗峠にやってきました。くらがり峠、といいます。奈良と大阪を結ぶ最短の道が暗越（くらがりごえ）奈良街道。暗峠はその最大の難所ですが松尾芭蕉も最後の旅で昼間も暗い山越えの道を歩き大阪市内までやっとの思いでたどり着いたといいます。そのあと病床につき、１カ月後、帰らぬ人となるのです。今、あたりはひっそりとした集落で石畳だけが往時を忍ばせています。おばあさんが庭先で、手作りのお漬物を売っていました。私はうすいピンク色をした、ひの菜を買いました。

  2010.12.12

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  師走のハイキング　　　－4－

  国道308号を横目で見ながら急坂の登山道を一歩一歩登ります。ぜ～ぜ～ハ～ハ～林道を登りきると標高642メートルの生駒山頂に到達！！おお！今目の前にいつもはるか遠景でみているTV塔がにょきにょきとそびえている。NHKはじめ民放各局の送信所があり塔もそれぞれ独立しているではありませんか。知らなかった。共同アンテナかと思っていた。（おいおい、マンションじゃないんだから・・・・なんたる無知）その昔、職場だった局の送信塔と、初めて目の前でご対面！！その節はお世話になりました。ペコペコ　　　　　　　　　頂上からケーブルカーで下り、途中下車したのが　　　　　　　　　宝山寺駅。　　　　　　　　　このお寺には目をぱちくり！　　　　　　　　　生駒山の中腹に、　　　　　　　　　大岸壁に抱かれるように拡がる境内に　　　　　　　　　たくさんの参拝者の姿が。　　　　　　　　　参道の石段には寄進された石の灯籠が並び、　　　　　　　　　寄進の金額を一つ一つ読みながら　　　　　　　　　友人と　「ひょえ～～！」　　目が回るよ～　　　　　　　　　億のつく数字もあったりして・・・。　　　　　　　　　「生駒の聖天さん」として親しまれ、　　　　　　　　　庶民信仰の篤いお寺だそうですが　　　　　　　　　奈良時代、役の行者がひらいた修験道場でもあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　箕面にも聖天さんで親しまれている西江寺に　　　　　　　　　役の行者さんの足跡がありますが、　　　　　　　　　生駒からひとっとびで箕面山に　　　　　　　　　お出ましになったのでしょうか。　　　　　　　　　はるか見上げると　　　　　　　　　　般若窟（はんにゃぐつ）とよばれる洞窟があり 　　　　　　　　岸壁に祠が見えます。　　　　　　　　ここを行場としたとか。日も暮れかかり、再びケーブルカーで下山、近鉄生駒駅まできて振り返ると頂上を極めた生駒山のTV塔が黒いシルエットとなっていました。あんなところまで歩いて登ったのね。友人の万歩計を見ると、約19000歩！！ 今回も行く先々で印象的な初体験をたくさんし、毒気を山に全部吸い取ってもらい清澄な冷気に清められてかえってきました。感動は無限です。

  2010.12.12

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  師走の京都へ・・・　　　－1－

  ムスメ、ヨメ、ハハのおんな3人、京都は祇園に出没！！＜ぎをん萬養軒＞でランチしながらよしなしごとなど喋りながら不相応でない程度のちょっぴりご馳走を散財し今年の〆めをいたします。

  2010.12.08

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  師走の京都へ・・　　　-2－

  食事のあとは、ぶらぶらと八坂神社方面に向かいます。まだ紅葉の名残がうつくしい。京都はやっぱり風がつめたいわねぇ・・と襟元をかき合わせる。昨日のばあい、ストールにあごを埋める、が正しい。情緒がないナ。

  2010.12.08

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  　今日のみのお山

  温かい師走の初日、みのお山、最後の紅葉を愛でに滝道を歩きました。今年の異常な暑さにも耐え、こんなにも美しくわが身を変身させてわたしたちを迎えてくれる木々たち。言葉もなく、ただ見とれるばかりです。1年のつとめを果たそうと、木の葉が赤や黄に色を変えて、そして、やがて散っていく。植物の営みは、浅はかな人間に無言でいろんなことを教えてくれます。

  2010.12.01

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  おおさか　－2－　トヤマビルの不思議

  長唄の会場となった大阪、安土町の＜トヤマビル＞は、北浜や本町などと共に江戸時代より商都大阪の中心として栄えたいわゆる『船場』と呼ばれているところ。このトヤマビルの10Ｆに、広いお座敷や茶室があるなんてだれが想像するでしょう。昭和の初期、このビルのオーナーで建築家の戸田和孝氏が、芦屋の家の建築を依頼された折、取り壊すもとのいえの内部を譲り受けてこのビルに移して保存したと聞きました。レトロな暖炉や飾り棚、柱の彫刻など、異彩を放っています。

  2010.11.28

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  おおさか　－3－　レトロビル

  本町から、堺筋より少し東の通りを歩いていると、レトロモダンなビルや昔の名残の看板などがよく目に付いてたのしくって　キョロキョロ。日曜日で、人も車もほとんど通らないのが幸いです。道修町あたりに来ると、にぎにぎしい飾り付けが目に入りました。道修町は江戸時代から薬の町として知られたところ。≪どしょうまち≫と読みます。薬の神様を祭る少彦名（すくなひこな）神社で次の日から『神農祭』がはじまるのです。お参りすると、無病息災のお守りに張子の虎を授けてもらいます。

  2010.11.28

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  おおさか　－4－北浜界隈

  とつぜん、天空に突き出したようなタワービルが目の前に現れて、ぎょ！ビルの周りのエクステリアは、自然がいっぱい。エントランスには≪ＣＩＴＹ　ＴＯＷＥＲ　ＯＳＡＫＡ＞の文字。誰かが中に入ったのに続いてさっと入っちゃいました。ホテルのフロントのようなところに制服を着た年配のおじさんが、ぁ、こっちを見ている。私、『あの、ココ何ですか？』なんてまったくおのぼりさんです。マンションですから、関係者以外ははいれませんよ、なんていわれてしまいました。す、すみません。すごすご・・聞くと５１階建てですって。最上階から、鹿児島の桜島の煙がみえるかしら？？いや～大阪はおもしろすぎる！今度はどこを歩こうかしら・・

  2010.11.28

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  紅葉と落葉

   初冬の穏やかな1日でした。午後から、千里の友人を誘って紅葉めぐり。まずは、千里ニュータウンの閑静な住宅地沿いの三色彩道。今や観光スポットになってしまい、くるまの行列が続きます。近くの住人にとってチト迷惑でしょうね。私も行列の中のひとりですが・・。（ゴメンナサイ）タイワンフウ、アメリカフウ、トウカエデの三色がそれは美しく色づいています。ひとっ走り、箕面山にも行ってみましょうか、とドライブウエー目指して走ること15分で、早や箕面の山中に。左右の風景を見るたびにひゃ～きれい！すごい！とそれしかいえないボキャブラリーの貧困さよ！車で走りながらの紅葉見物となりましたが、今年の紅葉は、おみごとです。近いうちに、歩いてじっくりと一目千本の錦繍を目の中におさめましょう。日の入り前、下の公園を歩いてみれば、西日に当たって陰影のある落ち葉も紅葉に負けない魅力的な情景でした。

  2010.11.26

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  打出の小槌

  からすうりの実先日のハイキングで見つけた「からすうり」のタネは１ｃｍにも満たない、こんなちっちゃなタネです。大黒天の打ち出の小槌に似ていますね。実から取り出したときは、つやつやした真っ黒い色でしたが乾燥したらこんなになりました。大切に和紙に包んでお財布に入れています。年の瀬も押し詰まったことだし、なにかと・・・そうそう、府警本部から、『放置違反金納付書』も送られてきましたわ。ショボン・・　　　　　　　　　　　　　　岩船寺の門の脇には、清楚なシロシキブが、道中にはムラサキシキブも咲いていました。

  2010.11.20

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  秋のハイキング　　－1－

  月曜日、中学時代の仲間と、総勢５人で秋のハイキングに出かけました。行き先は、奈良県と接する京都府の南端に位置する、『当尾（とうの）の里』です。当尾地区は”美しい日本の歴史風土１００選”に選ばれ、『美しい日本の歩きたくなるみち５００選』にも選ばれているところで、私にとっては未知の土地。平安後期から鎌倉、室町時代にかけて浄土信仰の霊地として栄えた当尾地区には歴史的遺産が多く、石仏の里として有名です。リュックにはお弁当とお茶、スニーカーにジーンズで、歩く気満々！集合場所のＪＲ加茂駅から１時間に１本のバスに乗ってまず訪れたのは岩船寺（がんせんじ）です。本尊の阿弥陀如来坐像（平安時代）はケヤキの1本造り、高さ、284、5ｃｍの迫力のある像。今回のルートは、ＪＲ作成のモデルコースを歩きました。ゆったりしたプランです。早速、門前の茶店で、手作りのよもぎ餅を買います。一個100円也。茶店のおばあさんが　「焼いたらおいしいよ！」とオーブントースターでこんがりと焼いてくれたのを歩きながらいただきます。未知の土地で楽しいのはこんなことです。

  2010.11.18

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  秋のハイキング　　－2－

  当尾の里には、門前やあぜ道、山道など行く先々で、石仏に出会えるのがうれしい。上り坂も下り坂もゆるやかなので、とても歩きやすく、ゆっくりと石仏や磨崖仏など見て歩きます。道中、橙色のからすうりがたくさんぶら下がっていて植物に詳しいnaokoさんがひとつとって中から種を取り出して、沢の水で洗ってくれました。なんと、大黒天の打出の小槌がざくざくと・・・。碁石のようにつやつやした、かわいいタネはまさに打出の小槌。お財布に入れておきましょう。きっとお金持ちになれるぞ！（写真は後日）

  2010.11.18

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  秋のハイキング　－3－

  無人販売のお店もあちこちで見かけます。すべて１００円です。石仏や畑を背景にして色とりどりの野菜や果物など、きちんと袋に入って、ぶら下がっているのがとても絵になる風景です。

  2010.11.18

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  秋のハイキング　－4－

  空気のいいところで食べるお弁当は格別おいしい！実は今回、娘もゴマメでメンバーに入れてもらって参加しました。大阪からＪＲ関西線、加茂行きに乗り、１０分ほどしたら、娘、お腹がすいたわ、となんと、９時過ぎに列車のなかで早弁！！！んも～色気より食い気。向かいに座っていたおじさん、ご迷惑でしたかしらね。お昼どき、円陣を組んでのランチタイム、みんなでおいしく食べていたら、キャッ、びっくりした、と娘。膝元を見ると、保護色なのでわかりにくいけれど、こんな大きな、バッタ？です。それがね、あわてず騒がずゆっくりと娘の膝元ににじり寄ってジーンズに、ヨイショヨイショとよじ登るんです。周りは草むらなのに、なぜゆえにジーンズに？？ひざの上でじっと動かないばった君、おたくどなた？

  2010.11.18

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  秋のハイキング　－5－

  コースの最後は『浄瑠璃寺』です。１１０７年に建立された本堂の阿弥陀堂は、九体の阿弥陀仏を祀るために横長のお堂で国宝です。特別公開していた、ふくよかな吉祥天女像も拝見できました。紅葉が美しく映える池を挟んで、東の三重塔には薬師仏が安置されています。まず、薬師仏に苦悩の救済を願いその前で振り返って池越しに彼岸の阿弥陀仏に来迎を願います。やがていつかは阿弥陀仏に迎えられて西方浄土へ至ることができるのでしょうか。考えてみれば、毎週コーラスの日に賛美歌を歌ったり、神社で茅の輪くぐりをしたり、その場限りの軽薄な人間です。所詮無理というものでございましょう。帰りは奈良行きのバスに乗って、近鉄特急で帰りました。１日ゆったりと歩いて、リフレッシュできる歴史散策のお勧めコースです。

  2010.11.18

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  京都・小旅　－1－

  一気に冬に突入？冷たい木枯らしに大慌てで、ダウンジャケットを着込みました。京都市立美術館でやっている『京都　日本画の誕生』展を見に久々の京都行きです。京都芸術大学は明治13年に開校した国内最古の芸術系大学で、その前身の京都府画学校は京都御苑内にあったといいます。　　　　　　　　　　　　　竹内栖鳳、上村松園などの卒業生や　　　　　　　　　　　　　ゆかりの画家などの代表作120点が展示され、　　　　　　　　　　　　　京都・日本画の真髄を、間近に見られる　　　　　　　　　　　　　またとないチャンスでした。　　　　　　　　　　　　　丸山応挙、横山大観、小野竹喬、　　　　　　　　　　　　　堂本印象、秋野不矩、上村松篁、橋本関雪ほか、　　　　　　　　　　　　　江戸から明治へと、日本が大転換したなかで、　　　　　　　　　　　　　新しい日本画の創造に燃えた巨匠たちの絵は　　　　　　　　　　　　　どれもエネルギーに満ち溢れ、　　　　　　　　　　　　　スケッチや色使いの美しさにため息が・・・。来館者もさほど多くなくゆったりと干渉することができました。近くの、平安神宮の大鳥居が青空に向かってそびえています。

  2010.10.28

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  京都小旅　　　－2－

  次に目指すは、北白川疎水に面したあるアパートの探訪。その前にお昼ごはんを・・。哲学の道を疎水に沿って歩くと、銀閣寺の近くに、≪おめん≫という老舗のお店があります。きんぴらごぼうや、いろんな野菜、たっぷりのゴマを、思い切ってドバっとタレに入れて腰のあるツルツル麺をつけながら文字どおりつるつるっといきます。　つけ麺のバリエーションに開眼です。お腹も朽ちて満足満足。さ、目指すはなぞのアパートメントよ！白川通りを北に向かってテクテクテク・・

  2010.10.28

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  京都小旅　　－3－　北白川の不思議　　銀月アパートメント

  　　　　　　　　　　　　　　　　『銀月アパートメント』　　　　　　　　　　　　　　その存在は知っていました。　　　　　　　　　　　　　　北白川の疎水沿いに　　　　　　　　　　　　　　昭和のはじめに建てられた　　　　　　　　　　　　　　スパニッシュコロニアル様式の　　　　　　　　　　　　　　白い木造の洋館。もう何年も取り壊しのうわさがあるが、今も当時のままに、コの字型のアパート形式で、4畳半一間の部屋が20ほど。洗面トイレは共用。風呂なし。なのに、この物件、入居希望者引きもきらず常に空き待ち状態とか。　　　　　　　　　　　いつ建てられたのか、誰が建てたのか、　　　　　　　　　　　誰も詳しいことはわからない、謎の多い　　　　　　　　　　　銀月アパートメント。　　　　　　　　　　　銀月、と名づけた所有者のセンスを　　　　　　　　　　　ひと目見たくて、ついにやってきました。かつて、大島渚監督や芸術、演劇関係の人たちも住んでいたとか、うわさはうわさを呼ぶ謎めいたアパート。入り口から中をのぞいていたら通りかかったお兄さん、『ここ、なんですか？パワースポットですか？』とたずねるのでいえ、見学しにきただけで・・と答えると、一緒にいた仲間に、『パワースポットやて』って。言ってないっちゅうに、そんなこと。映画『鴨川ホルモー』で、主人公安部（山田孝之）の下宿先がここ、銀月アパートメントだったとか。入居者がいるので、声を立てないように失礼ながらこっそりと探検しました。家賃2万5千円、水道代千円、敷金7万円、礼金なし。気に入ったら、シェアして借りようか、なんて友人と冗談言ってたけれど　　　すごいです。ここに住むには、強靭な精神と健康な肉体、野太い神経がないと無理。あきらめよ、と友と顔を見合わせました。昭和のはじめ、瀟洒な洋館建て、と一世を風靡したであろうレトロな建築物が、倒れもせずその魅力に取り付かれた人たちによって住み続けられていることに感動します。謎めいた不思議アパートがいついつまでも住み継がれていきますように祈ってやみません。

  2010.10.28

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  ヨメナ

  下の公園を歩いていると何ヵ所かに、野生の野菊が咲いています。どこかから飛んできたタネが、住み心地がよくて終の棲家ときめたのでしょうか。たくましく、こんもりと茂っています。薄むらさき色の清楚な花、ヨメナ、とよんでいますが、秋の澄んだ空にとても似合うと思いませんか。清楚なヨメナが大好きです。ヨメナ→嫁菜と書くんですね。検索すると、嫁菜に対して、ムコナ（婿菜）という菊もあるそうでなんだかほのぼの

  2010.10.20

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• 森のクルミ

  １０年ほど前に、信州、白馬の小屋の前に孫のために、と植えたクルミの木、今年初めて実がついた、とまだ枝にくっついているのをもぎとって、オットが持って帰りました。 本来は、緑色の皮がはじけてから、下にぽとりと落ちるのですが、それまで待てなかったのでしょう。茶色いくるみはご近所の方からのおすそわけ。これも、しっかりと乾燥させてからでないと、割ったときに、きれいにはずせないそうです。中国産じゃない，信州産の採れとれのクルミ、きっとおいしいでしょうね。割って早く中身を見てみたい！

  2010.10.06

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  ウオーキング

  あ～ほんとにいつから歩くことをサボっていたのでしょう。思い出せないぐらい、久しぶりのこと。暑さもやっと遠のき、友人と箕面の滝道ウオークを決行しました。昨夜来の雨で、森の中はたっぷり潤って、お肌も、天然のエステを受けながらの一挙両得のウオーキング。日本の滝百選に指定されている大滝までちょうど２，８キロ。滝つぼに落ちる水の音も心地よく、しばし柔軟体操をして下山しました。下っていると、道のすぐ下を流れる箕面川の柵にこんなかわいいカタツムリがふと目に入りました。久しく見ていなかったカタツムリくんなかなか姿よく、ケータイカメラを近づけるとハイポーズってなかんじでツノを思いっきりにょっきりと伸ばしてくれました。眉目秀麗のカタツムリ。箕面駅まで下りるととってもおしゃれな『暮らしのステキ雑貨・縁』に立ち寄るのが楽しみ。あれ？こんなミニチュアハウス、あったっけ？以前お庭だったところに、こんなちっちゃなたてものができている。母屋のお店は正面にあるのですが、もと民家だった母屋も、この小さな小屋もすべて自分たちで改装してしまったという、とってもお洒落な空間です。珪藻土をぬりこめた壁はムードがありますね。私も部屋の壁を塗り替えたい！緑に囲まれた白い小屋はまるで絵本の中の、物語の世界です。 敷地の中にはcafe サルンポワクや ギャラリーもありますよ。お楽しみを見つけながら、また歩きましょう。

  2010.10.04

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  前のブログの追加写真です。

  　　　　　　　　　　　　　『下ノ畑ニ居リマス』賢治が、若い農民たちに、自分の居場所を黒板に書き残した、こんななんでもないメモが、死後77年もたった今でも尚人の心を動かす、メモリアルになっているとは宮沢賢治はもちろんのこと、当時賢治を慕って集まっていた若い農民たちもよもや思わなかったでしょう。賢治は30才のときに、４年にわたる花巻農学校の教諭生活に別れを告げます。そして自給自足の生活をはじめますが、この背景には教諭時代、生徒に対して、「農民になれ」と教えながら自らは俸給生活を送っていることに対する葛藤もあったからでは・・と推測されています。荒地を開墾し、できた野菜などは賢治を慕ってたずねてくる農民たちと分け合って食べ、自ら町に売りに行く。農作業、執筆、読書のほかに、教えを請いにくる農民たちに土壌学、植物生理学、芸術講義、エスペラント、などその範囲の広いことに驚きます。心身ともすっかり疲れた身体にムチうって東奔西走したあげく、ついに力尽きたのが３７才。自分の死を覚悟したときにそばの手帳に書き残した「雨ニモマケズ・・・」の詩を改めて読むと賢治の生き方がすべてこめられてると思いました。

  2010.09.30

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  岩手県花巻の賢治さんに会いに・・　　　-1－

  Ｊ●Ｌのマイレージを使って、宮沢賢治に会いに１泊の旅に出かけました。ずいぶん遠いと思っていた、東北地方ですが空を飛ぶと、たった１時間２５分でいわて花巻空港着。空港からの移動はレンタカーです。詩人で童話作家、科学者、土を愛し貧しい農民に命をささげ、音楽を愛し、私たちを異次元の世界に連れて行ってくれる宮沢賢治。どのお話からも、緑の風や草のにおいが立ち込めて懐かしさで胸がいっぱいになる。まずは宮沢賢治記念館からスタート！直筆原稿は、どれも桝目いっぱいのおおらかな達筆文字で埋められていて、意外でした。短編『注文の多い料理店』に出てくる＜西洋料理店　山猫軒＞が記念館のそばにありました。中に入ると「決してご遠慮はありません」と書かれ、ものがたりそのまま。二人のハンターが、自分たちが食べられるとも知らず、山猫のわなにかかって危うく食べられそうになる、怖いお話ですが、賢治は、紳士づらしたハンターが都会からやってきて、遊び気分で森の動物たちを平気で殺したりするのを許せなかったのでしょう。山形で生まれ岩手でも過ごした作家の井上ひさしさんの言葉がよみがえります。≪山では人間は謙虚にしていなければならぬ、そこは動物たちの領分なのだ、野原や林こそ、人間と動物とが、樹木や草花など植物の立会いの下に対等の資格で出会うところである。風や光までも含めたありとあらゆるものの共有地、交歓の場なのである≫気持ちがおおらかになるような広い空と田園風景を走って東北一の大河、全長２４９kmの北上川の畔に立ちました。賢治がイギリス海岸、と名づけた場所です。

  2010.09.29

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  雨ニモマケズ　　－2－

  誰が作ったのか，賢治の有名なポーズあの有名な＜雨ニモマケズ＞は昭和６年１１月３日、賢治35才のとき病床で手帳に書いたもので２年後、賢治死後に発見されています。雨ニモマケズ、の詩碑の近くに＜下ノ畑ニ居リマス＞の看板を見つけました。いい文字です。賢治が地域の農家の方々に土壌学や化学を教えていたときに書いたもので実物は彼が教諭をしていた花巻農業高校の敷地内にあるそうです。近くには江戸時代、藩の同心が駐在していた同心屋敷跡が保存されていました。広い空、野原、木立、畑の作物、なんと和む風景でしょう。道中、あっちにもこっちにも萩の花とススキが風に揺れていました。

  2010.09.29

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  雨にけぶる田沢湖　　－3－

  牛は置物です花巻Ｉ・Ｃから、東北自動車道を盛岡方面にひた走り、目指すは有名な盛岡冷麺。　　　　　　　実は今回、花巻空港について、デジカメで　　　　　　　写真を１枚撮ったあと、急にフリーズ！！　　　　　　　壊れてしまいました。あ～あ！　　　　　　　仕方なく、全編、苦手なケータイで写したので　　　　　　　ボケボケショットがいっぱいです。　　　　　　　おいしそうな冷麺の写真をお見せできなくて残念。盛岡は石川啄木、盛岡城址、石割桜、とここも見どころいっぱい。しかし時間がないのでつなぎ温泉の宿へ向かいます。ここは趣向を凝らした温泉がいくつもあるので有名。たっぷり入ったから温泉美人まちがいなしよ、とむにゃむにゃ言いながらあっという間に夢路へ。翌日はＲ46を秋田方面に走り、峠を越えると早や秋田県。約１時間で田沢湖に到着です。日本でもっとも深い湖で水深423,4メートル。小雨模様のドライブでしたが、周囲２０キロを、ゆっくりと回って再び岩手方面に向かいめざす小岩井農場まで、ランチは我慢です。明治２４年、小野義眞、岩崎弥之助、井上勝の３人で荒れ果てた大地を開墾しよう、と創業し、３人の頭文字から小岩井、と名づけた、日本最大級の農園です。羊や馬、牛がのんびりと牧草を食べている風景を思い浮かべていきましたが、なんと1頭も見当たりません。聞きますと、口蹄疫のあおりで、万が一どこかから菌が入り込み、1頭でも病気にかかると大変なことになるので、当分は人間に近づけないように隔離している、とのこと。人間と触れ合えない動物たちもかわいそうです。あっという間に帰着した、短い旅でしたが、間口、奥行きのひろい、魅力的なみちのくの一端を探訪できて、気持ちをリセットできた2日間でした。

  2010.09.29

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  涼を求めて・・・安曇野紀行　　－１－

  記録ずくめの猛暑から脱出して、ずっこけ女３人組が３泊４日、安曇野の旅をしてきました。那須正幹作の人気児童書に「それいけ！ズッコケ三人組」や「ズッコケ中年三人組」というシリーズ本がありますが、私たちは「それいけ！ズッコケばあさん三人組」！　　　　　　　　　　　　　名神→中央道→長野道とひた走り、　　　　　　　　　　　　　長野県に入っても暑さ衰えず、　　　　　　　　　　　　　ひとまず、穂高町の大王わさび農園で小休止して　　　　　　　　　　　　　お蕎麦のランチです。　　　　　　　　　　　　　アルプスからの湧き水を利用した　　　　　　　　　　　　　広大なわさび田の規模は日本一。　　　　　　　　　　　　　水温は年間通して１２℃で、日本百名水に選ばれています。 　　　　　　　　　　　　　そばを流れる川沿いに３つの水車がゆっくりと回って　　　　　　　　　　　　　私たちにお疲れさま、と言ってくれているよう。　　　　　　　　　　　　　黒澤明監督の映画　『夢』のロケ地にもなった　　　　　　　　　　　　　それは美しい水辺です。さぁ、あとひとっ走りで、白馬村です。９月にしては異例の暑さですが稲穂はこがね色に実ってこうべを垂れ、真っ白なそばの花が出迎えてくれました。

  2010.09.10

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  安曇野紀行　　－２ー

  あこがれの白馬三山は雲に隠れてなかなか姿を見せてくれません。ときおり雲の切れ目からチラッと雪渓がみえたら、わ～お！とおもわず三重唱！北アルプスの雪解け水が伏流水となって村の間を勢いよく流れています。清らかな流れに手を入れると切れるほど冷たい。水めぐりの最後は、塩の道街道沿いにある、水神塔です。大きな水車がゆっくり回って、水が流れ落ち、家々の前の用水路に勢いよく流れていきます。神話時代から、信州の人々の生活を支えるために日本海から延々１２０キロ、塩を運んだ街道筋に、アルプスの雪解け水はなくてはならない神の水だったのでしょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夜は温泉で疲れをいやし、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　満天の星を仰ぎ見ながら　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山荘にもどって、温度計を見たら　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんと言うことでしょう！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　23℃。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昼間とのこの落差！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　布団を敷いて、つかの間の　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　極楽気分を味わいながら　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いつのまにか夢の中へ・・

  2010.09.10

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  安曇野紀行　　－３－

  ≪好きなもの≫　・和田野の森の、石造りの教会。　・ＪＲ大糸線の線路。　　　　　長野県松本から新潟県糸魚川（いといがわ）の　　　　　日本海側まで、土地の人や旅人を乗せて　　　　　列車が走ります。　　　　　冬、白銀の世界から春、雪が解け始めると　　　　　のどかな田園風景が広がり　　　　　後ろには真っ白な三千メートル級の　　　　　北アルプスの麓を蛇行して走る列車は　　　　　メルヘンの世界です。・萱葺き屋根の民家　　　　　白馬村にはまだこんな民家が　　　　　ぽつんぽつんと残っています。

  2010.09.10

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  安曇野紀行　　－４－

  白馬、みそらの地区にあるパンとケーキの店『モンピジョン』もお気に入りの店。カラフルでかわいいインテリアは若者向きですがなぜか落ち着くんです。にんきもののワンちゃん＜こう太クン＞と＜シナモンちゃん＞は異母兄妹。躾の行き届いた模範犬です。　　　　　　　　　　近くの森のなかの一軒家　　　　　　　　　　『アートカフェ・森と人と』は　　　　　　　　　　月替わりでさまざまなアーティストの　　　　　　　　　　作品が展示されているカフェギャラリーです。　　　　　　　　　　　　　　　まるでターシャ・テューダさんの庭のような　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自然の草花が生い茂るアプローチは　　　　　　　　　　ため息が出るほど素敵。　　　　　　　　　　オーナー夫妻の生き方が　　　　　　　　　　そのたたずまい全体から感じられます。　　　　　　　　　　毎年９月はテーブルコーディネーターの　　　　　　　　　　赤松純子さんのテーブルコーディネート。　　　　　　　　　　ヨーロッパを中心にセレクトした　　　　　　　　　　すてきなテーブルウエアを見て、　　　　　　　　　　またため息・・・　　　　　　　　　　

  2010.09.10

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  安曇野紀行　　－５－

  何年か前に切り倒した松を、椅子に。電動ノコが思うように行かなくて・・・白馬三山を間近に見たいね！と黒菱林道を車で一気に標高１５００メートルまで上りました。そこからリフトとクワッドリフトを乗り継ぐと１８３１メートル地点＜八方尾根の第一ケルン＞に到達します。冷気に包まれて、はるか眼下には白馬村、足元に山野草を見ながら都会の猛暑をちらっと思い出したりして・・・眼前の白馬連邦は雲に隠れて残念ながら見えず。帰阪の前日は夏の名残の河原母子草を探しに裏の河川敷までテクテク散歩です。河原に下りてみると一級河川の平川は干からびて、一滴の水もなし。まるで、アフリカの大干ばつのようなひび割れが広がっていて今年の異常な暑さを物語っていました。村の用水路に流れ込んでいるあの豊かな水はいったいどこから？と不思議です。そんなところでも、母子草はけなげにあちこちにオフホワイトの可憐な花を咲かせているのをみつけて大喜び！夏の思い出に、花摘み少女となって母子草摘みをし、めいめい、心身のリセットもできたようで、『それいけ！ズッコケばあさん三人組』は無事、残暑厳しい大阪に舞い戻りました。　　　旅の賞味期限ができるだけ長く続きますように・・・

  2010.09.10

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  白馬村　　ぶらぶら散歩

  ミツバチが手水鉢の水を飲みに・・  北アルプスの雪解け水が、大きな川となって村の間を蛇行しています。川沿いをあるいたり、ごろごろと石が転がる河原に出て果てしない空を眺めたりギャラリーに立ち寄ったり。歩くたびに色んな発見があります。　　　　　　　　　　　　登山家の田部井淳子さん曰く　　　　　　　　　　『初めてのものを見て、感動する瞬間が数多くあることが、　　　　　　　　　　　自分を豊かにしてくれる。　　　　　　　　　　　自然はたくさんのことを与えてくれる』　　　　　　　　　　　と。女性で世界初の、7大陸最高峰を登頂したひとの言葉は、人生のカンフル剤なり。

  2010.07.17

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  白馬村　　　おいしいイタリアンみっけ！

  　　　　　　　ご当地のガイド本の表紙に載った　＜ＩＬ　ＢＯＳＣＯ＞   森の中のコテージ風オーベルジュ発見！地元の食材を使ったイタリアンは＜Albergo IL BOSCO＞。白馬村にあるプチホテルです。空きがあれば、ディナーレストランとして予約ＯＫ。若きオーナーシェフの腕は、本格派です。満足まんぞく。お任せコースで、４０００円ぽっきり。「また行きたいとこメモ」に即、書き込み済みです。

  2010.07.17

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  白馬までひとっ走り

  日曜日、参院選の投票を済ませてから水曜日まで長野県の白馬で過ごしてきました。日本列島、西も東も連日、雨雨雨。いつもは北アルプスを仰いで、森林浴をしながら走る安曇野ラインですが、今回は白馬三山も雲隠れ。tree houseのようなちっちゃな小屋で雨音を聴きながら、のんびり過ごしました。伸び放題の庭の雑草もてっぺんが見えないほどノッポのホウノ木や桜、もみじの木も雨に洗われて、鮮やかな緑いろ。部屋に寝転んでぼ～っと外を眺めて満足満足。ＰＣがご機嫌斜めです。マウスを動かしていると、すぐフリーズしてしまい、今日は１０回ぐらい強制終了しました。だいじょうぶかなぁ。なんとかなだめすかして、アップしていきますね。

  2010.07.16

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  京都　-1－　祇園　さゝ木　

  　1ヶ月ほど前のことになりますが、娘が、遅ればせながらのお誕生祝いを・・とランチに招待してくれました。京都で一番予約が取れにくい、と風評の『祇園さゝ木』です。河原町から東に、賀茂川にかかる四条大橋を渡り、京都南座を過ぎると祇園、花見小路。石畳の小路を突き当たり、建仁寺をぐるっと南に迂回すると、『祇園　さゝ木』の行灯が目につきました。

  2010.07.10

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