日々いとおかし・・・なマダム日記

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  狂言の会

  日曜日、暑い暑い京都に行ってきました。〈金剛能楽堂 〉で茂山千五郎家の第43回「かぶら会」をたのしみに、エイヤっと気合を入れて。　室町幕府の〈花の御所 〉の西向かいにあった旧能舞台をそのまま移築した重厚な能舞台が目の前に広がります。時空を超えた雅な世界にひたって過ごすひととき。　8月、嘉祥閣での予行演習を経て、　松本薫社中のみなさんの本番の　素晴らしい舞台に拍手👏塩路けい子さん演じる〈 蚊相撲 〉はさらに磨きがかかり余裕たっぷり。蚊を擬人化した狂言です。〈instaに動画〉capt.yoko人間に化けた蚊の精が大名の血をたらふく吸おうと、ひょっとこのお面を被って登場。けい子さんいわく、「蚊をこんなに笑えるキャラクターにした昔の人ってすばらしい❗」って。けい子さんの俳句の同門、桂の中村軒ご夫妻もお見かけした。会場でばったりお会いした木村祐一さんと、向かいの京都御所の中立売御門の北側にある森の休憩所に。まぁ、こんなお休み処がいつの間にかできていた。木村祐一さんは森林生態学のご専門、御所の森を眺めながら木のお話をたくさん伺った。テラス席やらレストランも有り、広大な御所の散策にはちょっとしたオアシスですね。抹茶ミルクのかき氷でクールダウン。御所の最寄り駅・地下鉄今出川駅に向かうと、あら、なんだかいい感じ。ここって　同志社大学のキャンパスの一部 らしい。同志社の名建築を損なうことなく、地下鉄の出入り口にした、京都の進取の精神、あっぱれ。1200年の古都のふところの深さ、と感じ入った、油照りの９月最初の土曜日。同志社大学、キャンパス内

  2024.09.07

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  嬉しや夕立

  夕方、にわかに轟くゴロゴロピカピカ～⚡⛈️🌩️天から一直線に勢いのいいシャワーがザ―ッと降ってきた🚿🚿🚿おやつにあずきたっぷりの氷菓子を食べ終わったところでした。練乳たっぷりのもちもちサクサクの氷菓。最近のマイブームです。おいしくてついつい・・クーラーをOFFにして空を眺めよう。北の空をみると箕面山も建物も全部鉛色の雲の中に消えてしまった。挿し木で育てているウンベラータはシャワーで生き返った。　おととい日曜日も京都で強烈な夕立と遭遇したのだった。慌てて地下鉄Ⓜ️丸太町駅に逃げ込んでセーフ🥳この日は茂山千五郎家、大蔵流狂言師、松本薫社中のおさらい会を観にでかけた日。　　　　地下鉄丸太町駅からすぐ、京町家　が続く両替町通りの一軒家に到着。　　一歩中に入るとまさかの能舞台が　目に飛び込む。　　表札は 『嘉 祥 閣』。　　　箕面でゆる体操を教わっている　塩路けい子さんの出番は１番目。　演目は『 蚊 相撲 』。　　太郎冠者が大名の言いつけで  連れてきた男が実は人間に化けた 　蚊の精で、大名の血をたらふく　吸おうとやってきたお話。　後ろの男性がホントに楽しそうに　笑っていて、動画にしっかりと　声が入っていています。　動画はinstaでみてネ。　雨もやんで少し気温が下がった　かな。　明日も夕立が降りますように。　　　　　

  2024.08.06

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  琵琶湖畔にて。

  びわ湖ホールで２日続きのコンサートを楽しんだちょっと贅沢な夏休み。ホールのすぐ隣のホテルに一泊した。　琵琶湖の夜明け。同行の友が撮影　５:30 pmに目が覚めた。　部屋から湖畔を見下ろしたら、　隣の部屋の友が散歩している姿が　見える。　　急いで身支度をして目の前の　湖岸へ🏃‍♀️　　　遥か向こうに見えるのは近江富士　のシルエット。　　釣りをしているひと、犬の散歩、　親子でランニング。　instaに動画あり。　アカウントはcapt.yokoです。　なんと平和で清々しい1日の始まり　西には琵琶湖を見下す比叡山。　比良山は雲に囲まれてまだ姿　を見せない。朝食は湖岸を眺めながら。午後のコンサートまでの空き時間は滋賀のエエとこを知り尽くした友の提案で、義仲寺 と旧竹林院 を訪れ、深く感動した。後日ぜひご紹介させてください。オペラのソリストとして活躍するメンバーのそれぞれのもち味が凝縮した四大テノール。推しは山本康寬さん。以前、ドニゼッティの「 連隊の娘 」で、ハイＣ（五線の上のドの音）のまろやかで上質なビロードの声にハートを鷲掴みされて以来、推し活まっしぐら。友は完全に息子だと思いこんでいる様子。ホールロビーで琵琶湖を眺めながら開演を待つ人たち。

  2024.07.28

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  4月文楽

  4月文楽を楽しみました。　今回は午後6時15分 開演の第3部　を鑑賞。　　二階のホールの前の廊下に掛けられた額。　今回の演目〈増補大江山〉は　三味線の六世鶴澤燕三（えんざ）　さんほか浄瑠璃語りの竹本織太夫　さんの熱演も見もの。　まだ幼き頃、大江山の絵本 (なぜ　か英語版)を、父のひざの中にすっ　ぽりはまって読み聞かせしてもら　っていたあのころ。　擦り切れた絵本が今も本箱の中に。　なんと70年以上むかしの想い出？　キャッお姫さまが突然鬼に変わったところにくると怖いものみたさ聞きたさで今か今かと待っていた幼きあの頃。　源 頼光の家臣、渡部 綱が京都一条戻り橋で出会った娘（正体は鬼）と戦う場面は宙を舞いながらのクライマックス。大江山の鬼女伝説をもとにした景事ものできれいな娘と思っていたら、一瞬見える鬼の姿。渡部綱は大江山の鬼女と見破り、立ち回りの末、　鬼の左手を切り落とします。三味線のほかに八雲という楽器の演奏も加わって大いに楽しめます。客席は外国人もたくさん。イヤホンガイドで真剣に鑑賞しています。豊竹呂太夫改め、11代目豊竹若太夫（77才）の襲名披露も あった おめでたい 舞台でした。

  2024.04.24

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  桜と落語会

  桂雪鹿さんの第2回落語会が　築100年の古民家を改装した　フェアトレードのお店　『エスペーロ能勢』でありました。　道中の〈黒川の桜〉はまるで　桃源郷。。。　　　　生演奏の出囃子は箕面のおたふく　社中の友情出演🥁　　痺れる〜関西学院大学 出身、小学校の先生歴5年、師匠は桂文鹿。　中入り後は関オケ（関学オーケストラ）で鳴らしたヴァイオリン漫談で盛り上がります。まずは情熱大陸のテーマ🎶から。20人限定の古民家落語会、昭和な世界にどっぷりつかりながら楽しんだのどかな春の１日。すぐ近くの野間の大ケヤキ（樹齢千年以上）のそばの枝垂れ桜がたおやかに揺れていました。　

  2024.04.07

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  堀江 詩葉（ことは）さん

  昨日は大阪 YWCA 千里でピアノ　コンサートを楽しみました。　ピアニストは 堀江 詩葉（ことは）　さん。　　　 16歳でロシアに渡り、2023年　モスクワ音楽院を卒業。　　モスクワ音楽院 大ホールで演奏し　　　　ロマン 派国際音楽コンクール　第2位、全ロシア 若い音楽家　　　　　　　　　　のためのピアノコンクール　第1位、　など数々のタイトルを取得し、　帰国後も、ソリストとして、　　また2人の兄とトリオを組んで　精力的に演奏活動をしています。　去年11月には兄・堀江牧生さん　とFM の番組にゲスト出演して　いただき、仲良し兄妹のお喋り　をたのしみました。　　　　　　上の兄、牧生さんはチェリスト、　下のお兄ちゃん、恵太さんは　ヴァイオリニストです。　まだ20代の若さ溢れる詩葉さんの　演奏は繊細でダイナミック🎶　　アンコール曲は シューマン作曲 　　、リスト編曲による献呈。　　この曲は以前、合唱団で歌っ　　た大好きな曲で、詩葉さんの　　情感こもる演奏に涙腺が緩み　　ました。　詩葉さんは日本アライアンス教団 　大阪キリスト教会会員で、奏楽者　もしています。すくすくと育ち　まだどこかあどけない詩葉さん！　　　　　　　ますますの活躍を楽しみにして　います。　3月には 詩葉さんが客演します　　　　　↓

  2024.01.28

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  初春文楽

  日本橋・国立文楽劇場で初春文楽を楽しみました。劇場に近づくと おめでたい のぼり旗が 出迎えてくれます。　ロビーはおめでた尽くし。　大好きな紅白の餅花　本物の鯛が にらみ合っている。〈辰〉の揮毫は壬生寺貫主の　松浦俊昭さん。ここでしか見ることができないビッグな鏡餅と伊勢海老。曽根崎心中の名文句『この世のなごり世のなごり・・』　の額。ここまでは誰でも見ることができます。文楽を見る目的でなくてもお正月気分をあじわいに立ち寄るのもいいかも。地下鉄なんば駅から千日前線で一駅日本橋下車徒歩３分。1/22までです。劇場に入ると舞台正面には定式幕の上にも鯛がいます。座席は前から10列目、床の近くなので浄瑠璃語り（太夫）と三味線がライブ感満々。人間国宝の人形遣い、吉田玉男さんが俊寛を演じます。島流しにあった俊寛の人間ドラマ　『平家 女護島 』。三味線弾きの六世鶴澤燕三さんと竹本織太夫さんの語り、玉男さんの人形が三位一体の極み。しばし 浮世を忘れた 2024年のお正月。

  2024.01.05

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  鳳凰閣で妙なる調べ

  時間は分に、分は秒に、この時期　になると時計の針が猛スピードで　回っちゃう、と思うのは私だけ？　１日があっという間に暮れてしま　います。　積もる話はどんどん溜まって行く　けれど、忘れるスピードが早すぎ　　て、今日記録しておかないと　あしたは忘却の彼方・・・😭　　1週間まえ、11月 11日の出来事。　箕面、龍安寺・鳳凰閣でコンサー　トがありました。　　10月4日にみのおエフエムの　番組にゲスト出演してくれた　『アルメリア　ライアーズ＆　ハープス』の演奏家グループの　コンサートです。　　箕面の滝道のゆるい坂を、箕面川　に沿って歩き、昆虫館を過ぎると　左手が龍安寺です。私の足で20分。　　　　　　　　　　🏃　澄んだ森の空気と箕面川の清流が　うれしい箕面山です。　　　　　龍安寺の山門をくぐって箕面川に　かかる朱色の橋を渡ると、城壁を　思わせる石垣が高く積み上げられ　た気品ある鳳凰閣がそびえて　います。　この日のコンサート会場はこの　鳳凰閣です。　この日から、国登録有形文化財の　鳳凰閣と客殿の特別拝観が始まり、　お座敷は早々と演奏を聴きに集ま　ったお客さまが開演を待っていま　す。（特別拝観は12月３日まで)　　アルメリア代表の夏本道子さん　　(左端）が持っているのは　　ケルティック ハープ。　これはライアー（竪琴）です。　　　　　↓　　ライアーのきらめくような音色と　柔らかく 深みのあるハープの　アンサンブル が何とも心地よく 　瞑想の世界に連れて行ってくれます　　9月の終わり 、番組の取材のために 　　　夏本道子さんのお宅に伺いました。　すぐ横は 箕面川が流れ 6月には　ホタルが舞い始めます。　玄関の横には アトリエ ルシオール  と書かれたプレートがかかってい ます。ルシオールはフランス語で蛍のこと。アイルランドやスコットランドでケルティックハープを学んだ夏本さん。何とも優しい音色を聴きながら自然に脱力していた私 。乾燥したライ麦やヒンメリが揺れる夏本さんのお部屋で、妖精が演奏している。いつのまにか 庭にヒヨドリの子がやってきて、椅子に止まって、じっとしている。きっと毎日聴きに来ているのね。ライアーの周波数は432ヘルツ で調弦されています。心に苦しみを抱えている人のためにも 演奏がしたいと、ふんわり 妖精の夏本さんでした。　　追伸　1300年の歴史の龍安寺は日本最古　の弁財天が祀られ、宝くじ発祥　の地。芸能上達、財運向上の、　何ともありがたいお寺。ぜひ　おでかけ下さいね。これから　紅葉🍁が見頃です。　日本の滝百選の箕面大滝も　パワースポットですよ。

  2023.11.12

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  11月の文楽

  国立文楽劇場で11月文楽（人形浄瑠　璃）公演を楽しみました。　　　　近松門左衛門300回忌の記念公演　で世話物『冥途の飛脚』。　遊女梅川と忠兵衛の恋の逃避行。　文楽界のプリンス、織太夫さんの　語りと、毎回ワクワクする　鶴澤燕三さんの三味線から始まる「淡路町」の段から。『〽️みをつくし〜なにわに咲くや　この花のォ〜〽️』　　　　　忠兵衛の人形を遣うのは人間国宝　の桐竹勘十郎さん。　みぞれ交じりの凍てつく道を　　梅川忠兵衛がもつれながら、　忠兵衛の生まれ故郷、新口村に　向かう場面、もはや私の目には　人形遣いは完全に消えて見え　ません。　梅川・忠兵衛だけが浮かび上が　ります。心震える場面、まさに　三位一体の至芸です。没後300年、近松門左衛門さんにこの舞台を見ていただきたかった！　ところで🤣　千日前線の日本橋駅から、国立　文楽劇場までの、地上に上がる　階段がつらい💦🤣。　日本橋の改札口を出た通路の　壁は3色の定式幕色で歓迎ムード　なのですが・・・　　　この階段がつらい💦　　エスカレーターをつけてくだされ〜　　エレベーターは対岸なのでこれ　またややこしいのだ。　それともどこかにラクな上がり口　があるのかも、とひとり悶々。

  2023.11.09

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  コンサート月間

  2日続きでコンサートを楽しみました。土曜日は東梅田教会で、昨日はびわ湖ホールまでチョイ旅気分で。まずはびわ湖ホールのレポートから。JR新快速で新大阪から大津まで34分。大津駅から琵琶湖にむかって・・　歩き始めたらもうびわ湖が見え　始めて・・　どんどん進むと、目の端から端まで全部、琵琶湖で埋まっちゃう。　ホールの全貌が見えはじめた。開演1時間前のロビー。開演30分前、大ホールのホワイエでめのまえのびわこを眺めながらゆっくり過ごす人たち。　　　10分前、そろそろ客席に移りましょう。　指揮者・阪 哲朗さんが拍手に　迎えられて登場。　第一部、ワーグナー:　タンホイザー より 　"歌の殿堂をたたえよう"🎵　　あの大合唱とともに、後方のバル　コニーから聞こえてきたトランペ　ットのファンファーレ🎺　もう泣くしかない感動！　10代のはじめごろ、兄が大音響で　聞いていたレコード、ワグナーの　♬タンホイザーは私のクラシック　音楽の原点。　　　Ｉ love　びわ湖ホール　💕　　Ｉ love　滋賀✨

  2023.09.18

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  8月の文楽劇場

  国立文楽劇場、8月特別公演『妹背山婦女庭訓』を鑑賞して　しばし暑さを忘れた1日。　地下鉄・なんば駅から千日前線に　乗り換えてひと駅、日本橋下車。　地上に上がる階段40段がきつい😱　　エレベーター？　あるのですよ。　でもﾈ、上がったところは劇場の　前の道路の対岸なので、青信号を　待って道路をわたって・・・と　なると、やっぱり階段で。😭😱　階段を10段ごとにいっぷくして　地上に上がれば一分で到着。　　本題。　四月の文楽は妹背山婦女庭訓の　初段と2段 を鑑賞した。　三味線方６代目・鶴澤燕三さんの　太棹三味線の躍動感を思いだす。　今回はいよいよ妹背山婦女庭訓　の4段目。　人間国宝・鶴澤清治さん率いる　４名の三味線の合奏が圧巻。　まだ少年っぽさを残したような　若い三味線方の真剣な演奏にも　胸あつ！！　鶴澤清治さんのソロパートが　眼の前の床の上でベンベンと　響く。　町娘お三輪を遣うのは人気NＯ1    の桐竹勘十郎。　ロビーにはヒロインのお三輪さん　が展示されている。　身分違いの恋をしているとも　知らず、嫉妬と怒りで正気を失う　町娘お三輪よ哀れ。（恋する男、実は藤原鎌足の息子）　最後は討たれた蘇我入鹿の首が　宙を舞うという一大スペクタクル。　　座席は、大夫と三味線がならぶ　床のかぶりつき。　　今回は鑑賞の前に豊竹芳穂太夫　さんのお話も聞けた、楽しい　夏休みの思い出。　鶴澤燕三夫人の杉江みどりさんは　　切り絵作家。　これはクリアファイルです。　　去年の秋の個展会場にて。　　去年の秋、個展会場にて　　　みどりさんの美しい着物姿。

  2023.08.10

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  天神祭

  大暑に突入！！２週間後の8月８日は早くも立秋 !!日本の四季はどこへやら・・テレビで天神祭の中継を観て、８年前、人生初の大阪天神祭デビューを果たしたこと、思いだしていました。番組ゲストに、歴史学者で天神信仰や天神祭の研究の第一人者、高島幸次先生(大阪大学招聘教授）をおむかえしたご縁で、船渡御に誘っていただきました。何年ぶりかで浴衣を着ましょう！と張り切ったものの、サマにならず、友人に　help me ! と助っ人要請！　　　　　　100艘もの大船団が大川を華麗に航行するさまをお目々パチクリで見学。　　　　私の乗る船は、40人乗りの小ぶりの船。　　　　　　メンバーは高島先生つながりの方たちです。思想家で論客の内田樹さんご夫妻。相愛大学教授で僧侶の釈徹宗さんほかユニークな顔ぶれでした。2時間半のクルーズの間、進行とガイドをつとめる落語家の桂あさ吉さんも。文楽船、落語船、能船、企業の船、御神霊をお乗せした供奉船はひときわ厳かに。私たちの船は御神霊をお迎えするので奉拝船といいます。 行き交う船とすれ違うときには、船同士声を掛け合って、”大阪締め”でエールの交換です。 　打ちま～しょ！　　チョンチョン　　　もひとつせ～　　チョンチョン　祝うて三度、　　　チョチョン　チョン　高橋先生いわく『大阪締めは、男締めと女締めが　あります。　天神祭は男締めでやります。　男締めは "打ちま～し　ょ！"　　女締めは" 打～ちまし  ょ！"「伸ばすところが違います」と教わります。 大川沿いにはずらっと屋台が並んで、行き交う見物客で大賑わい。 日が落ちると、5000発の奉納花火が打ち上げられ、お祭り気分は最高潮の、火と水の祭典でした。　　　　あれから８年、あの時のワタシはどこ？お腹のクビレは行方不明😭現実から眼を背けないで生きていこう！😱ガンバれ！自分！😕

  2023.07.26

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  コンサート・大阪と箕面

  先週は淀屋橋駅から徒歩5分のレトロな建物『大阪倶楽部』４階ホールでコンサートを楽しみました。初代の会館は焼失して、大正13年に再建。大阪財界人の社交倶楽部として建てられたもの。南欧風と東洋風がミックスした自由な様式で、シックで落ち着いた内装。玄関ホールのモニュメントはちょっとユーモラス。目に翡翠がはまった鬼の口から水が流れ落ちています。この日はピルゼン会が昭和28年から毎月行っている伝統あるコンサートソプラノとテノールのデュオを楽しみました。築100年の建築物は、ビジネス街が闇に包まれても風格があります。　昨日は箕面のホールでピアノ　コンサートを聴きました。世界でも稀な " 右手のピアニスト " 樋上 眞生（ひのうえ まお）"さんのリサイタル。デビューCDをリリースしたあと、局所性ジストニアで左指の自由を失います。目を瞑って聴くと片手で弾いていることが信じられない豊穣な音が溢れ出す。深く温かく激しく優しく、魂を揺さぶられる。FMの番組ゲストにお招きしてお喋りしたのが３年前でした。たしか、ご自宅の寝屋川市から箕面のスタジオまでランニングしてきました、と聞いた記憶が。まさにアスリート！常に体幹を鍛えている眞生さん、かっこよすぎます。今日演奏したJ.S.バッハの右手のためのソナタ（無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番　編曲ー樋上眞生）はまるでJＡZZを聴いているようなモダンなソナタ。アンコール曲ベートーヴェン♪「月光」も涙もの。終演後、ホールの外でポーズしていただきました。次のコンサートが待ち遠しい。

  2023.06.19

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  桂千朝落語を聴く

  コロナ以来3年ぶりの千朝落語を楽しみました。それも2日続けて。まずは天満天神繁昌亭での〈関学古典寄席〉から。　ごひいき、桂千朝さんは米朝一門のあまたの落語家のなかでも正統派。きりりと歯切れのよい語り口ながら遊び心がたっぷり。とりわけ目の演技は絶妙。口以上にものを言うお茶目な目とおちょぼ口がたまらない。人情話『ながたん息子』は圧巻でした。厳格な父親と、それを庇う母親、それぞれの息子を思う愛が胸に染み入って、しわぶきひとつ聞こえず聴き入る満席の客。あ〜　この日を待つていたのです。中入り後は関学・古典芸能研究会OBの大御所3人、小澤 紘司、小佐田 定雄、米團治による鼎談で盛り上がる。続いて次の日も千朝落語を聴けるとは盆と正月ではないですか。3年ぶり、梅田の太融寺・本坊です。第110回『千朝落語を聴く会』。この日も満席状態。落語作家のくまざわあかねさんが受付担当、というのももうひとつのお楽しみ。あかねさんも千朝ファンなのでした。会場には小佐田 定雄さんや小澤 紘司さんの顔も見えました。第111回の『千朝落語を聴く会』は7月29日（土）午後2時からですよ。楽しみごとがちょっと先に待ってると、1日が早く過ぎる気がするんです。どちらさまもお運びを。　　テケテン・・👏

  2023.06.04

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  ４月は文楽

  4月の文楽は「妹背山女庭訓」を　鑑賞しました。　　　太棹三味線の鶴澤燕三さんの　ライブ感満々の演奏が待っている、　　と思うと、地下鉄千日前線の階段　40段も頑張れるから不思議。　千日前線・日本橋の改札口を出た通路に、黒、もえぎ色、柿色の　3色の定式幕が見える。誘導作戦？盛り上がっちゃいますよね。　ホールの入口で、鶴澤燕三夫人　のみどりさんと出会った。　憧れの和服姿、ふたたび。　　　UPは了解いただいています。　　どこから拝見してもステキ。　　コロナ以来です。　三味線方６代目・鶴澤燕三さんの　太棹三味線はロックのような　躍動感。浄瑠璃語りとの　セッションがたまらない。　人形遣いとの三位一体に客席は　固唾をのむ。　　今回からロビーで買えるお弁当も　復活です。　　　語りの豊竹咲太夫さんが　お元気な姿でまた登場してくだ　さることを祈っています。　胸いっぱい、お腹満足の文楽日和　でした。

  2023.04.14

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  3年ぶりのコンサート

  YWCA千里合唱団のコンサートが無事に終わり、まだ胸がジーンとしている。コロナ禍で、練習もとぎれとぎれながら、団員30名は、3年ぶりのコンサートに気合も入り、本番を迎えた。会場は地元・千里阪急ホテルのチャペル。結成40年の節目でもある。プログラムは合唱とハンドベル。合唱はJ.Ａ.マロッテ作曲♫『主の祈り』ではじまり、ラインベルガーの♫マリアの讃歌を2曲、荘厳ミサ曲よりc.フランクの『パニスアンジェリク』２部は花に寄せてー３部のハンドベルも結成32年目。パイブオルガンと共に華麗なる音色がチャペルの天井から客席に降り注いだ。最後はXmas特集のコーラスで締めくくり、お客さまも私たちも上気した、至福の時間を共有できた。　　　　　　　メリ～クリスマス❄️🎄🔔　　　　　　　＆　　ア  ハピーニューイヤー🎊🧨

  2022.12.08

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  うだつ屋旅館

  南海電車で岸里玉出まで行ってきました。初めての駅なのでちょっとした旅気分。人形浄瑠璃文楽三味線方・六世鶴澤燕三（えんざ）さんのトークライブです。うだつ屋は110年前に建築された古民家。その後の大阪大空襲の戦禍を免れ、同じ場所に同じたたずまいで、在り続けています。師匠である故・５世鶴澤燕三（人間国宝)との思い出や、近松『冥途の飛脚』の梅川忠兵衛を、なんと弾き語り❗いつもの公演では、太夫の最高峰・豊竹咲太夫さんの切場語り（クライマックスの場面）と燕三さんの、跳ねるがごとくの三味線との息のあった演奏に釘付けですが、なんと、きのうの燕三さんは、語って弾いてそれは楽しそう。お座敷に並べられた20席ほどの椅子に座ったお客さん、若い人も混じって大大満足なトークライブでした。

  2022.08.22

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  千里バロック合奏団

  1975年、文化不毛の地と言われた千里ニュータウンに、庄司功さんの呼びかけで、ヴィヴァルディの連続演奏を目的として結成されました。昨日は第82回定期演奏会が、吹田・メイシアターホールで行われました。長年、ステージ袖でアナウンスのお手伝いをしてきましたが、あっという間に過ぎ去った年月でした。ふ47年の間にはヴァイオリニストの辻久子さん、古澤巌さん、チェリストの林峰男さん、シュツットガルト室内管弦楽団コンサートマスターのウォルフガング・ペーターゼン・クスマウル氏など、たくさんのプロの演奏家のかたがたにも友情出演していただきました。これはひとえに、団長の故尾上静雄さんのお人柄と、団員のひたむきな姿に応えてくださったもの、と想像します。弦のストリングスに全身が共鳴した至福の時間でした。

  2022.04.02

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  抗体検査　初体験

  ​​　　　今日は、毎年開かれいているコンサート「みんなで音楽祭」の、　　　アナウンスのお手伝いをしに出かけます。　　　それに備えて、こんな検査キットが送られてきました。　　　　　　　　生まれて初めての体験です。唾液をしっかりとこすりつけて、筒の中に　　差し込む。15分後に、結果が出る、という仕組み。　　陽性なら赤い線が二本、陰性の時は一本出ます。　　　　陰性でした。パチパチ・・　　　　　では今から豊中文化芸術センタ―・大ホールに出発！！　　　4時間の長丁場、いざ！！​​

  2021.11.23

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  金剛能楽堂で今年の見納め。

  　　　　先週土曜日は京都の金剛能楽堂で狂言を楽しんだ。今年最後の文化活動になる。　　　　東京の和泉流・野村万蔵と京都の大蔵流・茂山千三郎との競演がやっと実現した。　　　　5月公演の予定がコロナ禍で順延になっていたので嬉しさも倍。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゆったりと過ごしたくて、同行の友人と能楽堂のすぐ近くのホテルに　　　　前泊することにした。ロビーで人と出会うこともなく静かなクリスマス。　　　翌朝は向かいの京都御苑をウオーキングしましょうと約束し８時にロビーで合流し出発。　　　　　　丸太町通りを横切ると、すぐ目の前の蛤御門をくぐって御苑内に。後ろを振り返ると、　　　おぉ～！ホテルの玄関が蛤御門の中にすっぽりとはまっている。　　　　門には江戸時代末期の蛤御門の変の激戦の弾傷跡がいくつか残っている。　　　​　　御所とそれを囲む様々な植物群や、公家屋敷の名残も感じられる広大な敷地を　　歩くこと１万歩。この落ち葉の下には、無数の生き物が春を待っていることだろう。　　鳥のさえずりがあちこちから聞こえて、α波効果絶大！　　　　　　空洞となった桜の木も、見上げると枝が大きく広がって新芽が点々と出始めている。　　なんという生命力！　　　　　平安京遷都の時からの老木なら、樹齢1200年ってこと？　　　　　　　​　　　昼からの狂言の公演は、見事なコロナ対策が取られ、観客は静かに鑑賞。　　　普通ではありえないが、会場の扉を開けたままの上演で、あちこちに消毒液が置かれ、　　　何度でも除菌を、と呼びかけがある。　　　喉の乾燥を避けるため、ロビーにはお茶や水などのペットボトルが用意されて、　　　　1本いただいて着席。　　　みごとなコロナ対策に感動しながら今年最後の狂言を楽しむことができた。　　　御苑を歩き、狂言を楽しんだ1日、解毒作用もばっちりだ。　　　いよいよ2021年に向かってカウントダウンが始まった、いつもと違った年の瀬。

  2020.12.30

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  12月の行事

  　　　　ここは滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールのロビー。まるで琵琶湖に浮かぶように建てられた　　大好きなホールです。目の前のびわ湖を眺めながら、コンサートを待つ人たち。、　　　　　この日、待ちに待ったテノール歌手の山本康寛さんのリサイタルが開かれました。　　　柔らかく、端正で、澄み切った声。　　テノールの音域の最高音、ハイC♯が軽々と。。今回はハイDの音域が入る曲も難なく　　クリア。胸を焦がして聞き惚れた・・　　　　　　　　　別の日、京都南座の顔見世を楽しむ。　　　早めに出かけて、高瀬川の流れを見ながら木屋町通りへ。　　      　 　天保十年創業の島津製作所跡地やゆかりの建築物などを見学しながら　　南座方面に向かってそぞろ歩き。　 　　　　　　　高瀬川は江戸時代初期、角倉了以によって物流のために開かれた運河。　　　名残の高瀬舟が浮かんでいる。　毎年、師走ともなると大勢の人が行きかう先斗町界隈も、今年は人も少なくゆったりと。鴨川に架かる四条大橋を越えて南座に到着。　　　　コロナ対策で、3部制、時間も短縮し、松嶋屋！！の掛け声もなく、客席は半分、　　と異例ずくめでしたが、仁左衛門さんの熊谷陣屋は艶やかで格調高く、大満足の舞台でした。　　　　　　　夕闇迫るころ、四条大橋を渡り阪急電車に乗りました。密を避けて＜特急＞ではなく　　　　＜準急＞で座席もゆったりと。　　　　今シーズンでもっとも強い寒気が来ています。箕面山から吹き下ろす風の冷たさよ。　　　　どなたさまもお風邪に気を付けて・・。

  2020.12.15

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  ♪Dear Heart♪

  ​　　　　　その昔アンディウイリアムスが歌った＜ディアハート＞のピアノ譜を　　探していました。兄に＜調子記号が少なくて私でも弾ける、簡単なのが　　なかなか見つからない＞と言っていたら、書いてくれました。　　弾き語りを夢見てどたどたと練習しています。　　　　　​

  2020.12.05

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  素浄瑠璃を楽しむ

  ​　　ここはどこ？呉服屋さんの店先？　　　あら・・　　　　　　そう、ここは日本橋の国立文楽劇場。　　　　コロナ対策で、椅子席は一つ置き。　　　　気に入った柄のもの、お持ち帰り下さい・・なんてはずないわね。　　　　和紙のようなしっかりした紙にコピーしたものです。　　　　これだけの色刷りと手間などを考えても、どれほどの経費がかかった　　　　ことか、胸が痛みます。入場者も半分に減らしての公演なんですから。　　　　私たちを精一杯のおもてなしで迎えてくださったことに感動します。　　　　　　　　　　　1月の初春文楽以来、公演が取りやめになっていた文楽、やっと　　　　素浄瑠璃の会が開かれて、いそいそと劇場に向かいます。　　　　入り口では検温、消毒、マスクと、チェックも怠りなく。　　　　　　　　　　素浄瑠璃とは・・　　　文楽は人形遣い、太夫の語り、三味線の三位一体の芸ですが　　　浄瑠璃語りの太夫さんと三味線のみで演奏する形式が素浄瑠璃。　　　人形遣いはいません。　　　これはこれでまた違った楽しみがあるというもの。　　　語りの表情や言葉に集中でき、語られる物語から自由に映像を作り上げて　　　想像を膨らませます。　　　　　　　　　　　　「生写朝顔話（しょううつしあさがおばなし）」宿屋の段は　　　重要無形文化財認定の豊竹咲太夫（いわゆる人間国宝）の語りと　　　三味線方の6代目、鶴澤燕三（つるさわえんざ）の、まさにセッション。　　　咲太夫の声音（こわね）と表情、燕三の、まるでロックのような躍動感の　　　ある三味線が溶け合って、物語をクライマックスへと導きます。　　　コロナと暑さでぐったりしていた脳みそが、むくむくと発酵し始めたぞ。　　　リモートで見るよりやっぱり生！！　　　期間限定有料配信もするようですよ。　　　別の日、もう一つの生体験をした感動はまた次の機会に・・ね。​

  2020.08.23

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  巣立ち記念日

  　　　3か月半ぶりに、巣ごもりから脱出。といってもお隣の能勢町にある　　　フェアトレードショップ＜エスペーロ＞までです。　　　ウィーン在住の若きピアニスト、杉林岳さんと、お母さまで声楽家の杉林貴子さんの　　　コンサートがありました。限定15名のミニミニコンサートです。　　　　山と田んぼに囲まれた古民家で聴く生の演奏に目が反応してしまった。かずこさんが  ティッシュを渡してくださる。　岳さんの信条は『語るピアニズム』。箕面出身の岳さん、当分日本に滞在して、  ウイーンに戻るのは秋だそうです。　ファーストアルバム「Lyric」も先月リリースされました。　そして8月、9月にはリサイタルも。人数を制限しての演奏会です。　演奏家も会場側も、赤字とわかっていても、やっぱり生の演奏を届けたい・・、と。　　　　　　　　　　　　　　　　帰りはエスペーロのすぐ近くの「野間の大ケヤキ」に立ち寄りました。　　　　　樹齢千年を超す大ケヤキの傍に立ってストレスを吸い取ってもらいエネルギーをいただく。　　菖蒲園の傍で、収穫したてのジャガイモを手押し車に入れている青年に遭遇。　分けてくださ～い！とむりやりお願いした。　この青年、すぐ近くの畑を借りて、大阪から野菜作りに通っています、と。　　　　　山と段々畑、青々とした田んぼ、いい音楽、澄み切った空気、自然を相手に汗を流す若者にも　　出会えて「今日は巣立ち記念日」。ルンルン気分で帰宅して、すぐジャガイモを洗う。　　オリーブオイルとニンニクでこんがり焼いて塩コショー、パルメザンチーズとパセリを　　　ふりかけて。日焼けした若者の顔を思いだしながら「おいしいよ、ありがとう」　　　　ころころと小さなのは、ひたひたの出汁にお醤油、少しみりんも入れて　　　　出汁がほぼ無くなりかけたら取り出して、おかかを振りかけて。　　　　車に便乗させていただいた次生さんと、娘世代のゆうこちゃんともお友だちになって　　　　再会を約束。お友だち記念日にもなった6月20日の出来ごと。

  2020.06.22

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  主よみもとに近づかん

  　　　横田滋さんのお別れ会が、川崎市内の教会で、ご家族にみまもられて営まれた様子を　　　TVのニュースでみました。　　　参列した方たちが唱和している讃美歌３２０番「主よみもとに」が聞こえていました。　　　　　　　         youtube の動画を見ると、＜MIGA＞という人が歌っているのが　　　なんとも清らかで、まっすぐな透き通った声が心地よく胸にしみました。　　　子どもが歌っているのかしら、と思ったり。プロの歌手なのでしょうか。　　　私はアルト、妹はテノールパートで,ハモって合わせてみました。　　　＜MIGA＞さんのメロディラインを聞きながら雰囲気を壊さないよう清らかな「主よみもとに」　　　の3重唱でした。　　　　横田滋さん、どうぞ安らかにお眠りください。アーメン　　　　　　　　　　　　

  2020.06.14

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  免疫力UP

  ​​​​​           フルートアンサンブルなかまがメンバーの家に集まった。　　　　4月に施設の訪問演奏の依頼が2件入っているが　　　　今の様子ではどうなるかはわからない。　　　　でも備えはしておかなければ、と練習をしたくても　　　　市の施設が閉鎖して、練習会場が使えない。　　　　今日は、仲間のS家に集合して、久しぶりに楽しい時間を過ごした。　　　　　　　　　　　　　演奏曲目は決まっている。　　　♫　　海の見える街　（魔女の宅急便）　　♫　　乾杯の歌（ビゼー）　　♫　　アイ・ガッタ・リズム　（G・ガーシュイン）　　♫　　トリッチ・トラッチ・ポルカ（シュトラウス2世）　　♫　　ラデツキー行進曲（シュトラウス1世）　　♫　　ハナミズキ（一青窈）　　など　　　　　私は聴力障害でフルートは断念、会の進行役や　　みなさんとご一緒に歌うときの旗振りなどのお手伝い。　　事故以来、左耳失聴に加えて、高音部の音程が　　特にフルートに異常反応して、吹けなくなった。　　肉声やチェロなどの弦楽器には大きな違和感がなく、　　コーラスやコンサートも、それなりに楽しめているのはありがたい。　　　　　　メンバーのB氏は、最近アルトフルートも始めた。　　　　　　アンサンブルに幅がでて、俄然たのしい。​​​​　　　　　　一日楽しく過ごして、免疫力が大幅にアップ。　　　　　　コロナなんかぶっとばせ！　　​

  2020.03.15

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  今週の出来事

  ​　　　　　　　　　　　　　　ナレーションの仕事が好き。　　　　　　　　　　　　あこがれは奈良岡朋子さん。　　　　　　　　　　　　　　　　　　今年も、豊中文芸センター小ホールで　　　　　　３０周年記念　シャンソンポピュレールが開かれた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３０年・・　　　　　　シャンソニエ達は若くはなくなったけれど　　　　　人生の機微を身にまとったおとなのうたで魅了。　　　　　　　バックステージでしみじみと聴きながら　　　　　　　低めの深い声でナレーターをつとめる　　　　　　　　　　　　至福のひととき。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昼の公演なので１部は舞台の後ろの壁を全開。　　　　　　　　　　　　　　　庭を借景に歌う。　　　　　　　　　　　　　　ピアノ　アルベルト田中。　　　　　　　　　　　　　　　　ベース　中村安彦。　　　　　　　　　　滝が流れ落ちるような華麗なピアノは　　　　　　　　　ひと呼んでナニワのカーメン・キャバレロ。　　　　　　　　　　　　　　　ピアノの魔術師。　　　　　　　　　　　　　　　　　１６人のシャンソニエが２曲づつ歌うので　　　　　　　　　　　　　３２曲のナレーション。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　歌が頭のなかで鳴り響いて　　　　　　　　　　　　　帰り道はずっと鼻歌。　　　　　　　　　　　　　　　　ラララ～～　　　　　　　　♫　パリの空の下　　♫時は過ぎてゆく　　　　　　　　ケネディローズ　　　　ラララ～～♫♪♫～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一夜明けて、京都・桂駅下車、　　　　　　　　　　　桂離宮の向かいのお店、中村軒で　　　　　　　　　　　　　塩路けい子さんの企画による　　　　　　　　　　　　オルゴールを聴く会に参加。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　森林生態学がご専門で、京都府立林業大学校での　　　　　　　　　　　仕事をリタイア後のいま、オルゴール作家として　　　　　　　　　工房で制作三昧の日々の木村祐一さん。　　　　　　　各地で展示会を開いては、ファンが追っかけをしている。　　　　　　　　　　　　　　　　私もその一人。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まずは大学の講義？？・『京の木と文化』　　　　　　　　　　　　　　　　　面白い。　　　　　　続いて『日本列島の森林が日本人の心を育んできたこと』　　　　　　　　　　『現代社会の中の木』『木の価値を見直して積極的に使う必要』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お話が終わるといよいよオルゴール鑑賞。　　　　　　今回は数あるオルゴールの中から６台　”連れてきた”と　　　　　　おっしゃる木村さんは、まさしくオルゴールの生みの親。　　　　　　オルゴール達は　愛すべき　”子どもたち”　なのだ。　　　　　　　　　　最大のオルゴールは、世界に１台しかない　　　　　　　　幅１メートルの＜ディスク　オルゴール＞。　　　　　　直径３０センチのディスク（円盤）を回転させて聴く。　　　　　　１０８弁がチャイコフスキーの「花のワルツ」を　　　　　　　　　　　華麗に奏でて、α波が溢れてくる。　　　　　　　　　ランチタイムには、中村軒さん心づくしの　　　　　　　　　　　『にゅう麺』と『あずきおこわ』　　　　　　　　　手間をかけたお出しが体に優しく染み渡る。　　　　　　　　　　　　ミニデザートは白玉ぜんざい。　　　　　　　　　和菓子を求めてくる人やお昼を食べに来る人で　　　　　　　　　　　　いつも程よく賑わっているが　　　　　　　　　　声高に話す人もなく、居心地がいい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お花見団子を買って帰ったので　　　　　　　　　　　一服点てて、美味しく頂いた。　　　　　　　　　　オットのケンタロさんには２本ネ　　　　　　　　　　　　　　　　　​

  2020.02.23

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  落語とお酒とご馳走と

  ​​　　　　　　　　今年もまた、大阪の下町で繰り広げられた　　　　　　　山田洋次監督の映画のような1日を過ごした。　　　　　　　　　　　　　　　　　1年に一度、大阪は南田辺の青山家に　　　　　　　　　　　　　落語大好きな老若男女がぞろぞろ集まって　　　　　　　　ごひいきの桂千朝さんの落語を楽しむ、 　　　　　　　　　　　　思い切り贅沢な1日。　　　　　　　　　桂千朝師匠、今年の一席は『鹿政談』　　　　　　　　　　そして恒例の形態模写に大爆笑。　　　　　　　　　　　　　　　　　　米朝、春団治、松之助、談志、志ん朝などなど。　　　　　　　鬼籍に入った名人たちもきっとあの世で苦笑い。                       　落語家さんにはタレント稼業に精出す人も多いなか、　　　　　　　高座一本に固執する渋くて粋な正統派の千朝さん。　　　　　　　　　　　　　　　始まりは22年前。　　　　　　　　　　　　　青山夫妻の銀婚式に遡る。　　　　　　『わたし、スイートダイヤモンドも海外旅行もいらん。　　　　　　　　　千朝さんを独り占めして楽しみたい』　　　　　　　　　せつ子夫人の願いに応えるべく、夫は　　　　　　　大学の同窓で落語作家の小佐田定雄氏に相談、　　　　　　　　　　　　　　　　かくして、以来毎年、千朝師匠を囲む新年会が、　　　　　　　　南田辺の青山家で開かれることになった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その恩恵に預かっているのが私たち。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全国各地の銘酒がズラリ。　　　　　　　　　いえいえ、青山家は酒屋さんではありませぬ。　　　　　　　　おじさんたちが持ち寄ったお酒、まだまだ他にも。                                     　　　　　　持ち寄った一品もテーブルに乗り切らず、写真も撮れず。　　　　　　　　　　料理上手なはるこさんは何でも作っちゃう魔女サマンサ。　　　　　　　　　手作りリンゴ酢で漬けたカリカリピクルスにも　　　　　　　　　　　　手が伸びてあっという間のピラニア軍団。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大きな港のようなご夫妻に今年もすっかり甘えて　　　　　　　　　　　　　　まったり過ごした冬の一日。​​

  2020.02.03

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  ＜それでも僕は帰る＞

  ​​​　　　　1月25日の日記から。　　　  能勢の古民家をリノベーションしたフェアトレードショップの　　　　　　　『エスペーロ能勢』で屋根裏シアターが催された。　　　　　　　　　　　　　　　　　シリア代表のサッカーユースチームで　　　　　　ゴールキーパーのヒーローだったバセット（当時19才）。　　　　　　　　　　　　2011年から続くシリア内戦で　　　　　　　　　非武装で平和的な民主化運動の旗手となる。　　　　　　　　政府軍の容赦ない攻撃に対して追い詰められ、　　　　　　　　　　ついには武器を手に、武装闘争へと　　　　　　　　　　巻き込まれていくドキュメンタリー。　　　　　　　　　彼の友人は命がけでカメラを回し続ける。　　　　　　　シリア内線の最前線にいるような緊迫感に戦慄した。　　　　　　これはシリア国内だけの問題で済ませる訳には行かない。　　　　　　　一触即発の今の世界状況の中にいる私たちみんなが　　　　　　　　　　　　　　考えなければ。　　　　　かつて名ゴールキーパーとしてヒーローだったバセットは　　　　　　昨年6月、空爆により死亡と東京新聞に掲載された。　　　　　　父や兄弟4人も政府軍による空爆で亡くなっている。　　　　　　　　息つく間もない緊迫した1時間半だった。　　　　　　　居合わせたシリアのダマスカスからの留学生　　　　　　　ラヒアさん（イケメン）にもシリアのことを伺い、　　　　　　　シリアの人たちが思慮深く優しく聡明な国民だと　　　　　　　　　　　　　　　確信した。　　　　　　　　　　　　いつの時代も戦争は人を狂気にさせる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　名物、ワンプレートランチはしみじみ美味しい。　　　　　　一品一品誠意と心で味付けされたランチ、　　　　　　　　　800円は安すぎます、和子さん。　　　　　​　　　　　　　　　次回の屋根裏シアターは　　　　　　　　　　　　　　　『気候戦士』　　　　　　　――　地球があぶない・人類があぶない　―ー　　　　気候変動を止める気候活動家達の挑戦に密着したドキュメント　　　　　　パリ協定から抜けるトランプ　VS　シュワルツネッガー　　　　　　　　　　　　　2月22日（土）23日（日）24日（祝）　13：30～　　　　　　　　　参加費1000円　　1ドリンクつき。　　　　　　　　　　　　　080-3764－7905　　　　　　　　　屋根裏なので寝そべりながら鑑賞可。　　　　　　​​

  2020.01.30

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  びわ湖ホールまで

  ​​​​​​　　　　　　　　　　　　　　1月5日、びわ湖ホールにでかけました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初コンサートです。　　　　　　　JR新快速で大津駅下車。徒歩15分で琵琶湖畔に建つびわ湖ホール着。　　　　　　　　　　　　　　　渚を歩くと、５才ぐらいの坊やとグランパが凧揚げをしている。　　　　　　　　　　　　　釣り竿を垂らしている釣女も。　　　　　　　　　　　　　　　うっすらと冠雪した　　　　　　　　　　　比叡山・比良山、伊吹山を眺めながら　　　　　　　　　　　　　凛とした空気の中で一人佇み深呼吸。　　　　　　　　　　　　　　　来てよかったなぁ。　　　　　　　　　　　　山本康寛さん（勝手に山ちゃんと呼んでいる）の　　　　　　　　　　　あのやわらかい清らかなテノールを聞くのも　　　　　　　　　　　　　　　　　久しぶり。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　急ごう！　　　　　　　　　　　ホールの入口からロビーに入ると　　　　　　　　　　　大きなガラスの向こうに湖面が広がる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                 開演までの束の間、                              　　さざ波の立つ湖面を眺めながら　　　　　　　　　　　　　　コーヒーを飲む人たち。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　葉がすっかり落ちた木立は　　　　　　　　　　　　　　　　　　　琵琶湖の額縁。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イル・デーヴとびわ湖ホール四大テノールの　　　　　　　　　　　　ジョイントコンサート、まもなく　　　　　　　　　　　　　　　　開演でございます。　　　　　　　　　　　　　ロビーにいらっしゃるお客様は　　　　　　　　　　　　　　お席にお付きくださいませ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イケメン揃いのイル・ディーヴォならぬ　　　　　　　　　　　　総重量500kgの重量級の＜イル・デーヴ＞は　　　　　　　　オペラ歌手として第一線で活躍中の4人組+ピアノマン 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　片や、びわ湖ホールが生んだ            　　　　　　　　　　<びわ湖ホール四大テノール＞は　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チケット売出し後、早々に　　　　　　　　　　　　　　　　完売となる人気カルテット。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1800席あまりの大ホールはほぼ満席だった。　　　　　　　　　　　　　　　オープニングチャイムの代わりに　　　　　　　　　　　　　　　　　　　四大テノールによる　　　　　　　　　　　　　　　『びわ湖周航の歌』はテーマソング。　　　　　　　　　　　　　　　　　1部はイタリアオペラ満載。　　　　　　　　　　　　　　　　トップバッターは山ちゃんです。　　　　　　　　　　　　　　　ドニゼッティ作曲　　　　　　　　　　　　　　オペラ『連隊の娘』より　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　”ああ、なんと今日はうれしい日”　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハイC（五線を超えた上の高いドの音）が　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1曲の中に9回も出てくる、　　　　　　　　　　　　　　　　　テノールにとって超難易度、　　　　　　　　　　　　　　　　　　超絶技巧を要する曲を　　　　　　　　　　　　　　山ちゃんはビロードのように柔らかく　　　　　　　　　　　　　　　　清らかな美しさで歌い上げます。            　　　　　　　　　　　　　　　ファルセット（裏声のような）ではなく　　　　　　　　　　　　　　ごく自然の発声で、まるで天上の声のごとく。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心が震えます。           　　　　 フィナーレ、８人によるトゥーランドットは１８００人の観衆の心を　　　　　わしづかみしました。　　　　　終演後、ロビーでのサイン会、延々長蛇の列でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何年か前、山本康寛というテノール歌手の　　　　　　　　　　　　　　存在を教えてくれたのは、友人さちこさん。　　　　　　　　　　　　　ブログ『さちこの旅のおすそ分け』もぜひ！！　　　　　　　　　　　　　　　１月２３日には西宮芸文大ホールで　　　　　　　　　　　　　　　　　下のコンサートがある。　　　　　　　　　　　　　当日まで風邪を引かないよう、気をつけねば。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サイトから拝借したプロフィール​​​​　　　　　　　　　山本康寛　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京都市立芸術大学卒業、同大学大学院修了。第82回日本音楽コンクール第2位。　　　　　　　　第32回飯塚新人音楽コンクール第１位及び文部科学大臣賞受賞。　　　　　　　　第51回日伊声楽コンコルソ第2位及び五十嵐喜芳賞受賞。　　　　　　　　五島記念文化財団の奨学生として渡伊。 　　　　　　　　2014年びわ湖ホール公演コルンゴルト作曲「死の都」（日本初演）パウル、　　　　　　　　15年藤原歌劇団公演「ランスへの旅」リーベンスコフ伯爵の各役に抜擢され　　　　　　　　注目を浴び、16年日生劇場「セビリアの理髪師」のアルマヴィーヴァ伯爵で出演。　　　　　　　　同年ペーザロにてロッシーニ・アカデミーのオーディションに合格し　　　　　　　　ゼッダ氏の指導を受け、ロッシーニ・オペラ・フェスティバルにて　　　　　　　　「ランスへの旅」のリーベンスコフ伯爵でイタリアデビュー。　　　　　　　　平成24年度平和堂財団芸術奨励賞、第24回青山音楽賞・音楽賞、　　　　　　　　第26回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。藤原歌劇団団員。　　　　　　　　びわ湖ホール声楽アンサンブルソロ登録メンバー。　　　　　　　　また、びわ湖ホール4大テノールとしても活躍中。愛知県出身。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2020.01.08

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  ♪ディア・ハート

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第一子が生まれた年に　　　　　　　　　　　　　　　我が家に来たピアノ。　　　　　　　　　　　　　　　コンソールタイプです。　　　　　　　　　　　　　インテリア重視で選びました。　　　　　　　　　　　　　ウオールナット、つや消し仕上げ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あれから半世紀。　　　　　　　　　　　　　息子５０才。ピアノも５０才。　　　　　　　　　　　　　百年も経つとアンテーィークの　　　　　　　　　　　　　　　　仲間入りでしょうが、　　　　　　　　　　　　　　　　まだまだ先が長い話。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でも楽器は使わねば錆びつきます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほぼ飾り物になっていたピアノです。　　　　　　　　　　　　　以前兄が来た折、ちょっと触って、　　　　　　　　　　　　　　調律しといたほうがいいよ、と　　　　　　　　　　　　　　　言ったのを思い出しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　サボっていた調律を　　　　　　　　　　　　　　　　　　お願いすることに。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　調律が終わって、一曲ご披露してもらう。　　　　　　　　　　　　　　　　わぁ～お、大々だいすきな　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ディア　ハート　　　　　　　　　　　アンディ・ウイリアムスのメロウなヴォイスが　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハートをわしづかみ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんてったって　　　　　　　　　　　　　　　　ヘンリー・マンシーニですものね。　　　　　　　　　　　　　　　　　番組の中でも何度か使いました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弾きたい、でも無理、と言ったら　　　　　　　　　　　　調律師氏　　かんたんですよ、って。　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな・・・　　　　　　　　　　　　　　でも楽譜、探してみよう。　　　　　　　　　　　　　　　事故以来　耳の聴こえが、　　　　　　　　　　　　　特に高音部が歪んで聞こえるので　　　　　　　　　　　　　　　　　　無理かもな。

  2019.11.22

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  尾上静雄さん　千里バロック合奏団

  ​　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10月以来お出かけが続き、　　　　　　　　　　　ブログ更新が滞っている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　写真も随分溜まってしまった。　　　　　　　　　　昨日のことも忘れているので　　　　　　　　　　　　思い出せるかどうか・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　トホホのホ・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まずは直近の出来事を必死に手繰り寄せて・・　　　　　　　昨日は　豊中文化芸術センターのアクアホールで　　　　　　　　　　千里バロック合奏団の生みの親でもある　　　　　　　　ヴィオラ・ダ・モーレ奏者の尾上静雄氏の　　　　　　　　　　　　追悼コンサートがあった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　来年の結成45周年を待たずして　　　　　　　　　　今年の1月に旅立たれた尾上さんを慕って　　　　　　　　　コンサートには全国からかつての仲間が結集し、　　　　　　　　　　　温かい弦の調べをホールに響かせた。　　　　　　　　　　　　　　　　　1975年1月。　　　　　　　当時文化不毛の地と言われていた千里ニュータウンで、　　　　　　　　　　　　　　　18世紀イタリアのバロック音楽の大家　　　　　　　　　　　　アントニオ・ヴィヴァルディの　　　　　　　　　　　　連続演奏を目的に結成された　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『千里バロック合奏団』。　　　　　　　　　　　　　　　　アマチュア合奏団として大きな注目を浴びた。　　　　　　　　立役者は現在の団長、庄司功氏と尾上静雄氏。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1982年にはNHKTV『新日本紀行』にも出演。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　尾上さんは大阪・西区北堀江の近江屋という屋号で　　　　　　　両替商、・米屋商、琴三絃商・水引商を商う　　　　　　　　　　19代目として昭和6年に生まれる。　　　　　　　　　趣味人だった父親は商いは番頭に任せ　　　　　　　　　夏目漱石のなど文学の初版本や詩歌、　　　　　　　　　　　岸田劉生や夢二の絵も集めて　　　　「尾上蒐文堂」という古本屋を心斎橋で始めたという。　　　　　　　　　　　　　　　　　　その血を引いたか、尾上さんも趣味人。　　　　　　　　　楽器も製作するほど音楽にのめり込む。　　　　　　　　　　　　　　原書を独学で翻訳し、　　　　　　　　　　　ヴィヴァルディ、パガニーニの　　　　　　　　　　　研究家としても本に連載されたり　　　　　　　　　　　LPレコードの解説も。　　　　　　　　　　　当時は譜面のない曲も多く　　　　　　　　　レコードから写し取ったりしたという。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヴァイオリン４０挺、ヴィオラ６挺、　　　　　　　　　　　チェロ２挺、ダモーレ（７弦）や　　　　　　　　　　　　　チェンバロも製作した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ステージ上には、尾上さんの愛器ヴィオラ・ダ・モーレが　　　　　　　　　　　　　遺影とともに飾られた。　　　　　　　　　　これも尾上さん自ら製作したもの。　　　　　　　　　　　３０年ほど裏方でアナウンスのお手伝いを　　　　　　　　　させていただき、ヴィヴァルディ・コレルリ・　　　　　　バッハ・モーツアルトなどを間近に聞かせていただいた。　　　　　　　　　　　　イタリアの宮廷楽士のように　　　　　　　　　　　　タキシードがバッチリお似合いで　　　　　　　　　　　ダンディな尾上さんは、いつも静かで　　　　　　　　　　　丁寧に接して下さる、一流の紳士だった。　　　　　　　　　　　来年の４５周年記念コンサートは　　　　　　　　　　　　　第８０回定期演奏会として　　　　　　　　　　　　　　２０２０年９月２７日、　　　　　　　　　　豊中市立文化芸術センターで行われる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　​

  2019.11.18

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  駆け抜けた1週間

  ​​​​　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今週　　　　　　　　　　　諸々の行事が終わった。　　　　　　　　　　　　　　脱力　　　　　　　　　　　　　　　　　　水曜日午後4時。ラジオの生放送が終わって　　　　　　　　　　　　　千里の天神社まで急ぐ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　午後4時半　着。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　開演1時間半前、前の方の席で、早くも　　　　　　　　　　　　場所取りが始まっている。　　　　　　　　　　　　　　　　　境内にはこの長い階段を上がって行く。　　　　　　　　　　　　　　　　並べられた椅子、　　　　　　　　　　　　　　なんと400脚。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　前方に見える石段が　　　　　　　　　　　　演奏するステージとなる。　　　　　　　　　　　進行役の私も、石段の上から。　　　　　　　　　　　　　　　　5時過ぎに古澤さん、巨大なキャンバス地の　　　　　　　　　　　　　　バッグを担いで到着。　　　　　　　さっそく石段で音響機器などのセッティングが始まる。　　　　　　　　　　この時間は、巌いのちのファンにとって　　　　　　　　　　　　　　もう一つの至福の光景。　　　　　　　　　だってコンサートホールでは絶対に見られない　　　　　　　　　　　　　　　　　　シーンですもの。　　　　　　　　　　　　　開演間近、宵闇迫るころ、　　　　　　　　　　　　　　　境内は人、人、人。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　開演6時、　　　　　　　　　　　　400席の椅子は埋め尽くされた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　舞台装置は、木々の間から見える　　　　　　　　　　　　　　　　群青色の空と　　　　　　　　　　　　　　　時折吹いてくる風。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初秋の夕暮れが、木々に囲まれた境内を　　　　　　　　　　　　　ドラマチックに盛り上げてくれる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あたりには蚊取り線香の香りがただよって・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フィアットとサーフィンを愛し　　　　　　　　　　シャイでダンディな巌さんと、蚊取り線香。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この取り合わせの妙。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今年還暦を迎えた古澤さんと、　　　　　　　　　　　奉納演奏10周年のダブル祝に、と、　　　　　　　　　　　　　古澤さんからお客様全員に　　　　　　　　　　　　　サプライズプレゼントを　　　　　　　　　　　　　　　していただいた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　400名全員に手渡された、　　　　　　　　　　　ネーム入りのボールペン。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　肌身離さず、大切にしましょうね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベルリン・フィルの精鋭メンバー・　　　　　　　ヴィルトゥオーゾ五重奏団との共演。　　　　　　　　　　　　珠玉の最新アルバム　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一夜明けて・・　　　　　　　　　　　　　翌日は　ザ・シンフォニーホールで　　　　　　　　　　聴衆の一人となって、古澤サウンドを　　　　　　　　　　　　　　　　堪能した。　　　　　　　　　＜シンフォニホール　ビッグバンド＞の　　　　　　　　　　　　　スペシャルゲストとして演奏。　　　　　　　　　　♫　ハウ　ハイ　ザ　ムーン　　　　　　　　　　♫　スターダスト　　　　　　　　　　♫　サマースプラッシュ　　　　　　　　　　　　　　最新アルバムから　　　　　　　　　　♫　Limpida　～　潤いの時　　　　　　　　　　♫　パッサカリア　　　　　　　　　　　アンコールは　　　　　　　　　　♫　ミスター　ロンリー　　　　　　　　　　あと一曲はパイプオルガンとのデュオで　　　　　　　　　　　　　曲目が思い出せない　　　　　　　　　　　　　　　席は2Fの上手前方。　　　　　　　　　　　　　　2Fから俯瞰して見ると　　　　　　　　　　　巌さんのからだが弓のようにしなり　　　　　　　　　　　からだそのものがヴァイオリンと化して　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まさに神の音が立ちのぼってくる。　　　　　　　　　　　興奮冷めやらず、福島区のホールから　　　　　　　　　　　　　梅田まで余韻を楽しみながら　　　　　　　　　　　　　　　歩いて帰った。　　　　　　　　　　　次の日も仲代奈緒さん演出の　　　　　　　　　　　コンサート『THE　Cinema』　　　　　　　　　　　また次の日も、そして今日も　　　　　　　　　　　　　　コンサート。　　　　　　　　　　　　　　　もう満腹！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　​​​​

  2019.10.07

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  古澤巌・千里の天神さんで奉納演奏

  ​　　　　　　　　　あの古澤巌さんが千里の天神社に降臨。　　　　　　　　　　　第１０回を迎えた奉納演奏は、　　　　　　　　　　　　古澤さんの還暦とダブルの　　　　　　　　　　　めでたい記念演奏となります。　　　　　　　　　　　　　日本列島北から南から　　　　　　　　　　　　この日を待ちわびたファンが　　　　　　　　　　　　　　境内を埋め尽くし　　　　　　　　　　　　　　初秋の夕暮れどき、　　　　　　　　　　　　　幻想的な雰囲気の中で　　　　　　　　　　　生演奏に酔いしれるひととき。　　　　　　　　　　　　　　　　　ステージは本殿下の石段。　　　　　　　　　　今年もお手伝いに行ってきま～す。　　　　　　​

  2019.10.01

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  暑くてもお出かけ

  ​　　　　この暑さ、いつまで・・とためいきと弱気と・・　　　　が、今月もさまざま予定が入り　　　　思い切ってギンギラ太陽の中に飛び出しました。　　　　え？自転車は夏場はおやすみよ。ごく近いところ以外は。　　　　日傘片手にバスのりばに急ぎます。      　　　　　　先週は京都まで、狂言のおさらい会を楽しみました。　　　　 9月、金剛能楽堂で行われる舞台のおさらい会です。　　　　　　　   会場は八坂神社から円山公園を通り抜けたところ、​​   　　　閑静な佇まいの『東観荘』。　　　　150年の歴史ある、シブいお屋敷のお座敷で　　　　16回目のお披露目会です。　　　　　　　　十二世茂山千五郎（後の人間国宝・四世千作）に入門、　　　　この道45年の狂言師・松本薫さんの主宰する　　　　「薫笑会」のお弟子さんたちの熱演に拍手。 　　　　　　　　友人の塩路けい子さんは、長丁場の出し物「宗論」を　　　　よどみなく堂々と演じて、セリフもパーフェクト。　　　　そのパワーはどこから？？って、もう崇めちゃう。　　　　　　狂言師・松本薫さんが「猿唄」の節回しの　　　　お稽古をつけてくださり、語尾を上げたり下げたり　　　　伸ばしたり、回したり。　　　　狂言独特の笑い方も全員で練習しました。　　　　大きな声で笑い飛ばす爽快なことったら　　　　　　　　　　　　　　　金曜日は、仲代奈緒さんが主宰する朗読劇『大切な人』を　　　　　観賞。3時間、身じろぎせずに舞台に釘付け。　　　　　　　　　原作は奈緒さんの母、宮崎恭子著『大切な人』　　　　　　　　　　戦争という時代背景をもとに、　　　　「家族とは、幸せとは、本当に大切なものとは」　　　　　　　と、あの時代にタイムスリップしながら見ました。　　　　　　　日曜日は杉林岳ピアノリサイタル、　　　　　昨日は滋賀県の醒ヶ井まで水中花の梅花藻を見に。　　　　　　　澄み切った湧水の中で揺らめく可憐な水中花。　　　　　JRで2時間、来てよかった～～　　　　　　かくして8月は暮れていく。　　　　　あと少し、体力温存して秋を迎えましょ。　　　　　　　​​​

  2019.08.20

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  芸能ウイーク

  ​　　　　先週は芸能ウイークで明け暮れた。　　　日曜日：　　　孫娘ayumiちゃんの所属する新体操、バレエの発表会が　　　長岡京記念文化会館で。　　　ソロで、チームで、若さが弾けて躍動する肢体に、　　　手が痛くなるほど拍手を送る。終演後、長岡天神の　　　桜のライトアップを楽しみながら池の周りをそぞろ歩き。　　　　　水曜日：　　　　　　伝説のシャンソン歌手『バルバラ』を愛するマダム　　　＜千葉美月＞さんが経営する東京・赤坂のシャンソニエ　　　　＜サロンドミュージック・バルバラ＞の創立20周年コンサートが　　　東京＆大阪であり、大阪でのナレーションを担当。　　　『わたしはバルバラ・・・・』で始まるモノローグ。　　　ユダヤ系のバルバラが、ナチスドイツの侵攻で各地を転々と　　　逃げ回ったあげく一家離散、父との葛藤、恋、　　　ミッテラン大統領に捧げた反戦の歌も世界中で喝采を浴び　　　最後は声を失う。６７才でこの世を去った波乱の人生を　　　　　バルバラになりきって、演じました。　　　大好きな川島豊さんの歌が聞けて幸せ。　　　　　　　　　　　木曜日もシャンソンコンサート。　　　　　　この日は客席からゆっくりと楽しみました。　　　　　　関西フィルハーモニーのフルオーケストラをバックに　　　　　　シャンソンを歌う、異色のコンサート。　　　　　　先日番組のゲストに出ていただいた、歌手、脚本家、演出家の　　　　　　マルチアーティスト　accoさんの企画・構成・演出で、　　　　　　満席の大ホールは大盛り上がり。　　　　　　　　　　　　　　　　　　金曜日：　　　　　　国立文楽劇場で文楽鑑賞。　　　　　　国立文楽劇場会場三十五周年記念の演目は　　　　　通し狂言『仮名手本忠臣蔵』。　　　　　　　　　夏の公演、秋の公演と合わせて、三公演で全段完全上演する　　　という、忠臣蔵三昧の年。　　　　　　　　　四段目『塩屋判官切腹の段』は切場・豊竹咲太夫の語りと　　　　鶴澤燕三の三味線が一段と冴え渡り、塩屋判官（浅野内匠頭）の　　　　品位ある切腹の場面になると、無音となり、語りも三味線もなし。　　　　主君の切腹という悲しみが場内にも広がって、　　　　舞台も観客もしわぶきひとつなく、シ～ンとした緊張感で張り詰める。　　　　　　　　しばしの静寂のあと、咲太夫が声をふりしぼる。燕三の三味線が　　　　慟哭する。　　　　これぞ文楽の醍醐味。　　　　　　　　三段目では、箕面にゆかりの萱野三平（文楽では早野勘平）も登場し、　　　　ちょっと身内の気分も。　　　　　　　　４時間半の舞台を見終わって早や、夏休み特別公演の、　　　　五段目からの舞台に心が飛んでいきます。　　　　　　　途中３０分の休憩には、お約束の文楽弁当。　　　　　　　　　：　週末土曜日　　　　　　大学同窓のお嬢さんが所属する　　　　　　OSK日本歌劇団の舞台を後輩たちと観賞。　　　　　　我ら、娘役、遥花ここさんの応援部隊です。　　　　　　花道のすぐ横の特等席で、男役トップスター、　　　　　　桐生麻耶さんの、劇画から抜け出たようなかっこいい　　　　　　姿にドギマギし、可憐な遙花ここさんに癒やされて、　　　　　　OSK初体験の後輩男子どもも、１２０％楽しんで　　　　　　いるようでした。　　　　　　日替わりでたのしんださまざまなステージ、　　　　　　それぞれ背景は違っても、プロとして鍛え抜いた　　　　　　芸の道には共通するものがあることを改めて　　　　　　思い、心からの拍手を送った。

  2019.04.16

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  千里バロック合奏団の歴史

  ​　　　　　千里バロック合奏団の第78回定期演奏会の　　　　アナウンスのお手伝いをしてきました。　　　　　　　　１９７0年の大阪万博が終わったあと、　　　　千里ニュータウンで弦楽器愛好家が集まって　　　　結成されたアマチュア合奏団です。　　　　　　　　１８世紀イタリアのバロック音楽の大家、　　　　ヴィヴァルディの作品を中心とした、バロック音楽の　　　　連続演奏を主な目的に半世紀も続いている　　　　日本でも稀有な合奏団です。　　　　　　　　　　　　　　　　　団長で指揮者の尾上静雄さんは、日本でも著名な　　　　　　ヴィヴァルディ研究家。　 　　　　　　ビオラダモーレ奏者でもあり、膨大な資料をもとに、　　　　　　ヴィヴァルディの本邦初演も数多く演奏してきました。            　　 残念ながら尾上静雄さんはご高齢のため　　　　　　今年の1月、他界なさいました。　　　　　　はからずも今日は追悼演奏を兼ねる演奏会となり　　　　　　尾上静雄さんを忍びながら聴いてくださった　　　　　　　　お客様も多くいらしたことと思います。                  　　　　　　この写真は2007年の10月、番組のゲストにお迎えし　　　　　　スタジオでビオラダモーレを演奏してくださった　　　　　　在りし日の尾上静雄さんです。　　　　　　物静かな中に音楽への情熱を訥々と語って下さったことを　　　　　　思い出します。　　　　　　　　　　　　当時30才台だった団員が今や80才を超え、　　　　　まだ続けているメンバーもいるのが凄い。　　　　　これからも歴史に残る合奏団として　　　　　バロック音楽を追求していっていただきたい。　　　　　　　　​

  2019.03.17

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  陶子さんとバリー・スナイダー　ピアノデュオ

  ​　　　　吹田在住の ピアニスト・鈴木陶子さんが、　　　世界的なピアニスト・バリー・スナイダー氏とデュオリサイタルを　　　開きました。　　　曲目】 モーツァルト2台のピアノのためのソナタ 二長調 K.448ショパン幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61ブラームス6つの小品 Op.118より No.2 イ長調8つのピアノのための小品 Op.76より No.1 嬰ヘ短調＆No.5 嬰ハ短調ラフマニノフ組曲2番 Op.　　　　　　　　　　　　​​　　　陶子さんは、全米音楽大学ランキング第1位の　　　ロチェスター大学イーストマン音楽学校・大学院へ進み、　　　音楽芸術修士号、続いて日本人としては数少ない　　　音楽芸術博士号（D.M.A.）を取得後、帰国。 　　　　　　　　長い時を経て、先日2月2日、吹田市メイシアターホールで　　　スナイダー氏と初の共演が実現しました。　　　　　　　　　向かい合った2台のピアノで、それは楽しそうに演奏する　　　　父娘のようなお二人。ピアニストや音楽関係の人達も、　　　　お二人から何かを感じ取ろうと、全身で聴き入っていました。　　　　繊細で奥深い演奏は凄いのひとことです。​　　　　　　終演後は、サイン会とスナイダー氏のCDを求める人たちで　　　長蛇の列。　　　私もその一人。　　　　　　      　　　　夜な夜な　好きなアルペジオーネを聞いています。　　　　陶子さんは演奏活動、セミナー、執筆、と幅広く活躍する　　　　マルチアーティストです。　　　　イラストレーターの才能も凄い。　　　　これからもいっぱい刺激をいただきたいです。​ ​​​

  2019.03.01

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  芸能鑑賞事始め

  ​​​​　　　　1月は諸々の舞台の幕が切って下ろされます。　  　まずは初笑いから。  　　　京都南座で松竹新喜劇を観劇。　 　　あはは、あははと お腹をよじって笑いました。　　　久本雅美・藤山扇治郎他、松竹の役者さんは芸達者揃いです。　　　　　　新年はお笑いに限る！　　　　これで一年中笑って過ごせるぞ～～　　　そぅそ、1月6日はコンサートも楽しみました。　　　　箕面メープルホールで、大フィルのメンバーによる　　　　新春コンサート。　　　　アンコールで登場したサプライズゲストは　　　　箕面の小学校6年生・久住楓さん。　　　　全日本学生バイオリンコンクール・小学生の部で　　　　大阪本大会1位を獲得した実力で、堂々たる演奏でした。　　　　　　楓さんには、1月2日の番組ゲストに出演していただきました。　　　　　『バイオリンの他に好きなことはなんですか』と尋ねたら　　　　　『刺し子と読書』ですって　　渋っ　　　もう一つのコンサートは、オーボエ奏者の橋爪恵梨香さんたち　　　　木管楽器6人のアンサンブル『パンチャ　ピエーナ』の　　　　結成ファーストコンサート。会場は豊中文化芸術センターです。　　　　生の音を体いっぱいに浴びる幸せを実感。　　　　今後目が離せない6人組です。　　　　橋爪恵梨香さんは全日本学生音楽コンクール・オーボエ部門で　　　　全国大会1位を獲得し、2017年1月に、番組ゲストにお招きして　　　　喜びを語っていただきました。　　　　あれから2年・・・ますます楽しみな演奏家です。　　　恒例・初春文楽は日本橋の国立文楽劇場で。　　　　　　　　　　席は4列4番。舞台上手の床が目の前です。　　　　　ご贔屓の三味線方、鶴澤燕三さんの躍動する音が　　　　　ビンビン伝わってきます。　　　　　まるで座布団の上を飛び跳ねるような演奏。　　　　　  　伽羅先代萩、泣かされます。　　　芸能三昧な新年を過ごしたあとは、様々な音が共鳴して　　脳内はフェスティバル状態。　　さ、モードを切り替えましょ！　カチャッ　​​​​

  2019.01.15

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  千里の天神さんで奉納演奏　2018

  ​　　大阪市内から延びる地下鉄の終着駅「千里中央」は　　　いまや一大商業都市。　　千里天神社は、林立するビル群から徒歩圏に突然あらわれる鎮守の森。　　意表をつかれる人も多いがホット一息つけるパワースポットで　　買い物の帰りに立ち寄る人も多い。　　　今年9回目を迎えた「古澤巌　千里天神奉納公演」は　空が群青色にかわり夜の帳が下り始めた頃にスタートした。　開演は午後6時。                              　午後3時頃に現地に到着したら、すでに何人かの人が椅子に座っている。　開演まではまだ3時間ある。　が、森に囲まれた境内で、木々の葉がそよぐ音や　枝から枝を渡る鳥たちの中にいると、　自然と一体となって、時間など忘れてしまうに違いない。　私もこんな時間を持ちたいものだと、ふと思った。　時折、参拝に訪れる人が、石段を上がって　カラカラと鈴をならしてお参りする姿も。　　午後4時、駅から神社まで徒歩で現れた古澤さん、例によって　仔牛一頭分もあるかとおもう巨大なキャンバス地のカバンを　（底にはキャスターが付いていたのでホッと安心）かかえて　登場。　中にはヴァイオリンの他に機材など一式。　う～ん、いつ見てもかっこいい。笑顔がやさしい。　前日は、伊賀上野と奈良興福寺で奉納演奏を行ったばかり。　超多忙な古澤さんは体も心も筋肉質。疲れをモノともせず　優しさに満ち溢れている。　午後6時、古澤巌さんが本殿で宮司さんのお祓いを受け、　玉串奉奠の儀式が厳かに行われたあと、いよいよ演奏が始まる。　石段をステージにニューシネマパラダイスから始まった演奏は　バッハのソナタ・アレグロ、マイファニーヴァレンタイン、  メタル調　ヴィヴァルディの四季’冬’など、クラシックの王道を行きつつ　ポップ調クラシック、ラテン、ジャズ、タンゴ、アラブ、と、　それは楽しそうに演奏する姿に、観客ものりのり。　意表を突かれながらも、全身で楽しんでいる観客の様子を　見て涙ぐみそうになる。　みんなの気持ちを開放させてくれた古澤マジックに、拍手、拍手！！　　　4月にリリースしたアルバム・『スウィンギン・フーガ』は　フーガシリーズ第2弾。　全15曲のうち、弦楽四重奏団「品川カルテット」の演奏が　8曲も入っている超幸せなプログラム。　品川カルテットは古澤巌と気鋭の若手演奏家3人で結成したカルテット。　若手のひとり、TAIRIKUは言わずと知れたさだまさしの子息で  ヴァイオリニスト。　イケメンならぬツケメンのメンバーなり。（ヴァイオリン✖2　ピアの✖1のインストユニット）　　社務所の控室でさっそくサインのおねだり。   ライナーノートを広げると、去年10月から1年続いた　Eテレの語学番組『旅するイタリア語』の生徒役、古澤さんが　南イタリアの各地を回ったときの写真が満載。　　秋は「スウィンギン・フーガ」で心をスイングだ！！　　　　9年前、パブロ・カザルスを敬愛し音楽愛好家でもある　　中村宮司さんが、”音楽の力で、国際紛争の火種を有する中東での支援が　　なんとかできないものか”・と悩んでいたとき、　　神社で奉納演奏をしましょう、と、     石段のステージでの演奏を提案してくれたその人こそ古澤巌さん。　　　以来、全国の神社仏閣を巡って音楽を捧げ　　音楽巡礼の旅がライフワークになったその原点が　　千里天神社なのであった。　　　古澤巌=神のヴァイオリニスト　来年の秋は10周年を迎える。  ぜひ　古澤巌さんの演奏を生で楽しんでください。​

  2018.10.11

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  メインはあなた

  ​　　　オットが旅立って、昨日で7ヶ月が経ちました。　　　　在りし日のケンタロ語録を書き込んだノートを　　久しぶりに開きました。　　　　　オットとの会話・語録集より・・　　　夕食のお皿をテーブルに並べ終えたとき、　　　ちょっとさびしい献立だったので　　　『今日のおかずはメインがなくてさびしいね。ごめんね』　　　と言ったら　　　『メインはアナタ』とにっこり・・。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今年も千里の天神さん（上新田天神社）の境内で、　　　　古澤巌さんの奉納演奏があります。　　　　ちょこっとMCのお手伝いします。　　　　　　天神社は千里ニュータウン・千里中央駅から徒歩で8分です。　　　鎮守の森に吸い込まれるような古澤巌さんのヴァイオリン演奏を　　　聴きにいらしてください。　　　　　　NHKEテレの語学番組・＜旅するイタリア語＞　　　1年間の連続講座も昨日で終了しました。　　　イタリア語を学びながら各地を回った古澤巌さん、　　　たくさんの出会いを楽しみながら、ずいぶん上達？？　　　お疲れさまでした！！　　　　　　　　　​

  2018.09.25

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  狂言でアッハッハッ

  ​    土曜日、油照りの京都に繰り出しました。   友人の塩路けい子さんが出演する、狂言のおさらい会を拝見するため。   前日は早めにベッドに入り、エネルギーをチャージ。   四条河原町界隈は暑さと人出で、サウナ状態でした。　   会場は東大路通から円山公園を通り抜けたところ、   閑静な佇まいの『東観荘』です。   150年の歴史ある手入れの行き届いた建造物で、   四条界隈の喧騒が嘘のよう。   東山の懐にすんなりと入り込みました。　　　　　　　　玄関のホール　　　　　　　　会場は二階の大広間です。　  15年も続いている＜ゆかた会＞。　　  松本薫社中の皆さんが演じます。　  9月に行われる金剛能楽堂での舞台のおさらい会、ということで、　  装束は、夏らしくゆかたで・・。　  お客様も浴衣の方がちらほら。リラックスして楽しめる狂言です。           けい子さんは『末広かり』の太郎冠者を演じます。      よく通る肝のすわった完璧な発声で、長いセリフもよどみなく・・。     ちょっと間の抜けた太郎冠者が、お金持ちの主人から　　末広がりを買ってくるように・・と言われ、　　＜扇＞のこととは知らない太郎冠者、     都でまんまと騙されて傘を売りつけられる・・と言ったストーリー。　　狂言は全編、おかし味，笑いがふんだんで、　　みんなアハアハと笑いながら見ます。　　狂言は室町時代の吉本新喜劇、みんな遠慮せんと　　　　大きな声で笑ってくださいね、と言われると　　余計に楽しめます。　　　　　　　中休みは、全員で謡のお稽古の時間です。これが楽しみでした。　　　お腹のそこから大きな声で謡いました。         語尾を上げたり　　下げたり　　のばしたり　　　偶然会場で木工作家の木村祐一さんともばったりお会いして　　　帰りには、四条通のお店で「末広がり」を買うのに　　　付き合っていただきました。　　　扇子を失くしたので買いたいと思っていたところで、　　　しっかりオチがついた一日でした。　　　　8月は、芸能月間となりました。　　　梅田の太融寺で桂千朝さんの落語、　　　近鉄アート館での＜晴（そら）の会＞の若手の歌舞伎、　　　狂言に続いて、18日には国立文楽劇場で、素浄瑠璃のお楽しみもあります。　　　咲太夫さんと仁左衛門さんの対談もあり　　　楽しみ倍増・・　　　これでなんとか8月も乗り越えられそう・・　　　　　　​

  2018.08.16

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  竹本住太夫さんを悼んで。

  ​​​　　　人形浄瑠璃文楽の太夫で、人間国宝の竹本住太夫さんが　　　28日に亡くなり、驚きました。　　　　先月、池田市のホールで＜住太夫文楽の魅力を語る＞　　　という催しがあり、楽しみにでかけましたが　　　前夜から体調を崩され、急遽、奥さまと娘さんが　　　登場なさいました。　　　住太夫さんの人となりやご家庭での素顔などをお話くださり、　　　コレはこれで、楽しい時間でした。　　　回復なさってまたお話が伺えることを楽しみに　　　帰路につきました。　　　　　2014年4月、大阪国立文楽劇場での引退公演の場面を　ありありと思いだします。　演目は『菅原伝授手習い鑑』　　　　　　　　　　　　　　　通し狂言で、午前10時30分から　午後9時までの長丁場。　　太夫最高位の切場語りに、観客は身動ぎしないで　　聞き入りました。　その2年まえには脳梗塞で倒れ、右半身と言葉に残る後遺症を　リハビリで克服、奇跡の舞台復帰を遂げられたことにも、　ファンは惜しみない拍手を送ったものでした。　　　　　　　　　下の写真は、引退なさった1年後、2015年の　　素顔の住太夫さんと奥さまです。　　能勢町の浄瑠璃シアターで地元の方たちの演じる文楽を見に行った折、　　監修をなさっている住太夫さんも来ていらしたので、　　ロビーでお声をかけさせていただきました。　　　　　　　「お変わりありませんか？」とお尋ねしましたら、　　「なかなか思うようにいきまへんなァ」と　　　穏やかな声でお話しくださいました。　　　舞台での迫力のある語りの住太夫さんの　　　もう一つのお顔でした。　　　　住太夫さん引退間近の、2014年3月25日付の毎日新聞　　　インタビュー記事を今も大切に持っています。　　　　　　　​浄瑠璃の魅力は？　　　　　　住太夫：　　　　　　情でんな。というても情は出そうと思って　　　　　　出せるもんやあらへんので、それは長年の修行、　　　　　　稽古の積み重ねやと思います。きりがおまへんな。　　　　　　　　死んでからでもまだ稽古に行かななりませんな。​​　​　　　　　　　　　ご冥福をお祈りいたします。​​​

  2018.04.30

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  終演後

  奉納演奏が終わって、最新アルバム『愛しみのフーガ』を買い求めた方たちが、サインをもらいに、社務所前に粛々と長蛇の列を作りました。熱烈ファンの方たちが、古澤さんに熱い眼差しをむけながら話しかけるのを、目を見ながらきちんと対応、にこやかに、そして静かに対応する古澤さんです。サイン付き、握手もついて、記念撮影のおねだりにも、最後の一人にまで、心から付き合ってくださっている様子にまたまた惚れなおすワタクシ。  　　　　　着物姿が素敵な美マダムも、古澤LOVE　大きなラゲージはトランクに入れ、大切なヴァイオリンは　しっかりと胸に抱えて、新大阪に向かいました。

  2017.10.15

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  コンサート in 淀屋橋

  前回ブログアップしてから、はや1週間。　時間はジェット機の勢いでビュンビュン過ぎ去っていきます。　一部屋だけのリフォームが間もなく始まりますが、　何かと打ち合わせも多く、時間のやりくり、家具類の撤去　などなど、雑用ばかり。しかも腰痛持ち。　合間には整形外科でリハビリ治療、ラジオの担当、事前打ち合わせも入ったり。　コーラスも週に一度。　　夫婦ふたり分の病院通いも、すっかり定着してしましました。　手帳が瞬く間に埋まっていくのは、やる気の推進力ともなりますが、　そんな日常も、たまのガス抜きがあってこそ、つづくというもの。　昨日は、よるのコンサートに出かけました。　会場は淀屋橋にある大阪倶楽部。 　大正元年.1912年に、大阪最古の社交クラブとして建てられ、 　いまは国の登録有形文化財に指定されている、レンガ造りのレトロな建築物です。　　　会場となる4Fのホールはおよそ180席の、程よい広さです。　　今回の奏者は、ヴァイオリニストのパラシュケヴォフ氏と　　ミラノ在住のピアニスト、村越知子さんのデュオ・リサイタル。　　主催は＜NPO法人クラシックファンのためのコンサート＞。　　2001年、ピアニストの黒瀬紀久子さんが提唱し、以来、月一回の　　クラシックコンサートを開き、すでに179回目を迎える、息の長い取組みです。　　　　　　　　　　　オフィス街の中にある大阪倶楽部です。　　　　午後7時からの1時間のコンサートと言うのは　　　　仕事で疲れたビジネスマン達の心の拠り所として、　　　　ふらりと立ち寄って、プロの演奏に耳を傾けてもらえたら、という　　　　主催者の意図あってのことでしょう。　　　　しかも無料のコンサートです。　　　　ホール内を見渡せば、高齢者（私も含めて）も多く、　　　　主催の趣旨から言えば、若い人たちにこそ、クラシック音楽に親しんでほしい、　　　　ということですから、ちょっぴり後ろめたくもあったコンサートでした。　　　　しかし、会場に空席が目立つ、というのは、奏者にとっては　　　　残念なことですしね。　　　　クラシック音楽ファンをを若年層にまで広げることの大変さも　　　　思いながら、お二人の息の合った演奏と深い音色に、　　　　明日への力が全身にみなぎったひとときでした。　　　　明日も・エイエイ・オ～！働くぞ～～～と雄叫びを上げるつもりが、おっとっと・　　　　明日も引き続き、舞台鑑賞です　　　　京都、金剛能楽堂で狂言の会を楽しみます。　　　　うおっほっほっ・・・って今から狂言笑い。

  2017.09.23

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  コンサート　東・西

  　先週土曜日、東京、杉並公会堂にコンサートを聞きに行きました。　男声合唱団・＜メンネルコールけやき＞の指導指揮を兄がしており、　在京の友人や叔母、いとこたちも一緒に楽しい時間を過ごしました。それにしても東京の交通機関はややこしすぎる前日滞在した横浜の兄宅から、ホールの最寄り駅の荻窪まで兄嫁と一緒に出かけたにもかかわらず、乗り換えを間違えて逆戻りしたり、頭の中が大混乱。東京都民を尊敬します。帰りの羽田空港までは、従弟妹たち3人が羽田まで付き添ってくれ一安心。伊丹についてホッとしました。やっぱり大阪はええわ～～翌日は、所属する合唱団の記念コンサート。いつの場合も、これでよかった、と満足のできるステージだったためしはありませんが、ご遠方をお運びくださった満席のお客様からの温かい拍手に、心からの感謝を申し上げ幕をとじました。高音部の音程に違和感おおありの、障害を持った耳の聞こえですが迷惑をかけぬよう、まわりと調和しながら続けられたら、と思っています。

  2017.07.15

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  キャンディ浅田ライブ

  阪急電車今津線、逆瀬川駅すぐの『ビストロ吉田』で　　　25日、恒例のキャンディ浅田ジャズライブがありました。　　　　　　NHKの『スタジオ101』でジャズシンガーとして活躍後、　　　　　　スタンダードジャズ歌手として一時代を築いてきた　　　　　キャンディさんの歴史とともにあるファンの方々が　　　　　ゆったりと楽しんでいる様子が、またなかなかいいのです。　　　　　ステージと客席が阿吽の呼吸の　”おとなのためのライブ”ってかんじ。　　　　　　　　　　各局でのDJのキャリアがあるキャンディさん、　　　　　お喋りと歌のスマートな進行はさすが。　　　　　今年もたっぷり楽しめました。　　　　　。ブルースカイ                      　Let yourself go　I'm through with love     　5 pennies  Straight up a Fly  right     　暑い夏をぶっとばせ Isn't it romantic？　　　　　Pennies  from heaven　小さな竹の橋                     They  all  laughed　Too　late now                  But  BeautifulGypsy  in my soul                 Yellow  Bird  　　　　アンコール：　テネシーワルツ　　　　　　　　　　 　　　　私の愛聴盤です。↓　　　　　　　　　　　　＜♪テネシーワルツをもう一度＞  　　歌のバックを飾るミュージシャンがこれまた大御所。　　　ピアノ：秋満　義孝　　　　　ドラム：猪俣　猛　　　　アルトサックス：五十嵐　明要　　　ベース：伊藤　潮

  2017.06.25

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  4月の文楽は、豊竹呂太夫襲名披露公演

      　　都をどりに続いて、翌日は国立文楽劇場で文楽を楽しみました。　　　　今回は浄瑠璃語りの豊竹英太夫改め、豊竹呂太夫襲名披露公演です。　　　　　　　　ロビーやフロアに、ご祝儀の飾りが設えられていつにもまして華やいでいます。　　　　　　第一部を鑑賞。お楽しみはやっぱり『菅原伝授手習鑑』の　　　　寺子屋の段。　　　　ご贔屓の、三味線：鶴澤燕三・語り豊竹咲太夫の切り場語りは　　　　　クライマックス。　　　　燕三さんの三味線は、ライブステージを思わせて今回もしびれました。　　　　そして人形遣い・桐竹勘十郎さんの遣う千代（小太郎の母親）の所作は　　　　人間を遥かに超えた美しさ。さすが人間国宝！！！　　　　（妹は女優の三林京子さん）　　　　幕間に頂いたお弁当は、劇場内の文楽茶屋の芝居弁当。¥1500也　　　　　燕三夫人のみどりさんにお許しを頂いて、一枚パチリ。　　　　　お着物姿に憧れます。　　　　鹿児島の友人、妙子さんは、2日続きのはんなり文化を　　　しっかりと纏って、目の前の桜島が、毎日ドッカンドッカンと　　　噴煙を上げている、鹿児島の錦江湾沿いの家に帰っていきました。　　　またいらっしゃ～い　

  2017.05.01

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  4月の文化活動　　メモメモ

  　　　4月もあす限り。　　2月は逃げる、とよくいいますが、4月も　　すたこら逃げて行きました　　　　ほとんど病的な物忘れ、恐怖の日々ですが、　　このブログが唯一頼りにしている、記憶装置の代わりです。　　鹿児島在住の友人の妙子さんが『はんなりした文化の香りを嗅ぎに・・』　　時々大阪にやってきます。　　4月は京都の＜都をどり＞と大阪・国立文楽劇場での文楽鑑賞が　　恒例行事となっています。　　　まずは今年の＜都をどり＞から。　　　　　　本拠地、祇園甲部歌舞練場が工事中に付き、今年は　　　京都造形芸術大学内の京都芸術劇場『春秋座』で行われました。　　　        阪急電車・河原町四条駅から、東へ3分、　　　高瀬川に枝垂れ桜。　はんなりその1。　　　　　　　　　　　　　　　　鴨川を渡る春風が心地よく、柳の新芽がそよそよと。はんなりその2。　　　　　　出雲の阿国の像が四条大橋の東詰め北側に立っています。はんなり　その3．　　　　　　　到着！　京都造形芸術大学です。　　　　白川通りに面したレンガ造りの瀟洒なキャンパス。　　　　　 　　　　　　殿堂のようなキャンパスは、一段高い丘の上にそびえている、といった印象。　　　ここはもと瓜生山。　　　　　案内表示に従って館内に入ると、ロビーでこんなオブジェが出迎えてくれました。　　　　　　　モダンなキャンパスに、この斬新さは違和感なく、カッコイイ。　　　気分も高揚します。　　　　　　　学生によるウエルカムアートがとても新鮮。　　おおきなガラス面にスニーカーがディスプレーされています。　　よく見ると下駄の鼻緒がくっついている。　　ガラスには反対側の景色が映っていますが、ガラスの向こうは　　芸術文化情報センター。　　　　若きアーティストの発想はなんでもありね。楽しすぎます。　　　　　妙子さん、これ買いたい、といい出す始末。　　教務課にトットコ入っていって、職員の方に交渉してはりましたわ。　　都をどりが終わってから、おへんじさせていただきます、と言われたそうな。　　その後の顛末、どうなったか聞かなきゃ。　　　　　　　　　唐傘は映像がくるくると変わっていきます。　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　＜京都造形大学H・Pより＞　　　京都芸術劇場大ホール＜春秋座＞は843席。主に歌舞伎の上演を想定して作られ、　　　　花道やせり、回り舞台、オケピットまである本格的なもの。　　　　　　それもそのはず、先代の故市川猿之助（猿翁）は、副学長だったのです。　　　今の４代目猿之助は舞台芸術監督を務めています。　　　今後の公演ラインナップを見ても、めちゃくちゃ豪華版です。　　　すぐ近くにある銀月アパートに引っ越してきたいかも。　　https://plaza.rakuten.co.jp/minohmadam071102/diary/201010280000/　　　　　　あと10年若かったらね。 　　　ところで、都をどり、芸舞妓さんのお点前でお薄をいただき　　　ステージではよ～いやさ～～～と　はなやかどしたえ　　　客席の半分は欧米の外人さんだったような印象でした。　　　　　　　翌日は大阪に舞台を移して、日本橋の国立文楽劇場まで。　　　　ではまたあした

  2017.04.29

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  先週の文化活動あれこれ

  有機栽培のレモンをスライスして、はちみつ漬けを常備しています。　　　　　　先週も何かとお出かけが多く、ちと睡眠時間も不規則になりがち。　　ホットレモンでリセットしましょ。　　　　　　　　月曜日：　　　　妹と一緒に、９３才の伯父の表敬訪問。　　腰は曲がっているものの、前向きな生き方には　　会うたびにびっくりです。　　いつも玄関先や庭で季節の花々が出迎えてくれますが　　伯父が丹精込めたもの。　　陶芸、文楽を楽しみ、奈良・薬師寺まで出かけるのも楽しみの一つ。　　大学ノートには、ぎっしりと日々の出来事を書き込んでありました。　　　　　　玄関先に群生していたクリスマスローズをもらって帰りました。　　岡山出身の明治時代の彫刻家、平櫛田中（ひらくしでんちゅう）は　　１０７歳まで生きました。　　たくさんの名言を残していますが・『六十七十は鼻たれこぞう　男ざかりは百から百から　　　わしもこれからこれから』・『いまやらねばいつできる　わしがやらねばたれがやる』　　なんとも元気が出ることばです。　　叔父も岡山出身、もしかして平櫛田中さんを目指しているのかしら。　　　　　　　　　　水曜日：　　学校関係の定例会で、難波高島屋横のホテルまで出かけました。　　懐石弁当に目も口も春らんまん。美味しゅうございました。　　 桜えびごはんがとってもおいしかったので、こんど作ってみましょう　　　　　 　　金曜日：　　　　JAZZ大好き人間が集まるラウンジバー♪ニューポート♪に　　　　行ってきました。豊中駅からすぐのところです。　　　　ジャズが好きで、古谷充さんにずっと手ほどきを受けていた　　　　妙子さんと一緒です。　　　　めちゃ楽しい妙子さんと意気投合、ハイボール片手に喋る喋る。　　　　今回はちょっと私が喋りすぎたわね。　　　　オーナーのママ、小夜子さんももともとJAZZシンガーで、　　　　関西の名だたるジャズプレイヤーのたまり場でもある　　　　♪ニューポートですが、残念ながら、　　　　４月いっぱいでcloseとなります。　　　　２５年間、お疲れ様でした。　　　　小夜子さんも一緒にマイクを回して歌いましたわよ。　　　　あ～スッキリ！　　土曜日：　　　　　　　　　アマチュアオーケストラの千里バロック合奏団の　　　第７６回コンサートのアナウンスのお手伝い。　　　会場は阪急・曽根駅そばの、アクア文化ホールです。　　　すぐ隣の豊中文化芸術ホールには、大勢の人たちが　　　　吸い寄せられるようにホールへと入っていくので、　　　一体何なんの催し？と近づいてみたら、　　　市川海老蔵さんの舞台のようでしたわ。　　　　　　どうりで和服姿もちらほら。　　　ホールまわりはオーラに包まれていました。　　　　　　　　　　　　　　千里バロック合奏団は、１９７５年に設立。　　当時、文化不毛の地、といわれていた千里ニュータウンで　　弦楽器愛好家が集まって合奏団が結成されました。　　　１８世紀イタリアのバロック音楽の大家、　　アントニオ・ヴィヴァルディと、ウィーンの古典派の　　　ハイドンの連続演奏を主な目的に作られたもので、　　今年で４２年目を迎えます。　　アマチュア合奏団としては特筆すべきことでしょう。　　これまで、辻久子さん、古澤巌さん、イ・ムジチの　　フェデリ・アゴスチーニ、小林道夫さん、福田進一さんなど　　プロの演奏家も、意気に感じて、ゲストに来てくださいました。　　今回のプログラムのテーマは「原点」「挑戦」。　　ヴィヴァルディの代表作「四季」全曲への挑戦と　　新しく取り上げる作曲家シューベルトへの挑戦です。　　団長の尾上静雄さんからバトンタッチした若き指揮者の　　宮川勝明さんのおはなしでは　　シューベルトは、ウイーン古典派のハイドン、モーツアルト、ベートーベンの　　流れをくんだロマン派のさきがけ。合奏団として今一度原点を確認し　　これから新たな歴史を刻んでいく、出発の思いを込めて　　生涯現役、生涯青春の心意気で演奏していきたい、とのメッセージでした。　　ここにも、明治時代が生んだ彫刻家、平櫛田中の心意気に通じる　　若き音楽家がいる、と胸が熱くなりながら、　　舞台袖でアナウンスしました。　　会場のアクア文化ホールでは、今年の７月９日に　　所属する『YWCA千里女声合唱団』の３５周年コンサートを　　行うことになっています。　　　

  2017.04.10

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